三井環(元大阪高検公安部長)氏の「口封じ逮捕事件」に対する上告棄却決定を弾劾する! |
#その「サブプライムローン」に端を発する金融キキだが、そもそも、この「サブプライムローン」ってのが、仕手筋の株の売り抜けと、いったいどこが違うんかいなって気がする。要するに、仕手筋ってのは、ボロ株を安値で買っておいて高値で売り抜けとるわけだろ。で、そういうボロ株ってのは、オーナーが死んで、跡目を巡って内紛があって、ゴタゴタが起こっているような、「曰くつきのカイシャ」で、そういうところから流出してきたタダ同然の株を、大量に買って売り抜けて、アブク銭を手に入れるってことだろ。今回のサブプライムで発行する「住宅ローンの債権化証券」なんて、まさに、「ボロ株」同然ぢゃないか! それに、アメリカの「格付けキカン」が、「トリプルA」だとか、「ウソ八百」の評価をつけて、煽りまくった挙句、高値で売り飛ばして、世界中に飛び散ったわけだろ。そういう、「ババ」をつかまされたところが、今、アタフタとして、「税金を下さい」って大騒ぎしとるんだろ。
コイツが、もし、ニッポンの仕手筋による株価ソーサだったら、背後でヤクザ(のフロント企業等)が関与してるってことで、「いかにも」ってことで、周囲も胡散臭く見て、また、山岡俊介あたりのブログですぐ「字」にされるんで、「ま、そんなもんだろう」と思うんだが、今回のサブプライムは、ウォール街が一体となって煽りマクって、「金融アナリスト」とか、「エコノミスト」とか、ハイカラな称号を振り回す連中が、「コイツはいいですよ」って宣伝しまくっておるんだろ、どうせ。まあ、ワシは、そうした投資行動も含めた経済活動を否定するツモリはないんだが、もう少し、コクミンひとり一人も、自分のアタマでモノを考えて、ハンダンせんとだよなあ。で、そういう一助になる情報を提供するのが、本来のエコノミストとか、投資アナリストだと思うんだが、あのギョーカイもどうなっておるんだろうなあ。かなり、胡散臭そうだろうなあ。
#で、今日(10月7日)、日経平均の株価が、ン年かぶりに「1萬円」を割り込んだってことで、大騒ぎして、ニッポン銀行ののび太君んとこが、「小田原評定」を開いて、公定歩合(短期金利?)を上げるか下げるか、ギロンしたのか。ワシ、株なんて、一度も手を出したこともないし、恐らく、今後も手を出すことはないんで、株価なんてまったくキョーミがないんだが、ま、世の中は騒いでいるようなんで、今回のポイントは、その「ボロ株」というか、「ババ」というか、そのアメリカの「住宅ローン債権化証券」を買わされた、ニッポンのキカン投資家か、どこの銀行や証券ガイシャが、どれくらい買わされておるかわからんのだが、まずは、その「情報開示」だろうなあ。アメリカ国内はもとより、欧州と比べて、ニッポン国内では、それについては、あんまり大騒ぎしとらんってのは、そんなにニッポン国内には、「ババ」は入り込んでおらんってことなのかなあ。ワシ、金融・証券は「持ち場」ぢゃないんで、そのへんはようわからんがなあ。
#で、今度のサブプライムで、各社の損失を見ると(単位・億ドル)、①シティー・グループ582②メリルリンチ420③AIG330④バンク・オブ・アメリカ210⑤リーマン142⑥モルガン・スタンレー141━の順か。んで、ニッポンでは、三井住友が、9・8億ドル(約1020億円)投資しておって、で、担保を差し押さえられん「損失分」が、100億円程度という推計か。コレ、大騒ぎしとる割には、ニッポンから見る限りでは、どうも、「対岸の火事」ってカンジだよなあ。だって、このドサクサに紛れて、三菱UFJが、そのモルガンを買い叩こうとしとるんだろ。こんなもん、「火事場ドロボー」ぢゃないか(笑)。今、ニッポン国内で騒いどるのは、そのAIG傘下の「アリコ」を、また、どうやって、どこが、買い叩こうかっていうハナシだよなあ。ニッポン生命あたりは、虎視眈々と狙ってるんかいなあ。だって、もし、キキ的状況だったら、金融・財政当局が、「税金投入しませう」で、もう少し騒ぐよなあ。だって、そっちマターで騒いでおるのは、イケダモン大先生んところが、強硬に言っておった「定額減税」の「元手」に、「埋蔵金」を使うかどうかだもんなあ。埋蔵金もええけど、「宗教法人非課税特権」の見直しの方が先だよなあ。小沢イチロー、ビョー院にエスケープしておらんで、もっと、「本気」で、矢野絢也の「国怪招致」を要求せな、アカンやないか!
#しかし、ネットでケンサクして調べれば調べるほど、この「サブプライムローン」ってのは、ホンマ、胡散臭いな。もう一度、整理するとだな、アメリカで、この「サブプライムローン=住宅バブル」が、本格的に火を噴いたのが、「2003年以降」だってんだよな。時期的には、アメリカが「ブッシュの戦争」、すなわち、「イラク」に本格介入していくのと、時間軸ではパラレルなんだよな。で、そもそも、その「サブプライム」の対象者ってのは、「信用度」が低くて、本来だったら、マトモにマイホームなんて持てんような低所得者層や、クレジット返済に難のある人間に、とりあえず、まず、最初の2年間だけは、金利を低く抑えて、それ以降はグーンと跳ね上がるようにローン設定をして、貸し付けておるんだよな。ニッポンでも、特に、大阪あたりのヤミ金がヤリそうな手口で、半分、サギみたいなもんだよなあ。ワシ、「貸し手」の方は、そうした債務者である「借り手」に、こうしたローンの制度をちゃんと説明したうえで、貸し付けておるんかいなっていう気がする。つまり、「最初の2年間の金利」が、じつは未来永劫続くんぢゃないかというような、巧妙ななセールストークをヤッてはおらんのだろうかなあ、ってことが、まず、一つだな。
やはり、このサブプライムは、「イラク戦争」と、水面下では、モロ、繋がっておると思う。だって、ウラでカネを動かす連中は、辿っていくと、結局、根っこは一つになってしもうからな(笑)。とにかく、最初の2年間に、そうした「クズ住宅ローン債権化証券」をかき集めるだけかき集めて、それから、「住宅価格は、これからもまだ、ジャンジャン上がりまっせ」って煽って、売り抜ければ、まさに、「濡れ手に粟」ぢゃないか!
なぜ、こういう見立てをするかというと、まあ、ワシが根っからの「ジケン記者」であることに尽きる。そんな、机上で数字をいじくり回して、奇麗事というか、絵空事を振り回すだけの、エコノミストだの金融アナリストなんかとは、根本的に「出自」が違うからな。ケーサツでいうと、ボーハンの生活経済課が手がける「ネズミ講」「マルチ商法」と、「しくみ」は一緒や。こういうのは、最初に「しくみ」を作った「親」が勝つにきまっておるんであって、後で、ババを引かされる「子」や「孫」が、泣きを見るというわけや。
たぶん、この「しくみ」を作った連中は、「最初の2年間」で、いかに、その「クズ住宅ローン債権化証券」を売り抜けるかなんて、最初から「折り込み済」だと思う。とにかく、最初のうちに、どれだけ煽って、売りマクるかなんだ。あとは、ローンの返済が滞るようだったら、他のもっと金利の高いところに「借り換えさせる」か、最悪、住宅を差し押さえて、債務者を追い出せば、ええんやから。そんな「先」のことなど、間違っても、考えておらんワ(笑)。目先の儲け、数字、収益がすべてやからな。まさに、「ハゲタカ資本主義」の本家本元ぢゃないか。だから、タイミングとしては、「イラク戦争」とちょうどオーバーラップしておったわけだろ。反戦ヨロンが沸騰せんよう、「不満分子予備軍」にしゃぶらせる飴玉としては、サイコーやないか!
で、本当に巧妙なのは、ニッポンの「汚染米」と同様、その「クズ住宅ローン債権化証券」を細かく砕いて小口化した後、他の商品をブレンドして、いわば「抱き合わせ」で売りつけるという、「目くらまし」をヤッておるんだろ。要は、BSEで汚染した狂牛病の肉をミンチにして、鳥インフルエンザの鶏肉のミンチを混ぜて、売りつけてるようなもんだろ(笑)。そういう商品開発に、向こうのMBAを出たような「超エリート」が関与しとるんだろうなあ。アメリカのモラル・ハザード、ここに極まれり、だな。本来であれば、こうした「サギ商法」の手口を、きちんと批判するのが、経済アナリストとか、エコノミストの仕事ではないのか。ホンマ、タチの悪い「ガン」が、ここにもはびこっておるわけや。
#で、補正予算アンは、10月16日に参院で可決、成立するのか。だったら、そこで「解散」でいいぢゃないか。小沢、何してるんだ、そのタイミングで、麻生の「問責決議アン」を参院に出さんかい! 「大将のタマ」を取らんで、何が「政局」、「豪腕」や!
#おっ、矢野絢也、月刊文春の11月号に「顔出し」でいろいろと喋っておるやないか! ところで、矢野はこの秋の臨時国怪では、永田町に遊びに来るんか? 麻生がグズグズしとるから、どうなるか、全然、わからんよなあ。現時点で確定的なのは、とにかく、「11月上旬」の投票はなくなったってことなんだよな。「その後」は、全然、わからんよなあ。諸説紛々で、「11月中旬」「年末」「年明け」「予算成立後の年度末以降」「通常国怪終わりで、都議選とのダブル」「任期満了」と、何でもアリやな(笑)。いずれにしても、「解散先延ばし」であれば、矢野絢也の国怪招致ということになるわなあ。イケダモン大先生と「別々」でヤルと面倒くさいし、時間もかかるんで、この際、「2ショット」で一緒にやろうや。国怪中継の視聴率も取れるし、コイツは凄いぞ! 「イケダモン大先生VS矢野絢也・師弟直接対決」やな。っていうか、二人とも「戸田(城聖)門下生」なんだよな。
#10月10日は日経平均株価が、ついに9000円を割ったのか。ワシ、株なんて全くキョーミないんで、どうでもいいんだが、株の売買なんて、要は「バクチ」と同じなんだから、上がる時もありゃ、下がる時もあるだろ。今、「コクサイ仕手筋」は、意図的に株価を「吊り下げて」おるんぢゃないかなあ。ワシ、株に関してはド素人ではあるが、ただ、「ジケン記者」としての嗅覚だが、妙に「作為」を感じる。キカン投資家が、ジャンジャンと下落しとるクズ株を放出して、さらに、値段を下げてるんぢゃないのか?ワシは「投機としての株」などには、全くキョーミはない。もし、株を持つとすれば、最後まで持ち続けて、その代わり、「モノ言う株主」として、毎年、株主総会で、いろいろと文句を言わせてもらう。「もちろん、配当はちゃんと出せ。しかし、もっと大事なのは、社会的存在として、株式ガイシャが果たす責任だ。収益さえ上げれば、それでOKなのか? 儲けも大事だが、もっと大事なものがあるはずだ」。こんな青臭い書生ロンばっかり抜かしておるから、ワシの書く本は、いつになっても、絶対にバカ売れせんのや(苦笑)