三井環(元大阪高検公安部長)氏の「口封じ逮捕事件」に対する上告棄却決定を弾劾する(承前) |
#で、西松の裏金バラ撒きジケンで、今日(3月5日)の日経夕刊に、また、チケンがオモロイ話をリークしておったな(笑)。いったん、海外に持ち出して、また、国内に戻すなどして捻出したウラガネを、盆暮れに、永田町の与野党の国怪ギイン連中に、西松側が、そのトンネルの「政治団体経由」でのうて、「直」で、「小遣い」を渡しておったということか。金額は「10萬━30萬円」ということだから、まさに、「挨拶」だなあ。このポイントは、その「政治資金規正法」では、こうしたカイシャから、「献金」を、「政治家個人」はもちろんだが、その政治家の「資金カンリ団体」、または、「政治団体」が受け取ることを、「一切、禁止」しとるからな。で、渡し方は、西松の社員が、政治家に「直」で会うて、手渡ししとったってことだから、長崎のQちゃんが、例の丸石自転車絡みで、ナントカ、ジケンにならんよう、丸石側から小遣いを貰うたときと同様に、西松の担当者も、ギイン怪館に出向いて、紙袋なんかに現ナマの束を入れて、まさに、「手土産です」ってカンジで渡しておるんだろうなあ。まあ、20萬、30萬円程度だったら、そのへんの100円ショップで売ってるような、赤地にハートのマークが入ってる、バレンタインのチョコを入れるような、小さな紙袋でも収まるからなあ。それで、「額」と、「配達先」は、その社チョーだった国沢幹雄のおやぢの「指示」だったというから、まさに、その「さじ加減」こそが、社内で出世していく「権力の源泉」だよなあ。総務ブとか、管理ホンブってのは、要は、ウラガネの「管理」が、最大の仕事だからな。国沢も、その部署が長かったんだろ。ゼネコンなんて、政治家にカネ渡して、仕事取ってくるのが、最大の「業務」だからな。他に、何をやることがあるというんだ? だから、チケンでいうと、検事正室の隣の部屋で、ちょーかつ(=調査活動費)を管理する「ジム局長」ってところかなあ。
ただ、この盆暮れの小遣いは、額が小さいとはいえ、モロ、「ウラ」だからなあ。その「政治団体」を使った「抜け道献金」なんかと、合わせ1本なんだろうなあ。ゼネコンだって、「商売」で、カネを政治家に渡しておるんだから、工事をくれんヤツに、そんな出しても意味ないからなあ。もちろん、ワシが西松の社チョーだったとしても、「貢献度」のランク表を、総務ブの連中に作らせてだな、ちゃんと、シビアに査定をするがな(笑)。で、オモテに出てくる、その西松系の「政治団体経由」の献金でも、小沢はともかくして、あと、自民でいうと、サメとか、尾身とかが比較的、多いんだよなあ。加賀百萬石藩なんて、まさに、サメの「天領」だから、諸々、公共工事を貰うためには、サメんところに挨拶に行かんとだろうなあ。西松は、石川ケンで、何か、大型の公共工事を受注しておらんのか? おそらく、「成功報酬」ってことで、ちゃんと、工事が取れた暁には、「3%」の残りの分を、たぶん、「ウラ」で渡しておると思うなあ。
#ほいで、ある意味、今度の総センキョの「前哨戦」ともいえる、千葉ケン知事のセンキョ、この3月12日告示で、投票が3月29日か。で、今日(3月5日)、小沢の第1公設ヒショの「10日間」の勾留が認められたというわけだから、「20日満期」は、「3月24日」だな。ってことは、モロ、センキョ戦の最中ぢゃないか! で、衆院の任期満了ってのは、この前のコイズミの郵政発狂カイサンの投票日が、4年前の「9・11」だったから、任期のあと半年を残して、今の時点ってのは、モロ、事実上の「任期満了状態」なんだよなあ。だから、いくら、腐れケンサツが「コレは、国策ソーサではない」と強弁したところで、「センキョ日程」上は、「国策ソーサ」以外の何物でもないんだよな。だから、赤レンガの連中は、バカなんだ。だって、千葉ケン知事センキョの日程なんて、前から分かってることだからな。コレで、小沢の、センキョ終盤戦の「テコ入れ演説」がパーになったわけだから、「着手」するんでも、このタイミングを外して、「2月中着手」もできたわけだからな。通常であれば、それくらいの「配慮」はする。だから、今回のタイホが「タイムスケジュール的」に、「民主党潰し」だと批判されても、赤レンガの連中は、弁明できんよなあ。
#で、その西松のトンネル政治団体から、小遣いを貰うたり、パー券を買うて貰うておった二階が、「カネを返す」かあ(笑)。和歌山も、公共工事のズブズブが、関西の中ぢゃあ、超スゴイからなあ。別に「疚しいところ」がないんであれば、堂々と、「ごっつあんです」って貰うておけばいいのになあ。和歌山も、確か、「二階道路」とかいって、いろいろと出ておったよなあ。まさか、西松は絡んでねえよなあ。えっ、サメも返すのか? サメなんかは、「天の声」を出してそうなんだけどなあ。だって、石川のケン知事なんかより、サメの方が、地元ぢゃあ、「格上」ぢゃないのか? ちなみに、ワシ、旧ニイガタ3区の出身だから、よくわかるが、当時、塚田十一郎とか、君健男ってのが、実力派の知事でおったけど、角栄の前ぢゃあ、「赤子」同然だったからなあ。ワシ子供ながらに、何となく感じておったけど、事実上の「新潟ケン知事」なんて、「田中角栄」だったからなあ。角栄がクビを縦に振らんことには、「知事の選定」なんで、できんかったからなあ。知事なんて、角栄の「操り人形そのもの」だったからなあ。サメも、そうぢゃないのか?
#だからだな、もし、ここで、9回ウラ2アウト、ゲームセット寸前で、民主の4番・小沢イチローが、「起死回生のサヨナラ逆転打」を放つとすれば、ズバリ、「三井環のオッサンの国怪参考人招致」しかないだろうなあ。衆はアカンが、「参」はねじれで、野党が多数だから、法務イイン怪で、オッサンに「顔出し」で、喋って貰えば、イッパツだ(笑)。三井環のオッサンは、「いつでも、国怪に出て、喋る。しかし、そんなことを要請してくる、度胸のあるヤツは、おらん」って言っておるからな。しかし、小沢が、政治的に助かる道は、コレしかないなあ。はよう、誰かを、静岡に面会に行かせんとアカンよなあ。だって、こんなもん、「刑事ジケン」でのうて、「政治ジケン」なんだから、「政治的にカイケツ」するしか、ないよなあ。
小沢も、決して、カネにキレイな政治家だとは、ワシも、口が裂けても言えんが(笑)、馬力というか、胆力は、今の現役ではある方だから、こういう形で、政治的に葬り去っていいのか、という思いはある。だから、そこは同じ「越後人」として、ワシの「田中角栄」に対する思いからなんだろうなあ。確かに、角栄が、カネにキレイな政治家だったは、決して思わない。立花隆が書いた、一連の「金脈レポート」にある通りだと思う。それに対する批判もよくわかるし、「金権腐敗」が、いかにこの国の政治を歪めてきたかも、ワシも、立花と同じ商売やってんだから、そんなもん、わかり切ってる。で、角栄自身も、懐に入れておったカネもあったと思う。
しかし、ワシのような、「ウラ日本」、つまり、「東京のショクミン地」で生まれ、育ってきた人間からすれば、有権者に職を与えて、メシを食わせて行くということの意味を、改めて考える。新潟しかり、岩手しかり、この構造不況の折、おいそれと、「産業育成」ができるかよ。今は、東京をはじめとする首都圏でも、ハケン斬りで厳しいけど、でも、「都会」に出てくりゃ、何かの職があるだろ。所詮、東京なんて、田舎でメシを食っていけないニンゲンの寄せ集めぢゃないか。「必要悪」、「無駄」という部分は、重々、承知しつつも、あんな、穴を掘って埋めるだけの公共工事でしか、メシを食って、糊口をしのぐことが出来ん人間もおるんだ、地方は。まあ、タイホの最終GOサインを出したのは、あのソー長の樋渡利秋か、どうせ、東大法を出て、ソーサのゲンバも知らずに、庶民の苦労なんて、何も知らん、ただの「ボン」だろ。そんなのが、杓子定規そのままに、法律を振り回しておるんだよな。
まあ、立花隆に言わせりゃ、角栄なんて、「論理的思考ゼロ」の、「田舎の土建屋」でしかないんだろうが、でも、あの「コンピュータ付きブルトーザー」のあだ名に象徴されるように、「ここ一番」の突破力は、凄かった。それに、「言ったこと」は、ちゃんと「実行」した。そういう部分は、有権者はちゃんと見ている。角栄は、ロッキードでタイホされ、さらに、1審で有罪実刑判決が出ても、我々、旧新潟3区の有権者は、彼を「トップ当選」で、再び、国怪に送り込んだ。当時、ワシら、旧新潟3区のニンゲンは、「非国民」、「大馬鹿者」、「無知蒙昧」などと、特に、東京の人間からは、白眼視されたもんだった。でも、ワシは一言、言いたい。「では、皆さんが、便利さを享受している、首都圏の国鉄(現・JR)の電車、その『電源』は、いったい、どこから来てるんですか? 冬は、雪深く閉ざされた、山奥に積もった雪解け水から湧き出てきた、越後の信濃川水系の水力発電からなんですよ。ぬあんか、その原資の大自然の水を勝手に、汲み取っていたっていうぢゃないですか! だから、ニイガタなんて、東京のニンゲンからしてみると、ただのショクミン地でしかないんでしょ」ってな。
んで、ハナシを戻すと、今度のジケンは、所詮、「政治資金キセイ法」イハンっていう、ただの「形式ハン」だろ。収支報告書の虚偽キサイは、「5年以下の禁固、もしくは、100萬円以下の罰金」なんだから、そのへんは、タイホ容疑さえ認めりゃ、「間」を取って、双方のカオを立てるカンジで、「略式キソ(=罰金)」で手を打つというチョイスもあるんだな。
#ほいで、その西松の政治団体を使った「抜け道献金ジケン」で、チケンは、二階んところのハバツの財布(=「新しい波」)に入った分も、ジケンとして立てることにしたのか。03年から06年までの4年間で、838萬円か。その和歌山の「二階道路」には、西松は入っておらんのか? もし、そうだったら、小沢んところと同じだろ。小沢だけ狙い撃ちされて、二階が「無罪放免」なんて、不公平っていうか、バランスを欠くんだよな。それは、やっぱり、「国策ソーサ」だよなあ。それと、サメんところの「春風会」はどうなんだ? 同様に、サメんところに渡った小遣いは、600萬円か。だったら、二階んところの838萬円と合わせると、計1438萬円だから、小沢んところの立ケン額の1400萬円と、ちょうど、「バランスが吊り合う」ぢゃないか!
#で、今度の小沢のカイケンでの「国策ソーサ批判」を受けて、確か、昨日(3月5日)だったか、「自民党の方は、(立ケンされないから)大丈夫」って、「政府コー官」が喋っておったと、各紙が「字」にしておったが、こんなもん、「政府コー官」なんて、「官房チョー官」のことだからな。ぬあんで、「顔出し報道」、すなわち、「実名」を出さないんだ? 「河村建夫」が、「こんなふうに喋りました」で、ぬあんで、モンダイがあるんだ? 「オフ懇」という場だったんで、ここで1社だけ「抜けがけ」すると、後で、ナイカク記者怪の倶楽部総怪で、「除名だー!」って騒ぐ社が、必ず出てくるからな(笑)。だから、全然、「読者」を見てないんだ。「内向きのロンリ」、すなわち、「御身第一」なんだ。その程度のレベルだから、あの上杉隆なんかに、いいように遊ばれてるんだよなあ。
ちなみに、こうした政治麺の記事の執筆スタイルで、「政府コー官」は、「官房チョー官」、「政府スジ」は、「官房副チョー官」(ただし、「ジム」と「セイム」と2種類おるから、そのどっちかだな)、で、「政府首脳」となると、「ソーリ大臣」だな。ジョーシキとして知っておくといい。「政府コー官」として、「顔伏せ」で喋った内容を、その翌日に「官房チョー官」として、「顔出し」のカイケンで否定することなんて、よくあるから、コイツもマンガそのものや(笑)。どうせ、こんな収支報告書の「虚偽キサイ」なんて、「立小便」、「スピード違反」なんだから、みんな、認めりゃ、罰金を払い込んでオシマイでいいと思うんだがなあ。
#今朝(3月6日)のヨミが、1麺のアタマで「字」にしておったが、その西松の「政治団体経由」の抜け道献金方式も含めて、「システムの原型」は、1995年ごろに、衆院ギインも務めた「元ヒショ」の要求で始まったのが、きっかけだったということだが、この「元ヒショ」の金庫番ってのは、その「高橋嘉信」ってのは、バレバレだからなあ(笑)。小沢も、要は、「身内」から「刺された」んだよなあ。この高橋は、小沢んとこの自由党が、保守党と分裂した直後の2000年の総センキョで、自由党の比例東北の「第5位」に、タマが足りんで、「数合わせ」で名簿に掲載しておったが、岩手1区で達増拓也、3区で黄川田徹がセンキョ区で当選してしもうたんで、棚ボタ式で当選してしもうたんだなあ。で、この高橋ってのは、「小沢のカゲに高橋あり」「センキョの達人」「自由党の軍師」とまで言われておったのかあ。まさに、小沢の「右腕」っていうより、「下半身そのもの」だよなあ。だから、コイズミにおける「飯島勲」だよなあ。こんな「身内」が反旗を翻せんことには、あんな抜け道献金云々の「カラクリ」が、表沙汰になるかいな。
で、時系列的に見ていくと、この高橋が、衆院ギインに転出したのと前後して、今、第1公設ヒショとして、チケンに身柄を取られている大久保ナントカってのが、「陸山会」も含めて、「金庫番」を引き継いだんだよなあ。この「経緯」に、何があったんだろうなあ。高橋が小沢に楯突いたってのは、「ふたり」の間に、何かの齟齬があったのは、間違いないんだが、「何」だったんだろうなあ。もちろん、「カネ」の部分もあるとは思うが、それだけではないような気がする。というのは、こうした「金庫番」ってのは、「キミツそのもの」を扱うわけだから、「信用」というか、「寵愛」しておるのを付けるからな。コレはワシのカンだが、小沢の最大の寵愛が、この「高橋」から、「大久保」に移ったんじゃないかなあ。で、この高橋が、自民に担がれて、今度、小沢の岩手4区から出るってのも、「愛情」が、「憎悪」に転じたんだろうなあ、たぶん。「愛憎ウラ表」って言うぢゃないか。
ワシ、見てて思うんだが、小沢ってのは、「別れたオンナ」に対するフォローが、下手くそなんだよな。いつだったかなあ、まだ、小沢が「非自民」でブイブイと言わせておった頃、時事の政治ブで「小沢番」をしておった田崎史郎ってのが、月刊文春に、「小沢番メモ」をカイシャに無断で(笑)、バクロしておったことがあったが、アレを読むと、「何のフォローのコトバもなく、一方的に斬られた」と、別れた方は、思ってるんだよなあ。ある日、突然、冷たくなって、何の連絡もしてこなくなるっていうのかなあ。斬られた方は、「ぬあんで、斬られたか、わからない」ってんだよな。おそらく、それと同じことが、今回、その高橋との間でもあったと違うんかなあ。ニンゲンってのは、「勘定」ならぬ、「感情の動物」なんだから、小沢も別れ際に一言、高橋に「これまで、長い間、さんざん、苦労をかけてスマンかったな。どうもアリガトウ」って言って、少しでも小遣いを渡しておったら、ここまでこじれておらんがな。その意味では、小沢にとってみれば、今度のジケンは「身から出たサビ」だわなあ。
#えっ、ほいで、「顔伏せの政府コー官」こと、「顔出しの官房チョー官」の河村建夫のおやぢが、今日(3月6日)の「顔出しカイケン」で、「大島理森・自民党コクタイ委員チョーから、『官邸はキンチョー感を持って対応するように』と、注意(のお叱り)を受けた。政府コー官の(「ソーサは自民には波及しないとの)発言は、ありえない」か。勘弁してくれよ。自分で「顔伏せ」で喋っておいて、翌日の「顔出し」では否定かよ(笑)。もう、こまわり君も「んがっ!」、「死刑!」って、呆れてるで。「ザ・グレート・ムタ」と「武藤敬司」で、言ってることが、全然、違うっていうレベルぢゃないか。そういえば、河村も、政治資金のカンリ団体を持ってたからなあ。河村はもともと、サメと同じように、「本籍」は、文教ゾクなんだよな。同じような、「トンネル献金」とか、ねえのかよ。私立幼稚園とか、ガッコウの団体とか、文部省から補助金を貰いたくて、「口利き」は頼まれておらんのか?
#もう、おクリったら、その「政治資金キセイ法の改正のたび、抜け道を探すという、『イタチごっこ』を繰り返していた」との指摘、まさに、そのものドンピシャリぢゃないか! そんな「真紅のバラ」を着込んで、チラッと「☆」を覗かせ、超キュートにおめかしして、ポニーテールでうなじも露出させてだな、その「イタチごっこ」のコトバとのミスマッチがいいよなあ。今日は「座布団」を1枚、差し出そう。しかし、永田町界隈には、キツネにタヌキ、ムジナだけでのうて、イタチもイッパイ、ウヨウヨしとるんだな(笑)
そういえば、前に贈った中に、早坂茂三の「角栄本」があったんだな。そこでは、角栄ってのは、「カネの渡し方」の細かいノウハウを伝授してんだよな。曰く、「カネは裸で渡すと、失礼になるから、必ず、袋に入れろ」、「その場合、札はピン札を用意して、枚数は3枚、5枚で、偶数はよくない。入れる袋は、小さい方がいい」、「渡すときは、相手の顔をしっかりと見て、必ず、心を込めて渡せ。『ほうら、くれてやる』という態度は、ゼッタイ見せるな。もし、そんな表情でカネを渡しても、100萬のカネを渡したところで、全く、意味はない」、「カネを渡すときは、誰も見ていないところで、必ず、候補者本人に渡せ。本人がいない場合は、嫁ハンだ。ヒショとかに渡すな。ピンハネする。で、嫁ハンに渡すときも、ダンナとの仲が、しっくり行っているか、それをちゃんと確認してからにしろ」……。角栄は、やっぱり、「生きガネ」の使い方、渡し方が、絶妙にうまかったんだな。
#おっ、今日(3月7日)発売の『創』09年4月号に、三井環のオッサンの獄中手記が出ておるな。今回は、大阪高検の刑事部でヒラの検事でおった頃の思い出話やな。大阪高検は、その後、名古屋高検の総務部長に出るまでの、96年4月から2年間おったんだが、それまでの高松での3年間(93年4月━96年3月)で、オッサンは、次席として、特捜ジケンの指揮をし、その間に、実に「47人」も身柄を取ったんだよな。全て「独自ソーサ」や。当時、大阪の特捜の「上」を行っておって、最高検から「大阪の特捜は、何、たるんどるんだ!」って、文句を言われるくらい凄かったんだな。
で、この大阪高検時代ってのは、当時、次席でおった、あの「加納駿亮」と、後で「ちょーかつ」を巡って、三井環のオッサンが、この加納を「刺す」きっかけになった、京都チケンが手がけた京大病院でのサンズイ崩れがあるんだが、それはともかく、今回のオッサンの手記もオモロかった。
で、今回の内容は、大阪の道頓堀であった、ホームレスに対する傷害致死ジケンの控訴審で、1審で実刑ハンケツが出た、男A、B2人の被告が控訴したんで、三井環のオッサンは、その担当だったんだな。で、このゲンバでは、目撃証言がイッパイあって、2人の被告のうち、一人は単独ハンを主張、もう一人の方は「ふたりで一緒にやっておった」と主張しておったんだが、それで、オッサンがソーサ資料を読み込んでおると、「公判不提出」というカキコミのあった調書類を見つけたんだってな。それで、オッサンは「何だ、こりゃ?」ってことで、大阪チケンで1審のコーハンを担当したオンナの検事を呼びつけて、問いただしたら、「(ケンサツ側に)不利な証拠だったんで、サイバン所に提出しませんでした」って言ったんだそうだ。そしたら、三井環のオッサンは「このタワケが!」と、そのオンナの検事を叱りつけたんだそうだ。
オッサンによれば、こういうことだ。「捜査とは、真実を追求することだ。例え不利な証拠であっても、きちんと裁判で開示し、そのことによって、仮に判決が無罪となっても、その過程で、真実が明らかになれば、それでいいではないか」と。かつては、組織の中にも、こんな骨のある検事がおったんだ。しかし、そんなふうに「骨があった」からこそ、その上司だった加納を「刺す」形で、「ちょーかつ」の実態を顔出しで内部告発しようとした矢先に、デッチ上げの事件で口封じタイホされ、その「無辜の罪」で、今、ムショで服役して、こういうのを「字」にしておるんだからな(笑)。これこそ、究極の「ギャグ漫画」だよなあ。
#ほうー、今度の「顔伏せ」による「政府コー官」の、「(西松ジケンのソーサは)自民には波及しない」の発言主は、「ジム」の「官房副チョー官」の「漆間巌」なのか? 通常、政治麺での記事表記で、「政府コー官」というと、だいたい、「官房チョー官」のことを指すんだがな。ただ、官房チョー官については、「政府首脳」と表記するところもあるかもしれない。しかし、「政府首脳」となると、時々、ソーリ大臣でも、機嫌がいいと、番キシャを集めて、突然、オフ懇をやったりすることもあるんで、そうしたソーリ大臣の場合は、「政府首脳」だな。で、今度の記事を見てると、朝日は「政府コー官」だが、ヨミは「政府スジ」にしとるんだよな。まあ、こうした「表記スタイル」は、記事執筆マニュアルの「赤本」に、「こういうふうに書きなさい!」って明記してあるんではなくて、内輪のキシャ同士の「縛り」というか、「紳士協定」みたいなところがあって、「ニュースソース」をぼかすために、多少、「曖昧な部分」は、社によってあるのかもしれんな。昔、新宿・歌舞伎町周辺にあった「あいまい宿」みたいなもんだな。1階が飲み屋で、2階が連れ込み宿になってて、「飲み屋」だか、「売春窟」だか、区別がつかんてカンジの、な。「朝日」の場合は、「政府コー官」というと、「官房チョー官」に、「官房副チョー官」も加えておるってカンジだなあ。まあ、官房チョー官も、官房副チョー官(「ジム」と「セイム」の双方)も、定例カイケンに加えて、定期的にオフ懇(=オフレコ懇談)をやっとるからな。
で、こういう「オフ懇」で喋ったことは、「顔出し」で「字」にできんという取り決めをしとるわけや。だから、コイツを破って、勝手に「顔出し」、すなわち、「実名」でヤルと、まず、キシャ倶楽部の中で、足の引っ張り合いがあって、「顔出しで字にしたシャは、倶楽部を除名だあー!」って、言う社が、必ず出てきて、それが承認されると、「オフ懇」に出席できんなるからな。だから、皆、周りの顔色窺って、「で、オマエんところはどうすんだよ?」「デスクに聞いてみるが、他社見合いだよなあーー」みたいな、会話をしとるわけや。こういうのを、「読者不在」というのだが、この体たらくだから、あの上杉隆くんだりに、バカにされるわけなんだな。それでいうと、「河村建夫」の方は、「ヤレヤレ、コレで濡れ衣が晴れるワ」と、ホッと一息ってところか(笑)
#ただ、今度の「政府コー官」の発言の主が、「漆間巌」とすると、「政治的偏向云々」というよりも、サッチョウOBで、中途半端にソーサのことも知っておるから、それで、いい気になって、つい、口が滑ったんかもしれんな。でも、漆間なんて、東大法ソツのキャリアで、ゲンバのことなんて、全然、知らんし、コイツは「刑事畑」でのうて、モロ、「警備・公安畑」だからな。いちおう、サッチョウのキャリアは、若いときに、地方の県警ホンブのソーサ2課長で出るんだが、何ていうのかなあ、江戸から「若殿様」が腰掛でやってきて、座ってるってのが仕事で、ゲンバのノンキャリが、そうした若殿様に傷が付かんよう、そのまま江戸に帰してやるために、きちんと、お守りするのが役目だからな。サッチョウのキャリアでも、刑事ジケンに対するセンスを持ってるのも、ゼロではないと思うが、でも、だいたいは、こんな漆間のレベルだよなあ。シンブンの社会麺のジケン記事を見て、思いつきでポロっと喋ってるっていうレベルだわなあ。
ほいで、小沢んところは、漆間を、来週(3月9日からの週)に、国怪に呼んで、「顔出し」で吊るし上げるのか? だったら、漆間は愛知県警の本部チョー時代に、ソーサ費を小遣いとして、ネコババしとるから、一緒に追及したらいいぢゃないか。サッチョウの現役の連中は「余計なこと喋りやがって!」って、苦虫を噛み潰しておるで、たぶん(笑)。で、キツネ目のおやぢは、この「ぬあんと」なタイミングで、どないしとるんや! 最近、ブログを全然、更新しとらんぢゃないか。いつまでも寝ておらんで、少しは、漆間のクビでも取りに行って来い、このアホンダラが!