三井環(元大阪高検公安部長)氏の「口封じ逮捕事件」に対する上告棄却決定を弾劾する(承前) |
#今日(12月1日)発売の『実話ドキュメント』09年1月号に、溝口敦が、今度の「後藤忠政騒動」の内幕について、このタイミングで、「後藤忠政を神輿を担ごうとした、内部クーデター説」を紹介しておって、それは、まさに、「さもありなん」なのだが、むしろ、ワシ的に「!」だったのは、府中におる「本家の6代目」こと、司忍が、通院なのか、日帰り入院なのか、短期入院なのか、詳しくはわからんが、「八王子医療刑務所」に入っておったという情報やな。溝口のことだから、そんな信憑性の薄い、いわゆる「ガセ」を敢えて、書くとも思えんから、コイツが事実とすると、「司忍の健康不安説」というのが、現実味を帯びてくる。確かに、これまでの実話系週刊誌等では、「6代目は服役中でも、いかに元気か」という、いわば、「公式発表」の記事で埋め尽くされておったが、ワシ、今回、三井環のオッサンの糖尿病投薬モンダイを見て、特に、こうした服役中の受刑者の「病状」ってのは、非常にトップ・シークレットな情報なんだということを、痛感した。
というのは、前にも書いたが、「推定無罪」と、いちおう、表向きはまだみなされておる「未決囚」(=被告人)と、刑が確定した「受刑者」とでは、外部との交流の制限が、格段に違うんだな。もちろん、「受刑者」の方が、全然、きつい。となると、シャバにおる人間ってのは、そうした「受刑者」の病状について、「正確な情報」を掴むというのが、非常に困難なんだな。確かに、我々、塀の外側にいるシャバの人間というのは、塀の中におる受刑者に対しては、ナンボでも手紙を出せる。ところが、中におる受刑者ってのは、「月4回」までしか、外に手紙を出せないんだ。で、本人との面会も、たった、「月2回」で、そうした受刑者ってのは、公判を終えてしまっておるということで、被告人なら、フリーでナンボでも会える「弁護人枠」の面会もないんだな。例えば、弁護士が、受刑者に1回会うてしまうと、それで「1回」とカウントされるんで、家族は、月内に、残りあと、1回しか会えんというわけや。
だから、三井環のオッサンの場合は、「4回」出せる郵便枠のうち、「最後の1回」は月末まで残しておって、最悪、体調が急変した際、その情報を家族に知らせるために、キープしておいておるんだな。それと、トレースさせると、今、府中で服役中の司忍の健康状態ってのは、まさに「トップ・シークレット」で、部外者は、なかなか正確な情報にはアクセスできんわけだ。その点、桑田兼吉の場合は、「2億円モンダイ」が動いておった時期は、まだ、「未決囚」、すなわち、「刑事被告人」だったから、全然、「扱い」が違うんだな。結局、桑田は最高裁で上告棄却され、実刑が確定して、服役に入ったものの、最終的には、塀の中で、病死してしまったということは、そういう刑務所の「医療体制」というものは、「お寒いもの」があるんだと思う。だから、今回の溝口敦の情報が、信憑性が高いんであれば(たぶん、そうだと思うが)、今後、「司忍の健康問題」は、今後の「菱内政局」に、ビミョーというより、「多大」な影響を与える。当然、カシラの高山清司は、そうした正確なネタは掴んでるに決まってるんで、だとすると、今回、「後藤忠政騒動」を機に、大がかりな「粛清人事」に動いた、プリミティブな動機にも、繋がってくる。そやから、ホンマ、「健康第一」やで(笑)
#で、今朝(12月1日)の日経に麻生ナイカク支持率の世論チョーさの数字(テレ東との合同)が出ておったが、支持31%、不支持62%か。日経は、ヨミなんかと並んで、大概、「高めの数字」が出るんだがな。ほいで、同日午後0時1分にUPしておった産経msnの記事だと、フジとの合同チョウさで、支持27・5%、不支持58・3%かあ。いずれにしても、この「落ち方」はひどいなあ。麻生はグズグズしとるうちに、「解散権」を自分の手で封印してしもうたもんなあ。勝負ってのは、ホンマ、「タイミング」が、全てだな。もう、結果ロンでしかないが、あの10月初旬の「臨時国怪冒頭」しかなかったよなあ。あのタイミングだったら、ひょっとしたら、「自公過半数維持」も、ありえたかもしれんからな。でも、「男女の腐れ縁」と同じで、いつまでもズルズルでいいということには、ならんよなあ。早くケリをつけんとだろうが、麻生が衆をカイサンせん限り、総センキョにはならんからな。
もし、今後、政局になるとすれば、「加藤の乱」のときのように、野党提出の不信任アンに、「身内」から造反が出るより、選択肢はないんだな。で、もし、その「波乱の芽」になりうるとすると、中川秀(&女コウモリ)の一派なのかもしれんが(それに、若手・中堅が追随?)、コイズミ(ヨコスカの)が、ギイン引退表明をして、投げ出してしもうておるからなあ。それと、「合わせ1本」で、イケダモン大先生率いる信濃町丸ハムファイターズの「連立離脱カード」だろうなあ。
#今朝(12月1日)の築地シンブンが、また、「田母神ロンブン」のネタをネチネチといじくり回しおったが、こういう記事は、ボディーブローで効いて来るんだよなあ。ボクシングと同じで、「1発ヤッて、ハイ終わり」ってのは、顔面へのパンチと同様で、見た目には派手に見えても、ダメージに残らないんだよな。ウダウダと「ロン」を言っててもしょうがないのと同様、オモロイのは「ファクト」、つまり、「ネタ」であって、ワシ、この「字」で一番、ウケたのは、アパ論文の「賞金」の金額なんだな。最優秀賞(=1点)が、300萬円に対し、「次点」の優秀賞(=2点)が、そのわずか10分の1のたった30萬円で、さらにその下の佳作(=10点)が、もっとスズメの涙の、たった1萬円だってんだよな(笑)。この「賞金大格差」って、いったい、何なんだ? こんなもん、アパの代表が、田母神のおやぢに「小遣い」をくれてヤルための「デキレース」だったに、決まってるぢゃないか。バカだな、アパの代表も取材に応じないで、逃げ回っておるから、他のロンブン審査イインが、好き放題、喋って、セキニンを全部、負い被されておるやないか。でも、カネを出しとるのは、アパなんだがら、そりゃ、スポンサーの意向は、無視できんっていうか、「全て」だろうなあ。
#えっ、その舞鶴の女子高生コロシのガサ入れ、明日(12月2日)もヤル予定で、「5日間連続」に突入するらしいのか。ひょっとしたら、コイツは年内、このままずっと、大晦日までヤルかもしれんよなあ(笑)。最初に煽りまくった、「紙の爆弾・電子版」は、何か、コメントすべきだよなあ。要するに、防犯カメラに、その女子高生と一緒に、たまたま、その「60歳の無職男」に似てる人物が映っておったということが、「根拠」のようだが、何ていうのかなあ、今は、そういうふうに、「カメラ」がいろんなとこにセッチしてあるんで、ケーサツのソーサも、「聞き込み」よりは、まず、先に、そういったカメラ映像を片っ端からかき集めるというふうになっておるんだろうが、そういうふうに「デジタル機器」にばかり、安直に頼るソーサ姿勢は、間違いなく、人間がもともと「本能」として持っている「五感」を、退化させていると思う。
その前に書いた、高知の女子行員コロシの「犯人タイホ」の決め手は、そのクルマに乗り込んだ際、運転しておった男の目撃証言による、「似顔絵」だったんだ。それが、ホンマ、実物とクリソツでな。で、その「目撃証言」をケーサツと同着か、ひょっとしたら、いち早く、抜いておったのが、地元紙の高新だったんや。アレを抜かれたときの、ワシの悔しさといったら、今でも、時々、思い出すからな(笑)。ワシも、相当、現場周辺の聞き込みをやったんだが、夜回りで、あるサツ官に、「なかなか、あの目撃証言の人物が、探し出せん」ってボヤいたら、「そうだろ。探し出すのに、ワシらも苦労した」って言っておったからな。
#ほいで、「さいたまのコイズミ」のジケンで、今日(12月2日)発売の『アサ芸』が、「広域系ヤクザの組幹部」の証言として、「コイズミはヒットマン」と「字」にしておったな。「やっと、出てきたか」ってカンジだな(笑)。まあ、ニッポン国内で「広域の組」って言ったら、「菱」しかないよなあ。アレは刺し方が、「一撃必殺」っていうか、急所を外さずに、「タマを取る」という刺し方をしとるんだな。なかなか、刃物で刺して、ちゃんと殺し切るってのは、難しいからな。それなりの「技」というか、「経験」が要ると思うんだな。ただ、出頭した理由を、「個人的にいろいろと将来のことを悲観したんだろう」と繋げたあたりは、うまい工夫だな。元ジカン宅連続殺傷ジケンの方は、その銃刀法イハンでの勾留満期を持って、サツジン&サツミでの再タイホに持っていくのか。都合3回のタイホで、計60日間か、その間、コイズミが喋らなければ、ジケンはこれでオシマイか。
そこで、ワシがここでモンダイ提起したいのは、今回は、犯人発覚前に出てきたから、減刑の対象となる「自首」にあたるんかいなあ、いずれにしても、ここ最近の「相場」では、「2人殺害、1人重傷」だと、「極刑」は不可避ってカンジだよな。ただ、とりわけ、宗教者なんかは、よく、「罪を憎んで、人を憎まず」ということを言っておるんだが、「死刑判決」が、年間2桁台に突入して、とみに増えてきていってるのは、そのさるエライお方(=イケダモン大先生)が、「家の中の布団の中に入った」、この「99年体制」以降のことなんだよな。
おそらく、今度のサイバン員制度が導入されたのも、そうしたこととも絡めた「取引」の結果なんだろうが、であれば、例えば、今回、「上」の思いつきで、勝手に廃刊された『月刊現代』に、死刑のルポを書いておって、来春には単行本にするという、(元共同通信社会ブの)青木理なんかはだな、そうした「ウラ」もきちんと取材して、書き込むべきだと思う。まさか、ただ、死刑執行ゲンバの首切り役人の話だけをまとめて、1冊の本にするという「手抜き」をヤルとは、思えんからな(笑)。そもそも、「死刑」って、何なんだ?
その意味では、ホンマ、この「自公連立の10年」で、「この国のかたち」は、すっかり変わってしもうたもんな。非常に「悪い方向」に行ってしまったと、ワシは思う。であれば、ワシなんかもそうだが、特に「40歳以上」は、そうした変化を「同時代」の中で見てきて、それなりに批判的にも捉えることができるポジションにおるんだから、きちんと、検証し、「字」なり、「映像」にして、世に問うていかなければならないと思う。
#ほいで、「さいたまのコイズミ」だが、昨日(12月4日)、さいたま市の元ジム次官夫妻コロシと、中野の元ジム次官妻のサツミでまとめて、また、身柄を取られて、桜田門からさいたま県警本ブに移送されたのか。で、1発目の、自ら出頭(=自首)した際のタイホ容疑の銃刀法イハンについては、とりあえず、「処分保留」にしておいて、後で、まとめてキソするといういことなんだな。しかし、ぬあんで、「さいたま」と「中野」をまとめて一つにして、再タイホしたんだ? だって、「さいたまのコイズミ」は、わざわざ、住民票のある、さいたま県警でのうて、「桜田門」の本社に自首してきとるんだから、こんなもん、桜田門のソーサ1課が、きちんと、捌いて、キレイに刺身にしてから、さいたまに送るってのが、「スジ」だよなあ。あんまり、大きな声で言えんけど、1課はもちろん、2課なんかも、各県警ごとで、ソーサ能力の「格差」って、あるからな。桜田門は、やっぱり、「腐っても鯛」というか、平均的には間違いなく、「上」だと思うからなあ。さいたま県警はどうなんだろうなあ。今、京都府警の1課が、全然だからなあ。本当は、どっかのオンブズマンが、全国県警別の「ソーサ能力ランキング」を発表したら、オモロイと思うなあ。暴対(=4課)でいうと、兵庫、大阪、福岡、で、桜田門も、それなりだろうなあ。弘道会の地元の愛知はイマイチってカンジだよなあ。
あと、ワシ、わからんのは、この「さいたまのコイズミ」に対して、刑事訴訟法第224条、225条に基づく、「ソーサ機関による鑑定&鑑定留置の請求」をしようとしとるらしい、ってことだな。通常、「精神鑑定」ってのは、公判段階になって、被告の弁護人がサイバン長に請求して、それでOKが出たら、行われるというのが、イッパン的なんだが、ただ、レア・ケースではあるが、ちょうど、この前のアキバのアーミー・ナイフ振り回し殺傷ジケンでも、この「ソーサ段階での精神鑑定」が請求され、サイバン所がOKを出しておるんだな。で、この前のアキバも、今回のさいたまのコイズミも、傍目に見て、ソーサ段階で、「精神鑑定」が必要とは、全然、思えんのだよなあ、であれば、むしろ、大阪・ミナミでの個室ビデオ店での放火(失火?)ジケンでこそ、今回の「ソーサ機関による精神鑑定」を請求すべき事案なのに、それを全然、せんで、いきなり、「20日勾留満期」で、即、「キソ」だからな。何か、じつにいい加減っていうか、デタラメなんだよなあ。で、このことを誰も、きちんと指摘し、批判せんからな。大シンブンが、そんなこと、間違ってもせんってのは、分かりきっておるんで、あの寺澤有とかは、最近、いったい、何しとるんだ? ヤツなんか、ケーサツを叩かんで、他に何をヤルことがあるっていうんだ?
だから、今度の「さいたまのコイズミ」のジケンはだな、「個人のハンザイ」ってことにしておいて、ほいで、「ソーサ機関による精神鑑定」で、「時間稼ぎ」をすることでだな、ヨロンの関心を冷まそうというのが、ミエミエなんだよなあ。まあ、ヤクザもケーサツ、チケンの「キンタマ」なんて、ナンボでも握ってるからな。そのへんは「お互い様」というか、それで、あんまり、ヤクザの側が脅し過ぎても、逆に、身柄を政治テキに取られても困るんで、どっかで「落としどころ」を見つけるんだろうなあ。まあ、でも、「ヒットマン」を自首した(させた)時点で、「終わってしもうたハナシ」だよなあ。「個人のナントカの闇」だとか言って、もっともらしく、カッコつけて「字」にしとる、マスゴミこそ、まさに、「ブラックホール状態」だよなあ。ぬあんで、その「闇」に、「光」を当てて、その「正体」を明かそうとせんのだ? 「闇」も、そこに「光」を当てれば、闇でなくなる。そのとき、そこにあったのは、ただの「枯れ尾花」であることに気づくはずや(笑)
#今朝(12月6日)のヨミが1麺アタマで「近く、事情聴取へ」で、スッパ抜いておった、千葉県東金市の5歳女児殺害ジケン、千葉県警の1課は勝負を賭けたってカンジやなあ。とりあえず、死体遺棄容疑で、ゲンバ近くに住む「21歳男」の身柄を取って、容疑については、「うたい始めて」おるようなんだな。ただ、被害者はスッ裸で、その着衣と靴が入った地元スーパーのレジ袋から、ヒギ者本人の指紋が出ておるんであれば、ジケンとしては、かなり、「固い」よなあ。ソーサも1発目はまず、「死体遺棄」で入って、そこで外堀を固めておいて、本件の「サツジン容疑」で再タイホというパターンだろうなあ。だから、あの舞鶴の女子高生コロシとは、「雲泥の差」だよなあ。で、今日発売の『紙の爆弾』が「字」にしておったが、その遺体発見ゲンバ近くに住んでおるという「60歳の無職男」は、以前、コロシの前科があって、服役しておったんだな。週刊誌も含め、他は、どこも書いておらんようだが。だからこそ、「胡散臭いコイツに、全部、おっ被せれば、すべてオシマイ」っていうハラが、ケーサツはもちろんだが、紙の爆弾の編集ブにもあったんだろうなあ。でも、コイツは常に自分に言い聞かせておるんだが、「自分が信じ込みたい未確認情報ほど、ちゃんと、ウラを取れ」と。一見、「まさか!」というハナシは、自動的にウラ取りするが、そうでないハナシほど、ニンゲンってのは、そのまま信じ込んでしまうところがあるんだな、誰しも、そうした危険性から逃れることはできないんだが、「まあ、待てよ」というところで、一呼吸置いて、スカートの裾をめくり上げて、パンツの中身を覗き込むという作業が、やはり、大事なんだなあ。
そういえば、ワシも毎日の姫路シキョク時代、サッチョウの「119号ジケン」に指定された「スナックママ連続4人殺人ジケン」(発生・91年12月。ちなみに「114号」がグリ森ジケン、「116号」が、赤報隊ジケン)で、一番最初の姫路のジケンで、姫路署のソーサ本部が、「殺人容疑でタイホ状を取った」というネタで、ワシが統合の早版でスッパ抜いた(交換停止にせんかったんで、最終版で他社に追いつかれてしもうた)のを思い出す。ホシは「西川正勝」って言って、もう最高裁で死刑が確定しとるハズなんで、おそらく、いずれ、そう、遠からず、執行されるんだろうなあ。そのゲンバとなったスナックの最後の客がこの西川で、ゲンバに被害者の血痕の付着したグラスから、血のりの付いた指紋が見つかり、それも一部擦れておったんだな。たぶん、ふき取っておったんだと思う。で、その前の日だったかな、同じ店に来て、西川がそのママを執拗に口説いておったのが、目撃されておったんだな。この「タイホ状」のネタで、ワシは編集局長賞を貰うたが、このとき、入社したばかりの「ピッカピカの1年生キシャ」として、神戸シンブンの姫路支社で、ワシと一緒に姫路署を回っておったのが、あの西岡研介君や。今でも覚えておるで、朝刊で抜いた日の朝、姫路署の倶楽部に顔を出したとき、西岡クンをはじめ、他社の連中に「シラー」っとした表情で睨みつけられたときのことを。「ざまーみろ」って思ったで。あのレベルのコロシで、これだけキレイにスッパ抜けるなんて、なかなかないからな。今となっては、懐かしい思い出やなあ(笑)。そういう意味では、ワシは、1課に関しては、いいジケンに恵まれたなあ。一生懸命、取材した。
#それで、この千葉・東金の女児殺害ジケンでタイホされた「21歳の男」ってのは、いわゆる「知恵遅れ」、つまり、「知的障害者」だったのかあ。確かに、「顔の表情」「目つき」を見て、何となくそんな気はしておったんだが。シンブン社の「赤本」(=記事作成用語集)なんかでは、この「知恵遅れ」というコトバは、いわゆる「不適切」ってことで、使わんで、「知的障害」と言い換えるように書いてあったと思うが、昔でいうところの「特殊学級」に入っておったのか。おそらく、証拠カンケイの出方からして、ジケンのスジとしては、まあ、多分、この「男性」というより、「男の子」だよなあ。この「坊や」で、まず、固いとは思うんだが、まさに、コイツこそ、「刑事セキニン能力の有無」が大争点になるケースだろう。
っていうのは、ワシが東京シンブンのTOKYO発というところ(=ウラ1麺)におった96年11月に、北関東にあった知的障害者を大勢雇用しておったカイシャでの「性的虐待ジケン」をスッパ抜いたことがあってな。ああいう障害者ってのは、なかなか、社会に「行き場」がないっていうか、今は前よりは少しはマシになってきてるのかもしれんが、そうやって、雇用して給料を出してくれる会社ってのは、なかなかないんだな。
で、悪徳経営者ってのは、それを逆手に取って、そういう障害者を雇用すると国から補助金っていうか、助成金が出るってことで、その補助金給付の期間が切れそうになったら、クビにしたりとか、そうした障害者たちにも「お前らは国が認めたバカだ」なんてことを平気で言っておったんだ。厚労省も、ウワベだけの「障害者雇用率達成」という「数字」しか見ておらんから、そんなのも関心がないっていうか、仮に知ったとしても、見て見ぬフリなんだな。
そうやって、タコ部屋みたいなところで働かされておる女性の知的障害者に対して、経営者がセクハラはもちろん、セックスも強要しておって、どこまでが無理やりで、どこまでが合意かようわからんところもあったんだが、ただ、彼女たちにすれば、そこをクビになったら行くところがないっていうか、家族からも冷たくあしらわれておったというのもおって、それで「泣き寝入り」するしかなかったんだ。で、こんな話を、例によって、どこも取り上げんで、シキョクの連中も「知ってた」のに、「別にケーサツがジケンにしようと、動いたんぢゃないし」ってことで、本社のデスクですら、コレと全く同様の認識だったんだな。こうやって、どこも誰も、「字」にせんことに、ワシ、怒りがこみ上げてきてだな、1ヶ月がかりでデスクを説き伏せて、やっと、紙面化できたんだ。
その取材の中で、「どうして、ソーサ当局は、ジケンにしてくれんのか?」ということを聞いたら、要するに、そうした知恵遅れの子というのは、ソーサ段階では、「レイプされました」と供述しても、「コーハンで、弁護側の反対尋問に遭ったら、証言を引っ繰り返す恐れがある」と。一つには、いわゆる健常者よりも、論理的に思考する力が弱い部分があるのと、それと、自分のキモチをうまくコトバにして表現できんというところがあるんだな。それで、ケーサツも、二の足を踏んで、なかなか、そうした性的虐待も、ジケン化しようとせんのだよな。で、シキョクのブンヤ連中も「ケーサツが動かんから、記事にならん」でオシマイや(笑)
だから、今回、東金のジケンでタイホされた「21歳の坊や」も、まったく同様のことが、想定されると思う。逆に、千葉県警は、かなり前からこの坊やをマークしておったんだが、そういう諸々の「ややこしい案件」だったんで、なかなか、タイホに踏み切れなかったんだろうなあ。その意味では、あの「さいたまのコイズミ」なんかでのうて、今回の「東金のボク君」こそ、刑事訴訟法第224、225条に基づく、「ソーサ機関による鑑定留置」の必要性のある事案だと思う。だから、「本丸」のサツジン罪の適用についても、ひょっとしたら、「傷害チシ」にはあたらんかも含めて、慎重に検討すべきモンダイだと思う。そういう「モンダイ提起」をしてこそ、ジャーナリズムだと思うのだが、スッパ抜いたヨミあたりは、喜び勇んで、「こんな変態ハンザイを未然に防ぐため、どうやって、こうした不審者を事前にマークするか?」を煽る特集記事を書きまくっておる有様だろ。ただでさえ、社会からの差別、偏見に晒されている障害者を、さらに追い込もうとしとるんだよなあ。ホンマ、ワシは許せんよなあ。腹の底から怒りがこみ上げてくる。
#で、今日(12月7日)の16時49分でUPしとる共同電のフラッシュだと、緊急電話世論チョーさで、麻生ナイカクの支持率が25・5%、不支持61・3%かあ。コイツはいよいよアカンなってきたなあ。で、今朝のお台場テレビの政治ショーの番組で、渡辺ミッチーの倅が「自民党から出ていってもらいたいとの声が大合唱になれば、そうなる可能性もある」か。あの「政党助成金」ってのは、年末までに党を立ち上げれば、連中は、ワシらの血税から小遣いを貰えるのか?まあ、「5人」は最低条件だが、アタマ数としては、「2桁」は欲しいよなあ。で、毎日がネットで22時20分でUPした電話の世論チョーさだと、支持21%、不支持58%か。ま、毎日はいつも他社より低めの数字が出るんだが、コレは厳しいなあ。「麻生降ろし」の動きが出てきそうだが、わからんなあ。臨時国怪は、クリスマスまでだったか? 小沢が本気で「政局」に持って行くんであれば、ここで、不信任アンを出して、自民ナイブの造反を誘って、「師走カイサン」だろうなあ。
#ふーむ、その「東金・女児死体遺棄ジケン」、12月6日午後4時過ぎの、所轄ソーサ本ブでのタイホ会見では、ヒギシャである、その「21歳の坊や」について、「精神発達遅滞」、つまり、「知恵遅れ」というか、「知的障害」ということで、最初は「甲」と匿名発表で、ブンヤ連中に突き上げられて、やっと、「実名」を公表したのか。確かに、「20歳以上」だから、少年法による保護の対象外ではあるんだけれども、1社くらい、「独自のハンダン」で、「ウチは匿名にします」というところがあっても、別に、ヘンではなかったと思うがな。まあ、こんなことワシが言っても、社の連中は、日ごろから何も考えておらんから、「赤本表記マニュアル」に従い、ケーサツの発表を機械的に書き写すだけなんやがな。要するに、「血の通ったブンヤ」ぢゃないんだよなあ。ただの「ライティング・マシーン」なんや。ま、所詮、連中なんて、単なる「勤め人」だしな(笑)。だったら、せめて、「給料分」ぐらい、仕事しろよ!