硬派ニュース版・ひとりツイッター!(続き) |
#で、今晩(=1・26)、20:17upの朝日の電子版によれば、大阪府警は泉大津ケーサツ署で、11、12、15年に同社主催の夏の甲子園大会で「優勝校」を当てるバクチを開催しておってだな、去年(16年)の2月に参加者(所属は地域課や留置管理課etc)が書類送検され、本部ちょー注意etcの懲戒ショブンを受けておったってんだな。書類送検はされたものの、たぶん、キソはされておらんってことで、そこはケンサツとケーサツは身内同士ってことで、大甘で済ませたってことだろうなあ。「賭け金が3000円超ならNGだが、2000円であれば、チョーOK」っていう妙なリクツをこしらえて、愉しんでおったのかあ。ケーサツ官ってのは、超ヒマなんだな。
ちなみに、コイツは「朝日シンブンの情報公開請求で判明」ってことは、同紙大阪社会ブの特ダネってことなんだろうが、でも、打電時刻を見ると、時事の方が「19:56」と早いんだよな。あー、でも、今晩の22:08upの毎日電子版では、「毎日シンブンの昨年1年間の懲戒ショブンに関する情報公開請求で、明らかになった」とあるな。ってことは、少なくとも、朝日と毎日は同着ってことか。しかし、各社、示し合わせて、このテのブツを吐き出させるべく、情報公開請求をかけマクっておるんかよ?
ちなみに、現在の大毎社会ブの社会部チョウは、同じ88年入社同期の亀井正明で、ワシより1年遅れて、94年4月に社会ブに上がってきたんだが、そのとき、デスクだった藤原健にケツを叩かれて、そうやって、情報公開請求をかけて、吐き出させたブツをもとに、「見てまってせ!」っていうワッペンをこしらえ、「ヤクショの無駄遣い追及」のキャンペーンを展開しておって、それが上昇気流に乗るきっかけになっておったんだよな。であれば、この際、ケーサツにケンサツ(&公ちょー)を狙い打ちにしてだな、徹底的に膿を出しマクれってんだよな。特に、ソーサ費にちょーかつは不可避だ。
それはともかく、「宗教政党」であるイケダモン大先生を「創立者」とする公明トウ(=創価ガッカイ)も大賛成して、例の「バクチ解禁ホウアン」が強姦サイケツの上、国怪を通過しとるんだが、「それ」と、こうしたバクチとの整合性をどうするんだろうなあ。「ぬあんで、特定のケースだけ、バクチが合法で、それ以外のこうした賭け事は非合法になるのか」っていう説明セキニンはあるよな。ま、自民や維新ならまだしも、もともと、「クリーンの極み」を謳い文句にしとる宗教政党が、コレぢゃあ、困るよなあ(笑)
#んで、今夏のトギセンの前哨戦となる千代田区長センキョ(1・29告示、2・5投票)は、5選を目指して都チジの小池百合子が推す現職の石川雅己(齢75)と、同区選出の都議会自民トウのドン・内田茂が全面支援する与謝野馨のおいで新人の与謝野信(齢41)の、仁義なきガチンコ対決の様相となってきておるんだが、今朝(=1・27)の各紙だと、ぬあんと、イケダモン大先生を「創立者」とする公明トウ(=創価ガッカイ)は、このどちらにも肩入れせず、「中立維持」ってことで、「自主投票に決めた」と出ておったな。
いやあ、いよいよコイツは、永田町のコウモリが激しく羽をバタつかせて、行き先不明のジグザグ飛行をおっ始めたな。アベ自民と小池新党との間で、双方におべっかを使いつつ、腹の底では「小池んところと組んだ方が、ギセキ維持ができる」ってのはわかりきっておるんだが、しかし、「血より濃い自公の絆」っていう腐れ縁があるんで、なかなか、「それ」に踏み切れんジレンマが、ようわかるなあ。
ホンマ、この公明トウってのは、政局のキャスティング・ボートを完全に握っておるんで、まさに、スイッチっていうか、キモはココにあるよなあ。とにかく、ココを徹底的に叩きマクることで、諸々の転換はチョーOKだとワシは見ておる。この前の臨時国怪におけるバクチ解禁ホウアンに年金削減ホウアンが、そうだったんだが、「強姦同然に無理を通すことで、道理なんぞは完全にフンサイする」ってのが連中の手口だからな。だから、いかなるホウアンであっても、「審議時間ゼロ」でも、即、成立の今の状況において、キレイゴトの論戦など、意味はない。だって、小渕ナイカクの官房ちょー官として自公を立ち上げた野中広務が、いみじくも、こう言っておったぢゃないか。「叩きに叩いたら、向こうからスリ寄って来たんや」ってなあ(笑)
#「上」の続きで言うと、ホンマ、はらわたが煮えクリ返るのは、いつまで経っても「イケダモン大先生と創価ガッカイの80余年史」を題材にした『化城の人』の連載を再開しようとせんポストと佐野眞一だよなあ。佐野は、ポスト(13年1月1・11日号)の「ノンフィクション再論」で、ハシストとともに、イケダモン大先生がタブー視されマクって、「見ざる、聞かざる、言わざる」と化し、礼賛報道に堕しておる状況に「これでいいのか」っていう危機感を抱き、「中断しているこの連載を、再開する」と大見得を切っておったんだよな。
それから4年も経つというのに、佐野もポストもウントモスントモで、こんな馬鹿なハナシが許されるのか? あの『化城の人』も、イケダモン大先生を「創立者」とする公明トウ(=創価ガッカイ)が野党に転落して、勢いが削がれマクっておって、「弱り目に祟り目」の状況を見透かして、ブッ叩いておってだな、それから、セー権与党に戻って、ブイブイと言わせ始めた途端、「見て見ぬフリ」で、連載の再開も「なかったこと」にしようとしとるんだよな。
連中だって、バカぢゃねえんだから、この体たらくをちゃんと見越して、「ハンザイ行為がなくとも、喋っただけで処罰チョーOK」の「究極の悪法」こと、凶暴罪創設ホウアンを国怪に出してくるんだからな。みんな「アベがケシカラン」「自公は横暴の極みだ」とワーワー喚いておるんだが、そういう次元のモンダイではない。「報道=ジャーナリズム」と称しておる輩が、どいつもコイツも、きちんとやるべき仕事を全くやっておらんおらんのだから、むしろ、根本要因は「それ」だよな。連中の蛮行や愚行に対して、体を張ってきっちりと批判、弾劾を加えようとしない「報道人=ジャーナリスト」の怠慢と怯懦と退廃こそが、すべての根本要因だ。とにかく、佐野眞一は、このまま何もせんのであれば、さっさと、筆を折れ(怒)!
#それで、「ハンザイ行為がなくても、喋っただけで処罰チョーOK」の「究極の悪法」こと、「凶暴罪創設ホウアン」だが、この「1・19」の東京シンブン朝刊の特報面で、戦前のチアン維持ホウとの比較で、かなりわかりやすくまとめてある。
そもそも、「共謀(共犯)」とは「2人以上の人間が、意思連絡をし合うて、ハンザイを犯す」ってことで、具体的には、刑法60~65条に規定されておる。細かくは、「共同正犯、教唆犯、従犯(幇助犯)」の3つがあるんだが、しかし、いずれにしても、結果として「ハンザイ行為」があって、初めて立ケン、処罰される。ところが、今回の凶暴罪ってのは、そうした「ハンザイ行為」が存在せんでも、「事前のボー議」だけでガサ入れから始まって、任意聴取、果てはタイホ&キソもチョーOKなんだから、「ハンザイ行為がなければ、人を処罰することはできない」っていう、従来の刑法の根幹を完全にフンサイする、まさに「コペルニクス的転換の極み」だわな。
ちなみに、戦前のチアン維持ホウってのは、無論、基本は、この凶暴罪と同じ枠組みなんだが、「コクタイの変革(=天皇制の否定)と私有財産制の否認」を目的とした「結社」を組織したり、それに参加することへの処罰を主たる目的としておって、ま、「結社罪」といってもエエだろう。しかし、そうやって「結社」に至るには、複数による話し合い、つまり、「謀議」が必ず付いてくるため、要は、リクツをどう立てるかの違いでしかない。
チアン維持ホウは、1928(昭和3)年の大改悪により、最高刑を死刑に引き上げたのと合わせ一本で、「目的遂行罪」なるものも導入されたんだよな。この「目的遂行罪」とは、「結社の目的を遂行するのに資した一切の行為」で、要は、何でもエエってことや。コレによって、歯止めが全くなくなり、結社のメンバーでのうても、「構成員をかくまった」「ビラを受け取った」っていうだけで、ジャンジャンと摘発していったワケや。そうやって、見せしめ的に国策ソーサを連発すりゃ、ほとんど大部分の人間はダンマリを決め込み、唯々諾々と従って、「天皇陛下、万歳!」でバンザイ突撃に邁進してしもうたワケや(笑)
#「上」の続きで、この凶暴罪を「現代のチアン維持ホウ」と捉えるなら、基本のカタチとしては、コイツは、まずは「結社罪」だ。そうやって「結社の自由」をフンサイするんだから、当然、「それ」を規定した同じ憲法21条にある「集会の自由」をも侵食してくるってのは、そのへんの子供でもわかるハナシだ。
ほいで、戦前のチアン維持ホウは、その「目的遂行罪」の導入により、拡大解釈の極みに達し、本来であれば、「適用除外」であるハズの俳句結社etcまでもがターゲットにされたってんだな。そうなれば、当然、同条にある「言論、出版その他一切の表現の自由」への侵害となっていくワケで、事実、そうだった。どこぞやの宗教政党が「我々のおかげで、適用罪名が従来の600超から半減しました!」なんてのを鵜呑みにしておったら、まさに、バカの丸出しだわなあ。ま、いったん、ホウアンを通してしまえば、すぐ元の600超に戻せばエエだけのハナシで、それとセットで「盗聴ホウとのリンク」を狙っておるからな。そうすることで、盗聴ホウが使いやすくなるワケで、同条2項の「通信のヒミツ」も、完全なる骨抜きだわな。
んで、チアン維持ホウは、その拡大解釈の極みによって、最終的には、ぬあんと、「宗教団体」までがその摘発対象となり、戦前の創価教育学会は、初代会長の牧口常三郎が、後の第2代会長となる戸田城聖とともに、不敬罪と合わせ一本で投獄、弾圧され、牧口は無念の獄死を遂げたんだよな。この歴史的事実は、ナンボ、声を大にして叫んでも、叫びきったということにはならない。
ゆえに、ワシは心ある創価学会員の諸君とともに、この「究極の悪法=凶暴罪創設ホウアン」のフンサイに立ち上がることを宣言する。一緒に、信濃町の広宣流布大誓堂に押しかけていって、ココは、名誉会ちょーのイケダモン大先生はもとより、現・会ちょーの原田稔や理事ちょーの長谷川重夫に、ココは「ホウアン提出の絶対阻止」を呼びかけようぢゃないか!
#さらに、「喋っただけで処罰がチョーOK」の「究極の悪法」こと、「凶暴罪創設ホウアン」のデタラメだが、コイツは具体的には、組織ハンザイ処罰ホウ(=組織的なハンザイの処罰及びハンザイ収益の規制等に関する法律)の、コレまでは「組織的なサツジン等の予備」を規定しておる「第6条」んところに、チョロっと条文を付け足すことで、「ハイ、オシマイ」ってんだな。だから、正確には「組織ハンザイ処罰ホウのいじくり回しアン」ということになる。
従来の刑法では、「ハンザイの着手以前」の「予備」の段階での処罰を認めておるのは、「サツジン罪」だけで、あと、この組織ハンザイ処罰ホウのこの第6条で「組織的サツジン」と「組織的な営利目的の誘拐」の2つに限って、その「予備」を規定しておるんだよな。ちなみに、刑法においては、サツジンを除き、「予備」は罰しないことになっておる。
ちなみに、赤レンガは、わかりにくく、目くらましを施すため、この「予備」と、「2人以上の共謀」をわざとチャンポンにしとるんだが、まずは、こうした刑法の根幹を完全に否定する今度の「凶暴罪創設」を、その本体である「刑法」に指1本触れることなくヤルってのが、そもそも、おかしい。まさに、一連のアンポならぬ、アホ関連ホウアンによる「憲法否定」の手口とクリソツで、ココのデタラメの極みを、刑法学者をはじめとする専門の法律学者は、きちんと論駁、弾劾しなければならない。逆に言えば、「刑法本体」に手をかけれんところに、連中どもの逡巡というか、「さすがに、そこまでは……」っていう、コクミンに背中を見せておるブブンがある。
んで、今回、藪から棒に、看板を「テロ等準備罪」と架け替えたことが、混迷に一層の拍車をかけておるよな。この組織ハンザイ処罰ホウってのは、本来は、ヤクザをはじめとする地下ハンザイ集団の取り締まりが目的であって(っていうか、本当はコイツとセットで、99年の第1次自公路線で強姦成立させた『盗聴ホウ』の使い回しが真の目的だが)、テロ対策とは全く関係ない。っていうか、とりわけ、最近のテロってのは「ピン」、すなわち、「個人によるそれ」がメインとなってきており、「それ」を組織ハンザイ処罰ホウで対処することに、完全に無理がある。いいか、味噌汁でその面を洗ってから、出直せってんだ、このアホンダラが!
#「上」の続きで、「個人のテロ対策」という点では、刑法のサツジンに、あと、銃刀法や爆発物取締規則、ハイジャック防止法、毒劇物取締法にサリン防止法と、挙げればキリがないっていうか、現行法で腐るほどある。「それ」を2人以上の共謀(共犯)に適用するんでも、刑法の共犯規定(第60条~65条)があるんだから、取って付けたように「東京五輪ためのテロ対策云々」ってのは、ウソ八百の極みだ。
だから、連中がこの凶暴罪によって、何を狙って、企んでおるのかっていうのを、もっと冷静な透き通った目で見てみることだ。いろんなものが見えてくるハズだ。
こうした流れの淵源は、やっぱ、四半世紀前に施行された暴対法に始まっておるんだと思う。アレも謳い文句は「この法律が取り締まるのは、悪さをするヤクザ連中です。だから、よい子のコクミンの皆さんは関係ありませんから、心配御無用」だったんだが、トンデモない。組織ハンザイ対策ホウは、まさに、この暴対法の延長線上にあるんだが、こうやって、徐々に「適用拡大」を施していって、網をコクミン全体にかけようってのが、連中の狙いだ。
んで、ココでいよいよ手詰まりとなり、突如、「組織ハンザイ対策→テロ対策」と狡猾にスリカエたんだが、ココで「テロリスト予備軍」をリストアップしようと思えば、そんなもん、コクミン全員をターゲットにできるからな。何度でも言うが、「ハンザイ行為がなくても、2人以上で喋っただけで処罰チョーOK」なんていう論法を、デッチ上げたよなあ。だから、ワシは「おかしいことは、おかしい」と何度でも言う。これに同意し、応援する者が誰もいなくなり、最後にワシたったひとりになっても、言い続ける。
#そういえば、ぼーエイ族のドンだったタフ(=山崎拓)が、チョット前に、週金で佐高信との対談でアレコレと喋っておったんだが、第1次自公セー権のアベ内閣で、07年の「参」のセンキョ直前に、「原爆投下はしょうがなかった」っていう放言で、防衛ダイジンを更迭された長崎のQちゃん(=久間章生)の後釜に、「市ヶ谷ではオンナ初」ってことで、小池百合子が据えられたんだが、その小池が、当時、「市ヶ谷の天皇陛下」と呼ばれておったジム次官の守屋武昌のクビを取りに行って、実際、取ったんだが、その理由が結構笑えるんだよな。
タフによれば、小池百合子は、洒落好きだから、「朝、昼、晩と着替えしマクった挙げ句、網タイツもジャンジャンとはいてきた」ってんだな。「それ」に守屋が噛みついたのか、陰口を叩いたのか、「網タイツなんてはくのは、外国では娼婦のヤルことだ」と漏らしたのに、小池がピャーッとキレたってんだよな。それで、「守屋は絶対に許さない!」と、ダイジンとしての人事ケンを行使してだな、格下のジム次官のクビを切ったってんだな。でも、守屋は「陛下」と呼ばれておったため、市ヶ谷ではチョー大物ゆえ、アベもそこはバランスに配慮して、07年8月末のナイカク改造で小池を外すことで、ま、「ケンカ両成敗」にしたんだよな。ぞれゆえ、「在職55日」で終わってしもうたんだよな。
ま、小池百合子もオンナだてらに、あの守屋武昌のクビを取りに出るは、それはそれで大したもんだわなあ。確かに、07年夏の参院センキョにおける自民惨敗もあったとはいえ、アソコで守屋がジム次官辞任に追い込まれたことは、同年の秋の東京チケン特捜ブによる、「ぼーエイ汚職」での「守屋タイホ」に繋がっておるからな。そういう意味では、今の稲田朋美とは、全然、違うわなあ(笑)
#ほいで、アベの師匠であるサメだが、今朝(=1・30)の赤旗に、サメの政治資金管理団体である「春風会」に、12年12月のギイン引退後も、現役時代と変わらん献金が続いておる状況を「字」にしておったな。13年は9576萬円、14年5134萬円、んで、15年は5434萬円と、コンスタントにカネが流れ込んでおるんだな。
んで、サメはギイン引退後も、それまでの党支部の看板の名前を変えただけの「自民トウ石川県地域振興支部」っていう、企業献金用の財布も引き続き持っておってだな、そこに入ったカネを春風会に移し変えておるんかよ。1000萬円単位で、派閥の清和会にも寄付しとるってんだが、「東京五輪組織委会ちょー」っていう肩書があるんで、諸々、使い勝手があるんだな。
ただ、そんな総務ショウ届け出の政治資金収支報告ショに出てくるのは、所詮、オモテのカネの流れだけだからな。「リーチ1発、大勝負」に出るときは、ウラからブチ込むからなあ。ってことは、どうせ、鹿島だ、大成だ、電通から、得体の知れん下請けとか、ダミー経由で、イッパイ小遣いを貰うてそうだよなあ。しかし、この五輪ド腐れ連中が結託して、利権だ、凶暴罪だでワーワー盛り上げて、デタラメの極みをヤラかしておるんだよなあ(笑)
#それで、「ハンザイ行為がなくても、喋っただけで処罰チョーOK」の「究極の悪法」こと、「凶暴罪創設ホウアン(組織ハンザイ処罰ホウの一部いじくり回し)」だが、ワシ、シンブン社時代から使い込んでおる『口語 刑法』(自由国民社)を今、繰り返し読み込んでおるんだが、しかし、読めば読むほど、コイツは不要で、ホンマ、「組織ハンザイ」にせよ、「テロ対策」も、現行法で全部、完璧に対処できる。
通常、刑法においては、「ハンザイ行為がなければ、処罰することはできない」ってのが原則なんだが、ただし、「サツジン予備罪」(第201条)と、あと、77~80条に規定しておる「内乱罪」においては、例外的に「予備&陰謀」っていう計画の段階で摘発(=処罰)ができるようになっておるんだな。この内乱罪ってのは、「国家転覆」、すなわち、クーデターのことで、現実的にあるとすれば、自衛隊が戦前の「2・26ジケン」のように、官邸を占拠して、軍事蜂起をヤラかすということだろうが、「それ」だと使い勝手が悪いんで、戦後、ニッポンがサンフランシスコ条約を結んで、独立を回復したのと合わせて、この破防ホウをこしらえんだよな。でも、テロ対策っていう点では、コレで完結しておるワ。
破防ホウの条文を読めば、1発でわかるんだが、「暴力シュギ的破壊活動」ってことで、要は刑法において「適用戒名」を列挙しておって、それは内乱、外患誘致に始まって、騒擾、放火、激発物破裂、汽車電車等往来危険&転覆、サツジン、強盗、公務シッコー妨害&職務強要とあり、コレらについては、「予備、陰謀、教唆、扇動」も摘発できるとしておるんだ。ま、刑法を破防ホウと合わせ1本で使うことで、「適用除外を広げる」ってことだが、しかし、テロ対策に敷衍した場合でも、この破防ホウってのは、常識的な範囲内で収まっておると思う。
だから、今回の凶暴罪についても、元々の刑法と、必ず、その組織ハンザイ処罰ホウとのセットで使うことで、「限りなく適用除外を広げる」っていうやり口なんだよな。しかし、「共謀罪→テロ等準備罪」と看板を架け替えたことで、この「準備(=予備)」ってことで、「予備&陰謀」の色合いを強く出してきたよな。連中的には全然、後退なんだが、でも、本当は「喋っただけ」でヤレれる、「思想ハンザイ」をやりたかったんだよな。ま、狙いとしては、戦前の「思想ケンサツ」の復活や(笑)
#「上」の続きで、マフィアやヤクザが手がける地下ハンザイを指す「組織ハンザイ」と、政治目的を遂行するための「テロ」とでは、ジケンの質的に全然違うのはもちろん、ケーサツの持ち場でも、前者は暴対(4課)だし、後者は公安と、全く違う。特に、今、「テロ対策」という点で言えば、欧州で見られるように、イスラム県のカゲキ思想に染まった連中がヤラかしておるように、「個人ハンザイ」だからな。そもそも、凶暴罪ってのは、「ハンザイ組織集団を取り締まるための結社罪」だから、現実的にも全く合わねえんだよな。
いいか、テロ対策なんてのは、こんな得体の知れん、ワケのわからん法律をワサワサとこしらえることではない。何よりもまず、ゲンバのデカが地道に、丹念に情報収集を重ねることだ。それは、まず、シンブンや雑誌、ネットの記事やパンフといった公開情報に始まり、さらにはそういった集団、人物の周辺に近づいて、脱会者を皮切りに、当事者と会うてハナシを聞くことだ。それはとりもなおさず、ワシらブンヤの取材と同じだが、それは逆に言えば、「監視」と同義だ。ワシはブンヤとして、取材&執筆という行為を通じ、「ド腐れ糞ケンリョクを監視しておる」だけのことだ。
それで言うと、公安(ケーサツ&公ちょー)の連中は、あのオウムのジケンから、何の反省、教訓も学んでおらんよな。ぬあんで、アレだけの暴力シュギ的破壊活動を行うソシキが、監視の網に引っかからなかったのか。本当にこのニッポンのチアンを守る意志と気概が、本当にあったのか、だ。元公ちょーキャリアの菅沼光弘なんかは「なぜ、オウムの事件を破防法で起訴せんのか」と言っておるんだが(それで、ケツをまくって、退職しとるんだが)、全くその通りだ。
ちなみに、ワシは数年前の時点で、大川隆法センセイ率いる幸福の科学が「ナイショで武装化計画を持っている」とのネタを掴み、そのことをココでもちゃんとupしておるんだが、それで、公安は、彼らをちゃんと監視し続けておるのか? そういうことをきっちりと続けることが「テロ対策」であってだな、それをわざとネグったまま、「凶暴罪を作らせろ」ってんだから、バカも休み休みしろってんだ、このアホンダラが!
#で、今朝(=2・1)の毎日に、「GPSソーサ、ヒミツ裏指示」「サッチョウ、06年通達」と出ておったんだが、「あー、やっぱり」だよな。コイツはクルマに「白色の塊」を取り付ける件だけのようだが、連中の発想としては「任意ソーサ」っていうことなんだな。だから、「バカなコクミンがうるせえことを言ってきたら、サイバン所の自動発行機から、御札を取ってくればいい」ってことなんだよな。
ま、今回、たまたま運悪く、露呈してしもうたが、連中がヤラかしておることが、コレで収まっておるなんで、誰も思ってねえよなあ。こんなクルマに「白い塊」を取り付けるような、ややこしいことをせんでも、スマホ(orガラケー)そのものにGPS機能がちゃんと付いておるんだから、そんなもん、ウラでコッソリ検索しとるなんて、「当然の助動詞」として決まっておるよなあ。ナンボ、コクミンが「プライバシーの侵害だ。事件のソーサと何が関係あるんだ」と異議申し立てしたところで、「このバカ者めが。コレがテロ対策の根幹なんだぞ」と一喝すりゃ、オシマイだからなあ。
だから、コイツも凶暴罪に繋がっておるよな。あの凶暴罪もピンで使うても仕方ねえっていうか、盗聴ホウとセットで運用せんことには、使い勝手がねえからなあ。「2人以上の共謀」だろうと、「ハンコーの準備行為」だろうと、それを探知するには「やっぱ、盗聴が必要なんでーす」とリクツをこしらえてだな、盗聴しマクりゃエエだけのハナシだわな。ナンボ、コクミンが「本当にそこまで必要なんですか」と尋ねてきたところで、「うるせえな、東京五輪の開催は迫っておるんだ。黙ってろ、このバカ者めが」で恫喝すりゃ、絶対に通ると、連中は信じきっておるよなあ(笑)