硬派ニュース版・ひとりツイッター!(続き) |
#で、今朝(=10・14)の東京シンブンに、「原発30キロ圏に補助金拡大 立地外16自治体に5億円」と、ぬあんともオモロイ記事が出ておったな。
そもそも、コレまで「原発」っていう迷惑施設の建設&稼動に伴う、「電源3法に基づく交付金」という名の飴玉ってのは、「立地自治体」っていう、「当該市町村と、それらが属する都道府県」に専ら限られておったよな。ところが、今回、その縛りを外して、「原発30km圏内の市町村と、それらが属する都道府県」にも拡大したってことで、それが計16で、総額5兆円超に上るってんだな。
そこで、超オモロイのは、連中の手口で、元々は16年度から支給が始まった「エネルギー構造高度化・転換理解促進事業」という名の通産ショウによる補助金で、コイツは老朽化etcで廃炉が決まった立地自治体に、風力発電といった再生可能エネルギーへの転換と普及を後押しするのが、目的だったんだよな。
ところが、今年度に入って、突如、勝手に財政規律をユルユルにしちゃってさ、まずは「廃炉目的」を削除したうえ、さらには「30km圏内の隣接自治体に支給しても、チョーOK」にしちゃったんだよな。だから、一瞬して、「原発再稼動に向けての飴玉」へと豹変しちゃったんだよな。資源エネ庁は原子力立地セーサク室ちょーの「若月一泰のおやぢ」ってのが、「廃炉を条件に限定すると、応募が広がらないため」とヌケヌケと言っておってだな、いやあ、ヤクニンってのは、スンゴイと思ったなあ。まさに、「ザ・骨抜きスペシャル」の極みだよな。
ただ、コイツはキシャ倶楽部では何も発表しておらんハナシなんで、水面下でコソコソとヤリマクっておったんだよな。ってことは、国怪シンギでもオモテに出ておらんのだろうなあ。まずは、こんなふうに勝手に予算の使途を変更しちゃってさ、大蔵ショウは何も文句を言わんのかよ? ったく、本来は、こういうのをビシバシと懲らしめるために、国政センキョってあるんだよな。
あと、この記事の解説では「再稼動を容認するための新たな『アメ』と取られても仕方がない」と結んでおるんだが、こんなもん、「『アメ』と取られても仕方がない」どころか、モロ、「アメそのもの」ぢゃないか、この糞アホンダラが! 見出しも「再稼動へ誘い水?」と、わざわざ、はてなマークをケツに付けておるんだが、ワシがデスクだったら、ゲラ直しの段階で、こんなもん、「トル」と赤入れしておる(笑)
#それで、今朝(=10・14)の朝日にも、投票動向チョーさの詳報が載っておって、都内の小センキョ区で、現時点では、軒並み自民が希望をリードしておるってのが、「へえー」だったな。しかし、今、どういう方向に風が吹いておるんかいなあ。少なくとも、公示直前は、希望には強烈な追い風が吹いておったと思うんだがな。
だから、今回は、希望が民進を丸呑みしたうえで、都チジの小池百合子が出馬して(=チジは自動失職)、「憲政史上初のオンナ総理ダイジンに、ワタシがなる」とマクし立ておれば、それで勝負はついておった。しかし、そんなに急に風が止むもんかいなあ。あと、朝日の分析では、「野党の分裂に乗じて、その結果、与党・自公が漁夫の利を得ておる」ってんだが、確かに、それはわかる。希望に立憲民主、共産に、あと、無所属とバラけておるんで、わかりにくい。ただ、枝野新党こと立憲民主に勢いが出ておるってのは、むしろ、分裂したことで、主張が明確になった。それはあると思う。
少なくとも、ワシの評価は、野党Aと野党Bに分かれたことで、むしろ、選択肢が増えたこと自体、全然、悪いことではない。ただ、コイツは「投票率がチョー上がる」という前提でのハナシなんだろうな。今日、無所属で出馬しておる岡田克也(三重3区)が「自民が50ギセキ減らしたら、大きな変化が起こる」と喋っておったんだが、まさにその通り。その50ギセキ分の受け皿が、とにかく、希望に立憲民主なんだろうな。だから、今回は、ま、希望が自民トウ票をどれだけ奪取できるか、それが全てだ。さて、投票箱の蓋が開けられるまで、あと、1週間。どういう結果が出るのか、だ(笑)
#何や、アベ、今日(=10・14)の高松市でのセンキョ演説で、前日の日経平均株価が、21年ぶりに2萬1000円台の高値をつけたことについて、「アベノミクスの成果」と自慢こきマクっておったってんだが、本当のところは、GPIF(年金積立金管理運用独立行政ホウジン)が、株投資への運用比率を高めたことを柱とする「官製相場」だそうぢゃないか。ったく、ヤラセっていうか、八百長だわなあ。
それで、このGPIFの年金運用、つまり、「株の売買による丁半バクチ」だが、この「9・17」の東京シンブン朝刊が「字」にしておったんだが、GPIFは、軍事部門で売上高が世界ベスト10に入る、全ての軍需企業の株を持っておるってんだよな。もっと言えば、上位100社(中国を除く)のうち、34社の株を持っておってだな、うち、ニッポン国内では、3ダイヤ重工、同電機、川﨑重工の3社を含んでおるってんだよな。なお、上位10社のうち、亜米利加の会社は7社で、栄えある第1位に輝いておるのは、あの絶対に当たらんMD(=ミサイルぼーエイ)にF35を手がけておるロッキード・マーチンだが、そこで持っておる株の時価総額が665億円で、上位10社計が約4651億円、その34社計では、ぬあんと、約1兆3347億円かあ(**)
いやあ、さすがに、こんな世界各地での紛争激化で儲けマクっておる、まさに「ザ・死の商人」だわなあ。要は、その儲けにタカることで、GPIFは「運用益」を弾き出して、今回の「官製相場による、21年ぶりの高値演出」をヤラかしておるんだよなあ。であれば、代々木のニッポン共産党としてはだな、突っ込みどころ満載の、逆襲モードでイケイケドンドンぢゃないか!
#で、今日(=10・15)は、総センキョ中の唯一の日曜日だったんだが、ちなみに、ワシは神奈川1区(ヨコハマ市中区、磯子区、金沢区)の住民なんだが、午後に、近所のスーパー(=イオン)の前を通ったら、立憲民主公認の篠原豪が、雨ん中、傘もささずに、演説しておった。ま、立ち止まって、聞いておったのは、ワシひとりぐらいのもんだったが、運動員も傘もささずにビラを手渡しておったんだが、有権者の反応は悪くはない。結構、ビラを受け取っておった。
ちなみに、神奈川1区は、自民前職(当選6回)の松本純(齢67)、立憲民主前職(当選1回)の篠原豪(齢42)、希望新人で元逗子市長、旧・民主元職(当選1回)の長島一由(齢50)の三つ巴の構図。今回は共産が候補者擁立を見送り、篠原の支援に回っておる。
それで、篠原の演説を聞いておって、「今回の解散は、モリ&カケ隠し以外の何物でもない。ふざけてる。税金をドブに捨てたようなもの」はエエんだが、こんなことは、有権者は皆、知ってるからな。大事なのは「だから、このままアベを絶対に逃がさない。次の国怪で徹底的に血祭りに挙げて、必ずクビを取るんで、何卒、私を当選させて下さい」とアタマを下げることだ。「モリ&カケはコレでオシマイではなく、まだまだコレからジャンジャンとやります!」と言わんことには、有権者の心は動かん。今朝の朝日の投票動向チョーさでも、自民の松本に先行を許しておるってんだから、ったく、どうしようもねえよな。
それと、買物客を相手に演説するんだから、「消費税10%をゼッタイに阻止する!」ってことを、もっとガンガンと言わんで、どうするんだよ。候補者ビラと一緒に立憲民主の公約ビラも受け取ったんだが、キャッチフレーズは「まっとうな政治。」で、その1番目に「生活の現場から暮らしを立て直します」ってことで、「10%には引き上げない」とちゃんと書いておるんだから、コレはもっと声を大にして言わんと、無党派層は投票所に足を運ばん。
前回14年は、この篠原は維新所属だったんだが、野党がバラけておっては自民トウ(自公)に対抗できんゆえ、将来的に民主との合流への期待を込めて、投票用紙には篠原の名前を書いた。実際、両党は合流して、民進になったものの、今回は立憲民主からの立候補だわな。ま、小センキョ区は今回も篠原に入れるツモリだが、比例は立憲民主か、共産かで迷っておる。
どういうことかと言うと、今回は共産の全面支援があってこそ、立憲民主に勢いが出ておるんであって、それで言うと、まさに「自公センキョ協力」と同じだ。「そこ」の足元をしっかりと見据えておかんと、だ。例えば、「小センキョ区は立憲民主で、比例は共産」っていう投票行動は、「野党支持票が分散した」ということになるのかもしれんが、でも、それは、今回、投票率がどのくらいになるかと合わせて、投票箱の蓋を開けて、結果を見てみないと、だろう。
#んー、今晩(=10・15)の20:09upの時事電の、投票動向チョーさで、「希望、東京全敗の可能性も」と打っておってだな、コイツは「うーむ」としか言いようがねえよなあ。だって、トギセンは、つい3ヵ月前のことだぞ。トギセンでは「都ファ公」によって、自公センキョ協力がなかったとはいえ、でも、こんなことが、起こり得るのかよ?
だから、もし、各社の投票動向チョーさと同じ結果が出たとしても、自公は「勝った」っていうより、「現状維持」なんだから、カイサン&総センキョ前と、セー権与党はほぼ変わりがないってことで、秋の臨時国怪を粉砕したことで、「モリ&カケ」の追及を先送りしただけのハナシだわな。あと、もし、この予想通りの結果になるというのであれば、投票率はそんなに上がらんってことになる。ってことは、60%には届かんってことかよ?
いやあ、ってことになると、勝負ってのは、ホンマ、一瞬の決断ってことになるのかよ。だって、こんなもん、都チジの小池百合子が、「憲法だ、アンポだ」とかいう、ま、どうでもエエことを棚上げにしてだな、「とにかく、自公を倒すために、野党の全勢力を結集して、ワタシが憲政史上初のオンナ総理ダイジンになります!」とブチ上げて、出馬しておったら、そこで勝負は完全についておった。「都政を途中で投げ出して、ケシカラン」とかいう批判だって、アベの延命目的の、今回の大義なきカイサンに比べりゃ、屁みたいなもんだからな。
第2次大戦で、ドゴールは、ナチス独逸を叩き出すために、レジスタンスにおいて、共産党と手を組んだ。蒋介石だって、ニッポン軍を叩き出すために、毛沢東んところの共産党と国共合作に踏み切った。だから、小池が「憲法&アンポ」を封印して、民進を丸呑みしたうえで、「自公をブッ壊すためには、代々木はニッポン共産党とも手を結ぶ」と言っておれば、希望が300ギセキ超を取って、即、セー権交代だったよなあ。ま、相撲の立ち合いにおける睨み合いと同じで、勝負は一瞬だ。
#「上」の続きっていうか、今晩(=10・15)、22:19upの毎日電子版の総センキョ中盤における投票動向チョーさだと、「希望さらに伸び悩んで、その分を、自民が食って、300ギセキ超も」「立憲民主、さらに勢いづいて、比例第2位も」かあ。
で、今回、小センキョ区なんだが、候補者数は希望198人対し、共産は206人と、希望を上回っておるんだな。だから、こういうことなんだな。立憲民主が候補者を出したところは、たとえ希望が候補者を立てても、共産は候補者を引っ込めんだが、立憲民主が候補者を出しておらんところは、そのまま擁立して、「自民vs希望vs共産」の三つ巴が、結構、あるってことなんだわな。
あと、イケダモン大先生を「創立者」とする公明トウ(=創価ガッカイ)だが、小センキョ区の方は有利にタタカイを進めておるものの、比例が伸び悩んでいるため、現有の35ギセキを下回る見通しだってんだな。ってことはだな、「比例計で700万票」を下回るってことかよ?
もし、そうなったとしたら、信濃町オタク的には、大ニュースだよなあ。「参」も含めて、最後に国政センキョで比例計で700万票を割り込んだのは、92年7月の「参」での641万票なんだが、それ以来の「700万票割れ」ってことになるんかいなあ。だって、国政センキョにおける「比例計700万票獲得」ってのは、連中の生命線だからな。もし、コイツを割り込むとなると、世間からナメられることになる。ってことは、ポストで、佐野眞一による『化城の人』第2部が始まりかねんで(笑)
#で、今朝(=10・16)の毎日に、「上」でも触れた「自民、単独で300ギセキ超も」の投票動向チョーさの詳報が載っており、精読したんだが、ま、今回、投票率がナンボになるかは、ワシ的には「ウーム」で、「よくて、何とか60%を超えるか」という読みなんだが、その前提も含めて、投票箱の蓋が開けられておらん今の時点で言うが、ギリギリ低めに見積もっても、今回、「自公過半数維持」は動かしがたい。ゆえに、現時点で「当面、アベ続投となる」と打っても、嘘ニュースにはならんだろう。だって、どこの野党も「セー権奪取して、自公のアベに代わって、ワタシが総理ダイジンになる」と言っておる党首は、1人もおらんのだから、最初から勝負はついておる。だから、アベもそれを承知のうえで、「モリ&カケ隠し」の大義ゼロ解散に打って出たんだからな。
ただ、今朝の毎日の動向分析記事を読んで、思ったのは、「肉を切らせて、骨を断つ」だ。
小池新党こと希望の予想外の凋落は、ホンマ、想定外の極みで、「センキョは水物」とは言うが、でも、ほんの3ヵ月前は、都ファがアレだけの地滑り的勝利をトギセンで収めておったのに、ワシ的に「???」だ。何度も言うが、小池百合子が都チジの職を辞して立候補しておったら、オセロゲームの白黒逆転のごとく、ピャーッと引っクリ返っておったからな。
それより、今回の記事のキモは「立憲民主がさらに勢いづき、比例第2党をうかがう」だが、それを踏まえ、もし、小センキョ区と合わせた立憲民主のトータルでの獲得ギセキが「50超」となって、希望のそれを上回り、名実ともに「第2党」に躍り出た場合、コイツは政局になる。モロ、「次(=野党再編&19年夏の参院センキョ&次回の衆院センキョ)」に直結しておるからな。だから、ワシは、比例で共産と書くか、それとも立憲民主と書くかで、迷いマクっておる。たぶん、最後まで迷うと思う。しかし、まさしく、物事は「急がば回れ」だ。
#「上」の続きだが、確かに、今回の総センキョで、毎日の予測のように「自民トウ300ギセキ超」となったとしても、結論から先に言うが、アベ自身のセー権基盤の強化にはならない。
しかし、総センキョに勝ったのに、セー権基盤が強化されないなんてのは、考えれば変なハナシではあるんだが、でも、それは、戦っておる自民トウの候補者が、いちばん身に沁みておるのではないだろうか。非常に残念ではあるんだが、朝日に毎日が分析しておったように、どうも、今回は「他2極の野党同士の共食いによる、漁夫の利」ってことになりそうだわな。よくも悪くも、コイツは小センキョ区制が持つ宿命みたいなもんだから、しゃあねえわな。でも、振り子が逆方向に振れると、山が一気に動くからな。
ちなみに、公示直前のナイカク支持率は日経37%、時事37.1%と、いずれも再び不支持率(日経48%、時事41.8%)が上回っていて、それと、毎日のチョーさでも「アベはもういい(=続投がよいとは思わない)」ってのが47%と、増えておる。それでもまだ、自民トウ自体の支持率は、社によってまちまちではあるが、まだ、30%前後はあって、1位なんで、それは侮れない。総センキョが終わって、首班指名のための特別国怪を召集せんとなんだが、どうせ、会期幅を短くすると思う。伸ばすと、野党に「モリ&カケ」追及の場を与えることになるからな。
ハナシを戻すと、結果として、カタチの上では、おそらく、自民トウはそれなりのギセキ数がもたらされることになるんだと思う。アベ本人はどうかわからんが、アベを支える官房ちょー官の菅に幹事ちょーの二階、あと、副ソーリ兼大蔵ダイジンの麻生あたりは、バカでなければ、「勝利の高揚感」ってのは、ないと思う。「勝ったことによるカタルシス」が感じられないというのは、大きい。だから、「見せかけだけの獲得ギセキ数」が多ければ多いほど、そのギャップは大きいと思う。それを踏まえて、敢えてワシは言うが、アベの総理ダイジンとしての寿命は、もう、そんなに長くはない。
#おっ、アベの腰巾着だった元TBS政治ブの「山口敬之のおやぢ」から、准強姦ジケンの被害を被っておった詩織サンだが、ついに、「伊藤詩織」の本名をカミングアウトして、『Black Box(ブラックボックス)』(文藝春秋)というタイトルの手記を刊行し、ちょうど、この総センキョのタイミングに合わせて、本屋の店頭に平積みされるんだな。自らの生い立ちから書き起こしておって、まさに「顔出しスペシャル」だわなあ。
これまでフルネームが明かせんかったってのは、家族の反対っていうか、表沙汰にして欲しくないっていう意向を尊重しておったようで、それで言うと、カノジョってのは、いいところのお嬢サンだったんだろうな。しかし、そういうのも含めて、これこそ、「肉を切らせて、骨を断つ」だわな。こんなもん、刺し合いなんだから、自分だけ無傷でおられるなんて、あり得ん。返り血を浴び、向こう傷のひとつやふたつを負うのは、覚悟せんとだ。
しかし、こうやって、あの山口の野郎のタマを取るってのは、大きいで。だって、このおやぢは、「話せば、わかる」というレベルを超えておるから、首根っこフン掴まえてだな、「ちゃんと、アタマを下げて、跪け」と、土下座をさせなければならん。オンナをナメると、どういうことになるのか、思い知れってんだ、このアホンダラが!
#ほいで、今回の注目のセンキョ区だが、やっぱ、公明前職の太田昭宏(齢72、当選7回)と共産前職の池内沙織(齢35、当選1回)との事実上の一騎討ちとなった、東京12区(北区と足立区、豊島区、板橋区の一部)だろう。
ココは、共産以外の野党は、過去3回、青木愛(民主→未来→生活)が出ておって、09年のセー権交代んときは、太田昭宏を降して、小センキョ区当選を果たしておるんだよな。で、今回は共産の池内が結果的に「野党統一候補」みたいな格好になっておるんだが、そもそも、野党第1党である民進が、ココにタマを出せんことが、同党の凋落の象徴だわな。本当であれば、蓮舫が「参」から鞍替えして、自ら刺客となって、ココから出馬せなアカンかったんだが、「それ」がデキん時点で、もう、あの党は、ダメだわな。
各紙の投票動向チョーさでは、「太田先行」が伝えられておるんだが、今後の政局を見るうえで、野党(=民共)共闘によって、太田を落とすことがデキるかどうかは、重要な試金石だ。というのは、信濃町のセンキョ戦術ってのは、「まず、基本は比例で、あとは、勝てる小センキョ区に絞ってタマを出す」で、ゆえに、小センキョ区は比例との重複がない。つまり、無所属組と同じで、「1位」とならなければ、アウトだ。
一方、池内は比例重複しておるんだが、ココで太田を落とせば、その分、共産は比例の当選枠が広がるんで、この1勝を取れるかどうかは、とてつもなく大きい。だから、この終盤にかけて、立憲民主トップの枝野幸男は、東京12区に入り、池内との2ショットをTVやシンブンにジャンジャンと流させることが必須だ。あー、今朝(=10・16)の7:08upの時事電では、「先のトギセンにおける都ファ公協力で、地元では、しこりが残っている」かあ。コイツは付け入る隙が、有りマクリンスキーぢゃないか!
#で、今夕(=10・17)の18:47upのロイター電に、センキョ区ルポが載っておって、過疎と高齢化で、「消滅可能性ニッポン一のムラ」と言われておる群馬県南牧(なんもく)村(=9月末現在で、人口1963人、うち、男908人、女1055人、全1042戸)を取り上げておったな。見出しは「3本の矢は1本も届いていないが、でも、自民トウは安泰」で、なかなかスンゴイ中身だな。
同村長の長谷川最定が顔出しで喋ることには、「(アベノミクスの)3本の矢というが、村中見回しても1本も届いていない。1000本ぐらい撃ってもらわないとダメなのではないか」ってんだな。少なくとも、同じエコノミクス系でも、ニッポンの日経は、こんなネタは絶対に取り上げないわな。
記事では、肩書とかはなかったんだが、ほぼ間違いなく、「村の大ボス」なんだろうが、今井力(齢73)という人が喋ることには、「私は昔から自民党一本。他の政党の人は絶対に当選できないよ」「僻地に住んでいると、中央とのパイプがあった方が災害が起きたときなど、うんと頼みやすい。そういう人らを応援しないとダメな村なんですよ」。いやあ、アベノミクスの矢が、村のどこを探しても1本も届いておらんのに、それでも「自民圧倒的支持」の意味を考えないと、だ。逆に、ココから切り崩さんことには、ナンボ、「セー権交代」と喚いたところで、チャンチャラおかしい。
そこで、ワシが最も警戒するのは、石破茂(鳥取1区)だ。見ればわかるが、アベはもう、そんなに長くはない。アベは確かにセンキョ区は山口4区(下関市、長門市)だが、生まれも育ちも東京の3世で、小学校から大学まで成蹊で、今も自宅は渋谷区富ヶ谷だから、皮膚感覚として、疲弊した地方の苦しみなんて、わかりようがねえだろう。
だが、石破は、「参」で島根との合区を飲まれておるうえ、アベに比べたら、まだ、ゲンバ感覚があるんで、確かに「憲法&アンポ」は「極右」でも、アベとの明確な対立軸として、経済で「左」をブチ上げ、「かつての自民党のように、派閥抗争が、実質的なセー権交代だった」ってことで、アベを追い落として、総理ダイジンになった日には、また、自公が5年も続くことになる。コイツは堪ったもんではない。各紙のチョーさで、自民トウ支持は30%前後で、いまだにトップであるという厳然たる事実は、侮れない。
#んで、総センキョと一緒に、隼町で勤務する判事のコクミン審査もあるんだが、「衆」だけでも、どの候補者を、どの党を選ぶかで大変なのに、オマケでこんなもんくっつけられると、きっちりと精査する余裕って、ハッキリ言って、多くの有権者にとっては、ゼロに限りなく近いよな。ワシはいつも言っておるんだが、でも、コイツは憲法79条に規定されておるんで、憲法をいじくらんことには、変えようがねえんだよな。いつ解散があるかわからん「衆」より、3年に1回、きっちりと時期がわかっておる「参」とのダブルにしてもらった方が、「形骸化防止」にはなると思う。特例法で、何とかならんもんかよ。
今回、コクミン審査の対象となる判事は、7人もおるんだよな。まず、今回のトンデモ判事は「小池裕のおやぢ(齢66)」だろうなあ。東大法卒で、司法試験に合格してサイバン官になったんだが、隼町の勤務が異様に長い、典型的な「エリート&ヒラメ裁判カン」なんだな。10年前には、隼町でジム総キョクで経理局ちょーをヤッておったんだが、このとき、電通との超ズブズブによる「やらせタウンミーティング」が露呈しておったんだよな。うわっ、この小池のおやぢは、隼町の判事勤務になってから、森友学園ジケンでの証拠保全請求も却下のケッテイを出しておったのかよ。「いかにも」なんだが、このドサクサに紛れ込ませておるってのも、まさに、「モリ&カケ隠し」以外の何物でもねえよなあ(笑)
#あと、思ったんだが、せっかく、ネット広告が解禁になっておるのに、見るのは、専ら自民のアベと立憲民主の枝野の2人だけで、他の党、特に希望はどうなっておるんだよ? 今晩(=10・18)の時点で、小池の喋りは1度も見ておらん。同じセンキョ広告を打つんなら、シンブンもさることながら、無党派層対策では、ネットは大事だ。
枝野の喋りは「黙っていたら、ナメられる」「右でもなく、左でもなく、前へ」なんだが、なかなかオモロイわな。結果的に、飛び出して新党を立ち上げたことで、勢いが出たわな。「敵の敵は味方」っていうんか、小池を「厚化粧ババア」呼ばわりしておった元都チジの石原のおぢいちゃんが、ツイッターで枝野を持ち上げておったってんだよな。「排除の論理の逆」を行くっていうんか、「右左」は憲法&アンポだけではない。「経済」もある。