大スクープ! コレが「最高裁の裏金」捻出のカラクリだ!(承前) |
#毎日が11月1日の朝刊最終版(14版)で書いておった「山田洋行、久間に『車代』」は、こんな「車代」なんて、要は「掴み金」のことだからな。だって、見ず知らずの人間に対して、いきなり何百万ものキャッシュを渡されたら、受け取る方だってビックリするわい。オンナだって、口説くのに最初はメシを食わせて、プレゼントもやって、股を開かせるのは、それからぢゃないか。コクタイも同じや。日頃、料亭で与野党一緒に酒盛りして(ちゃんと、そういうときは、「カモメ芸者」っていう、ヤル専門のオンナを用意しとるからな。宴会をする奥にそういう寝床の部屋も用意してある)、接待マージャンでわざと負けてやって、で、夏休みの海外視察では、現地の日本大使館に手配して、これまた夜は与野党のコクタイ同士が一緒に酒飲んで、ほいで、コールガールもあてがってやってだな、そういう「日頃の付き合い」があって初めて、「政局緊迫」の際に、「重要法案を買い取る」ため、勝負の掴み金をガーンとブチ込むわけやからな。そんなもん、朝日の星浩クラスの記者なら、みんな知っとる話や。逆に、もし、政治部に何十年もおって、そんなことも知らんのであれば、官邸と平河を寝ながら回っておったということだ。そんなもん、「権力機構」自体が、スキャンダルの恒常的な「発生装置」なんだから、そういうネタをサクッと掴んでくるギインも、もう、おらんなったよなあ。あのリクルートからの賄賂申し込みを隠し撮りして、日テレにリークした楢崎弥之助が、そうした「ブンヤ的国怪ギイン」の最後だったかなあ。あと、ネタに関して、異様な嗅覚が働くのは、野中広務、それと、飯島勲か。コイツらは自分で個人的な人脈を持っておって、そこからちゃんとネタを仕入れておったからな。日頃から汗をかいて、目を血眼にして、機微に触れる情報をかき集めておるのと、平日のまっ昼間から京都あたりにフリン旅行しとるのとでは、最初から「戦争」にすら、ならんわなあ。
#今朝(11月2日)の産経が、小沢一郎と自民、新生、新進、自由、民主と行動を一緒にしとった元参院ギイン・田村秀昭と山田洋行の元専務とのズブズブを書いておるが、こんなもん、久間のおやぢなんかと同様、永田町ではみんな知っとる話なんだろうなあ。この元専務ってのは(もっとも山田洋行に限った話ではないけどな)、ジカンの守屋はもとより、こうした防衛族のギイン連中には無茶苦茶、食い込みまくっとったってことやな。ま、それだけ、商売人として優秀だったってことやわなあ。ふーむ、だから、この福田との党首怪談を機に、小沢は「与野党で恒久法協議も」の話に、乗ろうとしとるのか(笑)。チョーわかりやすいぢゃないか! ただまあ、この田村が、「商品受注」に際して、強い影響力を行使できる「政権与党」におったのは、もう、10数年も前だろ。産経のネタも出し忘れておった「古証文」そのものやな。どうせ、「公訴の時効」にかかりまくっておるから、最新の超ホットなネタがアリマクリンスキー状態の守屋や久間なんかと違って、100%立件はできん。ま、こんな賞味期限の切れたネタでも、小沢を脅し上げる、格好の材料にはなるだろうがな(笑)
#11月2日の「大連立騒動」、いろんな情報が出てきておるが、整理すると、福田に焚き付けたのは、言いだしっぺのナベツネ、中曽根に加え、そこから、サメも「そりゃ、いいじゃないか」って乗っかっていったって感じだな。サメも基本的には「コクタイ」やから、小泉みたいに「ひとり」でキンキンやるよりは、与野党一緒に料亭で酒盛りして、ドンチャン騒ぎをするのが大好きだからな(笑)。で、町村も同じ清和会で、割合、サメの言うことはおとなしく聞く方だし、ふだん、福田とは、一緒に官邸におるから、「いやー、福田さん、それもアリじゃないですかー」みたいな感じで、水を向けていって、福田も本気になったんだろうかなあ。もちろん、国民世論的には「唐突」であることは言うまでもないが、本来、このテのセーキョク論調では、とかくヨミと足並みを揃えたがる、日経、そして、産経が冷淡なんだよな。ヨミは例によって、主筆サマが「言い出しっぺ」だから、11月3日付けの社説なんかは、「大連立しか、この日本を救う道はなーい」みたいなカンジで、もの凄いが(笑)、産経が思っている以上にクールで、「大連立の前に、セーサク協議が先だろ」と、極めて「手続き論」としては、まっとうなんだな。朝日は腹の底では「ナベツネの野郎、いい気になって福田を焚き付けやがって」だから、見ての通り、大連立には「大反対」なんやな(笑)。だから、今朝(11月4日)の朝刊を見ても、ヨミだけが「大連立の仕掛けは、小沢からあった」っていう話を1面トップで大々的に書き飛ばしておるが、見る人間が見れば、「ナベツネ、何、焦って、コーフンしとるんだ」と、シラーッてカンジだな。ナベツネも年取って、耄碌してきたのか、そんなに「大連立」をやりたいんだったら、もっと、政治面に「観測気球」の記事をだな、政治部の連中にイッパイ書かせておいて、そういうほろ甘いムードに持っていってから、福田を抱き込むんなら話はわかるが、いきなり、ズボン脱いで飛びかかっておるんだからな(笑)。ナベツネも、全然、オンナの口説き方がわかっておらんな。
#ほいで、今度の「大連立騒動」の分析やが(ワシは「パクリはアカン」とか、そんなセコイことは一切、言わんから、朝日の星浩あたりが、コレを丸写ししたところで、ワシは、何も文句言わんから、心配せんでもええで)、やっぱり、そもそもの発端は、「世界」12月号の「小沢ロンブン」だろうなあ。あのロンブンが、このタイミングでなぜ、掲載されたのか、いずれ、編集長の岡本厚のオッサンに聞いてみないとだが、これまで参院選では、「ケンポー論議」みたいな「神学論争」をとりあえず封印し、「生活者重視」「格差是正」「年金モンダイの追及」という、身の周りの、日常の個別具体的なところからの、「国民生活の向上」をアピールしていたからこそ、有権者は「ぢゃあ、民主に少し期待してもいいんかな」と思っていて、それに、アベ(その前段となる小泉路線)にも飽きがきはじめていたところだったからな。それを敢えて、小沢が「蒸し返して、食いついた」というのが、イマイチ、よくわからない。アフガン情勢なんてひどいし、隣のパキスタンぢゃあ、あのムシャラフのアホが、いいタイミングで海自の給油終了と合わせて、戒厳令(非常事態宣言)を出してくれたことだしな(笑)。どうせ、アフガンの「復興支援」なんだから、情勢が落ち着いてからでも、十分なんだな。ところが、政府与党とアメリカ様に「対案はないのか!」とけしかけられると、すぐ、足元が浮ついてしまうんだな。まあ、それも腹が括れていない一つの要素かもしれんがな。
しかし、小沢が「人間を出す」ということに、異常にこだわるのは、その政治的ポリシー云々もさることながら、自民党幹事長時代、湾岸戦争で90億ドルも出したのに、アメリカ様に感謝されるどころか、逆に「オマエんとこは、人も出せんのか」と言われたことが、相当、腸が煮えくり返っておったというか、大トラウマになっておるんだろうな。あの90億ドル出すってのも、国怪でも揉めに揉めた末のことだったからな。89年の参院選自民惨敗を受け、自民は当時、参院で「過半数割れ」しとったんで、コクタイにおいて、当時の民社、さらにはイケダモン大先生率いる信濃町丸ハムファイターズも味方につけることで、やっとこさで実現したもんだったからな。そういう苦労も知らずに、アメリカは日本なんて、自分とこの植民地としか思っておらんから、「金出せ、人出せ」でタカってきやがるからな。ついでに言えば、あのとき、クウェートに派遣した多国籍軍は「国連決議のお墨付き」があったからな。自民党の連中、特にサメや中曽根あたりは、そういう小沢の「機微」が、十分、わかっておるからな。で、福田の方は現在、そのアメリカ絡みのコクタイで苦労しとる。小沢もかつて、政権与党の中枢におって、そういう福田の苦労が、一人の人間としては、よくわかったんだろうなあ。ま、かの後藤田正晴センセイも、「情と理」のバランスの重要性はちゃんと言っておるしの。その意味では、小沢は今回、相当、「情」に流されておったな。
で、その小沢ロンブンとも繋がってくる「恒久法制定」となると、特に民主党内には、労組や市民運動上がり、さらには、沖縄の野党共闘で当選してきた「左」もイッパイおるから、民主内を分断し、切り崩すのに、コレは格好の材料だったわけや。そんなもん、ワシでもそこから釣り針を引っかけて、ガリガリと穴をこじ開けていくからな。で、ヨミの今朝(11月4日)の解説記事だと、書き方としては、かなり官邸サイドにバイアスがかかっているが(毎日も同じ話が出てたな。「連立は福田の方から待ちかけたことにしてほしい」)、ただ、いずれにしても、小沢の心が相当、動いたのは間違いなと思う。これは、結果論だが、小沢が11月2日の2回目の福田との怪談後、「大連立構想」に対して即答せず、党に持ち帰って、そこで役員会を開き、「大連立は論外。政策協議にも応じない」と、党としての方針を正式決定して、福田に伝えたことで、逆にスッキリしたんではないかと思う。鳩山の昨日(11月3日)の京都での講演会の発言なんかを見てても、小沢がいったん、党に持ち帰ったことで、本来(=これまで)なら、「福田・小沢怪談」の蜜室のやりとりなんか、「2人が話し合った中身はウヤムヤーー」と立ち消えとなるところが、こんな早く、その内容がオモテに出てきておるわけだからな。その怪談当日の夜だったかな、鳩山が言ってた「大連立は大政翼賛会」発言は、ある種、今の有権者の率直な気持ちだろうなあ。何よりも「政権交代」がスジだし、仮に「大連立」に向けて動くにしても、「いきなり」ではなく、その前段階として「セーサク協議」、「パーシャル連合」と、「手順」を踏むのがスジだろう。こんなもん、いきなり、オンナに抱きついて、ズボン脱いで、パンツも脱がし、突然、イチモツを突っこもうとするんだから、話がまとまるわけがない(笑)。これで、怪期延長を見据え、俄然、セーキョクにキナ臭さが出てきたな。
#おっ、今朝(11月4日)の毎日が、「薬害肝炎訴訟・大阪高裁『国に責任』/7日に和解勧告へ」で前打ちしとるな。マスゾエも最初は、全然、やる気がなかったが、ようやく、最後の方は原告にアタマを下げるという方向になってきたからな。仮に、これから11月末から12月に向け、政局が「大激変」したところで、民主の姿勢はよりラディカルだから、この流れが引っくり返るということはないな。ホンマ、連中はスキャンダルで脅し上げんことには、全然、動かんからな。しかし、あのデブ専・メタボリックの江利川だけは、きちんと見張っておらんと、どこでどうまた手抜きや骨抜きをやらかしかねんか、わかったもんぢゃないからな。その見事な「ヒマン太っ腹」を形成するために、内閣カンボーの首席参事官時代、合計何回、料亭に入り浸っておったんや! で、その「カネ」は、いったい、どこから出ておったか、吐かんかい! これぢゃあ、守屋でのうて、こっちの江利川の身柄をギョーヨコで取らんとだな。
#おっ、ネット上の速報だと、今しがた(11月4日午後4時過ぎ)から、小沢が突然、党本部で会見を開いて、「代表辞任」の表明か。うーむ、これは風雲急を告げてきとるな(笑)。しかし、今度の件で、小沢は辞めるほどのもんかいな。とりあえず、鳩菅で思いとどまるよう、説得してみたらどうや。代表を辞めるには、何らかの手続きがいるんやろ。今回の「大連立騒動」で、小沢の党内求心力は、そんなに、下がってしもうておるんかいな? 最近、直に永田町に足を踏み入れておらんから、ワシは「場の空気」がイマイチ、ようわからんでの。しかし、クリステル、やったな! 今晩のプレミア、「ライブ」やから、コイツはおクリんとこの独壇場やないか! 他にニュース番組はないから、「数字」が取れるぢゃないか! このネタのない連休の日曜日に、いろいろと騒がせてくれるで(笑)
#今朝(11月5日)のヨミが「書き得」とばかりに、「大連立時」の閣僚配分ポストまで書いておるな(笑)。「自民10、民主6、公明1」で、小沢は「副総理での入閣」か。このタイミングで、与党筋のリークだから、「眉唾」で見る必要があるが、まあ、かなり突っ込んだ話はしとるな。ただ、もし、本気でやるのであるとすれば、「大連立選択」の条件は、鳩山の言っておったように「総理・小沢」しかなかっただろうが、それを福田は蹴ったわけだろ。そこに今回の福田・小沢間の「大連立キョーギ」のポイントというか、限界があったよな。あの「自・社・さ」のとき(94年6月)は、「官邸」を社会党に譲り渡してでも、自民は「政権与党」の座にしがみつこうとしたが、今回はそれがない。小沢も足元を軽く見られたもんだ。まあ、小沢説得のポイントは、「大連立を前提とした政策協議入り」だろうが、「センキョによる政権交代」を掲げておるのに、そんなもんは飲めんわなあ。しかし、今回、小沢がなんでこんなに「独走」してしまったのか、わからんなあ。それと、もう一つ、辞意表明のタイミングも、通常なら、役員怪が11月2日の夜だったら、「3日」だよなあ。1日置いて、「4日」ってのも、わかりにくい。
この10年で、有権者の意識も相当、変わってきとるのは、間違いない。小沢が経世怪でコクタイとやっていた頃と今とでは、もろもろの環境も違うし、このテの話がすぐにオモテに出てしまうということ自体が、あの当時ではありえなかったな。「手法が古い」といってしまえば、それまでだが、この夏の参院選の民主圧勝を受け、野党共闘の方向性を打ち出し、国民新党との統一怪派結成までこぎつけていたのに、有権者はともかく、他の野党に対して、これぢゃあ、「スジ」が通らないわなあ。ま、多少のゴタゴタはしょうがない。どこもそうだが、小沢が、アベ並みの「ワガママ坊や」をやり続けるんであれば、もう、「じゃあ、後は、お好きにどうぞ」だろうなあ。
何よりもまず、トップが自らの口で「辞める」といった責任は大きいし、さらに、そのトップが会見で「次の総選挙でわが党が勝てるどうかわからないから、連立に入る」ってのも、無茶苦茶というか、「一軍の将」たる、トップの言うコトバではない。若手・中堅を含めて、不満ガスが充満しとるようだから、一度、ナントカギイン総会みたいな場で、ガス抜きをやって、そうした中から一つの方向性を打ち出していくしか、ないんじゃないかなあ。今度のセーキョクの仕掛けも「方向性」が違うというか、本来であれば、自民の一部を切り崩して、民主の側に寝返らせるのが、セオリーなのに、それがいきなり「大連立」ぢゃあ、本当に唐突すぎるんだよな。まあ、民主の党則知らんから、「代表選考」の手続きがどうなっておるのか、わからんが、今は、怪期延長を巡って、こういう事情だから、当面、代表は「空席」にして、国怪が閉ぢた後に「リセット」というのが、得策だろうなあ。とりあえず、「鳩菅」の2枚看板はおるし、副代表で岡田、前原も入っておるんだろうから、仮にこのタイミングで、福田が「解散・総選挙」を仕掛けてきたとしても、それは「受けて立つ」以外にないだろう。まあ、福田との党首討論も、菅でも鳩山でも、「今、ウチの家は、こういう事情ですから」ってことで、代打で出ればいんだからな(笑)
#ふむ、民主は、両院議員ソー怪でも、代表をサクッと選出できるのか。まあ、自民もアベの敵前逃亡劇で、国怪開会中に、さんざん無駄な時間とカネを費やして、福田を選んだんだが、それに合わせることもないなあ。ワシの意見では、とりあえず、今国怪が閉ぢるまでは、「代表空席」でいいと思うが、ただ、今後の「怪期延長」で、「政局流動化」、すなわち、「解散・総選挙」となった場合、やはり、「シャッポ」は必要だろうしなあ。自民の出方を見て、そのへんは最終判断だろうかなあ。ワシ、その民主の代表選規定とかわからんので、通常であれば、「代表」が欠けた場合は、「代表代行」がそれに代わるという感じはないんかなあ。それと、党内の情勢というか、「場の空気」だろうなあ。「どうしても、代表選をやろう」というのであれば、やればいいし、とにかく、「今の国怪が閉じるまでは、代表抜きで行く」というんであれば、それでいいし、とにかく、腹を括って決めたら、そっちにすることだな。こういうのは、「中途半端」がいちばん、アカンからな。
#とりあえず、11月5日の午後1時過ぎから開いた民主の臨時役員怪では、「小沢慰留」でまとまったのか。一挙に「代表選突入」へとなだれ込むのかと思ったが、コレはしばらく、膠着する可能性もあるな。永田町に直接、足を踏み入れておらんので、「場の空気」がイマイチ、掴めんのだがな。まあ、「大連立」は論外だから、その「セーサク協議」なるものの取り扱いということになるんかいな。ただ、しかし、この「セーサク協議」なる言葉も独り歩きしておって、素人有権者には、じつに「わかりにくい」。
では、朝日の星浩に代わって、ワシが少し解説するが、「連立」と一口に言っても、「閣内」と「閣外」がある。「閣内」とは、文字通り、「閣僚」を差し出して、その政権を内側から支えるということだが、「閣外」とは、要するに「閣外協力」のことで、「閣僚」は出さないものの、「与党」として政権を支えるということだ。コレは「自・社・さ」で見るとわかりやすく、村山を首班に担いだ自社さの成立は94年6月だが、この自社さは96年10月の総選挙を挟み、前半は社さも閣僚を出す「閣内協力」、後半は社さは閣僚を出さない「閣外協力」だった。ただ、「首班指名」では、「自社さ」の枠組みで、それぞれ村山、橋龍をソーリに選出しとるんだな。で、「セーサク協議」だが、本来であれば、与党は法案を国怪に提出し、通常であれば、衆参両院で過半数を占めておるわけだから、それがすんなり可決、成立されるのだが、この夏の「参院逆転状況」を受け、そういう状況ではなくなったわけだ。
で、もともと、この「セーサク協議」とは、与党が法案、とりわけ、与野党で揉めそうな「重要法案」なんかは、国怪に提出する前に、連立与党間ですり合わせをするというわけだが、おそらく、今度の「セーサク協議」云々についても、「国怪に法案を提出する前に、今後、我々、与党としても、民主党サマに『セーサク協議』の場に入ってもらいます。それで、民主党サマのご意見も最大限に取り入れます」ってことなんだろうなあ。まあ、法案を国怪に提出し、「国怪シンギ」という名のコクタイで苦労するよりは、最初に「セーサク協議」という名の「与野党談合」の場に民主を引っ張り込んで、「与党&民主」で仲良く法案提出しましょう、ってことなんだな。ただ、コレは野中広務的な物言いをすると、「毒まんじゅう」もいいところで、「与党&民主」で共同提出した法案ですから、「当然、民主サンも賛成してもらいますからね。そっちの方が、我々としても、コクタイが楽ですから」ってことなんだわな。
で、コレはワシの勘だが、福田が狙ってるのは、たぶん、その「給油新法」のセーサク協議で、場合によっては、その給油新法を取り下げ、民主サマもその「セーサク協議」とやらに入ってもらってだな、「与党&民主」の「大政翼賛怪」で、「給油新新法」(or自衛隊派兵恒久法)をやりましょう、というハラなんだと思う。本来なら、「年金」とか、「税制改悪」(=消費税率アップ)といった、国民生活に蜜着した案件で、その「セーサク協議」を民主に持ちかけるのなら、まだ、話はわかるが、「神学論争」そのものの「アンポ・ボーエイ」だろ(笑)。その意味では、11月2日夜の役員怪で、 「セーサク協議に入るのにも、反対」で、小沢の持ってきた「大連立案」を蹴ったのは正解だったと思う。だって、今、イラクにしろ、アフガンにしろ、「自衛隊」であれ、「民間人」であれ、「人を差し出す状況」かって感じがする。韓国人のNGOがタリバンに人質に取られていたことからもわかるように、「人サマを差し出す」には、もう少し、現地の状況が落ち着いてからでも、全然、遅くはない。それを、「テロ対策の国際コーケンに、日本は何もできんのか!」と、ナベツネみたいなデカイ声でまくし立てらると、ビビリが多いから、「ぢゃあ、何かせんとアカンのやろうか」とソワソワしてくるんだな。要は「自分」がないんだ。だったら、まだ、給油新法の方がマシだと思う。で、小沢が、この「セーサク協議」も含め、「ワシの言うことを役員怪が全部、飲まんことには、辞表を撤回しない」というんであれば、「じゃあ、あとは、お好きにどうぞ」だろうな。そんな中途半端なセーサク協議なら、まだ、大連立の方がマシやな。ま、福田もこれでしばらく、一息ついて、のんびりと休めるな(笑)。しかし、福田が「民主党の丸呑み」まで踏み出すとは、意外だったな。ま、相当、追い込まれておったのは、間違いない。
#で、今回の「大連立騒動」を見てると、ちょうど、98年秋の臨時国怪(=金融国怪)を経て、99年初頭に、「自・公」へ向けた足慣らしとして、「小沢自由党」をクッションとして引っ張り込んだ、「自・自連立」を思い出す。あのときは、カンボー長官でありながら、コクタイを仕切っておった野中広務が、「これまでさんざん、悪魔呼ばわりしてきた、小沢大センセイに、ひれ伏してでも」と、土下座までして、小沢を「閣内」に引っ張り込んだんだよな。どうも、ヘラヘラと下手に出てくる相手には、グワッと飛びつく習性があるな。そういう機微というか、小沢の足元も見据えておったんだろうなあ。まあ、「小沢副総理」で満足して、ホイホイと党に持ち帰るところで、「終わってる」(例のヨミの記事が、「事実」であるという前提で)。ぬあんで、「官邸」(=ソーリ&カンボー長官)を押さえようとしなかったのか。このド阿呆が! ま、いずれにしても、早くケリをつけた方がいい。こういうのは、いつまでも、グジュグジュしてると、「危機管理能力ゼロ」と、有権者に足元を見透かされる。まだ、アベに全部、責任をなすりつけて、福田選出のソーサイ選をやった自民の方が、マシに見えてくるからな(笑)
#ん、11月5日16時29分upの共同電が、「5日夜にも、鳩菅が小沢と会って、代表慰留の要請」の速報か。ま、ここで鳩菅はハッキリと、11月2日夜に役員怪で決めた「大連立は参加せず、セーサク協議もする必要ナシ。法案シンギは、オモテの委員会と裏のコクタイでやればいいでしょう。それでOKあれば、代表を続けて下さい。でなければ、辞表は受理します」で、いいわなあ。で、党内の情勢はどうなってんだ? 「ここは気分一新、代表選をサクッとやりましょう」なら、それでもいいし、「国怪閉ぢるまでは、しょうがないですけど、代表不在でイキましょう」のどっちか、その見極めだな。どっちも一長一短あるんで、ワシにはわからんの。岡田が結構、ヤル気満々みたいなんだな。しかし、アベの敵前逃亡のときの自民もそうだったが、今度の民主も、若手・中堅連中が、執行部を突き上げようとせんな。むしろ、そっちの方がワシは気になる。まさか、あの細野みたいに、平日のまっ昼間から、永田町を抜け出して、今、京都あたりでこっそりとフリン旅行をしとるってことはないよな(笑)
#おっ、11月5日20時30分UPの産経ネット速報が「鳩山ら小沢を慰留するも、小沢は回答を留保」か。いよいよ、コレは狸と狐の化かし合いになってきたのか(笑)。やっぱり、msnの画面は見やすいな。毎日はmsnとの提携を打ち切られて、ネット速報の「外注先」を変えたんか?新しくなってから、全然、見づらい。で、共同のup時刻が「19時47分」だから、共同が「先」か。んー、共同の政治部の野党担当で、鳩山に相当、食い込んどるのがおるんかなあ。とりあえず、ネット上では、共同は、ブッチギリの強さだな。あと、今回の「大連立騒動」を見とると、ヨミの政治部でたぶん、官邸筋に食い込んでおるのがいるな。たぶん、ネタ元は町村あたりだと思うが、ま、相当、中身を膨らませている部分もあるとは思うが、あの「閣僚配分数、小沢副総理」のネタはよく取ったな。まさか、町村の「ガセ」ってことはないだろうな(笑)。ただ、共同、時事は「紙」を持っておらんから、とにかく、細切れでもいいから、「第一報」は、即、ネットで流せってことなんだろうな。ま、政治部の連中は、特に今は、金魚のフンみたいに、鳩菅にずっとくっついておるしな。