三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、在阪のフリーのブンヤの尾塚野形のオッサンんとこに、また、府中のムショで勤めをしておる亀谷直人から手紙が届いたってんだな。今回は、2年ほど前に豊嶋秀直に差し出した手紙の一部と、豊嶋からの返信(コピー)が同封してあったってんだな。
それまで、亀谷は、その豊嶋とは中央大法科の御学友の「中井五郎(仮名)」を通じて、接触しておって、「直」でコンタクトを取ったのは、そのときの手紙が初めてで、豊嶋には、都合3通出したんだそうだが。ただ、豊嶋からの返信は3通のうち、2通だけで、残る1通は未開封のまま返却したとのことだ。
んで、亀谷の手紙の内容は、当時おった岐阜のムショでの処遇の緩和についての見直しについて、「ケンサツを動かして欲しい」っていうことと、あと、中井五郎が、どうも、3ダイヤ商事の常務とツルんでクビを突っ込んでおったらしい、神戸空港の埋め立て工事について、何か、協力を求めたようだ。っていうのは、その神戸空港の工事の前受金から2億円を引き出し、山健組への詫びの印にするツモリだったんだそうだ。だから、八重洲のジケンについては、山健組の4代目(=井上邦雄)と話し合うて、仕舞いにしたい、と。そういうことが綴られておったんだそうだ。
#「上」の続きだが、その亀谷直人の手紙に対する、豊嶋秀直の回答は、「やむを得ない事情のため、貴殿のご要望には応えられない」と、木で鼻を括ったような断りの返事だったそうだ。ただ、岐阜のムショでの処遇については、「近くの弁護士に依頼するか、岐阜のチケンの次席にでも手紙を出したら」とあったそうだ。なお、この亀谷が出した3通の手紙においては、例の「2億円の件(=桑田兼吉保釈コーサク)」に絡んで、「カネ返せ!」ということは、まったく、触れてはなかったとのことだ。
尾塚野形のオッサンによれば、亀谷の手紙というのは、ところどころ論理の飛躍があり、解読がムズカシイらしく、オッサンは従来から、『紙のバクダン』での連載でも書いておるように、「この2億円の件は、中井五郎の法螺バナシ」との立場に立っておるんで、「だから、中井の詐術にひっかかってしもうておる」とのことだが、でも、この「カネの行方」ばっかりは、証拠がどこにもねえから、ぬあんとも、わからんよなあ(笑)
#さらに続きだが、ワシはこの「2億円の件(=桑田兼吉保釈コーサク)」に関しては、「カネは、ケンサツ側へ流れたのではないか」との立場だ。確かに、結果的に保釈は効かんかったけれども、その「病気療養」を名目にした、異様ともいえる「長期にわたる勾留停止」が、亀谷直人が鶴城丈二(侠友会会長)をブチ抜いた、その八重洲ジケン(=02・11・25)の後も継続しておったからな。
で、「03・5・1付」で隼町が、桑田兼吉の上告キキャクを決定(これにより、懲役7年の実刑ハンケツが確定)したあとも、収監されずに、「刑のシッコー停止」が、そのまま続いて、ま、事実上の「保釈状態」が勝ち取れておったからなあ。
その証拠に、桑田兼吉はその後、「03・7・4」に、新宿の飲食店の階段から転落して、大けがを負うとるからな。通常、「勾留停止」ってのは、保釈と違うて、勝手に外を歩き回ることなど、デキん。そういうことが、ぬあんで、OKだったのかってのは、まさに、「2億円の件の怪!」ともいうべきハナシだからなあ(笑)。たまたま、この転落ジコを、朝日シンブンがベタで「字」にしておったんで、腐れケンサツはぶっタマげて、慌てて桑田兼吉の収監に乗り出すんだよな。
ま、そのへんのくだりについては、ワシの『日本の裏金(下) 検察・警察編』(第三書館、424頁、1600円+税)に全部、書いておるんで、興味のある人は、ぜひ、買うて読んでくれや!
#今日(=5・25)発売の『週金』に、その尖閣諸島の所有者である、さいたま市の大宮に住んでおる「栗原国起」っていう人物について、「字」にしておったな。ワシ、恥ずかしながら、不覚にもよう知らんかったあ(TT)
で、この栗原のおやぢってのは、どうしようもない借金もつれで、自宅と、自分が経営する「菱屋会館」っていう地元の結婚式場の土地&建物に、トータルでぬあんと、少なくとも極度額「25億円!」の根抵当権が、大銀行から設定されておるってんだなあ。そもそも、この栗原のおやぢは、あの石原のおぢいちゃんも揉み手擦り手で師事しておった、フィクサーとしても知られる「菅原通済」の運転手をヤッておったってんだな。記事には、自宅の写真が出ておったが、塀の上に張り巡らされた鉄条網に、監視カメラと、まさに、「要塞」だよなあ。
あと、イケダモン大先生んところも激しく敵対しておる、お山(=日蓮正宗総本山大石寺)の信徒団体から独立した顕正会とも、超ズブズブだってんだなあ。あー、だから、石原のおぢいちゃんとこに一括で買い上げてもらうようりは、今みたいに、賃貸で、細く長く収入があった方が、本当はエエんだろうなあ。しかし、そんなに借金があるってことは、相当、値段を吊り上げんとだよなあ(笑)
#「上」の続きだが、ネットで「栗原国起」で検索をかけると、いろいろと引っかかってくるな。「糾弾!!」っていう、「覆面キシャ団『サムライ』のブログ」の「09・10・18」にupされておる記事だと、この栗原家ってのは、大宮でも有数の実業家で、昔でいうところの「庄屋さん」。でも、その割には、「政治団体との付き合いもない」と、地元では評判もいい、と。かつ、さいたま市内に多くの不動産を持つ”富豪サマ”なんだってなあ。
で、この「栗原のおやぢ」ってのは、ヤリ手の実業家として、その結婚式場「菱屋会館」を運営しておったんだが、2000年ごろから事業は暗転を始め、ちょうど、そのころ、板橋から本部移転を考えていた顕正会との思惑が合致し、顕正会がその菱屋会館を借り受けることにしたのかあ。
ところが、顕彰会の強引な勧誘によって、ケーサツによるガサ入れがあったことetcから、嫌気がさしたんかいなあ。「06年に顕正会を放り出した」ってあるな。ま、いずれにしても、この「栗原のおやぢ」は、相当、胡散臭いってことだけは、間違いねえなあ。
#さらに続きだが、尖閣諸島の「ぢぬし様」だが、ワシ、直接、登記簿を見たわけぢゃねえんだが、ウィキペディアetc、ネット上の情報を総合すると、やっぱり、所有者は、その「栗原国起のおやぢ」と、その母親の「和子」のようなんだな。
もう少し詳しく説明すると、尖閣諸島ってのは、地番が「石垣市宇登城」で、全部で5つの島(魚釣島、南小島、北小島、久馬島、大正島)からなるんだな。うち、大正島(地番・2394、4万1386平方m)だけが大蔵ショウの所有で、残る魚釣島(同・2392、364万1983平方m)、南小島(同・2390、32万4628平方m)、北小島(同・2391、25万8824平方m)の3つは栗原国起、久馬島(同・2393、87万4049平方m)は、栗原和子の所有らしいな。
ただ、久場島だけは未登記で、ココは「在日米軍が使用」ってなっておるなあ。でも、尖閣諸島って、全部、無人島のハズだよな。コレって、いったい、どういうことだよ?
#もう少し続けるが、総務ショウは02年から、魚釣島、南小島、北小島の所有者である栗原国起のおやぢに、賃貸料を支払っておるっていうことで、それは年間2450萬円(魚釣島2112萬円、南小島188萬円、北小島150萬円)だってんだよな。ワシ、チョット、解せんのは、未登記ながらも、「栗原和子の所有」ってなっておる、その「久馬島」の扱いだよなあ。いったい、亜米利加グンは、何に使っておるんだよ? あの小学生からも購入見直し要求が出ておる、F35でも置くツモリなんかいなあ。
うーむ、位置カンケイで見るとだな、その尖閣諸島の5島のうち、大蔵ショウが所有しておる大正島ってのは、残る4島より約110kmも東にあり、つまり、中国からは遠くなる方向(つまり、石垣島寄り)に離れておるんだな。で、その栗原家が所有する4島のうち、栗原和子の所有ながらも未登記で、「在日米グンが使用」ってなっておる久馬島だけ、残る3島から、北東の方角に離れておるんだな。で、この前、中国漁船との衝突があったゲンバは、この久馬島から、比較的、近いのかあ。いやあ、ぬあんか胡散臭いよなあ。
あとさ、国(=総務ショウ)は、その3島(魚釣島、南小島、北小島)で、その栗原のおやぢに毎年、2450萬円も払うておるのか。元はワシらの血税だよなあ。いやあー、悪いけど、あんな無人島に、そんな資産価値が、いったい、どこにあるんだよ? で、石原のおぢいちゃんは、ココをいい値段で買い取って、それから国に転売するってんだろ。まさに、こんなもん、「土地転がし」ならぬ、「島転がし」「尖閣転がし」ぢゃないか!
#で、昨日(=5・25)、名古屋コーサイであった、「名張毒ぶどう酒ジケン」で、原審で死刑ハンケツが確定しておる奥西勝(齢86)に対する、第7次再審請求の差し戻しシンで、05年4月に出しておった「再審開始のケッテイ!」を再び取り消すケッテイをしておった件だが、まず、コイツは、しかし、審理が名古屋と隼町の間を行ったり来たりと、連中はただ、「再審可否のシンリ」ってのを、さながら、キャッチ・ボールをして遊んでおるとしか思えんよなあ。
そもそも、コイツはジケンの発生が、1961(昭和36)年って、今、齢46のワシが生まれる5年の前のハナシだからなあ。半世紀以上も前で、なおかつ、今回の再審請求が「第7次」ってのは、コレまで6回も請求し、すべてキキャクされておるってことだよな。
「証拠不十分」だってのは、遥か大昔からわかっておるのに、こうやって、ただダラダラと引っ張って、今、本人が齢86っていえば、ニッポン人の男性の平均寿命を、既に超えておるわけだからな。タテマエでも「民主シュギ」の看板を掲げておる国で、こんなデタラメが、ぬあんでまかり通るのか。ま、その根底にあるのは、「司法の退廃」以外の何物でもないが、まず、それをワシは言いたい。
#「上」の続きだが、今朝(=5・26)と昨夕の各紙に、ウジャウジャと解説記事や雑感を載せておって、さももっともらしく、朝日とか、「時間の壁!」とかこねくり回しておるところもあったんだが、まずは、このキモは、「死刑ジケン」であるってことだ。死刑ジケンに対する再審は、島田ジケン以来、この26年、1度としてねえんだよなあ。あのデタラメDNA鑑定が暴かれたことで、「再審無罪!」が出た足利ジケンの菅家サンの場合は、「無期懲役ジケン」だったからな。「そこ」の違いは、大きいと思う。要は、「死刑制度維持!」ってことに、連中が、異様なまでの執念を燃やしておること。コイツが根っこにあるのは、間違いない。まず、「それ」を指摘せんとだろう。
だから、今回、「名古屋と隼町のキャッチ・ボール」という、まさしく、異様な展開となったのは、一度、コイツは05年4月に名古屋コーサイが、「再審ケッテイ!」を出しておったのに、それにケンサツがイチャモンをつけて、異議申し立てをしたんだな。それを受けて、名古屋コーサイが06年12月、「ケッテイ取り消し」をしておったんで、死刑囚側は隼町にトクベツ上告をしておったところ、隼町は名古屋コーサイにシンリを差し戻しておった(=10年4月)んだな。だから、「それ」を受けての、今回、名古屋では2度目の「再審取り消し」だったんだな。
コレで、ワシ、思い出すのは、あの関西ケンサツが誇る、戦後最大級の冤罪、「甲山ジケン」だよなあ。アレは、キソをしたのが、「逢坂貞夫━加納駿亮」の「ちょーかつコンビ」だったため、関西ケンサツっていうよりも、「自分らのメンツ維持=出世の保障」のため、四半世紀にわたって引っ張り続けたんだよな。三井環のオッサンも傍におって、よう知っておるが、サイバン資料を読んで、「こんなもん、アカン!」っていうのは、皆、知っておったんだが、「逢坂&加納」のコンビがタッチしておったジケンってことで、「ちょーかつ」同様、アンタッチャブルになっておったってんだよなあ(笑)
#さらに続きだが、要するに、この名張毒ぶどう酒ジケンも、腐れケンサツがメンツに賭けてでも、「再審開始阻止!」に走って、それをサイバン所が、ただひたすら追認、盲従しとるっていう、まさに、「サイケン一体&癒着」の典型だよなあ。ぬあんで、ケンサツが、ココまで「再審開始阻止!」に邁進するのかといえば、それはひとえに「死刑ジケン」だからだろう。
それは、どういうことかといえば、ココでもし、死刑ジケンの「再審開始ケッテイ!」が認められ、始まってしもうたら、「後続の、再審請求中の死刑ジケン」にも、「ドミノ倒し!」で波及する恐れがあるからな。まだ、袴田ジケンぐらいだったエエかもしれんが、あのDNA鑑定のデタラメが指摘されておったにも関わらず、森英介が法務ダイジンのときに、ピャーッと死刑シッコーしてしもうた、久間三千年・元死刑囚の「飯塚ジケン」だよなあ。「ココ」に飛び火してしもうたら、赤レンガは、とても持たんからな。
何でもそうだが、火の気が大きくなって、手の施しようがなくなる前に、こういうのは、ボヤのうちに、こまめに、はよ、消火に務めんとだからな。だから、連中にしてみればだな、「あんな名張の毒ぶどう酒ジケンなんて、死刑囚も80の半ばを過ぎて、今更シャバ出てもしゃあねえし、ワシらも再審なんて面倒臭くてしょうがねえから、このまま、塀の中に放り込んでおけ!」ってカンジだろうなあ。サイバン官なんてのも、所詮、「同じ穴のムジナ」だから、「まさに、ケンサツ官サマのおっしゃる通り!」と、ゴマをすりマクっとるんだよなあ(怒)
#その毎日が抜いておった、内閣フの原子力イイン怪における「ヒミツ会議」のハナシ、今朝(=5・26)の東京シンブンが、ジム局である内閣フの原子力セーサク担当室の半分近くが、電力ガイシャや原発メーカーの出向者で占められておったっていう、ま、後追い記事とでもいうのか、抜き返しとでもいうのか、載せておったな。でも、双方、合わせ一本で読むと、より全体像がハッキリと見えてくる。
具体的には、07年4月から今年4月までの5年間のうち、そうした外からの出向者が「延べ20人」に達しておったってことだな。そのジム局は20人程度で、現在は「19人中、8人」がそうした出向者ってことなんだが、残りは通産ショウと文科ショウの出身者だってんだから、要は、みんな、「原発推進派!」の身内で固められておるってんだな。
で、今回、いみじくも、クローズアップされておる「原子力イイン怪」ってのは、結構、重要っていうか、向こう10年間の原子力セーサクの柱である「原子力セーサク大綱」ってのをとりまとめておる(ただ、5年をメドに見直す)ところで、だから、「キモ」になる場所なんだな。あー、あの霞が関の合同庁舎4号館ってのは、大蔵ショウの隣の、前は総務チョーとか、経企チョーとかが入っておった、チョット、古い建物だよな。アソコが今、内閣フかよ。
要は、どこの霞が関の所属にも入っておらんような、はみ出しブモンの寄せ集めだよなあ。財研(=大蔵ショウ)とか、霞(=大蔵ショウ)の方のキシャ倶楽部に、みんな、溜まっておるから、特に、政治ブの連中なんかは足を運ばんよなあ。案外、目立たんから、「ヒミツ会議」には、うってつけの場所なんだろうなあ(笑)
#「上」の続きで、今朝(=5・26)の毎日が、その原子力イイン怪の「ヒミツ会議」の続報で、「既に04年にも存在しておった!」ってんだが、ま、それは「さもありなん」だよな。っていうか、そんなもん、前任者の時代から、ずーっと前からあると違うんかよ?
ワシ、そこで「へえー」と思ったのが、イイン長の「近藤駿介のおやぢ」なあ。その04年の時点で、「コレが、オモテに出た瞬間に、この勉強怪は止める!」って言っておったってんだよなあ。逆に言えば、よう、ココまでオモテ沙汰にならんかったんで、続いてきたっていうことなんだろうが、そもそも、この「近藤駿介のおやぢ」ってのは、そういうことも含めて、どの程度のイニシアチブを持っておったんだろうなあ。
#さらに、続きだが、コイツは、ワシの見立てだが、その原子力イイン怪のトップである「イイン長」が、要は、「誰」であったところで、周りがもう、あんなふうに「原発推進派!」で、ピャーッと固められておるワケだから、所詮、「イイン長!」とかいったところで、「手足をもがれた、ダルマ」みてえなもんだよなあ。そういうダルマをだな、「内閣フ」っていう神輿の上で担いで、「ワッショイ、ワッショイ!」って、ヤッとるんだからなあ。
だから、物事ってのは、すべて「オモテとウラ」で成り立っておるってことでいうとだな、この原子力イイン怪ってのは、そのウラの「ヒミツ会議」ですべてが決まるんだな。内閣フのジム局には、タダでさえ、出向先の人間も常時おるんだし、オモテの「小委員会」なんてのは、まさに、「シャンシャン!」だよなあ。
ま、「3・11」以降は、原発に関しては、逆風が吹きマクっておるんで、オモテ向き、「原発ハンタイ!」とか抜かしておるのも、「ガス抜き」のために、メンツとして、一応、オモテの小委員会とかには、揃えんとだからな。その「ヒミツ会議」があるおかげで、「骨抜き」がデキるんで、ま、それで、諸々、上手いこと回っておるんだろうなあ(笑)
#今朝(=5・27)の各紙、キシャ倶楽部に公開された、福島第1原発の4号機の中の様子の写真を掲載しておったが、改めて、凄まじいバクハツだったというのが、わかる。ただ、4号機ってのは、点検中のため、運転を止めておったのに、それでもなぜかバクハツして、東電側の公式発表では、「タービン建屋とは配管でつながっておる3号機から、水素が逆流してきて、それでバクハツした!」ってことなんだが、「ホンマかよ?」っていうカンジはするな。
ネット上に飛び交っておるハナシでは、「ああやって、運転を止めて頻繁に糞ションベン棒を取り出しておったのは、じつはプルトニウムをこしらえるため!」ってのもあるんだが、チョットそれは穿ち過ぎであるとは思うんだが、でも、そういうギネンを持たれても、しゃあねえよなあ。ま、バクハツしたのは、しゃあねえ、とにかく、後始末だよなあ。
ワシは、報道キカンは、こうやって、定期的に中に入って、見てこんとアカンと思う。特に、TVは「絵」を取ることしかアタマにのうて、「あー、また、同じような絵だし、もう、飽きたよ!」っていうふうに流れがちなんだが、しかし、アレだけの未曾有の大ジコであるわけだし、糞ションベンの後始末の作業が、ゲンバでは必死で続いておるわけだから、その進捗状況の監視っていうか、確認っていうんかいなあ。そもそも、ああいう「絵」っていうのは、いろんな情報を含んでいる。
#「上」の続きだが、例えば、フクシマ第1原発の4号機で、あんなふうに足場が組んであるってのも、「作業の進捗状況の一つ」ではあるんだから、それは、被災者はもとより、広くコクミンに公開する必要があるだろう。諸々、ヒミツ会議etcといったネタの抜き合いも大事だが、ジケン取材の基本として、ゲンバに何度も足を運ぶというのは、それと同じくらい重要だ。そこには、この「フクシマの事故」をゼッタイに風化させない、という意味もある。
あと、中に入ったキシャは、担当者にもっとシツモンせんとだろう。今回は4号機がメインだったようだが、他の3つに比べると、まだ、比較的、マシなんだろうから、後始末の作業の詳しいところだよなあ。ハッピー(@Happy11311)の喋りもチェックはしておるんだが、いかんせん、1回につき「140字」の字数制限ってのは、もどかしいところがある。
とりわけ、疎開生活を余儀なくされておる被災者にとっては、「ところで、今、どうなってるんだ?」というのは、イチバン、気になる情報だ。「あーあ、発表モノのネタなんで、今日の出席原稿を送ったんで、ギムを果たしました!」っていう、まさに「キシャ倶楽部式」の行動パターンが、透けて見える。だから、どっち向いて仕事しとるんだ? 当局、電力ガイシャの側か、それとも、被災者、読者の側の、いったい、どっちなんだ?
#今日(=5・28)発売の『アエラ』に、大坪弘道が顔出しでウジャウジャと喋っておるよなあ。小沢イチローのジケンで、強制キソに持って行った東京第5ケンシンに出された、その虚偽ソーサ報告ショを書いた田代政弘に対して、サイコーケンが近く出すであろう不キソのショブンについて、「ケシカラン!」と怒りマクっておるんだが、だったら、まず、「自分のこと」について、すべて、ピャーッと、洗いざらい喋り倒さんとだよなあ。
だから、大坪は、三井環のオッサンの口封じタイホ劇で、あの「渡真利忠光」の取り調べを担当させられておったっていうのはもちろんだが、自分がタイホ、キソされたFD改竄ジケンに関しても、あのジケンの「根幹ブブン」については、何も喋っておらんからなあ。
だって、考えてもみろよ。この前、FD改竄の直接当事者である前田恒彦が、勤めを終えて、静岡のムショを後にしておるんだが、それだって、「FDを開いて、アレコレ、いたずらしておる間に、うっかり、日付をいじくってしまった!」なんていう、子供でも言わんような言い訳が、通るかよ? アレで異常なのは、あんな決定的な証拠を、サイバン所に提出せんかったのもそうなんだが、それを最後までケンサツ側で保管するんでのうて、わざわざ、ヒコク人の上村勉に郵送で返しておるんだろ。ったく、ありえんハナシだよなあ(怒)!
#「上」の続きだが、大坪弘道が、「やっぱ、何もわかっておらん!」っていうのは、コレは三井環のオッサンがいつも言っておるんだが、「ジケンの捜査とは、真実を追求することだ」と。それでいえば、大坪も末端で関与させられた、その三井環のオッサンの口封じタイホ劇の本質は、ソーサといいながら、ヤッておったことは、「真実の追求!」でのうて、「真実の隠蔽!」だったんだからな。すべての出発点は、「そこ」にある。
それでいうと、今度のFD改竄ジケンの大元となっておる、村木厚子のオバハンの冤罪タイホ劇だよなあ。まずは、このウラについて、真実を明かすべきだ。FD改竄ジケンってのは、「そこ」に端を発しておるからなあ。今、言われておるのは、その「村木タイホ!」をはじめとして、ソーサの指揮は、大阪のチケンをスッ飛ばして、大阪コーケンの検事チョーである「中尾巧のおやぢ」から、「直」で出ておったってんだよな。
まずは、そこらあたりから、控訴シンでは、ピャーッと、ちゃんと喋ってだな、三井環のオッサンの口封じタイホ劇と同様、「アレは、『上からの指示』ってことで、『上』から降ってきたソーサなんだ」っていうことを、きっちりと明かさんとだよなあ。でなければ、ぬあんで、前田恒彦が、FDに書き込んであった、書類の日付を書き換えなアカンかったのか、その「理由」が出てこんからな。とにかく、「ジケンの真実」を明かせってんだ!
#今日(=5・28)の昼過ぎになって、前日から、一時帰宅のため、家族と一緒に浪江町に戻り、その後、行方不明となっておった男性(齢62)が、自分の経営するスーパーの近くの倉庫で、首を吊って、既に死亡しておるのを、探しておった消防団員が発見したのか。「将来を悲観しておった」とのことだが、コイツはホンマ、胸が痛む。誰が見ても、あのフクシマ第1原発の爆発ジコは、「人災」以外の何物でもねえからな。
どうなんだろう、敢えて一時帰宅のときを選んだってのは、発作的だったっていうのもさることながら、諸々、「抗議の意味」も込めておるんぢゃねえかいなあ。何となく、そんな気がする。しかし、報道に携わる人間は、この悲しみ、憤り、やるせなさというものを、「自分のこと」として受け止めないと、だろう。
ワシは、ソシキを離れ、「ひとり社会ブ」でブンヤをヤッておるんだが、「偏向」だろうと、「マイノリティー憑依」(by佐々木俊尚『当事者の時代』)だといわれようと、ワシは、カイシャにおったときからそうだったが、虐げられた者、弱い立場に置かれた人間に寄り添って、その味方となって、ペンを握っておる。世の中が「強きを助け、弱きを挫く」という流れであるからこそ、ワシは「強きを挫き、弱きを助ける」という、ブンヤとしての志は、一生変わらない。「無冠の帝王=社会ブ記者」であることの本質は、そこにある。