硬派ニュース版・ひとりツイッター!(続き) |
#で、「喋っただけで処罰チョーOK」の「究極の悪法」こと、「凶暴罪創設ホウアン(組織ハンザイ処罰ホウいじくり回し)」だが、そういえば、この「1・29」に、加奈陀は東部にあるケベックシティーっていう町で、地元の男子学生(齢27)が、イスラム教のモスクに銃撃して6人をコロシておったよな。一応、政治的な背景があるようだから、「テロ」と捉えてエエんだろうが、このハンニンの男子学生は、トランプだ、ルペン娘のマリーヌといった「極右排外シュギ」を唱える政治家にイカレておって、そういう主義主張を礼賛するアジを、ネットに投稿しておったってんだよな。
無論、ニッポンのように、銃規制がしっかりとしておるところと同列には論じられんにしてもだな、このケースも「単独ハン」だってんだよな。そこで、こうした単独ハンのテロ行為に対処するのに、この凶暴罪をどう使ったら、こうした蛮行を摘発できるのか、冷静にじっくりと考えてみるってのは、決して無駄ではないし、大事なことだ。
何度でも繰り返すが、元々、赤レンガがこの「凶暴罪が必要」と喚いておった論拠ってのは、「国連の国際組織ハンザイ条約の批准に不可欠」ってことだったんだよな。で、ココで言う「組織ハンザイ」ってのは、マフィアやヤクザといったシンジケートがヤラかす、「国境を跨ぐ地下ハンザイ」のことで、具体的には、チャカの密輸に、シャブ以下のクスリ密売、マネーロンダリング、あと、人身売買といったところだよな。他には思い浮かばんのだが、とにかく、適用戒名ってのは、ホンマ、このように、じつに限られておるものだ。
翻って、赤レンガが今回、突如、「東京五輪開催」にかこつけて、藪から棒に引っ張り出してきた「テロ対策用」だが、コレについても、適用戒名は、サツジンに傷害、放火、器物損壊、汽車電車等往来危険&転覆、あと、刑事特別ホウのハイジャック防止法ぐらいのもんだわな。だから、国境を跨ぐ組織ハンザイにせよ、テロにしても、何よりもまず、それらを刑事ジケンとして立てるにあたって、「適用戒名」ってのは、このように極めて限られておる。このことは、何度言っても、言い過ぎることにはならない。
#「上」の続きだが、そこで赤レンガは、当初、この凶暴罪の適用対象として、ぬあんと、「禁固&懲役4年以上の刑」ってことを、ヌケヌケと持ち出しておったんだよな。じつに、この網にかかるのは、ぬあんと、ぬあんと、「676個」で、そもそも、「適用にならない罪名」を探し出した方が早い。こんなデタラメの極みをのうのうと持ち出しだながらも、それがピャーッとまかり通るところが、まさに、「ザ・自公ゆえ」なんだよなあ。
例えば、刑法の第155条の公文書偽造だが、コイツは最高刑が懲役10年だから、当然、凶暴罪の適用対象になるんだが、そもそも、公文書偽造とテロがどう関わってくるんだよ? 赤レンガは子供にでもわかるように説明する義務がある。ましてや、そこに至る「2人以上の共謀」もしくは「予備」に適用するってんだが、「いったい、ぬあんで、こんなもんが要るのか?」だわな。マトモな思考回路を持っておる人間であれば、「コイツは『敵は本能寺にあり』で、本当の狙いは別にある」と考えるのが、フツーだわな。
何度でも言うが、政治目的遂行のための「テロ対策」ということであれば、既に破防ホウにおける「暴力シュギ的破壊活動」と規定しておる刑法のサツジン罪をはじめとする戒名において、「予備、陰謀、教唆、扇動も処罰する」とあり、ある意味、狭義の「共謀罪」ともいえ、コレで必要十分条件を満たしている。人質司法を炸裂させて、冤罪をヤラかしても屁とも思わん連中に、こうした凶暴罪をゲットさせた暁には、「キチガイに刃物」以外の何物でもないぢゃないか!
#で、サッチョウが、「白色の塊(or衣類等一式)」っていう隠語のGPSを「サイバン所の御札は取らずに、任意ソーサでジャンジャンとクルマに取り付けてOK」との通達を出しておった件に絡んで、今朝(=2・2)の毎日に、窃盗ジケンのソーサで、桜田門が、対象者のクルマを常時監視しておった実態が、つい最近あったコーハンで、証人として出廷したソーサ員の証言で暴露されておったと、「字」にしておったな。
記事を読むとだな、ぬあんていうんか、既に「クルマ追跡監視ソフト」ってのが出来上がっておって、「あらかじめ登録したエリアに当該車が出入りすると、メールで通知してくれる」っていう「見守り設定」と、定時時間ごとに当該車の位置情報を自動検索してくれる「スケジュール機能」を使い倒しておったってんだな。特に、スケジュール機能については、「30分~1時間」っていう間隔で設定可で、こうした位置情報は、専用サイトにジャンジャンと蓄積されておったってんだな。ただ、ココまで来ると、「内偵」っていうレベルを完全に逸脱して、「監視」という段階に入っておるよな。
ちなみに、今、スマホ(orガラケー)によるGPS追跡についても、総務ショウが15年6月にガイドラインをいじくり回して、「サイバン所の御札を取れば、本人に通知しなままヤッてもチョーOK」との御墨付きを与えておるんだが、っていうか、「サイバン所の御札を取れば、セーフ」っていう次元のハナシぢゃねえよなあ。このスマホによるGPS追跡は「ハンザイの嫌疑や危険性の高さから、速やかな摘発が求められ、他の方法での追跡が困難な場合」に限られるってんだが、ゲンバでは、こんなもん歯止めとしては機能しておらず、どうせ、馬耳東風だよな。また、この白色の塊によるクルマのデジタル尾行についても、あくまで、「補助的手段」でしかないハズなんだが、実際には「補助」どころか、「メインそのもの」だよなあ。
ひとつには、このテのITツールの出現だわなあ。ひと昔前であれば、こんな便利の極みのスマホなんて存在せんかったから、デカがターゲットを尾行する場合、それこそ、ゲンバに張りこんで、相手にわからないように身を挺しながら、追いかけ回すことで、「犯人検挙」へと結びつく端緒を掴もうと、必死だったよな。ところが、時代が変わり、今は、冷暖房の効いたデカ部屋で、PCをいじくり回してりゃ、「行動確認終了!」なんだろ。それって、やっぱ、おかしいと思う。
少なくとも、ワシがブンヤ稼業を始めた四半世紀以上前は、デカはもとより、ブンヤ自身もそうだったが、ゲンバとその周辺で、靴の底をすり減らして、徹底した聞き込みをする、ターゲットに行確をかけるなんて、アタリマエの動作だったんだが、時代は変わってるんだと思う。今は、そうした聞き込みより、ナントカの一つ覚えで、「即、監視カメラの映像」だろ。しかし、こうしたデジタル機器に依存し過ぎた捜査、そして、取財ってのは、じつは「真実追及の妨げ」にすらなっていると、ワシは思う。尾行だって、ターゲットがどんなしぐさ、表情、目つきをして動いているのか。そうしたトータルな情報を五感で獲得することが、とても大事なことだ。ま、「個人の特定もDNA鑑定だけでチョーOK」ってのと合わせて、そうしたデジタル依存の先に「サイバー化監視社会」が出てきておるよな。
#ほいで、「ハンザイ行為がなくても、喋っただけで処罰チョーOK」の「究極の悪法」こと、「凶暴罪創設ホウアン(組織ハンザイ処罰ホウいじくり回し)」だが、今夕(=2・2)の東京シンブンが1面のアタマで、午前中にあった「衆」の予算委で、答弁に立った法務ダイジンの金田勝利のおやぢが「凶暴罪の盗聴ホウへの適用」について、「現時点では、その予定はない」としながらも、将来的には「今後、ソーサの実情を踏まえて検討すべき課題」と、ヤル気満々であることを、「字」にしておったな。
あと、今朝の朝日に、凶暴罪に関する解説記事の連載(第2回)で、「予備罪と準備行為は、どう違うのか」ってことで説明しておったんだが、一応、赤レンガの位置付けとしては、「計画→準備行為→予備→未遂→既遂」ていうふうに、こしらえてるっぽいんだが、しかし、突如、降って湧いたように出てきた、この「準備行為」ってのも、得体の知れん極みだよなあ。
んで、そのイメージ図では、この「準備行為」について、「ナイフを買うために、カネを準備した」っていうだけで摘発OKってんだが、しかし、そんなカネなんて、誰もが、いつでも、銀行やコンビニのATMから引き出しておるわな。だから、やろうと思えば、そうやってカネを引き出す人間、すなわち、コクミンのほぼ全員を、その「準備行為」とやらで、タイホできるからなあ(**) っていうかさ、そんなナイフ的なものは、今、100円ショップでも包丁は売ってるんだから、その次の段階の「予備罪」に相当する「包丁を買うた人間は、全員、タイホOK」ってことも含め、やっぱ、無理があるよなあ(笑)
#「上」の続きで、今夕(=2・2)の毎日の特集ワイドで、「凶暴罪特集」ってことで、まずは、70余年前に「共産党弾圧」の名目で捏造された、チアン維持ホウ違反の横浜ジケンだが、摘発のきっかけは、「たった1枚の写真」だったってんだな。富山県内で開いた慰労会に、中央公論の編集者と一緒に、戦後、共産党の参院議員になる細川嘉六という人もおって、一緒に撮った集合写真が「共産党再建に向けてのボー議」の「動かぬ証拠」にされたってんだな。ま、連中らしい発想なんだが、しかし、この凶暴罪があれば、今の時代にトレースすりゃ、コイツと同じことがデキるわなあ。そのへんの居酒屋で集まって、ワイワイと飲んでて、その中にチョット変な人間が加わってりゃ、即、「テロ遂行のためのボー議」っていうリクツをこしらえることがデキるからな。
記事では、小樽商科大教授の荻野富士夫にも取材してて、チアン維持ホウ施行3年後の1928年の大改悪で、最高刑を死刑に引き上げるのとセットで、例の「目的遂行罪」が導入されたんだが、コイツが今回の「準備行為と類似している」として、こう指摘している。「いったい準備行為は、具体的に何を指すのか明確ではないし、取り締まり当局にとって都合のよい幅広い解釈が可能な余地がある。市民が対象となりかねない、極めて危険な法律だ」ということだが、全くその通りだ。まさに、「準備行為罪=目的遂行罪」ってことで、現在のチアン維持ホウそのものぢゃないか!
ほうー、ついに、「栗津健太」という、上智大グリーフケア研究所特別研究員で、かつ、「現役の創価学会員」が「治安維持法と共謀罪が重なる」ってことで、投獄され、獄死した初代会長の牧口常三郎のことを引き合いに出し、「弾圧の歴史を考えると、公明党には思想や信条を取り締まる恐れがあるものに忌避感があって当然ではないでしょうか。共謀罪のような問題に反対する価値観をずっと持っていたはずなのに……。権力の野放図な拡大へのブレーキ役となることを支持者は望んでいます」と喋っておるな。いよいよ、コイツは、セー権内部から、止める動きが出てきたな(笑)
#で、「喋っただけで処罰チョーOK」の「究極の悪法」こと、「凶暴罪創設ホウアン(組織ハンザイ処罰ホウいじくり回し)」について、今朝(=2・3)の東京シンブンで、引き続き、「凶暴罪とセットで、テロ対策名目で犯行前に盗聴の恐れ」との識者談話を載せておるんだが、コイツは「あくまで、将来における想定のハナシ」だよな。実際には、そんなもんでのうて、「任意ソーサ」ってことで、盗聴なんて既にヤリマクっておるからな。ケーサツだけではない。自衛隊も、だ。しかし、誰もスノーデン君のように、顔出しで証言台には立てんのだよ。
とりわけ、スマホ(orガラケー)に関しては、GPS搭載で、誤差数m以内で、ほぼ正確な位置情報はゲットできるのはもちろん、アレは「マイク機能」があって、電源オフの状態でも、自動的に外から操作して盗み聞きできるようになっておるからな。亜米利加では既に、刑事ジケンのソーサで使い倒しておるし、ワシが耳にしたハナシでは「ニッポンでもヤリマクっておる」と。
特に、ガラケーのGPS盗み見については、高知シンブンの社会ブのサツ回りキャップで、高知県警捜査1課のソーサ費流用によるURAGANEをスッパ抜いた記者がおってだな、もう、10年以上前だが、そのネタを捜査カンブにぶつけて、記事化の了承を求めたところ、連中は飴と鞭で潰しにかかってきたんだよな。その最中の出来事だが、彼が仙台に取材に行くため、仙台空港に到着したところ、知り合いの捜査カンブからケータイに電話があり、「おう、今、仙台に着いたかよ。牛タンが旨いんで堪能してこいや」と激励を受けたってんだが、「仙台に行く」とは一切伝えておらんのに、コレだからな。
ちょうど、世紀の悪法こと、ヒミツ保全ホウアンが国怪提出され、世間をお騒がせしておったときに、元サッチョウのキャリアで、警備畑も長く、内ちょーの室チョウも務めた大森義夫が、顔出しで朝日シンブンに「ニッポン版スノーデンは、必ずや出る!」と予言しておったぢゃないか。だから、実態としては、「任意ソーサ」の名において、野放し状態の盗聴を、いかにオモテに上手く出すかで、連中は枯渇しとる脳味噌を絞りマクっておるんだよなあ(笑)
#「上」の続きっていうか、今朝(=2・3)の毎日に、例の「白色の塊(or衣類等一式)」っていう隠語のクルマに取り付けるGPS発信器だが、今、それを巡って、チサイやコーサイでの判断が割れておるため、サッチョウが昨年9月に「サイバン所の御札を取ることも、立証を期するための1つの適切な方法」との通知を出し、それまでの「任意ソーサでチョーOKだが、でも絶対にバレるな」から、軌道修正をしておったっていうハナシを「字」にしておったな。
でも、どうなんだろうなあ。コイツも「サイバン所の御札さえ取れば、それでOK」っていう次元のハナシかよ。ただ、この記事でうかつにも、初めて気づいたんだが、この白色の塊を使うにあたって、サイバン所に請求する御札ってのは、「検証令状」っていう種類に該当するってんだな。一般に、このテの刑事ジケンにおいて、「御札」という場合、大きくは「vs人」と「vs人以外」と2つあり、「vs人」の場合がタイホ状だが、もう1つの「vs人以外」が刑訴法第218~219条にある「①差し押さえ(必要な証拠物を強制的に取ってくること)、②捜索(他人の家に立ち入って証拠を探すこと)、③検証(証拠やゲンバなどの見聞、死体解剖など)」のうちの③に該当する「検証令状」が、今回の白色の塊を使うにあたっての御札の種類なんだな。
で、ワシ、今回、『口語 刑事訴訟法』(自由国民社)をつぶさに読んで初めて知ったんだが、こうした御札ってのは「有効期限」ってのがあって、それはまず「1週間」であること。でも、この有効期間ってのは、あくまで「最大限」という縛りがあるため、有効期間内であっても、コトが済んだら、直ちに御札はサイバン所に返さんとなんだってな。
あと、この検証令状(正確には「検証許可状」)には、「ヒギシャの氏名、有効期間、請求者の司法ケーサツ職員名、発付したサイバン官名」に加えて、「検証すべき場所又は物」を書く欄があるんだが、この白色の塊を使うときってのは、「ヒギシャの車」ってことになるんかいなあ。そもそも、本来は「ゲンバ検証」に使う御札を、白色の塊を取り付けるための転用するっても、違和感有りマクリンスキーっていうか、既に「拡大解釈の世界」に突入しておるよなあ。でも、「任意ソーサ」とやらでダラダラと引っ張るよりは、「1週間」っていう歯止めがあるだけマシなのか。しかし、有効期限が切れたら、また、請求すりゃ、どうせ、サイバン所は御札の自動発行機だから、あんまり、意味ねえんだろうなあ(笑)
#ほいで、「究極の悪法」こと、「凶暴罪創設ホウアン(組織ハンザイ処罰ホウいじくり回し)」に関して、今朝(=2・3)の東京シンブンに、刑事法研究者が「国会提出反対」の声明を出したってことで、高山加奈子(京大教授)ら7人を呼び掛け人に、前日までに142人が賛同したってことで、その氏名一覧を載せておるのと、その賛同者ともなっている海渡雄一(第2東京弁護士会)が、同じく今朝の神奈川シンブンの「時代の正体
共謀罪考(上)」で取材に応じておるなあ。
その刑事法研究者の反対声明の骨子と、海渡雄一の主張の根幹はほぼ一致しておって、そもそも、「テロに関して、日本は既に13の国際条約をすべて批准し、テロ対策立法は完結していること」を踏まえ、「国連の国際組織犯罪条約はテロ対策ではなく、締結に共謀罪は不要」であり、「この共謀罪は、極めて広い範囲にわたって捜査権限が乱用される恐れがあって、その結果、『内心や思想ではなく、行為を罰する』という日本の刑法の原則が破壊される」というのだが、全くその通りだ。前もココで喋ったんだが、刑法に指1本触れることなく、関連法規の組織ハンザイ処罰ホウをチョロチョロといじくることで、刑法の根幹を抹殺するっていう、連中の姑息の極みの手口だわな。許せない!
あと、凶暴罪創設ホウアンが国怪に提出されながらも、店晒し状態が続いておった07年当時、自民トウの小委員会がアンとして、適用戒名を「140余り」まで減らしておるのに、また、今回、赤レンガは676個までゾロゾロと戻しておってだな、「それ」にイケダモン大先生を「創立者」とする、「平和の党」を謳う公明トウ(=創価ガッカイ)が「待った」をかけるフリをして、半減させるっていうサル芝居っていうか、最早、欺瞞の極みだよなあ。ったく、「どうせ、馬鹿なコクミンは、何も知らんからな」ってナメ切っておるんで、連中もなかなかヤルで(笑)
#「上」の続きで、「2・4」の神奈川シンブンの「時代の正体 共謀罪考(中)」で、刑法学者の松宮孝明(立命館大教授)が、「究極の悪法=共謀罪創設ホウアン」のデタラメぶりについて、一刀両断に斬っておるんだが、ハッキリ言って、この議論も既に「終わってしもうた」っていうか、将棋で言えば、「王手」の先の、「完全に詰んだ状態」だな。
さすが、餅は餅屋っていうんか、刑法を専門にしておるとあって、要するに、「刑法そのものに1本も指を触れずに、関連法の組織ハンザイ処罰ホウをいじくり回すことで、刑法の根幹を引っクリ返すことの無理」ってのが、いろんなところでボロボロと出てくるんだな。要するに、「凶暴罪」の創設によって、刑法第60条以下で規定されておる共犯規定とは、全く別の新しいハンザイ概念をデッチ上げるため、「それ」をセットで適用した場合、綻びがスンゴイんだな。
例えば、傷害罪(最高刑・懲役15年)は、未遂は処罰されないものの、コレだと「未遂以前の共謀の時点」で、「懲役&禁固4年以上のハンザイ」っていう凶暴罪の適用対象となる。また、暴行罪(同・懲役2年)は、凶暴罪の適用戒名ではないものの、コレによって、傷害罪の場合と同様に「未遂以前の共謀段階」で摘発ができることになって、この凶暴罪の網を被せることで、刑法内に存在する「法定刑のバランス」ってのが、崩れ去ってしまい、ココの部分でも「コペルニクス的転換の極み」が発生するってんだな。
あと、テロ対策の刑事特別ホウとして既に有効である「爆発物取締規則」だが、この第4条では、バクハツ物を使用したり、使用させることの「脅迫、教唆、扇動」、あるいは「共謀」についても罰するとしており、「最高刑・懲役10年」ってことで、「凶暴罪の網かけ対象」となるんだが、そうなると、「共謀の凶暴」も罰することになってだな、ココまで来ると、「論理破綻の極み」であって、ったく、赤レンガの連中は、ホンマ、何も考えずに、今回の糞ホウアンをこしらえようとしとるのがわかって、超オモロイよなあ(笑)
#さらに続きで、「2・5」の神奈川シンブンの「時代の正体 共謀罪考(下)」は、元共同社会ブの青木理が顔出しで喋っておったんだが、凶暴罪の網を被せる対象となる、例の「懲役&禁固4年以上の刑」の戒名600超を「絞り込む作業の空虚」と斬っておったんだが、全くその通りだ。特に青木は、共同通信時代に、桜田門の公安ブを回っておるんで、「盗聴三昧」をはじめとする連中のデタラメぶりについて、その片鱗、もしくは相当程度について、知り得る立場にあったゆえ、その経験の蓄積から、凶暴罪っていう強力な武器っていうか、まさに「凶器そのもの」だが、コイツを連中が手にしたときに起こるであろう危険性について、きっちりと指摘しておる。
だから、連中がこの「凶暴罪」ってのを、ピンで使うってことではないんだな。「ソーサ」に名を借りた「コクミン監視」が必ずセットになっており、今後、「それ」をいかにオモテに出して使いやすくするか、だ。もっと言えば、まさしく、戦前のチアン維持ホウで完遂された「人間の内心、思想、良心」を連中が検閲をかけることで、国家ケンリョク様にそぐわない、歯向かう非コクミンを炙り出すことを意図しておる。んで、そういうのは問答無用に「予防拘禁」の名のもとに身柄を取って、塀の中に放り込んでだな、懲らしめ倒すことで転向を促し、それでもまだ懲りずに抵抗するのは、さらに懲罰を加えマクるっていう、ったく、粗忽極まる連中の企みが、手に取るようにわかるワ。
で、今回の青木の指摘では、この凶暴罪のモンダイは、盗聴ホウの実質全面解禁のハナシとも合わせ、「右とか、左とかの問題ではない」ということだが、全くその通りだ。ひと昔前、30年くらい前だったら、「vsソ連のスターリニズム」ってのが「大きな敵」として立ちはだかっておったこともあって、むしろ、保守の方が、こうした問題に対し、鋭敏に反応しておったハズだ。ところが、今は違う。
今でこそ、ニッポン会議に完全に抱き込まれておる桜井よしこだが、第1次自公セー権で、「スキャンダルを撃ちマクる、劣悪週刊誌をジャンジャン取り締まれ」と、イケダモン(=個人)情報保護ホウアンが国怪提出された際、桜井よしこは毅然と「NO」を突きつけ、村上正邦やカメイモンらがおった自民党は志帥会の取り込みに奔走し、「自民トウの切り崩し」にかかったんだが、今ではサッパシだからな。ニッポン会議をコアとする保守勢力と、イケダモン大先生んところの創価ガッカイ(=公明トウ)がぎっちりと握手しておるってのは、とてつもなく大きい。「宗教ホウジンの非課税特ケンの極甘の蜜」を守るってことについては、神社本庁や靖国神社はもとより、ま、右も左もカンケイねえからなあ(笑)
#ほいで、法務ダイジンの金田勝年のおやぢは、今日(=2・7)のカイケンで、前日に赤レンガが配ったっていう「凶暴罪は現在検討中で、ホウアンができた後に、専門家的知識のある刑事局ちょーも加わってギロンをする方が、審議が充実し、コクミンの利益にかなう」云々の文書だが、「不適切の極み」と撤回を表明したのかあ。自爆答弁を炸裂させマクったんで、いよいよ、カチカチ山のタヌキのケツに火が点いてきたわな。
っていうか、コレだけ問題山積っていうか、デタラメの極みのホウアンだからこそ、国怪提出前の今、まさにこの時点で論議を尽くすことに意味がある。こんなもん、閣ホウとして国怪に出された時点で、審議ゼロでも衆&参の法務イイン会の強姦サイケツでもって、即、オシマイだからな。ましてや、特に、この時期の予算イイン会ってのは、「予算にかかわるすべての案件」について、取り上げてOKなんだし、それこそ、台本にない「バクダン質問」だってチョーOKなんだからな。
金田のおやぢの説明では、この文書ってのは、あくまで「赤レンガのキシャ倶楽部所属の人らに理解してもらうため、コレまで自分が答弁してきた内容を整理して、したためたもの」だってんだが、いったい、どこを見ておるんだろうな。説明セキニンがあるのは、そんな身内の「キシャ倶楽部の連中」に対してでのうて、コクミン全体ぢゃないか、この糞アホンダラが! コイツは、金田のおやぢは「法務ダイジン大失格」ってことで、新年度予算アンをスムーズに通すためには、そのクビを差し出してもらんことには、困るな(笑)