三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、今朝(=7・24)の朝日に、中部電の子ガイシャの「シーテック」(名古屋市)が、岐阜県大垣市で風力発電を計画しておるところ、そのハンタイ派住民の経歴etcを、岐阜ケンケイが、こっそりと同社に伝えておったっていうハナシを、「字」にしておったな。
そもそも、発端は、中部電の岐阜支店から、「大垣署が、事業概要の情報を必要としておる」って連絡があって、それでシーテックの地域担当グループの長が、大垣署を訪れ、そこの警備課チョーと会うて、ハナシをしたってんだな。だから、「親ガイシャからの指示で、動いた」んだな。その動かぬ証拠として、去年の8月から、今年6月までの4回分の議事録が出てきたってんだな。
そこで、その警備課チョーは、大垣市在住のダム反対活動家の近藤ゆり子サン(齢65)や、妻が共産市議の弁護士らが所属する同市内の法律事務所「ぎふコラボ」との連携を伝えたうえで、この近藤サンの年齢や最終学歴etcを、シーテック側に伝えておったってんだな。あー、ケーサツ側が漏らした情報は6人分で、その中には「病歴」もあるのかよ。いやあ、ケツの穴ん中まで、よう調べておるなあ(笑)
#「上」の続きだが、こうした風力発電ってのも、確かにエコではあるんだが、振動音etcの低周波による健康被害が出ておって、立地条件というのは、慎重に進めるべきではあるだろう。
ただ、ワシ、思うんだが、風力発電ですら、公安ケーサツがシャシャリ出てきて、「いいか、ハンタイ運動にいろいろと注意しろよ」って、要は、助言&指導しとるんだよなあ。だったら、「原発」なんて、こんなもんぢゃねえよなあ。もちろん、そのテのハンタイ運動する人物の「非コクミン名簿」は、既にこしらえてはおるだろうが、そんなんで、とどまっておるんかいなあ。
尾行とかはもちろんだが、それだけでのうて、盗聴とかもビシバシとヤリマクっておりそうだよなあ。ホンマ、公安ケーサツの活動なんてのは、ヤミだらけだもんなあ。そうそう、このテのハナシも全部、その「特定ヒミツ」にしちゃえば、イッパツだもんなあ(笑)
#ほいで、ガザ情勢が、緊迫の度を増しておるなあ。イスラエルの無差別爆撃による被害者が、スンゴイな。コイツは、各社特派員は、ガザに乗り込んで、記事を打電せんとだわな。ワシより入社年次が1年下の89年組で、あの大平誠と同期の本籍・大毎のエルサレム駐在の大治朋子は、何をヤッとるんだよ?
フリーのブンヤの田中龍作が、クレジットカードをこすりマクって、現地から記事をブログに投稿しとるんだから、読者からの購読料をメシの種にしとる「プロのブンヤ」は、今、現地に踏み込まんで、いつ行くってんだよ?
そうだよ、そうだよ、毎日の外信部長は、ワシより3年上で、今から20年前の大毎社会ブ時代に、同じ北摂グループのキャップだった海保真人のオッサンだから、指示を出さんとだ。取材記者が足りんようだったら、ワシと同期の88年入社の小倉孝保が局長をヤッとる欧州総局内から、人を差し出せば済むハナシだ。
だって、あの大毎社会ブ出身の大森実以来の、「国際ジケン記者が取材する!」ってのが、毎日シンブン外信部の伝統だからな。まさに、「泥と炎のインドシナ」ならぬ、「砂と炎のパレスチナ」ぢゃないか! 88年入社組では、ワシと「真のエース争い」を展開しておった小倉は、カイロ駐在の経験があって、土地勘があるんだから、この際、取材費を海保のオッサンに工面させて、ガザに乗り込んで行ってだな、1面&社会面で硬軟大展開したら、オモロイな。
#で、この「7・25」の朝日シンブン朝刊に、外務ショウが公開した外交ブンショを穿って、60年代に、オキナワの米軍基地に大量に貯蔵してあった毒ガスの撤去に絡んで、ニッポン政府が、その移送費の一部として、基地内の迂回用道路の建設費20萬ドルを、こっそり肩代わりしておったっていうハナシを、「字」にしておったな。
発端は、69年7月にウォール・ストリート・ジャーナルがスッパ抜いて、大騒ぎになっておったんだな。もちろん、「ベトナム戦争用」だろうが、知花弾薬庫で致死性の神経ガスが漏れ、米兵が病院に搬送されたってんだな。漏洩したのは、サリンを含むGBガスで、他にマスタードガスとか、このテの毒ガスが大量に保管されておったんだな。
それで、地元の住民から撤去を求める声が高まって、ハワイ南西のジョンストン島に持っていくっていうことになったんだが、その毒ガスの桟橋までの搬送に、反対運動が起こり、その対応だったってことだな。もっとも、このとき、ハワイまで持って行かんで、うるま市にある海兵隊の天願桟橋から、その毒ガスを積んだ船は、そのまま、すぐ近くのオキナワの海に、ピャーッと捨てておったのもあったんだってさ(呆、怒)
#「上」の続きで、その知花弾薬庫で、大量に保管されておった毒ガスのモンダイで、当時、反対運動に関わっておった人が、顔出しで、「基地内に、何があるのか今もわからない」ってんだが、まったくその通りなんだよな。
この文脈だと、「毒ガスも、今でも保管されているのではないか」と受け止められるが、陸自の大宮の化学ガッコーでも、まだ、サリンをはじめとする毒ガスを作っておるんだから、ワシ的には、むしろ、「今もない方が、おかしい」ってカンジだよな。
しかし、それよりも、本筋は「核」だ。間違いなく、辺野古弾薬庫には、今でもある。核に比べると、毒ガスってのは、キミツ解除の縛りがチョー甘いっていうか、40年ぐらいでチョロチョロと出てくるんだが、核に関しては、亜米利加の本国の公文書館でも、開示はキビシイってんだよな。
っていうか、マンハッタン計画そのものにおいても、まだ非公開のブンショが、イッパイあるんってんだよな。それで言うと、「核」ってのは、まさに「ヤミの最奥」そのものだわな。だから、こういう情報を隠蔽するために、例の「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」をこしらえたんだからな(笑)
#ほいで、ナベツネんところから、巨人軍の関連で恫喝ソショウを起こされておる、元ヨミのブンヤの清武英利が、『しんがり 山一證券 最後の12人』(講談社)で今年の講談社ノンフィクション賞を受賞したってんだが、コレについては、ちゃんと、ヨミも一応、記事にはしておったな。
ワシは、まだ、この本の中身まで読んでおらんのだが、でも、そうやって、恫喝ソショウの矢面に立たされておる硬骨漢を応援すべく、このテの賞を授けるというのは、エエことだと思う。ま、なかなか、ああいう内部告発ってのは、無傷で納まるってのはムズカシイっていうか、どうしても報復があるからなあ。ったく、ヤクザの御礼参りそのものだからな。
ただ、思うに、清武英利も、巨人というよりも、ヨミ本体とナベツネに関して、まだ、出しておらんハナシがあるような気がする。サイバンが継続中なんで、そのへんの動きも見据えておるのかもしれんが、ワシ的には、「そこらのハナシ」ってのは、もっと、知りてえよなあ(笑)
#んで、フリーのブンヤの田中龍作が、今晩(=7・26)の20:07に「ガザ発」ってことで、「殺される命と、生まれる命と」っていう題で、ガザ中部のデルバラ市で空爆があり、民家で被害を受けた妊娠9ヵ月の女性(齢23)が、病院に搬送されたものの、命を落としたんだが、医師は急遽、帝王切開して赤ん坊を取り出したところ、ぬあんと、一命を取り留めておったってんだなあ(**)
ま、コイツは抜きネタっていうか、もし、外電も記事にしておらんのであれば、特ダネだわな。でも、悪いが、各紙、エルサレムにも、カイロにも、駐在キシャがおるんだから、本来であれば、ニッポンの特派員が「字」にせなアカンわな。だって、こんなもん、アタマを使う取材ぢゃねえんだから、ゲンバに乗り込めば、ナンボでもネタは入ってくるわなあ。いやあ、クレジットカードをこすりマクって、ガザ入りしておるフリーの人間に「抜かれてる」ってのは、いったい、どういうことなんだよ?
だって、このネタだったら、大毎社会ブで、88年入社のワシより3年上だった海保真人のオッサンが、今、外信部チョウをヤッとるんだが、その連載企画「砂と炎のパレスチナ」の1発目で、イチメンのアタマで行けたハナシだからな。
#で、関西方面から情報が入ってきて、菱本家内でも、山健組関連なんだが、あくまでも「ウワサだが」と断ったうえで、現在の4代目山健組のカシラである山本国春(健国会会長)が、「カシラの職を降りる」というハナシが出ておるらしい。「大阪高裁で懲役20年を食らった判決を、隼町で引っ繰り返すのが無理だと判断したのでは」、とのことだ。
それで、その後釜としてウワサに上っておるのが、「伏見繁造」だってんだな。ただ、その情報スジによれば、この伏見というのは引退したハズだってことで、そんな引退した親分を組ナンバー2のカシラに据えること自体が、「?」ではあるよな。
本来であれば、最有力はカシラ補佐である中田広志(5代目健竜会会長)のハズなんだが、そういうハナシが出てこないということも含めて、「いったい、どうなっておるのか」ということらしい。ちなみに、その伏見繁造というのは、例の2億円の件(=桑田兼吉保釈コーサク)で、あの亀谷直人のタマ取りを2度も狙ったことがあったんだが、でも、当時の3代目山健組のカシラだった井上邦雄に止められた、とのことだ。
#「上」の続きだが、この伏見繁造は、伏見組組長で、4代目山健組体制では、本部長の職にあったということだから、執行部のラインでおったということだわな。でも、ネット上では、確かに「引退した」というハナシも流れておるよな。
菱本家では、カシラの高山清司が上告を取り下げ、ムショでの勤めに入って、それに伴う人事も、憶測では、いろいろと流れてはおるよな。例えば、ナンバー3である統括委員長の橋本弘文が「カシラ代行」に就くとか、なあ。
それはともかく、山健組で、「カシラ交代」ということが、今後、もし、起こるとするなら、その関西方面の情報スジの見立てだと、むしろ、その司6代目体制の発足に伴って、3代目山健組時代の組長代行だった橋本弘文を直参に引き上げたように、今、4代目山健組のカシラ補佐である中田広志(5代目健竜会会長)を、そのドサクサに紛れて本家の直参に引き上げるのではないか、っていう見立てを披露しておるんだよな。要は、露骨なまでの「山健切り崩し」やな。
ただ、その組織的サツジン罪に問われた山本(井上)国春のジケンは、1審の神戸地裁では、裁判員裁判で「無罪」が出ておったのに、2審の大阪高裁ではそれを引っ繰り返しておるんだよな。詳しい内容は今、手元にないのだが、でも、1審と2審で判断が分かれておるジケンで、上告を取り下げるというのも、「?」なところがある。あくまで「ウワサ」ということで、ワシにまず、こうやって、ココでピャーッと書かせようという意図が、ひょっとしたら、あるかもしれんので、ま、眉にツバをつけんまでも、少し冷静に見た方がエエかもしれんな(笑)
#で、今朝(=7・28)の朝日で、関電で長年、政界コーサクってのは、要は「URAGANE配り」だが、「それ」を担当しておった内藤千百里(齢91)っていう元副社長が、顔出しで、「歴代総理ダイジン7人に、盆暮れに
1000萬円ずつ献金してきた」って喋っておったな。
その「7人の総理ダイジン」ってのは、田中角栄に始まって、三木武夫、福田赳夫、大平正芳、鈴木善幸、中曽根康弘、竹下登かあ。年齢的には、その内藤自身が50代から齢60ぐらいまでの、「汚れ仕事としては、脂が乗り切った時期」のことなんだろうなあ。
記事を読むと、この内藤千百里は、47年に京大経済学ブ卒で、62年から社ちょーだった芦原義重のヒショを務めておったってことだが、こうした政治家へのURAGANE配りってのは、中部電もそうだが、「トップに直結しておる、ヒショ部」の管轄なんだな。おそらく、電力ガイシャの出世の最右翼は、こうやって肥溜に手を突っ込みマクっておる、「ヒショ部出身」ってことなんだろうなあ(笑)
#「上」の続きだが、そうやって、関電の元副社長が顔出しで、「現職の総理ダイジンに盆暮れに1000萬円ずつ配っておった」と喋っておった件だが、「あー、やっぱり!」ってことで、何のオドロキもねえよなあ。
コーサク資金は、「年間数億円」かあ。「原資は、電気料金だった」ってんだが、社内における予算費目は、何だったんだろなあ。交際費かよ? でも、どうせ、領収書なんか取っておらんのだから、おそらく、何らかのURAGANE化の経理操作があったと思うな。
オモロイのは、総理ダイジンだけでのうて、当時は、「55年体制」ってことで、モロ、自民トウの単独セー権下だったんだが、官房チョウ官や、あと、トウ3役の幹事チョーや政調会ちょー、ほいで、野党幹部にも「1回200萬━700萬円」を盆暮れに配っておったってんだよな。
ポジションによって、「ランク」があるってのが、コイツも「やっぱり!」ってカンジで、「700萬、500萬、300萬、200萬円」の4段階ぐらいありそうな気がするで。しかし、「野党カンブも受けておっておった」ってことは、「共産を除く社公民」ってところかあ。少なくとも、民社トウは、貰ってそうな気がする。でも、どうせ、イチバン少ない200萬円だろう(笑)
#さらに続きで、そのURAGANEの運び屋をヤラされた元関電副社長だが、「皇居近くの定宿に泊まると、現金を枕元に置いて寝た」ってんだが、実感がこもっておるよなあ。関西から出張ってことで出てくるんだな。定宿ってのは、帝国ホテルあたりかいなあ。
カネを届ける際、自宅やジム所に向かったってんだが、「ソーリの場合、人目のつかない早朝に自宅を訪れることが多かった」ってのは、「ほうー」だな。もっとも、田中角栄の場合は、総理ダイジンになっても、目白台で毎朝、陳情を捌いておったんで、面会して、そうやってカネを渡すのは、全然、面倒ではない。
もっとも今回、出てきた総理ダイジンは、「田中角栄~竹下登」までの全員なんだが、しかし、「クリーン三木」ともいわれ、ロッキードのジケンでは角栄を刺しに行った三木武夫も、断らんで、ちゃんと貰うておるってのは、「へえー」だよなあ。ま、ナカソネはしらばっくれておるようなんだが、「貰ておらん」なんて、太陽が西から昇るがごとく、100%ありえんワ(笑)
#で、今朝(=7・29)の朝日にも、元関電副社長の内藤千百里の喋りの続きが出ておったんだが、昨日の1発目の記事で、「田中角栄に渡した」っていうハナシは、ちゃんと「字」にしておったんだな。角栄の場合、目白台の自宅でのうて、砂防会館のジム所の方に行って、盆暮れに1000萬円ずつ渡しておったんだな。砂防会館の方は、「昭」こと、越山会の女王の「佐藤昭子」が金庫番で仕切っておったんで、それで、内藤がアポを取る電話を入れると、「行きますよー」「いらっしゃい」で済んだってんだな。
ぬあんて言うんかいなあ。角栄はカネの受け取りについては、じつに、あっけらかんとしておるっていうか、「おーい、頂いたよ」と声をかけると、佐藤昭子が「そうですかー」って受け取りにきておったってんだな。
ただ、今回のハナシで、「ほうー」って思ったのは、関電のトップだった「芦原義重」が、わざわざ、総理ダイジン本人に「直」で、カネを手渡しておったってことだな。それで言うと、この内藤の仕事は、まさに「カバン持ち」だったってことだわなあ。
通常は、トップになると、こういうURAGANE配りといった汚れ仕事からは、手を引くもんなんだが、内藤の証言に出てくるように、ま、「盆暮れのあいさつ」ってことで、渡す方は、そんなにヤマシイ意識はなかったんだろうなあ。あー、2回目の記事で、「芦原も『自分でヤル!』というプライドがあった」とあるなあ。いやあ、トップとして、なかなかエエ見識をしておるで(笑)
#「上」の続きだが、関電会チョウだった芦原義重が、盆暮れに、歴代総理ダイジンに1000萬円の小遣いを渡したときの相手のリアクションだが、人それぞれに「いろいろ」っていうカンジで、オモロイな。
意外だったのは、あの「クリーン三木」で、同席した内藤千百里のひざを触ってきて、「足りない」って言ってきたってんだな。「クレクレ蛸ら!」状態だったんだなあ。当時、三木は、独占禁止法改正に向けて、野党と手を組んだりして、さんざん、バルカン政治家と揶揄されたもんなんだが、ま、弱小ハバツゆえ、カネに困っておったんかもしれんな。
福田は自宅、大平も自宅で渡し、大平は「いやあ、お疲れさん」と声をかけておったのかあ。人柄がにじみ出ておるよなあ。ナカソネはジム所で「ありがとうございます」って、さっさと受け取ったってことか。ジム的な感じがするな。竹下はジム所で、ベテラン秘書が仕切っておったってんだが、アソコは、ジサツした青木伊平が金庫番だったからな。だから、この「ベテラン秘書」ってのは、青木のことだろう。
#さらに続けるが、関電トップだった芦原義重が、こうやって、盆暮れに歴代総理ダイジンへ渡しておった1000萬円だが、その元副社長の内藤千百里は、「私は現金の入った紙包を経理から受け取った」と喋っておるんだな。しかし、本店の経理ブは、いったい、「何の予算費目」から、このカネを出しておったんだろうなあ。「そこ」が知りてえなあ。
内藤は、あくまで芦原のカバン持ちってことで、「URAGANEを配り歩く、お手伝い」をやっておったっていうことで、「URAGANEの捻出そのもの」にはタッチしておらんかっただろうから、おそらく、「そこ」まではわからんかもしれんな。でも、全額、オモテの交際費で処理デキるもんかいなあ。ワシは、取引先のゼネコンとかを抱き込んで、多めに支払った分をキックバックさせるとか、ヤッとると思うで。
しかし、こんな年間数億円もの使途不明金を、毎年抱え込んでおりながら、ナニワの酷税当局も至ってノンキっていうか、また、例によって、「見て見ぬフリ」だったんだろうなあ。どうせ、酷税OBも、天下りで面倒見てそうな気がするで(笑)
とはいえ、ようココまで喋ったっていうんか、やっぱ、あの「3・11」の衝撃は、関電マンとしての半生を捧げた己の心を、ピャーッと突き動かすものがあったんだろうなあ。「自分がやってきたことは、いったい何だったのか?」だわなあ。ブンヤとして、四半世紀の歳月を超えたワシの実感だが、人間というのは、本質的に「真実をうたわずにはいられない生き物」だ。今回も、本来であれば、「墓場まで持っていくハナシ」なんだが、ま、よう喋ったわなあ。
#で、今朝(=7・30)の朝日に、元関電副社長、内藤千百里の顔出し証言連載の3回目が出ておったが、「(芦原義重のカバン持ちである私の)重要な任務は、政治家ヒショから領収書を貰うことだった」と喋っておったな。あと、「どの政治家からも必ず領収書を頂いた。後で会社に送ってもらった」「会社から着服を疑われないために、向こうの都合で領収書は3-5枚(の政治団体名)に分けて届くことが多かった」ともな。
ただ、思うんだが、コイツはあくまでワシの動物的なカンとしか言いようがないんだが、この「領収書を貰うた」っていうのは、ウソだと思う。その現職総理ダイジンから貰うた、盆暮れ1000萬円ずつの小遣いの領収書ってのは、「私の秘書数人が、経理と処理した。社内で保管して税務署には見せなかった」ってんだが、どうもウソくさいな。
言っておくが、今回の内藤の顔出し証言について、ハナシの根幹部分については、「真実をうたっておる」ことは間違いない。ただ、枝葉のブブンで、かつて奉公した会社ソシキを守るため、敢えて「小さなウソ」を混ぜておる可能性はあると思う。それで言うと、この「領収書を貰うた」っていうブブンは、臭い。
#「上」の続きだが、その「領収書を貰うた」っていうブブンについて、ウラを取るにも、当事者のほとんどは、ナカソネを除いて、ほぼ全員、墓場に入っておるんだし、そのナカソネも「カネの授受自体」をシラばっくれておるんだから、ま、連中的には「領収書云々」なんて、どうでもエエことなんだよな。
ただ、関電の会社ソシキ的には、ココで領収書の有無はチョー大事なんだな。というのは、今回、内藤千百里の言うように、「総理ダイジンから、領収書を取っておった」というんであれば、芦原義重が盆暮れに渡しておった1000萬円というのは、「カイシャの正規の予算費目から出しておった、オモテのカネ」っていうことになるからな。「それ」は、おそらく、「交際費から」ということだろう。
ご存知の通り、交際費ってのは、酷税が税務チョーさの際に、最も厳しく穿り出すとこで、要は、「節税=合法的脱税」を行う際、いかに税額を圧縮するかは、この交際費をナンボ、必要経費として計上するかにかかっておるからな。だから、酷税は、企業の交際費を徹底的に洗うんや。
#さらに続けるが、でも、ワシが思うに、もし、あの盆暮れの1000萬円が、本当に「関電の交際費」から拠出しておったのであれば、そんなコソコソと、現職の総理ダイジンの自宅やジム所なんかにしのび込まんでもだな、堂々とオモテ玄関から、ソーリ官邸に乗り込ん行って、ピャーッと渡してくりゃ、エエんだからな。
ましてや、芦原義重なんて、「関電の天皇陛下」なんだから、そんなやんごとなき御方が、ブンヤのサツ官宅への夜討ち朝駆けみてえなことを、わざわざヤル必要が、ぬあんで、あるんだ? だから、今回、元副社長の内藤千百里が喋った、総理ダイジンをはじめとする政界コーサクに、関電が使うた「年間数億円」ってのは、ワシはURAGANEだと思う。
ホンマ、そんなURAGANEの捻出方法なんて、チョー簡単だ。例えば、原発関連で、鹿島に50億円の工事代金を払うところ、チョット上乗せして、55億円払ってだな、後で水増し分の5億円をキックバックさせりゃ、オシマイだからな。間違いなく、今でもヤッておるし、他の電力ガイシャもヤッておるで。これから盆を迎えるんで、連中は、アベや石破のおやぢんところに、小遣いを持って行くで。特に九電は、川内原発の再稼動があるんだから、平身低頭でURAGANEを渡さんとだわなあ(笑)
#んで、その「領収書を貰うた」っていうハナシ、もう少し続けるが、その証言通り、ちゃんと貰うておったとしても、「カネの出所」自体は、URAGANEからではないか、という気がする。おそらく、この政界コーサクについては、「別会計」にして、ウラ帳簿をこしらえておる。だから、カネの出と入りは、ちゃんと記しておって、「ま、取れる限り、領収書は取っておくか」だったという可能性はある。しかし、関電の交際費から、政界コーサク費を出しておったとは、非常に考えにくい。通常は、北新地の料亭やラウンジに呼んで、飲ませ食わせのレベルだよな。金額的にも、1回数萬円とか、せいぜい、10数萬円とかだよなあ。
それで言うと、現職の総理ダイジンへ盆暮れに1000萬円渡しておった件で、田中角栄みたいに、砂防会館のジム所を訪れて、渡しておれば、領収書も比較的取りやすいだろう。だって、金庫番の佐藤昭子に「チョット、頼んます。2、3枚に分けて、ヨロシク!」と電話を入れておけば、「いいわよ」でオシマイだもんなあ。
でも、福田、大平のように、自宅まで乗り込んで渡しておる場合は、モロ、「本人に、直で渡しておる」ってことだよな。もちろん、後から政治団体名の領収書は、取れるとは思うが、しかし、そもそも領収書を書いてもらう趣旨のカネではない。
#ほいで、西岡研介クンや、『宝島』9月号に目を通したんだが、「平安神宮マネー」のハナシは、1発ヤッて、アレでハイ終わりなんかよ(**)。ぬあんか、アッサリし過ぎておるよなあ。2回目の今回は、もう、漢検のネタになっておるんだが、要は、京都を舞台にした、お公家や坊主連中をダシにかき集めたカネを、ヤクザ以下、有象無象の肉欲棒タロウどもが、ケツの穴の毛まで毟り取るっていう、「事実は、小説より奇なり!」っていう物語を書こうってんかいなあ。
ま、「ザ・京都」がテーマであるんなら、当然、あの崇神協議会のドンだった藤井鉄雄も関わっておった、四条河原町の高島屋に隣接した土地を含む、一連の「同和絡みの地上げ」アンケンだよなあ。武富士の関与はもとより、タマを取られたのもおって、グジャグジャしマクっておるんだが、コイツは楽天の三木谷の名前も出てきて、なかなかオモロイからな。西岡クン、本丸から逃げたら、アカンで!