昨日に賢明でありたい━━岡本嗣郎さんからの手紙 |
これは、私が1999年に第三書館から、事実上の処女作である『新聞記者卒業━オレがブンヤを2度辞めたワケ』を上梓した折、その本を岡本さんのところに贈った際、礼状として私に宛てて出されたものです。本来であれば、こうした私信の公表というのは、本人の了解を取るべきものなのかもしれませんが、既に岡本さんが亡くなっていることに加え、岡本さんと私との人間関係から、天国の岡本さんも「古川クン、大平のことをちゃんと守ってやってくれや」と笑って了解してくれると思っています。で、大平記者は岡本さんの紹介で、山本氏と出会っています。
以下、手紙の全文です。
なお、この文面の最後に出てくる「山陰の友」が、当時、松江支局に赴任していた大平誠君です。
拝啓
連絡ありがとう。さっそく拝読しました。当たるを幸い、先輩どもをなで斬りの痛快編でした。毎日新聞の内情、ことに個人名を明かしての批判には、私も当時、あなたのいう「デスク」の一人として席を占めていた関係で、すべてに賛意を表すことはできませんが、新聞社が組織として持つ病理には同意見です。
まず、あなたが新潟県の長岡高校出身であることにへえーっと思いました。
山本五十六の母校ですよね。日米開戦へ世論が奔流のごとく流れていく時、彼はいったん国を滅ぼさないと、この国はその過りに気づかないと嘆きました。
「海軍自体の慢心にたおるるの悲境に一旦陥りたるのち、立て直すの外なきにあらざるやを思はしむ」と。
彼は海軍大将でした。
「個人の意見と正確に正反対の決意を固め、その方向に一途邁進の外なき現在の立場は誠に変なもの。これも天命というべきか」とも書いています。
「たおるるの悲境に一旦陥りたるのち、立て直すの外なきにあらざるや」なのかも知れません。現在の新聞を含めて日本の社会すべては。
私は、現在の新聞は一つ考え違いをしていると思います。
明日を追いかけることに熱心で、昨日を振り返ることに余りにも愚かです。
あなたのいう発表を一日も早く抜くことしか頭にありません。それだけが特ダネです。
「有力容疑者浮かぶ」も「逮捕状請求」も半日前に入手することが大してというより、何の意味もないことに、記者だけが気づいていない。
会社を辞めた一番の理由はそれでした。昨日に賢明でありたいと思いました。
新聞が鼻もひっかけない過去を丹念に追うことこそ、私の役割ではないか。そこから物事の本質が見えてくるのではないか。そう思っています。
あなたのいう『アンダーグラウンド』(村上春樹)の仕事です。
思えば、私が三十三歳の時は、とてもあなたほどの本を書く力も勇気もありませんでした。それはすごいと思います。
ジャーナリズムへの思いや愛情や、そしてあなたの志に乾杯です。
主張もまっすぐで潔く正当です。
老婆心から一つだけ。相手の弱点を突く時ほど、つまり痛いところに触れる時ほど、言葉はたおやかであって欲しいと思います。これは私の信念です。
勢いと、たぎるような血気と、若さが持つ怖れを知らない覇気は、この上なく大切です。同時に、それらを言葉で伝達する際の要諦の一つはたおやかさであると思っています。
しなやかさと言い換えてもいいかと思います。
余計なお世話かもしれません。でも、長く文章を書いていくなら、年を取るほど、そのことの大切さを知ることになると、私は信じています。
いま四冊目の本を執筆中です。シベリア抑留がテーマです。十一月ごろには書店に並ぶと思います。
新聞社で、ものを書くことの基礎を教わって、その新聞社の仕事のありように疑問を抱いて、だけどやはりもの書きであることにこだわり続けたい一人として、あなたの仕事ぶりにエールを送ります。
食うことは大変だけど、退社して三年余、一日一日の生活は新聞社時代よりはるかに満たされて楽しいです。一日一時間の散歩だけを日課に、毎日資料を調べたり、読書したり、執筆したり、記者時代いかに勉強不足であったかを恥じています。
読了したあなたの本は、「山陰の友」へ送ります。彼は苦笑することでしょう。きっとあなたの成果を喜ぶと思います。
体にはくれぐれも気をつけて。お互い、いつまでも「書く」ことに執着しましょう。
敬具
岡本嗣郎
古川利明様
平成十一年六月十七日
#それで、「プレミア」の感想の続きだが、要するにテレビにおける「報道」っていうのは、内部的には、放送法に「公共放送の使命」という縛りがあるから、仕方なく、メインデッシュであるバラエティーの「添え物」的な感覚でしかなく、要は「刺身のツマ」ぐらいにしか思ってないんだよな、腹の底では(苦笑)。だから、報道に関していえば、手間ヒマをかけてクオリティーを求めようとすればするほど、「数字」は取れんのだよ。だって、ウラ番組でやってたのが、素人のチャパツのおねえちゃんに蕎麦の大食いをさせてるわけだからな。そういうバックグランドがあるからこそ、「あるある」のような過剰演出というより、フレームアップが生まれてきたわけだ。要は「バレなきゃいい。数字さえ取れればOK」ということだな。悪いけど、報道では「数字」は取れない。これはたまたま、出演者に「安藤&クリステル」を持ってきたから、「夜10時」で1時間枠で取れて、スポンサーも付いているけど、もし、この出演者がいなかったら、日テレの「NNNドキュメント」かTBSの「ドキュメント・ナウ」みたいに、深夜の30分枠がせいぜいで、下手したらばOAの枠も取れなかっただろう。おそらく、幸か不幸か、「まず、キャスティングありき」だったんで、おそらく、番組の内容は「後付け」で持ってきたんだと思う。プレミアに関して言えば、「2ケタ」取れれば大成功で、内容が劣悪であれば論外だが、クオリティーを維持しているのであれば、「7━8%」も取ってれば十分だ。ヒマダネも含めて、中身は硬派だが、オンナの「プレミア感」でくるむというコンセプトやな。これが、金曜日、土曜日の夜だとまた違うし、家族が揃って見る夜の7時、8時の時間帯だと、また違う。日曜の夜、それも遅い時間帯っていうのは、ワシも勤め人やってたんでよくわかるが、「明日からまた仕事かよ。ヤダナー」と思いつつも、感覚を仕事モードに戻して、「よっしゃ、またやるで」というテンションに持っていかなくちゃだからな。結果的にそうなってしまったが、狙いとしては決して悪くないと思う。まあ、いろいろと試行錯誤して、冒険しないとダメだな。「守り」に入った時点でオシマイや。
あと、クリステルはもとより、安藤は夕方のメインを持ってるわけだがら、そこらの「両立」というか、負担をかけさせないという配慮は必要だろう。LIVEだから、想像以上にエネルギー使うからな。よく、こんなリスキーなキャスティングをやったもんだと思う。そこも含めて、「上」の方の思いつきから始まった番組だと思うが、しかし、こういう報道番組が夜の時間帯に1時間枠でOAされることは大事だと思う。番組は安藤が張り切って仕切っているようだが(笑)、クリステルも遠慮することはない。むしろ、図々しいぐらいに「存在感」を示さないとだ。いくら、安藤に「ナマイキ」と思われようとも、そんなもんは知ったことではない(笑)。ただ、全体としては「素材」に語らせ、出演者のコメントは「寸鉄人を刺す」レベルで、ホンマ、必要最小限でええワ。うるさい喋りは筑紫や古舘に任せておけばええで。みのもんたの仕切る「朝のワイドショー」ぢゃないんだからな。視聴者もバカばっかじゃないから、そのへんの「差別化」はちゃんと弁えろよ。
んで、もう一つ感想を付け加えると、「報道」という、本来、硬派でじつに生臭い素材を、オンナ3人に捌かせることで、その生臭さを和らげ、マイルドにする作用があるんだな。特にクリステルがそういうポジショニングなんだろうな。その意味では、「才色兼備」の「色」を楽しんどる視聴者は多いし、それで付いてくる「客」はおる。案外、テレビというメディアにおいては、本人は嫌かもしれんが、「グラビア的露出」もバカにならんからな。まあ、こういうことやれるのも今のうちだ。ワシに言わせれば、伊東美咲よりクリステルをファッション誌の表紙にした方が「部数」は出るからな(笑)。だから、体に気をつけて、頑張れ。ウィークデーとともに、毎週、日曜日にも会えるのを楽しみにしてる。
#しかし、「プレミア」はバラエティーではなく、「報道」というのがじつは最大のウリなんだから、ただ単に面白おかしいレベルのコメントだったら、太田光や宮崎哲弥で十分なわけだからな。あの押切もえですら、それなりのことを言ってたからな。「取材経験の蓄積のある櫻井」を持ってきているというのがミソで、玄人を唸らすコメントが出てこなければ、彼女をキャスティングした意味はないと思う。安藤が仕切って、生臭さを和らげる若いクリステルに、「亀の甲より年の功」という櫻井がビシッと決めることで、番組が引き締まるからな。その意味で、櫻井よしこのポジショニングは非常に重要だと思う。で、その78歳の現役写真家は少しビックリだな。「気力、体力」があれば、要するに、年齢は関係ないな。今年65歳になる溝口敦が、確か実話ドキュメントの07年5月号だったかな、例の名古屋地下鉄談合事件で、そのカネの最終的な「流れた先」について、「弘道会」だったとの情報をちゃんとスッパ抜いておって、「現役バリバリ」だと思った。どんな媒体であれ、握ったネタをちゃんと「書く」ってのは、ジャーナリストの基本だな。いい刺激になる。頑張って欲しい。
#別冊宝島Realの『池田大作なき後の創価学会』をざーっと目を通したが、第一印象としては、こんな本が出てしまうとは、信濃町のタガも緩んでしもうたな、ということだなあ。今から5年ほど前、例の「イケダモン情報保護法」の制定に向けて大加速しておった02年当時では「ありえなかった」からな。わずかではあるが、その当時よりはタブーは薄らいではいる。ワシも1年以上前に別冊宝島の編集長に呼び出されて、タダでいろいろとネタというか、ヒントを喋らされたまま、それっきりになっていたのだが(笑)、結局、同じ別冊の宝島でも、「Real」の方の「ハード・コア路線」の方にしたんだな。まあ、結果としては、それでよかったと思う。いちばんオモロかったのは、山田直樹サンの「SGI」かな。「持ち株会社・SGI」の見立ては、なかなか鋭い。 じつは、今、内部ではSGIのことを、「カイシャ」と呼んでおるんや(笑)。ただ、「インドでSGIが拡大している」というのは、 できれば現地取材で立証した方がよかったと思う。ワシも『カルトとしての創価学会=池田大作』(第三書館、2000年)を上梓したとき、インドに取材に行ったのだが、「ちゃんとした折伏もなしに、組織だけが拡大していく」というのが、本当にありえるか、というのがそもそものギモンとしてある。ワシの取材から7年の歳月を経て変化しているのかもしれないが、少なくともそのときの取材で得た結論は「インドのSGIは到底、現地の社会に根ざしたものではない」ということで、その旨、本にも書いている。ま、そういうことも含めて、実態は「ペーパーカンパニー」なのかもしれんが(笑)。あと、教義面でいうと、島田裕巳が書いているように、第26世法主・日寛の本尊の写しの下付をもって、「お山から破門にはなったが、現在もなお、日蓮正宗との縁は切れていない」との見解は、まさにその通りだが、では、なぜ、イケダモン大先生が 名実ともに日蓮系新興教団の"教祖"として、「日蓮大聖人(大商人?)の直弟子の証」としての「池田日大」なり、「池田日作」といった「日号」を名乗って、自らの手で「本尊」を書かないのか、そこをキチンと突かないと、「何も言ってない」に等しい。現・理事長の正木正明の青年部長時代の最大の功績が、その「日寛筆とされる本尊」を栃木県小山市の浄円寺から見つけ出したことであり、その「論功報償」がその後の「出世」に大きかったからな。第一次宗創戦争のとき、「本尊模刻」が発覚したことの衝撃の大きさの意味を、宗教学者だったら、もう少しちゃんと検討してくれや(笑)。これら一連の「本尊モンダイ」に関するワシの見解は、その『カルトとしての…』にちゃんと書いておるから、ヒマ人はぜひ、買うて読んでくれや。ワシもこういうのに便乗して、本当はもっと宣伝、PRをせんとアカンのやけどな(苦笑)
#また、偶然だが、近所の古本屋を覗いたら、大森実の『国際事件記者ハノイ特電・北ベトナム報告』(初版1965年、毎日新聞社刊)があったんで、思わず、買うてしまった。これは、今となっては、神保町でもなかなか手に入らない超レア物やで。「西山事件」はもとより、「大森事件」なんて、今、20代の若い連中は、おそらく知らんだろう。また、そのうち、この本も贈っといてやるで(笑)。大森実はこの北ベトナム報告の記事を書いたことで、ライシャワーの逆鱗に触れ、大平と同様、どうでもいい言いがかりから足元をすくわれ、「石をもて追わるるごとく」、退社に追い込まれたからな。そこで、戦後の毎日新聞史上に、この「大森事件」と並んで燦然と輝く「西山事件」だが、「キミツ電文」というブツを自分で握っておきながら、その存在を自らの手で毎日新聞紙上でスッパ抜かず、沖縄返還協定調印、さらにはその批准成立と、「流れ」が確定したのを見越してから、西山太吉のジジイは社会党の横路に、そのブツを流しておるわけやからな。この西山事件の最大のポイントとは、その72年3月末というタイミングに、なぜ、そんなブツを横路にリークしたかや。ヒマ人は当時の「政局動向」をちゃんと調べてくれや(笑)。ちなみに、その大森は自伝『エンピツ一本』(講談社)の中で、この「西山事件のウラ」についてもちゃんと書いていて、当時、西山は宏池会の大番頭だった田中六助名義の小切手を毎月、50万円ずつ落としていて、タイホにあたって警視庁もバカじゃないから、ちゃんとそれを掴んでおるからな。それで、逮捕後の取り調べで、西山は「ネタ元」(=蓮見喜久子)もゲロッてるわけだろ。タイホ前に西山は蓮見に対して、「自分が毎日を辞めることになっても、あなたのことを守る」と言っておいてやで。こんもん、どうしようもないぢゃないか。もし、ワシが佐藤栄作だったとしても、同じことをしているだろう。ブンヤの風上にも置けんワ。ところが、『月刊現代』06年12月号の佐藤優との対談で、西山はそのキミツ電文を横路に流した理由を「その最大限の理由は情報源の保全(=当時、外審だった安川壮が特定される)」って言ってるんだよな。自分でネタ元をゲロっておいて、何を抜かすかって感じだよな。外務省が公式会見で何と言おうと、吉野文六が顔出しで何を言おうと、その「キミツ電文」の存在そのものが、「密約」の「動かぬ証拠」じゃないか! 「インテリジェンスの重要性」を云々言ってる佐藤は、その西山の話を鵜呑みにして、西山を持ち上げてる有様だからな。当局が何と追及して来ようと、ブンヤが「吐かなければ」、ネタ元は特定したことにはなりえない。ジャーナリストにとって、「命より重いニュースソースの秘匿」とは、官憲のいかなる拷問を受けようとも、「ネタ元については、口を絶対に割らない」ということではないのか! 何度でも言う。「西山事件の犯罪性の本質」とは、「情を通じてネタを取った」ことではない。取ったネタを自らの手で書かずに、「政局」をいじくり回すために、国怪ギインにリークしたことや! ここらあたりが、綿亀新党のあの若いおにいちゃんに国怪で質問をさせた、「大平モンダイ」の胡散臭さともクリソツやな。「言論機関」が、権力に「借り」を作ってどないするんや。北村正任以下、バカ毎日の幹部どもは全員、豆腐の角にアタマをぶつけて、死んでしまえ!
#もう少し「判検癒着」のおぞましい実態もちゃんと記事にしろよ、もし、ブンヤであれば。小泉の「郵政発狂政局」で、「解散不可避」の情勢となった05年8月2日付けで、同志社のロースクールの教授から、突如、最高裁判事に任命されている古田佑紀なんて、最高裁で何の判決実績もないまま、9月11日の衆院選投票と同日にあった国民審査にかけられ、それで通っているんだぜ。こんな馬鹿な話があるかってんだよ。まあ、どうせ、古田なんて、「王シフト」ならぬ、「三井シフト」で、三井環のオッサンに「有罪確定」をさせるためだけに放り込んだ「ケンサツの人間」だからな。いずれにしても、大森実しかり、大平誠しかり、特に毎日新聞で「真実」をスクープした記者は、その記事を書いたことが原因で、枕を並べてクビになってるからな(笑)。オマエら、「恥」を知れ、「恥」を!
#4月17日夜起こった、長崎市の伊藤一長市長に対する狙撃事件、公共工事を巡るトラブルがどういうものであったか知らんが、しかし、問答無用に背後から射殺しようとするなんて、許されるか。それも、選挙運動中にだ。こんなんが民主主義社会で起こるか? プーチン批判を繰り返していたジャーナリストが殺害されたロシア並みじゃないか。犯人は水心会会長代行の城尾哲弥ということだが、この水心会(会長・水田元久)は、山口組・司6代目体制の直系(=2次団体、ちなみに「1次団体」は本家)で、この水田は「直参101人衆」の1人だ。水心会のルーツは独立系組織の松本組(松本敏久組長)だが、本家3代目の田岡時代の若頭だった山本健一(初代山健組組長)の盃を受けて昭和48年に山口組入りし、平成元年に渡辺5代目体制の下で直参昇格を果たしている。平成6年末に松本組は本家から破門、解散したが、その翌年、同組の舎弟頭だった水田元久がその松本組の地盤を引き継いで、直参に昇格している。水心会は地元・長崎ではバリバリの武闘派で、長崎県内のヤクザでは唯一の本家の直参や。しかし、去年、四国タイムズの川上道大社主を撃った高松の本家直参・2代目若林組(実行犯は犯行直前に形式的に破門)、さらには溝口敦の長男を襲撃したのは山健組やし、そして今度は水心会か。山口組はここんところ、言論に対する暴力が酷いな。目に余る。キツネ目のオッサンが「ヤクザを批判する者は、命はないものと思え」とお墨付きを与えておるから、何をやっても許される思ってるんだな。絶対に許せん。
#今日(4月25日)発売の週刊新潮が、「雀荘事務所大臣」こと、久間のオジンと伊藤一長を挟んでの「ズブズブのカンケイ」をちゃんと書いておるやないか(笑)。しかし、ワシのカン通りやなあ。あの事件直後の久間のソワソワぶりはちょっと異常だったからな。しかし、公共工事を巡る行政とヤクザの癒着を穿り出したら、ホンマ、キリがないで。大平がスッパ抜いたサーべラスの件を出すまでもなく、「地上げ」にヤクザが絡んでいるなんて、ジョーシキっていうか、それを取り上げたら、ヤクザのやることなんてなくなる。最大の「メシの種」やないか! そのへんは、地元の京都で父親の興した寺村土建を計25億円もの負債を抱えて潰した後、東京に出てきたキツネ目のオッサンがよう知っておるからな。「地上げ」っていうのは、そこに「生活の場」を持って、根を下ろして住んでいる人間たちをその場所から無理やり追い出すわけだから、要は「暴力」を使う以外にない。今はそんな露骨な、力を剥き出す形の、文字通りの暴力はかなり鳴りを潜めてきておるが、むしろ、間にいろいろとクッションをかまし、巧妙に、じわじわと真綿でクビを締めるようにして退去させるよう、陰湿な手口に変わっていっておるからな。それはキツネ目のオッサンが詳しい(=自分でやってきた)から、週刊誌はもっとジャンジャンと記事にしたらええやろ。
#あと、書くところがないんで、ここにでも書いておくが、三井環のオッサンの上告審が、「第二小法廷」になったんやそうな。こういうのは、機械的に振り分けられるらしい。ところが、第二小法廷は裁判長がぬあんと、「古田佑紀」だからな(笑)。小泉に「加納人事」を飲んでもらため、原田明夫、松尾邦弘と一緒に後藤田のジイサンのところにアタマを下げに行っているうえ、自らも宇都宮地検検事正として、チョーカツ塗れの「当事者」なんやから、「上告棄却」以外、判断の下しようがないぢゃないか。思考停止しとるマスコミ諸君、チョットこういうモンダイもちゃんと取り上げてくれや。頼むで(笑)
#これもまた、適当な場所がないんで、こんなとこに書いとるが、5月5日付の共同電の、イラクのマリキとの単独会見で、「需要は長く続かず、空自は今年中にも不要」の発言は超ビックリやな。アベがクウェートに遊びに行った直後にこんな発言が出てくるとは、スゴイの一言に尽きるな。要は「日本の自衛隊はもう要らん。アメリカもさっさと出て行け」ってことだろ。今、イラクの情勢は、本当のところ、どうなっとるんや? 各社外信部もどうせ人が余っていて、特派員連中も支局にふんぞり返って、バイトの通訳が横文字をタテに直した原稿を東京に送って、「仕事しました」ってことで通っているんだから、ナントカ通信のフリーの記者ばっかりでなくて、たまには少しはリスクを冒して、ちゃんと「正社員」が現地に入って、アップ・トウ・デイトなネタでも拾ってこいや。ただ、くれぐれもアンマンの空港で土産に持ち帰ろうとしたバクダンを爆発させた、毎日の写真部の記者のようなマネだけはせんどいてな(笑)
#えっ、参院選前の「内閣カイゾー説」もあるのか。そうか、前回、3年前の参院選の前は、福田康夫が自分のクビを差し出して、「年金政局」を(結果的に)仕掛けたんだったもんな。あの「出処進退」はじつに見事だった。会期末は「年中行事」として(特に今回はセンキョ前なんで)、「内閣不信任案」の提出があるが、それが「政局化」して、「乱」になるんだろうか? もっとも現時点ではベタ凪状態で、そんな気配はどこ探してもないが(笑)
#綿亀新党と沖縄のそうぞうが統一会派を組んだが、ムネムネ新党はこれには加わっていないのか? 最近、知ったのだがこのムネムネ新党の副代表をやってる多原香里っていうおねえちゃん(1972年生まれ)は、ブログを見ると、相当、地元でドブ板やっとるな。で、彼女は「アイヌ民族」であることをカミングアウトしとるんだな。夏の参院選には出ないのか? 出るとしたら、 北海道選挙区? それとも比例代表か? で、平沼赳夫は5月10日から公務に復帰するのか。岡山センキョ区はトラが出とるから、ここはビシッと後援会を締めてもらわんと困るな。どうせ、復党は当面ないからな(笑)
