三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、「下」からの続きなんだが、亜細亜キシャ倶楽部の事務局ちょーの「森広泰平」とかいうのが、公ちょーのナイブ協力者、すなわち、「スパイ=コーサク員」をヤッておったっていうハナシだが、そもそも、公安チョーさ庁の活動ってのは、あくまで破防ホウに則ってだな、地下鉄サリンはもとより、それ以外にも、オーストラリアではウラン鉱の出る農場ごと買い取ってだな、ウラン濃縮もヤラかそうとしておった、あのオウム真理教の連中のようにだな、暴力シュギ的なハカイ活動に邁進しておる団体の監視が、その任務だよな。
だって、亜細亜キシャ倶楽部ってのは、そのHPを見ればわかるが、「報道=ジャーナリズム」の立場から、さまざまな講演とかを企画しとる団体だからなあ。3回も呼ばれて講演した三井環のオッサンはもとより、拉致ヒガイシャの家族や、元フクシマ県知事の佐藤栄佐久とか、錚々たるメンツを呼んで、いろんなイベントを打っておるよなあ。
しかし、公ちょーの連中が、「報道=ジャーナリズム」に対して、ビシバシと監視しマクっておったっていうのは、「さもありなん」って言えば、その通りなんだが、でも、このテのちょー報活動なんてのは、ウラでコッソリとヤリマクってだな、「隠されてる」から意味があるんだからな。こんなふうに、シッポを出して、オモテに出されるようぢゃ、アカンわなあ(笑)
#さらに続きだが、このテのちょー報活動においては、100%の確率で、コーサク費が、例の「ちょーかつ」こと、「調査活動費」から出ておるからな。この亜細亜キシャ倶楽部の事務局ちょーの森広泰平ってのは、ナンボくらい、公ちょーから小遣いを貰うておったんだろなあ。
もちろん、金額にもよるが、例えば、「月3萬円」とかいう端ガネなんかでのうて、かなりまとまった額を渡しておったとすれば、相当、機微なネタが筒抜けになっておるよなあ。でも、ぬあんて言うんか、公ちょーも大したもんだっていうか、こういうタマをS(=協力者)として抱え込んだら、芋づる式にいろんな情報が入ってくるからなあ。
何度でも繰り返すが、公ちょーってのはだな、あくまでも、オモテ向きは破防ホウに則って、あのオウムみてえに、暴力シュギ的ハカイ活動に邁進する団体の監視が、任務になっておるんだからな。だから、コイツは「ちょーかつの目的外使用」でピャーッと斬り込んだら、イッパツなんだよな。それもあるんで、例の「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」を使い倒してだな、ビシバシと取り締まらなアカンわけや(笑)
#ほいで、ワシ、オキナワに取材に行ってきたで。2泊3日っていう駆け足ではあったんだが、ホンマ、今回は超ディープだった。その内容はおいおいupしていくとするが、もちろん、普天間いじくり回しのモンダイで、今、その渦中にある、辺野古にも行ってきましたよ。
その「足」に、今回は敢えて、路線バスを使うたんだが、意外なことに、時間はかかるんだが、那覇のバスターミナルから、辺野古を経由して、名護まで行く直通のバスがあってだな、それに乗った。
オキナワってのは、クルマ社会であるのはもちろんなんだが、じつはバス王国で、バス路線が網の目のように張り巡らせてあるんだな。もちろん、自家用車と比べれば、不便であるのは仕方ないにしても、例えば、那覇から辺野古に直通しとる、沖縄バスの「77番」ってのは、昼間でも1時間に2本あるんだ。
もっとも時間的に早いのは、各社共同運行の「111番」っていう、那覇発名護バスターミナル行きの高速バスで、途中、宜野座インターで降りると、すぐのところに「中央公民館前」っていうバス停があるんで、そこから、その77番(もしくは、22番)に乗り継げば、辺野古は、すぐだ。
ワシは行きは、その高速バスを使い、帰りは、辺野古から、那覇行きの77番に乗ったんだが、途中、金武町、石川市、沖縄(旧コザ)市、それから、普天間を経由すると、その国道329号、同330号、同58号沿いに、キャンプ瑞慶覧やキャンプ・キンザーとかが、鉄条網の向こうに、よう見えるで。
余談だが、オキナワの観光振興っていうことを考えた場合、「バスの全島周遊券」は検討してもエエと思う。現行では、GWとか、ごく限られた特定の期間のみ、「1日1000円で乗り放題」の特別きっぷを発行しとるようなんだが、「vsレンタカー」ということで言えば、「1日1500円で乗り放題!」っていう設定にして、宣伝すれば、売れると思う。仮に採算取れんというのであれば、オキナワ県が、バス会社に補助金を少し出してやれば、そんな大したカネではねえんだし。ワケのわかんねえ箱モノや、海岸埋め立ての土建事業に、莫大な血税を垂れ流すよりは、よっぽど、「費用対効果」がある。内地だと、最近の若者(特に20代)ってのは、クルマの免許を持っておらんってのが、案外、多いっていうハナシを聞いたんで、ワシはオキナワが好きなんで、観光客をジャンジャンと呼び込むために、こういうことも検討して欲しいわな。
#「上」の続きを喋ろうと思ったら、今朝(=5・10)のヨミに、その辺野古海岸の埋め立て工事について、当初の予定を前倒ししてだな、今年度予算には、その「移設工事費」について、ビタ1文も計上しとらんのに、予備費あたりから、約1000億円も引っ張り出してだな、この11月にも予定されておる、オキナワ県知事センキョ直前の「今秋の着手を目指している」と打っておるな。
うーむ、でも、各紙電子版の後追い記事を見ると、「工事着手も検討」っていうところもあって、ヨミの飛ばし臭いところもあるんだな。要は、アベはオキナワ県民を挑発しマクってだな、この「普天間いじくり回し」のモンダイの争点化を、さらにヒートアップさせたいってことなんかよ? まだ、日程は決まっておらんが、フクシマ県知事の任期満了が、この「11・11」、んで、オキナワ県知事が「12・9」なんで、今秋の「フクシマ→オキナワ」の時間差ダブル知事センキョは、ハッキリ言って、「政局アンケン」やわな。
で、本題である辺野古探訪記に戻すとだな、ワシが、行ったのは、ちょうどウチナーでは、「ゴーヤの日」である「5・8」で、朝起きて、泊まった県庁の近くにある民宿から、トコトコと那覇市役所の前を横切って(10年ぶりに来たんだが、市役所が妙に高いものに建て替わっておったあ!)、さらに、その先の那覇バスターミナルから、その各社共同運航の「111番」のオキナワ高速道経由名護BT行きに乗ると、1時間ほどで宜野座インターに着く。そこから、歩いてすぐの国道329号沿いにある「中央公民館前」で、沖縄バスの77番(もしくは、22番でもOK)に乗り、辺野古に向かった。
#(辺野古探訪記の続き)辺野古に向かうバスに乗ると、右手に海(=太平洋)が見える。この時期、オキナワは既に梅雨入りしていて、今日もあいにくの曇り空。那覇から来る高速バスの途中、パラッと雨が降ったところもあったが、北部の方に来て、雨もやみ、雲もやや薄くなってきた。それゆえ、遠くに見える海は、少し煙った感じがするが、でも、超キレイで、やっぱ、南国・オキナワに来たということを実感する。
バスは途中、左手に宜野座カントリークラブの脇を通り過ぎると、行政区画上では名護市に入り、久志、豊原という集落を抜けると、10分ほどで辺野古のバス停に着く。そこで降り、持ってきた地図のコピーを手に歩き始めたが、何よりもまず、目立つのが、その東西に走る国道329号の北側の高台にそびえている、ぬあんとも曰くありげな高層の建物だ。こんな辺鄙な集落には似つかわないのだが、その辺野古地区の高台から、その下に広がる集落を見下ろすように立っていて、最初、見たカンジ、「市営住宅?」とも思ったんだが、とにかく、建物の階数を数えてみたら、「少なくとも8階建て」だった。
で、この建物、後で地元の人に確認したら、この04年に開校した国立の沖縄工業高等専門学校だってことで、さらに、こっちに戻って来てからネットで調べると、「学生寮」と判明した。A棟の女子寮は8階建て、B棟の男子寮は9階建てとあるんだが、しかし、その校舎の必要性はわかるにしても、ゲンバに行って見れば、一目でわかるが、異様な大きさだ。まさに、「巨大オブジェ」。「あー、コイツが例の北部振興費1000億円をはじめとする、地元へのアメ玉なんだな。受注先はどこなんだろうなあ。どうせ、仲泊弘次んところの東開発グループなんかいなあ」と、ワシは思ったのだ(笑)
#(辺野古探訪記の続き)辺野古もそうだが、オキナワの北部地域というのは、地形的には「半島」ということなんだろう。山が海岸部まで迫ってきており、平地はごくわずかで、まさに、ネコの額というカンジだ。辺野古地区は、思ったより、アップダウンがあって、バス停のある辺野古交差点から、漁港があって、さらにその向こうにキャンプ・シュワブのある海岸に向かう途中は、少し下り坂になっている。
んで、バス停を降りて、すぐのところにある、その9億1700萬円の建設費(うち、国が約9割を補助)を投じて、「07・6・30」に知事の仲井真弘多も出席して、落成式のあいさつをしたという「辺野古交流プラザ」がある。建物自体は2階建てだが、正面玄関を入ると、天井が異様に高く、約460世帯・人口2100人の地区には、持て余すほどの大きさだ。経費節約のせいだろう、照明が点けてないため、薄暗く、ひっそりとしている。
ここは、もともと公民館があったところで、要は「老朽化した公民館の建て替え」だったということだ。1階には600人収容の大ホールや、歴史資料館、そして、2階には、1台300萬円近くもするマルチジムの並ぶ、スポーツレクリエーション室があるということだが、そもそも、素朴なギモンとして、「ココまで、建物をデカくする必要があるのか」だ。もっと身の丈というのか、コンパクトサイズの方が、諸々、使い勝手があると思う。
何て言うんだろうか。狭い道では、小回りの効く軽や小型のクルマの方が、便利だが、そうした辺野古のように、海岸線まですぐ山が迫っている、静かで小さな村に、いきなり、大型のアメリカのキャデラックをドーンと持ち込んで、派手に乗り回すというカンジなのだ。一目見て、「とにかく、施工業者にカネを、どれだけ多く落とすか」という発想しかなく、「住民目線」というのが、まるで存在しないのだ。
#で、今朝(=5・11)の毎日の「S ストーリー」で、辺野古ルポが出ておったんだが、同じゲンバでも、取材する人間によって、出てくる記事ってのは、こんなに違うもんなのかと思ったな。
地元の自治会組織に相当する「辺野古区」ってのは、既に2010年に 「条件付きで、基地移転賛成」を打ち出しておったんだな。軍用地料のハナシが出ておったんだが、うわっ、「それ」が年間2億数千萬円も、辺野古区には入ってくるのかよ(**) ま、コレだけのアブク銭が入ってくるんだから、なかなか、ハンタイの声は上げれんよなあ。
それで言うと、去年の3月に、早々と埋め立て工事に賛成の意を示した名護漁協にも、オモテはもとより、たぶん、ウラからも、カネはブチ込まれておると思う。あー、沖縄ぼーエイ局は、その名護漁協に、07年から環境アセス関連の調査船を依頼しておって、約100人の組合員全員に対し、1籍5萬円で月平均2回、計10萬円を払っておるんかよ。コイツは、オモテの小遣いだよなあ。
今、ココで、ワシが探訪記を書いておるが、辺野古の街ってのは、昼間、歩いておっても、ホンマ、閑散と、ひっそりと静まり返っておって、誰とも遭遇することはない。そうやって、フラフラと歩いておる地元の人に会うこともないし、何て言うんかいなあ。「それで、普天間基地の辺野古移転、賛成ですか、反対ですか?」なんて、とてもじゃないが、ストレートに聞ける雰囲気ではない。今回は、時間的余裕がなかったということもあるが、やるとしたら、一軒一軒、戸別訪問をかけて、「どうですか?」と聞くしかないんだが、さすがに、それは憚られたな。もっとも、内地からフラッと来た、どこのウマの骨かわからん人間に、そうホンネなんか簡単に喋るかよ。
もっとも、この毎日の記事では、大シンブンのキシャが、カイシャの名刺を切って取材して、「顔出しで喋ってもOK」っていう人の声しか出ておらんよな。ま、「辺野古のボスたちの意向」は、「普天間からの移転は、条件付き賛成」ってことなんだからさ、まさに「条件闘争」ってことで、「いいか、だから、出すもん、ちゃんと出せ。そうせんと、成田の二の舞だぞ!」ってのが、ようわかるわなあ(笑)
#で、今日(=5・11)upされておった、名護市在住の芥川賞作家の目取真俊のブログを見たら、前日、琉球新報が「陛下が、この6・26から1泊2日の日程で、オキナワに遊びに行く方向で、日程を調整中」との記事を打電しておったってんだが、そうか、陛下もオキナワに行くのかあ。
そうやって、「陛下訪沖」にかこつけて、公安ケーサツが、反基地闘争を弾圧しマクろうとするってんだが、ワシ的には、この際だから、陛下も、あの辺野古の街をフラッと歩いて、それと、海岸も見てきたらエエと違うんかいなあ。やっぱり、ゲンバを見るって、大事だからな。
後で、ココの辺野古探訪記で書こうと思っておったんだが、あの昼間でも、ひっそりと静まり返っておる辺野古商店街で、唯一、音楽をジャンジャン鳴らして、「活気」というものを感じられたのが、「ZERO TATTU」っていうタトゥー彫りの店だったなあ。内地からも来ておる、スタッフの若いおにいちゃんが、「タトゥーどうですか? 『HENOKO』の文字で彫りますよ」って、ワシにも気さくに声かけてきたで。
客層は専らキャンプ・シュワブにおる海兵隊員で、この3月にオープンしたばかりなんだそうだ。まだ10代の兵士おるってんだな。超ド派手の赤い看板で、よう目立つんで、行けばわかる。陛下も足を運んで、雑談してくればエエ思うけどなあ。
#で、今朝(=5・12)のヨミに、『暴露 スノーデンが私に託したファイル』っていう本が、あさっての「5・14」に、世界で一斉発売になるってことで、ワシもさっそく、近所の本屋で予約してきたあ! だから、初日にゲットできるで。
アマゾンで詳しく見たんだが、著者はグレン・グリーンウォルドで、去年6月、英紙ガーディアンで、このハナシをスッパ抜いたブンヤなんだな。その後、そこは去年の10月に辞めておって、今はフリーでやっとるんかよ。ニッポンでの翻訳本の版元は新潮社かあ。ソフトカバーで384頁ってんだから、かなりボリュームはある。
ま、熟読玩味の後、また、ココで喋るとするが、ポイントは、既に報道された以外で、どんな新事実が盛り込まれておるかってのと、あと、ニッポンに関するくだりだわな。スノーデン君は、ニッポンでも勤務したことがあるってんだから、たぶん、ミサワ基地内のNSA(=国家アホ局)のぢゃねえかと思うんだが、そこらも含めて、どういうことを喋っておるのか、だ。いやあ、楽しみだなあ(笑)
#それと、『フォーラム21』最新号(14年5月号、毎月10日発行)の特集「5・3━━立憲主義の危機&5年目に入る池田不在」で、ワシも「安倍自民党の『平和憲法破壊』に手を貸す『公明党=創価学会』の犯罪的行為」のタイトルで一文を書いているので、興味のある方は、ぜひ、読まれたい。
そのアベ自民トウが虎視眈々と狙っておる「解釈改憲による集団的自衛ケンの容認」について、大シンブンの論調は、「公明トウは、それに待ったをかけている」っていうような報道なんだが、おかしい。それは、フォーラム21の記事でも書いたんだが、その北側一雄が、この「4・19」付の共同加盟紙朝刊で喋っておったように、アンポ法制懇でいじくり回しておる、その「集団的自衛ケンの行使例」で、例えば「公海上で攻撃を受けておる米艦の護衛も、現行の個別的自衛ケンの範囲に含まれる」とのたまっておるんだよな。
しかし、「それ」はさ、現行の憲法解釈では「NG」なんだから、それで、アベは躍起になって、わざわざ、「集団的自衛ケン」の看板を持ち出しておるんだからな。信濃町の立ち位置ってのは、モロ、「憲法イハン」であってだな、こんなもん、全然、ブレーキでも何でもねえからな。連中のデタラメっていうか、まさにハンザイ行為を、徹底的に弾劾せんと、だ。
#(辺野古探訪記の続き)辺野古交流プラザを出て、海の方に向かって歩く。距離にすると、500mぐらいだろうか。すると、辺野古漁港に辿り着き、堤防を越えた先に、砂浜はある。その堤防を越え、砂浜に入ると、海が開けて見える。聞こえるのは、静かな波の音。そこには誰もいない。
しかし、砂浜は、途中で、鉄製フェンスによって非情にも遮られ、その先へと向かうことはできない。目の前に広がるのは米軍基地、海兵隊のキャンプ・シュワブだ。地図で見ると、辺野古崎の逆三角形のところに、そのキャンプ・シュワブがあり、さらにその先、大浦湾に面し、北隣の二見地区に向かって、辺野古弾薬庫が続いている。
フェンスの金網には、いろんなメッセージを記した旗がくくりつけてある。
「基地NO」「宝の海を守ろう」「埋め立てNO」「次世代に何を残しますか」「戦前ニモドル ギセイニナルノハダレデスカ」「武器で平和はつくれない」「基地いらない!!」「宝の海 みんなのもの」「NO BASE」「Never give up!」「非戦9条 残そうこの海」……。
郵便(〒)のマークの入った服を着ていたおじさんが、ひとり、釣りをしていたので、「地元の方ですか?」と声をかけてみたが、「違う」と。にべもなかった。そもそも、昼間、辺野古地区を歩いていて、人と遭遇するということが、ほとんど全くないのだが、何て言うのだろうか。気軽に声をかけて、話せるという雰囲気ではないのだ。そこに、「基地移転」という重しを押し付けられている現実が、垣間見える。
#で、今日(=5・12)発売の『ビックコミッツスピリッツ』で、雁屋哲原作「美味しんぼ」の、「鼻血ブー」のハナシで、ワシと88年毎日シンブン入社同期で、今や完全に「御用」に成り下がっておる佐々木俊尚とかが、「ケシカラン」と喚くのは、まだわかるんだ。しかし、西岡研介クンも一緒になって、「フクシマの風評被害を煽るのは、ケシカラン」と喚きちらかしておるのは、「?」なんだよな。
あの『美味しんぼ』の「フクシマの真実」編を、ずうーっと読んでいればわかるが、現地で農家を営んでいる人らが、必死になって、そうしたフクシマ第1原発から、ワサワサと出続けておる糞ションベンの汚濁と格闘しながら、基準をクリアする作物を生産するため、どれだけ頑張っておるかっていうハナシを、ちゃんと描いておるからな。ホンマ、あの「鼻血ブーのハナシ」ってのは、「フクシマの真実」のごく一断片に過ぎんのだよな。
ワシは「愛すればこそ」ということで、敢えてキビシイ物言いをさせてもらうが、西岡クンが東京を撤退し、神戸に隠遁したのは、確か一昨年かよ。嫁さんと、今年小学生になった愛娘を連れて、東ニッポンから、要は「エスケープ」しとるわけだよな。そんなゲンバから逃げマクっておる腰抜けに、悪いけど、モノを言える資格など、ない。ウワシン残党連中は、どいつもコイツも日和マクって、キンタマを抜かれておるわな。
いいか、タイマン張ろうか? 来年、晴れて五十路を迎えるが、つい、この間も、オキナワは辺野古のゲンバを踏んできて、全然、現役バリバリだから、間違っても、とても負けるとは思えん。ワシは肥溜に手を突っ込んで、ちゃんとネタを取ってきて、それを余すことなく、「字」にしておる。西岡クンも、他の人間に言われたら、腹も立つだろうが、ワシに面と向かって、反論できるかよ。悪いが、ワシは名指しで彼に言える資格がある。
#で、今日(=5・13)、グレン・グリーンウォルド著『暴露 スノーデンが私に託したファイル』(新潮社)が、当初の予定を1日繰り上げたんかいなあ、発売になったんで、さっそく、買うたで。
それで、ざーっと目を通してみたんだが、コイツは超オモロイ。ディティールが、こと細かに書き込まれておるんで、コイツは熟読玩味する必要があるワ。「書き方」として、著者であるグリーンウォルドを「私」と表記し、ノンフィクション風の読み物になっておるんで、スーッとスラスラ、読める。訳文がこなれてるんで、読みやすい。
しかし、本書に盛り込まれておるファクトの一つ一つが、ものスンゴイんで、玄人的な「ブツ読み作業」、すなわち、コレまで報道されてきておる内容とも突き合わせながら、その本質的な意味を読み取るには、それなりの時間と労力が要る。でも、それとは別に、何も知らない素人が面白半分で読んでも、「現代のミステリー小説」そのものなんで、オモロイと思う。まさに、「事実は小説よりも奇なり」や(笑)
#ほうー、今朝(=5・13)のヨミの社説で、その『美味しんぼ』の「鼻血ブー」の描写について、「そうした非科学的根拠なデマに基づく風評被害の煽りは、ケシカラン」と言っておるんだが、いじみくも、西岡研介クンと同じ意見なんだなあ。
折しも、今日発売の『フラッシュ』で、「じつは、鼻血ブーだけではない」ってことで、フクシマの飯舘村かよ、馬の突然死について報じておったが、もちろん、現時点では、きっちりとした科学的な因果関係は立証されきれていないにせよ、おかしな現象が、今、フクシマで起こっておるのは間違いないよな。チェルノブイリでも、子どもの甲状腺がんの症例が増えていくのは、「5年後以降」だったっていうからな。
思うんだが、そんなふうに「風評被害を煽る」って言ってしもうたらだな、「いやあ、今のフクシマは、パラダイスそのもので、3・11の前と、何も変わりがないんですよ!」って報じるしかないわなあ。でも、それってのは、ネガティブな情報を一切、シャットアウトすることだわな。いやあ、「それ」はおかしいで。