三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、『フォーラム21』最新号(13年11月号、毎月10日発行)の特集「特定秘密保護法・政教分離形骸化━━自公合体政権で変容するこの国の形」で、ワシも『「戦争ができる国」を目指す世紀の悪法の成立に手を貸す「公明党=創価学会」の欺瞞』のタイトルで一文を書いておるんだが、同じイケダモンおたくの野田峯雄サンも、『犯罪的な特定秘密保護法案の粉飾に手を貸す創価学会・公明党』で、文章を書いてて、オモロイ。
じつは、野田サンは、社会新報所属のブンヤの田中みのるのオッサンと共著で、日米ぼーエイ利権の深層を暴いた『「憂国」と「腐敗」』(第三書館)を出しておって、今回のヒミツ保全ホウアンってのは、「連中のぼーエイ利権を守るため」っていうふうに、要は「カネ儲けのダシにすぎない」ってことを、看破しとるんだよな。
だって、第1次自公では、例の「当たらんミサイルぼーエイ」で、3ダイヤをはじめとする軍需産業と一緒に、血税にタカりマクった前科があるんだから、戦争をヤラかすには、「言論&報道封じ」なんてのは、「イロハのイ」だからな。だから、今度の第2次自公では、個人(=イケダモン)情報保護ホウから、ヒミツ保全ホウアンに鞍替えしてだな、うるせえことを言ってくる報道キカンやブンヤを黙らして、また、好き放題のデタラメをヤリマクるってだけのことだからな(笑)
野田サンというのは、45年生まれってことは、今、齢68なんだが、拉致問題を扱ったワシの『<さるぐつわ>の祖国』(第三書館)ん中でも、一連の右傾化を分析した中で、今の在特会の流れに通じる、あの「建国義勇軍のジケン」について、前に野田サンが取材しておったんで、コメントをもらったことがある。ジケンに目鼻が効くブンヤとして、そうした機微を掴み取る力というのは、スゴイものがあって、ワシは敬意を表している。
#ほうー、今日(=11・11)、鳥越俊太郎のオッサンをはじめ、民放に出ておるキャスターらが、都内で会見して、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」について、反対の意見表明を出したのかあ。
んで、会見に参加したのは8人で、名前を連ねたのは、全部で10人かあ。他は田勢康弘、金平茂紀、岸井成格、大谷昭宏、あと田原総イチロウもかあ。で、元共同社会ブの青木理も、テレ朝の朝の情報番組かよ。コメンテーターで出とるってんで、一緒に顔を出しておったのか。
で、フリーのブンヤの田中龍作が、会見に顔を出して、さっそく、本人のブログで記事をupしておるんだが、「わが脱原発のアイドルこと、山本タロウは、2ヵ月も前から、ハンタイを言ってきたのに、ホウアンが国怪に出されてから、この期に及んで、遅い!」って、シバキ倒しておったのかよ。
ま、確かに、このタイミングが「遅い」って言えば、そうかもしれんが、でも、ヤラんよりは、全然、マシだよなあ。しかし、よりによって、あのタロウに引き合いに出して、叩くってのも、全然っていうか、救い難く、ズレマクっておるよなあ(笑)
ただ、今回、参加したのが、テレ朝、TBS、テレ東の3つに出ておるメンツで、日テレ、フジ、NHKからの参加はなかったのかよ。NHKは、社員だとムリだが、日テレやフジは、例えば、ゼロの村尾信尚に、スパNの安藤優子は、声をかけたんだが、断ったのか、それとも、最初から声をかけんかったのか、どっちなんだろうなあ。
#で、今朝(=11・12)の朝日に、コイツは前日に、「衆」の国家アホ特別イイン怪で、共産の赤嶺政賢が追及しておったのと、ひょっとして、同じブツかいなあ。自衛隊では、その防衛ヒミツを扱う人間の適格性ハンダンってことで、交友カンケイを書かすチョーさ書を、出させておったってんだなあ。赤峰が追及しておったのは、海自のものらしいんだが、陸自の分は、既にオモテに出ておるのかよ? ってことは、当然、空自もヤッておるわな。
あと、スンゴイのは、その情報ホゼン隊が、内部チョーさに乗り出した際には、「ケータイの通話記録を率先して提出するとともに、ポリグラフ(=ウソ発見器)のケンサにも応じます!」っていう誓約書にも、署名&捺印させておったてんだなあ。ま、驚くに値せんっていうか、「いかにもなハナシ」だよなあ。
#「上」の続きで、でも、思うんだけどさ、その誓約書にある「ケータイの通話記録を率先して出します!」ってんだが、こんなもん、わざわざ、本人が電話ガイシャに請求して、プリントアウトしたのを提出するんかよ?
そんな七面倒くせえことせんでも、情報ホゼン隊の方が、ドコモでもauでもソフトバンクでも、ピャーッと乗り込んで行ってだな、その程度のメタ・データなんて、「自衛隊サマのご請求であれば、ナンボでも見せて差し上げますよ!」ってことで、見せマクっておりそうだよなあ。
だって、亜米利加のAT&Tなんか、CIAの請求に応じて、カネ貰うて売っておったってんだから、まさに、「ビッグ・データ商売!」ってことで、今後、商品化するってことは、ねえのかよ? しかし、ニッポン国憲法にある「通信のヒミツ」なんてのは、どうせ、六法全書の「紙の上」に書いてあるだけなんだろうなあ(笑)
#で、今朝(=11・12)の東京シンブンに、元総理ダイジンの細川護煕が、前日に都内で記者に会うて喋ったことには、「アベ政権がやろうとしている原発再稼動は、犯罪的行為」「原発ゼロに向けて、国民的な運動に発展させたい」かあ。
それで、細川は既にコイズミとも会うておって、「一緒に声を上げて、タタカっていきたい!」かあ。うーむ、コイツはいよいよ、ワシが言っておった「元総理ダイジン新党!」だよなあ。もちろん、今すぐということはないが、しかし、今後の展開次第では、政怪再編と絡んで、どう転がり出すか、わからんよなあ。
ほうー、そのコイズミは、今日、日本キシャ倶楽部で喋り倒して、「原発ゼロは自民トウだけだ。賛否を問うたら、どうせ半々だ」「こんな運のいい首相はいない。アベが今、『自然を資源のエネルギーとする国家を作ろう』と言えば、反対派も反対できない。総理ダイジンというのは力を持っていて、ケツダンすれば、できる」かあ。元総理ダイジンっていうだけあって、異様に説得力があるよなあ(笑)
しかし、今や、「元祖・脱原発のヒーロー」こと、山本タロウのお株を完全に奪ってしもうとるよなあ。コレでタロウが焦りマクって、また、ワケのワカんねえことをヤラかして、足元をすくわれんようにってことを、祈るだけだわなあ。
#「上」の続きだが、いやあ、でも、コイズミは、また、いよいよ、発狂モードに突入してきたっていうカンジだよなあ。要は、アベ1本に絞って、ピャーッと刺しマクっておるワケだからなあ。共産トウや山本タロウが、外野で吠えておるのとは、次元がまるで違うからなあ。
ま、アベは今回、確かに、再登板をして、去年末と今年夏の衆&参のセンキョで、自民トウに勝利をもたらしてはおるんだが、でも、そもそも、アベは、コイズミが総理ダイジンんとき、官房副チョー官に抜擢されて、「拉致モンダイのアベ」でブレイクし、その勢いで、「コイズミ後継!」ってことで、1度目の総理ダイジンに就いたんだもんなあ。だって、コイズミがおらなけりゃ、今のアベは、100%存在しておらんからな。でも、今日(=11・12)の講演は、官邸と平河町に向けて、核バクダンを投下したようなもんだよなあ。
いや、ホンマ、今のコイズミってのは、「西郷どん、下野状態」そのものだからなあ。しかし、あの細川のお殿様と本当に結託して、「脱原発新党!」を立ち上げた日には、コイツは、アベは卒倒するぞ(笑)
#で、今朝(=11・13)の東京シンブンの特報面に、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」の策定にあたり、民主トウのセー権時代にこしらえられた「ヒミツ保全法制に関する有識者懇談会」ってのがあるんだが、コイツがまた例によって、議事録なし、情報公開請求をして出てきたブンショは、黒塗りのオンパレードだったってことで、そのメンツだった5人のガクシャに、キャンパスで直撃取材を試みておて、オモロかったなあ。
ちなみに、この5人ってのは、縣公一郎(座チョー、早大政治経済学術イン教授)、桜井敬子(学習院大法学ブ教授)、長谷部恭男(東大大学イン法学政治学研究科教授)、藤原静雄(中大法科大学イン教授)、安冨潔(慶大法科大学イン教授)なんだが、まず、座チョーの縣のおやぢは、「報告ショに基づき、アベ政権の責任でなさっていること。申し訳ないが、何も申し上げることはできない」って、要は、何も喋っておらんのだよなあ。
あと、桜井ってのは、「取材に応じるツモリはありません。警備員を呼びますよ!」って、追っ払われたってんだよな。水とかブッかけられんで、よかったよなあ(笑)
長谷部は「どんなホウ律も、為政者は悪用する。ヒミツ保護ホウが悪いという証拠にはなりません」かあ。ったく、他人事なんだなあ。
で、安冨は、自分んとこの研究室にキシャを招き入れて、滔々と喋っておるんだが、あんまり中身ねえんだよなあ。「公開された議事要旨で、どういうギロンがあったか、わかるのでは」ってんだが、それらが黒塗りブンショだから、今、大騒ぎになっておるんだが、ピンと来ておらんようなんだよなあ。この安冨ってのは、もう四半世紀前だが、ワシが三田に通っておった頃も、おったんだが、まだ、定年ではねえんだなあ。
#「上」の続きで、今は、中大ロースクールの教授にしっかりと納まっておる藤原静雄なあ。専門は行政ホウかよ。だって、このおやぢは、第1次自公セー権時代に「言論出版妨害の切り札」として出てきた、あの「イケダモン(=個人)情報保護ホウアン」の策定にあたって、「個人情報保護法制化専門イイン会」ってのがこしらえられたんだが、確か、座チョーだったかいなあ。とにかく、ココの実質取りまとめをヤッておったんだよな。
この藤原のおやぢってのは、あの堀部政男の一橋時代の弟子で、コンピュータ・ネットーワーク上の情報流通に一網打尽に規制をかける、EUのデータ保護指令を引っ張り出してきてだな、さらに、「そこから先」、本来守るべき「オンライン・プライバシー」を、ぬあんと、「報道被害!」にスリカエちゃってさ、「イケダモン情報保護ホウ化」のリクツをこしらえた御仁なんだよな。
もっとも、イケダモン情報保護ホウアンは、最大のガンだった「基本原則━義務規定」っていう2段構えの、報道規制の縛りのあった旧法案は廃案になり、それらを削除した新法案が成立したんで、全然、マシにはなったんだよな。だから、今、例の「ビック・データ商売万歳!」ってことで、まさに、オンライン情報の使い回し放題っていう状況が出てきておるんで、本当の意味において、「個人情報保護法」を使い倒すべき時期には、来ておるんだよな。
ま、ハナシを戻して、この藤原のおやぢってのは、イケダモン情報保護ホウアンのみならず、今度のヒミツ保全ホウアンでも、審議会がこしらえられると、腰も軽く、ホイホイと出て行くんだなあ。ホンマ、記事冒頭の書き出しの「人生いろいろ、ガクシャもいろいろ」だわなあ(笑)
#さらに続きだが、今回、この第2次自公で出てきておるヒミツ保全ホウアンだが、どうしても、「世紀の悪法」としては、第1次自公で出てきた「イケダモン(=個人)情報保護ホウアン」と比較してしまうんだが、ぬあんていうんかいなあ。イケダモン情報保護ホウアンの方が、条文からして、ものスンゴク緻密で、じつに完成度が高かった。
それに比べると、そもそも、「特定ヒミツって、何ですか?」から始まる、今度のヒミツ保全ホウアンってのは、超スカスカで、「罪刑法定シュギ」のレベルで文句がつけられるってのは、ホンマ、どうしようもねえんだよな。
ところが、イケダモン情報保護ホウアンんときは、「弱者保護」「イケダモン大先生に象徴される、報道ヒガイシャの救済!」が前面に出てきておったんで、まさに、「搦め手から縛る」っていう手法で、気が付いたら、外堀が埋められかかっておったっていうカンジなんだよな。
あと、イケダモン情報保護ホウアンんときは、キシャ倶楽部所属の大マスコミと、それ以外の出版社やフリーランスを分断して、とりわけ、「キシャ倶楽部以外のフリーランス」に的を絞って、締め上げようとしておったんだが、今回のヒミツ保全ホウアンは、そうでのうて、完全に「正面突破」で来たよなあ。
逆に言えば、「報道=ジャーナリズム」の立場からすれば、じつに闘いやすい。キシャ倶楽部もフリーも関係ないんで、まとまって斬り返せるんだよな。っていうか、今回は、むしろ、キシャ倶楽部の方が、困るホウアンだからなあ。
#で、今晩(=11・13)、東電の発表によって、各紙の電子版にupされておるんだが、フクシマ第1原発の1号機で、釜(=格納容器)の下の方で、破断があることがカメラ撮影によってわかって、その写真が公開されたのかあ。具体的に正確な場所は、イマイチ不明だが、釜とそれを取り囲むドーナツ状の圧力抑制室をつなぐ管あたりなのかよ? とにかく、一筋のションベンが、ピャーッと垂れ流されておるのが、ようわかるよなあ。
東電発表では、「今日わかったあ!」っていうことらしいんだが、どうせ、だいぶ前から掴んでおったハナシで、チョロチョロと小出しにしとるっていうカンジだよなあ。でも、ま、「釜の部分」といってエエと思うんだが、ココでの損傷を、公式に認めたのは、今回が初めてだよな。釜の損傷が、ココ1ヵ所だけなんてのは、ありえんからな。もうボロボロ状態といってエエと思うんで、ナンボ、釜ん中に水を注入したところで、底の方からダダ漏れ状態なんだな。
だって、コレまでは、「釜そのものはチョー健全でーす。ゼッタイに損傷はありませんから、釜本体からの水のダダ漏れは、ありませーん。ダダ漏れの原因は、外側のタンクなんです!」っていう虚構を前提にしておったんだが、そのフィクションを否定して、ようやくだが、渋々事実を認めたっていうワケなんだが、でも、その意義は決して小さくはない。うーむ、官邸と平河町に向かって投下され、炸裂した小泉バクダンの余波が、こんなところで出てきておるよなあ(笑)
#で、「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」だが、コイツに関して、格好のケース・スタディとして、「07・12・13」に、「日米相互ぼーエイ援助協定に伴うヒミツ保護法イハン」(最高刑・懲役10年)の戒名で、神奈川ケンケイにタイホされた海自プログラム業務隊所属の3等海佐、松内純隆(当時、齢34)による、あの当たらんMD(=ミサイルぼーエイ)で、「SM-3」っていうイチモツを発射するイージス船に関する情報漏洩ジケンが、挙げられるだろう。
きっかけは、07年1月に、海自の護衛船「しらね丸」の乗組員だった2等海曹の嫁ハンの中国人妻(ヨコスカ市内在住)の自宅を、不法滞在の容疑で神奈川ケンケイがガサをかけたところ、イージス船に関する情報を記録したDVDが押収されたことから、「コイツは、大スパイや!」って、公安ケーサツの連中は、色めき立ったんだな。
それで、このブツの出所が、イージス船に関するプログラム業務を担当しておった、この3等海佐だったってことで、身柄を取ったんだよな。結局、タイホ、キソされて、最終的には隼町で懲役2年4ヵ月、執行猶予4年の有罪ハンケツが確定し、ぬあんと、勤め先もクビ(=懲戒免職)になっておるんだよな。
#「上」の続きで、そのイージス船情報漏洩ジケンだが、ワシ、このコーハンが横浜チサイであったんで、傍聴に行ったんだが、キモは、被告である3等海佐が流したっていう「イージス船情報」なんだが、コイツが、また例によって、ケンサツ側は立証の過程で、「黒塗り証拠」をサイバン所に出してだな、要は、マンガをヤリマクっておったんだよな。
だから、この3等海佐が内部で渡した資料が、本当に、今、世間をお騒がせしておる「特定ヒミツ」に該当するかどうかの検証は、コーハンでは一切なかったんだ。それで、サイバン所は、ケンサツ側の言い分を鵜呑みにして、「クロ」のハンケツを出しておったんだよな。
コーハンでは、一貫して、被告・弁護側は「内部でイージス船に関する知識を普及、向上させようと、教育目的で渡した。それに、この内容は、国内外の軍事専門誌やインターネットで、既に公表されており、『特別防衛ヒミツ』には該当しない」と反論し、無罪を主張しておったんだが、全然、受け入れられなかったんだよな。
#さらに続きで、もっと笑えるのが、じつは、元ぼーエイ事務次官で、「市ヶ谷の天皇陛下!」とまでいわれた守屋武昌が、手記『「普天間」交渉秘録』(新潮社)ん中で、このジケンの顛末を、次のように書いておるんだ。
<「緊張感がみられない」
官邸では叱責された。
「誠に申し訳ないことだと認識しております。これは戦争をしていない自衛隊の弱点だと、私は考えています。これがアメリカだったら、即、『仲間がやられる』という意識に繋がる。戦地にいるわけでもなく、ましてや自国が作ったわけでもないから、こうした情報に対して緊張感を持って接していない。根が深い問題です。まるでコンピューターのウォーゲームのような感覚だと思います」
私はそう説明した。しかし、漏れたのはイージス艦システムの全貌が掴めるようなものではなく、ごく一部の情報に過ぎないとの報告を受けていた。しかも、高レベルの『秘』ではなかった。ただし、それは言い訳になるので斎藤統幕長と相談し、黙っていた。>
つまり、海自のプログラム業務隊におった3等海佐は、「高レベルの『秘』」ではない、要は、「特別防衛ヒミツ」には到底、該当せんレベルの情報を、内部で伝えておっただけなのに、タイホ、キソされ、有罪ハンケツを受けておるんだからな。既に、「恣意的な運用」なんてのは、こういうふうにヤリマクっておる先例があるんだ。
しかし、コーハンでは、ケンサツ側は「黒塗り証拠」しか出しておらんから、本当に流した情報が、「特別防衛ヒミツ」、つまり、「特定ヒミツ」にあたるかどうかの検討もないままに、「クロ」にされておるんだから、こんなもん、中世の魔女狩りの暗黒サイバンと同じや。だから、ワシは何度でも言う。「悪法は、法ではない」
#それで、ヒマだねチックなハナシなんだが、ワシより1年下で、89年毎日シンブン入社で、大毎社会ブで一緒だった大平誠なあ。
だから、もう、6年以上も前になるんだが、07年3月に、あのサーべらす絡みの地上げで、恫喝ソショウを起こされておったドタバタ劇ん中で、録音テープがネット上に流出してしもうたってことで、当時の主筆の朝比奈豊と東京編集局チョーの伊藤芳明から、実質的に切られて、石もて追わるるごとく、退社を余儀なくされておったんだよな。ワシ、恥ずかしながら、その後の大平の消息が全くわからんで、「どないしとるんやろう?」と、いつも、ずうーっと思っておった。毎日におる人間に聞いても、誰も知らねえんだ。
ところが、「灯台下暗し」っていうんか、ぬあんと、週刊文春で記者をヤッておって、健筆を奮っておるのがわかり、本当によかった。
きっかけは、たまたま、つい最近、ネット上で、時期的には、去年の総センキョ前なんだが、元ヨコハマ市長で、維新から出馬することになっておった中田宏が、「文春の大平誠記者に抗議文を送った」っていうくだりを見つけて、「ひょっとして、あの大平かよ?」と思ったんだ。ただ、同姓同名もありうるんで、今しがた、文春に電話を放り込んで、「本人おったら、出してくれ!」って頼んだら、間違いなく、大平だった。
聞くと、毎日を辞めたすぐ後ぐらいから、文春で記事を書いておるようで、ホンマ、彼はジケンに滅法強い、優秀なブンヤなんで、元気で活躍しておるのがわかって、本当によかったあ。
アレは去年の夏だったが、尖閣の前の地主だった大宮の栗原国起のおやぢが、計約40億円の根抵当権を抱え込んで、借金でクビが回らなくなっておったっていうハナシを、文春がスッパ抜いておったんだが、大平が「あー、取材しておった」っていうから、「やっぱり!」と思った。間違いなく、腹の底では「竹橋に対するリベンジ」ってのは、あるハズなんで、そいつをエネルギー源に、これからも目の覚めるようなスクープをジャンジャンと打ち込んで欲しい。元気に活躍しておるのがわかって、本当によかった(涙)
#で、今朝(=11・15)の東京シンブンが詳しかったんだが、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」について、自公としては、強行サイケツっていう構図を避けるために、維新を抱き込んで、修正協議に持ち込むっていうハナシが浮上しておるのか。
維新の修正アンってのは、その4項目ある特定ヒミツの対象を、「ぼーエイ」の1項目に絞ったうえで、共犯規定に「スパイ行為」を追加し、あと、特別ヒミツの年限を「最高30年」で切るのか。この「スパイ行為」が、具体的に、何を指すのかようわからんが、でも、こんなもんは、現行の国家公務員ホウの「守秘義務イハン」の規定で済むハナシなんだよな。
ま、維新の修正アンをどう見るかだが、実質的には、現在、「最高刑・懲役5年」としておる自衛隊ホウの罰則を「同・懲役10年」に引き上げたっていうことだな。ワシの立場は、もちろん、廃案だが、しかし、維新としては、「右」に軸足を置く、野党としての立場からの、かなりラディカルな切り込みといっていいと思う。でも、この維新アンには、自公は乗れんだろう。ま、コレぐらいの対案を出しておけば、維新としては、メンツは立つ。
#いやあ、ワシと毎日シンブンの88年入社同期で、今は「ITジャーナリスト」を名乗っておる佐々木俊尚なあ。この「11・22」に都内で、幸福の科学の大川隆法センセイが著された『公開霊言 スティーブ・ジョブス衝撃の復活』の刊行を記念して、教団のIT担当者と対談をヤルってんだよなあ(**) ついにココまで来たっていうか、そもそもナンボ、ギャラが派生しとるんかいなあ。
この佐々木の嫁ハンってのが、イラストレーターの松尾たいこってんだが、本人のブログで喜々としてupしておってだな、この「11・10」から1泊2日かいなあ。福井県の海に面したチョー豪華温泉旅館に夫婦で招待されとるんだよな。それが「心屋仁之助」の誕生祝いで、2日目に対談の収録をヤッておったんだが、コイツも当然、アゴ足付きで、ギャラも出ておるんだろうなあ。
その心屋仁之助ってのは、最近、テレビによう出ておるのかよ。心理カウンセラーってんだが、ネットで検索すると、「心屋仁之助 創価」で引っかかるんだよなあ(笑) しかし、カネの出所は、いったい、どこなんだろうなあ。
でも、今さ、あの「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」の扱いを巡って、世の中、大騒ぎしておる最中、よくまあ、ココまで、ノー天気に遊び倒し続けておることがデキるんか、正直、ワシは理解に苦しむ。
#「上」の続きなんだが、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」の扱いでも、例えば、亜米利加では、NSA(=国家アホ局)における、プリズム企業を抱き込んだ「丸ごと盗聴」の実態が、エドワード・スノーデン君によって暴露されたよな。彼は、そうしたことを明かしたがゆえに、今、亜米利加の国家ケンリョクから、ハンザイシャとして、まさに、石もて追われておる立場だよな。だから、今度のヒミツ保全ホウアンでも、連中のデタラメ盗聴ヤリマクリのモンダイってのは、根っこでは、1本の線で繋がっておるからな。
であれば、ワシは、前にも言っておるんだが、いやしくも、佐々木俊尚は「ITジャーナリスト」を名乗っておるんだったら、こうした実態に対するクリティカルな斬り返しが、あってしかるべきなのだが、スンゴイことに、それが皆無だからなあ。おそらく、もう聞く耳は持っておらんと思うが、でも、誰かが、ひとこと、言ってヤラんとだよなあ。
目の前に、1枚のモノクロの写真がある。時期は、87年9月ごろ、場所は、箱根の毎日シンブンの保養所である強羅山荘。内定者を集めた泊りがけの研修があって、出席者全員で撮ったものだ。ワシはもとより、佐々木に、今、欧州総局長の小倉孝保、あと、社会部で貧困モンダイをヤッておる東海林智に、宮内庁担当の真鍋光之、んで、学芸部の編集委員かよ、永田晶子もおる。アレから四半世紀以上が経過し、ワシや佐々木のように、会社を辞めた人間もおる。しかし、つくづく、思うんだが、「人生いろいろ、そして、記者もいろいろ」だ(笑)