三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、今朝(=10・28)の朝日に、NSA(=国家アホ局)がヤラかしマクっておる、盗聴作業について、海底を貫く大陸間の光ファイバーケーブルの「それ」について、カンケイシャに「顔出し」で喋らせておったなあ。ワシが、「下」で指摘しておった通り、陸上に出てきた「中継点」で、ごっそりとデータを盗み取っておるんだよな。
記事で紹介されておったのは、AT&Tに勤めておった人のハナシだが、AT&Tってのは、ニッポンで言うところのNTTだわな。そこのAT&Tのサンフランシスコにある、光ファイバーの中継施設の建物の7階に、AT&Tのスプリッター(分岐装置)が置いてあるんだが、そのすぐ下の6階に、「641A」っていう、NSAのヒミツの部屋があって、そこに光ファイバーの回線を引っ張り込んで、ほいで、丸ごと、NSAのアジトへ転送されておったんだな。
だって、原理的には、「糸電話」と同じなんだから、回線の途中に、もう1本、線を取り付けて、そこから、ピャーッとtap(=盗み聞き)すりゃ、イッパツだからな。だから、コイツもデータを丸ごと取り込んでおいて、必要に応じて、検索をかけて引っ張り出すっていうしくみだろう。ま、今回、NSAに関わる複数のアメリカ人が、朝日シンブンの取材に「顔出し」で喋っておるんだが、でも、特段、「新しいハナシ」ってのは、ねえんだよなあ(笑)
#「上」の続きだが、そのNSA(=国家アホ局)による盗聴のしくみだが、今朝(=10・28)の朝日の記事でも、チョロっと触れておったんだが、要は、「2段構え」なんだよな。
ってのは、このテの通信情報ってのは、「メタデータ」と呼ばれている通信履歴と、「コンテンツ」と呼ばれるの通信の中身の2つに、大きく分けられるんだよな。だから、第1段階としては、このメタデータをごっそり盗んで、とにかく、保管しておくんだよな。でも、このメタデータを調べるだけでも、交友関係とか、いろんなものが見えてくるからな。
で、「その先」にあるのが、メールのやりとりとか通話内容の「コンテンツ」だよな。今回、NSAの契約企業に勤めておったエドワード・スノーデン君が、顔出しでいろいろと喋っておるんだが、彼は、おそらく、第1段階の「メタデータ」にしか触れん立場ではないだろうか。だから、もちろん、「盗聴のしくみ」とかは知ってるおるだろうし、メルケルをはじめとして、どういう人間がターゲットになっておったとか、そのテのハナシは知りうる立場にあるだろう。
だが、「そこから、さらに先」の、「コンテンツ」に関する情報については、NSAの本職員にしかタッチさせておらんのではないだろうか。諸々、作業も膨大なんで、もう、メタデータに関しては、下請けにピャーッと丸投げ状態ってことなんだろうなあ。
だから、ユタ州に建設しておる、あのドでかいデータセンターに籠もって、身分のちゃんとしたNSAの本職員が、標的にした人間の会話の翻訳とか、分析をヤッておるんだろう。メルケルのケータイ盗聴が、「10年以上か!」って出ておったが、「さもありなん」っていうか、そんなもん、ヤッとるに決まってるよなあ(笑)
#んで、「またか」と半分、ウンザリしつつ、でも、また、書いておるんだが、ワシと毎日シンブンの88年入社同期で、「ITジャーナリスト」を呼称しておる佐々木俊尚だよなあ。メルケルのケータイ盗聴をはじめとして、NSA(=国家アホ局)の蛮行&愚行が、コレだけシンブンで「字」になっておるっていうのに、自分のツイッター(orフェイスブック)で、ウントモスントモっていうか、ダンマリを決め込んでおるよなあ。
そういえば、前に、元共同外信ブの辺見庸について、佐々木のツイッターで、確か、「戦争が来る来る!」と煽るオオカミ中年ウンヌンみてえな会話で盛り上がっておったんだが、っていうか、バカ極まりねえのは、戦争ってのは、ヘルメットかぶって、鉄砲担いだ兵士がドンパチをヤルだけぢゃねえんだからな。赤組と白組に分けて、そうやってドンパチをヤラすってのは、「最終段階」なんだから、そこに持ってイクための仕掛けこそが、大事なんだからな。
言わずもがなだが、戦争ってのは、「人ゴロシ!」っていう人道に反する行為のことなんだが、そういうふうにコクミン世論を屈服させるには、何よりもまず、「物言えば唇寒し」っていう時代状況をこしらえておかんと、なんだからな。そのとば口として、まずは、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」があるんだからな。コイツも含めて、佐々木がほとんど全くダンマリを決め込んでおるってのは、少なくとも、「ジャーナリスト」を名乗る人間としては、卑怯極まりない。
あと、マイクロソフトをはじめとして、ヤフー、グールル、フェイスブックといった「プリズム企業」についても、ウントモスントモだしなあ。でも、NSAとの絡みで、そこを叩いちゃったら、講演依頼とかがストップになって、オマンマの食い上げになるからな。そうすると、軽井沢のセカンドハウスも手放さなければならんようになるだろうから、「知らぬが仏」を決め込んでおるってことなんだろうなあ。
#ほいで、現在、モスクワ滞在中のエドワード・スノーデン君だが、各社のモスクワ駐在は、「単独カイケン!」を取ろうとせんのだろうなあ。もちろん、当局の監視下にあるんだが、袖の下から小遣いを渡せば、何とかヤッてくれると、違うんかよ?
スノーデン君の単独カイケンのキモは、「ニッポンで仕事をしたことがある!」って言っておることだよな。おそらく、ミサワ基地だと思うんだが、そこで、NSA(=国家アホ局)の連中は、何をヤラかしておるか、だよなあ。ミサワは、ご存知の通り、空軍もメインだが、でも、F16の影に隠れながらも、NSA的には、このミサワの存在ってのは、チョー重要だからなあ。
そうだよ、そうだよ、今、毎日外信部チョウは、ワシより3年上で、今からちょうど20年前の大毎社会ブ時代に、北摂グループのキャップだった85年入社の海保真人(当時、豊中駐在。ちなみに、ワシは高槻駐在)のオッサンだからなあ。ココは大毎虎の穴式にだな、当時、編集局チョーだった、あの木戸湊ばりにだな、「このネタを抜かんかったら、辞めてまえ!」ってケツを叩きマクって、スッパ抜かんとだよなあ。
んで、ココから先は、ワシの20年前の思い出バナシだが、海保のオッサンや、今、倫敦の欧州総局チョウをヤッておる同期の小倉孝保とは、ホンマ、よう飲みに行ったで。本当に懐かしい。ま、88年入社では、他本社組も含めたオール毎日のレベルにおいても、小倉とワシが「真のエース争い」を演じておっただろう。小倉もワシも、ジケン取材がきっちりデキておったんで、男子では、最速の6年目で社会ブに引っ張られたからな。小倉は、最初、大阪市内回りの街頭班のミナミ担当だったんで、ミナミや、ヤツはカタチだけ、池田駐在だったんで、帰りの阪急沿線ってことで、十三とかでも、飲んだな。海保のオッサンとは、ほぼ毎週、飲んでおった。そこに、1年下の大平誠(89年入社)とか、あと、同期の永田晶子とか、入ったりしとったよな。しかし、大平は、あのサーべらすの件で、詰め腹を切らされて、ある意味、「現・朝比奈体制の確立途上における、捨て石」にされたんだが、ホンマ、大平は優秀だった。大平とは、全然、音沙汰ないんだが、1度会うて、いろいろと喋ってみたい。大平は、今、何をヤッとるんだろう。「ペンを握ったヤクザ稼業」から足を洗って、ホンマにカタギに戻ってしもうたんだろうかいなあ。
#あー、エドワード・スノーデン君は、この「6・30」付の英紙・ガーディアンの記事の中で、NSA(=国家アホ局)による盗聴のターゲットとして、「中東諸国はもちろん、EU代表部や仏蘭西、伊太利亜のほか、ニッポンの大使館を標的にした盗聴はヤッておった!」とは、明かしておったのか。いやあ、でも、そんなニッポン大使館だけを狙った、チンケなもんぢゃねえよなあ。ニッポン国内でも、独逸みてえに「月5億件!」は、ゼッタイにヤッとるよなあ。
んで、スノーデン君は、09年ごろにCIAを辞めた後、コンピュータ大手のデル社に採用されて、同社が請け負ったNSAの業務に従事しておって、その絡みでニッポンにも来て、ニッポン国内の米グン基地で働いておったってんだな。ちなみに、彼はBBCテレビに「東京にあるメリーランド大で学んでおった」ってんだが、このメリーランド大ってのは、ぬあんと、厚木、座間、横須賀、横田の各米グン基地ん中に分校があるってんだな。
っていうか、このメリーランド大ってのは、所謂、フツーの大学でのうて、おそらく、身分を偽装するための方便なんだろうなあ。だから、スノーデン君は、ニッポンに遊び来ておって、何をヤラかしておったかについては、まだ、一切、喋ってねえよなあ。しかし、このデル社ってのも、また、例によって、要は「プリズム企業」なんだな(笑)
#で、元公調キャリアの菅沼光弘のオッサンと電話で、チョロっと喋ったんだが、「ニッポンには、情報キカンが存在しない!」って、怒りマクっておったなあ。
だって、アベがこしらえようとしとるNSCなあ。「アレは、情報キカンと違うんかよ?」って尋ねたら、「アレは政策決定をする場所で、情報機関ではない」ってんだな。でも、「外務ショウに、公安ケーサツや公ちょー、自衛隊に、あと、内ちょーもあるだろうが」って突っ込んだんだが、「あんなもん、情報機関ではない。内閣情報調査室は、40━50人はおるのか。でも、分析とかばっかで、工作活動なんかやっておらん」ってんだな。
そもそも、今回のNSCのセッチに伴うヒミツ保全ホウアンってのも、亜米利加サマの属国として、「言われた通りにやれ!」っていうソシキなんだな。だから、情報は全部、「亜米利加サマにおんぶにだっこ」ってことで、「こうしたホウ律を作らんと、情報を出さん!」と恫喝されておるんで、それでヤラされておるってんだな。
ほいで、この菅沼のオッサンも、妙なことを言っておってだな、ニッポン国憲法には「通信のヒミツ」ってのが書いてあるんだが、この憲法は亜米利加サマが作ったってことで、「いいですか、この『通信の秘密』ってのは、日本がアメリカを盗聴しないようにってことで、あるんですから!」ってんだよなあ(笑)
#「上」の続きで、その菅沼光弘のオッサンと喋ったなかで、「ニッポンには情報キカンが存在しない」っていう例として、例えば、日揮の社員も拉致され、殺害されたアルジェリアなあ。ニッポンの大使館はあるんだが、人員は何人もおらんで、サッチョウもメンツを大使館員として派遣しておらんってんだな。外務ショウの人間も、地元に食い込んで、ネタを取ってくるっていうことをしとらんってことで、ワシ、「ウソだろ!」って思ったで。
ま、でも、桜田門の公安3課だったかよ。アソコからダダ漏れたブツを見ても、そのへんのイスラム教徒が礼拝に行ったのを尾行して、それを報告ショにしとるレベルだもんなあ。あと、尖閣モンダイにしても、「人民解放軍は、本当に攻め込んでくるのか。それは、どこで、誰が意思決定しとるのか」ってことも、全然、調べておらんってんだよな。
いやあ、もし、コイツが本当だったらさ、外務ショウにしても、公安ケーサツに自衛隊と、何も仕事をせんで、グーグーって寝てるってことだよなあ。でも、ワシはそこまでヒドクはないと思っておるし、信じておるんだが、でもあの口調は、マジだったよなあ。
ただ、考えようによっては、ニッポンに本格的な情報キカンを作らせないってのも、亜米利加サマの意向かもしれんよなあ。だって、ショクミン地の分際で、自分のアタマでモノを考えて、独自ハンダンして動かれた日には、困るからなあ。
しかし、NSA(=国家アホ局)も、ちゃんとワシんとこの電話も盗聴して、小浜んとこに報告ショを上げておるんかいなあ。でも、そんな七面倒くせえことせんでも、ココに書いてあることをピャーッと訳した方が、ツボも押さえて、わかりやすく説明しておるんで、早いと思うんだがな(笑)
#で、今朝(=10・29)の各紙に出ておったが、自民トウの小池百合子が、前日の衆の国家アホ(=安保)特別イイン怪で、「(シンブンの政治面に載っている)首相動静は、『知る権利』を越えているのではないか」って喚き散らかしたってんだよなあ。ま、この発言に、今度のヒミツ保全ホウアンの意図は、丸見えだわなあ。アベは、今や1国の総理ダイジンっていう、「ニッポン国内最大の大公人」だからな。いやあ、ホンマ、ブッたまげたんだが、「公開情報ですら、ヒミツにする」ってのは、まさに、ココから出てくるんだな。
要は、ニッポンのコクミンってのは、ナメられマクっておって、「いいか、オマエらなんか、見ザル、聞かザル、言わザルでエエんだからな。ドレイの分際で、出過ぎたマネをするんぢゃねえ!」って恫喝しとるんだよな。でも、あんな小池みてえなアマごときに、ココまでナメられたんぢゃあ、たまったもんぢゃねえよなあ(呆、怒)
#で、超ローカルなハナシで恐縮だが、昨日(=10・29)、兵庫ケンケイの尼崎南ケーサツ署が、あの名作『ナニワ金融道』を手がけた青木雄二のアシスタントをやっておった、尼崎市内在住の松永豊和(齢49)っていう漫画家を、ネットのカキコミによる「キョーハク」の戒名でタイホしたってんだな。
ただ、記事を読むと、じつに妙っていうか、臭いよなあ。タイホ容疑は、この「4・7」に、自宅PCから、この6月の尼崎市議センキョに、ハシスト党から出馬して、当選した久保高章っていうおやぢのHPに、「お前らの戦争に巻き込んだら殺すぞ。大阪都構想に尼崎を入れるな!」って書き込んだことなんだよな。
まず第一に、この文言を見てだな、カキコミは匿名だったってんだが、しかし、ホンマにコレで殺すと思うかよ? だいたい、尼崎なんて、兵庫県内っていうより、たぶん、関西でイチバン、ガラの悪いところだわなあ。「シバいたる!」とか、「ブッ殺してやる!」なんて、挨拶代わりみてえなもんだよなあ(笑)
まだ、芦屋ならともかく、尼は、ま、近所といってエエよなあ。あの菱の本家(=神戸市灘区篠原本町4丁目)だってあるんだしなあ。
#「上」の続きだが、確かに、カキコミには、「殺す」という動詞が入ってはおるんだが、でも、全体の文脈では、ハシストの「大阪都構想」を批判しておるだけであって、ある意味、まっとうな政治的メッセージだよなあ。
ココでは、「戦争=センキョ」っていう比喩だし、それを受けての「殺す」だからな。どう見ても、肉体的に殺害するっていうんでのうて、「政治的に抹殺する」ってことで、「いいか、オマエなんか、センキョで落としてやるぞ!」っていう意味だからな。
だったら、在特会の連中がヤッておる、下劣かつ卑劣極まりない、そのヘイトスピーチかよ。こんなもんぢゃねえからなあ。ケーサツって、こんな便所の落書きまでだな、虫メガネを使うて、必死になって探し出して、ジケンにしとるんだから、よっぽどヒマなんだよな(笑)
#さらに続きだが、ふーむ、カキコミが4月上旬で、その尼崎市議センキョは既に6月に終わっておるのかよ。だって、ぢゃあ、ぬあんで、今頃、タイホなんだよ? ビールの気もすっかり抜けちゃっとるもんなあ。このタイミングがじつに臭いんだよな。ワシは、国怪に出されたヒミツ保全ホウアンの絡みだと思う。
だって、今回、ジム方は内ちょーが仕切っておるんだが、要は、「サッチョウの警備キョク=公安ケーサツ」だからな。だから、今度のタイホは、じつにキナ臭いものがあって、「いいか、好き勝手にネットで便所の落書きしておったら、いつでも身柄を取るで!」っていう、恫喝そのものだよな。っていうか、「バカな下々のコクミンの分際で、いい気になって、ヒミツ保全ホウアン反対とか抜かしやがって、国家ケンリョク様に逆らうなど、非コクミンの極みである!」っていうメッセージだろうなあ(笑)
ましてや、容疑も認めておって、逃走や証拠隠滅のおそれもないんだから、ザイタクで済む事案だ。「青木雄二のアシスタントだった漫画家」だってことで、身柄を取れば、シンブンがケーサツ発表を垂れ流して、「顔出し」でジャンジャンと書いてくれるんで、どうせ、それだけの理由でタイホしたんだろうなあ。ワシに言うわせりゃ、こんなもん、「政治活動の自由」「表現の自由」に対する、ケンリョクの弾圧ですらある。
であればな、モロ、地元ネタなんだから、東京を引き払って、神戸に戻った西岡研介クンは、ビシバシとこのド腐れケーサツを叩きマクらんとなんだが、ツイッター見たら、全然だよなあ。いやあ、神戸を留守にしておって、東京に出張してきておるなんて、言い訳になるかよ。独立自尊のフリーのブンヤだったら、もっと、ビシッとしたことを言わんかい!
あれっ、西岡クン、今晩(=10・30)の午後8時前に、もう帰阪しとるのかよ。トンボ帰り? だったら、コイツを取材せんとだよなあ。はよ、尼崎南ケーサツ署に、ピャーッと突っ込まんかい! だって、新大阪から、水道筋商店街のある神戸市灘区の自宅に戻る途中だもんなあ。
#で、今朝(=10・31)の各紙、昨夕(=10・30)の分と合わせて、外務ショウが、また、キミツ文書を公開したってことで、アレコレと字にしておったな。外務ショウは、「作成から30年」が経過したブンショは、基本的に公開しとるってんだな。もちろん、肝心なものはオモテには出さんし、また、出すにしても、核心ブブンはぼかしたりはするが、しかし、このテのブンショを破棄しマクっておる、市ヶ谷のぼーエイ庁&自衛隊とは対照的だわなあ。まだ、霞の方が全然、マシだ。
このテのブンショは、一挙にピャーッと吐き出すんで、精査、分析するのが大事なんだが、何を取り上げて、穿り出すかで、記者のセンスが問われるよなあ。
まず、ワシ、「へえーっ」と思ったのが、昨夕の朝日が字にしておったんだが、オキナワ返還交渉に絡んで、米グンの短波放送・亜米利加の声(=VOA)の中継局の移転費用の肩代わりついて、最終的には1600萬ドルをヒミツ裏に埋め込んで、蜜約にまとめたんだよ。
今回、公開されたブンショにあったのは、ニクソンと佐藤栄作との間で、正式な蜜約が結ばれる2年前の69年の時点で、ニッポン政府が「それ」について、「2000萬ドルになる!」と見積もっておったっていうハナシなんだよな。
#「上」の続きで、VOAの移転費用の1600萬ドルってのは、オキナワ買い戻し費用全体の3億2000萬ドルの中においては、大した金額ではない。んで、そもそも、VOAってのは、米グン向けのただの短波放送だよな。
そこで、フシギっていうか、奇っ怪ですらあるのは、こんな単なる短波放送の基地局移転のハナシを、ぬあんで、アソコまでヒミツにせなアカンかったのか、なんだよな。だって、VOA自体は、ヒミツ放送でも何でもなく、軍人はもとより、オキナワの人たちだって、短波受信用のラジオがあれば、自由に聞ける、要は「公開放送」だわな。核ならともかく、こんな短波ラジオの放送を隠す必然性なんて、本来、どこにもねえからな。
でだな、ヨミの編集局次チョーまで出世した関浩三という人が、今年3月に学研から上梓した『日本軍の金塊 馬賊王・小日向白朗の戦後秘録』を読んで、「あー、コイツかあ!」って、ワシ、ピンと来たんだ。
要するに、結論から先に言うと、この「VOA」なんてのは、あくまでも隠れ蓑であって、その本質っていうか、正体は、ズバリ、米グン様の、あの「電波傍受施設」を指しておるってんだな。だから、今、世間をお騒がせマクっておる、NSA(=国家アホ局)の管轄だわな。どうも、オキナワ返還交渉のキモは、核撤去のモンダイもさることながら、この電波傍受施設の扱いについても、どうも、何かあったようなんだな。逆に、そうでなければ、あんなに隠す必要なんかねえからなあ。
#さらに続きで、今回、公開された外交ブンショで、77年のカーター政権当時、米軍備管理軍縮キョクの担当者が、IAEAのあるオーストリアの在ニッポン大使館の人間に、「あまり公言したくないが、原子炉級プルトニウムでは、バクダンはできないという通説は誤りである」って、「ニッポンの原発から出る糞ションベンでも、核兵器の開発が可能」の旨、ポロッと漏らしたってんだな。
で、コイツは、今後、ニッポンが予定しておった、糞ションベンをリサイクルして抽出する原子炉級プルトニウムを想定しておったってことで、この後、亜米利加サマは、77年9月、東海村の再処理工場で、今後2年間に99tの糞ションベンの処理を認め、工場はただちに試験運転を始めたってんだよな。
ぬあんていうんかいなあ。外務ショウは、ま、とりあえず、合法のアダルト・ビデオを公開したようなもんで、肝心のところには、モザイクがかかっておってだな、何だか、イマイチ、ようわからんのだよな。
だから、ワシが、ココでニッポン最大の国家キミツを、ピャーッと大公開するとだな、じつは、前にもココでupしておるんだが、コイツは、既に原研(=ニッポン原子力研究所)が、大洗町にあった高速炉の「常陽」で、チョー高純度の「99%超」の、世界最高品質の「軍用プルトニウム」を完成させておったことを、指しておるんだからな。
だって、軍用プルトニウムってのは、「純度94%以上」が必要なんだが、亜米利加の黒鉛炉では、たかだか94━96%、仏蘭西のフェニックスやスーパーフェニックスでさえ98%で、常陽は、クオリティーにおいては、これらを遥かに凌いでおったんだからな。それで亜米利加サマは、ブッたまげて、常陽の高速炉で、プルトニウム抽出させるブランケットを取り外させてだな、操業をストップさせたんだからなあ。もちろん、データは丸ごと持って行ったんだが、今回、外交ブンショでオモテに出されたのは、当然、「それ」を受けての発言だからな。
ところが、その後のもんじゅってのは、本当の目的を目くらましさせるため、余計な「発電用」をくっつけたのと、あと、「ナトリウム水冷」っていう危険極まりない方法を取ったんで、失敗続きで、あのザマなんだよな。常陽は、「ナトリウム空冷」で完成させた技術を持っておって、「次」は、ナトリウムよりヘリウムの方が、より安定しておるんで、「ヘリウム空冷」に行くハズだったんだが、亜米利加サマに止めさせられたんだよな(笑)
#いやあ、しかし、今日(=10・31)、あの「脱原発のアイドル!」こと、山本タロウが、秋の園遊会の席で、陛下に毛筆でしたためたっていう、「フクシマの現状を知って下さい!」っていう直訴状を手渡した件なあ。ま、誰が見ても、あんな衆人環視の場で、ハローウィンにかこつけたパフォーマンスとしか受け取れんよなあ(笑)
それで、田中龍作が、自分のブログで「コイツは、平成の田中正造や!」と持ち上げてはおるんだが、だって、田中正造の場合は、現人神にさせられてしもうた明治天皇(=大室寅之祐)に、直で対面できん状況下だったからこそ、ああした直訴っていう手段しかなかったんだわな。
ところが、タロウの場合は、陛下とは直で、たとえ10秒ぐらいであっても、喋れるんだからな。そこで、「フクシマの現状が大変なんです」っていうことを簡潔明快に訴えてだな、それをブログでupしておけば、そんな大騒ぎにはなっておらんよな。要するに、「感情ロン」のレベルで、「たかが、当選したばっかの1年生ギインの分際で、あんな目立つことヤリやがって、この野郎!」なんだよな。
今回は、「陛下の政治利用」っていうリクツが立つからなあ。ま、こんなもん、セー権与党はヤリマクっておるんだが、このテの政治コーサクってのは、目立たんようにウラからこっそり手を回してこそ、だからな。
ましてや、タロウはここんところ、「ヒミツ保全ホウアン反対!」って吼えマクっておったんだから、自公にしてみれば、「待ってました、飛んで火に入る秋の虫」だわなあ。右翼の連中だって、「不敬極まりねえ、タロウに天誅や!」って街宣車を出すぞ。もっと言えばだな、フクシマのそうした厳しい現状は、タロウなんかより、陛下の方がよっぽど、よう知っとると思うなあ。
ココは変に「エエか、ワシは、平成の田中正造や!」って突っ張るんでのうて、「フクシマの思いを、ぬあんとしてでも陛下に伝えたかった」っていう純粋な気持ちからだってことで、「とはいえ、前例を破り、そのことで世間をお騒がせしたことは、大変申し訳なかった」とアタマを下げた方がいい。