三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、本来であれば、だいたいはヒマな年末年始に飛び込んできたニュースは、ぬあんといっても、オウム真理教による一連のジケンにおいて、末端の「手足」としてハンコーに参加させられておった、「平田信(齢46)」のタイホ劇だったよなあ。
当初、大晦日の晩に、本人は桜田門の本チョーに出頭してきたのに、玄関前で警備しておった機動隊に「ココは、オマエみたいな浮浪者のようなニンゲンが来る場所ぢゃない、丸の内ショでも、そのへんの交番にでも行け!」と門前払いされ、それで、仕方なく最寄の丸の内ショに行ったのが、除夜の鐘が鳴り響いておる23:50頃だったってんだよな。時刻的には各社元旦紙麺には入らんから、2日付は休みなんで、「1・3付」の紙麺だったんだが、朝日は元旦から号外を出したってんだな。ジケン発生から、17年あまり、よくも悪くも、「風化」しておったっていうことなんだろう。その意味でいえば、今回、原稿を書かされておる社会ブの桜田門担当のキシャん中には、発生当時、まだ、入社しておらんかってのも、たぶん、おるだろう。
ワシも、このオウム真理教の一連のジケンについては、さほど詳しいわけではないんだが、この平田信が、指名手配されておった戒名(=タイホ容疑)ってのは、2つあって、まず、現在の1発目の仮谷清志サン拉致ジケンでの「逮捕監禁チシ」(95・2)と、もう一つは、都内のどこか、杉並区だったけかいな、バクダンみたいなものを置いた「爆発物取締法イハン」(95・3)っていうことなんだな。でも、オウムの連中がヤラかした、地下鉄サリンや松本でのサリンのジケンに比べたら、「微罪」もエエところだよなあ。指名手配の「戒名」ん中に、「サツジン容疑」が入ってねえんだもんなあ。
#「上」の続きだが、その「平田信タイホ」を報じた「1・3付」以降の各紙をざーっと眺めてはみたんだが、どこも同じようなネタで、「おおーっ!」っていうハナシは、まだ、ねえなあ。とりあえず、キモになるハナシは拾ってみるとだな、まず、出頭の理由として、「今度の3・11を目の当たりにして、罪のない人間が大勢死んだのに、自分が生きている(のは、おかしいと思った)」「国松孝次(=サッチョウ長官)狙撃ジケンが、時効になった」と、今んところ、この2つが大きな理由ってことになっておる。確かに、「さもありなん」だが、まだ、他にもありそうな気がする。チョット、ハナシがデキ過ぎておるなあ。でも、おそらく、この2つは、それはそれで大きいんだろうが。
で、国松孝次狙撃ジケンは、本人は「否認」しておって、「知らんし、関与しておらん」ってことのようだが、アレは、桜田門所属の巡査チョーの「小杉敏行」かあ、そいつが麻原彰晃以下にマインドコントロールされておって、それで、一連のジケンのゲンバ責任者は「井上嘉浩」かあ、その指示通りにヤッタってことなんだろ? だから、こんなもん、ケーサツ当局だって、ホンマにハンニンを逮捕したら、「身内の恥」っていうか、あの「イスラム公安テロ情報、ダダ漏れジケン」とクリソツで、本気でソーサしたら、ソシキのメンツが丸潰れになるんで、「わざと、ほうっておいた」っていうところだよなあ(笑)
#さらに続きで、それいうとさ、今回、17年あまりも、よく逃げ回っておられたっていうか、あと、オウム関連では、「高橋克也(齢53)と「菊池直子(齢40)」の2人の指名手配がおって、今回タイホされた平田信のコレまでの供述では、「ワシはずうーっと、国内におった。その2人とは、逃亡後、接点がなく、連絡は取っていない」ってことだよなあ。ま、当然、この平田信を「匿っておったシンパ」がおって、しかるべきなんだが、でも、オウムは一連の摘発で徹底的にヤラれて、残った連中も、ほとんどは公安当局の監視対象になっておるからなあ。
だから、コイツはワシの超ウルトラC的な推理でしかないんだが(だから、ウラの取れたハナシではない)、こんなもん、桜田門の公安ブの連中が小遣いを渡して、「わざと、逃がしておった」ってことはねえのかなあ。こんな狭いニッポンでだな、あの「見たら、すぐ、110番!」の手配ポスターは、全国津々浦々、どこに行っても貼ってあるのに、どうでもエエ、刑事ジケンのコロシとかならともかく、天下の「公安ジケン」で、ココまで逃げ通せるかよ?
だって、オウムのジケンも、「おいしいブブン」は既に刑事サイバンになって、あらかた終わってしもうておるんだからさ、コイツは公安の連中が、「ソーサ費」を大蔵ショウに請求するための「リクツ」として、わざと逃がしておったと違うんかいなあ。ココで「ソーサ費って、何ですか?」っていうシツモンが出てきそうだが、まだ、世間も正月気分で、ワシのアタマん中も、休眠状態から完全に抜けておらんくて、説明するのも面倒くさいんで、端折ることにする(笑)
#さらに続きで、今回の平田信のタイホで、脱会者の支援も行ってる「滝本太郎」が接見弁護士に指名されたってことで、スポークスマンをヤッておるんだが、コレまで出てきておる情報では、本人曰く、「教団への心は離れた」「教祖は情けない」っていうことで、その1発目のタイホ容疑となっておる「仮谷サン拉致ジケン」については、「クルマを運転しておっただけ。本人が亡くなったのは、ジケン後、教団施設内で知った」ということか。
ま、最終的なジケンの首謀者は、勿論、「麻原彰晃」で、その指示を受けて、ゲンバ責任者だった「井上嘉浩」が切り盛りしておったっていうことなんだろうから、この平田ってのは、そのハンコー部隊の最末端のコマもエエところだろうなあ。「上からの指示」で、「進めor引け!」の掛け声で動いておったっていうことだろう。その意味では、ヤクザのヒットマンとクリソツだろうな。勿論、東京チケンは、キソするだろうが、おそらく、コーハンでは争うことになるんだろうから、サイバン所がどうハンダンするかだろうなあ。
だから、今回のタイホ容疑であるジケンの本筋とは別に、ブンヤ的な「ニュース」は、「この17年間、いったい、どこを逃げ回っておって、誰が支援しておったのか?」だよなあ。住む場所、生活費の出所から始まって、その間、何しておったんだよ? 西成とかに潜り込んで、まさか、どこかの原発で糞ションベンの後始末作業に従事して、日当を貰うておったっていうことは、ねえのかなあ。フツーは、「逃亡ルート」の足取りソーサは、きっちりとヤルからなあ。刑事ジケンだったら、リンゼーさん殺害ジケンの、あの市橋達也みたいに、詳細に出てくるからなあ。もし、コイツが解明できんのであれば、「やっぱ、公安の野郎、大蔵ショウからソーサ費を引っ張ってくるため、泳がせて、匿っておったな」っていうことになるからなあ(笑)
#で、さらに続きで、今日(=1・6)発売の『フラッシュ』(1・17、24合併号)で、その「平田信の逃走ルート」だが、オウムがチャーターした漁船で、室蘭からウラジオストクに密出国しておって、そこから、露西亜や泰といったユーラシア縦断の旅に出ておったっていうハナシを「字」にしておったなあ。
っていうのは、露西亜には、オウムの連中が地下鉄サリンのジケンを引き起こす前から、イッパイ、信者がおったんだが、麻原彰晃のタイホ後、99年から2000年にかけて、「ドミトリー・シガチョフ」を旗頭として、露西亜人の信者の中でも、ま、ハネ上がった連中だろうなあ。そいつらが、トカレフやカラシニコフといった拳銃も用意して、「麻原奪還作戦」を立てて、ニッポンにもワサワサと出入りしておったってんだよな。
ま、このシガチョフらは、KGBの後釜であるFSBによってタイホされたんで、その麻原奪還作戦は、未遂に終わったんだが、その取り調べの供述で、いろいろと喋った中に、その「平田の逃走バナシ」もあったってんだよなあ。『フラッシュ』の記事では、どういうルートかは知らんが、猿岩石みたいにヒッチハイクしておったんぢゃあねえだろうけど、「ユーラシア縦断」と称して、いろんな国に出没しておったってことで、泰では、ゲストハウスに滞在しておって、そこでビールを飲んでおったっていうのが目撃されとるってんだよなあ。
確かに、漁船を使うて、室蘭からウラジオストクに抜けた可能性はあると思うが、ただ、「そこから先」だわなあ。ニッポン国のパスポートも持っておらんのに、いったい、どうやって、第三国に抜けることができたのか、だな。もし、それが事実であれば、北のわがままおやぢんところで、コーサク員をヤラされておったよど号の連中のように、国家キカンに抱き込まれて、例えば、「平田信本人の露西亜国籍パスポート(=偽造パスポート)」を持たされておらなければ、ゼッタイに不可能だからな。
だから、もし、今度の『フラッシュ』のハナシが事実とすれば、FSBがオウムの連中を抱き込んでおったっていうことになるが、しかし、オウムは露西亜の国内でも、かなり早い段階から、「監視対象」になっておったと違うんか? ましてや、麻原がタイホされた後だろ。うーむ、いかにも公安ジケンらしい、奇っ怪とでもいうのか、魑魅魍魎としたハナシが、ウヨウヨと出てき始めておるなあ(笑)
#今朝(=1・7)の朝日シンブンが、例のエルピーダメモリ株etcのインサイダー取引に絡み、09年当時、通産ショウの商務情報セー策キョクのシンギ官だった「木村雅昭のおやぢ」(前資源エネルギー庁次チョー)を、「金融商品取引法イハンで立ケンへ」と「字」にしておったなあ。扱いは、1麺の左端で、見出し3段か。抜いておる割には、扱いが全然、小せえよなあ。他社は出ておらんかったから、「独自ネタ」だもんなあ。ワシが社会ブのジケン担当デスクだったら、整理ブに乗り込んで行ってだな、向こうのデスクと「ぬあんだ、この扱いは、イチメンのアタマだろうが!」と、怒鳴り合うておるよなあ。
コイツは、コレまで、(なぜか)日経シンブンが、異様に詳しい報道を続けておって、かなり先行しておったんだが、「立ケンへ」っていう節目んところで、朝日にヤラれてしもうたなあ。この木村雅昭のおやぢの件を取材しておったのと、たぶん、チケン担当のキシャとは、別の人間なんだろう。
で、カタチの上ではJ-SECからの正式コクハツを受けて、東京チケンの特捜ブが本格ソーサ着手ということだが、ま、本人がハン意を否認しておるってことは、「証拠隠滅&逃亡の恐れ」が有りマクってんだから、こんなもんは、身柄を取らなアカンわ。もし、容疑を既に認めておるんだったら、在宅キソでもエエと思うが、否認ジケンなんだから、こんなもん、在宅はありえん。
ま、どうせ、見世物でしかねえが、通産ショウの本ショウに乗り込んで行ってだな、ピャーッと、ガサをかけマクらんとだよなあ。ああいう場合は、SECとチケンと合同でヤルんかいなあ。取材カメラの設置とか、どっちのキシャ倶楽部が仕切るんだろうなあ。写真ブに撮影の手配を出したり、社会ブでも、雑感記事とかで、街の声も拾わんとだから、早いとこ、スケジュールを出して欲しいよなあ。当然、「1麺&社会麺」の硬軟展開だよなあ。うーむ、だとすると、この週末の3連休が明けて、正月気分が抜けてからかあ。でも、野田のナイカク改造よりは、こっちの方が早いんだろうなあ(笑)
#で、今日(=1・7)発売の『紙のバクダン』最新号(12年2月号)で、在阪のフリーのブンヤの尾塚野形のオッサンが、その「亀谷(直人)獄中手記」の連載ん中で、例の「2億円の件」(=桑田兼吉保釈コーサク)において、亀谷が、芦屋在住の実業家っていうより、ま、ブローカーだよなあ。その「中井五郎」(西岡研介クンの『週アサ』の連載では、「中村浩」で、いずれも仮名)を通じて、中央大法科時代のご学友であるヤメ検に働きかけをしておったっていうことで、そのヤメ検である「豊嶋秀直」の実名を、バッチリと出しておったなあ。
西岡クンは、記事中では「X」とボカしておったんだが、ワシはココで何度も言っておるんだが、この「豊嶋秀直」っていう固有名詞が、何よりも「大ニュース」だからなあ。特に、西岡クンの記事では、わざわざ「大物ケンサツOB」とまで表現しておるんだから、知らん人が読んだら、「中央法科卒の大物っていえば、タッコー(=石川達紘)かよ?」って、フツー、思うからなあ。ワシも当初、見立てを外しマクって、「コイツは、タッコーや!」と実名報道してしもうたんで、大恥をかいて、前代未聞の訂正をココで出し、タッコーに侘びを入れざるを得なかったんだからなあ(笑)
#「上」の続きだが、しかし、西岡研介クンは、ぬあんで、その『週アサ』の「亀谷(直人)獄中手記」の連載で、この「豊嶋秀直」の名前を、「X」って、「顔伏せ報道」にしてしもうたんかいなあ。当時の週アサの編集チョーは、山口一臣だったが、やっぱ、腰が引けてるっていうか、腐れケンサツに、超ビビリまくリンスキーだったから、それで更迭されたのかよ?
だって、『紙のバクダン』は、発行元である「鹿砦社」の社チョー・松岡利康のオッサンが、そういえば、あの大坪弘道が、神戸チケンの特刑部チョーんときに、名誉キソン容疑で身柄を取られておった(=05年7月)んだから、こんなもん、「ヤラれたら、ヤリ返す。最低でも10倍にして返す!」ってことを徹底せんことには、連中にナメられてオシマイだからな。
あー、そうか! 大坪弘道が言っておったっていう、「ワシには、腐れケンサツに、貸しが2つある」ってのは、一つは、三井環のオッサンの口封じタイホ劇で、渡真利忠光の取り調べを担当して、ジケンをデッチ上げたっていうことだが、もう一つは、ひょっとして、そのときの「鹿砦社に対する、言論出版弾圧劇」のことかよ? アレも間違いなく、サイコー検から「指示」が降ってきたアンケンだろうからなあ。しかし、その意味では、その後の郵便不正ジケンも含めて、大坪は、腐れケンサツの「汚れ仕事」ばっか、ヤラされておったってことんだな。この際、ケツをマクって、洗いざらい、全部、ピャーッと喋りゃエエのになあ(笑)
#その大晦日の晩に、桜田門に出頭してきてタイホされた、元オウム信者の「平田信」だが、本人の直近の写真を公開したっていうことで、「目撃情報」がケーサツに寄せられておるっていうことだが、奈良とか、関西方面が多いってことらしいなあ。出頭する際も、新幹線で上京してきたとかいうハナシも出ておるよな。
そういえば、「02・9・17」のコイズミ訪朝によって、拉致ヒガイシャ5人の帰国が実現したが、そのとき、わがままおやぢんところのコーサク員だった、あの「蓮池薫」についても、「あっ、見たことがある!」っていう目撃情報が、相当、寄せられたんだよな。ま、蓮池薫の場合は、コーサク船でニッポンに密入国して、拉致未遂ジケンを起こしておるからなあ(86年3月)。そのゲンバとなった名古屋近辺では、蓮池薫の目撃情報は、かなり、あったんだよな。
ちなみに、蓮池本人は帰国後、地元・柏崎の高校時代の同級生んちで、一緒に飲んだ際に、ベロンベロンに酔っぱらったことがあって、そのとき、口が滑って、ぬあんと、「そのこと」をうたっておる。で、その情報は、「平沢勝栄経由」で、ちゃんと、公安ケーサツにも復命ショで届いておる(笑)
#「上」の続きで、で、ハナシを「平田信」に戻すとだな、当然、コレだけのタマだから、公安の連中も、潜伏先etcも含めて、情報を相当、集めておるハズだ。逆に、「逃亡生活」に関して、何の手がかりすらないんであれば、最早、公安ケーサツが存在する意味なんか、ねえからなあ。だから、ワシは、平田信以下、手配されておったオウムの計3人は、「大蔵ショウに対して、ソーサ費予算を請求する際のリクツとするため、わざと泳がせておった」との説を主張しとるんだが、果たしてどうなのか? 公安の野郎、膨大な手持ちのネタを、全然、吐き出してねえよなあ。
なお、その蓮池薫が、北のわがままおやぢんところのコーサク員として、密入国中に名古屋で起こした(正確には、「現・北名古屋市の小学校」だが)、拉致未遂ジケンについては、ワシの近著『<さるぐつわ>の祖国 北朝鮮拉致被害者たちはなぜ日本で「何もしゃべれない」のか?』(第三書館、ハードカバー・478頁、1800円+税)で、オール実名で全部、書いてあるんで、興味のある人は、ぜひ、一読を。現在、全国の書店及びネットショップ・アマゾンetcにて、絶賛発売中!<公安ケーサツは、ソーサ費で、この際、まとめて買うてくれよ、頼むで! ワシも生活がかかっておるんでな(笑)
#そういえば、ワシも正月休みの延長で、まだ、半分寝てて、うっかりしておったんだが、一般に「公安当局」というと、「公安ケーサツ」を指し、コイツは「サッチョウ(=警察チョー)の警備キョク」を旗頭として、ゲンバ部隊は「桜田門(=警視チョー)の公安ブ」を中心に、全国都道府県ケーサツ本部にある警備・公安ブモンを総称して、「公安ケーサツ」と呼んでおるんだが、この「公安」には、もう一本、別のラインがあったんだよなあ。それが、位置づけ的には「赤レンガ(=法務ショウ)の外局」ではあるんだが、実態は、モロ、「赤レンガ=ケンサツ組織」だからなあ。だから、そうそう、「もう一つの公安ソシキ」である、「公チョー」こと、「公安チョーさ庁」を、すっかり忘れておったあ!
いやあ、でも、しかし、一般には、「公安チョーさ庁」なんか言っても、ほとんど知らねえよなあ。だって、「サッチョウ(=警察チョー)」と「桜田門(=警視チョー)」の区別が付かん人だって、多いだろうからなあ。ましてや、「公チョーって、何ですか、それ?」のハナシだろうなあ。
#「上」の続きで、ざっくりとした物言いだが、「公安ケーサツ」は、あくまで、所属は「警察ソシキ」で、刑法&刑訴法に則って、ヒギシャをタイホするところなんだが、一方、「公安チョーさ庁」ってのは、破防ホウ(=ハカイ活動防止法)に基づいて、「ハカイ活動」、要は、テロをはじめとして、「社会の秩序を脅かす暴力行為」を行う団体を、チョーさするヤクショなんだな。
ま、明文化はされておらんとは思うが、「ハカイ活動(=暴力行為)を行う団体」っていうと、「菱」をはじめとする「ヤクザ組織」も想定しうると思うが、おそらく、そこに「政治指向性」ってのは、必要なんだろうなあ。だから、ヤクザの持ち場は、あくまでも「ケーサツ組織の4課(=暴対)」で、公安チョーさ庁の方は、ヤクザは調査対象ではない。そこのブブンでは「棲み分け」はきっちりしておって、それでいうと、モロ、「公安ケーサツ」と「公チョー」は、持ち場がピッタシ重なるんだよな。
公安ケーサツが、一応は「ハンザイ摘発」を眼目としておるため、当然、ガサ入れやタイホ状のシッコーといった、強制ソーサ権を持っておるのに対し、公安チョーさ庁は、「ハカイ活動を行う恐れのある、『団体の監視』」が眼目で、だから、破防ホウに基づいて、「チョーさ対象」に指定された代々木(=ニッポン共産党)や、オウム真理教(その後身のアレフも含む)etcについて、アレコレと穿り出して、チョーさしておるんだよな。
代々木がぬあんで、今でも、チョーさ対象なのか、「?」のところはあるんだが、もともと、破防ホウがデキた当時は、代々木がまだ「武装カクメイ路線」を捨てておらず、「まず、何よりも、共産党の監視が第一」という歴史を引きずっておるんだろうなあ。公安ケーサツと違って、タイホ権はなく、任意によるチョーさのみだが、でも、公安ケーサツと同様、「S(=スパイ)」の抱き込みコーサクもやっとるからな。
それで、東西冷戦の崩壊で、ソ連がなくなった90年代に入って、「公チョー不要論」ってのが高まってきたんだが、そこで、「降って湧いたように起こった」のが、一連のオウムのジケンだったんだよなあ。だから、大蔵ショウに対して、「予算請求のリクツ」が欲しい赤レンガにしてみりゃ、まさに、「天からの恵みの雨」だったんだよなあ(笑)
#さらに続きだが、その今回の「平田信タイホ」の記事が出た「1・3」以降の各紙のいつだったか、忘れてしもうたが、たぶん、共同電だと思うんだが、手元に記事がないんで、うる覚えで申し訳ないんだが、今度のまあ、「不始末」だよなあ。要は、「この17年もの間、何をヤッとったんだ!」っていうことに対して、サッチョウと、公チョーを抱え込んでおる赤レンガが、「責任のなすりつけ合い」のケンカをヤッとるっていう、チョット、妙なハナシが出ておって、ワシは「うーむ」と考え込んでしもうたなあ。
ま、こういうことだろうなあ。この平田信をはじめとして、オウムの残党連中ってのは、公安ケーサツにしてみりゃ、諸々の監視はしておったとは思うが、何よりも「(ソーサ費の)予算請求のリクツ」として、「指名手配のハンニンを捕まえる(フリをしておく)」ってのがあるだろう。で、公チョー(=赤レンガ)にしてみりゃ、「オウムの残党に対する監視事業」ってのは、まさに「予算請求の際の最大眼目」であって、あけすけに言っちゃえば、モロ、「金づる」だよなあ(笑)
だからさ、ケーサツの「ソーサ費」に該当するのが、法務&ケンサツの「チョーさ活動費」、すなわち、「チョーかつ」だからな。その三井環のオッサンの内部告発以降、いわゆる「オモテの分」に相当する、「ケンサツ官署分」のチョーかつ予算については、激減させたが、「ウラ枠」に相当する、「公チョー分」については、手付かずどころか、逆に増えてるんだからなあ。
そこで、この「オウム残党連中の監視」でいうとだな、公安ケーサツと公チョーとの間で、どう棲み分けておったんかいなあ。ワシは平田をはじめとして、オウムの残党を当局が抱き込んでおって、大蔵ショウに対する「予算請求の際のリクツ」として持っておくため、「わざと、泳がせておった」っていう可能性は、十分にあると思っておるんだが、もし、そうだった場合、公安ケーサツ(=サッチョウ)と公チョー(=赤レンガ)の、いったい、どっちが抱え込んでおったんだろうなあ。
#ん、で、今晩(=1・9)、19:13upの共同電が、「首相官邸スジのハナシ」として、拉致モンダイ担当ダイジンをしておったハマグリ(=中井洽)が、今日、「中国東北部」って、いったい、どこだよ? 「大連」かいなあ。ま、それはともかく、北のわがままおやぢんところの「宋日昊(ソン・イルホ)」と蜜会したって、フラッシュを流しておったなあ。
そういえば、この「宋のオッサン」ってのは、04年5月に、コイズミの2度目の訪朝で、蓮池薫らの子供が帰国を果たすにあたって、その事前の根回しとして、当時、拉致議連の事務局チョーだった「平沢勝栄」が動いて、北京、大連と2度も会うとったんだが、一応、この拉致モンダイに関しては、向こうのゲンバ側のキーマンではあるよな。
コイツはワシの『<さるぐつわ>の祖国』(第三書館、ハードカバー・478頁、1800円+税)でも書いたんだが、そのときのコイズミの2度目の訪朝で、蓮池薫らの子供の帰国が果たせた際、平沢は、「救う会」や「拉致議連」から追い落としを食らうカタチで、事務局チョーの座を追われたんだが、その本当の理由は、「残る拉致ヒガイシャは、もう生きておらん」っていう向こうの主張に、理解を示したからなんだよな(ただ、「田口八重子」だけは別で、カノジョだけは生きておる可能性がある)。だって、拉致ヒガイシャが死んでおったら、「返せ、返せ!」っていう運動が起こせんから、それで「カネ集め」がデキなくなるからな。
だから、それでいうとだな、コイツは、その今度のオウムの「平田信の、17年もの潜伏生活の怪」とも、ひょっとしたら、似とるところがあるんかもしれんな。だって、オウムのジケンが全部、終結してしもうたら、「ソーサ費」だの、「ちょーかつ」を大蔵ショウに請求するリクツがなくなってしもうから、このご時世、予算を減らされてしもうもんなあ(笑)