大スクープ! コレが「最高裁の裏金」捻出のカラクリだ! |
で、これまでの、こっちのA面硬派ブログのラインナップを見ると、本来であれば、「格差創出」の連載に戻したいところでですが、ワタシの頭があまりよくないために(苦笑)、その「マルキシズム思想」に対する、根本的なソーカツ、批判というところで、まだ、確実な発酵段階に至っていませんので、そっちの方は、また、そのうち、気が向いたら、連載は再開したいと思います。
さて、月の暦も替わったことだし、キリがいいというのは、いろいろと目出度いこともあったりしますので、そのお祝いにかこつけて(笑)、そこで久々に超ド級のスクープをブチ込みたいと思います。
ま、その内容は、今回のタイトルにある通りですが、じつは、このほど、その「最高裁の裏金づくり」の詳細な手口が、明るみになりました。
それは、元判事による実名の内部告発で、「出所」は、この8月5日付で日本評論社から初版が刊行された『裁判が日本を変える!』の「第五章 裁判官の統制」というところ(107頁━117頁)に記載されています。著者は、現在は香川県弁護士会に所属する「生田暉雄(いくた・てるお)弁護士」です。
生田弁護士からは早々に、この本を贈られていたのですが、ワタシの方が、柏崎に行ったりとか、ナンダカンダでバタバタしていて、" 本の宣伝" がこういう時期にズレ込んでしまいましたことを、ここで深くお詫び申し上げます(笑)
最初に、生田弁護士の経歴を簡単に記しておきますと、司法試験合格後、1970年に裁判官に任官し、1987年には大阪高裁判事を務め、92年に退官。
その後、香川県内で弁護士活動に入り、愛媛県や東京、宇都宮での、「新しい歴史教科書」採択の違法・無効確認訴訟に関わっているほか、地元のミニコミ紙『四国タイムズ』の顧問弁護士的な立場として、川上道大社長の手がける裁判(民事提訴、刑事告訴・告発)にもタッチしています(ちなみに、05年3月に、加納駿亮の大阪地検検事正時代の調査活動費着服の件について、川上社長が最高検に業務上横領罪で刑事告発した際の代理人を、この生田弁護士が務めています)。
で、生田弁護士は、22年という長い間、「裁判官」として、司法制度の内側にいて、なおかつ、「大阪高裁判事」という、かなりの中枢のポジションにいたことで、そのときの体験をもとに、今回、自著の中で、「最高裁の裏金づくり」の具体的な手口を明かしました。生田弁護士は先日、電話の中で私(=古川)に対し、「腹を括って、何かされるかもしれないのを覚悟のうえで、それこそ命がけのつもりで書いた」と話していました。
ま、自分で言うのも何ですが(笑)、日本国内における「裏金モンダイの最高権威の一人」である私の目からして、最高裁のトータルな、つまり、「システムとしての裏金づくりの全体像」が明るみにされたのは、これが初めてです。
同じ「司法ギルド」の仲間としての、法務・検察のそれ(=調査活動費)については、だいたいその全貌を拙著『日本の裏金・下巻(検察・警察編)』(第三書館)で明かしており、また、その中で、最高裁長官の交際費が裏金化されていたことは、触れていましたが、生田弁護士の「実名告発」は、ぬあんと、そんなチンケなレベルではありません(笑)
で、結論から先に言うと、その最高裁の「システムとしての裏金捻出」の手口とは、幹部裁判官給料の一部をピンハネし、それをプールするというやり方です。要するに、衆院議員の山本譲司(民主党)、辻元清美(社民党)が、「秘書給与流用」によって、詐欺容疑で東京地検特捜部に摘発されたケースと、手口は、まったく同じです。
まず、話をわかりやすく説明するため、「裁判官の報酬月額」(05年11月15日付け裁判所時報より。06年4月1日実施)を最初に記しておきましょう。
最高裁長官・207万1千円▽最高裁判事・151万2千円▽東京高裁長官・144万8千円▽そのほかの高裁長官・134万1500円▽判事1号・121万1千円▽判事2号・106万6千円▽判事3号・99万4千円▽判事4号・84万3千円▽判事5号・72万8千円▽判事6号・65万4千円▽判事7号・59万2千円▽判事8号・50万3千円(※判事補の報酬月額は省略)
これにあるように、裁判官(=判事補、判事)は、任官すると、まず、「判事」より1ランク下の「判事補」から始まり、給料は定期的に(だいたい3年とされています)アップしていきます。で、任官20年目ぐらいまでの間に、ほとんどの判事が「4号」にまで昇格します。
ところが、「4号より上」、つまり、「3号以上」というのは、「どんどん号数が昇格していく判事」と、「そのまま4号に据え置かれたままの判事」に、大きく二分されます。
それと、なかなか判事の給与システムでスゴイのは、「3号以上」になって、「大都市勤務」になると、コレがなぜか、「大都市手当」なるものが加算され(=月収×0・12)、これが年額に換算すると、3号で「143万円」、2号で「153万円」、1号で「174万円」のプレミアムが付きます(笑)
で、「3号昇格」の分かれ道となる、「判事任官20年目前後」というのは、通常であれば、結婚して、その子供も中高生から、大学生にさしかかる時期ですので、いちばん何かと物入りな時期です。
そして、「勤務先」も、地方のドサ回りをさせられるか、私立を始めとする進学校が集中している大都市とでは、その「教育環境」は雲泥の差です。
そこで、ざーっと試算してみると、「4号」で据え置かれたまま、地方勤務したままの判事と、「3号」に昇格して、大都市手当がついた判事とでは、ボーナスも合わせて年間で「400万円」、同様に「1号」にまで昇格した判事と比較すると、ぬあんと、ぬあんと、「900万円」もの「格差」が出ます(笑)。
やってる仕事は同じなのに、どうして、これだけ給料(年収)に大格差が出るのか、「市民感覚」からしてみても、不思議というより、異常で、フツーなら、いろいろと生活な不便な田舎の方に「僻地手当」を付けるというのが、まっとうな感覚ですが、どうも、そういうところと最高裁は、まったく感覚がズレまくっています。
ですから、裁判官のこの「給料格差」というのは、本当にスゴイものがあり、同じ時期に裁判官に任官した人間でも、「4号」で据え置かれたままの人間と、「3号以上」に出世していく人間とでは、ざっと試算しただけでも、これが「10年」続くと、生涯年収で1億円もの差がつくことになります。
これで、このブログにこっそりアクセスしている、超ヒマな皆さんは、もうわかったでしょう(笑)。なぜ、刑事裁判では「検察寄りの判決」(=起訴状の丸写し)のオンパレードで、民事訴訟、とりわけ「国賠」では、原告が勝った試しが、ほとんどないか、が。こういう問題の本質を見ていくには、もうちょっと、「下部構造」をきちんと捕らえないと、ダメです。
こうやって、裁判官の給料が「4号のままで据え置かれる」のと、「3号以上にガンガン昇給していく」格差が生じていることを、内部では「3号問題」と呼んでいます。一般に「2号」というと、妾や愛人を連想しますが(笑)、サイテー裁では、そこにイーハン(1翻)付いて、「3号モンダイ」というわけです。
そこで、超オモロイのは、この「3号モンダイ」は、腐れ検察の「チョーカツ」(=調査活動費)と同様、内部では徹底的な「タブー」と化していることです。
例えば、同じ年次に任官した裁判官で、「なぜ、4号に据え置かれたままの者と、3号以上に昇給していく者とに分かれ、その基準はいったい、どのように決められているのか」ということが、ぬあんと、最高裁当局からは、一切 、明らかにされていない点です。
そして、ここからが本題ですが、その生田弁護士の内部告発の核心になりますが、じつは、予算措置上は「3号(以上)」で請求しておきながら、実際に支給する給料は、金額を「4号」のまま据え置いて、その「差額」を「最高裁の裏金」としてプールしている点です。
その証拠に、裁判所の内部では、「4号になってからは、自分の報酬号数を他に漏らしては、ならない」という不文律があるというのです。もう、ここまで来ると、「マンガ」の世界です(笑)
で、この「3号モンダイ」は、かなり前、戦後、まもなくから連綿として続いているようです。
ただ、それが、「ヒラメ裁判官」の創出と相まって、いわば、「給料の莫大なアップ」というニンジンをぶら下げ、まあ、何ていうのか、裁判官とその家族も"人質"に取る形で、統制方法がこのように精緻化していくのは、どうも例の「青法協モンダイ」(=ブルーパージ)とリンクしているようです。
ま、それはともかくとして、これまでに、この「幹部裁判官給与流用」の手口で、最高裁に蓄積された裏金の総額は、ものすごいレベルに達することだけは、間違いありません。それでいうと、裏金において、法務・検察の「チョーカツ」を「西の横綱」とするなら、最高裁の「3号モンダイ」は、「東の横綱」というべきものでせうか(笑)
これで、本ブログで再三再四、指摘している「三井環・元大阪高検公安部長」の刑事裁判で、1審・大阪地裁、2審・大阪高裁が、いずれも、ちゃんと「有罪判決」を書いている理由が、よーくわかるでしょう。
ぜひ、興味のある人は、三井事件の1審判決(05年2月1日)の直前に、民主党衆院議員の河村たかし(法務委員会所属)に届いた、「判決内容」を事前に告知した、現役の大阪高裁判事からの内部告発文の全文を拙著『日本の裏金・下巻』の192頁から198頁にかけて収録していますので、そちらを参照して下さい。
そこには、「裁判所にも、検察庁の調査活動費と性格を同一にする予算科目」、すなわち、「組織的な裏金」が存在すること、裁判官のメンタリティとして、そうやって多額の「大都市手当」の付く東京の本庁または関東のAランクの裁判所で定年を迎えたがっていること、さらには、こうした「裁判所の組織的な裏金」の存在を、「当然の助動詞」として、法務・検察組織がとっくの昔に掴んでいることなども、指摘しています。
こうやって、最高裁にプールされている莫大な裏金が何に使われているかは、最高裁の事務総長でなければわかりませんが、裏金は「臨機」に使ってこそ、効果がありますので、とりあえずは、「裁判員制度PR」に関する、例の最高裁の「やらせミーティング」あたりが臭いとだけ申しておきませう(笑)
ここでは、電通が請け負った「裁判員制度フォーラム」事業において、うち、最高裁が産経新聞大阪本社と千葉日報社の2社と共催した「タウンミーティング」において、「サクラ」を動員していたことが発覚しました。
具体的には、産経新聞(大阪本社)は05年10月、11月、07年1月20日の計3回、最高裁と共催で開いた「裁判員制度全国フォーラム」で、1人あたり3千━5千円を払うことで計244人のサクラを動員。同様に、千葉日報では06年1月、1人3千円を払って38人を集めています。
で、この「やらせミーティング」のモンダイが今年1月に発覚した際、最高裁は会見で、次のように述べています。
「応募が定員に満たないという危機感から動員したようだ。数合わせだけで、質問の依頼はなかった。いずれも当該新聞社のフォーラム事業費以外の経費から(参加者へのサクラ代は)支出され、電通には一切、請求されておらず、電通からこれに相当する経費の支払いがされた事実はない」
私も仕事柄、多少は役所の予算には精通しているツモリですが、だいたい、「正規(=オモテ)の予算項目」に、「サクラを動員するための費目」なんてものは、存在しません(笑)
「えっ、じゃあ、産経とで約100万、千葉日報とで11万4千円もかかった、サクラの動員費用は、いったい、どっから出とるんや!」と突っこみたくなりますが、まあ、その答えは、おそらく、「表向きには存在しないことになっている、現金の溜まり(=裏金)」ということなのでせう。
今、「政治とカネ」のモンダイで、何ら説明責任を果たさず、トップが敵前逃亡した結果、撃沈してしまったアベ内閣に代わって、福田内閣ができ、今日は、何か、所信表明演説があったんですか。
ま、「政治とカネ」もいいですが、 ワタシ的には、もっと腐りまくっている「司法とカネ」のモンダイにも、「ジャーリズム」の看板を掲げている方々には、ぜひ、ジャンジャンとメスを入れてもらいたいと思っていますが(笑)
#ほいで、三井環のオッサンが99年1月、名古屋高検総務部長から高松高検次席検事への昇任人事を、関西検察の横槍で潰され、再び、大阪高検の公安部長に引き戻されたとき、当時、大阪高検次席検事だった加納駿亮のイヤガラセで、本来であれば、「検事2号俸」(月額114万6千円)であるのに、オッサンは高検の部長でありながら、地検の特捜部長より低い「検事3号俸」(月額106万9千円)に据え置かれているんだよな。当時、内部では「前代未聞の措置」といわれていたのだが、コレは間違いなく、「差額」をウラに回しておるな。しかし、加納はどこで、こんなヒントを思いついたんや(笑)
#で、最高裁は25人ほどの「調査官」がおって、だいたいの判決(決定)は、その「露払い」の調査官の判断で、オシマイなんだってさ。で、その「調査官」というのは、「大都市手当」をたんまり貰っている、「Aクラス」のエリアばっかり回っている判事だよな。で、まず、上告事件は、その調査官が裁判資料を読んで、その結果をチャートに書いて、最高裁の判事のとこに“決裁”を持っていくんだが、判事はそれを「了解しました」ってことで、実際は、こうした「調査官判決」がほとんどなんだってさ(笑)。だから、最高裁の判事っていっても、上告された事件のほとんどについては、裁判資料すら、まともに読んでおらんのだってな。裁判員制度もええが、もっと、こうした点も含めて、「裁判システムの根本的な欠陥」からくる「制度疲労」、さらにはもっと根深い「腐敗」が、なぜ、起こっているかを、「ジャーナリズム」のカンバンを掲げる皆様方は、ちゃんと指摘してもらいたいもんや(笑)
#で、三井環のオッサンが、提出最終期限の10月2日に、隼町まで上告趣意書を持って行ったんで、その後、また、2人で真っ昼間からビールを飲んだんだが(笑)、最高裁の3つある各小法廷は、判事の定員は「5人」だが、その内部キソクで、「3人以上」、メンツが集まれば、審理が開けるんだな。で、その「第2」は、今回、実質的に古田佑紀が忌避されたことで、「3人」となったが、あと、残る「1人」は長官で、長官は基本的には小法廷の審理は、しないらしい。で、本来であれば、今回のオッサンの上告審は、古田が裁判長になるハズだったんだが、とりあえず、古田のクビを飛ばしたんで、「まずは、1歩前進」ということで、祝杯を上げたというわけや。今度のオッサンの上告審も、まず、その「調査官」が、これまでの裁判資料を読んで、ほいで、チャートも作って、その担当する3人の判事に報告を上げてから、ということなので、いずれにしても、「これから」というか、時間は、だいぶ、かかるようだ。くれぐれも、「チョーサ官判決」にならんことを祈っておるで(笑)
#ほう、「道仁会vs九州誠道会」の抗争で、道仁会会長(=松尾義久)射殺の実行犯が、10月3日午後4時過ぎに大牟田署に出頭し、翌日、逮捕されたのか。で、共犯の若い男の逮捕状も取ったのか。とりあえず、実行犯を「塀」の中に逃がして、時間を稼ぎつつ(とりあえず、これで警察へのメンツも立てさせ)、何とか手打ちを探るというハラなんだろう。菱の中枢が動いた可能性はある。また、ヤクザはヤクザで警察の弱みの1つや2つは握っとるだろうから、地元の案件なんかで、取引しとる可能性がある。ただ、ヤクザの抗争、とりわけ、拳銃を使ったカチコミに関しては、世論の目が厳しいからな。キツネ目のオッサン(=宮崎学)が仲介しながらも、失敗に終わった例の「2億円モンダイ」(=桑田兼吉保釈工作) で、亀谷直人(山口組系2代目佐藤組内六甲連合組長)は、当時、山健組の保釈担当の最高責任者だった鶴城丈二(侠友会会長)を、東京駅の近くで拳銃で射殺し、塀の中に逃げ込んだ(現在、岐阜刑務所で服役中)が、判決は「懲役20年」だったからな。
#おっ、毎日の10月6日午前3時3分のネット速報で、「5日の定例会で、最高顧問の岸本才三の引退表明」のスクープか。うーむ、菱の中枢が動いておるな。3代目の田岡時代からの、実力長老最古参の岸本も加わり、今度の「司6代目擁立」にあたって、「反渡辺&反山健」で結託したがゆえに、「クーデター」が成功したんだからな。コレは菱内最高幹部(=若頭&若頭補佐)間のパワーバランスに変化が起こる可能性がある。具体的には、「山健の復活」、つまり、井上邦雄(=4代目山健組組長)の発言力が強まるということや。溝口敦のレポートだと、九州誠道会の幹部は山健との繋がりが強いとあったから、それがもし事実とすれば、今度の「実行犯出頭」は、「井上案件」だった可能性が極めて高い。この前、三井環のオッサンと酒を飲んだときに情報交換をしたんだが、山健のシマは、神戸の三宮だろ。ナンダカンダといっても「地の利」がある、と。コレは溝口敦及び実話系の媒体がどこまで、ディープな話が書けるかだな。3連休なんで、土曜日(10月6日)発売の大衆も、「岸本引退へ」で突っ込んでおるな。そういえば、宅見勝が新神戸のオリエンタルホテルで射殺された年の1月に、会津小鉄の高山登久太郎が引退し、跡目を図越利次に譲っておるが、その原因は高山のセガレが石垣島のリゾート事業で失敗し、雪だるまの借金を背負ったカタだろ。それを機に会津小鉄は事実上、菱の傘下に入ることになるが、それはともかく、今度の「岸本引退」も、間違いなくウラがあるな。
#『潮』は確かに、政局原稿にバイアスはかかっているにせよ、「イケダモン礼賛記事」を別にすれば、あとは比較的、内容は至ってフツーだからなあ。特に『潮』は、うるさい売文業者に「食い扶持」を与えることで、「反信濃町」にさえならなきゃ、それでOKなんや。その点では、さっそく、上杉隆に書かせとるしな。手が早い(笑)。だから、編集方針として、政治ネタ以外だったら、比較的、自由はある方だから、余計、佐藤優があんな礼賛記事を書いておるんで、ビックリ仰天や。ワシ、全然、この記事が出たこと知らんでて、某権力中枢が「いったい、どうなってるんですか?」って問い合わせてきて、初めて気づいたんや。で、佐藤は、キツネ目のオヤジみたいに、取立の時効のないヤクザ筋から計億単位の借金を抱えているわけでもあるまいし、このタイミングで、いったい、どうしたんだ?アレじゃあ、悪いけど、「モノ笑いの種」だよなあ。どうせ、潮の原稿料なんてたかが知れてるし、大鳳会に何か弱みでも握られてるのか?
#但木敬一は、例のさいたま地検熊谷支部の「やらせ拳銃押収」で、担当検事と上司の支部長を10月12日に赤レンガに呼んで、説教しとるのか。別にこんなもん「地検の独自捜査」ぢゃあるまいし、単なるケーサツの送致事件の処理なんだろうから、「地検段階」で、ぬあんで、こんなことまでヤラなアカンのや? こんなたかが拳銃のヤラセ押収なんて、ケーサツレベルでやるネタぢゃないか! ケーサツのおこぼれみたいなことを検察がやってんだから、どうしようもないよな。三井環のオッサンが高知地検の次席でおったとき、「古川が持ってきたネタで立件できた場合は、ガサ入れから逮捕状請求、被疑者自供まで、全部、オマエんとこの特ダネにしてやる」と言われておったが、「ハードル」が異常に高くて、「詐欺、横領は被害金額が1億円以上、サンズイは県なら3役以上、市町村は首長以上」だったからな。そんないいネタ、簡単に入るわけないからな。ブンヤに内偵させるなんて、無茶苦茶な特捜検事や(笑)。だいたい、但木に部下の「ヤラセ拳銃押収」を説教できる資格なんてあるのか? 三井のオッサンの「チョーカツ内部告発阻止」の口封じ逮捕で、02年4月20日の赤レンガ三田分室内の「かつら」の御前会議で、原田明夫に追随して、「タイホGOサイン」のお墨付きを出したは、いったい誰や! ジム次官は、国怪の法務委員会でいろいろ取り上げられると、その対応もせんとだからな。
#おっ、ついに腐れ検察(=奈良チケン)が、調書流出の草薙モンダイで、10月14日に鑑定医を刑法のヒミツ漏洩容疑でパクッたのか。しかし、わざわざ日曜日に身柄を取るとは、相当、ヒマなんだな(笑)。そもそも、鑑定医は任意の調べで容疑は認めておったというんだろ。否認している草薙の身柄を取るのならともかく、鑑定医なんか、在宅で処理できる事案だからな。まず、ワシ的には「身柄を取った」という、ソーサ手続きそのものが根本的におかしい。「国策ソーサ」の臭いがプンプンするな。どうせ、サイテー検(=但木敬一)からの指示だろう。こんなもん、地検、高検レベルで判断できる事案ぢゃないからな。要は新聞がデカデカと書く「タイホ」がいちばん大きなニュースで、ヒミツ漏洩罪なんか、「ゴメンナサイ」とアタマを下げれば、どうせ初犯だし、罰金刑の略式起訴で済む事案からな。もっとも、こんな容疑でタイホすること自体が、イヤガラセもいいところだがな。しかし、連中も、相当、アタマに血が上ってんだな。『月刊現代』11月号の、森功の例の「ヤメ検連載」に対する意趣返しもあるんだろうなあ。モリカズならまだしも、三井環のオッサンを出してしもうたからな(笑)。ま、草薙はもちろんだが、講談社も徹底抗戦せんかったら、アホや。何もせんかったら、ナメられるだけだ。それと合わせて、いったい、西岡研介は何しとんや! 今こそ、赤レンガ目がけて、「言論ミサイル」をガンガンと撃ち込まんで、いつ、撃ち込むってんだ! それに、講談社でさんざん、ウマイ飯を食ってる、立花隆、魚住昭、佐藤優(あと、キツネ目のオヤジもそうか)が、「断固、今度の腐れ検察の暴挙に抗議する」の声を、このタイミングで張り上げんで、どないするんや! それに、これまで少年事件のネタでさんざんメシを食ってきた他の売文業者もな。 そもそも、ぬあんで、講談社と取引のないワシが、こんなに吼えなアカンのや。バカバカしいで。悪いけど、今度の草薙モンダイは、鹿砦社の社長を刑法の名誉毀損容疑でパクッた事案なんかより、全然、一般性がある。こうなったら、腐れ検察は、草薙の身柄も取らなアカンな。戒名はヒミツ漏洩容疑の「教唆犯」(=そそのかし)や。草薙の方からアプローチせんかったら、鑑定医が調書をリークするわけなかったんだからな。鑑定医の方だけパクって、草薙だけ「無罪放免」なんてことをさせたら、余りにも不公平や。それは、彼女の今後のブンヤ活動においてもよくない。本来なら、鑑定医の身代わりに、草薙が拘置所の中に入らなアカン事案だからな。もちろん、草薙は取り調べに対しては、容疑を全面否認やけどな(笑)。アタリマエや!
#今週の実話系週刊誌で、アサ芸、実話は落としているが、大衆(10月22日発売)だけが、岸本才三の引退を受けて、10月13日に2代目岸本組襲名式が執り行われたことを抜いておるんだよな。アサ芸に至っては、「岸本引退」を1週遅れで書いとる有様なんだよな。で、岸本組の2代目組長は若頭だった清水武の昇格ということだが、この席に井上邦雄が出席しとるんだよな。要は、岸本組は2代目になって、事実上、山健の傘下になったということなんだろうなあ。記事の扱いはさほど大きくないが、非常に重要な動きだ。6代目(=司忍)が府中から出てくるのはいつだったけかな? ひょっとしたら、それまでの間に井上邦雄が高山清司を追い落として、本家の「カシラ」を取る可能性も、ありえない話ではないな。