三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、在阪のフリーのブンヤの尾塚野形のオッサンが、『紙のバクダン』に連載しておる亀谷(直人)手記は、最新号(2012年1月号)の記事のイチバン最後のところで、中央大法科時代のご学友である「ヤメ検・豊嶋秀直」にハナシを持って行った、現在は芦屋在住の実業家っていうよりは、ま、ブローカーだよなあ、西岡研介クンは『週アサ』の連載では、「中村浩」としておった「中井五郎」(いずれも仮名)が、出てきておったなあ。ってことは、次号で豊嶋のくだりとかが出てくるんかいなあ。
ひょっとして、ワシ、前に書いたかもしれんが、今度の「2億円の件」(=桑田兼吉保釈コーサク)では、亀谷に射殺された鶴城丈二、その後、三井環のオッサンが『月刊現代』で、このことを「字」にしてから、まもなく刺殺された繁田誠治以外にも、おそらく山健組のカンケイシャだと思うんだが、群馬の山中で、死因不明の白骨死体で見つかっておるのが、1人おるんだってなあ。だから、凄まじいまでの「流血戦」になっておるよなあ。さすがヤクザは、こういうところはきっちりとオトシマエをつけるよなあ。
#「上」の続きで、亀谷(直人)手記の、ワシ的というのか、ブンヤとしてもイチバン、関心があるのは、その「2億円の行方」なんだが、それは、西岡研介クンの『週アサ』の連載でも、出てはくるが、やっぱり、本当はどうなっているのかいうと、どうしても、最後のところは、「?」だよなあ。ま、そこが銀行振り込みとかと違うて、アシのつかん「現ナマのやりとり」ということなんだと思うが。ワシが、西岡クンの連載を読んだ限りにおいては、カンだが、亀谷も手記では、「ジケンの真実」を100%全部、洗いざらい喋っておるわけではないと思う。ぼかしたり、意図的にスリカエたり、隠しているブブンはあると思う。でも、大筋においては、「本当のこと」を喋っておるんだと思う。
ま、亀谷がホテルオークラまで2億円を運んで、そこで、「中村浩改メ中井五郎」に、正確にはいくらかわからんが(亀谷手記では、「経費として中井が3千萬円、あと、鶴城と繁田で計2千萬円抜いて、残る1億5千萬円がコーサク資金だった」とある)、とにかく、コーサク資金の名目で、カネを渡したというのは、間違いないだろう。尾塚野形のオッサンが怒っておるのは、そこで中井五郎が、即、その亀谷から受け取ったカネに手をつけ、そこから20萬円をホテルのデポジットにし、5萬円を自分の倅に渡したetcところだってんだなあ。「それは、山賊のヤルことだ!」ってなあ(笑)
要は、そのカネは、あくまで「保釈のためのコーサク資金」であって、「まだ、自分のカネではない」わけで、すぐ、それにピャーッと手をつけたあたりも含めて、たぶん、中井五郎は、カネに困っておったっていうか、なかったんだろうなあ。うーむ、やっぱり、カネに「色」ってのは、付いとるんだなあ。ワシは、亀谷が手記で書いておる「鶴城と繁田に計2千萬円」の、この「2千萬円」は、亀谷が取ってるんだと思う。でなければ、亀谷が鶴城を、チャカでブチ抜く必要はない。
#さらに、「上」の続きで、亀谷直人はムショから出してきた手記の中で、その「鶴田丈二、繁田誠治」に渡したという「計2千萬円のやりとり」について、詳細に書いておるとのことなので、参考までに「字」にしておくで。
亀谷が2億円を新神戸から新幹線に乗って、東京まで持って行き、虎ノ門のホテルオークラで、その「中村浩改メ中井五郎」(いずれも仮名)に渡したのは、02年10月の上旬。正確には「02・10・8」の晩なんだが、そこで、亀谷は、ヤクザ渡世上は親筋にあたる「細見孝夫(2代目佐藤組組長)に渡す謝礼」だとして、2千萬円を抜き、そのオークラの地下にあるブティックで、革製のバッグを買うて、その中に2千萬円を入れ、3日後の「10・11」に、戻った先の新神戸駅に隣接した新オリエンタルホテル4階の喫茶フロアで、鶴城らに渡した、と。で、その革のバッグは、後で「首藤」とかいう、自分んところの六甲連合の者にくれてやったんだが、その鶴城を射殺し八重洲ジケン後、亀谷んところに返してきて、今は、ムショん中で保管しておるとのことだ。
だとすると、その2億円のうち、鶴城、繁田に計2千萬円が渡っておるというのは、かなり蓋然性が出てきて、おそらく、その通りなのだろうが、いかんせん、2人とも既にホトケなんで、ウラの取りようがない。で、ワシは、亀谷が、この件で、いくらか「手数料」を貰うておるというのか、貰うておっておかしくないというより、「貰って、当然」で、ましてやヤクザが、「カネにもならんのに、こんなややこしいことを、ボランティアで動くか?」というスタンスなんだが、ま、本人が「貰うておらん」と言っとるのであれば、しゃあないわなあ(笑)
#で、オモロイのは、この「2億円の件」(=桑田兼吉保釈コーサク)で、「どうも、まだ、もう1人、コロされておる」っていうハナシで、それで「後藤一男」っていう、4代目山健組内の5代目多三郎一家総長が、07年5月に、神戸市内の路上で、刺殺されとるってんだよな。
具体的には、「07・5・31」の夕方6:15ごろ、神戸市中央区二宮町1丁目の路上で、「齢60ぐらいの男が倒れている」と110番通報があり、病院に搬送されたが、間もなく死亡したとのことで、この男が齢65だった後藤一男で、右脇腹を数ヵ所、刃物で刺されておったのか。直前まで一緒におった男が、西へ逃げるのが目撃されておって、齢60前後、身長約160cm、グレーのTシャツにズボン姿で、帽子にメガネを着用しておったのかあ。やけに詳細な目撃情報が出ておるなあ。んで、兵庫県警の暴対は、所轄の葺合署にソーサ本部をセッチしておったのか。
んー、で、調べていくと、1年ほど経って、兵庫県警の暴対は、「サツジン予備」っていう、また妙な戒名で、何人かヤクザの身柄を取っておるんだなあ。フツーは「サツジン容疑」で身柄を取るよなあ。そん中で、まだ、逃走中かよ? 山健組内の最大ハバツ、健国会で「カシラ」をしておった川田賢一(賢仁組組長)も、その「サツジン予備」の戒名で指名手配されておるんだな。ヤクザ・ウィキを見ると、この川田賢一ってのは、「破門」になっておるなあ。だいたい、「サツジン予備罪」(刑法第201条)ってのは、「最高刑が懲役2年、ただし、事情によっては刑を免除することができる」と、ま、公安ジケンかヤクザの抗争しか使わんような、極めて特殊な戒名だよなあ。どうせ、兵庫県警の暴対の連中も、おおよそ、事情を知ってそうなもんだよなあ。
で、ハナシを戻すと、この刺殺された「後藤一男」っていう親分だが、その「5代目多三郎一家」ってのが、名古屋を根城にしておって、配下の組員が約160人かあ。その日は、山健組の本部に顔を出しに来ておったのか。で、モンダイは「コロサれた理由」だが、一説には、菱本家のカシラ(=高山清司)の暗殺ケーカクに組しておったっていう一方で、じつは、山健組内では「繁田より格上」で、その「2億円の件」では、「黒子の司令官役」と目されておったというハナシもあって、それでオトシマエをつけられたのではないか、との情報がある。しかし、このテのハナシは、相変わらず、魑魅魍魎としておるよなあ(笑)
#で、昨日(=12・9)、東電が「病気療養のため」ってことで、フクシマ第1原発の所チョーの職をクビにしておった、「吉田昌郎」について、「食道がん」と病名を公表しておったな。ジコ以来、浴びた糞ションベンの腐臭の総量は、「70ミリシーベルト」かあ。ワシも、あんまり専門的な知識はないんだが、おそらく、大量に糞ションベンを浴びて、急性的に出る症状であれば、もっと別の出方をするような気がする。たぶん、過労とストレスだろう。その糞ションベンによる健康被害ということでいうなら、特に、妊婦と子供だよな。ああいうのは、「体内に潜伏して、蓄積される」ってんだよな。それが、まず、「5年」をメドに、特に子供の「甲状腺」に出てくるってんだよな。
今度の原発ジコについて、ワシは「ぬあんとしてでも、現状回復しやう!」という立場だ。確かに、「とにかく、逃げろ、逃げろ」っていう主張も、分かるんだが、やっぱり、「元通りに戻せ!」だよなあ。そのためには、まず、「被害の現状」を正確に、オモテに吐き出させることが、第一だと思う。被害実態の過小申告、んで、隠蔽はナンボでもヤッとるに決まっとる。そんなもん、目くじらを立てて、カイケン場に乗り込んで行って、「ケシカラン!」って吼えマクらんでも、分かってる。チェルノブイリを超えて、「史上最悪の原発ジコ」であるのは、間違いないんだから、何よりもまず、「ジコの実態」を正確に出して、「そこから、立て直そう」ということをせんとだわなあ。
その「チャイナ・シンドローム」ならぬ、「ブラジル・シンドローム」を食い止めることが、とてつもなく難事業で、並大抵でないのは分かり切ってるが、であればこそ、そこに人知を結集させて、挑まなければならない。ワシは双葉町や浪江町の住民に、飼っておった犬や猫とともに、元通りの暮らしが戻る日が来ることを、祈っておる。それと同時並行で、「戦犯追及」だよなあ。
#そういえば、この日曜日(=12・11)の東京シンブンの特ホウ麺に、「全日本仏教会 異例の『脱原発』宣言!」ってことで、この「全日仏」ってのは、トラディショナルな仏教教団のソシキだよなあ。ココが、この「12・1」に理事会を開いて、「原発に依らない生き方を求めて」と題する宣言文を採択したってことだが(当日、時事が打電しておったようだが、気づかんかったあ)、「『いのち』を脅かす原発への依存を減らし、原発に依らない持続可能なエネルギーによる社会を目指す」と、かなり踏み込んでおるっていうか、スッキリと言ったなあという印象を持つ。確かに、「即時全面停止を求める!」といったラディカルさはないが、むしろ、「政治と一線を画す」という意味では、こんなカンジで穏やかな物言いの方が、人の心に染み入ってくるっていうんかいなあ。
あれっ、そういえば、イケダモン大先生んところって、91年に日蓮正宗の総本山である大石寺から、「破門」の通告は受けてはおるんだが、でも、まだ、オモテ向きは、第26世法主・日寛筆とされる「本尊」を会員には下付しておるんで、あんまりそういうふうには見えんが、いちおう、とりあえずは「伝統仏教教団の一信徒団体」っていう位置づけなんだろうなあ。うーむ、「仏サマの教え」に照らし合わせると、ああやって、糞ションベンをモクモクと垂れ流す大ジコを起こしておる、「原発の稼動」ってのは、どうなんだろうなあ。大先生も、もし、元気だったら、何かコメントを出さんとだよなあ。最近、「核ノー」については、また、言い出し始めてはおるんだけどなあ。
#で、その亀谷(直人)獄中手記だが、「03・7・3」に、当時、菱本家の5代目(=渡辺芳則)の秘書だった正木年男と、それに寺岡修、細見孝夫の3人が、その頃はまだ、小菅にコーチ中だった亀谷と初めて面会して、「2億円の行方」について問い質されておるってんだな。そこで、亀谷は、その「豊嶋秀直」の名前を出したってんだな。このときは、まだ、「5代目追放」のクーデターが起こる前で、「山健の天下」だった時代で、当然、5代目も絶大な力を持っておったわけで(だから、今の現・6代目の司忍のように)、間違いなく、「5代目の耳」には報告は入っておるわけだよな。
だから、豊嶋を通じて、当時、山健組の3代目だった桑田兼吉の保釈へ向けて、実際に、どんなコーサクがなされたのか(もしくは、なされなかったのか)というのは、まさに「五里霧中」ではあるが、少なくとも、桑田の弁護団からは、豊嶋に対して、「説明セキニンを果たすよう、求められた」と考えるのは、ごく自然だろう。で、コイツはおそらく、初めて出てくるハナシだろうが、この流れを受けてだろうが、その約1ヵ月半後の「03・8・26」に、亀谷のヤクザ渡世における親分筋である細見孝夫(=2代目佐藤組組長)が面会した際、繁田誠治(当時、桑田の秘書)が、「8・22」付で絶縁処分になっておったことを告げられたってんだよな。
ただ、時間軸で見るとだな、三井環のオッサンが口封じタイホされ、325日間、塀の中に放り込まれた末、保釈になったのは、「03・3・12」なんだよな。そうやってシャバに戻れたことで、三井環のオッサンが、『月刊現代』の03年7月号(同年6月5日発売)で、魚住明が聞き役となって、「出獄緊急インタビュー 腐れケンサツは極道とケッタクしていた」のタイトルで、顔出しで喋っておるんだよな。だから、おそらく、このインタビュー記事が出たことで、動いたんだと思う。ココで、三井環のオッサンは、渡真利忠光、亀谷直人らの名前を出して、例の「荒川メモの件」と合わせて、「桑田の保釈コーサクに絡んで、2億円が動いた」と喋ってるんだよな。だから、諸々、コイツを受けてのリアクションだろう。あくまでも、コレはワシの感触でしかないが、豊嶋秀直は、それなりに「動いておった」と違うんかいなあ。
ただ、具体的に、そこで豊嶋が、どう動いておったのかは、ようわからんよなあ。果たして、その亀谷の手記に出てくるような「豊嶋以下、OB3人と現役4人の『7人のチーム』が動いておったのか、どうか。ま、当時の総チョー、原田明夫にネジ込めばイッパツだが、ワシは、その原田に対しては「あっても、おかしくない」というより、「いや、やっぱり、あったんぢぇねのか?」っていう立場なんだが。で、「現役4人」ってのは、当時のサイコー検の「トップ4」、つまり、「総チョー・原田明夫、次チョー検事・松尾邦弘、刑事部チョー・古田佑紀、公判部チョー・大塚清明」の4人と違うんかいなあ。4人とも、モロ、直接、三井環のオッサンの「口封じタイホ」に関与しておるし、ワシがそのコーサクする立場だったら、この4人に現ナマをブチ込んで、動かしにかかるなあ。
#「上」の続きになるが、亀谷直人が服役してから、その芦屋在住の実業家っていうか、ブローカーだよなあ、あの豊嶋秀直と中央大法科のご学友である「中村浩改メ中井五郎(仮名)」と面会した際、「当座のカネを差し入れてくれ」と頼んだんだってな。そしたら、中井五郎曰く、「了解しました。豊嶋から返金させますワ。一度には無理ですので、3000萬円ぐらいに分けて、何回かで入れますので、ですから、会長(亀谷は、ヤクザ稼業において、「2代目佐藤組内六甲連合会長」だったので、それで「会長」と呼んでおったのだろう)も預金通帳を作って下さい」。ところが、3000萬どころか、300萬、30萬円すら入金されなかったんで、亀谷はキレて、『週アサ』に連載することになった西岡研介クンに「獄中手記」をリークしたんだそうだ。
だから、ポイントは、この「ハナシを繋いだ、中村浩改メ中井五郎」が、本当に豊嶋秀直んところに億単位のコーサク資金を渡しておったのか、どうか。もし、嘘八百の法螺バナシであるなら、カネは豊嶋のところには流れておらんから、まさに中井の作り話による、壮大なサギだったということになる。で、もし、本当に豊嶋んところにカネが渡っておったのなら、結局、桑田兼吉の保釈は実現せんのだったから、逆に豊嶋の方が「サギ師」ということになる。世の中に真実は「ひとつ」しか存在しない。それゆえ、この「カネの授受」に関しては、中井五郎か、豊嶋秀直のどっちかがウソをついておる。
#今朝(=12・16)の東京シンブンに、コイツは無署名だが、たぶん、5麺の社セツも含めて、「字」にしとるのは半田滋のオッサンだろうが、いよいよ、あの「稀代の欠陥商品」である「F35」を、「FX(次期戦闘機)にセンテイする方針を固め、週明けに政府のアホ(=安保)怪議で正式ケッテイする」かあ。ま、前々から出来レースとは言われておって、特に「ユーロファイター」なんかは当て馬もエエところだとは公然と言われておったが、その「F35」は、まともに試運転もしとらん開発途上で、不具合も出マクっておるっていうのもさることながら、1機250億円でトータルで40機、1兆円にも上る空前絶後の商戦だよなあ。下々のビンボー人からも均一に毟り取られる消費税増税分は、震災復興のみならず、こんなワケのワカんねえ「空自のオモチャ」につぎ込まれるんだからなあ。
ま、いずれにしても、野田以下、皆、亜米利加サマにケツの毛まで引き抜かれて、脅されマクってんだよなあ。「自公」でも同じ結論だったと思うが、セー権交代したところで、「チェンジ」できんアンタッチャブルなアンケンなんだろうなあ。あのMD(ミサイルぼーエイ)にしても、今度のFXにしても、亜米利加から目ん玉がピャーッと飛び出るような値段で、ガラクタを押し付けられるから、たまったもんぢゃねえよなあ。おそらく、ロスチャイルド様のスキャンダルに、ダイレクトに切り込まんことには、引っクリ返せんハナシだろうなあ。
#へえーっ、昨日(=12・15)のケンサツ側による論告求刑コーハンで、「懲役1年6ヵ月」を言い渡された大坪弘道が、文藝春秋から『勾留百二十日』っていう手記を出したのかあ。ワシ、まだ、目を通しておらんのだが、たぶん、FD改竄ジケンが主で、その三井環のオッサンの口封じタイホ劇で、「渡真利忠光」の取り調べを担当し、そこで「グランドカーム」での売春セッタイをデッチ上げた功績で、大阪チケンの特捜部チョーに出世することがデキたってことは、字にしておらんのだろうなあ。でも、この大坪は、まだ、それ以外にも腐れケンサツに「貸し」があるってんだよなあ。「そこまで喋る」には、まだ、もう少し時間が要るんだろうなあ。
#そういえば、この秋口は、東京で小沢イチロー、大阪では大坪弘道&佐賀元明の集中コーハンだったんだな。で、既に実刑を食らって、静岡のムショに入っておる、FD改竄の実行ハンだった「前田恒彦」が、その小沢のジケンでは、大久保隆規の取り調べを担当しておったとは、また、妙なバッティングだったんだな。だから、大阪の方にも証人で行く一方で、東京にも、昨日(=12・16)の小沢のコーハンに証人で出ておって、ムショで勤めを果たしておるヒマもねえんだなあ。
ただ、昨日の前田の「ケンサツの証拠隠し発言」は、今回の小沢サイバンの流れを変える「潮目」になりそうだな。曰く、「小沢サンは無罪だと思う。検審に記録を送るとき、ケンサツの証拠隠しがあった。入っていないものがあり、(検審は)すべての証拠を見ていない。『カネを渡していない』という建設業者の供述をメモにしたものを、『(ケンサツは)ありません』と言うだろうが、ソーサのときは存在した。ケンサツでは『証拠開示せよ』と言われても、出さないことが慣例化している。(それが)私自身が証拠改竄ジケンを起こすことにつながったのかもしれない」かあ。
だから、自ら口封じタイホされた三井環のオッサンが言っておるんだが、「冤罪防止」っていっても、「取り調べの可視化」だけヤッても片手落ちっていうか、「残証拠物の全面開示(押収品目の全面開示も含む)」とセットでヤラんと無意味だからな。要するに、コレまでの冤罪ジケンでは、必ずケンサツは自分たちに不利な証拠を隠して、コーハンetc、オモテにはゼッタイに出さんかったからな。特に、松川ジケンでは、そうやってケンサツ側が隠しておった「取り調べのメモ」を、渋々、出さざる得なくなったため、ヒコク人が全員、無罪になっておる。だから、この「ソーサ手続きの不備」を突かれるのは、ケンサツにとっては極めて痛い。その意味では、サイバン長も、「無罪ハンケツ」が書きやすい状況へと流れてきたカンジがする。
#「上」の続きだが、今度の小沢のジケンでは、いろいろギモン点があって、まずは、2度も「キソ相当」のギケツを出して、強制キソへと持っていった「東京第5ケンシン」の中身はどうなっているのか、ということもさることながら、そもそも、チケンのソーサ自体、政治資金収支報告ショへの記載漏れになった「4億円の出所」について、「水谷建設からのカネだった」というふうに見立てておったんだが、今度のコーハンを見てて、その「詰め」が、じつに甘いという印象を強くする。
だから、本来であれば、ケンサツとしては、最終着地点を「サンズイ」、すなわち、「贈収賄ジケン」に持っていくために、その「政治資金収支報告ショの記載漏れ」ってのは、あくまで、「入口ブブン」でしかないわけで、そのためには、何よりもまず、「カネの流れ」をきっちりと解明しておくことが、重要なんだ。
それには、まず、「贈」である水谷建設の方を徹底的にソーサして、ガサをかけマクって、「カネの流れ」っていうのは、具体的には「授受の日時&場所」、そして、「資金の出所」ってことだが、コイツをきっちりと固めておいてから、本格着手せんとなんだが、水谷建設側のカンケイシャが何人かおると思うんだが、供述がブレておって、ワケがワカんねえんだよな。そこらあたりが、「手抜き」だよなあ。こういうサンズイってのは、まず、「贈」の方をきっちりと固めたうえで、「収」の方と同時に身柄を取って、ピャーッと叩かんことには、うたうかよ? 小沢のヒショ軍団だって、バカぢゃねえんだからな!
#んで、さらに続きなんだが、前田恒彦は、昨日(=12・16)の小沢のコーハンで、こんなことも喋っておるんだよなあ。
「厚労ショウの(村木厚子のオバハンの)ジケンでは、大阪コー検の検事チョーが積極的で、単独ハンではありえないという雰囲気があった。本件(=小沢のジケン)では、ウラ献金で小沢を立ケンしようと積極的だったのは特捜部チョーや主任検事など一部で、ゲンバは厭戦ムードだった」
ふーむ、小沢のジケンはともかくとして、村木のオバハンが無罪となった郵便不正ジケンでは、当時の大阪コー検の検事チョーってのは、「中尾巧」だが、ココから指示で、オバハンのタイホ指令が出たってことなんだな。ただ、コイツは中尾のハンダンっていうより、「それより、もっと上」、当時の総チョーは樋渡利秋かよ、ココから「タイホ指令」が出てるんだな。コイツも、三井環のオッサンんときの、総チョー・原田明夫がタイホ指令を出しておったのと、クリソツだなあ。だいたい、「ジケンをデッチ上げる国策ソーサ」ってのは、「指示」が上から降ってくるんだよなあ。
#で、大坪弘道&佐賀元明は、この「12・21、22」で弁護側の最終弁論で結審して、ハンケツは人事異動前の、年度末の来年3月ごろかあ。こっちの方はケンサツのペースで進んでおって、よっぽどのヒコク&弁護側の隠し玉が出てこん限り、有罪ハンケツは動かし難いだろうなあ。求刑は2人とも「1年6ヵ月」か。実刑か、シッコー猶予が付くかどうかの境目だろうなあ。大坪も佐賀も、無罪を主張して全面的に争っておるんだから、いずれにしても、「クロ」であれば、双方、控訴するのは、まず、間違いないだろう。
それと、例の「亀谷(直人)獄中手記」の続報だが、三井環のオッサンの口封じタイホで、当時、大阪チケンの特捜ブで主任検事だった「大仲土和」、それと、コーハン担当検事だった「大島忠郁」の2人に対して、ムショにおる亀谷が、「ワシんとこに、挨拶に来んかい!」と、渡真利忠光にハッパをかけておったんだそうだ。まだ、2人ともヤクショの中におる「現職」なのに、亀チャンったら、塀の中から、グイグイと脅し上げておるよなあ(笑)。でも、しかし、世の中、紳助をはじめとして、ヤクザとの「親蜜交際」で、暴排条例を適用するとか、せんとかでバカ騒ぎしておるが、そんなもん、ピャーッと吹っ飛んでしもうよなあ。