三井環(元大阪高検公安部長)氏の「口封じ逮捕事件」に対する上告棄却決定を弾劾する(承前) |
#で、今日(10・7)発売の『創』に、三井環のオッサンが、今度のセーケン交代を受けて、「赤レンガ解体構想」をブチ上げておるやないか(笑)。チョー活(=調査活動費)の全廃に、公安チョーさ庁の廃止かあ。全くその通りだが、「字」にもしとるように、その「顔出し内部告発」の際、コンタクトを取って、国怪でこのチョー活追及することを確約しとった菅直人が、副ソーリ兼国家センリャク担当ダイジンで入閣しておるんで、「仮釈放」に期待を繋いでおるんだろうなあ。あのハナシも、撚糸工連ジケンでヤラれた「小田清孝」を通じて、菅直人んところに持ち込んでおるんで、菅も断り切れんかったんだよなあ。しかし、今、思い出すと、「02・4・22」に、原田明夫の差し金で、三井環のオッサンが「口封じタイホ」されておらんかったら、あの日に、鳥越俊太郎のオッサンんところのザ・スクープの録画取りもOKだったから、鳥越のオッサンも「アレが撮れておったら、その週末に、即、OAしておった」って言っておったから、それに続いて、落合博実キシャが「字」にしておった「独占手記」も、築地シンブンを1麺アタマで飾って、それをもとに、菅直人が、衆の法務イイン怪で追及する手筈になっておったから、赤レンガは大炎上、崩壊しておったんだよなあ。
だから、まさに、あのタイミングで、原田明夫が、「口封じタイホ」を指示したのは、絶妙としか言いようがなかったっていうか、「敵ながら、アッパレ」だったよなあ。「自分のクビもフッ飛ぶ」ってのを察知しておったんで、三井環のオッサンを「塀の中」に葬り去ったんだよなあ。その原田以下、オッサンの「口封じ」に連座した連中は、皆、退職金も満額、ちゃんと貰うて、のうのうとした老後暮らしを送ってんだからなあ。ところが、もう一方の当事者は、まだ、「塀の中」におって、麦メシを食わされておるんだからな。原田明夫に、松尾邦弘、さらには、但木敬一の歴代3バカ総チョーをはじめとして、あの加納駿亮も、大阪でいいコモン料を貰うて、のうのうとしてやがるからな。菅、コイツら全員、国怪に引っ張り出してだな、「見せしめ、引き回しの刑」にしろってんだ。「口封じタイホ」という、「コーソ権の乱用」という、恥ずべき「権力ハンザイ」を大追及してこそ、「セー権交代」だろうが、このアホンダラが! 足利ジケンでは、冤罪のレッテルを貼り付けた元被告人に、宇都宮の検事正がアタマを下げたんだったら、千葉景子は、三井環のオッサンの前で、樋渡と一緒に土下座しろってんだ! 予算の執行停止をする前に、「刑の執行停止」をしろってんだ!
#で、寺澤有んところが出す、光市母子殺害ジケンの加害者の元少年のことを、「顔出し」でルポした『福田君を殺して何になる』は、既に、今日(10・7)の時点で、一部が、本屋に搬入されて、市中に出回ってしもうたのかあ。ぢゃあ、そうやって、「既成事実」が出来上がってしもうたんだったら、今更、サイバン所も出版禁止の仮処分を認めても、しゃあねえよなあ。このモンダイは、喋り出したらキリがないっていうか、ハナシがとめどなく広がっていくんだが、もちろん、少年法第61条とのカラミもあるんだが、最終的には、その元少年の福田クンと、著者である増田美智子かあ、このふたりの間の「信頼関係」に尽きると思う。福田クン本人が「顔出しで、書いてもいいよ」という了解を与えておったんであれば、その少年法第61条の「報道、出版規制」のところは、クリアできてると思う。ただ、弁護団の方が、後になって、「それは違うと、福田クンが言ってる。信頼関係が壊れた」というようなことを言ってるようなんで、そのへんが、どうなんだろうなあ。そのへんのところは、ワシみたいな部外者は、まったく、「機微」が分からんから、何とも言いようがねえんだよなあ。
#その寺澤有んところのインシデンツが刊行した『福田君を殺して何になる』だが、本の中で、福田クンのガンクビまで掲載しとるのかよ(笑)。コイツは文字通り、「顔出し」だよなあ。確か、神戸の酒鬼薔薇んときは、フォーカスだったよなあ、その少年Aのガンクビを掲載して、大センセーショナルを巻き起こしたが、で、今回、福田クンはだな、ガンクビの掲載までOKしておったんかいなあ。「顔」ってのは、確かに、プライバシーの最たるものだが、物凄い「情報量」を含んでおるからなあ。ワシも、当然、「見たい」が、やっぱ、現物の本を見てみんことには、そのルポルタージュの内容も含めて、ピシッと決まるコメントは、難しいところがあるよなあ。
ただ、直感的に言えることは、今回、寺澤は、ブレーキのブッ壊れたクルマのように、ダーンって、突っ走ってしもうたよなあ。ヤツとは、同じジケンのブンヤだから、仕事ぶりはだいたい見てて分かるんだが、基本的に、寺澤は、ケーサツの不祥事が専門だったんだよな。勿論、他のネタも書いてはおったが、メインは間違いなくケーサツだったからなあ。今回の光市母子殺害ジケンってのは、確かに、「ジケン」ではあるから、ケーサツと全く無関係ではないにしても、寺澤のこれまでの「ストライクゾーン」からすると、少し、ズレてんだよな。ぬあんか、妙なところで、突っ込んでしまってるよなあ。どうしたんだろうなあ。オンナにでも振られたんかいなあ。人のことをとやかく言える義理もないんだが、タガが外れてしまってるよなあ。
それとだな、この件についても、「言論、出版、報道、表現の自由」を巡って、ビミョーなモンダイを孕んでおるわけだから、ワシなんかよりも、100萬倍、世間に名前が知られておる、キツネ目のおやぢだとか、魚住昭とかが、何らかのコメントを出してしかるべきだと思う。連中は、ちゃんと、ブログを持っておるんだから、こんなもん、即、「反射神経」で対応があってしかるべきなんだ。また、ダンマリを決め込むんかいなあ。バカもいい加減にしろってところだよなあ。
#「上」の続きだが、犯行時19歳で、都合4人も射殺した永山則夫のケースは、本来、この「少年法」の精神を尊重するんであれば、当然、「匿名」なんだが、発生時では、匿名、実名のハンダンは、各社で分かれたんだったかな。その後、すべて、「実名」になっているんで、既に、この「永山ジケン」において、少年法第61条ってのは、「空文化」してるんだよなあ。だったら、もう、今回の『福田君を殺して何になる』も、「結論」は見えたよなあ。
#で、小浜は、来月の「11・12、13」と、ニッポンに遊びに来るのか。「核ゼロ」ってことを言ってるんで、広島、長崎に足を運ぶんかいなあ。鳩と一緒に、普天間、嘉手納も見てきたらいい。あの戦闘機の騒音は、凄まじいらしいからなあ。
#ほいで、今朝(10・8)、三井環のオッサンの奥さんから、今度の『創』に出ておったのと、ほぼ同じ内容だと思うが、この「9・11」付けで書いて、奥さん宛てに送った手紙の中に書いてあった、「赤レンガ改革私案」なるものを、ワシのところにも送ってきたんで、おそらく、重複するかもしれないが、以下、その全文をここに掲載する。ワシが、静岡のムショに行って、オッサンと会うてきたのが、「9・2」だったんで、その後、書いて、オッサン自身が「この文章を、いろんなところに送って、公表を働きかけて欲しい」と言っておったとのことなので、まず、『創』の方に出し、たぶん、今度の「セイケン交代」が起こった直後だったんで、編集部も、急遽、差し替えたんだろうなあ。手紙には、「あらゆる人に送って欲しい。古川んところにも送ってほしい」とあったそうだ。ということなので、以下、本文(文意を損なわないよう、編集者が赤入れする範囲で、小さな手直しはしてある。※の部分はワシの付け足し)。
「法務省関連組織の改革案」
平成21年9月11日
三井環(元大阪高検公安部長)
民主党を中心とする連合政権は、そのスローガンの一つに、「無駄遣いをなくするため、徹底的にメスを加える」としている。その原資は、我々の血税から来ているので、至極、もっともなことであるが、法務・検察においても、多くの無駄遣いがある。だが、省益を守るため、あらゆる手段を講じて、徹底的に抗戦するであろう。これに対抗するためには、法務・検察の実態を、まず、充分に知ることが先決である。そうしないと、経験豊富な法務官僚に言い負かされ、その主張の真偽さえも定かでなく、充分議論ができないまま、現状を打破することは不可能で、敗北するであろう。
私は、29年間、検事をやり、特に高知、高松各地検の次席検事、名古屋高検総務部長、大阪高検公安部長と幹部検事を約10年間経験したため、法務・検察組織の実態を充分知り尽くしてきたのである。
検察OBは、法務・検察とのしがらみがあるが、私にはそのしがらみはなく、むしろ、検察の組織的な裏金づくりの犯罪を追及してきたのである。
連合政権にも弁護士はいるものの、法務・検察を外から見ただけでは、その実態を把握することは不可能である。その実態を把握しないことには、何を改革すべきか、何が無駄遣いなのか、指摘することもできない。
国民は、連合政権が果たして、法務・検察の無駄遣いを一掃することができるのか、疑問視しているであろう。
なぜなら、それは、法務・検察との戦いだからである。従前から、検察を恐れる国会議員が多い中、検察の裏金づくりの追及も、なおざりになったという経緯があるからだ。従前とは違うのだ、という姿勢を、行動を示してもらいたい。
私は、連合政権を切に願望していた一人である。それは、法務・検察の無駄遣いをなくし、改革を成し遂げてくれるであろうという期待感である。公約を守って実現するならば、国民は拍手喝采をするであろう。そして、莫大な財源が捻出されるのである。
次に、法務・検察の無駄遣いと、その改革の骨子を記述したい。
記
1 公安調査庁の廃止と調査活動費予算の全廃
①同庁は、昭和27年、破防法の施行に伴い、法務省の外局として新設され、日本共産党、過激派団体、朝鮮総連などの暴力主義的破壊活動を行う団体を調査し、場合によっては、団体規制請求をするのが、任務である。ところが、日本共産党を調査するのは論外とし、過激派団体の衰退などから、平成5年頃、廃止論が政府関係者から浮上した。これに対し、公調は、組織の生き残りを賭け、「公安動向一般」についても調査することにし、部署を再編するなどした結果、定員や予算の削減をするのを止めて、廃止されることはなかった。それは、私が、高松地検次席検事当時であった。
私は、約8年間、公安担当を経験したが、都道府県警察の警備、公安部門のみの情報で充分であって、その情報量と質は、公調と対比すると、完全に同庁は見劣りするのである。もはや、公調の存続される理由は、如何なる角度から見ても、ないのである。
②法務省に、調査活動費予算があるが、その予算は、情報提供者に対する謝礼である。検察において、年間約6億円の調査活動費が全て裏金に回って、幹部の遊興飲食費等に使われた。これは、私文書偽造、同行使、詐欺罪等の犯罪である。(※私(=三井環)を口封じのため逮捕した)当時の原田明夫検事総長は、記者会見までして、「検察の組織的な裏金づくりは、事実無根である」と国民に大嘘をついた。
だが、現在では、検察が否定するのみで、誰もが裏金(の存在)を否定するものはいない。公調には、情報提供者は存在するものの、調活費が余って、湯水のように幹部が飲食等に使っていたことは、現職当時、見聞した。公調を廃止すれば、調査活動費予算は、全く必要ないのだ(※ちなみに、調査活動費は、検察本体だけでなく、公調にもあり、それは年間約20億円と、むしろ、公調の方が、「本体」といってもよい)。
公調廃止と、調活の全廃で、どれだけの財源が捻出可能であろうか。私は、今、独房にいるので、資料の入手が困難であるので、計算はできないが。
2 地方更正保護委員会を廃止し、第三者機関の設立
同委員会は、法務省に設置されており、仮釈放等の実務を担当する。仮釈放は、①刑務所長から委員会に申請する場合、②委員会が職権でもって決定する場合、の2通りがある。
私の場合は、①で、3月中旬頃、静岡刑務所長から委員会に対して、申請がなされ、5月13日か14日に委員会の面接をして、6月上旬頃、開花寮に入寮し(※この「開花寮」とは、仮釈放が決まると、出所までの間、約2週間ほど、「開放施設」に移って、研修みたいなことを受けるのだそうで、その施設を指す)、同月中旬頃、仮釈放の予定だった。ところが、面接の5月11日、検察から横槍が入って、予定が反故にされた。なお、横槍が検察から入ったことを、私が知ったのは、8月末である。5月7日頃までは、仮釈放を前提での準備をやっていたのである。法治国家を、検察は、一体どのように考えているであろうか。「早期に仮釈放を」と考えたのは、多分、検察の組織的な裏金づくりの犯罪を、私が公表しようとしなかったならば、かような事案での逮捕自体があり得ないことを、刑務所及び委員会の幹部であればわかるので、法律の許す範囲で、早急に(仮釈放を)実現してやろうという考えであったと思われる。これに反して、私は、保釈後も、(検察の)裏金づくりの講演、執筆等を活発に繰り広げ、検察の信用を失墜させた、その報復であろうと思われる。私は、「捨石」になる覚悟である。
また、②の職権発動による仮釈放については、現職当時、「天の声」、あるいは、「本省事案」と呼ばれ、委員会と検察OB、あるいは、政府関係者との癒着なのである。検察OBらが暗躍し、多額の報酬を得るために、早期の仮釈放を実施するのだ。その「天の声」が、受刑中、2件も目の前で発生し、ただ、唖然とするのみである。
これらの弊害をなくするために、法務省に、検察と委員会が設置されているから、かような事態が発生するのであるから、法務・検察の影響力の及ばない「第三者機関」の設置を立法的に図るべきである。
3 取調べ可視化法案の成立
同法案の成立だけでは充分ではない。検察官による、被告人が不利になる「証拠隠し」が従前から行われ、それが発見されて、死刑が無罪になった事案もある。証拠物や、検察官の手元資料である残記録は、弁護人の閲覧、謄写を認めていない。そこで、①録音テープに供述されていない供述については、証拠能力を付与しない、②押収証拠品の全面開示、③残記録の全面開示をする、法案の成立が望まれる。検察官は、「公益の代表者」である。真実の発見に務めるべきであって、反対すべき理由はない。
4 裁判員制度の改善
裁判員制度存否の議論はあるが、陪審制を導入するための第一歩であると、私は考えている。改善すべき最大の問題点は、対象事件である。「対象事件」に、国策捜査事件や、反戦ビラ事件等の政治的事件については、「対象事件」とすべきである。それは、最も民意を反映させるべき事件であるからである。裁判官は、最高裁の人事評価を気にして、体制に反対する判断をしない傾向があるからである。「裁判員法」に、「弁護人及び被告人が、裁判員による裁判を希望する場合には、対象事件とする」との条項を追加すれば、それで充分なのだ。
他にも、公判前整理手続き、守秘義務、「裁判官による、裁判員を利用した、裁判官のための裁判」になっていないかなど、多くの問題点があるが、しばらくは、その運用を見守り、改善すべきであろう。
5 刑務所改革
軍隊的思考を見直し、人間性を肯定し、人間の特性である「コミュニケーション」を重視して、刑務官との信頼関係を構築する行刑を、基本方針とすべきではないかと思われる。
行刑の目的は、更正改善させ、再犯を防止することにあるが、(出所後)1年内の再犯率が80%以上である。その原因は、刑務官と受刑者が憎しみ、蔑み合い、あちこちで怒号が鳴り響く現況下では、お互いが反発するだけであって、更正改善の意欲も湧かないであろう。また、出所後の就職先が決定されてない受刑者が多く、その点に関する行刑は、なおざりにされている感がある。監獄法が廃止され、平成18年5月24日から、「刑事収容施設及び被収容者等の処遇に関する法律」が施行されたが、それは、従前からある所内生活の心得を、ほぼ丸写しにしただけであり、受刑の実態は、何も変わっていないのが、実情である。精神的暴力である軍隊的行進が、何のためにあるのかさっぱり分からないまま、相変わらず続いているのだ。
6 矯正協会の廃止
法務・検察の天下り先であるが、独占的に日常品等の物品販売を、定価で拘置所、刑務所等の受刑者に販売している。ほとんどの物品は、同協会以外からは購入できないシステムになっている。そのため、受刑者の経済的負担が多く、また、受刑者が製作した家具、靴等を市民に販売して、多額の利益を得ている。協会の「益」のみで、受刑者は「損」のみである。
7 首相直轄の国家戦略局の担当相に、菅直人氏が就任したが、同人は、私が逮捕されていなければ、法務委員会において、検察の裏金づくりの犯罪を追及する予定であったので、大いにその手腕に期待したい。
#えっ、ノーベル平和賞に、「核ゼロ」をブチ上げた、小浜かよ? コイツも、ありえねえよなあ。勿論、言ってること自体は、極めてまっとうなんだが、そんなもん、すぐに実現できるわけねえからなあ。まあ、安易な期待は抱かん方がいいっていうのが、ワシの見解だんなあ。だって、少し、軸がズレておったら、「マケイン当選」の芽だって、全然、あったんだからなあ。