大スクープ! コレが「最高裁の裏金」捻出のカラクリだ!(承前) |
#今朝(4月22日)の日経が、「腐れスターウォーズ(=宇宙基本)法案、今月(4月)末にも成立へ/与党と民主合意」と書いておるが、そもそも、こんなややこしい法案を、衆院補選・山口2区の「ガソリン血戦」を目前に、いじくり回しておるんだ? おそらく、与党サイドは、何か、昔の防衛リケン絡みのネタ(金丸関連?) で小沢一郎を脅しておるんだろうなあ。それと、前原が秋山直紀のおやぢと一緒にワシントンにも行ってるからな。そのへんのネタもあるだろう。こんなややこしい法案は、小沢、「『大連立』を組んでから、やれ」ってところだな。要するに、守屋をはじめとして、ボーエイ庁&自衛隊が、アメリカに押し付けられている、あのMDを勝手よく使い回すためには、こうした「法ツール」がどうしても必要なんだよな。MDってのは、酒盛り中に漁船との衝突ジケンを起こした、あたご丸をはじめとする「イージス艦」から発射するミサイル(=SM3)で、日本上空を通過するミサイルを撃ち落とすということなんだが、こうした長距離ミサイルってのは、「大気圏外」という、「宇宙空間」を飛ぶんで、そこを飛ぶミサイルに攻撃を仕掛けるというのは、そもそも「専守ボーエイ」に徹するという、憲法9条にイハンするというギロンがあるんだよな。
あと、それともうひとつは、「集団的自衛権」のモンダイ。アメリカ様の言い分としては、「北の偉大なる将軍様が、ハワイか米本土西海岸に向けて、長距離ミサイルを発射した場合、植民地である日本は、ちゃんと『アメリカの盾』となって、事前に撃ち落としてくれるだろうな。それで、オマエんとこに、イージス・あたご丸をはじめとするMD関連商品を、ジャンジャンと売りつけたんだからな」ってところだからな。だから、コイツをきちんとギロンしたら、そんな「野党としても、ハイ、超OK、すぐ、大賛成です」という法案ぢゃないんだな。少なくとも、国対運営上では、「揉めた」という演出を施す必要があるんだよな。いずれにしても、コイツは「憲法9条とのカラミ」があるんで、相当、ややこしい案件なんだな。だから、こんもんが、突然、動き出すってのは、ウラで何か取引されたとみるのが、フツーだろう。
まあ、ワシに言わせれば、「口先では『ハンセン平和』を唱えながら、ホンネでは戦争に協力したくてしょうがない、宗教の仮面を被った全体主義結社」(=イケダモン大先生率いる信濃町丸ハムファイターズ)が、こういう法案をジャンジャン通すのは、まだ、わかるし、全然、いいんだ。しかし、コレが一昔前だったら、自民党内のリベラル派、特に宏池会あたりが、毅然と「NO」の声を上げていた。
例えば、平野貞夫のオッサンが『昭和天皇の『極秘指令』」(講談社)にも書いておるが、核拡散防止条約(NPT)を国怪で批准したのは、76年6月、三木内閣のときだが、ちょうど、このときは、「ロッキード疑獄」が大噴出して、国怪が大混乱しておったんだな。で、平野のオッサンがこの本で明かした「歴史的スクープ」では、当時、衆院議長だった前尾繁三郎の秘書をやっておって、前尾から、そうした「政治のウラ」をいろいろと聞かされることになるんだが、実は、このNPTの国怪批准のウラには、じつは「昭和天皇の意向」が働いていたというものだ。おそらく、「先の戦争」で、沖縄戦、原爆投下など、諸々の惨劇を日本が被ったことに対する、「忸怩たる念」が、昭和天皇にはあったのではないか、ということだが、おそらく、ワシも「当たらずとも遠からず」ではないかと思う。まだ、あの時代は、野党はむろん、むしろ、自民党の中におった人間にも、あの戦争体験を知っておったのがおって、むしろ、そういう連中こそが、「ブレーキ」をかけていた。「GNP1%枠」を導入した三木武夫なんて、その最たるものだと思う。
で、オモロイのは、当時の「ロッキード政局」では、政権与党の「灰色高官」にまで、捜査のメスが入るかどうかで大揺れに揺れておって、そうした状況から、三木内閣の支持率はジリジリと低下し、着々と「三木包囲網」が敷かれておったんだな。今の福田みたいなもんや。凄かったのは、あの「椎名裁定」によって、三木をソーリ・ソーサイに担ぎ出した椎名悦三郎が、じつはウラで「三木下ろし」に動いていて、ちょうど、三木内閣に入ってる、田中派の閣僚の一人が、P3C絡みのカネを受け取っているというネタを掴み、椎名がウラで、国怪で仕掛けようとしておったのを、三木が事前に察知し(ちなみに、この情報を三木に直に伝えたのが、大森実)、断固とした「政局対応」で、その「三木下ろしに対する切り返しの最大のカード」として、「田中角栄タイホ」のGOサインを出すんだな。
もちろん、ロッキード事件は、アメリカの意向もあったにせよ、「三木の決断」がなければ、あそこまでは行かなかったはずだ。結局、三木は「解散総選挙&内閣総辞職の要求」を最後まで撥ねつけ、衆院の任期満了までソーリ大臣に居座ったんだからな。おそらく、この最近で、「任期満了」まで衆院が持ったというのは、三木武夫の時だけだと思う。あー、そういえば、前尾繁三郎も宏池会ぢゃないか。かつての「自民党リベラル」ってのは、もちろん、国対的なウラでの取引もやったが、最後のところで、毅然とスジを通すところがあった。ロッキード逮捕のGOサイン、さらには、NPT国怪批准と、「権力の暴走」を、「権力の最中枢にいる人間」が、止めているんだよな。
で、本題に戻すと、こんな憲法にモロ、抵触する「腐れスターウォーズ法案」が、なぜ、何のギロンもなく、スーッと「取引材料」みたいに、トコロ天のごとく、国怪を出ていくんだ? で、それに対して、きちんとした「異議申し立て」を、このタイミングで、誰もきちんとしようとしないんだ? 少年法も死刑廃止もいいけど、もう少し、こっちの方も、せめて、モンダイ点ぐらいは洗い出して、あのロンキャク連中の大好きな「ギロン」をせえよって感じだよな。
#で、この「腐れスターウォーズ法案」は、あの腐れ電子投票法案などと同様、ワシは最後の「ひとり」になっても、反対の意思を貫くが、要するに、この法案の根本的な欠陥は、あの「MD」(=ミサイル防衛)のレベルの低さ、さらには、その「金食い虫ぶり」というところに、尽きるんだな。要は、図らずも、今度の守屋ジケンで明るみになったように、久間や額賀のおやぢらが、三菱重工なんかと一緒に「防衛リケン」にタカッていくための、格好のツールだからな。
例えば、北朝鮮が、日本に向けてでも、日本上空を通過して、アメリカに目がけて長距離ミサイルを発射したとして仮定してもいいが、その場合、発射されるミサイルは「1発」とは限らないからな。2発、3発の連射はもちろん、10発まとめて撃ち込んだ場合、別にその10発すべてが「実弾搭載」でのうても、残りの9発は単なる「影武者ミサイル」、すなわち、「ロケット」でもいいわけだ。で、その場合、「影武者ミサイル」と「本物の実弾装填ミサイル」とをちゃんと、イージス・レーダーは識別して、「本物」の方を、ドン・ピシャリと撃ち落してくれるのか? 去年(07年)の12月に、ハワイ沖で、SM3の発射実験をヤッたのは、イージス・こんごう丸だったが、この前、漁船との衝突ジケンをやらかした同じ、イージス・あたご丸は、1台1415億円、で、このSM3のミサイルは1発、ン十億円もするんだろ。そもそも、「費用対効果」があるのか?
ほいで、まだ、コレが「核」なら、広島、長崎で実証されたように、「最終兵器」として、「抑止力の効果」はあるから、つまり、「抜かずの刀」、「伝家の宝刀」として、「そういう核を、日本を持つべきだ」というギロンがあってもいいだろう。しかし、日本は、先の大戦における、そうした「手痛い」というより、「取り返しのつかない惨劇」を被ったことで、「やはり、そういう過去の歴史を負っている以上、日本国の防衛の国是として、核保有は放棄しましょう」としたのが、佐藤内閣のときの「非核3原則」であり、さらには、三木内閣で国怪批准した「NPT条約」ではなかったのか。なぜ、現役のボーエイ庁長官だった久間章生の「原爆投下はしょうがなかった発言」に、日本全国から、「燎原の火」のごとく、反発の声が盛り上がって、「与党・参院選惨敗」の一因にもなったか、その「機微」を考えろってんだ。
で、今回、与党と民主との間で合意し、「4・27直後」に「ギイン立法」で再提出することが決まったという、「腐れスターウォーズ法案」というのは、その日経の記事によると、これまで日本が、1969年の国連宇宙条約の批准に伴い、採択した国怪決議で、「平和目的に限る」という縛りをかけ、事実上、「軍事転用」を禁止してきたんだが、今度の「宇宙軍拡=スターウォーズ法案」では、その「縛り」を全部、とっ払うってんだよな。
ワシは何度でも言うが、こんなややこしい法案が、何のギロンもなく、スーッと国怪で通るっていうことが、不思議でしょうがないんだな。いいか、「文民統制」の本質とは、とりわけ、「軍隊」という暴力装置の暴走に、いかに歯止めをかけるか、だからな。しかし、こんな法案を「4・27」の直後に国怪を通すってのは、「大政翼賛会」以外の何物でもないよな。しかし、平岡秀夫は、「私は今度の補選の勝利を足がかりに、『民主党は、政権交代を目指します』」って言ってんだよな(笑)。バカも休み休みに言え。コレで、代々木の「1万票」を逃がしたなあ。各社の世論チョーさぢゃあ、山本繁太郎の猛追を受けてるんだろ。
#ある筋から情報が入って、「下」で書いた、三井環のオッサンが刑事告発した、尼崎市役所発注のごみ処理事業に絡む談合ジケンで、今日(=4月23日)、兵庫県警本部でソーサ会議が開かれたそうだ。で、さっき、オッサンとも話をしたんだが、談合自体は、ジケンとしては「固い」というか、「コレを談合で上げれんかったら、どうしようもないわな」ということになって、むしろ、ポイントは「その先の広がり」、つまり、「入札妨害→落札価格漏洩→サンズイ」というふうに、伸びていくかどうか、ということで、双方の認識が一致した。まあ、そういうことだから、各紙・神戸シキョクの県警担当、抜かれんようにしてくれよ。「特オチ」したら、アカンで(笑)
#ほいで、久間のおやぢが、唯一の取締役をやっておる、例の資金トンネル会社「アイメック」だが、今年(08年)の毎日の元旦紙面の1面アタマで「字」にしておったネタにも出てきてるんだな(笑)。要するに、東京・江東区の福祉用具販売会社「OTI」が、久間のおやぢに1億円をくれてやって(=無担保融資)、そのうちの8500万円を、その「アイメック」に貸し付けて、そのアイメックが、徳之島に例の「別荘」を買うておるんだよな。
で、週刊新潮の08年1月17日号が、この毎日の記事の「続報」を書いておって、この別荘の前の持ち主は、赤坂で店を経営している40代半ばのオンナで、このオンナは久間ともズブズブのようだが、その新潮記事では、久間のおやぢが、何やら曰くありげに、「いや、その別荘は、小沢さんの関係なんだけどなあ」と、言ってるんだよな。で、このオンナは、要するに、久間とも、小沢とも親しいようで、妙な「三角カンケイ」がここで浮上しとるんだよな。
だから、久間のおやぢにしてみると、「あんまりアイメックのことを突いてくると、徳之島の別荘のネタを出すからな」と、小沢を脅しておるんだよな。あー、そうか、それで、このタイミングで、突然、「宇宙軍拡=腐れスターウォーズ法案」を、いじくり始めたんだな。ただ、「閣法」でのうて、民主を抱き込んで、「ギイン立法」でヤロウとしとるところに、「限界」が見えるな。しかし、こんなオンナのネタを、法案成立のウラ取引の材料にするなんて、永田町も、相変わらずだな。「いかにも」という話だ(笑)。小沢も身にやましいことがなけりゃ、堂々としてればいいんだ。それとも、むしろ、前原が秋山直紀のおやぢに「ごっつあんです」になっておった方か? どうも、そこらあたりから、女コウモリがコイズミ絡みで、「ベンキョー怪をしませう」と、ラブコールを送ってるんだな。
#で、例の「久間チョーさ怪」の名刺を持ち歩いておる駒栄博志が、「実刑」を食らった、福岡県若宮町の町長に現金1000万円を渡した贈賄ジケンだが、じつは、このジケンでの福岡県警のターゲットは、ぬあんと、「久間のおやぢ」だったってんだよな(笑)。おやぢは、この件で、現地にも足を運んでおる。ところが、駒栄がソーサ段階、さらには公判でも「久間の関与」については、「一切、喋らなかった」んで、おやぢは、今でもなお、のうのうとしておられるというわけや。だから、駒栄が身代わりで「塀の中」で勤めをしてきたわけだから、久間のおやぢにしてみれば、駒栄なんて「切れん」どころか、「足を向けて寝れん」わな。まあ、「顔出し」で、いろんなところに喋られても困るしな。「久間&駒栄」の国内最強タッグなんて、このテの話を引っ張り出してきたら、キリがないからな(笑)。だから、おやぢにしてみると、「心あたり」がイッパイあり過ぎて、どの件かサッパリわからんから、トボけるしかないよなあ。
#しかし、宏池怪の中谷元、いい気になって、「ボーエイ論議」にノー天気になっておるが、90年2月に初当選した総選挙(当時、高知全県1区)で、父親が経営する県内最大手ゼネコン、大旺建設の集票組織を使いまくって、もの凄い「大金権センキョ」で、晴れて国怪の「赤絨毯」を踏むことができたんだからな。このとき、中谷陣営では、ものすごい数の運動員がパクられておったが、実質的には、高知で次席でおった三井環のオッサンが、県警のケツを叩いて、身柄を取らせておったんだからな。県警は「3月の定期異動を控えておるんで、このへんで打ち止めにして欲しい」と懇願しておったのを、無視して、ガンガン、身柄取らせたんやからな。そのとき、選対事務局長で、「横田雅範」というのがおって、コイツが喋っておったら、まず、間違いなく、「中谷当選無効」と、連座適用に行くところまで、ジケンは伸びておった筈だが、この横田という男が、全部、口を噤んだんで、ジケンはそこで止まったんや。もし、この横田が、このとき、全部、洗いざらい喋っておったら、中谷の今のポジションはない。それだけは、断言できる。この「横田」ってのは、生粋の「土佐人」で、「元ちゃんをオトコにするためには、何でも泥を被る」というタイプだったと、当時の取調べ検事から話を聞いたことがある。しかし、この中谷は、全然、「土佐人」らしくないな。本当の土佐人は、坂本竜馬であり、中岡慎太郎、吉田茂を言うんだ。中谷なんて、宏池会でありながら、ただの、防衛リケンにタカる「ダニ」と同じぢゃないか!MDの費用対効果をちゃんと示す、「積算コンキョ」を出せ、積算コンキョを!
#その東京チケンが、この4月23日に関係者の身柄を取った、中国での旧日本軍の化学遺棄兵器処理ビジネスを巡る「PCIジケン」だが、コイツも各紙の「字」を読む限りだが、ジケンの立て方がイマイチだな。そもそも、今回、ジケンとしての「罪名」は、商法の特別ハイニンなんだよな。まあ、このPCIグループも、例によって、グループ会社同士、さらには各カイシャ内部でグジャグジャと金を回して、デタラメをやっておったんだろうが、そもそも、商法の特別ハイニン罪は、刑法のハイニン罪のトクベツ規定であって、刑法のハイニン罪とは、本来の任務に背き、財産上の損害を与えたことを罰するもので、とりわけ、コーム員が、デタラメな予算執行をやった場合など、ジケンとして、この条文を適用できる。で、商法の特別ハイニン罪とは、その刑法のハイニン罪の規定を「株式ガイシャ」の経営にも適用し、本来的には、取締役らの経営幹部が、デタラメな放漫経営をやったことで、会社が大赤字となって、にっちもサッチも行かなくなった状況に対し、その刑事責任を問うものなんだよな。そやから、一種の「身分犯」やな(だから、カイシャの経営陣ではない、「ヒラ社員」がこの罪に問われることはない)。いちばん、わかりやすい例で言うと、金融機関がマトモな担保も取らず、ジャンジャンと貸し付けた結果、「回収不能」になって、経営が傾いた、というようなパターンだよな。
要は、株式ガイシャってのは、株主に対してちゃんとした配当を出す義務があるから、当然、「健全経営」をしなくちゃならんってのは、当たり前のことで、そうした「資本主義社会のルール」を守るためにある、「商法の規定」なんだよな。だから、「最高刑」も、刑法のハイニン罪の「5年」よりも、さらに2年重い「7年」なんだよな。
で、商法の特別背任ジケンってのは、イッパン的には「放漫経営」によって、経営陣が代わり、新しい経営陣が、旧経営陣を刑事コクハツして、表沙汰になるってのが、フツーなんだよな。もっとブッちゃけて言えば、「内紛」やな。そやから、あの守屋のジケンも、もともとは山田洋行内部の「内紛」がきっかけで、最初は元専務が日本ミライズに持っていったカネによって、「山田洋行に損害を与えた」として、商法の特別ハイニンで立てるという案もあったわけだろ。
しかし、今回の「PCIジケン」を見てると、どうも、そういうジケンの立て方ではないようなんだな。ま、ワシ、このジケンはあんまりキョーミがなかったんで、「ああ、そういえば、週刊誌に出てたっけなあ」という程度の認識しかなかったんだが、タイホ容疑を記事で見て、その「荒木民生」というのが、グループ内の最高実力者ということなんだが、その毒ガス弾処理を巡って、要は、内閣府から、親会社の遺棄化学兵器処理機構(=PCIグループ)が、例の「随意ケイヤク」で、丸ごと一括受注したのを、さらにゼネコンの「丸投げ」と同様、同じグループ内の「PCI→PPM」と下請け、孫受けという形で回して、「途中」をピンハネしとるんやな。
#で、その「PCIジケン」の続きだが、タイホ容疑では、何をもって、「商法の特別ハイニン罪」と捉えているのかというと、そのPCIからPPMに流れた約1億2000万円のカネが、その毒ガス弾処理事業で発注したように見せかけながらも、実態としては、その荒木に渡って、何だかワケのワカらない使途に充てていたということで、「PCIに損害を与えた」ということのようだが、チャート図を見ても、じつにわかりにくい。もし、そうやって、荒木が受け取った金が、「本来業務に使っていなかった」とすれば、むしろ、荒木を「ギョーヨコ」で身柄を取った方が、「ぢゃあ、そのカネをいったい何に使っておったんだ」と叩くことで、ジケンの「伸び」が出てくるからな。どうせ、こんなもん、国怪ギインが、ウラで「口利き」で暗躍しとるに決まっとるからな(笑)
ほいで、各紙を見ると、ヨミが少し、踏み込んで書いておるが、元請けの「PCIグループ」は相当な金額を水増しして、内閣フに請求しとるようだから、「東京チケンは、『サギ容疑』でも調べている」と書いているが、むしろ、どうして、こっちの「サギ」で入らんかったのか、という気がする。っていうか、こんなもん、内閣フだって、どうせ、「グル」だからな。ボーエイ庁の装備チョータツを出すまでもなく、「水増し請求」なんて、役所ぢゃ、アタリマエ、「カルチャー」だからな。「皆さん、そうやって、税金にタカッてくださいね。あと、キック・バックも、ちゃんと、よろしくネ」の世界だからな。ワシに言わせりゃ、発注先の内閣フなんて、サギの「被害者」でのうて、「大共犯」や! 「被害者ヅラすんな、このアホンダラが!」っていったところだな。
だから、むしろ、「再タイホ」でジケンを立てていくんであれば、98年に東京チケンが摘発した、ボーエイ庁のチョータツ実施ホンブを舞台にしたジケンと同様、ナイカク府の連中も、「刑法のハイニン罪」でビシバシと身柄を取れってカンジだよなあ。こうしたデタラメな予算執行によって、どれだけワシらの血税が浪費されてると思ってるんだ! ジケンの「被害者」は、ワシら主権者たる「コクミン」なんだからな!
#PCIジケン、産経が、昨日(=4月24日)の朝刊で書いておったが、このPCIってのは、ODAをはじめとして、いろいろとワケのワカらん、政府関連のリケン予算に、イッパイ、タカっておったんだな。ほいで、カネを移し変えた先の、その「PPM」ってのは、そのワンマン会長の荒木民生の「自由に使える財布代わり」だったのか(笑)。だから、PCIグループが引っ張ってきたカネを、その今度、特別ハイニンの舞台とした「PCI」を経由し、さらに、「PPM」と、いわば、「親→子→孫」と、ゼネコン工事と同様、丸投げしていく過程で、ジャンジャンとピンハネしとるんやな。で、この荒木ってのは、「親バカぶり」を発揮して、自分の倅(=長男)が失敗した事業の尻拭いを、そのPPMに持ってきたカネでヤッとったということか。しかし、特捜も、関係者の身柄を取ったってことは、この荒木民生の「財布」である、PPMも含め、当然、諸々のカネの流れをちゃんと調べ上げたうえで、いちばん、オモロク、ジケンが伸びそうなところから、包丁を入れてるんだろうな。
#書くとこないんで、こっちに書くが(しかし、もう、ヒマダネの域を超えてるんでな)、光市母子殺害ジケンで、被害者の夫が、「WiLL」の08年6月号に手記を寄せていて、ワシ自身が、このジケンそのものを「知らん」ので、「えっ」と思ったんだが、被害者の母親(=妻)は、その夫が自宅に戻って、「第1発見者」として、母子の遺体を見たとき、母親はほぼ全裸の状態で、口を粘着テープで塞がれておったんだな。で、その元少年は、母親を殺害後、性交したということで、死ぬ際に、糞尿を漏らしているんだが、それを性交の前か後か知らんが、元少年は、ふき取ってるんだな。その元少年の実母も、中1のときに自殺しとるんだが、その際、同じように実母も糞尿を垂らしておって、おそらく、その光景が、元少年の頭の中では、殺害時に、オーバーラップしとるんだろうなあ。やはり、「母親への愛情」、「家族に対する愛情」に飢えておったんだと思う。もちろん、問答無用に殺害した元少年の行為に、同情の余地はないが、しかし、それでも、ワシはひとりの人間として、一粒の涙を禁じえない。
で、少年ジケンにおける「死刑適用の是非」もさることながら、これまでの新聞等の報道を見る限り、「ジケンの詳細(=機微)」ってのが、全然、「字」になってないんだよな。確かに、少年ジケンであること、さらには、被害者や遺族に対するプライバシーへの配慮もあるだろう。でも、「口を粘着テープで塞がれていた」というのは、大事な「事実」で、少年のタイホ時の朝、毎、ヨミの記事(99年4月19日朝刊)を見ると、そのような記述があるんだが、その後、そうしたディティールの報道が、消えて、なくなってしまっているんだよな。で、例えば、その粘着テープに、娘の首を絞めた「紐」も、どうも、事前に準備したまま、あの社宅の団地を、元少年はピンポンして回っておったようなんだな。この粘着テープと紐は、「どこで入手した」のか、ということは(それとも、被害者の部屋にもともとあったものなのか?)、元少年の犯行が、「計画的」だったか、「衝動的」だったかを判断する、重要なポイントになっている。
しかし、各紙が、差し戻し控訴審翌日の4月23日付け朝刊に載せている「判決要旨」にも、そのくだりや、判決がどう認定してるかは、まったく、「抜け落ちて」いるんだよな。で、判決前日の未明に、TBSが、綿井健陽のネタを使ってOAした番組でも、その元少年の生い立ちについては触れておっても、「粘着テープ&紐」については、見事に抜け落ちておったんだよな。
だって、「粘着テープ&紐」ってのは、今度の犯行における「凶器」だからな。元少年は、普段から、こんなもんを持ち歩いておったのか、それとも、その日は、たまたま持っていたのか(犯行の直前に購入したのか?)、それとも、自分の仕事で使う目的があったのか、そういう「詰め」は、当然、必要だろう。このテのジケンは、とにかく、まず、「事実」を詳細に調べ、追っていくことが、第一だ。量刑について、どうのこうのとギロンするのは、「それから」だ。ワシ自身は、死刑制度には反対だが、それは「ロン」のレベルの話であって、ジャーナリズムは、まず、「ファクト」を丹念に集め、そこから、「真実」を追及することだろうが。「刑事サイバン」も、本来、そういう「場」ぢゃないのか! ホンマ、今度のジケンは、「死刑制度云々」とばかり抜かしやがってる連中が、いい「メシの種」にしてやがるな。