三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、今朝(=2・13)の各紙、例の遠隔操作ウイルス作成ジケンで、ま、コイツは「不当タイホ&勾留」と言ってもエエわな。片山祐輔クンの初コーハンが、前日に東京チサイで開かれたってことで、記事が出ておったんだが、ワシは既にココで喋っておる通り、コレまでの報道によって出てきている情報を勘案して、また、そこから派生的に出てきておるハナシから受ける心証からも、彼の無実は動かしがたい。
しかし、もうあのタイホから、まる1年が経過しておるんだよな。否認を続けておるっていうことで、まだ、保釈が効かず、勾留継続中なんだが、まさに「人質司法」そのもので、トンデモねえハナシだ。早く、シャバに出たい気持ちはよくわかるんだが、今が踏ん張りどころだ。いずれ、塀の外には必ず出れるんだから、もうしばらくの辛抱だ。
むしろ、ココは腹を括って、状況を逆手に取ってだな、「こんな稀有な体験は、そうめったにデキるものではない。天が与えてくれた試練なのだ」と捉え、食うもんちゃんと食って、夜はぐっすりと寝て、まずは、体調を整えることだ。連中とケンカするってことだから、それには「体力、気力」がすべてなんで、今が踏ん張りどころだから、ガンバレ、挫けるな!
#「上」の続きだが、改めて言うが、今回の、ま、冤罪ジケンだが、セキニンの半分以上は、ワシは、当局の発表をただ、垂れ流すだけだった大シンブン&TVの社会ブのサツ回り連中にある。普通に考えれば、こんな証拠薄弱で、ケーサツがタイホに踏み切るのはおかしいってのはわかるし、また、そうした暴走にストップもかけずに、キソに踏み切ったド腐れケンサツも、死罪に値する。まずは、連中の蛮行こそ、徹底的に弾劾しなければならない。
で、今回の初コーハンでは、異例ともいえる、片山祐輔クン本人の「冒頭陳述」が行われたってことで、それが21頁分にも及んでおるってんだな。大シンブンでは、ヨミだけが、その要旨の一部を載せておったんで、引用しておく。
「真犯人は、C#というプログラム言語で遠隔操作型ウイルスを作成したが、私にはこのC#でのプログラム開発の経験はなく、ウイルスを作成するのは不可能だ。私は年2~3回登山しており、雲取山にも約2ヵ月前から行こうと思っていた。山頂には人がおり、硬い地面に穴を掘って、USBメモリーを埋めるようなマネはできない。猫と触れ合うため、江の島に行ったが、首輪を付けた事実もない。勤務先や自宅のパソコンに事件と関係のありそうな検索履歴があるようだが、身に覚えのない検索もある。真犯人にパソコンを遠隔操作され、私が身代わりにされたのだ」
#さらに続きだが、フリーのブンヤの江川紹子が、今日(=2・13)の13:29にupしておる記事でいろいろと書いておるんだが、その片山祐輔クンの21頁に及ぶ冒頭陳述なあ。非常に冷静に、また、精緻にケンサツ側のソツイ内容に対して、反論っていうか、説明しておるってんだな。
とりわけ、遠隔操作ウイルスを作成したってことになっておる時期の、仕事場での状況とか、説明がリアルで、じつに具体性がある。本当に「身に覚えがない」っていうカンジがする。今回、ケーサツに狙われてしもうたのは、正月の江の島はもとより、年内(=2012年中)に、雲取山に行っておったってのが、アレは「Nシステム」で引っかかったんだが、この2つの足跡があったんで、ケーサツ連中も「おっ」と色めき起ったんだろう。
今回、冒陳で片山クンは、「自分のPCも、真ハンニンに遠隔操作されていた」と言っておるんだが、それも含めて、「本物の真ハンニン」にハメられた可能性は、ありうるハナシだと思う。ホンマ、片山祐輔クンに結びつく直接証拠がゼロっていう状況で、ようまあ、腐れケンサツはキソしたと思う。ワシ的には、サイバン所に提出したっていう「約640点の証拠」を、全部、くまなく見てみたい。
#もう少し続けるが、ホンマ、今は「デジタルの時代」なんだわな。特に監視カメラが、ウジャウジャと至るところにあるんで、すぐ、そっちに走るんだが、もっと、「アナログな捜査」っていうんかいなあ。靴の底をすり減らして、まさに、地べたを這いずり回って、聞き込むこととか、疎かにしておらんか?
っていうのは、例えば、今回、片山祐輔クンが、雲取山と江の島に行ったってのは、そうした「監視カメラ」の映像から、足が付いたんだろうが、大事なのは、「そこから先」であって、「じゃあ、本当に彼は、雲取山でUSBメモリーを埋めたのか。江の島で、あのグレーとかいう猫に、USBメモリーを装填した首輪を取り付けたのか?」だわな。
ワシは、四半世紀前、それこそ、こうした監視カメラが全然、一般化しておらんかった昭和末期にブンヤ稼業に足を踏み入れたんだが、当時は、デカもブンヤも、徹底した「ゲンバでの聞き込み」をやった。だから、本来であれば、「USBメモリーを埋めた、それを猫の首輪につけた」っていう目撃証言を探し出さんとだわな。「それ」をしておらんってのは、怠慢としか言いようがないと思う。
そういえば、ネット上に「本物の真ハンニン」が、江の島のグレーに首輪をつけた映像がupされておったが、アレもゲンバ周辺で聞き込みを徹底しておったら、何か出ておった可能性はある。それと、本物の真ハンニンによる投稿画像に出ておった「神奈川シンブン」だわなあ。
都内江東区在住の片山クンが、どこで、どうやって、東京シンブンならまだしも、神奈川シンブンを買えるんだ? 多摩川渡って、神奈川県内のコンビニまで買いに行ったのか? だったら、どこの店なんだよ? コレだけスカスカな状況で、ド腐れケンサツも、よう、キソしたよなあ。
#で、今年も、この「2・17」から確定申告が始まるんだが、昨年(=2013年)分から、「復興所得税」が導入されておるんで、ま、カイシャから諸々、天引きされておる人は、既に手取りが減っておるんだろうが、所得税額の2.1%分が、その復興所得税として上乗せされるんだよな。
例えば、今回、100萬円の所得税を払う人は、それに2.1%分を上乗せした「102萬1千円」が支払い税額になって、コイツは向こう25年、延々と続くんだよな。だから、この4月の消費税増税を前に、大増税は既におっ始まっておるんだよな。そうそう、あと、復興住民税は、この新年度分から、1人あたり1000円も上乗せになるんかよ。
ワシも、この税制については、オンチっていうんか、この「復興特別税」には、「所得」と「法人」の二本立てからなるんだが、個人を対象とした復興所得税ってのは、向こう25年間、ビシバシと取り立てられるのに対し、企業対象の「復興ホウジン税」の方は、昨年末の自公協議で、「1年前倒しで廃止」っていうハナシになっておるんだよな。本来は、12年度から3年間の予定(課税額の10%分を上乗せ)で始まったんだが、この4月の消費税増税実施に合わせて、ま、「大企業優遇」以外の何物でもねえよなあ。最後の14年度分はチャラになるんだよな。
#「上」の続きだが、あのフクシマの状況をはじめとして、その被災地復興のための増税については、100歩譲って、理解するとしよう。しかし、「課税の基本」ってのは、「公正さ」だと思うんだが、個人をターゲットにした所得税は向こう25年間も搾り取られるのに対して、企業対象のホウジン税は、たった3年間、それも、最後の1年は、「消費税率8%引き上げ」に合わせて、やめますってんだから、トンデモねえこと極まりねえんだよな。
本来であれば、所得、ホウジンの2本立てで、「向こう25年実施する」か、もしくは、「双方、3年で廃止する」っていうんでないと、おかしい。スジが全然、通っておらんわな。その復興ホウジン税だって、「最後の14年度分廃止」っていうふうに、いきなり踏み切っておるんだが、本来であれば、まず先に「税率の引き下げ実施」のハズだわな。
それで、もっと言うなら、そのホウジン税については、あのイケダモン大先生んところをはじめとする「宗教ホウジンの非課税特ケン」だよなあ。同じホウジンでも、宗教ホウジンについては、「宗教活動」って名がつけば、1円たりとも払う必要がねえんだからなあ。
だったらさ、むしろ、「復興特別宗教ホウジン課税」を導入しようか? 宗教ホウジンにもちゃんと課税し、その財源は、フクシマ第1原発の糞ションベン処理をはじめとして、被災地の復興に充てる、と。ハシストあたりは、ジャンジャンと言い出さんとだわなあ(怒)!
#で、この「2・12~13」の毎日夕刊の特集ワイドで、鈴木紅琢磨のオッサンが、マスゾエ、ほいで、細川護煕を取り上げておったんだが、細川については、もう、彼が「官邸の主」だった20年前から、ストーカーをヤッとったから、『何か書くだろうなあ」と思っておったんだが、あのマスゾエも、何かきっかけがあったのか、ケツを追いかけ回しておったんだな。
マスゾエに関しては、去年の7月に「参」のセンキョに出馬せんかったマスゾエは、政怪引退の状態で、また、ガクシャ稼業に戻りつつあったんだな。それで、この「2・19」に『憲法改正のオモテとウラ』(講談社現代新書)を出すってんだが、今回の都知事センキョ出馬によって、その中身を相当、差し替えたってんだよな。
だって、マスゾエは「自民トウの役割は終わった!」ってぶち上げて、いわばケツをまくって平河町から出て行ったんだわな。去年の「11・12」にupされておるウェブ『現代ビジネス』では、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」のことも引き合いに出して、自民トウが12年に出した憲法いじくり回し草案について、「野党時代ゆえ、右寄りであるのは仕方ないにせよ、立憲シュギの否定など、あまりにもデキが悪すぎる」ってこき下ろした挙げ句、「アベ政権は本当に長期セー権になるのだろうか」とまで言い切っておったってんだよなあ。
だから、ワシ的には、その大幅に書き直す前の元原稿を読みてえよなあ。本来であれば、その元原稿と、大幅に書き直した分をニコイチで収録してだな、「正誤表」っていうんか、どこをどう書き換えたのかが、わかるようにせんと、だわなあ(笑)
#「上」の続きで、それで、鈴木紅琢磨のオッサンの細川に関する記事だが、開票日翌日の「2・10」には、既に殿は、アトリエにしておる東京・竹芝の倉庫に入って、創作活動に戻っておるところを、直撃しておったな。今、奈良の薬師寺からふすま絵80枚の注文を受けておって、3年がかりで取り組んでおる最中だったってんだな。
んで、紅琢磨のオッサンは、今回の「殿、ご乱心!」に関して、「また、ぬあんで?」っていう思いがあったようなんだな。さすが、ココは紅琢磨のオッサンならではの目の付け所ではあるんだが、細川が「陶芸家デビュー」するにあたって、彼が弟子入りした京都の小児科医である加藤静允(きよのぶ、齢77)んところにまで行って、ハナシを聞いてきておるんだな。
それで、師匠曰く、「陶芸をやっておると、静かな人間と見られがちだが、むしろ、おかしなことに遭遇すると、精神的に落差が生まれ、エネルギーになるんです」ってんだな。だから、こういうことなんだと思う。政治活動のエネルギーも、創作活動の「それ」も、根っこにあるものとは、「狂い=発狂パワー」であって、要は、それをどう表出していくかの違いだけでしかねえんだよな。それゆえ、この見立てに沿えば、今度の「細川決起」の理由は、ホンマ、ようわかる。いや、むしろ、わかりやす過ぎる。
#さらに続きで、細川は、鈴木紅琢磨のオッサンに、コイズミについても、いろいろと喋っておって、彼が総理ダイジン就任会見で、「全体としてわが国の行為の中に、侵略的行為があったことは否定できない」と喋ったとき、与党8党・会派の人間は誰ひとりおらんかったんだが、コイズミだけが、すぐ、やってきて、「いいことを言った、その通りだ」って言ってきたってんだな。そういうところで、気脈が通じるところがあったようなんだな。
今後については、「(コイズミも自分も)お互いに一匹狼なんで、群れるのは嫌いなタチなんで、国民運動とかはしないし、新党もありえない」としつつも、今のアベ自公セー権の「戦前回帰」の流れについては、その「原発推進」と合わせて、並々ならぬ危機感を持っておるんだな。
ま、今は、都知事センキョが終わったばっかりなんで、すぐ、どうのこうのっていうことはないだろうが、ワシ的には、今回の「細川決起」っていうのは、間違いなく、種をまいたものがあったと思う。あのコイズミの全面支援と合わせて、心を動かされるものがあったな。
結果は、重ね重ね残念ではあったが、「負けても、この脱原発を主張して戦うことに、意味がある」というのは、本当にその通りだった。目先の勝敗というのは、タイミング、そして、時の運だ。諸々、「これから」なんで、ワシ的には、今後も旺盛なる創作活動に対し、細川にエールを送るとしやう。ホンマ、ご苦労サマでした。とても、楽しませてもらいましたあ(笑)!
#で、この「2・14」にオキナワ県議会の2月定例会が、おっ始まったんだが(会期は3・26まで)、初日に、いきなり野党主導で、「裏切りチジ」の仲井真を徹底的に吊るし上げる、100条委の設置を決めたんだな。今んところ、仲井真は「今年12月までの任期満了まで、居座る」と公言しておるんだな。
今、オキナワ県議会(定数48、欠員2)は、チジ与党の自公系は、21人しかおらんから、少数与党状態で、このまま、野党主導で「新年度予算アン否決!」で突っ走れば、仲井真のクビが取れるんだよな。まずは、その100条委で、去年の「11・25」に、東京の平河町の自民党ホンブに呼びつけて、恫喝でオキナワ選出国怪ギインに転向を迫った、石破のおやぢを参考人招致せんと、だわなあ。ワシが「エエ」と言っておるんだから、遠慮は要らん。ケツの毛を全部、ピャーッと引き抜くまで、締め上げろってんだ!
だから、オキナワは「3月政局」ってことで、「仲井真辞任→出直し知事センキョ」に突入するんか、だわなあ。仲井真後継は、間違いなく、副チジの高良倉吉(元琉球大法文学ブ教授)なんで、果たして、革新系は、現・那覇市長の翁長雄志を「一本化」っていうことで、担ぎ出すことができるか、だろう。
#「上」の続きだが、オキナワってのは、地理的にもそうだが、じつは、オセロゲームにおけるところの、まさに、「隅」だわなあ。ココを取ると、国内政局的にも、白黒が一気にピャーッと引っクリ返るんだよな(笑)
思い出してもらいたい。あの「99年体制=自公セー権」の始まりは、98年秋のオキナワ県知事センキョであったことを。95年の米兵による少女暴行ジケンで、「普天間返還」が出てきたんだが、そのとき、革新系だった大田昌秀の3選阻止のため、保守系は稲嶺恵一を担ぎ出したんだよな。
で、ココで勝敗の帰趨を決したのは、あのイケダモン大先生んところの信濃町は丸ハムこと、「公明トウの寝返り」だったんだからな。それまで、丸ハムは「革新共闘」の側におったのが、このとき、小渕セー権で官房チョー官でおった野中広務が、直々にコクタイをやって、あの「7000億円分の商品券構想!」で、丸ハムを吊り上げてだな、「自公全面支援」で稲嶺当選を勝ち取ったんだからな。
#さらに続きで、何度でも言うが、「自公センキョ協力」ってのは、この98年11月のオキナワ県知事センキョから、「すべて」が始まっておるんだ。コレ以降、オキナワの革新陣営は、1度もチジ選を制しておらんからな。「稲嶺→仲井真」と、コレまで4連敗を喫しておるんだからなあ。
その根本要因は、あの「信濃町の丸ハム」が、自民トウとくっついておるってことに、尽きるからな。16年ぶりのチジ奪回のためには、自公、つまり、「自民トウの一角」を切り崩さんことには勝てんっていうのが、ワシの見立てだ。それはそうと、自公で担ぎ出された、その稲嶺恵一が、今や、「辺野古移設ハンタイ」って言っておるんだから、時間(とき)は流れたよなあ。
例えばのハナシ、名護市在住の芥川賞作家で、連日、高江のヘリパッド建設工事阻止に動いておる目取真俊とかは、どう考えておるんだろうなあ。いずれにせよ、仲井真後継の副チジ・高良倉吉を降すには、「候補者の一本化」は不可欠だ。都知事センキョで、自公がマスゾエを担ぎ出したことの、「逆」をヤラんとだわなあ(笑)
#で、今朝(=2・17)の各紙に出ておった、マルハニチロHDの子会社であるアクリフーズ群馬工場で発生した、冷凍食品への農薬混入ジケンだが、偽計業務妨害容疑でタイホされておった契約社員の男(齢49)を、前橋チケンは、昨日、ショブン保留で釈放した後、群馬ケンケイは、別の時期の農薬混入について、今度は「器物損壊」の戒名で再タイホしたってだよな。
今回、使われたのは「マラチオン」といって、主に「マラソン乳剤」という名前で、広く流通しておるもので、ホームセンターとかで、誰でも購入できるんだよな。そもそも、この契約社員の男は、タイホ当初こそ、黙秘しておったんだが、かなり早い段階で犯行を認めて、うたい始めておったんだよな。ヒギシャ本人はもとより、弁護士もそれは認めておったってんだよな。
その"凶器”である、コイツは農薬っていうより、家庭園芸で使われとる「殺虫剤」だわなあ。その入った容器を作業着に隠して、ラインに持ち込んだってことで、動機的には「賃金が下がったことも含め、カイシャに不満を持っておった」ってんだよな。ヒギシャ本人は、ジケン発覚後、逃走しておって、潜伏先の埼玉県内で身柄を押さえられておったんだよな。
#「上」の続きで、ヒギシャは、再タイホの容疑についても、「間違いありません」と認めておるってんだが、そもそも、前橋チケンは、ぬあんで、1発目の偽計業務妨害の戒名で、キソせんかだわな。ヒギシャの自宅には、マラソン乳剤はなかったってんだが、そんな購入先の特定なんてのは、計20日間の勾留期間に調べ尽くさんと、だわなあ。そんなもん、20日間もあれば、デキるからな。
ぬあんていうんかいなあ。あの遠隔操作ウイルスのジケンで身柄を取られておる片山祐輔クンと全く逆で、彼は全面否認、犯行に結びつく証拠もないまま、キソされとるのに、こっちの冷凍食品の農薬混入ジケンは、アレだけ心証的にもクロであって、本人もうたっておるのに、20日間の勾留期間で、キソできんってのは、「ソーサ能力の欠如」といってもエエで。
ましてや、再タイホの戒名が、「器物損壊」だからなあ。そもそも、ピザとかの冷凍食品って、「器物」なんかよ? 本来であれば、1発目の偽計業務妨害でキソして、2発目の再タイホの戒名は、その冷凍食品を食わされ、気分を悪くした消費者をヒガイシャとする、「傷害」だろう。あの「器物損壊」はおかしい。今回の農薬入り冷凍食品を食わされて、その被害を蒙った客を「救済する」っていう発想が、欠如しておるんだよな。
こういうダラダラ捜査をしておるようでは、本気で「社会のチアンを守る意志があるのか」というものを、ワシは根本的に疑う。ソーサ費、ちょーかつといったURAGANEにどっぷりと漬かって、モラルハザードを起こしておる、これこそ証左ではないのか。
#もう少し続けるが、この冷凍食品への農薬混入ジケンで、タイホされた契約社員の男ってのは、「給料が上がらん」っていうことを含めて、「待遇の不満」を訴えておったっていうことだよな。正社員と違うて、いつでもクビを切れるってのはもちろんだが、本来なら、「労組」というものが存在して、団結して経営者と交渉し、労働者の地位改善を要求していくってのがスジなんだが、そうした手段を、最初から持ちえておらんかったんだよな。
このテのハンザイってのは、「個人の責任」は当然あるし、それは徹底的に究明されなければならない。しかし、こうした1課ジケンというのは、往々にして、「社会の矛盾」であるとか、「不条理」が凝縮され、それがピャーッと炸裂してしもうたものだ。だから、「ジケン」なんだ。折しも、中国で発生しておった毒入り餃子ジケンでも、ヒギシャが、同様に「待遇の悪さ」を訴えておったところと重ね合わせてみると、「格差社会の進行」っていうのは、その背景として間違いなくある。
大事なのは、「報道=ジャーナリズム」が、そうした複眼的思考で、ジケンを掘り下げて、オモテに出していくことだ。ワシらブンヤは、「右」でも「左」でもない。そうしたうわべの対立に足元をすくわれることなく、とにかく、「事実」を突き止めていくことだ。取調官も、そういう機微をわきまえたうえで、ヒギシャに真実をうたわせんとだわなあ。そうやって、社会をお騒がせすることでしか、自らのメッセージを主張できん人間もおるってことを、ジケンを取材する我々ブンヤは、わきまえておかなければならない。その同じ目線に下げて初めて、見えてくるものもあるハズだ。
#で、今、インターネット上に「ネット爆弾」っていう無料配信の番組があって、フリーのブンヤの高田欽一が「編集長」ってことで、自分が取材しておるネタを中心に喋り、それに付け加えるカタチで、あの朝堂院大覚が喋り倒すっていう内容だ。タブーなしでガンガンと切り込んでおるんで、オモロイ。1回、だいたい30分前後で、高田が、ジケンや時事モンダイを中心に、3本くらいのネタについて解説し、それぞれについて、朝堂院がガッツリと斬り倒しておるよなあ。
そこでも取り上げておったんだが、この1月中旬に、北九州市若松区沖の響灘で、ゴムボートん中で見つかったナイカク府キャリア(齢30)の変死ジケンも、奇っ怪極まりねえよなあ。おかしいのは、各紙、ホトケの実名を報じておらんことだ。何らかのジケンに巻き込まれた可能性があるってことはもとより、「公人」なんだから、名前を出さなアカンわな。匿名にしておく意味はないっていうより、ホトケの名前は、報じなアカン「ニュース」だからな。
#「上」の続きで、ネット上では、このナイカク府キャリアは、「白石耕祐」っていうふうに出ておるんだよな。東大率の10年入省で、経済社会総合研究ジョに所属しておって、13年7月から2年間の予定で、ミネソタ大の大学院に留学しておるってことで、その「1・7~12」の予定で、韓国での国際会議かよ、そいつに出るために滞在しておったっていうんだよな。
あの元共同の青山繁晴ってのが、「ニッポンにおるオンナに会うため、密入国を企てた」とか言っとるってんだが、いくら何でもありえんわなあ。ったく、妙なことを口走っておるよな。ま、ジサツでなければ、何らかのジケン性がありそうなんだから、ケーサツは捜査せんとだわな。
本当に本人がゴムボートを購入して、海に繰り出して行ったのか、だわなあ。チョット、胡散臭いわな。とにかく、1課ジケンの基本として、「初動は構えは広く」ってことで、あらゆる可能性を想定して、1つずつ潰して行かんと、だわな。ちょー報員(=スパイ)にしては、経歴がマトモ過ぎるんだよなあ。ジサツでなければ、ジケン(=コロシ)か、ジコ(=遭難)だわなあ。今、出ておる情報だけでは、ワシは、何ともわからんなあ。
#んー、「元祖・警察ストーカー」の寺澤有は、ここんところ、版元に転身しちゃったんかよ? あの「ホリエモン叩き本」だが、相手がチョー有名人なんで、少なくとも、そこそこは売れるわな。でも、「タブーなきジャーナリズム!」っていうことで言うと、モノ足りんっていうか、全然だわな。実刑食らって、ムショで勤めを果たしてきた人間を、この期に及んで、さらに、叩きマクるってのもなあ。
むしろ、今、ヤルんであれば、ポン友である、フリーのブンヤの山岡俊介に恫喝ソショウを起こしておる、あの「UE(旧・アルゼ)の全貌」とか、もしくは、「永田町に巣食うド腐れ糞フィクサー」こと、「白川司郎のおやぢ」の利権バナシを徹底的に洗い出したバクロ本だろうなあ。社会新報所属のブンヤの田中みのるのオッサンとの、法廷バトルの顛末とかも収録すれば、読み応えのある本がデキると思うんだがなあ。
だから、ワシの目から見るとだな、今の寺澤の立ち位置ってのは、チョット、中途半端なんだよな。「ハンター&ライター」として、果敢に獲物に食らいついて、仕留めるのか、それとも、「エディター」として、ま、黒子っていうか、産婆役だわなあ。編集者ってのは「自分が書く」っていうより、「企画を立てて、ライターに書かす」ってことだからな。ワシは、ゲンバにこだわっとるっていうんか、まだまだ、現役プレイヤーとして、打席に立って、バットを振って、ホームランを狙いてえからなあ。