三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、今朝(=1・19)の朝日etc各紙が、法制審の「新時代の刑事司法制度トクベツ部会」が、基本構想アンを出したってことで、字にしておったんだが、コイツは朝日が既に年末に書いておったんだが、「取り調べの可視化導入」をするフリをして、司法取引の導入に、通信傍受の適用拡大に、会話の直接傍受と、トンデモねえことをやろうしとるんだよな。
そもそも、コイツを設置した目的は、あの大坪弘道が大阪チケンの特捜部チョーとして指揮した、FD改竄ジケンを機に、「司法カイカク」、とりわけ、「冤罪の防止」のためだったんだよな。ところが、時間が経過して、FD改竄ジケンが風化していく中で、このテのシンギ会の台本を作るジム局は、垢レンガだからなあ。ホンマ、「焼け太り」もエエところで、「自分たちの権益拡大」っていうよりも、「冤罪のさらなる拡大」、さらには、「コクミン監視」を企んでおるんだから、たまったもんぢゃねえよな。
司法取引ってのは、本人の免責と引き換えに、相手を陥れる供述を、ナンボでも取ってもいいということになるし、通信傍受の適用拡大に関しては、「振り込みサギ」に「窃盗」にまで適用するってんだからな。それと、現行では通信会社での立会いの下でやっておるんだが、通話内容を暗号化して、ケーサツの施設でそれをソーサ員が勝手に聞いてもエエってことにするってんだから、こんなもん、歯止めもヘチマもねえよなあ。
ま、コイツは、まだ、あくまで「アン」であって、最終報告ではないってんだから、しかし、コレをたたき台に、今後、法制審にかけることになるんだろうから、こんなバカ丸出しの3点セットは、葬り去らんと、だ。いやあ、でも、垢レンガっていうヤクショは、ようヌケヌケと、こんなことをヤラかそうとするよなあ。ホンマ、スンゴイところだ。
#「上」の続きだが、今度の各紙の記事で思ったんだが、朝日はまだ、そのトンデモねえ3点セットに対して、まだ、批判的に捉えておるっていうか、クリティカルな視点があるんだが、毎日シンブンだなあ。チョット、考えても、「えっ、いったい、何これ?」なんだが、シャセツでもわざわざ取り上げておるんだが、「とにかく、よくギロンすることが大事だ」って、ま、ノー天気極まりねえんだよなあ。
ただ、コイツは、社の空気なのか、それとも、担当キシャの資質によるものなのか、いろいろと絡み合ってはおるんだろうが、ざっくりとした物言いをすれば、朝日、毎日、共同ってのは、やっぱり、「リベラル」だったと思う。法シッコー機関の暴走に対しては、「歯止めをかける」っていうのが、「良心としてのジャーナリズムの拠りどころ」みたいなとこが、あったと思う。しかし、最近、毎日ってのは、そうした力が低下してきとるっていうか、紙面からは感じんよな。
#さらに続きだが、こうしたヘンな動きについては、ジケンに精通しておるフリーのブンヤも、声を上げんと、だと思うんだが、例えば、西岡研介クンだが、その今日(=1・19)のツイッターを覗いたら、齢4つの愛娘を動物園に連れて行って、カンガルーを見て喜んでおるっていう投稿だからなあ(**)
いやあ、西岡クン、家族を蔑ろにしろとは決して言わんし、嫁サンともども、家族はゼッタイに大事にせなアカンけど、でも、ワシらの商売ってのは、「言うべきときに、言うべきことを、きちんと言う」ってのが、基本っていうか、すべてだよなあ。
ましてや、西岡クンは、その大阪チケンによるFD改竄ジケンがハジけたときに、週アサで、その三井環のオッサンの口封じタイホ劇で、亀谷直人とニコイチでつるんで、あの大坪弘道から、直で取り調べを受けておった「渡真利忠光」のこととかも、例の2億円の件(=桑田兼吉保釈コーサク)の流れの中で、書いておるんだからなあ。
そういうウラの事情を知っておるブンヤであればこそ、垢レンガの連中が、こんなバカ丸出しのことをヤラかそうとしとるんだから、まさに、「キチ〇イに刃物」って、このことだからなあ。今、このタイミングで声を上げて、「何、バカ抜かしとるんだ、このアホンダラが!」って、腐れケンサツ&垢レンガを、ビシバシと叩かんで、どうするんだよ?
#そういえば、今朝(=1・19)のヨミのシャセツで、その消費税増税モンダイに関して、「軽減税率は8%の段階で導入せよ!」ってことで、また、例によって、信濃町の丸ハムがセンキョ公約を、あっさりと反古にして、自民トウに丸め込まれて、「軽減税率の導入は10%から」っていうふうに豹変したことを受けてなんだろうな。
ま、「言うだけ番長」の信濃町丸ハムファイターズは、「何を今更」なんで、どうでもエエんだが、その軽減税率適用のハナシだが、ヨミによれば、「欧州は税率20%でも、食料品etcは『それ』があるため、コクミンに広く受け入れられている。まだ、実施まで1年以上あって、時間は十分にある。シンブン&書籍と合わせて、8%の時点で、導入すべきだ」ってなあ。
っていうかさ、こんなもん、ぬあんで、ホウアン審議のときに、きちんとギロンせんかったんだよ? だって、野田が谷垣と野合して、「民自公」の土石流で、強姦同然でホウアンを通した際、ヨミをはじめとして、シンブンはこんな「軽減税率のハナシ」なんて、ほとんど、「字」にしておらんかったからなあ。とにかく、ホウアンを通せ通せの、「イケイケドンドン!」だったよな。まさに、「泥縄式」、つまり、「ドロボーを捕まえてから、縄をノコノコと探しに行く」って、このことだよなあ。
んで、やっぱり、自分んとこの業界だけ、「軽減税率の適用を!」って主張するのも、さすがに、トップがアレだけツラの皮が厚いヨミでも、憚るところがあったんだろうなあ。ようやく、「食料品と抱き合わせ」ってことを言い始めたもんなあ。でも、「世界共通の認識として、『知識には課税せず』ぬあんです!」って、よう、まあ、ココまでヌケヌケと言えるよな(笑)
#「上」の続きだが、その「消費税増税モンダイ」ってのは、終わったんでのうて、まだまだ継続しておるハナシだ。でも、総センキョが終わったら、アレだけ「消費税増税、ゼッタイ阻止しまーす!」と叫んでおった、例えば、代々木は共産党の赤旗電子版とか見ても、消費税の「し」の字も引っかからんし、社民のカシラの福島みずほのブログも、さっぱしだよなあ。「えっ、もう言うことを取り下げて、唯々諾々と従うの?」だわなあ(**) 悪いけど、憲法のいじくり回しなんかより、コレは日々の生活に、モロ、直結しとるんだから、ものスンゴイ、大事なモンダイだよなあ。
あと、比例では、事実上、消滅してしもうた「未来」に、ワシは入れたんだが、で、小沢イチローは、何しとるんだ? グーグー寝とるのかよ。あの今回の「民意」ってのは、「セー権与党」として、公約違反をヤラかして、消費税増税ホウアンを強行成立に持っていった「民主トウ」に、お灸を据えたんだからな。
あの投票率を見てもわかるとおり、民意は、自公なんて支持してねんだよ。一方的な腰砕けで「漁夫の利」を得ただけんだからなあ。しかし、ニッポン人ってのは、ぬあんで、ココまで諦めが早いっていうか、長いものには、すぐ、ピャーッと巻かれたがるんだろうなあ。
#へえーっ、ナベツネんとこのヨミは、大蔵ショウOBの「丹呉泰健」とかいう、ジム次官まで昇り詰めたおやぢを、ちゃっかり、社外監査ヤクとして、天下りで受け入れておるのかよ。しかし、その割には、全然、「国家ケンリョク様、何卒、軽減税率の適用を!」って土下座しても、相手にされねえんだなあ。だったら、こんなもん置いておく意味なんかねえんだから、さっさとクビにせんとだよなあ(笑)
あと、英吉利は、シンブンは「生活必需品」っていう理由で、ぬあんと、「税率ゼロ」だってんだよなあ(**) 確かに、欧州ではシンブンはどこも軽減税率の対象ではあるんだが、しかし、「税率ゼロ」の英吉利ってのは、異常だよなあ。シンブン協会とか、また、こういうところに目をつけて、「ぬあんとか、自分たちの命だけは、助けて下さい!」って言い出すんかいなあ。
むしろ、「知識に課税せず」っていうリクツづけよりは、確かに「生活必需品だから」っていう方が、しっくり来るんかもしれんよなあ。でも、この「適用除外の線引き」ってのは、ややこしいっていうか、本気でヤリ出したら、ホンマ、「ガラガラポン!」になりそうだよなあ。
あー、そうか、ニッポン人ってのは、「骨抜き」っていうコトバが大好きなんだが、「名を捨てて、実を取る」っていうんか、「軽減税率の導入=適用除外」を増やすことで、消費税を、かつてような「物品税化」させるっていうテもあるのかあ。
#で、今日(=1・21)発売の『大衆』で、いつものように巻末に載ってて、たいていは菱本家のことを扱っておるヤクザ記事なんだが、その末尾に、わずか数行の、また、ホンマ、妙な訂正記事が出ておったな。っていうのは、「正木年男」の肩書なんだが、前号の記事において、「本家室長(誤)→本家室長兼カシラ補佐(正)」ってことで、「『カシラ補佐』の兼務を落としてしまって、誠に申し訳ありませんでした!」っていう詫びなんだよな。
正木年男は、去年(=12年)の「4・5」の定例会で、「本家室長(当初は「室長」)」への就任が決まっておったんだが、それまで就いておった「カシラ補佐」の役職については、当初、「兼務」だったのが、その後、「兼務を外れ、『本家室長』に専任」っていうふうになっておったんだよな。
ところが、今回の訂正記事では、それをまた否定することになったわけで、ってことは、再び、「カシラ補佐兼務」に戻ったっていうことなのかよ? コイツはいったい、どういうことなのか、兵庫ケンケイの暴対に聞いてみんとだよなあ。
もし、今回の大衆の訂正記事が事実とするなら、菱本家の機構図だが、また、書き換えなアカンってことになるわなあ。正木年男も入れると全部で9人になるカシラ補佐のうち、おそらく、「筆頭のカシラ補佐」ってのは、この正木に間違いねえんだろうなあ。ってことは、ずーっと、兼務のままだったっていうことかよ? いったい、どういうことなんだろうなあ。
#ほいで、在阪のフリーのブンヤの尾塚野形のオッサンの新著『地獄で生きたる! 確定死刑囚、煉獄の中の絶叫』(鹿砦社、224頁、1400円+税)だが、「オマエんとこにも、版元から送ってやるんで、郵便番号から、住所を教えてくれや」と言われておったのが、今日(=1・21)、届いたんで、目を通したんだが、よく取材してあって、じつにオモロイ本だ。
そもそも、発端は、オッサンの親友から持ち込まれた、ある中卒の死刑囚が、拘置所で書き綴った数冊の大学ノートだったんだそうだ。「そこ」には、本人自身のいろんな思いもさることながら、拘置所での日常や看守のことも含めて、ムショでの詳細が記されてあって、その親友は「何とかして、手記のような形で、本にすることは、できんものか? オマエさんの名前でも構わんし、手直ししてもいい」だったんだそうだ。そこから、「死刑囚の日常」ってことをテーマに、今度の本になったのだが、しかし、読んでいくと、むしろ、死刑シッコーの詳細も含めて、「死刑のゲンバ」に関する、ナマの情報がぎっしり盛り込まれておって、コイツは「死刑読本」っていうか、「死刑制度に関する教科書」とさえ、いえる。
だから、尾塚野のオッサンが、この死刑囚のノートをもとに、また、だいぶ、取材をしておるんで、この本では、「川口一成」っていう、架空の死刑囚の「ひとり語り」というカタチを取っている。それは、既にホトケになってしもうた死刑囚と、まだ、生きておる死刑囚の「2人の証言」をチャンポンにして、「ひとり」にしたってんだが、それは、プライバシーetcといった配慮もあるんだろうが、ワシが思うに、取材で付け加えた部分もあるんだろうから、むしろ、そうすることで、表現の幅を広げたんだと思うで。それゆえ、記述において、既にシッコーされてホトケになった死刑囚については実名、まだ、拘置所で生きておる死刑囚については、仮名にしておる。
#「上」の続きだが、この本のキモは、コレまでほとんどオモテに出ることのなかった、「死刑囚の日常」だわなあ。その日々のディティールを追っていくと、結局、最終的には「死刑のシッコー」っていうことに行き着くんで、そこから、「死刑のゲンバ」が見えてくる。
だから、死刑囚にしてみれば、「いつ、シッコーがされるのか?」ってのは、まさに、「自分の身に、モロ、降りかかってくること」なんで、「法務ダイジンのキャラ」とかも、死刑囚ってのは、ホンマ、敏感になって、例えば、保岡興治がダイジンになったときは、「コイツは警戒心が必要だと思ったが、案の定だった」とかいうくだりがあって、「なるほどな」って思ったな。だから、ナイカク改造で、法務ダイジンのクビが挿げ替えれるタイミングには、死刑シッコーがなされる確率が高いんで、そういうときは、緊張で胸が高鳴るってんだなあ。
んで、法務ダイジンのシッコー命令から、実際のシッコーまで、だいたい、「5日間」の猶予があるんだが、役所の内部では、コレを「法の涙」といっておるらしいが、そんなもん、シッコーを受ける側にしてみれば、「自分らが絶対に傷つかんようにする、時間稼ぎとしか思えん」ってことだ。また、シッコー命令のことを、同様に「お慈悲の注射」とも言っておるそうなんだが、「だったら、現行の首吊りから、せめて、強烈な睡眠薬注射に替えてくれ」ってんだよな。こんなふうに、死刑囚の「ホンネ」がリアルに綴ってあって、オモロイ。
#さらに続きで、この『地獄で生きたる!』だが、ホンマ、死刑囚の置かれた状況が、いろいろと克明に出ておるんだが、特に100頁~103頁にかけての「知られざる死刑シッコーの手順」は、おそらく、本邦初公開のハナシだろうなあ。
ものスンゴイ詳細なとこまで描写してあって、「うわっ!」って思ったな。敢えて、本書の主人公である「川口一成」に喋らせたカタチを取っておるんだが、ワシのカンだが、コイツは尾塚野形のオッサンが、看守とか、実際にシッコーに立ち会った矯正区の関係者からも取っておるハナシだと思う。オッサン曰く、「コンタクト取るのがホンマ大変で、さらに、喋ってもらうのが、もっと大変だった」ってことだったんだが、「それは、そうでしょう。そんなもん、見ず知らずのブンヤに、いきなり、ぺラペラ喋る方が、おかしいし、異常だ」って、ワシは言ったんや(笑)
この本は、読み手によって、いろんな捉え方があると思うし、それでいいと思う。その意味では、「日々、死に直面しておる死刑囚の心情」というところで、「文学作品」としても読める。やっぱ、人間ってのは、「命が惜しい」っていうんか、「それでも、何とかして生きたい!」っていう動物なんだと思った。ただ、ワシはブンヤっていう職業上、「死刑のゲンバ」におけるディティールが、ココまで詳細に出たのは、おそらく、本邦初だろうから、「それ」を一番、評価したい。
それと、もう一つ、思ったのは、「盗人にも三分の理」ということだ。死刑囚ってのは、ほぼ間違いなく、コロシをヤッとるんだから、その意味では、うるさいくらいに、その厳罰化とやらが叫ばれる「99年体制=自公セー権」以降、「そんな鬼畜みてえなヤツら、さっさと、絞首刑にせんかい!」っていう風潮もあるんだが、死刑囚だって、同じ人間だ。そのことを感じたで。そういうことも含めて、じつに読み応えのある本なので、ワシはイチオシで勧めたい。
#で、そういえば、この「1・16」の毎日の朝刊が3社ベタで「字」にしておって、その翌日(=1・17)の赤旗が追加取材して、大きく後追いしておったんだが、市ヶ谷はぼーエイ庁が、今度、軍事衛星を打ち上げるにあたって、あの水増し請求ジケンで、世間をお騒がせしたため、指名停止になっておる「3ダイヤ電機」が、その禁止の網をかいくぐって、ぬあんと、「3次下請け」ってのは、「(発注元→)元請け→下請け→孫請け(2次下請け)→曾孫請け(3次下請け)」だから、曾孫請けかあ。「それ」で、バッチシ、受注するってんだよなあ(**)
具体的には、次期Xバンドの衛星通信で、事業は2030年度まで続くってことで、ケイヤク額は〆て1221億円。元請けはスカパーJSATを中心とする特別目的会社で、ココにNECとNTTコミュニケーションズもカネを出しておるってんだな。市ヶ谷の言い分としては、「ウチが直接、3ダイヤ電機とケイヤクするんでない。2次下請け以下は、制限できる制度にはなっておらん!」ってんだが、どうせ、ピャーッと丸投げするんだろうから、こんなもん、インチキもエエところだよなあ。談合で、3ダイヤ電機の取り分も、もう決まっておると思うで。
しかし、自公が総センキョで「3分の2超ゲット!」ってことで、セー権に戻り、あの秋山直紀のおやぢを媒介として、3ダイヤと超ズブズブの石破のおやぢが、平河町の幹事チョーでおるんで、「何でも通し!」ってことで、タカを括りマクっておるよなあ。代々木は、おそらく、予算イイン怪で追及するんだろうが、他の野党はどうなんだろうなあ。どいつもコイツも、物わかりがエエんで、ナメられる一方だよなあ。
#で、そういえば、あのFD改竄ジケンで、実刑を食らって、シャバに戻った前田恒彦が、フェイスブックを開設しておって、そこで自分のブログ「元特捜部主任検事のつぶやき」で、いろいろと喋っておるんだなあ。ざーっと目を通してはみたんだが、でも、当たり障りのねえことばっかで、あのジケンの核心ブブンってのは、何も喋ってねえよなあ。
そうそう、大坪弘道&佐賀元明の大阪コーサイでの控訴審のコーハンの期日は、まだ、入ってねえんだろうなあ。しばらく先になるんかいなあ。いずれにしても、「年内」にはあるんだろう。大坪には、三井環のオッサンの口封じタイホ劇で、あの「渡真利忠光」の取り調べを担当したことも含めて、この際、全部、洗いざらい、喋ってもらいたいと期待しておるんだが、まだ、踏ん切りがつかんのかいなあ。ったく、ホンマ、巨悪は、のうのうと逃げ切って、グーグーと高いびきだよなあ(笑)
#で、今度のアルジェリアの天然ガス施設での人質ジケンで、犠牲になった日揮の社員の「名前」について、カイシャ側が「遺族がそっとしておいて欲しいから、公開せん」かよ。それは、おかしい。コレだけの大騒ぎになって、コクサイ社会を巻き込む大ジケンになっておる状況で、それは通用せんと思う。痴漢やスリといった、しょうもねえハンザイぢゃねんだからなあ。
っていうか、コイツはむしろ、「名誉の戦死」と違うのかよ? 特に、アフリカなんて、どこの国も政情不安定で、軍事クーデターやら、武装蜂起やら、何が起こるかわかったもんぢゃねえからなあ。別に、アルジェリアでコソコソと悪いことをヤッておったのならともかく、そこの国を代表する基幹産業で、「ニッポンの資源確保!」のため、ある意味、現地にハケンされた社員は、それこそ、「砂漠ん中に骨を埋めるカクゴ」で仕事に邁進しておったんと、違うんかよ?
であれば、その労苦に報いるためにも、名前を公表して、「本当に、ご苦労だった。安らかに眠っておくれ」と、コクミンみんなで、ねぎらってやるべきではないのか。チョット、違うと思う。そりゃ、マスコミはダーッと取材に押しかけるが、こんなもん、いつまでも続かんワ。
#うわっ、今日(=1・22)の各紙電子版が、昼前ぐらいからダーッと打電しとるんだが、さいたま縣では、この2月から公務員の退職金が段階的に下げられるってんだが、「1月末で辞めれば、満額ゲット!」ってことで、1月末で退職する教員が、ぬあんと、「100人以上」に上っておるのかよ。中には、高校の教頭や、小中高の担任もおるのかあ(**)
いやあ、コイツはジケンだよなあ。うーむ、勤続35年ぐらいで、もし、1月末までに辞めれば、退職金は150萬円upで、2、3月分の給料計80萬円を差し引いても、「150萬-80萬=70萬円」が手元に余計に残るんで、「この際、辞めちゃえ!」かあ。
だって、まだ、年度の途中だし、年度末の3月は卒業式だってあるし、新年度に向けての、諸々のジムの引き継ぎだってあるだろうからなあ。巷では「聖職者」とか言われながら、ま、ニンゲンのホンネって、案外、こんなもんかもしれんよなあ。「そこまで、カネの亡者かよ!」ってバカにするのはカンタンだが、でも、「うーむ」と考えさせられるよなあ。しかし、消費税増税になったら、どうなるんだろうなあ。
ほうー、ヤフーのクイックリサーチっていう、ネット投稿による世論チョーさだな。さっそく、upされておって、初日で、総投票数35691票の段階で、「辞める」が45%、「続ける」が50%、「わからない」が6%かあ。いやあ、思った以上に「辞める」が多いんだな。「たかが70萬円、されど、70萬円」かあ。うーむ、やっぱ、ニンゲンってのは「カネで動く動物」なんだなあ(笑)
#そのアルジェリア情勢だが、亡くなった日揮の社員の家族だろうなあ、今日(=1・23)、「無許可で実名報道」したってことで、「被害者親族代表・本白水智也」とかいう人が、朝日シンブンに抗議文を送ったってんだが、ココまで来ると、「被害者のプライバシー」を楯にした、報道規制とさえ言えると思う。
おそらく、実名を出すにあたって、見切り発車的なものがあったような気がするし、そこで、感情的な齟齬もあったと推測される。そして、こういう状況だから、そっとしておいて欲しいという気持ちもわかる。しかし、それを差し引いても、このリアクションは、チョット、おかしいな。日揮も含めて、あそこまで実名を出すことに渋っておることに、逆に、何かウラがあるのかと勘ぐりたくもなる。
あることないこと、根掘り葉掘り記事化するのならともかく、「こういう状況になって、じつにお気の毒で、本当に申し訳ないが、今の気持ちを聞かせて欲しい」というぐらいは、ニュースとして報じる意味はある。また、「亡くなった人の名前」というのは、報じるに値する「ニュース」だ。
うわっ、その本白水っていうおにいちゃんは、ツイッターを開設しておって、顔出しで、ようまあ、喋っておるんやな(笑)
#「上」の続きだが、もう少し、「報道=ジャーナリズム」のゲンバに立っておる人間は、今回、アルジェリアで亡くなったニッポン人の「実名」を報じる意味について、きちんとした説明をする必要と義務を感じるな。あの「メディアスクラムによる被害」を、わざと、チャンポンにして、「目くらまし」にしとるようなところがあるからな。
本来、何もなければ、そのアルジェリアの天然ガス施設で働いておる日揮の社員の実名を、オモテに出して報じる必要など、全くない。しかし、こうしたジケンに巻き込まれて、亡くなったということは、「公共の利害の関わる事実」であって、「平時」のときの扱いとは、180度、異なってくる。少なくとも、「亡くなった人の名前」を報じることに、そんな遺族の意向ウンヌンなんて、関係あるかよ? そんなんだったら、コロシや交通ジコ、火事で亡くなった人らの名前も、今後は、「そっとしておいて欲しい」ってことで、すべて「匿名報道」になる(笑)
ところが、「それ」を縛るためのリクツとして、「メディアスクラムの被害を被るから」っていうのを出しておるんだから、モンダイのスリカエもエエところだ。キモは「被害者の実名を報じることの是非」であって、もし、報道キカンが「それ」を放棄したら、存在意味はねえっていうか、最早、オマンマの食い上げだわなあ。
特に、イケダモン大先生んところが言い出しっぺになって、あの自公で「イケモダン(=個人)情報保護ホウ」をこしらえてからだが、「ヒガイシャを前面に立てて、搦め手から縛る」っていう手法を、ある意味、確立したともいえるんで、「犯罪ヒガイシャ」っていう、「葵の御紋」を出されると、あんまりアタマの良くない、特によい子の皆さん方は、「ハハッー」って跪くようなところがあるよな。
でも、笑えたのが、誰のツイッターだったかいなあ。日揮の社員の名前を「字」にしたキシャの名前を、築地に問い合わせたところ、「個人情報保護ホウにより、お教えデキませーん!」だってさ。ま、特にアソコの広報はヤクショそのものだから、いつも、こんなふうに木で鼻をくくった対応だが、大朝日のキシャの、それも「職務に関すること」だぞ。どこが個人のプライバシーなんだ、このアホンダラが!
