硬派ニュース版・ひとりツイッター!(続き) |
#で、今晩(=11・2)の19:52upの日テレ電子版に、アベの刎頚の友である加計孝太郎のおやぢが理事ちょーを務める加計学園が、愛媛県今治市で計画を進めておる、国家センリャク特区を使い倒したことによる「獣医学ブ新設」について、文科ショウのシンギ会が今日の午後に開かれ、「認可の方針でまとまった」と打っておったな。んで、ブッたまげたように、共同も後押し、この「11・10」にも「正式に答申の見通し」かあ。
いやあ、相変わらず、コクミンも「どうせ、オマエらなんか、バカの極みだ!」と、ナメられマクっておるよなあ。そもそも、今回のアベによるカイサン&総センキョが「モリ&カケ」のギワク追及封じだったなんて、そのへんの小学生っていうか、幼稚園児ですら、わかるんだが、過去2番目に低い投票率(53・68%)であっても、「有権者の信を得た」っていう、まさに「トリック」だわなあ。「それ」をもって、「何でも通し!」だわな。
今回のジケンも、マトモなブンヤであれば、ナンボでも続報なんか、打てるんだわな。産経をはじめとするアベ応援団は「学ブ新設を認めない獣医師会こそ、ガンの極み」と、ワーワー吠えておるんだが、詳報した文春砲(4・27号)にも載っておるんだが、「だったら、ぬあんで、加計学園だけOKで、京産大はNGだったのか」なんだわな。ナイカク府に提出した関連資料は、今治市が「たった3頁の超スカスカ」だったのに、京産大は「21頁」もあって、きっちり書き込んでおったんだよな。こうした外形的事実を見るだけでも、「おかしい」に決まっておるだよな。
しかしさ、コイツも、あの取材力がほとんどない、運動屋ジャーナリストの田中龍作くんだりに、「マスコミは、最早、続報を打つ力もない」って、バカにされておるんだから、ったく、どうしうようもねえんだよな。思うんだけどさ、森友もそうだが、ゲンバはすべて関西地区っていうか、シンブン社でいうと「大阪本社管内」なんだよな。
ま、他社はどうでもいい。ワシのおった大毎だが、社会部チョウは、同期の88年入社の亀井正明だし、地方部チョウは、2年下かよ、坂口佳代で、あと、松山支局の今治通信ブには、元大毎社会ブで81年入社の松倉展人が、まだおると違うんかよ。ったく、ヤル気ゼロのコイツらを、全員、クビにしろ。んで、竹橋の常務でおる、元大毎社会部チョウの増田耕一(80年入社)は、もう少し、恥を感じろ。キンタこと、ワシが入社当時の大毎社会部チョウで元主筆の木戸湊(63年入社)が、酔っぱらって、泊まり勤務の社会ブ遊軍席に乗り込んできて、ザラ紙の束を投げつけて、「辞めてまえ、代わりはナンボでもおる!」と喚きチラかして、んもう、自爆テロを起こしかねんからな(笑)
#ほいで、元文春編集ちょーの花田紀凱が主宰しておる『月刊Hanada』最新号(17年12月号)に、アベの腰巾着である元TBS政治ブ(&DC支局ちょー)の山口敬之のおやぢの手記「私を訴えた伊藤詩織さんへ」が載っておったな。結論から先に言って、読後感を一言で表現するなら、「アタマ隠して、尻隠さず」、んで、「火に油を注ぐ」かいなあ。
詩織サンの主張は、第一報となった新潮砲(5・18号)の記事をもとに、手記として上梓した『ブラックボックス』(文藝春秋)の中に集約されておるんだが、今回、山口のおやぢの反論っていうより、ま、「言いがかり」だわなあ。そのポイントってのは、詩織サンは、「15・4・3」の晩に2人で一緒に飲んで、メシを食っておるとき、この山口のおやぢに「薬(=デートレイプドラッグ)」を飲まされ、「それで気を失って、ホテルに連れ込まれたに違いない」と主張しておるんだよな。ところが、山口は「そんなものは、今回、初めて知った。ケーサツも自分のケータイを調べたが、そんなもんを買うた事実はないし、そもそも、向こうが飲みすぎて泥酔し、ブッ倒れたんで、自分はそれを介抱し、ホテルに連れて行って、保護までした。そんなふうにアレコレと言われる筋合いはない」ってんだよな。
ただ、仮に、この山口の主張の通りだったとしてもだな、刑法の準強姦罪の成立において、何のモンダイはない。なぜなら、準強姦罪ってのは、「相手が心神喪失、もしくは抵抗不能の状態にあるのを利用し、または、そういう状態を特に発生させて、姦淫した」というものだ。もし、その「デートレイプドラッグ」を使うて、相手を気絶状態にしたうえで、無理矢理チンポを挿入したんであれば、この準強姦罪の後段にあたるワケだわな。しかし、そうでのうて、相手が勝手に飲みマクって、ほぼ意識不明の状態になったのをいいことに、「シメシメ」とお持ち帰りして、チンポを挿入し倒した場合は、同罪の前段に相当するワケだから、同じことなんだわな。
詩織サンが言うには、「自分は酒が強いんで、あの程度の酒量でダウンすることはあり得ない。毒を盛られたに違いない」ということなんだが、ぬあんて言うんかいなあ。このとき、2人が会うたってのは、「詩織サンの就活」なんだよな。カノジョはJNNのDC支局での勤務を希望しておって、それを実現するために、この山口と会うとるんだよな。要するに、山口からすりゃ、「そんなに俺様の下で働きたいんだったら、枕営業(or性上納)しろ」っていうだけのハナシだわな。TVは、特にドラマやバラエティーの方では顕著だが、このテのハナシなんて、腐るほどあるんだからな。山口にしてみりゃ、「ぬあんで、俺様だけ、こんなことで叩かれなアカンのや」って、ブーブー文句垂れ流し状態だわなあ(笑)
#そういえば、ジケンに滅法強い、週金の敏腕記者だった野中大樹君が、この8月末で退職しておるんだよな。ひょっとしたら、文春あたり、同業他社に転職しておるのかもしれんのだが、ワシ的には、消息不明となっておる。
彼とは1度会うたことがあって、ちょうど、東日本大震災があった年の夏だったんで、6年前の2011年の8月だったかいなあ。当時、水戸チケンの検事正でおった「粂原研二のおやぢ」ってのが、水戸市内のスナックで、同年2月に地元の記者らを集めた飲み会で酒乱を極め、店のチーママに殴る、蹴るの暴行を働いたにもかかわらず、お咎めナシで終わったんだよな。それについて、三井環のオッサンと一緒にトークバトルで喋り倒した際、野中君が来ておって、名刺を貰ったんだな。
彼は、このジケンに関心を持ってて、水戸まで行って取材して、週金に記事にしたんだが(=11・9・2号)、彼には、そのトークバトルでワシが喋っておったことについて、「記事中で、自由にコメントとして使って、チョーOK」と言っておったんだ。そしたら、その水戸のスナックでの飲食代は、同行していた「五味真希子」とかいうオンナ検事が支払ったということになっておるんだが、ワシのコメントとして、「五味検事がポケットマネーで払っているワケがない。(ちょーかつから捻出した)裏金である可能性が高い」っていうのも、バッチシ、載っておったんだよな。確か、トークバトルでのワシの喋りは「こんなもん、ちょーかつに決まっておる!」だったと思うんだが、そこらあたりは、少し、マイルドな表現にしておったわなあ。
このとき、野中君は、週金に入って間もなくで、三十路前だったと思う。まだ、全然、若くて、30代半ばぐらいだと思う。その際、彼に、取材の要諦として、「相手と会うて、コメントを取ってくるだけが取材ではない。取材拒否でも、会うてノーコメントでも、相手がどういう表情をしておったか。ちゃんと、目を見て話したかどうか、そういうのを掴んでくるのが取材であり、ゲンバを踏むことの意味だ」というようなことを喋った。その後も、いい記事を打っておったのに、いったい、何があったのか、関心がある。ワシの見立てとして、彼がこのブンヤ稼業から足を洗ったとは、到底思えないのだ。やっぱ、週金に見切りをつけたということなのだろうか?
#で、座間の9遺体ジケンだが、なぜか管轄の神奈川県警でのうて、端緒を掴んで勝負を賭けた、多摩川を越えた桜田門が死体遺棄の戒名で、その白石隆浩(齢27)の身柄を取ったんだが、今晩の各紙の電子版だと、その9人の身元が、ほぼ特定されつつあるってことだな。ヨミが「最初に殺したカップルのうちのオンナから、50萬円を奪った」と打っておったんだが、朝日によれば、「供述が二転三転しておる」ってことか。ただ、完黙でのうて、いろいろと喋ってはおるんだな。
今回のジケンは、どうも、コロシに展開しそうなんだが、やっぱ、オドロキは被害者が「9人」だわなあ。1人や2人ならわかるんだが、「9人」だぞ。折しも昨年、奇しくもゲンバは同じ神奈川県の相模地区だったんだが、それはともかく、県立津久井やまゆり園で、元園職員の植松聖(当時、齢26)が、夜中に乱入して、メッタ刺しにして、19人死亡、26人がケガっていう大惨事があったんだが、被疑者は、いずれも20代だわなあ。
もちろん、この2つを意図的に結びつけてはアカンとは思うんだが、しかし、凶行に及んだのは「20代男子」だわなあ。このテの1課ジケンってのは、時代のゆがみや矛盾というものが、集約っていうか、炸裂するカタチで出てくるんで、そういうところは冷静に見る必要があるだろう。少なくとも、ワシがブンヤ稼業に足を踏み入れた30年近く前は、こんなコロシはなかった。それだけは断言できる。
それともう1つは、「死刑制度」の存在、とりわけ、最近っていうか、正確には、この「自公の99年体制以降」だが、「厳罰化」という名のもとに、その適用が強化されマクっておるんだが、しかし、全く「抑止力」として機能しておらん。そこで、「寛容さ」を基盤としたリベラルをブチ上げて新党を立ち上げ、今回の総センキョで躍進した立憲民主党トップの枝野幸男だが、もう少しシャープな斬り返しは出来んものなのか。今日発売の週プレで、枝野が顔出しでアレコレと喋っておったんだが、中途半端に妥協して、民進や希望を抱き込んで水脹れするのが嫌だったら、もう少し、原理シュギ者らしく、ガツンと言えんのか?
んー、アサ芸が「臓器移植ビジネスの可能性」と打っておるんだが、とにかく、「初動は、構えは広く」なんで、ありとあらゆる可能性を考えて、1つずつ潰していくしかない。
#「上」の続きっていうか、ワシも一応、ブンヤとしては「1課担のエース」として、大毎時代は、「119(=サッチョウ指定広域重要119号ジケン)」で、この前、死刑シッコーがなされた「西川正勝」について、最初の姫路でのママ殺しで「タイホ状を取った」っていう特ダネで、編集局ちょー賞を取っておるから、今、現役で回っておる連中と、まだまだ互角で勝負デキるっていう自負と自信はある。
この際だから、ウラ話を披露すると、このときの「ネタ元」は、ま、もう四半世紀以上が経過したんで、「時効成立」ってことでオモテに出してもエエと思うんだが、ワシはケンサツに食い込みマクっておったんで、じつは、ケンサツ筋なんだよな。このテの1課ジケンも、全てケーサツからケンサツに報告し、指示を仰いでおるんで、1課ジケンに限ったハナシではないが、ケンサツは情報を全部、握っておるんで、ケンサツを落とせばイッパツなんだよな。
で、このときのネタ元は、当時の神戸チケン姫路支部長だった「武内徳文」っていうオッサンで、最後は、京都チケンの検事正まで行ったんかいなあ。親分肌で、喋ってても、オモロかった。支局の近くに官舎があって、ワシが、夜討ちをかけたんだな。アレは年末だったんだが、仕事収めの日だったんかいなあ、「ジケンに大きな動きはないだろうから、年末年始は自宅に帰る」というようなことを言っておったんだ。
ま、ワシはダメモトで支部長官舎に行ったら、中に電気がついてて、おるんだよな。「あれっ、ぬあんで、おるんかいなあ。帰るとか言っておったのになあ」と思って、インターホンを押したら、その日に限って、なぜか、官舎に上げてくれて、アレコレ喋っておったら、突然、何を言い出すかと思ったら、「被疑者は割れて、タイホ状を取っておる。血のりの付いた指紋が出てきたんだ」と言われて、「うわっ!」と思ったなあ。それで支局にスッ飛んで帰って、早版に特ダネでブチ込んだんだ。そのとき、神戸シンブン姫路支社に新人で配属され、一緒にサツ回りをしておったのが、西岡研介クンだから、彼に聞けば、当時のことは、よう知っておるから、大事な証人や(笑)
ついでなんで、コイツも「時効成立」ってことで、初めて暴露するが、そのとき、神戸チケン姫路支部で、その武内徳文の下で、ヒラでおったのが「北川健太郎」で、ワシの大事なネタ元だった。もちろん、特ダネも書いておる。ヤツは本当に優秀だった。じつは、今でも、まだ、中におって、最高ケンの刑事部長なんだよな。だから、出世して、偉くなったもんだ。向こうはワシのことを覚えおるかいなあ。ひょっとしたら、「あー、あいつかあ」ぐらいの記憶はあるかもしれんが。
#「上」の続きで、大毎は姫路シキョク時代の思い出バナシになるが、ワシも今でこそ、こういう立場だから、ケーサツ、ケンサツを蛇蝎のごとく嫌っておるっていうふうに思われておるかもしれんが、ワシは、ホンマ、今、外信部チョウの小倉孝保なんかとともに、88年入社組の「大毎のエース」だったから、ケーサツはもとより、ケンサツはチョー大好きだった。検事の部屋に行って、「ああでもない、こうでもない」と雑談するのが楽しくて、ケンサツ庁なんてのは、まさに、遊び場だったなあ。
ワシは初任地は高知で、そこの次席が三井環のオッサンだったんだが、次が姫路で、そこで北川健太郎だったんだが、北川も本当に優秀だった。ジケンのスジ読みがしっかりしておって、ぬあんて言うんかいなあ。こっちが投げたボールに対して、打てば響くような返しがあるっていうんかいなあ。その後、高知チケンの次席で、あの同和ガラミの高知県の闇融資ジケンの指揮しておったし、大阪チケン、同コーケンの次席もヤッておるんで、他に人材がおらんっていうのもあるんだろうが、まだ、ケンサツ組織に踏み止まっておるよなあ。
確か、その西川正勝のジケンで、支部長検事だった武内徳文の官舎に夜討ちに行って、「タイホ状取った」っていうネタ貰って、すぐ、支局に戻って原稿にした後、何となく、姫路駅の南側にある神戸チケンの姫路支部に行って、北川健太郎んところに行った記憶がある。夜もだいぶ遅くて、年末だったんだが、北川はおって、「あのママ殺しだが、ケーサツは御札を取ったようだ」と教えてやったら、北川は「知り合いの刑事がおるから、確認してやろうか」と言って、いきなり、ワシの目の前で電話をかけて、モゾモゾと話して、「タイホ状を取ったんだなあ」と喋ってくれたんだな。ワシは思わず、「アンタの直属の上司から、今さっき、聞いてきたばっかなんだよ」と口を滑らしそうになったんだが、グッと飲み込んだ。
で、座間9遺体ジケンは、全員の身元が判明したってことで、東京、神奈川、埼玉、群馬、福島の1都4県の在住で、今回、帳場は桜田門の高尾署に置いてあるんだが、本来であれば、ゲンバのある神奈川県警の座間署なんだよな。たまたま、端緒を掴んだのが桜田門で、被害者も管内におったことだし、全部、桜田門の1課が持っていくんだろうな。下手に他県警と合同捜査ホンブを置くと、指揮命令系統がややこしくなるからな。しかし、動機は、カネ欲しさか、強姦隠蔽か。SNSの電脳テレクラで知り合うておったとなると、怨恨は考えにくい。その「臓器移植目的」ってのは、ネット上での自由意見投稿でもあったんだが、要は「9人」という被害者の多さなんだわな。ただ、そうなると、手引きした人間がおり、その白石隆浩は、単なる使い走りってことになる。専門的な知識が要るし、臓器の保存とかもあるだろうし、果たして、どうだろうか。ま、可能性はゼロではないにせよ、考えにくいと思う。
#『フォーラム21』最新号(17年11月号、毎月10日発行)の特集「衆院選総括━━宗教と政治の現場から」で、ワシも「『700万票割れ』で失速を極めた『公明党=創価学会』の10・22総選挙」のタイトルで書いているので、関心のある人は、ぜひ、読まれたい。
同じ特集で、やや日刊カルト新聞主筆の鈴木エイトが「2017衆院選、有権者に届かない問題候補者の情報」のタイトルで、神奈川4区から出馬した、統一教会と超ズブズブの防衛副ダイジンの山本朋広(自民)を、終盤戦にJR大船駅で直撃取材したときの顛末を書いておる。で、このとき、後援会の連中が、いきなりケーサツを呼んで、スッ飛んできた、私服のたぶん公安デカだと思うんだが、ぬあんと、「事情聴取」と称して、1時間以上も、この鈴木エイトをクルマん中に監禁しておったってんだな。どうも、公選法イハン(センキョ妨害)でのタイホを狙っておったってんだが、ったく、国家ケンリョクの走狗は、トンデモねえことをヤリマクっておるんだな。「取材妨害の極み」もエエところで、アベ自公セー権の番犬そのものだよな。
それと、菅野完も「新・現代の眼」で、「どこまでもついていきます下駄の雪」のタイトルで、衆院選総括を書いておるんだが、「維新が衰退し、希望の党が自滅し、日本のこころが全滅し、公明党が与党の中で一人負けした」というのは、然り。そこで、「否定されたのは新党ではなく、『自民党補完勢力』なのだ」と斬っておるんだが、全くその通りだ。確かに、見た目では、与野党間のギセキ数は、ほぼ現状維持だったんだが、やっぱ、今回の総センキョを機に、ガラガラポンが始まっておるっていうんか、地下の奥深いところで、マグマが鼓動を始めておるのが、ひしひしと伝わってくる。
#で、今朝(=11・11)の各紙、79年入社の元大毎社会ブの藤原規洋(齢62、社員番号79012、自宅は兵庫県西宮市名塩平成台)が、他人名義のキャッシュカードを使い、ATMからカネを引き出しておったとして、兵庫県警ホンブの3課に窃盗容疑で前日に再タイホされておったと、「字」にしておったな。ワシも93年4月~94年8月に「そこ」におったんで、この藤原は一緒に仕事をヤッとるから、もちろん、知っておるが、「うわっ、ぬあんだ、こりゃ?!」だわな。だから、ジケンであることには、間違いない。
まずは、各紙の記事を突き合わせて、事実カンケイを整理するとだな、この「10・30」に、同県三田市内でクルマにバール(長さ約60cm)を隠し持っておったとして、特殊開錠用具所持禁止法(ピッキング防止法)違反でタイホされ、昨日、同罪でキソされたことを受け、その再タイホの窃盗容疑とは、一昨年の15年の12・22の未明、同県三田市内のコンビニ2店で、同市内在住の男性会社員(齢61)のキャッシュカード1枚を使い、計約65萬円を引き出したというものだ。その被害者が「身に覚えのない引き出しがある」と訴え、捜査しておったもので、その妻のキャッシュカードでも、50萬円が引き出されておるため、余罪とみて追及するってんだな。
調べに対し、藤原は、1発目のピッツキング防止法違反については「バールを隠し持っていない」、2発目の本件の窃盗については「身に覚えがない」と、いずれも否認しとるってんだな。でも、コンビニATMには、店内も含めて、防犯カメラがあるから、目出し帽やサングラスで顔を隠さん限りは、面は割れマクるわな。で、1発目のピッツキング防止法だが、コイツは03年施行で、侵入盗を防ぐため、ピッキング工具etcの所持を禁止したもので、今回、藤原がクルマの中に隠し持っておったっていうバールは、同法施行令の第2条にある「指定侵入工具」にあたり、「使用する部分の幅が2cm以上、長さが24cm以上のもの」については、隠し持つことを禁じておって、違反した場合は、1年以下の懲役or50萬円以下の罰金に処せられる。
ちなみに、「所持に正当な理由」があること、例えば、工務店が業務として携帯するとか、個人であっても、日曜大工用に自宅に置いておくことは、チョーOKで、何のモンダイもない。そういうのは、ジャンジャンと所持して構わんのだが、しかし、それを逸脱して、今回、藤原は、自宅のある西宮市から、だいぶ離れた三田市内でクルマのトランクの中に、違法バールを置いておったん(=隠し持つ)だから、ケーサツとしては、当然、「何の理由で、こんなもん、持ち歩いているんだ?」と聞きたくなるわな。
#「上」の続きだが、本件の再タイホの窃盗だが、立件に動いたのが、被害者が住む所轄の三田署でのうて、兵庫県警ホンブの3課だわな。「捜査3課」ってのは、刑事ジケンの中でも「窃盗ハン検挙」が専門で、連中だってヒマではない。本来であれば、所轄の、刑事課は窃盗係のレベルのジケンだが、敢えてホンブの3課が出てきたってのは、それなりの理由がある。
まずは、この元大毎社会ブで、今の肩書は「フリーライター」なのかよ、とにかく、この藤原規洋ってのは、そもそも「一般人」ではない。大毎社会ブのエース格でおって、大阪府警も回っておるし、府庁キャップに阪神支局デスク、その後は、経済部ちょーに、制作技術局ちょーまでヤッており、もし仮に「冤罪でした」になったら、大毎の連中だって、まるっきりのバカぢゃねえんだから、本気になってケーサツに復讐っていうか、仕返しに出てくるからな。だから、ワシの見立てでは、ケーサツも、ちゃんと内偵をして、周りを固めておると思う。そもそも、その1発目と2発目との間に、関連性があるのか。まさか、そのバールを使うて、空き巣をしておったのかよ?
今回、被害者は、三田市内在住の男性会社員(齢61)ということだが、この藤原と面識があるのかどうかだ。藤原はいったい、どうやって、名義人のキャッシュカードを入手し、暗証番号をゲットできたのか、だ。ポイントは「そこ」だ。直接、家に侵入して盗んだのか、それとも、スキミングしたものなのか。ほいで、藤原の単独ハンなのか、それとも、組織的っていうか、ネットワークを組んでヤッておったのか。つまり、ジケンとして、「広がり」があるのかどうかだ。んー、面識はないのか。「不正に入手」ってんだが、当然、「それ」について、ケーサツは詰めておるだろうな?
あとは、動機だわな。毎日は、産経や時事並みに給料は安いが、でも、定年まで勤め上げたんだから、年金だってちゃんと出るんだし、普通につましく暮らしていれば、生活に困ることなどあり得ん。藤原は、何かカネに困っておったのかよ。自宅は、たぶんローンを組んでおった思うんだが、退職金だってあったんだし、払い終えておるだろう。しかし、今、「フリーライター」という肩書の割には、ワシ、署名記事は1行も見たことがない。
そういえば、文春砲が、ワシと88年入社同期の、同じく本籍・大毎で、東京社会ブで宮内ちょー担当が長かった「真鍋光之」(記事では「A記者」と顔伏せ報道)の、社内での計数百萬円の使い込みを記事にしておったが、確かに、給料が安いとはいえ、でも、公務員並みには貰っておるんだし、ホンマ、「動機」がさっぱりわからんのだよな。
#「上」の続きで、兵庫県警ホンブの3課に窃盗容疑でタイホされた、79年入社の元大毎社会ブの藤原規洋だが、15年の定年退職後、「フリーライター」として、どんな記事を書いておったかだが、ネット情報では、大毎の、たぶん、大阪府下版用だわなあ、「大阪市の田んぼで小学生が田植え」とか、「天王寺動物園で、カバが歯磨き」といった、役所が発表しておる埋め草用のヒマダネだったってんだな。運動部ちょーを経験しながら、松山シキョク管内の今治通信ブにおる松倉展人(81年入社)と、ほとんど同じだわな。大毎としては、フル雇用として、給料を出すワケではないんだから、安上がりだわな。
ただ、ケーサツも、ココまで大々的にキシャ発表しておる以上、防犯カメラの映像以外にも、何か決定的な引きネタを持っておるんだろうな。コイツはオール毎日のハナシなんかでのうて、大毎マターのハナシだ。取りまとめは、竹橋の社長室ちょーから、大毎の副代表に放り込まれておる、鈴木紅琢磨のオッサンと同期の82年入社の若菜英晴だろう。神戸シキョクの県警担当の夜回り復命書は、この若菜から、今、竹橋の取締役東京ホンシャ代表の増田耕一(80年入社)を通してか、もしくは、直で、代表取締役会ちょーの朝比奈豊(71年入社)に送られることになるだろう。やっぱ、それぐらいのジケンだと思う。