三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#「下」からの続きで、その「希代の悪法」こと、「盗聴ホウの実質全面解禁」を柱とする「刑事司法制度改悪し倒しホウアン」だが、そもそものきっかけは、10年10月に、村木厚子のオバハンを冤罪に追いやろうとしておった、大阪チケン特捜ブによる「FD改竄ジケン」が表沙汰になったことだったんだよな。それを機に、法制審の下にブラ下げた特別部会で、議論を始めたんだが、当初はあくまで「冤罪を防止すべく、取り調べの可視化導入」だったんだよな。
ところが、12年12月の総センキョで自公にセー権が戻った途端、急に雲行きが変わり、可視化の対象を、全体のわずか3%でしかない、ケンサツの独自捜査と裁判員サイバンのジケンに限定する一方で、「コレだけサービスしてヤルんだから、ソーサ権限を寄こせ」と、司法取引の導入と盗聴ホウの適用拡大を主張し始めて、「それ」が結局、法制審の答申となって、去年の通常国怪にホウアン提出となったんだわな。ホンマ、「焼け太り」そのものだわな。
ところが、シンブン記事の表記では、その「全ジケンのたった3%しか適用されない」にもかかわらず、「可視化ホウアン」だとか、赤レンガが宣伝しておる「刑事司法制度改革ホウアン」と書き倒しておるんだから、一般の読者は何のことか、さっぱりわからんわな。
モンダイ噴出のこのホウアンが、国怪できちんとギロンされ、抜本的な修正が図られるなら、まだいい。ところが、「衆」の法務イイン会での審議時間は68時間、「参」に至っては、まだ25時間だろ。あまつさえ、そのヘイトスピーチ規制ホウアンのウラに潜り込ませる格好で、何のコクミン的議論もないまま、「ハイ、採決です」なんて、こんなバカなハナシがあるか? あのアンポならぬ、アホ関連ホウアンですら、衆参両院のイイン会での審議時間は、それぞれ100時間を超えて、一応、カタチだけの「手続き」を踏んでおるんだが、今回はそれすらないんだぞ(呆、怒)!
#「上」の続きで、その刑事司法制度改悪し倒しホウアンだが、その「可視化」については、適用対象が「全体の3%」っていう酷さは言わずもがなだが、「ヒギシャが他の人物の犯罪を喋る」ことで、キソを見送る「司法取引」については、こんなもんは、「冤罪の温床」になる。そこに改悪の柱である「盗聴ホウの実質全面解禁」が加わっておるんだが、適用罪名を現在の薬物、銃器、組織的サツジン、集団密航の4種類に、現住物放火、サツジン、傷害・同チシ、窃盗・強盗・同チシショウ、詐欺・恐喝、児童ポルノetcの9種類を加え、刑法のほぼすべてをカバーするようになるのはもとより、それ以上のモンダイは、「通信事業者の立会いを廃止し、ケーサツ施設で盗聴デキるようにする」ってことだわな。
もちろん、既にウラでは警備公安ケーサツは、サイバン所の御札(=傍受令状)も取らんままに行う違法盗聴なんて、自衛隊と競争でヤッてはおるんだが、しかし、それでも、こうしたオモテの部分でしっかりとした「歯止め」をかけるのは大事だ。「ケーサツ内の施設で、外部の通信事業者の立会いもなくして、ケーサツ官が単独で盗聴できるってことは、御札を取ろうが取りまいが、ナンボでも盗聴し倒せますよね?」の世界だよな。「本当に、必要な盗聴だったのか。それは、ちゃんとサイバン所から御札を取った上で行っているのか」と追及したところで、「バカもん、そんなのは、捜査のヒミツであり、特定ヒミツだ」って恫喝すりゃ、イッパツだからな。
本来であれば、この盗聴ホウ改悪ホウアン1本だけでも、大重要ホウアンであってだな、以前だったら、例えば、竹下登が自らのクビを差し出して、消費税導入を実現させたように、ナイカクの1つや2つが、ピャーッとフッ飛ぶほどのハナシなんだが、今は違うんだよな。そのヘイトスピーチ規制ホウアンとやらが、どんなに素晴らしいか、ワシはよう知らんのだが、しかし、その成立と引き換えに、こんな盗聴ホウの実質全面解禁を認めるなんて、果たして許されることか? 在特会のヤミを追いかけ回して『ネットと愛国』(講談社)を著した安田浩一や、そこらあたり、どう考えておるのか、はよ、ツイッターで喋らんかい、このアホンダラが!
#続きで、ワシとしてのコクタイ上の提案だが、去年末に隼町が「オンナの再婚禁止期間」について、「100日超は違憲」との判断を出したことで、本来であれば、年明けのこの通常国怪の法務イイン会では、「こっち」を優先して審議するハズで、だから、その「希代の悪法」こと、「盗聴ホウの実質全面解禁」を柱とする「刑事司法制度改悪し倒しホウアン」ってのは、産経が特ダネで字にしておったように、店晒しのまま、「審議未了で廃案」になるハズだったんだよな。
そこで、この「5・12」に、再婚禁止規定改正アンってことで、民進、共産、社民、生活の4野党が共同で、選択的夫婦別姓導入と抱き合わせで、民法の一部改正アンを「衆」に出したってんだよな。ちなみに、再婚禁止規定については、閣議ケッテイで提出した与党アンが出ておるってんだよな。であれば、「こっち」を優先してだな、与野党修正で合意を目指してもエエかもしれんよな。
だって、アベも「オンナの登用」を言っておるワケだし、ま、夫婦別姓の導入は、自民が歩み寄るのは難しいだろうから、とにかく、この「オンナの再婚禁止期間」における「男女差別の解消」だわなあ。コイツに全エネルギーを注入して、しっかり議論して、衆参の法務イイン会は取り組むべきで、だから、コイツに比べたら、ヘイトスピーチ規制ホウアンなんて、どうでもエエで。そういえば、在特会シバキってことでは、元ウワシンのエース記者の西岡研介クンは、安田浩一とも気脈を通じておるようだが、でも、西岡クンもそう思わんか?
かつては、ウワシンで、東京コーケン検事ちょーだった則定衛のオンナのスキャンダルをスッパ抜いた西岡クン(その銀座のオンナの堕胎費用は、ちょーかつから出ていた)が、赤レンガの関与する、この「盗聴ホウの実質全面解禁」っていう大愚行に、口を噤んで、ダンマリを決め込んでおることを、ワシは許せない。ったく、貴様は本当にブンヤなのか、「恥を知れ、筆を折れ」ってんだ、このアホンダラが!
#さらに、「希代の悪法」こと、「盗聴ホウの実質全面解禁」を柱とする「刑事司法制度改悪し倒しホウアン」だが、盗聴ホウ制定のそもそもきっかけってのは、86年に露呈した神奈川ケンケイによる、共産党国際部長・緒方靖夫宅の電話盗聴ジケンにまで遡るんだよな。
このとき、ケンサツ当局は、同じ身内同士ってことで徹底的に庇って、神奈川ケンケイの連中を不キソにする一方、国賠訴訟では、ケーサツの責任が認定されたものの、それでも、ケーサツは「知らぬ、存ぜぬ」でシラを切り通したんだよな。コイツにきっかけに「だったら、法制化して、とりあえず、刑事ジケンの捜査に必要だっていうリクツを付けて、チョロチョロとオモテに出していったらいいぢゃないか」ってことで、それで動き始めたんだ。その経緯は、当時の検事総ちょーだった伊藤栄樹が「ある国のおとぎ話」ってことで、全部しゃべっておる。
だから、最初に盗聴ホウアンが提出されたのは、自社さ連立末期の98年の通常国怪で、当時、閣外協力だった社民党は反対しておったんだが、「ホウアンの賛否は留保する」ってことで、とりあえず、提出だけは認めたんだよな。そんなんだから、審議入りはできず、98年夏の参院センキョで自民党が大惨敗したため、橋龍が退陣し、後釜に小渕が就いたものの、同年秋の臨時国怪では金融モンダイで手一杯で、手がつけられず、「衆」でホウアンを寝かせたまま、ずっと、継続審議の手続きを取っておったんだな。
それが、動き始めるのが、99年に入ってからで、自公連立の前座として、ハレーションを抑えるために当時の小沢自由党をクッションとして挟みこむべく、まず、自自連立に持っていき、ココから既に「自公ウラ連立」が始まっておるんだが、同年4月の統一地方センキョが終わった途端、イケダモン大先生を創立者とする公明党が、突如、寝返って、盗聴ホウアン以下、新ガイドライン関連ホウアン、コクミン総背番号制(=住基ネット)構築ホウアン、国旗&国歌ホウアンにことごとく賛成に回り、「自公(当初は自自公)連立」が始まったんだよな。
#「上」の続きで、98年の通常国怪で提出されておった当初の盗聴ホウアンってのは、適用罪名を放火や強盗チシショウ、誘拐etcと広く網羅しておって、まさに、今回の盗聴ホウの実質全面解禁のいじくり回しとほぼ同じ内容だったんだ。ただ、99年の通常国怪でイケダモン大先生を創立者とする公明党が賛成するにあたり、それまで「全面反対」を言っておった手前、さすがに当初アンの丸呑みはNGってことで、適用罪名を薬物、銃器、組織的サツジン、集団密航の4種類に限定するとともに、「通信事業者の立会人を付ける」っていう歯止めを加えることで修正させ、それでホウアン賛成に転じておったんだよな。だから、今回の盗聴ホウの実質全面解禁ってのは、要は、赤レンガ(&ケーサツ)が、もともと要求しておった当初アンに戻すだけのハナシなんだよな。
でも、それでも、当時はものスンゴイ反対世論が沸騰しておってだな、キツネ目のオッサンこと宮崎学が、「電脳突破党」を立ち上げ、盗聴ホウアンの粉砕運動を大々的に展開して、凄かったよな。それを思うと、「時代は変わった」っていうんか、隔世の感だ。確かに、「刑事司法制度カイカク」なる名前のパッツケージにくるんで、目立たないように奥に埋め込んだとはいえ、こんな大重要ホウアンが、ほとんど議論もないまま、ピャーッとトコロテン式に通過しようとしとるんだからなあ。あの「隷米の戦争ホウアン」であるアンポ関連ホウアンですら、衆参の特別イイン会で各100時間超の審議時間を取ってだな、とりあえず、「審議は尽くした」っていうアリバイ作りをやっておるのに、今回は、「衆」の審議時間は68時間、「参」に至っては、ぬあんと、まだ25時間だぞ。悪いけど、こんなもんは、コクタイ上の手続きにおいても、重大な瑕疵がある。
さらには、「参」で塩漬け状態だった、この盗聴ホウ実質全面解禁ホウアンの「審議入り→サイケツ」の条件として、例のヘイトスピーチ規制ホウアンを成立させるってことが、「参」の法務イイン会の自民&民進の筆頭リジである「西田昌司と有田芳生の談合」で決めておるってんだろ。もし、そのヘイトスピーチ規制ホウアンが、今回の盗聴ホウの実質全面解禁と無関係であれば、それに越したことはないんだが、どうも、そうではないらしいんだよな。
ましてや、民進党は野党共闘で「戦争法制の廃止」と言っておるんだが、しかし、その「戦争」を遂行するためには、コクミンの思想、信条、良心、言論・出版・表現の自由の抑圧なしにはあり得ん。それで言えば、この「盗聴ホウの実質全面解禁」なんてのは、まさに、そのキモであり、そんなヘイトスピーチ規制云々とかいうチンケな飴玉に飛びつく見返りに、こんなトンでもホウアンへに賛成するなんてのは、自殺行為に等しい。
ましてや、有田はいやしくも「ジャーナリスト」を名乗っておるんだよな。「ファシズムは、知識人、言論人の転向から始まる」ってことで言えば、今度の有田の蛮行は、徹底的に批判、弾劾されなければならない。そして、この有田の愚行の極みについて、何ら咎めようとせん同業者連中も、万死に価する。安田浩一に、西岡研介クン、そうは思わんか?
#ほいで、今朝(=5・14)の毎日シンブン以下各紙に、この「6・24」付で発令される竹橋人事を載せておったんだが、コイツは「竹橋内政局」が大炸裂して、ついに政治ブの連中が決起し、大毎マフィアの追い落としに出たなあ。いやあ、クーデダー勃発だわな。
だから、この6月で、現・社ちょーの朝比奈豊(東京社会ブ出身、71年入社)が、4期8年を迎えるんで、コレは誰もが、ナンバー2の大毎社会ブ出身の専務取締役・主筆の伊藤芳明(74年入社)に後釜を禅譲し、朝比奈は代表ケンを持った会ちょーに就くもんだと、誰しもが思っておったよな。ところが、蓋を開けたら、社ちょーの椅子を強奪したのは、ナンバー3の常務取締役・編集編成担当におった丸山昌弘(79年入社、元政治部ちょー)で、伊藤は主筆のポストを剥脱され、論説特別顧問にパージされたからなあ。
確かに、朝比奈は代表ケンのある会ちょーに就いたんだが、しかし、鈴木紅琢磨のオッサンの同期の現・社長室ちょーの若菜英晴(82年入社、前大毎編集局ちょー、元大毎社会部ちょー)を大阪本社副代表に追放する一方で、伊藤の後釜の主筆には論説委員ちょーの小松浩(元政治部ちょー)、んで、玉突きで論説委員ちょーには、副同の古賀攻(元政治部ちょー)を充てており、新社ちょーの丸山の周りを政治ブで固めたんで、要するに、社会ブ出身の朝比奈は手足をもがれたも同然だな。だから、一応、あと2年は、朝比奈は代表ケンを持った会ちょーにはおるが、たぶん、それでオシマイだろう。
ま、部外者には、シンブン社内における「政治ブvs社会ブ」のソリの合わなさっていうんか、対立といってエエんだろうなあ。まさに「水と油」だが、なかなかわからんだろう。どこのシンブン社も、基本的には、社ちょーのポストに就くのは、ヨミのナベツネを見てもわかる通り、「政治ブ出身」なんだよな。毎日シンブンにおいても、そうだったんだが、社会ブ出身の朝比奈が社ちょーになったってのは、ある意味、イレギュラーではあったんだよな。それと、毎日の場合は「東京vs大阪」の反目もあり、朝比奈はそのケンリョク基盤を維持するうえで、大毎社会ブ出身を重用し、それで固めておったんだよな。伊藤芳明は、その典型だ。
いやあ、でも、まさに、こんなに見事に政治ブのクーデターが成功するとは、正直、オドロキだ。だから、今になって、「あー、そうだったのか」なんだが、文春がスッパ抜いておった、この15年近く東京社会ブで宮内ちょー担当だった「A記者」こと、ワシと88年入社同期で、本籍・大毎の「真鍋光之」の会社のカネ数百萬円の使い込みのジケンだが、コイツは、「伊藤芳明追い落とし」の呼び水っていうんか、たぶん、カードになっておったんだな。そもそも、こんなハナシ、そう簡単にオモテに出てこんからな。
もちろん、伊藤と真鍋との間に、直接的な繋がりはないが(なぜなら、ワシらが入社した88年の時点で、伊藤は東京の外信ブに異動しておったんで)、しかし、朝比奈のケンリョク基盤である「大毎マフィアの切り崩し」に、間違いなく使われておるよな。ワシが疑っておるのは、真鍋が着服したカネってのは、ホンマに私的に流用しておったのか、だ。真鍋は、東京社会ブでは、モロ、外様ゆえ、誰か、大毎マフィアの上の人間に上納しておったってことはねえのか、なんだな。
ワシに取材してきた文春の記者とも話し合ったんだが、あの真鍋の宮内ちょー担当の異常な長さってのは、おかしいんだ。「東京社会部ちょーですら、動かせんのか」ってことで、100歩譲って、真鍋が、例えば「陛下、心臓冠動脈バイパス手術へ」といった特ダネを連発しておったんならともかく、そうではないからな。だから、説明がつかねえんだ。
#で、ワシが「ケーサツ不祥事取り締まり庁」の初代ちょー官に任命しておる寺澤有だが、今回のヘイトスピーチ規制ホウアンと抱き合わせで、「希代の悪法」こと、「盗聴ホウ実質全面解禁ホウアン」を成立させようとしておることに、ちゃんと噛み付いておるんだが、結局、あのヘイトスピーチ規制ホウアンってのは、あってもいいんだろうが、しかし、なくて困るもんでもねんだよな。
確かに「表現の自由」との絡みでモンダイがなしとは言えんが、しかし、あのホウアンのキモは「罰則規定がない」ってことに尽きるからな。与党アンにせよ、野党アンにしても、「てにをは」の修正ってことでいじくり回し、ワーワーと大騒ぎしておる。だから、最大のモンダイは、このヘイトスピーチ規制ホウアンの成立を、その盗聴ホウ実質全面解禁ホウアンの「シンギ入り→サイケツ」と交換条件にしたことだ。コレに尽きる。
それゆえ、朝日と産経が字にしておるように、「参」の法務イイン会の自民、民進の筆頭リジである西田昌司と有田芳生が、「それ」でウラ取引をしておるのであれば、ヘイトスピーチ規制ホウアンは廃案でいい。それとリンクして、盗聴ホウ実質全面解禁ホウアンも廃案になるんだろうからな。だから、盗聴ホウ実質全面解禁ホウアンってのは、「治安立ポー」のモロ、根幹に関わるハナシだから、ヘイトスピーチ規制云々とは、次元が全く違う。「それ」は、何度言っても言い足りないことはない。
だから、まだ時間は十分あるんだから、まずは声を上げて、モンダイの所在を世に知らしめることだ。ホンマ、トンデモねえことで、ったく、有田のヤラかしておることは、言論人、ジャーナリストとしては、裏切り、自殺行為に等しい。この「5・19」に「参」の法務イイン会で、既にサイケツが予定されておるっていう情報が、ワサワサと流れておるんだが、とにかく、コイツを止めて、まずは、我々、同業者こそがきっちりと批判、弾劾せんと、だ。在特会のヘイトスピーチのモンダイに取り組んだ安田浩一に、西岡研介クン、今、声を上げんで、いつ、上げるんだよ? 「5・19」のサイケツさえ止めれば、廃案の芽が出てくるからな。
#「上」の続きで、今回のヘイトスピーチ規制ホウアンの件で、改選を控えた有田芳生(民進党)に対して、「手柄欲しさ云々」と寺澤有はブッ叩いておるんだが、確かにそうなんだが、もっと、冷静に足元を見て、根本的に捉えるならば、有田をああやって突き動かしておるものとは、「落選することの恐怖」だと思う。それで言うと、民進党に身売りバナシを持ちかけようとしておったっていう、社民党党首の「吉田忠智」と同じだ。
その社民と民進の合併バナシがどうなっておるのか、傍目には、サッパシわからんが、しかし、タイミングとしては、「民維合流」が進められておった3月中だっただろう。確か、あのとき、維新の代表だった松野頼三の倅が「来る者、拒まず」ってことで、広く参加を呼びかけておったよな。その時点では、ウントモスントモだったのに、国怪が終盤にさしかかり、参院センキョの公示近しっていう状況で、「合流をお願いします」って、ホンマ、カチカチ山のタヌキのケツに火が点いたってカンジだわな。
今回、社民は、比例には、党首の吉田忠智と副党首の福島瑞穂の2人が出馬するんだが、「参」の場合、ざっくり言って、投票率1%が約100万票に相当し、1議席当選が目安なんだよな。だから、社民が比例で「2人当選」するためには、200万票は要るんだが、「それ」が厳しいため、とにかく「わが身第一」ってことで、アタマん中がそれでイッパイで、ワケがわかんなくなっておるんだよな。
ワシは、今回の参院センキョにおいて、選挙区に関して、特に「1人区」においては、野党間のセンキョ協力は必要だと思う。だって、「定員1人」んところに、自民、民進、共産の3党から候補者を出したら、自民党を利することになるからな。しかし、比例は違う。とにかく、自分の党が言うべきことを言って、票を上積みさせれば、「それ」がギセキに跳ね返ってくるんだからな。
それで言うと、ワシが全くわからんのは、あの「オリーブの木」とかいう、比例の統一名簿方式だよな。要するに、アレは元の党籍を残しつつも、「オリーブの木」だとか、「桜の木」だとか、「コクミンの怒りの声を聞け」とかいう大風呂敷を広げてだな、そこに候補者をかき集めるってんだろ。ま、「二重党籍」ってことなんだが、わかりにくいってのはもちろんだが、そもそも、こんなのが合法化されておるのかよ? そんなことをヤルんだったら、とりあえず、社民と生活が合体して、新党作った方が早いし、わかりやすい。だって、自公が比例で統一名簿をこしらえて、「一緒にやりましょう」なんて、ヤッとるか?
ハナシを戻すと、「アベ政治を許さない」って叫んでおる割には、今の野党に、本気でアベ自公セー権を粉砕するっていう気概と覚悟があるんだろうか。「希代の悪法」である「盗聴ホウの実質全面解禁ホウアン」の成立を認めておいて、「戦争ホウを廃止します」と言っても、全くスジが通っておらんし、破綻しておる。とりあえず、参院の改選組同士ってことで、吉田忠智は、有田芳生をシバキ倒してだな、「5・19」に予定されておるっていうウワサの、「参」の法務イイン会でのサイケツをビシッとキャンセルさせてくれよ、頼むで!
#ほいで、「参」の法務イイン会の民進党理事の有田芳生や、この「5・19」にイイン会が開かれるのはわかったんで、また、いつものように、「議事進行表」の写真をツイッターにupしてくれや。アレはものスンゴク緻密っていうか、誰が質問に立って、その質疑応答時間も、「15分」とか「1時間」とか、ホンマ、分刻みで克明に記してあってだな、まさに「芝居の台本」そのものなんだよな。ってことは、例えば、「14:15 委員ちょーの魚住裕一郎君(公明)が質疑を打ち切り、サイケツに入ることを宣言」って台本には書かれておるハズだよな。だから、はよ、「それ」をupしてくれや、頼むで!
ワシは、在特会以下、極右連中による、在日韓国・朝鮮人を狙い打ちにした、あの卑劣の極みたるヘイトスピーチが、トンデモないってのは、議論の余地はない。そうした状況を打開し、解決に導こうと、有田がホウアン作成に動き、汗をかいたというのは、非常によくわかる。何度も言うが、モンダイは、そのヘイトスピーチ規制ホウアンの成立を、「希代の悪法」こと、「盗聴ホウの実質全面解禁」を柱とする「刑事司法制度改悪し倒しホウアン」の「シンギ入り→サイケツ」を交換条件にしたことだ。コイツは絶対に容認できない。
むしろ、こんな汚濁糞尿塗れのヘイトスピーチ規制ホウアンを成立させたところで、結局のところ、在日の人らの真の救済にはならん。であれば、廃案でいい。っていうか、廃案にすべきだ(その場合、リクツが要るんで、それは寺澤有が言っておるように「過剰適用によって、表現の自由を侵害する恐れがある」でいい)。だから、このモンダイを広く世に知らしめるためにも、「講談社ノンフィクション賞」を受賞し、ワシなんぞより遥かに知名度のある安田浩一に、西岡研介クンが、声を上げんとなんだが、相変わらず、ダンマリなんだよな。こんなバカなことが、あるか。そして、許されるのか?
#で、今朝(=5・16)の産経に、「希代の悪法」こと「盗聴ホウの実質全面解禁」を柱とする「刑事司法制度改悪し倒しホウアン」のうち、「たった3%の実現率」しかない可視化ホウアンについて、じつは「穴だらけ」ってことで、日弁連の内部から「待った」を求める意見書が出されておったってことを、「字」にしておったな。
今度のホウアンでは、可視化の対象は「裁判員ジケン」と「ケンサツの特捜ジケン」に限っておるんだが、例えば、適用戒名で言うと、「サツジン」は裁判員ジケンとして可視化対象なんだが、ところが「死体遺棄」については、対象外なんだってんだ。しかし、コロシでは、「1つの流れ」ってことで、「死体遺棄→サツジン」とパッケージで立件するってのは、よくあるんだが、コレだと可視化の対象ってのは、あくまでの「サツジン容疑での取り調べの部分」だけだってんだよな。
それと、キソ拘留中の余罪捜査だが、コイツも可視化の対象外なんだな。ちなみに、この「4・14、21」の「参」の法務イイン会で、赤レンガの刑事局ちょーは、その旨答弁しておってだな、日弁連からは「それはおかしい」ってことで、抜本修正を求める意見書が出されておるってんだな。
今回、刑事司法制度改悪ホウアンってのは、大きくは、「可視化」「司法取引」「盗聴ホウの実質全面解禁」の3本なんだが、その「実現率たった3%」の「可視化」だけでも、コレだけのモンダイを孕んでおる。それゆえ、可視化だけで手一杯な状況なんだから、盗聴ホウの方までマトモに議論できる時間なんてないんだが、じつは、「それ」こそが連中の姦計なんだよな。本来であれば、可視化1本だけでも重要ホウアンであり、バラでじっくり精査して、成案を得なければならないものだ。こんな可視化であれば、要らない。この刑事司法改悪し倒しホウアンは、全部、まとめて廃案にしなければならない。