三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、「下」の宜野湾市長センキョの続きだが、ワシも本土におって離れておるせいか、「地元の機微」がなかなかわからんで、きっちりとした分析をするには、情報がなくてモヤモヤとしておって、シンブンの解説を見ても、そうなんだよな。ただ、事前の世論チョーさでは、その沖縄ぼーエイ局チョーの講和モンダイもあって、伊波が先行しておったってんだが、結局、ああいう結果だったよな。
ただ、何となくのカンだが、ひょっとしたら、自公推薦の方が勝つんかいなあっていう思いがなくもなかった。それを少し、代弁しておったのが、開票翌夕(=2・13)の東京シンブンにあった共同電の解説で、「革新市政四半世紀の倦怠感」なあ。こういうのもあったんだろうなあ。伊波も、2期目の任期の半年を残して、知事センキョに転戦したものの、負けて、その後継が病気で途中辞任したんで、出戻ったっていうカタチで、さらに、出馬表明も遅れたっていう、そうした機微も影響しておったのかもしれない。あの佐喜真ってのは、四十路後半かよ。若いからなあ。
でも、あの「ジャスト900票差」っていう僅差を見て、コレで「自公復活!」って、果たして言えるんかいなあ。そのへんは、地元におるんでないから、「空気感」がわからんよなあ。ただ、「普天間の固定化」ならぬ、「自公の固定化」がある以上、それに対抗するには、「革新共闘」の枠組みは必須だろうし、その枠組みがデキて、なおかつ、それなりのタマを確保するっていうことだと思うなあ。
そこで、国政センキョを見た場合、「参」は来年(2013年)の改選は、糸数慶子なんだが、一方、「衆」は宜野湾を抱える沖縄2区は、社民の照屋寛徳なんだよな。で、思ったんだが、照屋が引退するんであれば、その後釜もだが、あと、名護を含む北部地域は、沖縄3区なんだが、ココは、今、現職は、民主の玉城デニーなんだよな(ちなみに、那覇を抱える沖縄1区は、下地幹郎)。ま、自公も候補者出すだろうし、ひょっとして、この沖縄3区からは、どうなんだろうって思うなあ。
だから、革新共闘の枠組みができ、なおかつ、本人のヤル気だよなあ。ナンボ、周りがお膳立てをしたところで、本人にそのエネルギーがなけりゃ、どうしようもねえからなあ。いずれにしても、徹底したドブ板は必要だと思う。有権者ってのは、現金なもんで、必死に足を運んで、何度もアタマを下げんことには、札(=投票用紙)に自分の名前なんて、なかなか書いてくんねえからなあ(笑)
#今朝(=2・14)のヨミと産経に、ナイカク支持率の世論チョーさの数字が出ておったが、ヨミが30%(前月比-7ポイント)、産経が26.4%(同-9.6ポイント)と、いよいよキケン水域に入ってきたよなあ。それに合わせて、消費税増税の「前段」である、「コクミン総背番号制」導入ホウアンを閣議ケッテイして、国怪に出すってんだが、年度内は新年度の当初予算アンがあるんで、諸々、「4月以降」だろうなあ。
ま、メンツに賭けてでも、消費税増税ホウアンは出すだろうが、どうせ、通らんから、その場合は、「解散で信を問う」か、「総辞職」の2つしかねえからなあ。しかし、今後、ナイカク支持率が下がることはあっても、上がることはねえから、「早晩、野田ナイカクは行き詰まる」ってのが、ワシの現段階でのヨミだなあ。あの野田が、「解散で信を問う」ほどのハラは座っておらんから、ってなると、「ポスト野田」かよ。また、代表センキョ? いい加減にしろってカンジだよなあ。
#この「2・10」に、神戸チサイであった4代目山健組のカシラ、山本(戸籍名・井上)國春(=健國会会長)に対する裁判員サイバンの判決コーハンがあって、その花隈の山健組本部近くで刺殺された後藤一男(=山健組内5代目多三郎一家総長)へのコロシを指示したとして、組織的ハンザイ処罰法イハン(組織的サツジン)の戒名で立てられたジケンで、「無罪」(求刑懲役25年)が言い渡されておったんだなあ。
ところが、翌朝の東京ホンシャ発行の全国紙はどこも出ておらんで、辛うじて東京シンブンだけが、2社のベタで扱っておったんだが、コイツは、菱本家における、最大非主流ハバツの組の「ナンバー2」が、キソされたジケンであることに加え、裁判員サイバンで「無罪」が出ておるんだから、どう考えても、ニュースだよなあ。整理ブは、感度が鈍過ぎる。関西ローカルのネタではない。
折しも、昨日(=2・13)、隼町が、1審の裁判員サイバンで全面無罪となりながらも、2審で逆転有罪ハンケツが出ておった覚醒剤の密輸ジケンで、「1審の裁判員サイバンのハンケツは尊重すべき」ってことで、「再逆転無罪」のハンケツを出しておったばかりだからなあ。ま、ケンサツ側は、メンツに賭けてでも控訴はするだろうが、だいぶ厳しい展開だろうなあ。
ワシ、そのジケンについては、手元に情報がないんで、何とも言えんが、サイバン員が「シロ」の判断を出したってのは、かなり、証拠薄弱っていうか、無理スジな部分があったんだろうなあ。本来であれば、その暴排条例とやらの施行で、ヤクザのジケンに対しては、厳しい司法ハンダンが想定される中で、こういう結果だからな。
『アサ芸』によれば、ハンケツのあった晩、山健組の4代目(=井上邦雄)以下、無罪を祝って、カシラの山本國春を歓待したっていうことだが、しかし、コイツは菱内政局的にも、少なからぬものがあるだろうなあ。今、山健は、健國会が仕切ってるわけだからなあ。翻って、総裁ハバツの2代目弘道会の方は、トップの高山清司(=菱本家のカシラ)とカシラの竹内照明が、サイバンを抱えておるんで、諸々、ビミョーな影響はあると思う。しかし、ケンサツはアタマが痛えよなあ(笑)
#今朝(=2・15)の産経が、北のわがままおやぢんとこの跡目の倅(=金正恩)の母ちゃんである「高英姫」のことについて、「字」にしておるが、だいぶ、踏み込んで書いておって、特に、その「高英姫の父親」、つまり、正恩からすれば、「母方のおぢいちゃん」だよなあ。初めてオモテに出てくるハナシが、かなりある。一応、特ダネだろうなあ。ケーサツあたりの公安情報が、だいぶ、入ってそうな気がするなあ。
コレまで、その「高英姫の父親」ってのは、言い出しっぺは、『金正日と高英姫 平壌と大阪を結ぶ「隠された血脈」』(イースト・プレス、2005年)を書いた鈴木紅琢磨のオッサンなんだが、それは、大阪に住んでおった、在日の格闘家(プロレスラー)だった「高太文」とされ、で、それがひとり歩きして、既に定説化してしもうとったんだよな。
でも、どうも、それは違っておるようで、本当のところは、韓国・済州島出身の、全くの無名人である「高京沢(コ・ギョンテク)」ってんだな。この高京沢ってのは、出稼ぎのため、1929(昭和4)年、日本に渡ってきて、大阪市の広田裁縫所ってところで働いておったってんだが、戦後は、済州島への密航船の手配師みたいなことをヤッとって、それでケーサツにタイホされたことがあるってんだな。記事では、サラッと「(戦時中は)ニッポン軍の協力者だった」とだけ記しておるんだが、ってことは、特高ケーサツから目をつけられて、いろいろとタレ込んだりしとったんかいなあ。
で、戦後は、その帰国事業の高まりの中で、家族を連れて、「北」に渡ったのが、62(昭和37年)ってことなんだが、法務記録上は「強制退去」ってことで、そのとき、娘の高英姫は10歳。帰国者名簿の名前は「姫勲」で、日本名は「高田姫」だったんだそうだ。そのへんも含めて、今回、初めて、オモテに出とるハナシなんだが、この「高京沢」ってのは、正妻のほか、愛人が4人もおって、それらともヤリマクっておったんで、把握されておるだけでも10数人も子供がおったってんだな。
いずれにしても、そうした「ややこしい事情」を抱えておったんで、「北」へ行ったのは、そうしたオンナとの関係を清算する目的もあったらしい、とのことだ。その後、73年3月号の『朝鮮画報』に、「化学工場勤務のコ・ギョンテクさん一家の写真」が掲載されておったのは、紅琢磨のオッサンが、その「わがままおやぢ本」の事実上の訂正記事にあたる、夕刊の特集ワイド(11・6・23)で「字」にしておった通りだが、それから、その高京沢は、99年に86歳で死去しておるとのことだ。
ワシも、近著『<さるぐつわ>の祖国 北朝鮮拉致被害者たちはなぜ日本で「何もしゃべれない」のか?』(第三書館、ハードカバー・478頁、1800円+税)ん中で、その「高英姫」のことも書いたんだが、その「紅琢磨説=父親は格闘家の『高文太』!」を丸写ししてしもうとるんで、ったく、どうしようもねえよなあ(笑)
ま、もっとも、このテの情報はウラを取るのがムズカシイんで、紅琢磨のオッサンも、わざとヤッたっていうんではないだろうし、その大阪は鶴橋界隈の在日の人たちの間では、まことしやかに言われておったんだろうしなあ。でも、「本」ってのは、長く世に残るんだからさ、紅琢磨のオッサンは、その新しく出てきた情報をまとめてだな、「訂正本」を、ピャーッと書くべしだよなあ。それは、何よりもまず、読者に対するセキニンだからなあ。
#今朝(=2・16)の各紙に一斉に出ておったが、その草薙厚子著『僕はパパを殺すことを決めた』(講談社)に関わるヒミツ漏洩ジケンで、調書を草薙にデジカメで撮影させたとして、1、2審で有罪ハンケツ(=懲役4月、シッコー猶予3年)が出ておった「ボクの鑑定医」に対して、上告キキャクのケッテイが出ておった(=2・13付)とのことだが、コイツも世間をお騒がせはしたんだが、発生が「07年」ってのは、もうすぐ5年かあ。時間が経つのは、早えよなあ。この5年で、ケンサツに対する世間の目も、あの「FD改竄ジケン」で、だいぶ変わったからなあ。
このジケンも、いろんな切り口があって、発生当時も、ココでいろいろと喋ったんだが、改めて思うんだが、適用された戒名は、刑法第134条の「ヒミツ漏洩罪」で、医者、薬剤師、弁護士、公証人etcといった、ある種、特別な職業の人間を対象とした「身分ハン」なんだよな。医療行為を受けて、そうした諸々の情報を、医者がピャーと外に漏らしたら、患者としてはたまったもんぢゃねえんで、こうした規定が刑法にあるワケなんだな。
しかし、当然、「報道の自由」とのカラミがあって、その対象がイケダモン大先生であるとか、天皇陛下といった「大公人」の場合は、実質的に「適用除外」であるわなあ。今回の草薙本のケースは、対象が、「未成年である、無名のボク」っていう、要素はあっただろう。特に、「少年ジケン」ってことで、確かに、少年法とのカラミで、慎重に扱う対象ではあるが、しかし、あんなカタチの摘発は、ゼッタイにおかしい。
そこで、この「ヒミツ漏洩罪」ってのは、「親告罪」(同135条で規定してある)で、ヒガイシャ側の刑事コクソがないと、ソーサ当局は動けんのだよな。確か、ジケン後、草薙が出したバクロ本に出ておったかいなあ。バックに大物ヤメ検がおって、それが強烈にプッシュしたってことで、「ジケンになった」っていう側面があるんで、「そこ」は大事なキモだ。このテのジケンでコクソしても、なかなか、こんなふうにピャーッとは動いてくんねえからなあ。
#「上」の続きなんだが、その今度の草薙本のジケンで、隼町が上告キキャクを決めたってんだが、受付先は、「小法廷の第2」で、ぬあんと、裁判チョーは、あのヤメ検の「古田佑紀」だったのか。あまり、大きな声では言えんが、草薙サイドとしては、チョット、運が悪かったよなあ。だって、コイツも、その三井環のオッサンの口封じタイホ劇に連座しておる、大悪党だからなあ。
01年10月、当時の総チョーだった原田明夫の指示を受けて、そのちょーかつで三井環のオッサンが刺しておった、「加納駿亮」の検事チョー昇任人事について、「ナイカクの承認」を得るため(なぜなら、検事チョー以上の赤レンガ人事は、皇居の認証式に出て、天皇陛下からじきじきに辞令を貰うため、「閣議ケッテイ」を要する)、後藤田正晴んところに、この古田が、後藤田が法務ダイジン時代に、ヒショ官をヤッておったっていう縁で、ぬあんとしても、時のソーリ大臣だったコイズミにねじ込むため、ハナシを持って行ってるんだからな。
それで、最終的には、「01・10・28」の、後藤田ジム所における「コイズミ&原田怪談」が実現しとるんだからなあ。だって、その古田佑紀にしてみりゃ、ケンサツなんてのは、「自分の身内」なんだからさ、間違っても、このテの重要ジケンで、「1、2審クロ」の下級審ハンケツを、引っクリ返すわけなんて、ねえんだからなあ。まさに、「ハンケン癒着、ココに極まれり!」だよなあ。まだ、「小法廷の第2」でも、サイバン長が、弁護士出身とかの人間だったら、ひょっとしたら、違った展開があったかもしれんが。だから、「運が悪かった」としか、言いようがねえよなあ(笑)
#で、今日(=2・16)発売の『新潮』が、天皇陛下の冠動脈バイパス手術に関して、その東大ビョー院の心臓外科教授で、主治医の「小野稔」なあ。「イケダモン大先生の直弟子」だってことを、「字」にしておったなあ。まさに、その「宗教リスク」って、ホンマ、その通りだよなあ。本来であれば、主治医が執刀してもエエんだが、東大なんかは特にそうだろうが、「手術の腕」よりも、「ロンブンの数」で教授のポストが決まるんで、その意味では、順天堂大の天野篤にアウトソーシングしたってのは、むべなるかなだわなあ。
そもそも、この小野稔ってのは、年間どれくらいの「執刀数」をこなしておるのか、情報開示は必要だよなあ。ワシも、『あなたが病院で「殺される」しくみ━━システムとしての医療過誤』(第三書館、ハードカバー・372頁、1600円+税)を書いておるんで、その取材んときに、大和成和病院の南淵明宏のオッサンも言っておったんだが、心臓外科医が、その腕を維持するためには、「年間200例」は執刀しとらんとアカンってんだよな。
ま、天皇陛下の場合、だから、「手術のリスク」そのものより、まさに、その「主治医の、宗教リスク」だよなあ。その「ヒミツ漏洩」ぢゃねえけど、陛下の治療情報が、信濃町にピャーッと筒抜け状態でも、全然、おかしくねえからなあ。だって、「オマエは、イケダモン大先生と天皇陛下と、いったい、どっちに忠誠を誓っておるんだ!」って、一渇されたら、イッパツだからなあ。ワシは、カルテごと横流しされておらんことを、祈るばかりだ(笑)
#しかし、今、その民主トウの「マニフェスト総崩れ」状況ん中で、例の「障碍者自立阻害ホウ」の全面見直しも、反故にしようとしとるんだな。コイツは各地で違憲訴訟が起こされ、「政府は、ちゃんと見直す」ってことで、和解に至っておったハズなんだが、コレもピャーッと、「なかったこと」かよ(**)!
結局、この背景にある「弱者切り捨ての思想」だよなあ。まさに、現在進行形の「消費税増税の強行突破」と、根っこでは繫がってるよなあ。障碍者の多くは、「保護されて当然」だなどとは思っておらんで、「できれば、健常者並みに働きたい」っていう思いはあるってんだな。
そもそも、そういう置かれた状況に対する無知、無理解に加えて、その「自立支援」という名の、ま、体のいい「切り捨て」だよなあ。「働く以前のハナシ」として、日常の生活もままならん状況ん中で、「さあ、外に出て、汗を流して働け!」っていう、バカなハナシがあるかよ?
だって、要介護の爺さん、婆さんに、「特老ホームから出て、さっさと働け!」って言っとるのと同じだからな。働きたくても働けん障碍者は、年金が唯一の収入源で、それすら貰うておらんのも、ようけいおるってんだよな。それに対して、さながら、「人頭税」のごとく、「原則、全員一律1割負担」の導入だろ。
ネット上のブログとか見てると、例えば、月6万6千円の障碍者年金(2級)の人が、消費税を払うがごとく、その「一律1割負担の導入」とやらで、また、さらに、日々の支払いが増えとるってんだろ。生活していくだけで精いっぱいの、低所得者、もしくは、収入のない人間から、ジャンジャンと重税を絞り取ってるのと、同じ図式だよなあ。でも、どうせ、また、連中のことだから、「こういうところにザイゲンが要るんで、消費税増税が必要なんです!」ってことを、ヌケヌケと言いそうだよなあ(笑)
確かに、セー権交代したのに、あの腐れケンサツによる「小鳩へのダブル狙い撃ち」によって、ハト体制が1年も持たんかったってのは、じつに気の毒だったし、本来であれば、ああいうのは、前セー権(=自公)の膿を抉るっていう方向に、フツーは行くんだが、でも、そうした点を考慮しても、特に、この年末以降だよなあ。あの「八ツ場ダム工事再開」あたりからだな、民主トウの総崩れ状況は、ヒド過ぎる。いったい、ぬあんで、こんなに劣化してしもうたんだろうなあ。
#今日(=2・17)発売の『週金』で、ケーサツによる市区町村に対する、「戸籍の閲覧状況」について、「字」にしておったが、要するに、「ソーサ目的」とリクツが立てば、誰の戸籍も、ケーサツへはダダ漏れ状態ってことだわな。で、それがホンマに「ソーサ目的だったのか?」なんてのは、それは「ソーサのヒミツ」ってことで、一切、オモテに出す必要はねえんだから、ケーサツ的には、超アリガタイことだよなあ。
で、何が言いたいんかというと、現段階では、こうした「戸籍の照会」ってのは、ま、「アナログ式」っていうか、ソーサ員が、ヤクショの窓口まで出向いて、「ぢゃあ、コイツとコイツの戸籍情報を頼むわ!」「ハーイ、わかりました!」と、阿吽の呼吸でヤッておるよな。
ところが、コイツがもし、その「コクミン総背番号制」がデキた日には、勿論、当初は「税金と年金と住民票だけでーす!」っていうふうに言っておるが、最初にそのハナシが出た昭和40年代のはじめに、ちゃんと、「ありとあらゆるヤクショが持っている、シモジモのコクミンの個人情報を、全部、コンピュータのネットワークで、ピャーッと繋ぐんだで!」って、抜かしておるんだからな。
だって、中山太郎(元自民トウ衆院ギイン)が、『一億総背番号』っていう本の中で、ちゃんと、書いておるんだ。だから、わざわざ、市区町村役場まで出向かんでも、ケーサツ署ん中で、パソコンをいじくって、その「マイナンバー」と称する、総背番号を入力するだけで、戸籍情報なんて、すぐ、ピャーッと引き出せるんだからなあ。
#「上」の続きで、その中山太郎の『一億総背番号』ん中で、「コクミン総背番号を使うと、効果が大きいと思われる省庁業務」としてだな、
・総理府=国勢調査、各種統計
・警察庁=運転免許、指紋
・法務省=犯歴、出入国管理、保護観察、戸籍
・外務省=旅券
・大蔵省(国税庁)=所得税、緒税
・文部省=教育実態、卒業者の進路、就職、学歴
・厚生省=厚生年金、国民保険、人口動態、各種統計
・農林省=農業従事者統計
・通産省=特許登録
・運輸省=自動車登録、船舶登録
・郵政省=郵便貯金、簡易保険、無線免許
・労働省=労災保険、失業保険、職業紹介
・建設省=建築士免許、業者登録
・自治省(市町村)=教育関係、選挙、地方税、各種料金徴収、住民登録
とまあ、ありとあらゆるヤクショが抱える、シモジモの国民の個人情報を、全部、ピャーッと繋げてだな、データベース化するっていう構想なんだな。だから、その「マイナンバー(=コクミン総背番号)」とやらを、打ち込めばだな、「上」に掲げたコクミンの個人情報が、即、出てくるっていう「しくみ」なんだな。だから、ヤクニン連中にとっては、こんな便利なものはねえよなあ。まさに、「マイナンバー、タッチ1本で、1億全コクミンのケツの穴まで、丸見え!」なんだからな(笑)。だから、当時、「コクミン総背番号は、犬の鑑札だあ!」って、物凄いハンタイ運動が湧き上がって、撤回に追い込まれとるんだ。
#で、この「コクミン総背番号制」のモンダイについては、ワシは『デジタル・ヘル━━サイバー化監視社会の闇』(第三書館、ハードカバー・542頁、2000円+税)の「第三章 『住基ネット=国民総背番号制』でプライバシー総収奪」で、全部、書いとる。興味のある人は、ぜひ、読んで欲しい。全国の書店及びネットショップ・アマゾンetcにて、絶賛発売中!
この「コクミン総背番号制」ってのは、昭和40年代に入って、ヤクショにも、当時は「電子計算機」とも言っておったんだが、コンピュータが導入されていって、それと、いわば同時並行で出てきたもんなんだな。その意味では、最近、言われておる「IT化」というものと、常に、「影」のように付きまとってきたモンダイなんだな。だから、あのジョージ・オーウェルの『1984年』のような「監視社会」ってのは、連中は、常に狙っておるっていうか、ホンマ、ヤリたくて、ウズウズしとるんだな。
だから、「ITジャーナリスト」ってのは、こうしたモンダイを広く提起し、批判的な視点からそれを捉えて、世に訴えていく人種のハズだが、ワシと88年毎日シンブン同期入社の、その「佐々木俊尚」は、特に最近は、全然だからな。ひょっとしたしら、いよいよ、そのマイナンバーとやらのケツ持ちをヤリ始めるんぢゃねえかって、ワシは、ひそかに訝っておるんだ。何か、ワケのワカんねえイベントで、あの田原総イチロウと意気投合して、SNSがどうしただの、要は、「箱に詰める中身は置いといて、包装紙に凝る類」のハナシに逃げておるわけだからな。少しは、「恥ずかしさ」を感じた方がいい。
ワシも、ホンマ、同期の永田晶子から聞いた、あの一言がなかったら、絶対にココまで書いておらんからな。「それで、古川さん、佐々木さんが、こう、私に言ってたの。『古川は、会社を辞めて、いったい、何をやってんだ?』ってね」。アホンダラが、ワシは、こうやって、「字」を書いておるやないか!
#で、今日(=2・17)、東京チサイであった小沢イチローのコーハンで、そのソーサ段階の元ヒショらの供述調書なあ。その大部分を、「ジケンを創作すべく、誘導があった」として、証拠採用を却下したのかあ。ただ、ワシは傍聴しておらんので、「機微」がわからんのだが、でも、「全体のうちの一部」は、証拠採用しておって、全部却下ではないのか。でも、たぶん、その「小沢との共謀」を立証する根幹ブブンは、退けたんだろうなあ。だから、弁護人の弘中惇イチローは「有罪をする証拠は、ほとんど消えた」と言っとるワケかあ。ま、コレでGW前に見込まれておるハンケツでは、「シロ(=無罪)」が言い渡される可能性が、相当、高くなったことは間違いないだろう。
ただ、まあ、ワシに言わせりゃ、今回のサイバン自体が、政治ショーっていうより、茶番だよなあ。その「出所不明の4億円」だっけかよ。箪笥預金だったか、何かは知らんが、小沢がカネにキレイか否かなんて、既に答えは出とるからなあ(笑)。でも、その4億円も、1年ズレたとはいえ、ちゃんと、収支報告ショに記載はしとるんだよな。
だから、ホンマ、立ちションベンで引っ掛けられて、「いや、そのとき、チ〇ポを出しておった」「いや、おらんかった」のレベルで、ワーワーと言っとるようなもんだからなあ。で、ケンサツ側にしても、もし、「シロ」のハンケツが出たところで、「いや、我々は、ちゃんと、不キソにしておってんだし、ケンシンが勝手に強制キソしたんですから」で、逃げれるからなあ。
#ワシの書いた文章も収録されておるんで、本の紹介だが、日新報道から「藤原弘達『創価学会を斬る』41年目の検証」(言論出版の自由を守る会編、ソフトカバー・445頁、1600円+税)が出た。あのイケダモン大先生んところが、藤原弘達が、同じ版元から刊行しようとしていた「創価学会を斬る」について、時の自民党幹事長だった田中角栄を使って、「刊行停止」を働きかけた、ニッポンの言論史上、未曾有の大ジケンだったんだが(笑)、それについて、既に、40年以上という歳月が経過してしまったが、「そこ」にある重要なモンダイを、改めて提起、警鐘を鳴らしていかなければならない、との視点から出された本だ。
キモは、冒頭の座談会に出ている、「矢野絢也の発言」だと思う。おそろく、既に手記etcでオモテにしておるところもあるだろうが、しかし、赤旗のスッパ抜きをきっかけに、世論が沸騰し、「国怪証人喚問」を突きつけられた当時の大先生の慌てぶり、ほいで、ナイブのドタバタ劇が、リアルに暴露されておって、超オモロイ。