中越大地震の被災地となった、小千谷、柏崎を歩く(その4止) |
東本町のえんま通りが始まる交差点を北に折れ、しばらく歩くと、柏崎の市役所がある。ちょうど、昼飯を食い終わって、トイレを拝借しようと思って中に入ったら、「節水のため、使用禁止」ということで、正面玄関の横にズラーッと並んだ簡易式のトイレ(よく、建設工事の現場で見かけるヤツ)を使ってくれということだった。
で、簡易トイレの中に駆け込むと、ものすごい暑さである。思ったより、臭くはない。ただ、トイレットペーパーがちゃんとあったことにホッとした。時々、駅のトイレなんかでも、紙が付いていないところもあったりするからだ。
ただ、あまりの暑さに思わず、ドアを開けたくなったが、しかし、そうすると、外からトイレの中が丸見えなので、さすがの私も断念した。設置場所としては、じつにわかりやすくて、とてもいいのだが(苦笑)
市役所前の駐車場には、大きなお皿の形をしたパラボナアンテナというのか、それを取り付けた国土交通省北陸地方整備局新潟防災センターのクルマと、あと、NST(地元のローカル民放局)の中継車が、デンと止まっている。マスコミということで、"お上"と一緒に特別扱いしてくれているということだろう。まあ、記者クラブに対する「便宜供与」みたいなもんだ。
8/1 13:25 中央町から新花町にて
今回、東本町と並んで、被害が最も大きかったエリアの一つ。 柏崎の駅から見て、北東にあり、距離でいうと、どれぐらいだろうか。私の足で歩けば、15分か、20分もあればたどりつける。普段から歩き慣れているので、これくらいの距離はウォーキングにちょうどいい。
この中央町と新花町は、場所的には繋がっていて、柏崎の中心街からみると、中央町があって、その先に新花町がある。ざーっと歩いてみたが、基本的には住宅地だ。いわゆる新興住宅地というのではなく、昔からあるところだろう。
ところどころ、ぺしゃんこに潰れている家屋があるが、だいたいが古い木造のものだ。だから、トラック、ショベルカーが入ってきて、そうした家屋の解体、回収作業を進めていた。また、道路に穴を掘って、ガス管の復旧工事もやっていた。
こうした被害の大きいところは、既に市役所が家屋の被害状況を調べ、「赤」「黄」「緑」の3段階に分けて、玄関の目立つところに、紙で貼ってある。「赤」は「危険」、つまり、立ち入りは危険ということ、「黄」は「要注意」、つまり、一部に破損がみられるということだろう。「緑」は「調査済・OK」ということで、「被害も小さく、使用可能」ということだ。
見ていて不思議だったのは、こうした同じ町内の隣同士で、一方は倒壊がひどく、「赤紙」が貼られているのに、その隣の家は「緑紙」が貼られていたりする。場所的にはほとんど同じところなので、同じ強さの揺れと衝撃を受けているハズだが、倒壊の程度にそれだけの違いが出るということは、一つには、建物の耐震性、木造か鉄骨かとか、そういうもろもろの要因があるのだろう。
それと、見た目にはそんなに損傷しているようには見えていなかったが、「赤紙」が貼られている家屋もあった。見えない土台や柱の部分で、被害が出ているのだろうか。
それと、今回の柏崎の地震でいうと、これまで柏崎の駅前から歩いてきて、距離的にはそんなにない。ところが、町によって、また、通り1本違うだけで、被害の程度が全然、違うのだ。何というのか、被害の程度が、じつに「きめ細かい」のだ。これには少し驚いた。で、同じ町内でも、それぞれの家屋によって、被害の程度は千差万別なのだ。
専門的なことはわからないが、おそらく、地質というのは、非常に微妙に変化していて、じつにバラエティに富んでいるのではないだろうか。そこらあたりから、地震の波の伝わり方に微妙な変化が出ているような気がする。
で、これからの「生活の再建」ということでいうと、やはり、最大のものは「家屋の再建」ということに尽きるのではないだろうか。
いずれ、ガスも完全に復旧し、日常生活が営めるようになって、こうやって家屋倒壊の被害に遭った人の中には、これから完成するであろう、仮設住宅に入居する人も出てくるだろう。
今回の地震によって、家屋の倒壊の仕方が千差万別だったように、そうした倒壊した家屋を抱える人の状況も、千差万別だ。
田舎だと、だいたいが一軒家(戸建)の持ち家を持って、そこに住んでいる。東京だと、「一戸建てに住む」というと、「経済的成功者のシンボル」みたいなところがあるが、地方はそんなことはない。ごくフツーの勤め人でも、戸建に住んでいる。
その場合、行政が提供する「仮設住宅」は、あくまで「仮設」ということで、そこに「永住」できるというわけではない、ということだろう。おそらく、タテマエとしては「ここは、新たな住宅など、住む場所が見つかるまでの、あくまでの一時滞在の場所です」ということなのだろう。
今回、家屋が倒壊した人々も、抱える状況は、それこそ千差万別で、子供たちと一緒に住んでいる人もいれば、それこそ、子供は東京に行ってしまって、年老いた親だけがそこに暮らしているというケースもあるだろう。もし、働き盛りの子供が同居していれば、「どうせだから、ここで新しく家を建て替えるか」というモチベーションも出てくるだろう。
しかし、地方はどこも例外なく、「過疎・高齢化」という問題を抱え込んでいる。そこで、家屋を建て替えるなり、事業を再開するなりするにせよ、まず、「先立つもの」はカネだ。だが、現実問題として、60を過ぎた人間に、銀行はカネなど貸しはしない。
たまたま、今年の正月に帰省したとき、長岡は悠久山のふもとにある蒼紫神社に初詣でに行ってきた。じつは、ここも前回の小千谷・山古志地震で、被害の大きかったところだが、その悠久山球場のある公園の一角に仮設住宅があって、そのときでもなお、人が住んでいた。見たところ、ほぼ全員が高齢者(それも80歳以上)で、腰の曲がったおばあちゃんが、たどたどしい足取りでごみを捨てに行っていた。
こういう人たちに、「新しく家を建てて、早く仮設住宅から出て行ってくれ」というのは、酷というより、非情というものであろう。まあ、現地に行ってみればわかるが、その悠久山球場のあるあたりは、山のふもとにあって、冬になると、あのへんはものすごい風雪が吹きつける(住宅地とかでないので、風を遮るものがない)。
私はここで何が言いたいのか。つまり、こうした自然災害でも、いちばんしわ寄せを受けるのは、こうした弱い立場にいる人たちということである。仮設住宅を巡っては、おそらく同じことが、柏崎でも起こってくるだろう。「自力再建」できる層は、いい。そういう人たちは放っておいても、自分たちの力で再起動することのできるエネルギーを持っている。
しかし、世の中、そういう人たちばかりではないし、また、 現在は「再起動」できる力があっても、いつ何時、また、こうした震災や、病気で倒れるとも限らない。
私は別に何もかも、"お上"(=行政)に依存するのがいいとはまったく思わないが、しかし、最低限のセーフティ・ネットは必要だろう。どこで、その線を引くかだが、本当に咋今、「自立支援」などというもっともらしい言葉で、平気で弱い立場に置かれている層を切り捨てている、例の「コーゾウカイカク路線」なるものには、じつに腹が立つ。
私自身は「弱者」でもないし、また、「弱者」にはなりたくないし、なろうとも思わない。その意味で、私が目指すところは「自立」(より正確には「独立自尊」)だが、しかし、世の中にどうしても存在する、そうした「弱者」を問答無用に切り捨てようとする、現在の政治状況には、じつにムカツク。
8/1 14:30 再び東本町から、駅前通を通って、柏崎駅へ
その今回の震災で大活躍したという、地元のミニFM局の入った建物を見てきた。場所的には、その東本町の再開発のエリアに入る、比較的新しい平屋の建物の一角にあった。「FM
ピッカラ」(76・3MHz)といい、他にはヘアーサロン、ハローワーク、ブティックなどが、テナントとして入っている。ガラス越しに、DJを担当するおねえさんが喋っているのが見えるし、また、音声もそこで聞こえてくる。
「ドライバーの皆さん、気をつけて運転して下さい」「ここまで(放送の電波が)入ったということをお知らせ下さい」という内容が聞こえてくる。「ミニ」というだけあって、電波が届くエリアが限られているのだろう。とても柔らかく、落ち着いた声で、聞いていて、ホッとする。
その新しい建物の方の東本町でも、喫茶店とか、既に営業しているところはある。店の入り口に貼り出した手書きのメニューには、「負けないで」とか、「元気の出る」という文字が見える。
店の人と話を聞くと、「店を開けたのは1週間前ほど。実際のところは、開店休業みたいなもんですが、でも、それまでは店が開いていなかったんで、みんな怖がってこっちに来ませんでしたから。だから、こうやって開けて、『やってます』という姿勢を見せて、覇気を出さないことには、お客さんだって、来てくれませんですからね」
ふと、思ったのだが、こういう状況だからこそ、特に東京に住んでいる人は、柏崎にやってきて、いろいろと見ていったらいいのではないだろうか。別に「ボランティアにやってきました」などと、肩肘を張る必要はないと思う(というか、もう、ボランティアでやってきても、大してやることはないのではないだろうか)。
むしろ、こうやって、お店を営んだり、旅館や民宿を経営している人たちが、現地にたくさんいる。だから、そういうところに自分で足を運んで、メシを食ったり、宿に泊まってカネを落とすことも、立派な「復興支援」だと思う。
はっきり言って、柏崎あたりは、コレといった観光地があるわけではないが、夕日が日本海へと沈む海がある。磯釣りをする人には、いいところがあるのだろう。そうした鯨波や米山・笠島、東の輪・番神のあたりには、手ごろな民宿がいくつもある。駅前の観光案内所に行けば、紹介してくれるだろう。そういうところに泊まって、民宿のおやじさんに「今回は大変でしたね」と、世間話でもしてくればいい。そういうコミュニケーションが大事だと思う。
さらに、ついでに言うと、柏崎刈羽の原発も近いんで、中は見学できるかどうかわからないが、見学できないにしても、近くまで行って、現物を見てきたらいいだろう。東京に住んでいる人間は、ここで作られる電気で、自分たちの日常生活が成り立っているのだ、ということを、ぜひ、感じとってほしい。
原発政策に賛成するにしろ、反対するにしろ、まず、自分の体で、そうした「リアル」な感覚を掴み取って、そこからゆっくりといろんなことを考えればいいではないか。むしろ、こういう時期だからこそ、柏崎に観光に訪れるべきではないだろうか。思った以上に、震災前の日常に向けて、再起動している。
何だか、今度の柏崎の地震で、ここからまったく離れた、下越の村上にある瀬波温泉で、宿泊のキャンセルが相次いだというから、驚く。場所的には、全然、違うところだ。
あと、それと、自衛隊。炊き出し作業に従事している自衛隊員は、だいたい、みんな若いが、密林のジャングルを思い出さずにはいられない、あの迷彩服は、何とかならないものだろうか。
あまりにも、ものものしすぎるのだ。「復興支援」というコトバからイメージする、「やさしさ」だとか、「勇気づける」という雰囲気からは、あまりにも遠い。炊き出しの現場を見たが、何か、住民がペコペコして、深く頭を下げて、食料をかしこまって頂いているという感じだった。まさに、「士族の商法」そのものである(笑)
確かに、土砂崩れの現場や、家屋倒壊の場所から、人を救出するといった、まさに「緊急時」(=有事)における活動では、あの迷彩服でも、全然、いいだろう。むしろ、その方がふさわしい。
しかし、そうしたテンヤワンヤの時期は過ぎ、街は落ち着きを取り戻しつつあり、「復興」に向けて、動き始めているのに、アレは、妙にというか、相当、浮いて見える。
私は、ブンヤになってから、ネクタイなどほとんど締めたことがなかったが、クール・ビズに象徴されるように、服装は大事だ。ある意味、服装は、人間のキャラまで縛ってしまう。何だか、すごくエラソーに見えるのだ。
そういえば、あのコイズミも夏になると、普段は、クール・ビズということで、ノー天気な感じで、ネクタイを外していたが、「郵政解散」ということで、政局が緊迫してくると、必ずネクタイを締めていた。
陸自がサマワで、その"人道復興支援"をやっている様子が、何度かテレビのニュースでも映し出されていたが、私がいつも引っかかっていたのが、あの迷彩服だった。
センスがないのだ。まあ、もっとも、自衛隊は軍隊であって、軍隊の本質とは「人間を殺す」ということにあるのだから、そんな要求をすること自体、「木に縁りて魚を求む」ようなものなのだろうが。
#さて、時刻は8月16日の午後11時10分を少し回ったところですが、ここで臨時ニュースをお伝えします。今さっき、三井環のオッサンから私のところにFAXが入り、自らの事件の上告審の最高裁第2小法廷に所属し、なおかつ、三井のオッサンの審理も担当している古田佑紀(元最高検次長検事)に対する、「忌避申立書」を独占入手しました!日付はまだ、「8月 日」としか書いておらず(つまり、日付のところがまだ空白で、記入されていない)、おそらく、コレは最高裁提出前の「門外不出」の超レア物と思われます(笑)。ちなみに、この古田は法務省刑事局長時代の01年10月27日、当時の検事総長・原田明夫、法務省事務次官・松尾邦弘と一緒に、後藤田正晴のところに行って、「加納人事を承認してもらわないことには、検察が崩壊してしまいます」とアタマを下げに行った御仁でもあります。例の「判検癒着」から、腐れ検察庁を退官後、同志社のロースクール教官を経て、05年8月2日付けで、サイテー裁に「天下って」おった、トンデモナイ奴であります!<どうせだったら、三井環のオッサン、郵送なんかで済まさずに、最高裁まで出てきて、司法記者クラブで会見すりゃいいのにな。朝日の村山治でも呼び出して、記事でも書かせりゃええんや。で、逆に、各社司法担当記者が、談合して、横並びで「ボツ」にすりゃ、それはそれで「大ニュース」になるからな(笑)。で、オッサンとも久しぶりにこっちでビールが飲めるしな。
#ただ、サメはアベを猫かわいがりしてたっていうか、カネの使い方も含めて、全然、「汚れ仕事」をアベに伝授せんかったからな。そうした過保護にしてきたツケもあるだろう。しかし、冷や飯を食わされることになった古賀、谷垣んところだけで、衆院の自民306議席中、38+12=50議席か。で、参院はいつでも「問責決議案」が通るわけだから、それと「ダブル」で衆院で「不信任案提出」となった場合、これに福田康夫、加藤紘一が気勢を上げれば、日和見の無派閥とか、小泉チルドレンの連中も一挙に浮き足立って、いつでもアベ内閣は吹っ飛ぶ。だから、ここは、サメがアベの首に縄をつけてでも、一緒に福田、谷垣、古賀のところに土下座をしにいかなきゃ、アカンかったんや。サメの「後見人」としての責任は重大やな。
#今朝(8月30日)のヨミの厚生省ノンキャリア・松嶋賢の1面、社会面トップの硬軟展開は、久々に事件ネタらしい大スクープだったな。社会部のブンヤの熱いハートを感じる。こんなもん、サンズイに決まってる(笑)。しかし、おクリが厚労大臣を辞めた直後の尾辻のところに乗り込んで、目をウルウルさせて、「こういう法律(=障害者自立阻害法)が成立することで、どれだけ障害者が大変な思いをすることになるか、それが分からないんですか!」って、説教したのとほぼ同じ時期に、その松嶋はセルシオを貰うておるんだな。そんなカネ塗れ、クルマ塗れのオッサンに、障害者福祉の現場の切実な声が届くわけないぢゃないか。まだ、純粋やなあ(笑)。そんなもん、「カエルの面にションベン」に決まっとるやないか! で、その社会福祉法人の前理事長のジジイも、どうせ、「誰も手を出そうとしない、社会のやっかい者を面倒みてやってるんだ。補助金ぐらいガンガン出さんかい!」ってところだろう。こんなもん、「官民」で障害者を食いもんにしとるだけや。任意の取材で「贈」も「収」も、これだけ喋っておるんだから、身柄取ればイッパツだな。だって、自分で、「その補助金を出す担当課長だった」って認めてるんだろ。バカ丸出しだな。ノンキャリでここまでのし上がったってことは、要は「厚生省の松尾克俊」か(笑)。「汚れ仕事」で、ようけいキャリアの連中にも「貸し」があるんだろうなあ。
#その千葉の青木愛のセンキョ違反事件で、小沢一郎の政策秘書まで伸びる可能性があるのか。ただ、これは票の取りまとめを依頼した現金買収と違って、その「看板設置」の作業が、報酬を支払うことができる「単純労働」にあたるかどうかについては、全然、争う余地があるわな。「クルマの運転」については、単純労働ということで、OKなんだろ。要するに「グレーゾーン」のところで、手を突っ込んできてるわけだから、まあ、そのへんは弁護士と相談し、最終的には「逮捕、起訴」も想定して、対応すべきだろう。もちろん、最悪、「世間をお騒がせしました」と、政策秘書はを辞めてもらうしかないが、どうせ、こんなもん仮に有罪でも執行猶予は付く。 もし、その場合、再就職とかちゃんと後々の面倒を見るというのは、ワシなんぞに言われるまでもないだろう。もっと、最悪なのは、これをダシに国怪対策の「裏取引」に応じてしまうことだ。それだけは絶対にやってはならん。政権を取るのに、自分の左腕をもぎ取って、アベの目の前に差し出すぐらいのことをせんで、どうするんだ。まあ、小沢もまさかカマトトじゃないし、バカでもないだろうから、これから全くの「無傷」でソーリ大臣のポストを取れるなんて、そんなノー天気な人間でもないだろう(笑)
#ついに、最高裁の「裏金づくり」のカラクリが判明したで(笑)。コレはなかなか手が込んでおって、ある意味、腐れ検察のチョーカツよりスゴイともいえる。で、一部情報では、そこから、裁判員制度PRに伴う、例のやらせミーティング(産経新聞大阪本社&千葉日報との共催)に流れたのではないか、とのウワサもある。ま、気が向いたら、そのうち書こうとは思うが、なぜ、裁判所が三井環のオッサンを是が非でも、「実刑」にしなければならないか、その理由がこれで明快になっただろう。腐れ検察(=赤レンガ)は、当然、このカラクリを知っておるからな。もし、うっかり、「三井環のオッサン、無罪or公訴棄却」の判決を出した日には、腐れ検察がどういう「報復」をしてくるかなんて、火を見るより明らかだからな。だから、古田佑紀をサイテー裁に「天下り」として受け入れさせ、三井のオッサンの上告審を担当する第2小法廷で、わざわざ審理に加わらせているかが、よくわかるだろう。もっと言えば、古田なんて、「三井タイサク」でサイテー裁に放り込まれたようなもんだからな。三井環のオッサンの上告裁判を「棄却」させることができんかったら、古田の「存在価値」なんてゼロやからな(笑)
#おっ、今日(9月7日)発売の『紙の爆弾』10月号に、古田佑紀の忌避申立について、三井環のオッサンが書いとるやないか! まあ、「真実」は全てアソコに書いてある通りだが、朝日の村山治なんかみんな知っとる話だからな。ただ、サイテー裁の裏金捻出の手口までは知らんだろう。コレはワシもビックリしたんだが、大出世する(させたことになっている)判事の給料を実際には据え置いて、その「差額」をプールして裏金を作っとるから、外部から全くわからんのは勿論だが、金額も半端ではない。「表沙汰になる」、すなわち、連中の感覚でいえば、「朝日が書く」ということだが、そうなったら、1発でアウトやからな(ちなみに、則定モンダイはウワシンがスッパ抜いたのを、朝日が1面トップで後追いしたから、大騒ぎになった)。だから、『論座』は但木敬一やサイテー裁の首脳らと一緒に「サイバン員制度はこんなにスバラシイんですよ」っていう提灯座談会を掲載しとるわけや(笑)。どうせだから、この際、三井のオッサンの上告審を、第2小法廷から大法廷に移すってのはどうや。大阪高裁の審理でも、原田明夫以下の証人尋問を勝手に打ち切って、あの裁判長も適当に控訴棄却してくれたことだし、ここは大法廷で大弁論大会を開いて、「3+1」、つまり、「歴代悪の3検事総長」(=原田明夫、松尾邦弘、但木敬一)&「天下りサイテー裁判事」(=古田佑紀)に、朝日の村山治もまとめて証人として呼んで、法廷で吊るし上げろ! それが、「真実の追求のため、審理を尽くす」という、民主主義国家の司法ではないのか。
#その「アフガン特措法延長モンダイ」で、特にサヨク的な思考停止パターンの連中は「アメリカに追従するのはケシカラン」というリクツで「大ハンターイ」と言ってるようだが、そもそも「アフガンにおけるテロ掃討作戦とは何なのか」「で、これまで、アフガンで米軍を中心とする外国軍は、どういうことをやってきたのか」「そして、それは、アフガンの平和と復興に本当に役立っているのか」「で、インド洋上の海自の戦艦が給油した燃料は、その後、いったいどういう形で、何のために使われているのか」「で、その85%がイラク駐留の米軍のために使われているとは、何で、そんなデタラメがまかり通るのか」ということを、とにかく、一つ一つの事実をきっちりと詰めて、それを国民の前にハッキリと明かにして欲しい。国政調査権でも何でも使って、まず、「事実」を明かにして欲しい。「イラク情勢」もそうだが、「アフガン情勢」も、本当に肝心な情報は、ほとんど日本のメディアでは報じられていないと思う。国怪ギインも、ブンヤもぜひ、アフガン、特にタリバンの支配地域に実際に足を運んで、現地の様子を見てくるべきだと思う。「現場の状況」を見ずして、永田町で神学論争をやっても意味は全くない。
#えっ、アベが今日(9月12日)の午後から会見を開いて、突如、「辞意表明」だって! いったい、どうなってるんだ? まだ、この秋の臨時国怪は始まったばかりだし、で、最終的に自分のクビと引き換えにすれば、「アフガン特措法案」の延長はいくらでも可能だったハズだ。竹下だって、自分のクビと引き換えに消費税を成立させて退陣したんだからな。で、「後継」は誰になるんだ? 麻生? それとも、ソーサイ選をやるのか? もう、自公政権は持たない。仮に麻生が「次期首相」になったとしても、今度は麻生のクビを飛ばせばいいだけだから、ここはアベが何としてでも踏ん張って、約2カ月間、辛抱しなければならなかった。「温室育ち」の馬脚が顕れたという感じがする。
#書くとこがないんで、こんな場所に書いとるが、今朝(9月14日)のヨミが飛ばし記事で「仏、NATOに全面復帰へ」と書いておったが、いよいよ腹の贅肉タップリの「フランスの猿」が馬脚を顕わしてきたな(笑)。だいたい、モランがエラソーに内政干渉も甚だしく「引き続き、自衛隊に給油をお願いしてちょー」と言ってきとったが、旧UDFのモランなんて、バイルを裏切って、「2回目」で猿に寝返った「論功行賞」で国防大臣に1本釣りされたんだからな。そのモランが「私の尊敬する人は、ドゴール」だってさ(笑)。バカもたいがいにしろ。いよいよ、「ゴーリズム」というフランスの栄光を捨て去り、アメリカのケツの穴を舐めるまでに堕落しきった猿を、フランスの労働者、学生、そして、有権者諸君、これから年内までに立ち上がって、大ゼネストを敢行し、猿をギャフンと言わせてやれ! フィヨンの首を切り落とせ! 「真正ゴーリスト」(=gaulliste reel)としてのワシは、ゼッタイに許せんな。猿が「アメリカの売国奴」と成り下がった背景には、おそらくセシリアとズブズブの関係にある「サイエントロジー」の存在が、間違いなくある。サイエントロジーを語り出したら、これは物凄い大きなテーマになるので、ヒマな人間は1998年11月にEdtions Goliasから出版された、ポール・アリエス(Paul Aries)の「La Scientologie:laboratoire du futur?」(邦題・サイエントロジ-、未来の実験室?」に詳しいんで、そっちを参照してくれや。要するにコレは「アメリカ最大のカルト」や(笑)
#そのアフガン情勢だが、『世界』の3月号に竹田いさみ・独協大外国語学部教授が書いている「アフガニスタンとパキスタンでいま何が起きているか━ブッシュの誤算━」を読めば、全部わかる。まず、第一にアフガンとパキスタンの情勢は別個のものではなく、「ニコイチ」として捉えなければならないこと、で、パキスタン内部の対立が、そのままタリバンやカブールのカルザイ政権の対応にもダイレクトに繋がっているということなんだな。だから、シャリフやブッドが帰国する、しないで揉めていた件とも、モロ、アフガン情勢は関わってくるということなんだな。しかし、ISIはかなりズブズブでタリバンに肩入れしとるんだな。で、ムシャラフはアメリカの顔を立てるため、タリバンを叩くという構図か。要は、アフガンの内部でケンカを煽って、それで一山儲けようという腹だな。じつにわかりやすい(笑)。ただ、アメリカのアフガン統治も事実上、失敗していて、アメリカはアフガン民衆からの「信」を得とらんということだ。要するに、米軍が一般市民の住む村落を空爆しとるんや。ベトナムでやってこととクリソツやな。しかし、あのアメリカって国も、全然、進歩がないっていうか、「学習」というものをせんのだな。「信頼関係」のないところで、何をやろうとしても、何もできない。それはイラクと同じだ。福田に代わって、ここは海自を完全撤収させるいいタイミングだろう。福田が「来春、当初予算成立後の話し合い解散」ということに言及しているようだが、まだ、タイミング的に早過ぎる。もし、新法の制定も含めて、「給油継続」であれば、参院で、防衛庁長官、外務大臣、さらには福田の「トリプル問責決議案」を可決して、それでさらに衆院で内閣不信任案の提出だな(笑)。だとすると、ひょっとして、就任直後の「ご祝儀支持率」をバックに解散カードを抜き打ちで切ってきたら、それも超オモロクて、ええやないか! だいたい、野党は参院選の直後から「早期に解散しろ」と吠えまくっておったんだから、「私は、野党の皆様方の声に、真摯に耳を傾け、敢えて、今、解散という手段で、国民に信を問うことにしました」で、イッパツやんか(笑)
#さて、ここで臨時ニュースをお伝えします。三井環のオッサンが申し立てていた、自らの上告審における最高裁第2小法廷の古田佑紀の忌避申立について、同小法廷が9月21日付で、その忌避申立を却下していたことがわかりました。ところが、その決定書には、ぬあんと、その古田が「今年3月9日」に、この事件の担当を既に回避する許可を行っていたとあり、「当小法廷では既に古田を三井サイバンから忌避してるので、被告の忌避申立には、その前提条件を欠いている」と、その却下の理由を書いておるんや。これには三井のオッサンも弁護団もビックリで、当然、初耳や。最高裁には全部で小法廷が3つあって、古田が所属しているのはそのうちの「第2」なのだが、通常こうやって、忌避申立をして、それが認められると(もっとも、こうした忌避申立が出されること自体が異例で、ひょっとしたら前例自体がないのかもしれないが)、通常であれば、その他の2つの小法廷(つまり、第1か第3に)事件審理が移送されるというというのがスジなのだろうが、今回はそうではなくて、第2小法廷にいる計4人の裁判官のうち、古田を除いた3人(裁判長・中川了滋、津野修、今井功)で審理するという、「異例」の展開となる。もっとも、3つある小法廷のうちの、他にヤメ検の甲斐中辰夫も入っておるから(確か第1だったと思う)、ヤメ検のおらん小法廷は残り1つしかなかったから、ま、移すにしても、そこしかなかったんだがな。ま、ワシは大法廷に移すべきだと思っておる。大法廷事件は「憲法判断」か「判例変更」が必要なのだそうだが、そもそも、今度の「口封じタイホ」自体が、憲法第11条にある「基本的人権の享有」、同19条の「思想及び良心の自由」を大侵害しとるわけだから、そこからダイレクトに「今度の逮捕、起訴自体が、そもそも憲法違反」だとワシは思うのだが、ま、そこから踏み込まなくても、各論的に「サギ罪」について、その神戸市役所から発行してもらった住宅家屋の証明書1通の紙切れを「騙し取った」と、1、2審判決は起訴事実を追認しとるのだが、こうした役所の発行する証明書を受け取ったことが、刑法における財産上の損害を与えるという、「詐欺罪」を構成しないというのは、既に判例として定着しとるわけだから、ま、100歩譲って、各論として、この詐欺罪の下級審の判例を変更するという名目で、大法廷に「場」を移してもいいだろうと、ワシは思うが。ん、最高裁サイバン事務処理規則だと、大法廷は「最低9人」の判事のアタマ数が揃えば、開廷できるのか(第7条)。となると、古田はもとより、甲斐中を外しても「9人以上」のメンツは集まるんだな。コレは「三井のオッサンのタイホ、キソ自体が、憲法違反の基本的人権の大剥奪」なんだから、刑事訴訟法第338条の第4項にある「検察官の起訴自体に重大な違法性があるため、キソ自体が無効」と、「公訴棄却」の判決しか下しようがないぢゃないか! それは下級審に「公訴棄却」の判決を出させるというのが、「酷」というもんや(笑)。コレは最高裁の責任で、ちゃんとオトシマエをつける必要があるな。特に、2審は実質審理がゼロなんやから、大法廷の口頭弁論で、原田明夫以下、ジャンジャンと「証人尋問」をやらんかい!それが「民主主義国家」の司法ではないのか!