大スクープ! コレが「最高裁の裏金」捻出のカラクリだ!(承前) |
#おっ、昨日(5月9日)の東京シンブンが夕刊1面アタマで、秋山直紀のおやぢが、この3年間で、例のアドバック社と日米平和文化コー流協怪といった「ロンダリング装置」を使って、この3年でボーエイ関連企業からかき集めた計約5億円のうち、数千万円しか申告しとらんことをスッパ抜いておるぢゃないか! で、今朝(5月10日)の毎日が、1面肩で後追いしとるな。毎日の記事の方が、後追いしとるだけに、「数字」が具体的で、細かいな。04年から06年までの3年間に、秋山のおやぢが手にしたカネは、計約4億7000万円だが、うち、経費等を差し引いた約1億5000万円が、秋山のおやぢ個人の懐に入ったが、約2000万円しか申告しとらんかったんで、差額の約1億3000万円が「脱税金額」としてカウントされるということか。まあ、通常は、これくらいの金額だったら、まず、国税が修正申告させて、追徴課税し、毟り取るんだが、どうせ、秋山のおやぢの手元にカネは残っておらんだろうから、「回収不能」だわな(笑)。ということは、「催促しても、払わんし、とりわけ、今回のケースは重大な犯罪に絡んだ可能性が非常に濃厚な、極めて、悪質性の高い事案」ということで、所得税法イハンで、特捜は、おやぢの身柄取れるぢゃないか! 金丸信の時みたいに、国税の刑事コクハツがなくても、「直」で、いきなり、身柄を取ればいいんだ。国税も、そんな焦げ付いた不良債権の回収先にエネルギー使うよりは、武富士みたいに、もっと、イッパイ、脱税(or課税逃れ)しておるところから、ジャンジャン、毟り取りゃいいんだ。ただ、脱税金額が、1億数千万円ぢゃあ、「実刑」はつかんから、「それで、税務署に申告せんかったカネは、いったい、何に使ったんだ?」って、ジャンジャン、秋山のおやぢを叩けるぢゃないか! 「いやあ、スミマセン、久間センセイと一緒に、アメリカで飲み倒してました」って、ゲロするで(笑)
#「宇宙軍拡=腐れスターウォーズ法案」、やっと、昨日(5月9日)の衆院のナイカク委員怪に、突然、「自公+民」で、共同提出して、即日可決した「動き」があったんで、ビックリしたフリをして、ようやく、今日(5月10日)の朝刊で、朝日、ヨミ、産経が、一斉に横並びで、「シャセツ」で、ロンじ始めたな。しかし、各社、切り口がそれぞれ個性があって、久しぶりに、誰も読まんシャセツにしては、オモロイ論争が展開されとるよな。産経は、ワシとは「立ち位置」が違うんだが、取り上げ方が、非常に丁寧だな。アソコは、どうしても、三島由紀夫的なメンタリティーが、社のカルチャーとしてあるから、妙に「国防」ということに、感傷的な思い入れがあるんだな。朝日の「あまりにも安易な大転換」は、当然のギモンを呈したということだろう。かつての「左派リベラル」のスタンスを、まだ、どこかに残しておるなあ。
少し、意外だったのは、ヨミで、確かに法案自体には賛成の意思表示ではあるんだが、「政治主導で戦略を練り直せ」と言ってるんだな。つまり、産経ほど、トーンとしては「イケイケ的」ではなく、宇宙開発の意義は認めつつも、どこか奥歯にモノが挟まったところがあって、その67年に日本も批准しとる国連の宇宙平和条約、さらには69年の国怪決議という、「足枷の存在」が、やっぱり、引っかっておるんだな。
で、ワシの意見は、「コレを言っちゃあ、オシマイ」なんだが、そもそも「宇宙開発」なんて、「要らない」って。昔、「こんなモノ、要らない」っていうテレビ番組があったが、まさにその最たるものが、この「宇宙開発」だな。もう、天気予報用の気象衛星で十分だろ。「軍事利用」はもちろんだが、月や火星に行って、どうするんだ? ワシ、個人的には、「日本人宇宙飛行士の第1号」として、TBSの記者としてソ連の宇宙船に乗り込んで、その後、定年前にカイシャをリタイアして、今、福島だったかな、東北の田舎で「農業」に転じた、あの秋山ナントカという人が、例えば、今の状況をどう捉えておるか、ブンヤとしては、ぜひ、取材してみたいよなあ。
まあ、永田町と男女の仲は、「一寸先は闇」だからな(笑)。どう転がって、この先、展開していくかなんて、わかるかいな。参院に送る前に、TAROの父ちゃん(=河野洋平)が、「議会人の立場として、こんな拙速に、トコロ天みたいに採決した法案は、本怪議には上程できん」と言えば、イッパツだからな。「私もかつて、ロッキード事件が起こった際、政治浄化のため、私の信念として、自民党を離党し、新自由クラブを旗上げし、金権政治に対して、死に物狂いの戦いを挑んできた。それから、ものすごい苦労を重ね、新自由クラブは解散となり、そして、今日に至ったが、それでも、吉田茂、池田勇人といった、戦後の日本の保守政治家が守り続けてきた、『良識』を守る最後の砦でありたい」とぐらい、言って欲しいわなあ。
#ん、5月10日付けの築地シンブンが、何気に、夕刊社会面のアタマで、ワシが大毎社会ブ時代、1年後輩だった大平(誠)が、竹橋シンブンをクビになった案件である、南青山の例のサーべらす絡みの「地上げ」に遭って、現在は、塩漬け状態になっておる、あのチョー曰くつきの「土地」の処分を巡り、「動き」が出てきたことを、「字」にしとるぢゃないか! しかし、「米国の有名投資ファンド」だの、「取引経緯を国怪で質問した『野党ギイン』に対する脅迫ジケンまで発生」だの、こんな何を指しとるかわからん、「匿名報道」ぢゃあ、イッパン読者は何のことか、さっぱり、わからんわなあ。 何で、「サーべらす」、「綿カメ新党の糸川正晃・衆院ギイン(比例北信越ブロック)」と、「実名報道」をせんのや、このアホンダラが! こんなもん、戦前の軍ブの検閲を受けた、「●●●」でイッパイの「伏せ字記事」と、いったい、どこが違うんだ? こういうのを「ジャーナリズムの自殺」と言うのや!
この南青山の現場は、ワシも歩いたことがあるが、あまりの荒みようで、凄かった。古ぼけた家屋に対するスプレーの落書きとかが酷くて、「暴力装置を使った地上げ」が行われておったっていうのが、いやがおうでもわかる。地上げに、そうした「暴力装置」の手足として、ヤクザを使うなんて、ジョーシキだからな。セレブ風を吹かせまくっておるような経済紙・誌なんかは、「再開発はいかにスバラシイか」といった、提灯記事しか掲載せんが、そこに至るには、そうやって既に住んでいる人たちを、アメとムチを駆使して、「追い出す」ことをせんことには、いっこうに前に進まんからな。もっといえば、こうした再開発事業で、いちばん大変なのは、「用地取得」、つまり、「地上げ」だからな。
ただ、そんなことを言ってしまったら、そうした「地上げ行為が持つ、暴力性」なんて、資本主義の「本質」やからな。近代資本主義の成立に伴って、17世紀以降のイギリスでは、毛織物産業の勃興を機に、「エンクロージャー」(=土地の囲い込み)が起こったが、それは、それまで農民らが共有利用しとった土地を、ヤクザまがいの人間を使って、その土地から追い出し、要は「強奪」の形で取得して、大地主らが羊牧場にしていったわけだからな。
そこで、大平モンダイに話を戻すと、なぜ、大平はだな、06年1月12日付け朝刊の1面アタマで、そのサーべらすの件を記事にしたのはいいんだが、どうして、社会面のナンパでそうした「受け」を書かなかったんだ? 結局、あの記事1本だけだと、「ヤクザが絡んだ地上げで、手数料が動いていた」というだけの内容で、ただ、「サーべらす」が冠にあったから、1面のアタマまで行っただけの話だろ。やはり、ニュースの本質は、続報の「二の矢、三の矢」で、そうした「暴力行為を伴った地上げ」によって、泣く泣くその土地を追い出されていった人が、間違いなくおったはずだ。そんなもんは、「現場」を見れば、わかる。
もし、社会ブのブンヤであったとしたら、そうやって、「弱者」であるがゆえに食い物にされ、追い立てられていかざるを得ない、「この世の不条理」というものを、なぜ、その自分のペンで、きっちりと告発せんかったのか。ワシが、一連の大平モンダイで、すごく引っかかっておったのは、「そこ」だ。そういう形で、「続報」を打っていけば、「その後」の展開も、また、違ったものになっておったはずだ。そうした「悔しさ」を、今、ここでワシが書いておる思いが、わかるか? だから、ワシは大平には、この一連の顛末を、「自らの手で、全部、明らかにせえ」って言うておるんや。こんなもん、「人間としてのプライド」の問題だからな。大平自身は納得しとるのかもしれんが、ワシは納得できんし、こんなもん、絶対に許せん。
#何や、秋山直紀のおやぢは、昨日(5月11日)の昼前に、成田に戻ったのか。で、久間のおやぢは、その後すぐ、約2時間後、タッチの「時差」で、同じく成田に着いておったのか。どうせだったら、仲良く、2ショットで、同じヒコーキで帰ってくればよかったのにな。しかし、日本を出たのが5月2日で、その間、ずーーっと、アメリカにおったんだろ。胡キントウよりヒマなんだな。しかし、秋山のおやぢは、見るからに、ヤクザの親分そのものだな。どっかの菱直系の組のカシラでも務まりそうだな(笑)。そのアメリカの現地法人を使って、ロンダリングしたってのは、一つには、久間や額賀のおやぢを、アメリカに連れて行ってメシを食わせたり、ペンタゴンやGE、ボーイング、ロッキード・マーチィンの連中と会って、諸々、蜜談する際に、現地にカイシャをこしらえておけば、そこからドルを調達できるからな。
あとは、タックス・ヘイブンというか、武富士が国税とヤリ合っておったように、そうやって、ペーパーカンパニー的に海外に「カイシャの所在地」を置くことで、日本の税務署には、税金を払わんで済むからな。まあ、どこまで、カイシャがオモテの経理書類をちゃんと整えておったか知らんが、要は、チョーカツの予算執行と一緒で、「ちゃんとソーサ協力者に金を渡してました」と言って、領収書を偽造すればイッパツやないか! 今朝(5月12日)のヨミが、さりげなく抜いておるが、「コンサルタント契約の一部は偽造されている」とあるように、公金にタカるハンザイ者なんて、みんなヤルことは同じやな。腐れ検察自身が、チョーカツで同じことやっとるから、いちばん、その「使途不明金=uragane 」捻出の手口なんて、お手のものやんけ(笑)
#要するにだな、今度の一連の防衛リケンを巡る、「秋山直紀」のおやぢの役割というのは、01年3月に桜田門が身柄を取った、外ム省の裏金担当ノンキャリア、松尾克俊とクリソツということだな(笑)。それは、どういうことかというと、松尾は、「ガイムショウ職員」でありながら、ガイムショウのみならず、「官邸」のキミツ費も扱う立場におったんだよな。そのへんは、松尾がパクられた当時、福田がカンボー長官でおったから、いちばんよく知ってるが、キミツ費は官邸だけぢゃ足りんから、ガイムショウから官邸に預け変えて、実質的には、官邸の首席サンジ官(現・内閣ソーム官)が「扱って」おったんだが、松尾は、その「双方」のキミツ費を引っ張ってくる、「財布」の役割をしとったわけや。で、松尾は、例によって、水増し請求したキミツ費を自分の口座に入れて、そこから自分のクレジットカードで、ソーリ大臣の外遊の際の諸々の経費を落としておったんや。で、ついでに、そこから、愛人への小遣いや競走馬代も払っておったんだが、要は、「究極の公私混同」をやっておったんだが、しかし、そこで、「ややこしい支払い」も、松尾に全部、ヤラせておったわけや(笑)。汚いことは、全部、松尾にヤラせるということで、こういうふうに、松尾という「クッション」を挟むことで、物事がすべからく、「潤滑油」を注すがごとく、動き出すわけや。
だから、秋山のおやぢの役割も、コイツと同じだろ。山田洋行(&日本ミライズ)や三菱重工なんかが、「直」で、久間や額賀のおやぢなんかに、「食わせ、握らせ」をヤッたら、そこで、「足」がついてしまうが、そこに、「秋山のおやぢ」という、クッションを挟むことで、カネの流れが「浄化」できるからな(笑)。で、あとは、「秋山のおやぢが勝手にやってることで、我々は、『そこから先』は、関知するところではありません」と、シラを切ればいいわけだからな。その点で言うと、「秋山のおやぢ個人の脱税」、すなわち、「所得税法イハン」で入るってのは、なかなか絶妙な「切り口」なんだな。刺身を捌くときも、ちゃんと、「筋目」に包丁を入れんと、捌けんからな。「公私混同」なんて、やってるに決まってるからな。カネ、とりわけ、公金の執行なんかは、その最たるもんだが、こんなふうにして、「縛り」が解けて、「融通が効く」ようになっていくに従って、「使途」はデタラメ化するからな。
何だっけ、米・民主党のニューヨーク州の知事だったけか、コールガールを買ってクビになっておったようだが、秋山のおやぢも、DCでいろんな連中にコールガールの世話ぐらいしとると思うけどな。まあ、ワシが、おやぢの立場だったら、間違いなく、ヤッとるわ。そんなカネ、オモテの会計項目から予算支出なんて、できんからな。そうか、秋山のおやぢは、防衛リケンの「究極のロンダリング装置」ってことやな(笑)
#おっ、矢野絢也が昨日(5月12日)、「現代の生き仏」「妙法の当体」こと、イケダモン大先生の高弟らに、「ひょー論家カツドウを妨害」されたとして、その高弟と信濃町を相手取り、損害バイショウ請求訴訟を、東京チサイに起こしたのか。しかし、ぬあんで、大先生を「被告」に入れてないんだ? こんなもん、「イケダモン案件」に決まっとるぢゃないか。ただ、サイバンでの勝利を確実にし、きっちりと、カネを毟り取るには、センジュツとしては、やはり、大先生を「被告」から外すのが、「得策」だから、どっちを取るかだろうなあ。いずれにしても、コイツは「証人」としてだな、ぜひとも、大先生にはサイバン所にお出で頂いてだな、「師弟対決」をヤレば、チョー盛り上がるぢゃないか! イケダモン大先生が、法廷に出てくるとすれば、あの隈部大蔵の「月刊ペン」ジケン以来か。コイツは新潮をはじめとして、手ぐすね引いて待っておるなあ。
そう、「フォーラム21」の08年5月号(5月10日発行)、さらには、「週刊新潮」の08年4月17日号も書いておったが、ケーシ庁野方署による、その妙観講所属の女性2人の「不当タイホ劇」は、事前の事情聴取も、一切なく、その最初にタイホされた女性の方は、朝、いきなり、野方署員が自宅にやってきて、そのまま身柄を取って、手錠と縄をハメられて、署に連れて行かれたっていう、少なくとも、「民主主義国家」なら、「ありえない話」だが、それは、日時としては、「3月19日」だろ。だって、その前日、丸ハムが竹入義勝を訴えておった、20年も前の「党のカネ着服、500万円で嫁ハンの指輪購入」の案件で、東京チサイが「原告全面敗訴の判決」を言い渡しておるからな(笑)。そりゃ、大先生、チョーお怒りになるわな。「貴様らは、私を守らないぢゃないか! 何しとる、このアホンダラが!」ってところだわなあ。しかし、藤井富雄にまでヤツ当たりするとは、イケダモン大先生も、相当、腹の虫が収まらなかったんだな。でも、しょうがないわなあ。センキョで「票数」が落ちてるんだからなあ。
さすがに、チケンも、ムネムネやラスプーチンといった「政治犯」ぢゃないんで、処分保留で釈放し、キソはせんかったが、仮にソーサに着手するにしても、こんもん、「在宅」で済む話だろうが。それも、カタギのオンナをこんなふうに、問答無用で身柄拘束するなんて、ヤクザならまだしも、許せんよなあ。被害者の女性(&支援者)は、民事、刑事で徹底的に「真相究明」すべきだ。こんなもん、「泣き寝入り」したら、絶対にアカン。特に刑法第194条の「特別コーム員職権濫用罪」というのがあって、コレは「裁判、検察若しくは警察の職務を行う者、又はこれらの職務を補助する者がその職権を濫用して、人を逮捕し、又は監禁したときは、6月以上10年以下の懲役又は禁錮に処する」にドンピシャリ該当するわけだから、その連行していった野方署員や、取り調べた刑事、さらには、その「共犯」として、「藤井富雄」もセットで、「被告訴人」として、告訴状を検察庁に出すべきだ。
#ん、「宇宙軍拡=腐れスターウォーズ法案」が、今日(5月13日)の午後、トコロテンみたいに、「自公+民」で、ダーッと、衆院本怪議を通過して、参院に送付されたのか。で、共・社は反対か。ほいで、綿カメ新党や平沼といった郵政造反の無所属ギイン、さらにはムネムネ新党は、どういう「投票行動」を取ったんだ? こういう「足元」はきちんと見ておく必要がある。で、参院に送付されたということだが、例えば、参院でギセキを持ってる、田中康夫んとこの「新党ニッポン」は、どういう対応をするんだ? どうも、国怪対応を見てると、「道路」で目くらましをして、目立たないように、目立たないようにということで、涙ぐましいまでに、「非重要ホウアン化」しようとしていることが、よくわかる。「スパイ衛星」こそが、MD、すなわち、「ミサイル防衛」と直でリンクし、それはすなわち、「宇宙軍拡」に道を開くものだからな。もっと丁寧なギロンがあっていいハズなんだ。それが、衆院では、自公民で、内閣イイン怪に共同提出した後、わずか「2時間」で採決して、それで、こうやって本怪議で通して、「ぢゃあ、後は参院、ヨロシク」だろ。こんなバカな話があるかってんだ。河野洋平も、もうすっかりヤキが回ったんだな。こうした「暴走」にブレーキをかけるだけの余力も、リーダーシップもないんだなあ。宏池怪の没落を象徴しとる光景だ。草葉の陰で、池田勇人、前尾繁三郎は何と思っておるだろう。通常、今の内閣支持率では、通らん法案なんだが、何か、ウラがあるな(笑)
それと、もうひとつ、こうやって、ホウアンが動いているタイミングにこそ、「異論反論オブジェクション」の声を上げなければ、まったく意味はないんだが、軒並み、「言論人」「知識人」と、世の中では称されている連中は、完全にダンマリを決め込んでおるよな。それは、「知ってて、敢えて見て見ぬフリ」をしてるのか、それとも、こういう状況が動いていることを、「認識」できていないのか、どっちなんだろう。もし、前者であれば、単なる「ビビリ」だし、後者であれば、「無知」ってことだからな。アレコレ、イッパン論を言っても、意味ないんで、わかりやすい例をひとつだけ挙げると、昨日(5月12日)の神奈川シンブンに、辺見庸が「水の透視画法・くぐもる『個』の沈黙」と題する雑文を書いておるんだが、コイツが見事なまでに、「何を言っとるか、さっぱしわからん」のだな。80年代に、「ポスト・モダン」とか言って、フランス現代思想なるものが、一世を風靡したが、アレと同じクチやな。「懊悩」だの、「諧調」だの、「揶揄」だの、シンブン社の1次の筆記試験に出そうな難読漢字は氾濫しとるが、今、動いている「現実」については、一切、触れてないんだ(笑)。ブンヤが「簡潔・平明・達意」な文章を書かんかったら、オシマイだろ。「象牙の塔」に篭って、「世間の風」に当たっておらんアカデミシャンなら、まだ、わかるが、辺見は共同通信の社会ブでブンヤをやっておったんだろ? 「科学文明の極北にある『宇宙軍拡』に対する、ニンゲンの想像力」というテーマで雑文を書いたところで、ボツになるとは思えん。
だって、辺見なんて、『プレイボーイ日本語版』(02年6月号)で、チョムスキーに単独会見し、その際、チョムスキーは「宇宙軍拡の危険性」について、「21世紀は、スターウォーズの時代になる」とまで、警鐘を鳴らしておるんだ。確か、その後、集英社新書から出した共著でも、その部分は収録されておると思う。しかし、その「くぐもる『個』の沈黙」って、自分のことを言っておるんだよなあ。図らずも、ひとりの「言論人の死」を象徴している。ワシは、こうはなりたくない。少なくとも、ワシは、耄碌する前に、自分で筆を折る。
#ワシ、うかつにも知らなかったんだが、奈良の「僕の放火ジケン」での鑑定医タイホ劇のウラを書いた、「新・草薙本」が、既に光文社から出ておったんだな。タイトルは、『いったい誰を幸せにする捜査なのですか。 検察との「50日間闘争」』か。もう少し、カゲキにすりゃ、よかったのにな。ワシなら、『いったい誰の「口を封じる」ソーサだったのですか? ワタシの腐れ検察との50日間バトル』にする。「出る」という話は、既に朝日シンブンが鑑定医の公判の記事の中で触れてあったが、その後、「本が出た」という話を聞かんかったんで、「どうないなっとるんや?」と思っておったら、既に、この5月のアタマからマーケットに流通はしとるんだな。しかし、マスコミは、書評も含めて、見事に「黙殺」しておるんで、「本が出てる」という事実すら、知らない人は、多いと思う。本屋でも、神田の三省堂とか、新宿の紀伊国屋とか、そういう大型店しか、ひょっとしたら、置いていないんではないだろうか。しかし、調書を丸写しして「僕とパパ」の話を書いたことで、あれだけ大騒ぎになった、講談社からの「元祖・草薙本」と比べたら、全然、「扱い」が違うわな。いったい、この「落差」は何なんだ?
で、この「草薙本ジケン」では、腐れ関西検察のドン・土肥孝治が動いて、「ジケン」にしたということだが、コイツは「赤レンガ」が、土肥にアタマを下げて、動いてもらっておるんだな。三井環のオッサンの口封じタイホ劇と同様、「赤レンガ&腐れ関西検察」の絶妙なコラボが奏でられておるということだな(笑)。土肥にしてみると、「加納人事」を強引に、原田明夫にねじ込んだ「借り」があるんで、ココはどうしても動かざるを得なかったんだろうなあ。ジケンの調べを担当したのは、大阪の特捜の連中が、奈良チケンに出向みたいな形でしゃしゃり出ておって、もう、コイツは「赤レンガ=saitei検」マターの話で、そこからの指示で、「直」で動いている案件なんだな。
しかし、腐れ検察、ホンマに馬鹿なのは、草薙とその京大教授が「不倫のカンケイ」にあるもんだと、勝手に思い込んで、ぬあんと、「ブラック・メール」に引っかかったってんだよな。本当にバカだよな。毎日シンブンの「西山ジケン」のときは、西山太吉が蓮見喜久子を連れ込んだ、シブヤ・道玄坂の連れ込み宿を特定し、そこに2人が入り、支払いもちゃんと西山が済ませているという、「ウラ」を取って、初めて「身柄拘束」に持っていっておるから、西山は「ネタ元」をゲロッたんだ。そこから、あのキソ状に記載された、「情を通じ」という、見事なブンガク的表現が出てきたんだからな(笑)。それに比べると、最近の腐れ検察は、ホンマ、内偵も全然、せんままに、突然、「上からの指示」で、身柄を取るから、こんなワケのわからん国策ソーサが続発しとるんだな。
で、今度、腐れ検察が、「僕とパパ」のジケンに介入したのは、その「少年ジケン」を巡る、諸々の「闇」というか、「少年法」というオモチャを、ある局面では、「金科玉条」のごとく振り回すことで、ナンダカンダ、隠されておるという実態があって、草薙は前、赤レンガの少年鑑別所の教官でおったんで、そうした「現場の機微」や、いろんな人脈があって、そこから「肥溜め」に手を突っ込んだんで、赤レンガとしては、「あのアマ、いっちょう、締め上げたれ」ということになったというのが、「真相」のようだ。しかし、奈良の「僕とパパ」のジケンでは、「少年法の精神の尊重」、すなわち、「少年の将来における更正の可能性を尊重する」という錦の御旗を振りかざして、「キチガイに刃物」のごとく、タイホ権を振り回したかと思えば、光市の母子殺害ジケンでは、元少年を死刑にさせようとして、狂ったように「イケイケドンドン」なわけだろ。この腐れ検察の「ダブル・スタンダード=二枚舌」を、どうして、少年ジケンで飯で食ってきた連中は、誰も叩こうとしないんだ? 立花隆とか、高山文彦、藤井誠二、宮崎哲弥は、何かこのタイミングで、ちゃんと気の利いたコメントを出しておるのか?