三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、明日(=7・21)発売の文春が、鳥越俊太郎のオッサンに関して、「ヒガイシャ女性の夫の怒りの告発」ってことで、「女子大生に淫行ギワク」と報じるってんだが、電子版upのサワリしか、ワシは見ておらんので、記事の詳細はまだ不明だわな。さっそく、オッサン側のジム所は「事実無根」と全面否定し、「著しいセンキョ妨害だ」として、名誉キソンetcの刑事コクソも辞さずってことのようだな。
ただ、相手のオンナは「齢20の女子大生」ってことだから、まず、「淫行か否か」という点では、「事実無根」だわな。なぜなら、「淫行」ってのは、未成年でも「齢18未満」が対象で、いちおう、その場合は、合意の上であっても、官憲には淫行条例でヤラれる。あと、記事によれば、オッサンが富士山麓の別荘に連れ込んで、いきなり豹変して、チューをしてきたってんだが、オンナが抵抗したため、そこでコトは終わったってことだわな。それで、相手のオンナが今、結婚しとるってことは、おそらく、時期的には数年前か、ひょっとしたら、もっと前かもしれんな。
まずは、記事の情報源が「被害女性のダンナ」ってことで、ワン・クッション入っておるんで、そこらあたりの信憑性っていうか、情報の確度がどうか、というのは、ある。でも、コレまでの文春の実績から言って、「全く存在せんことをデッチあげた」ということは考えにくい。だから、見出しに取られた「淫行」ではないにせよ、でも、その当時、成人に達しておった女子大生のオンナを富士山麓の別荘に連れ込み、無理矢理、チューをしたってのは、おそらく、実際にあったことだと思うんだが。まさか、その被害女性のダンナという人物が、ありもせん狂言バナシを文春にタレ込むというのは、確かに、可能性としてはゼロではないにしても、少し考えにくい。
ただ、このネタを各週刊誌に持ち込んで回っておったのが、内ちょーのトップで、サッチョウのキャリアでもある、あの「世紀の悪法」こと、「ヒミツ保全ホウアン」を推進しておった「北村滋のおやぢ」っていうハナシが流れておるな。そこらあたり、「いかにも」っていうカンジで、ま、魑魅魍魎の極みだが、モンダイはネタの根幹ブブン、つまり、「鳥越のオッサンが、この女子大生を富士山麓の別荘に連れ込んで、チューしたか、どうか」だわなあ。おそらく、文春記事は尾ひれが付いて、オドロオドロしくなってはおるんだろうが、しかし、キモはココの部分の真贋に尽きる。もし、この根幹ブブンが事実であるなら、鳥越のオッサンは、刑事コクソをするのではなく、ココは素直にアタマを下げるべきだ。
#「上」の続きだが、さっそく、文春の記事を目に通してみたんだが、1つ気になったのは、ジケンの発生当時が「02年」となっておるんだよな。記事に出てくる、鳥越俊太郎のオッサンが「ある大学におった時代」に、要は、「教え子に手を出した」ってことなんだろうが、まず、この「ある大学」とは、「関西大学の社会学ブ」だろう。鳥越のオッサンは、ジャーナリズム論かメディア論か、そのテの類の内容をココで教えておったハズだ。
んで、鳥越のオッサンがキャスターをやっておったザ・スクープが、週1でのレギュラーが打ち切られ、年数回の特番に格下げされたのが02年10月からで、それを受けて、ヒマになったってことで、03年から関大で教え始めたってことだわな。おそらく、記憶違いってことなんだろうが、ここのタイムラグが少し気になる。だから、今回、証言したのは、学生時代から、そのA子サンと付き合うておったオトコで、その後、結婚して、今はダンナなんだよな。年齢が30半ばってことでは、おおよその時期としては符合する。
だから、文春の記事で、ハタチになって成人したオンナに「淫行」はあり得んってのと、あと、そのジケンの発生年において、疑義はあるが、モンダイは鳥越のオッサンが、おそらくゼミの教え子であったであろうA子サンを、富士山麓の父親から譲り受けた別荘に連れ込んだ際に、チューをしたかどうか、だ。
ま、展開を見てると、美人局にヤラれたっていうカンジだが、ただ、少なくとも、鳥越のオッサンが、このA子サンと面識が全くなかったってことは、あり得んってことだろう。んで、記事によれば、その後、たいぶ経ってから、このA子サンのダンナはイベント関係の仕事を手がけておって、それに鳥越のオッサンが出ることに容認デキんってことで、実際に会うてやりとりをしとるってんだよな。
#それで失礼、もう1度、文春の記事をよく読み返したらだな、ワシの勘違いで、鳥越俊太郎のオッサンとA子サンとの出会いは、「02年夏」のことなんで、だから、オッサンが関西大教授として赴任する前のハナシなんだな。どこの大学かは知らんが、「上京してきたA子サン」とあるんで、ま、都心方面、おそらく、首都圏の、とある大学で、そこで鳥越のオッサンと仲のいい人物が教鞭を取っており、そこに彼は頻繁に顔を出しておったため、学生らとも面識ができ、どうも、A子サンってのは、そのうちの1人なんだな。んで、オッサンの好みのタイプだったんだろう、個人的に口説いて、クルマに乗せて、その富士山麓の別荘まで連れ込んだようなんだな。
でも、オンナも齢20だったら、一応、成人しとるし、クルマに乗り込んで、別荘まで連れて行かれるとは、その気がなけりゃ、デートを申し込まれた段階で断りを入れるよなあ。ま、オンナが抵抗したんで、チューのみで、その先まで行為が及んだってんではのうて、そこで終わってるんであれば、無論、褒められたハナシではないし、脇が甘過ぎるの極みなんだが、少なくとも、この文春の記事のレベルだったら、ギリギリ、セーフだと思う。もし、関大教授時代に、ゼミの教え子である女子学生に対して、もし、コレと同じことをやっておったとしたら、セクハラ、アカハラ、パワハラってことで完全にアウトだったがな。
で、この文春の記事について、やや不確かなところ、一部誤りのブブンもあるかもしれんが、しかし、名誉キソンで恫喝コクソを行ったというのは、スジが違う。確かに、この記事は、結果として、センキョ妨害の側面はあるだろうが、でも、こうやって、還暦過ぎて、自分の娘より若いオンナを口説いておったってのは、今や彼も都チジ選候補たる「大公人」なんだから、当然、「その人となり」については、報道の対象であり、有権者たるトミンに対して「知る権利」を保障するのが、「報道=ジャーナリズム」の役割だ。
ただ、文春がおかしいのは見出しんところで、コイツは「淫行」でのうて、「不倫」だ。それと、当事者のオンナでのうて、当時から付き合うておって、今は結婚しておるそのダンナが前面に出ておるってのが、ぬあんとも、臭いカンジがせんでもない。要は、美人局に引っかかって、カツ上げられておるってところで、ま、鳥越のオッサンは、嫁ハン、そして、娘サンにアタマが上がらんだろうが、でも、こんなもんは、身から出た錆や(笑)
#続けるが、ぬあんと、永田町やマスコミに精通する、ワシのディープスロートから情報提供があってだな、この「鳥越俊太郎のオッサンの女子大生口説きジケン」だが、まず、舞台となった大学は「上智大学」だ。きっかけは、鳥越のオッサンがザ・スクープで手がけておった「桶川ストーカー殺人ジケン」で、被害者の猪野詩織サンの両親が、みすみす娘を見殺しにしたケーサツの責任を問うべく、国賠訴訟を起こすにあたって、鳥越のオッサンが、上智大の文学部新聞学科教授の田島泰彦にコンタクトし、諸々、協力を求めたことからだってんだな。
んで、そうやって、鳥越のオッサンが上智大に入り浸って、学生らと接触していった中で、要するに「鳥越ファン」だわなあ。そういう学生らを集めて、自宅に招いたりして、ま、「ファンとの交流会」ってカンジで、ひょっとしたら、他大学の学生もおったのかもしれんが、とにかく、その中に、今回、鳥越のオッサンの口説きの対象に入っておったのが、02年当時、上智大2年だったのかよ、齢20のA子サンなんだな。A子サンが、田島ゼミの所属だったかどうかは、ウラが取れておらんが、しかし、上智大の学生だったことは、100%間違いない。
だから、このA子サンにとっては、鳥越のオッサンってのは、まさに「憧れの報道キャスター」だったんだな。それで、鳥越のオッサンは、このA子サンのつまみ食いに走ったっていうカンジだな。文春の見出しにある「淫行」ってのは、法的な「淫行条例」に定義されておる「齢18未満の子供に対する、エッチな行為」ではない。しかし、本来の辞書的な意味における「淫らな行い」ってことで、ま、本番行為はないようだが、その前段っていうんか、所謂、「お触り行為」だわな。それがあったってんだな。
そのことで、A子サンは悩んで、上智大教授の田島泰彦に相談したため、それで田島は大激怒し、鳥越のオッサンは「上智大への出入り禁止」の措置が取られたんだそうだ。この田島泰彦ってのは、人間的にも超マトモっていうか、その後も、A子サンのことを心配してて、年に1回ぐらいのペースで連絡して、「大丈夫か?」とフォローしておったってんだな。だから、当時、A子サンは「事を荒立てたくない」とのキモチで、ケーサツには被害届は出さなかったんだそうだ。ま、ある意味、泣き寝入りとも言えるだろう。
#さらに続けるが、今回、文春が、この鳥越俊太郎のオッサンの「上智大生だったA子サンへの口説きジケン」を「字」にしたってのは、正解だったと思う。だって、もし、彼が当選した暁に、コイツが表沙汰になった場合、とてもぢゃないが、持たん。「猪瀬→舛添→鳥越」と3代続けて、都チジが途中辞任ってことになったら、ハナシにならんからな。今、このタイミングのセンキョ戦でオープンにされたことで、あとは、トミンが判断することだ。その有権者が投票行動する際の大事な判断材料を、「報道=ジャーナリズム」の本懐として、文春がスッパ抜いたってのは、正しい。ゼッタイに間違ってはおらん。
今回、鳥越のオッサンの致命的なミスは、こんなもん、ほっとけばエエものを、何をトチ狂ったのか、名誉キソンetcで刑事コクソしたことだ。まさに「ヤブヘビ」であってだな、それで、今は文春はハラワタが煮えクリ返っておって、「おう、だったら、来週、続報をヤルかよ!」ってことで、てぐすね引いておるってんだな。だって、上智大文学部新聞学科教授の田島泰彦が「顔出し」で全部、喋ったら、んもう、オシマイだからな(笑)
聞くところによれば、この鳥越のオッサンの口説きジケンを知るマスコミ関係者が、民進党の人間に「やめろ」と忠告したってんだが、見切り発車で出発進行してしもうたってんだな。で、ワシ自身も鳥越のオッサンは直接会うたこともあるし、個人的にも知っておる。彼の「報道人=ジャーナリスト」としての活躍は敬意に値しておったし、信用もしておった。でも、それとコレとはハナシが違う。ド腐れケンリョクと対峙しなければならない者が、こうした、要は「弱い者イジメ」をしておったら、アカンわ。
逆に言えば、このハナシがオモテに出ないまま、セー権与党の自公がこのネタを握った暁には、コイツで脅し上げて、ナンボでも「都チジ・鳥越俊太郎」をコントロールできる。あー、ネットで「鳥越俊太郎 上智大学」で検索をかけると、「上智大某重大ジケン」ってことで、サワリがチョロっと出ておるな。
#もう少し続けるが、今回の鳥越俊太郎のオッサンの都チジ選出馬については、そもそも、ワシ的にはいろいろと思うところがある。それはともかく、まず、今回の文春報道について、「内ちょー仕掛け説」が流れておって、出所は社会新報所属のブンヤである田中みのるのオッサンのツイッターなんだが、確かに、「可能性の1つ」として、それは考えられるし、あり得る。コレまでにも、例えば、サッチョウのキャリアの大森義夫が室ちょーだったときは、「大森キカン」とも呼ばれ、かなり派手なコーサクをヤラかしておったことが、ウワシンの記事をはじめとして、おおっぴらに指摘されてきた。
ただ今回、もし仮に、内ちょーが文春に当該ネタを提供した結果、記事化されたのであったとしても、キモは「書かれた内容が、真実か否か」だ。要するに、ネタ元が内ちょーのちょー報員だろうと、ヤクザだろうと、右翼のゴロツキだろうと、共産党員だろうと、モンダイの本質は、そこで持ってきたネタが「真実か、どうか」に尽きる。
で、いろいろと情報を得た中で見えてきた現時点の段階で言うと、今回に関しては「内ちょー仕掛け説」は、無論、確率的にはゼロでないにしても、考えにくい。むしろ、ワシが内ちょーのトップだったら、このタイミングでどこかに記事化させるよりは、とにかく握っておいて、鳥越のオッサン当選後に、「脅しのネタ」として使う。なぜなら、コイツが最も効果的な利用方法だからだ。こんなもんは、ヤクザの脅しと同じで、チラチラと見せつけて、ターゲットを思い通りに動かすことにこそ、利用価値がある。
んで、その「いろいろと思うところ」だが、ワシに言わせれば、「報道人=ジャーナリスト」であることと、国怪ギインや首長etcの「政治家」であることとは、水と油の関係のごとく、両立し得ない。なぜなら、政治家は当選するにあたり、多数派の形成を目指さなければならないが、そのことはとどのつまり、「妥協」を極めていくことだ。しかし、ジャーナリストの使命とは「真実の追求」であって、多数派だろうと、少数派だろうと関係なく、妥協を排し、「たったひとり」でファクトを深く掘り下げていくことであって、それが「報道=ジャーナリズム」に他ならないからだ。
#続けるが、今回の文春の記事に対して、鳥越俊太郎のオッサンが、即、名誉キソンetcでの恫喝コクソに踏み切ったことについて、同業のブンヤはもとより、あのハシストまでもが「報道の自由を重んじる立場の人物が、おかしい」と厳しい批判に晒されておるんだが、全くもってその通り。だから、前にもココで指摘したように、彼はあの上杉隆と同じ「元ジャーナリスト」であって、実質においては、既に「タレント」だ。
ワシなりに、今回の文春記事については、その根幹ブブンにおいて、信憑性については、ウラが取れたんで、その前提でハナシを進めるが、この記事内容について、鳥越のオッサンは「事実無根の極み」と言い切ったワケだ。ま、その時点で「ウソ」をついてしもうとるんだから、ワシん中では、傍目には厳しいと言われるかもしれないが、庇い切れない。確かに、結果的に、小池や増田を利することになったとしても、コレは「信義」の問題だ。コイツを蔑ろにして、目を瞑って、ハナシを進めても、無意味どころか、害悪ですらある。
今回、文春が見出しで「淫行」を取ったのは、所謂、法的な「淫行条例」に該当するかどうかというレベルにおいては、02年当時、齢20だった上智大生のA子サンは、「齢18未満」ではないのだから、淫行ではないと反論できるかもしれない。しかし、ハタチの女子でもオトコの経験ってのは個人差があって、10代で遊び倒しとるのもおる一方で、このA子サンってのは、「マスコミ志望」ってことで、おそらく、専攻は上智大文学部の新聞学科だったんだと思うんだが、ま、簡単に入れるところではないから、高校時代、受験勉強に専念しておって、それで晴れて、四谷のキャンパスに通えるようになったんだろうと思う。そうやって、マスコミ志望の夢を膨らませておって、世の中のウラ側を何も知らん二十歳の女子大生と、一方はの世間ウラのウラまで嘗め尽くした還暦過ぎたオッサンとのかかわりってのは、「淫行」と呼ばれても、文句は言えんで。
まだ、100歩譲って、鳥越のオッサンが、例えば、安藤優子を口説いて、恋仲になっておったんなら、無論、世間は「不倫」だと大騒ぎするが、しかし、全然、許せる。ところが、今回のA子サンの場合は、まだ社会経験もなく、自分で餌も取ってこれん、「雛」みてえなもんだわな。ましてや、そうしたマスコミの職に憧れて、鳥越のオッサンのような報道キャスターに、将来なれるのを夢見ておったんではないだろうか。そんな純粋無垢なオンナの子に、「オトコの経験もないのか」みたいな妄言を吐いて、いきなりチューするなんて、野獣そのものぢゃないか。何が、「桶川ストーカー殺人ジケン」をスッパ抜いただよ? この鳥越のオッサンがストーカーと化しておるんだからな、許せんワ。同学科教授の田島泰彦が激怒して、「上智大出入り禁止」の措置を取ったってのも、わかる。あんなハシストなんぞにアレコレ言われたら、オッサンも腹が立つだろうが、しかし、ワシには、今、こうやって彼を名指しして、批判、弾劾する資格がある。少しは、「恥」というものを知るべきだ。
#で、今朝(=7・23)の毎日に、「『参』で自民過半数、27年ぶりに回復、公明存在感低下」とあってだな、ただ、記事の最後に自民カンブのハナシとして、「公明とのセンキョ協力がなければ、アッと言う間に過半数を割る」とこぼしておるんだが、全くその通り。今回も1人区で顕著だったが、ちゃんとシビアに足元を見て、「自公一体によるセンキョ協力の賜物」であることを透徹せんと、だ。だから、「自民が単独過半数を回復」ではない。「自公が過半数を維持、拡大」だ。
モンダイの本質は、自民が見せかけ上の、この「参院での単独過半数回復」するのに、ぬあんで、「四半世紀以上」もかかったか、だ。その答えは「消費税導入→税率5%の引き上げ」によって、度重なる惨敗を喫したことから、党勢を立て直すのに、要は、コレだけの途方もない時間がかかったということに他ならない。89年以降、当初は自公民路線から、細川非自民連立セー権の樹立による下野を経て、自社さのウルトラCによるセー権復帰から、ついに「自公」に足を突っ込んでしまった歴史を、きちんと検証しなければならない。何度も言う。自民トウが単独で過半数を回復したのではない。自公が引き続き、過半数を維持&拡大させておるのだ。
思うに、民共路線ってのは、まさに自公のウラ返しだ。本来であれば、「民進党単独によるセー権交代」を目指すのがスジだ。しかし、それだけの基礎体力がないため、代々木の協力なしには党勢回復がデキなくなっておるくらい、弱体化しておるワケだ。その根幹にあるものとは、大ウソをついて、民自公で「消費税率8%→10%」の増税ホウアンを強行突破させたことだ。アベは確かに8%までは上げたが、10%は逃げたんで、結果としての今回の「自公勝利」を仕掛けらることがデキた。「そこ」をきっちりと踏まえなければならない。
だから、民進党は9月の代表センキョで、「容共」か「自主再建」か、いろんなギロンが出るだろうが、いずれにしても、「責任の徹底追及による解党的出直し」をせんことには、有権者の心は掴み取れんし、本格的な反転攻勢は無理だ。公約破りの首謀者である野田(元総理ダイジン)は、除名ショブンするぐらいの気概を見せないことには、ハナシにならん!
#それで、元大阪高裁判事で、今は讃岐の高松で弁護士をしている生田暉雄サンが、このほど、『最高裁に「安保法」違憲判決を出させる方法』(三五館)という本を上梓し、本人から贈呈を受けた。昨日(=7・22)、久しぶりに電話でアレコレと喋った際、「最近、本を出したので、古川サン、お送りしますよ」と言われ、ぬあんと、もう、今日、届いたのだ。ビックリしたあ!
タイトルにあるように、市民がもっと裁判をジャンジャンと使い倒すことで、センキョと合わせ一本で「裁判を行使することによる、民主主義の実現」を説いておる。生田サンによれば、確かに、数は少ないものの、良心を保持し続ける裁判官は、まだ中におるので、そうやって、市民が裁判を起こすことで、彼らを刺激し、「まっとうな違憲判決を書かせよう」と訴えておるのだ。
この生田サンは、07年に刊行した『裁判が日本を変える』(日本評論社)の中で、隼町、つまり、「サイコー裁のURAGANE」を告発しておったんだが、今回も、引き続き、詳しく言及しておって、じつは、今回の『最高裁に「安保法」違憲判決を出させる方法」も、この「隼町のURAGANE」がメインなんだ。
サイコー裁のURAGANEってのは、ド腐れケンサツのちょーかつ、ド腐れケーサツのソーサ費と同様、内部では「公知の事実」や。サイバン官は採用20年目までは、ほぼ自動的に給料が4号(14年1月現在で月給83萬4000円)まで全員が昇給するんだが、21年目から昇給に「差」が出て、「3号(月給98萬4000円)以上」に昇給デキるのは、一部に限られるってだよな。んで、3号以上に昇給デキんと、チサイ以上の裁判ちょーに出世デキんから、皆、出世したくてウズウズしておるんで、サイバン官は「上」っていうか、隼町のおべっか使って、「違憲ソショウや国賠ソショウで、国が負ける判決文」なんてのは、間違っても書かんってワケや。この3号モンダイが、サイバン官統制のキモであり、本質なんだ。
大事なのは、ココから先で、だいたい、俸給3号に引き上げられるのは、全体の3分の1で、さらに「3号→2号」「2号→1号」の昇給も同様に絞られてくるんだが、サイコー裁の事務総キョクはココで余ったカネをURAGANEとしてプールしておるってんだな。だから、生田サンが隼町に情報公開請求をかけて、サイバン官の給料に当てられている予算が全体でナンボで、うち、3号に該当するサイバン官が何人おってだな、3号分でどれだけの予算が使われ、それで余った予算額はナンボかを示す書類を求めたところ、ぬあんと、「全面非開示」だったってんだよな。要は「いいか、余計なことは、すんな」っていう門前払いなんだよなあ。
それゆえ、ド腐れ糞ケンリョク連中の「腐れの極みの根源」は、まさしく、このカネ、URAGANEの存在なんだわな。生田サンの本は、「そこ」からサイバン所の退廃ということについて、非常にわかりやすく説明しておるんで、ぜひ、関心のある方は読まれたい!
#んで、鳥越俊太郎のオッサンだが、今回の文春報道に対して、支援者らが「事実無根であって欲しい」と願い、「センキョ妨害」だと怒りマクるキモチはよくわかる。ワシだって、心情的にはオッサンを応援したいっていう思いはあるし、ましてや本人を知ってて面識もあり、彼は「報道人=ジャーナリスト」としての実績も大きかったからな。
しかし、キモは文春が報じた内容が「真実か、否か」であって、ワシもブンヤだから、ウラを取る。そしたら、本当に残念っていうか、無念の極みだが、「記事の根幹ブブンは、アレで間違いない」との確証を得たんで、余計、ワシとしても苦渋の思いだ。でも、であればこそ、だからこそ、きちんと書かなければならない。
離婚問題やセクハラに詳しい太田啓子っていう弁護士がフェイスブックに書いておってだな、カノジョはそもそも「鳥越支持」で、「文春の記事の真偽はわからない」としながらも、「報道の通り」だったと仮定して言及しておるんだが、「キスくらいで騒ぐな」「自分から別荘に行って」云々についても、そうした機微に精通しとる立場から、きちんと検証しておる。
そもそも、ハタチの娘と還暦を過ぎた齢62のオッサンとの間に、「自由恋愛が成立するか?」ってんだな。つまり、男女関係というか、人間同士のカンケイを「ケンリョクの問題」と捉えるとき、この「年齢差」っていうのは、要するに「社会経験の蓄積の差」なんだが、「ケンリョク関係が生み出される、大きな要因」と看破しておって、まさに然りだ。「そこ」を冷静に見ないと、だ。だから、無批判に持ち上げたり、見て見ぬフリやダンマリを決め込んでは、アカン。
こうやって書いたことによって、鳥越のオッサンはもとより、彼を熱烈(or盲目的に)支援する人たちと断絶し、仮に敵対することになっても、それはしょうがない。だから、「報道=ジャーナリズム」っていうか、こうやって「書く」という行為は、妥協を排し、孤独を極めることとも同義である。