三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、『フォーラム21』の最新号(15年12月号、毎月10日発行)の特集「混迷・混乱する創立85周年の創価学会」の「①会則・人事・勤行の変更」で、ワシも「『11・18』を機に動いた信濃町人事と会則変更のウラを読む」のタイトルで書いておるので、興味のある人は、ぜひ、読まれたい。理事ちょーの正木正明が、閑職の「参議会副議ちょー」に飛ばされる一方で、事務総ちょーの谷川佳樹が、他の最高カンブ7人とともに、事実上の「会ちょー代行」である「主任副会ちょー」のポストに就くなど、ナンダカンダと動きがあったよな。だから、大御本尊モンダイをどうするんだろうなあ。信濃町に安置あそばされておる、例の「創価ガッカイ常住御本尊」だが、いつ、御山(=日蓮正宗総本山大石寺)にある板曼荼羅に代えて、「正式な大御本尊」にするんだろうなあ。でも、ガッカイ員は、そんなんで、ホンマに納得するんかよ。
それと、特集の「②大阪・沖縄から見えるもの」で、ワシと同じイケダモンおたくの野田峯雄サンが「沖縄を『平和・幸福の島へ』と叫んだ池田一派がやっていること」を書いておるんだが、今のオキナワの普天間いじくり回しに絡む「辺野古の新米グン基地建設」なあ。まさに、モロ、連中のアキレス腱であって、「ココ」を徹底的に突き倒して、膿を抉り出さんとだわなあ。ホンマ、「アナタ方は、本気で反戦平和を実現しようとしてるんですか?」って言いたくなるわなあ(笑)
#それで、川上道大のオッサンの発行する香川のミニコミ紙『四国タイムズ』の、ま、「大誤報ジケン」と言ってエエんだろうなあ。刑法の名誉キソン罪に問われておる川上道大のオッサンと、記事を書いたフリーライターの斎藤真に対するコーハンは、既に高松チサイで始まっておるんだが、コクソ人は、地元で香川県チジの浜田恵造のおやぢと超ズブズブの腰巾着弁護士の「渡辺光夫のおやぢ」だよな。おさらいすると、その当該記事ってのは、この渡辺のおやぢが、まず、官房ちょー官の菅と会い、そのルートにより、「渡辺&浜田」の讃岐コンビが、弘道会の風俗王である佐藤義徳を通じ、菱本家の6代目トップである司忍と会うて、「川上ゴロシを依頼した」ってんだよな。
ところが、コーハンでは、川上道大のオッサンも、斎藤真も「記事はウソだった」って認めておるってんだよな。であれば、余計、「どういう経緯で、こんな不始末が起こったのか」をハッキリさせんとだわな。川上のオッサンは、自らの紙面で、その検証をせんとだが、頬かむりをして無視しておるというのは、読者に対する裏切り以外の何物でもない。ナンボ、「浜田恵造&渡辺光夫」のおやぢコンビが、香川ケンを蹂躙して、デタラメをヤリマクっておった悪党であり、また、官房ちょー官の菅義偉も、菱本家6代目の司忍も、それをさらに凌ぐ巨悪であっても、でも、「それはそれ、コレはコレ」だよな。「存在もせん事実」をデッチ上げて、公に報じたことの後始末は、きちんとつけんと、だ。このままぢゃあ、メンツ丸潰れっていうか、相手の顔に泥を塗り倒したってことになるからな。
だって、刑事コクソの後、ガサ入れが入り、キソされた途端、それまでの主張を、ピャーッと180度引っクリ返してだな、「いやあ、アレは誤報でした。取材したライターが勝手に書いたことです」で通用するんかよ。本当に、この記事が架空だったとしたら(おそらく、そうなんだろう)、ぬあんで、斎藤真はこんな記事を、ヌケヌケと書いたのか。また、川上道大のオッサンともあろう者が、そんなのも見抜けずに、当該記事を掲載したのか、だ。ゼッタイに納得のある説明せんことには、収まりがつかんし、マトモな読者は皆、そう思っておる。
#そういえば、元共同通信外信ブの辺見庸が本人のブログで、南京大虐殺を扱った「週金」での連載を単行本化した『1★9★3★7』(金曜日)について、ニッポン共産党の機関紙・赤旗のキシャが取り上げようと、取材のアポまで入っておったのに、ドタキャンしたことに、ネチネチと噛みついておるんだよな。志位はもとより、週金の社チョウの北村肇も名指しで、なかなかスンゴイんだが、確かに、あの赤旗が取り上げんってのも、ヘンではあるよな。しかし、今回のドタキャン劇に、そんなに深い意味はあるんかいなあ。
折しも、菱本家分裂ジケン(=6代目菱総本家vs神戸菱本家)を扱った、西岡研介クンらが参画した『山口組 分裂抗争の内幕』(宝島社)の書籍広告を、朝日シンブンが拒否したってことで、んで、その理由が「双方、抗争中だから」と、また、こっちも意味不明の極みだわな。もっとも、ワシの本は、いっつもシンブン広告掲載NGなんで(特に、創価ガッカイ本)、ま、そんなに目くじらを立てるハナシかよ(笑)
あと、山岡俊介が、この「12・9」upの有料ブログで、「空き巣3億円被害の元組長とは」の記事を載せておるんだが、ネットで「空き巣3億円 元組長」で検索すると、菱本家の5代目(=渡辺芳則)時代にカシラ補佐を務め、6代目(=司忍)になってからは舎弟に直った「英五郎」だと、バッチシ、実名が出ておるんだよな。この程度のネタで、読者からカネをふんだぐっておるとは、エエ商売だよなあ。ただ、今回の被害金額は、総額で10億円に達するっていうハナシも出ておってだな、現金だけでのうて、宝石類とかも含まれておるんかもしれんが、そもそも、コレだけの資産を家ん中に保管しておったってのが、スンゴイよなあ。
英は既にヤクザ稼業から足を洗って引退し、要は、今は「カタギ」ってことで、ケーサツに被害届を出したってことなんだろうが、自宅の窓ガラスを割られたりとか、どう見ても、「そのスジの人間」による犯行らしいんだな。ミソは、英の西宮の自宅に、「コレだけの金目のものがある」ってのを知ってて、入り込んでおる点だ。だから、ワシは一種の「抗争ジケン」とみてエエのではないかという気がする。引退したとはいえ、英五郎が軸足を、まだ、「6」の方に置いておるのであれば、「神戸サイドによる軍資金強奪」という見立てもデキるのではないだろうか。逆に、「神戸」の方に接近しておるのであれば、「6サイドによる、それ」だろうなあ。
#で、在阪のフリーのブンヤの尾塚野形のオッサンが、『紙のバクダン』最新号(16年1月号)で、「菱カンパニーの行方」ってことで、アレコレと書いておるんだが、ちなみに、登記簿によれば、菱本家の土地の地番は神戸市灘区篠原本町4丁目は「20番の1」で、広さ1715.22㎡かよ。んで、建物の地番は「16番地の1」かあ、木造瓦葺2階建ての母屋(1階290.52㎡、2階208.06㎡)と鉄筋コンクリート平屋建ての駐車場(44.85㎡)で、いずれも所有は「東洋信用実業㈱」だってんだな。んで、ココの役員は、今年の「10・4」付で、6代目菱総本家のカシラ補佐である光安克明が就いておって、取締役であるとともに、代表取締役でもあって、今んところ、役員は、この1人だけなんだな。
菱系カンパニーと言えば、「㈱山輝」が有名で、ココの取締役(代表取締役も兼務)は、今、6代目菱総本家の同じくカシラ補佐の森尾卯太男1人なんだが、本家の土地&建物を所有しておる、この東洋信用実業なあ。恥ずかしながら、今回、ワシは初めて知った。ネット情報では、「76年4月に、当時の菱本家の幹部であった山本健一、小田秀臣ら8人が資本金6000萬円で設立」とあるんだが、山輝の方もそうだろうが、会社の株だわなあ。菱本家の直参親分が持っておるってんだから、当然、神戸菱本家に行った直参衆も、まだ株は持っておるよな。だから、モンダイは、この2社の株(東洋信用実業・3万株、山輝・2992株)を、誰がどれだけ持っておるか、だわな。
だから、灘区篠原本町の「本丸」について、神戸菱本家が、今後、6代目菱総本家の側から奪い取るにかかるか、だわな。だって、徳川慶喜を追い落とした薩長だって、江戸城を奪い、そこに皇居を持ってきておるんだからな。ましてや、「神戸」という地名を前面に打ち出しておる以上、フツー、「城を攻め落とす」ってのは、当然、考えるだろうし、それこそが、ある意味、「天下を取った」ということの証でもあるわな。もっとも、法廷闘争云々なんていう、まどろっこしいやり方ってのは、カタギの手口であってだな、ヤクザなんだから、当然、力ずくで奪い取るかどうか、だろう(笑)
#で、今夕(=12・18)の各紙、午前中に法務ダイジンの岩城光英が赤レンガでカイケンし、2人の死刑をシッコーしたってことで、うち、1件は3人ゴロシで、1審・横浜チサイの裁判員サイバンで死刑ハンケツが出ておった津田寿美年(齢63)で、11年に刑が確定しておったのか。もちろん、ワシはこの死刑制度自体に反対だが、ただ、シッコーするにしても、順番から行って、もっと古いジケンもイッパイある。相変わらず、シッコーする死刑囚の「選出基準」が、全くオープンでないわな。
あと、死刑反対の論拠として、あの袴田ジケンのように「冤罪だった場合、取り返しがつかん」ってのがあるわな。それで考えた場合、ワシらブンヤ、すなわち、「報道=ジャーナリズム」がヤラなアカンのは、そうした冤罪ジケンの検証っていうか、徹底取材だわなあ。例えば、既にシッコーが済んでおる飯塚ジケンとか、こういうのをきっちりと取材して、まだ「オモテに出ておらん事実」、すなわち、「真実」を世に暴き出すことだ。
このテの冤罪ジケンには、「ソーサ当局による隠蔽」が必ず存在しておるからな。「それ」こそが、まさに、ケンリョク犯罪であることの証左だ。とどのつまり、死刑を廃止させるには、虚妄浮薄ではありながらも、声だけは馬鹿デカイ、あの「厳罰サイコー」のロジックを粉砕し倒すべく、地べたを這いずり回るような、愚直極まりない日々の取材あるのみ、だ。
#ほいで、今しがた気づいたんだが、この「11・15」の日刊ゲンダイの「週末オススメ本ミシュラン」で、ワシの『「自民党”公明派”」15年目の大罪━━集団的自衛権行使への「抵抗勢力サギ」』(第三書館、175頁、926円+税)が取り上げられておったんだな。「『仏罰を』とまで批判された公明党の欺瞞を鋭く指摘」とあり、評者は佐高信。刊行は去年(14年)の8月なんで、今頃、取り上げられるとは、正直、「へえー」なんだが、そういえば、佐高信もこの8月に『お笑い公明党 トンデモ創価学会』(七つ森書館)を出しておったな。ま、コレに関して限ったハナシではないのだが、「続ける」というのは、大事だと思う。
そういえば、『フライデー』の最新号(12・18発売)に、元東洋経済新報記者で、今はフリーの「高橋篤史」というブンヤが、信濃町レポートを書いておったが、経歴を見ると、「68年生まれ」ということは、今、齢47なんだよな。ちなみに、今、齢50のワシが三部作『システムとしての創価学会=公明党』『シンジケートとしての創価学会=公明党』『カルトとしての創価学会=池田大作』(いずれも第三書館)を上梓したのは、まだ、30代前半だった。だから、三十路のもっと若い世代こそ、ジャンジャンと、このモンダイに新規参入して欲しいわなあ。この高橋篤史は、あの竹岡誠治が関与しておった、例のヤフーBBからの個人データ流出ジケンを機に、信濃町に関心を持ったっていうことなんで、そのことも含めて、ぜひ、本にして出すべきだ。
それはそうと、佐野眞一は、イケダモン大先生と信濃町の80余年史を題材にした「化城の人」第2部の、ポストでの連載は、いつになったら、おっ始まるんだよ? 週アサの「ハシシタ連載」で、佐野はハシストから返り血を浴びておったんだが、そのハシスト本人が引退しちゃったからなあ。ったく、佐野眞一にヤル気がねえのか、ポストにヤル気がねえのか、それとも、両方ともヤル気ゼロの、いったい、どれなんだ、このアホンダラが! ったく、読者を愚弄しておる(怒)
#んー、今晩(=12・23)、毎日や時事の電子版に、「戦場ジャーナリスト」の看板を掲げておる安田純平だが、巴里に本部を置く「国境なき記者団」が前日付で明かしたところでは、やっぱ、「今年7月、シリア国内で武装勢力に拘束されておる」かあ。んで、その武装勢力は「カネを出せ。さもなくば、殺すか、他のテロ集団に引き渡す」かよ。安田は、ヌスラ戦線の支配地域で消息不明になったらしいんだが、今、安田の身柄を持っておるのは、そのヌスラ戦線ってことかよ。んで、この「他のテロ集団」ってのは、たぶん、「イスラム県」だろうなあ。
さて、コイツも困ったもんだよなあ。とにかく、値段をフッかけてきておるんだろうから、値切る交渉はゼッタイに必要だが、今、相場は、ナンボくらいなんかいなあ。クレクレ蛸らにカネを出し過ぎると、また、味を占めて、タカってくるからな。でも、安田は、自らの意思でシリア国内に入って行っておるんだから、「自己セキニンだろ」って言いたくなるよなあ。
そうそう、常岡浩介あたりは、交渉のパイプを持っておらんのかよ。アベも、年明けの「1・24」投開票の、オキナワは宜野湾市長センキョがあるんで、月額1億円強の官房キミツ費(ちなみに、ぼーエイ費と違うて、年度途中での増額補正はナシ)は、こっちにピャーッとブチ込まんとだから、さしあたり、外務ショウのキミツ費から工面するしかねえんだな。あと、内ちょーの「それ」も月額2億円強あったなあ。トルコは11月の総センキョでエルドアン与党のAKPが過半数を回復して、安定セー権に戻ったんで、「トルコ経由」でハナシをつければ、100%の確率で解決する。ま、「地獄の沙汰もカネ次第」なんで、だから、モンダイは金額だ。
あれっ、常岡浩介はツイッターで、「この国境なき記者団の見解は、デマ」と喋っておるんだが、いったい、どういうことなんだよ? っていうか、そもそも、安田純平が生きておるんだったら、ぬあんで、音沙汰ナシなんだよ。しかし、常岡は繰り返し、「身代金の要求はない」ってワーワーと叫んでおるんだが、そんなもん、あり得んって。こんなの解決方法は、「カネしかない」に決まっとるぢゃないか(笑)
#で、この「12・24」にテレ朝が発表した「来年3月末限りでの古舘伊知郎の報ステ降板」だが、その前に、まる19年間かよ、久米宏のNステの後釜を受けて、この古舘の報ステが始まったのが、04年4月だったんだよな。あのとき、ちょうどその直前に、ウワシンが休刊(事実上の廃刊)しておって、だから、それから、もうすぐ12年かあ。早いよな。続いて、すぎやまこういちやケント・ギルバートといった極右の連中がこしらえた妙な団体が、産経とヨミに出した意見広告で「アホ関連ホウアン反対をTVで喋るのは、公正中立を謳う放送ホウに違反しておる」とヤリ玉に挙げられておった、TBSのニュース23の岸井成格の「来春限りの降板」が、日刊スポーツに出ておったよな。もっとも、局側は「経緯を明かす必要はない」とウントモスントモで、まだ、その去就は正式には発表されておらんのだが、いずれにしても、今、世間をお騒がせをしとるよな。
そもそも、今回、TV局ん中では、アベとソリが合わん「テレ朝とTBS」という共通項はあるんだが、古舘ってのは、あの「掟破りの逆サソリぃ」の喋りに象徴されるように、もともとテレ朝のプロレス実況中継からブレイクして、組織で納まりがつかず、フリーになったんだが、元々は、所詮、「バラエティーのタレント」だわな。タマも飛んでこん娯楽番組と違うて、報道はワーワー言われるに決まっとるんだから、ま、疲れたっていうか、嫌気が差したってことなんだよな。別に古舘本人はアナウンサー業を引退ってんでのうて、また、バラエティーに戻るってんだから、本人が好きにすればエエと思うよな。
ところが、古舘と違うて、岸井の場合は、本人に降板の意思はねえんだよな。「そこ」は大きな違いだろう。古舘は「ギブアップ!」を宣言して、辞意表明しておったのを、局側が必死に慰留しておったんだが、最終的に諦めたってことだわな。んで、岸井は元々、毎日シンブンの政治ブで、同部チョウを経て、「主筆」ってのは、通常は、社ちょーの聴牌ポストだからな。だから、本来であれば、岸井は社ちょーになっておるハズだったんだが、東京社会ブ出身で大毎マフィアと結託した朝比奈豊(71年入社)が、先に社ちょーになって、ま、朝比奈による「自らの長期セー権維持のための、政治ブ潰しの一環」だろうなあ。岸井の主筆のポストを剥奪し、要は、ニュース23に追い払ったんだよな。
繰り返すが、岸井は本来であれば、今頃は毎日シンブンの社ちょーで、ナベツネなんかと一緒に、官房キミツ費にタカり倒して、アベと夜な夜なメシ食っておったハズなんだ。だって、そもそも岸井なんて、今の朝日シンブンの曽我豪みてえなもんだよな。そんなのがアソコまで「反セー権」に振り切れたってのは、その根底には「社ちょーレースに敗北し、朝比奈に竹橋を追い出された」っていう恨みが骨髄まであるってのが、ワシの読みだ(笑)
#で、元共同通信の外信部デスクで、その泊まり勤務体験をネタにした小説『自動起床装置』で芥川賞、また、会社の取材費で海外放浪した紀行文の連載『もの食う人びと』で講談社ノンフィクション賞を、それぞれ取っておった辺見庸だが、この「12・19」にヨコハマで講演会をしておったってんだな。ネット上で、「ようやくキャンセル待ちで入場できました!」という、熱烈ファンとおぼしき人が、自身のブログで紹介したところによれば、ちょうど前日に、死刑シッコーが公表されていたことを受け、辺見庸は「2人のオトコを税金で殺してしまった」「絶命まで15分ほどかかる」「シンブンは『絞首刑』とは書かない」としたうえで、「知り合いに死刑囚がいて、面会に行くことがあるが、彼らの方が澄んだ目をしている」って喋っておったってんだな。
それで、ワシが「へえーっ」と思ったのは、この熱烈ファンのブログで、「今、モノが言いにくい雰囲気が強まっている」ってことで、例えば、その1つが、この「死刑廃止」なんだってな。ワシは「あー、そうか、今の時代ってのは、声を大にして、『死刑廃止』が言えんのか」って思ったなあ。辺りを憚ることなく、「厳罰サイコー、死刑はジャンジャンとシッコーしろ」と大声で叫べても、「その逆」ってのは、堂々と言えない時代状況になっておるのかよ(**)
辺見庸は、04年に講演中、脳出血で倒れて入院し、その後、右半身が不随になり、さらには、ガンを患い手術しておるってんだな。だから、「右手が1tもの重さがある」と、左手一本で原稿を書いておるってんだな。そのガンの手術で入院中に、勝手にPCを病室に持ち込んでしたためたという『自分自身への審問』(毎日新聞社、角川文庫)があるんだが、アレは鬼気迫るものがあった。
脳出血の前後で、文章が明らかに変化してて、まず、目に見えるところでは、「ひらがな」が多くなった。「左手一本」なんで変換が大変ってのもあるだろうが、敢えて、「わざと」そうしておる部分もあると思う。それと、文章が非常に粘着性を帯びてきた。ネチネチと体にまとわりついてくるっていうんかいなあ。ただ、「リハビリ」ならぬ、「自主トレ」を余儀なくされている日々の生活において、「身体障害者2級」という、病を抱えながらの、病と向き合いながらの執筆なんで、ある意味、当然、そういうふうにはなるだろう。以前なら、自分から取材にも出かけておったんだろうが、後遺症でそうした行動が非常に困難になったぶん、吐き出すコトバが、より深いところから抉り出していく「それ」になっていっておるとは思う。
取材に来た若い記者に、「いちばん怖いのは、コトバに見放されること。それが恐怖だ」「コトバに見放されるとは、コトバに打ち捨てられることだ」と、辺見庸が喋ったところ、全く理解してもらえんかったことを嘆いておったが、「なるほど」と思ったな。ワシは「ジャーナリズムは文学である」と思っとるのだが、そうした視点に立てば、これほどわかりやすい物言いもない。ま、表現者たる者の「宿痾」みたいなもんだろう。
ぬあんて言うんかいなあ。例えば、ワシは「ヤクザ」や「極道」と言っても、「暴力団」とか「反社」とは言わん。あと、タイホされた瞬間、自動的に「容疑者」という肩書をつけて字にすることに、「えっ、何、それ?」と思う感覚なあ。そういう世界に通じとる。それで言えば、死刑囚だって、血の通ったひとりの人間だ。だから、赤旗を刊行するニッポン共産党ってのは、「文学に対する理解が足りん」っていうことで、南京大虐殺を題材にした『1★9★3★7』(金曜日)の取材ドタキャン劇については、要は、ただ、それだけのハナシってことだろう(笑)
#んで、安田純平がシリア国内で行方不明となっておるジケンで、「安田は同地域で武装勢力に拘束され、カネを要求されておる」と字にしておった国境なき記者団のHPの記事が、今日(=12・29)までに、突如、削除されたのかよ。常岡浩介がツイッターで「英吉利のコンサル会社経営のニルス・ビルトがガセネタを流した」とワーワー騒いでおったのを受けて、彼に近いニッポン人の戦場取材者が同記者団に抗議のメールを送っておったらしいよな。
同記者団は、削除の理由として「ウラ取りが十分でなかった」ということだが、しかし、「安田が今、シリア国内で身柄拘束され、カネを要求されておる」なんて、「本当のこと」だろ。ま、奇っ怪極まりないっていうんか、常岡浩介って、ひょっとして、ヌスラ戦線のニッポン駐在広報官かよ? 常岡ら戦場取材者が、アサド軍の極悪非道なまでの大虐殺を告発するってのは、よくわかるし、それは、とてもエエと思うんだんが、それとニコイチで、各国の反体制派に対する、ヨイショし倒しの、異常なまでののめりこみ方だよなあ。でも、そうせんとネタが取れんとしたら、キシャ倶楽部のサツ回り連中と、何ら変わらんよなあ。
「ケンリョク悪の腐敗、蛮行」をブッ叩くってのは、ワシらブンヤの仕事っていうか、すべてといってもいい。ただ、そのアプローチの仕方が、所謂、「運動屋ジャーナリズムのそれ」っていうんかいなあ。取材対象にベッタリと入り込むっていうんかよ。「TVのニュースキャスターが『アホ関連ホウアンには反対』と喋るのは放送ホウに違反する」っていう、そんな皮相な次元でのうて、真の意味での「公正中立さ」は大事だ。やっぱ、「常岡情報」ってのは、微妙にバイアスがかかっておるんで、「それ」を外して見る「目ヂカラ」は必要だ(笑)
#私事で恐縮だが、このほど、「完全房室ブロックによる徐脈」との診断を受け、心臓にペースメーカーを埋め込んだ。秋口ぐらいから、立ちくらみが頻繁に起こるようになって、10月中旬に1度、失神して卒倒し、んで、11月上旬の晩、近所のスーパーに買い出しに出かけた際、再び失神、転倒し、そのまま救急車で病院に搬送され、即、心臓にカテーテルを突っ込まれた後、ペースメーカー埋め込みの手術となった次第だ。「完全房室ブロック」とは、心臓内での電気信号が全く伝わらないため、通常の半分の1分間に30回ほどしか脈が起こらず、それゆえ、脳貧血の症状を起こしておったんだな。突然、テロ攻撃を受けたようなもんで、呆然とするだけだったんだが、しかし、生身の人間は、何が起こるか本当にわからんで。
ま、放置しておったら、いつ、心臓が止まって、突然死してもおかしくなかったってことで、それで言うと、ちょうど、齢50にして、1度、葬式を出したようなもんで、これから先は、文字通り、ペースメーカーという機械によって生かされる「余生」っていうか、「お釣りの人生」みたいなもんだよな。ここんところ、親の介護を抱え、たぶん、それがなかったら、こうまではならんかったのではないかという気もするんだが、しかし、こればっかりは、運っていうか、宿命なんだろうなあ。それで言うと、介護は、社会全体で取り組む課題だと痛感する。アレは地獄に近い。ぼーエイ予算に回す余裕があるんなら、まずは、こうした社会保障だ。
それはともかく、ワシの症例ってのは、還暦を過ぎた年齢であれば、自然老化ゆえ、それなりに見られるってことで、おそらく、「身を削って書き続けたがゆえに」って部分も、あるだろう。しかし、己の半生を振り返って、仮にこのことによって、自らの命を縮めておるのであったとしても、悔いなどは一切ない。書いて、書いて、書きマクって、その結果、ペンを握ったまま命果てるんであれば、それこそがワシの本望だってんだ、このアホンダラが!
