三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#でだな、さらに、もうチョット、「池上彰」状態になって、その「放射能入りの糞ションベン」について、解説するとだな、人体に悪影響を及ぼす、いわゆる「死の灰」と呼ばれておるものは、「使用中」、つまり、便器の中で燃やすことによって起こる、「核分裂」に伴って起こっておるってんだな。だから、「最後の砦」っていうふうに言われておる、糞ションベンを燃やす場所の「便器」を密封しておる、厚さ約3・8センチの鋼鉄製の「釜」(=格納容器)の存在ってのは、やっぱ、大事なんだな。福島第1原発においては、おそらく、2号機は、この釜に損傷が入っておって、おそらく、3号機もその可能性がある、と。だから、残りの1、4号機も、念のため、きちんとケンサする必要はあるんだろうなあ。
で、その糞ションベンを燃やすことによって、発生する腐臭は、大まかに、「ストロンチウム90(半減期28・8年)」「セシウム137(同約30年)」「ヨウ素131(同約8日)」の3つがあるんだな。いずれも、震災後のバクハツで、釜に穴が開いたことで、ピャーッと外に拡散し、おそらく、今後、土壌に蓄積されることで、「野菜」はもとより、「牧草→牛→牛乳」によって、人間の体内に取り込まれて蓄積し、場合によっては、「がん」などの健康被害へと繋がる可能性は出てくるんだな。
#「上」の続きで、その3つの「死の灰」のうち、最もキケンなのが、「ストロンチウム90」で、半減期が約30年と長いのはもとより、内部被爆、すなわち、体内に取り込まれると、コイツは「骨に蓄積される」ってんだな。ベータ線っていう放射能を出すため、骨のガンや白血病の原因になるといわれておるんだな。
で、「セシウム137」も半減期は、30年と長く、コイツも同様にガンマ線っていう放射能を出すんだが、体内に取り込まれても、100━200日で排出されるとのことだ。ま、「直ちに、健康に及ぼすことはない」んだろうが(笑)、しかし、キケンであることには変わりはないなあ。当然、1回で大量に取り込めば、何らかの影響はあるんだろうな。
んで、「ヨウ素131」だが、コイツは半減期は約8日と、比較的、早く減る。そもそも、ヨウ素自体は、甲状腺ホルモンを作るために必須なものなのだが、ただ、この「ヨウ素131」ってのは、ベータ線っていう放射能を持っているため、コレが人体に悪影響を及ぼすんだな。そこから、甲状腺の異常や甲状腺ガンを発症させやすくするってんだな。チェルノブイリでは、この影響による甲状腺ガンが多かったっていうことだな。
そういうことで、諸々、常識的に考えると、チョー高濃度の、これらの糞ションベンの腐臭が、検出されておる最大の理由は、「使用中の、それ」が、外に漏れてるってことだよなあ。だから、外への拡散を防ぐ、「最後の砦」である、少なくとも「2号機」をはじめとする、「釜の損傷」が、最も大きな要因だと思うなあ。であれば、震災後、電源が切れてしもうて、自動冷却ソーチがブッ壊れたことで、炉心溶融(=メルトダウン)を起こして、バクハツを起こした際、釜も損傷しとると思うなあ。3号機も、釜に穴が開いてそうな気がするんだが、どうなんだろうなあ。
#最近、独逸文学翻訳家の「池田香代子」っていう人が、ジャーナリステックな分野でも、かなり、シャープな情報発信しておると思うんだが(ちなみに、ワシは「仏蘭西文学オタク」だが)、ちょうど、ナマ田原の「朝までナントカ」がOA中の、「3・26」の3:23amにupしておる本人のブログには、「出演者は、全員、原発スイシン派!」っていうカキコミがあるなあ(笑)。んー、しかし、もし、それが「事実」であれば、チョット、偏向しとるよなあ。ハッキリ言って、この原発の「スイシン派vsハンタイ派」のギロンって、全く噛み合わないと思うんだが、でも、「公正さ」っていうことを担保させるのなら、「ハンタイ派」も、何人か入れるべきだよなあ。
っていうか、あのナマ田原の姿勢そのものに、「徹底したギロンによって、モンダイ解決の糸口を探る」っていうスタンスが、そもそも、「ゼロ」だから、ハンタイ派がおっても、おらんでも、同じなんだよなあ。どうせ、ナマ田原に、「原発モンダイに対する、クリティカルな斬り込み」なんて、皆無なんだろうから、ああいうのが、ニッポンの報道怪で、デカイ面をして来れたということ自体が、今回のジコの「遠因」、もしくは、「背景」にあるといって、いいよなあ。
で、ワシ、思うんだが、例えば、元ウワシンの岡留氏も、「それ見たことか、ザマーミロ!」って、ブログに書いてあったけど、「だったら、アンタが、ウワシンを刊行し続け、その『東電の膿』とやらを、もっと徹底的に、そして、継続的に摘出し続けておったら、今度のデタラメなジコも、未然に防げたのでは」っていう、忸怩たるキモチっていうか、自責の念みたいなものが、ねえのかなあ。それを、思う。勿論、ワシも含めて、「報道人」の怠惰、無力こそが、今度の「未曾有の惨事」を引き起こした最大要因ではないのか、と。
#で、今日(=3・28)の午前中、枝野はカイケンして、そのチョー高濃度の「糞ションベン塗れの水」が検出された福島第1原発の2号機について、御用キカンである原子力安全イイン怪のチョーさ結果を受け、糞ションベンの腐臭の外部流出を防ぐ「最後の砦」である、厚さ3・8センチの鋼鉄製の「釜」(=格納容器)の中からピャーッと出てきた「汚水」であると、喋ったのか。ってことは、糞ションベンを燃やす便器(=圧力容器)を密封しておる、この釜が、やっぱり、相当、破損しておるんだな。
んー、コイツはワシの常識的なカンに基づく推理だが、炉では、燃料であるこの糞ションベンの棒を燃やして、「ウラン235」が核分裂した際のエネルギーで蒸気を発生させ、タービンを回して電気を作るんだが、濃縮ウランの入った糞ションベンの棒の融点は、「2700━2800℃」なんだよな。で、この便器や釜は、「鋼鉄製」だから、そもそも、水を回して冷やし続けないでおると、すぐ、「1000℃」なんてピャーッと超えるってんだよな。
だからさ、地震&津波で電源がブッ壊れて、自動冷却ソーチの水が回らなくなってしもうて、釜が「空焚き状態」になってしもうて、その結果、鋼鉄の融点である「1500℃前後」を超えてしもうたため、釜が溶け出しちゃって、コイツを「メルトダウン(=炉心溶融)」ってんだが、それで釜に穴が開いてしもうたんと違うんかいなあ。それか、水素か水蒸気か、バクハツを起こして、その爆風で釜がブッ壊れたとかなあ。だとすれば、コイツは、残りの1、3、4号機も、念のため、釜に穴が開いておらんか、よくケンサした方がエエと思うなあ。
#ココで、また、ワシももう少し、「池上彰」化して、子どもでも分かるように解説するとだな(笑)、その糞ションベンの棒を燃やすと発生する「腐臭」ってのは、正式には「核分裂生成物」といわれておって、コイツがまた、ウジャウジャとイッパイあるんだな。その代表的なのが、「上」でも紹介したように、「ウラン235」の核分裂によって発生する「ストロンチウム90」「セシウム137」「ヨウ素131」なんだな。これらの腐臭は「放射性物質」であるため、アルファ、ベータ、ガンマといった放射線を、ブスブスと出しておるんだな。
で、その燃料である糞ションベン棒に含まれておる、もう一つの「ウラン238」ってのは、便器ん中で燃やしておる間は、中性子を吸収するだけで、核分裂自体は起こさないんだが、ただ、その過程で、最終的に「プルトニウム239」に化けてしもうて、コイツがまた、ウジャウジャとワケのワケんねえ腐臭を出すんだな。
そうか、こうして発生する糞ションベンの腐臭ってのは、分子構造が不安定なため、すぐ、ブッ壊れて、他の物質に化けるんだが、その過程で、また、腐臭(=放射能)を出すってんだな。そこで出てくる熱を「崩壊熱」といって、コイツが、なかなか冷えない原因の一つで、それで「使用後の糞ションベンの滓」は、最低100日間は、水が循環するプールに浸けて、とりあえず、半減期の短い腐臭が消えるのを待つんだな。
#んー、今朝(=3・28)、ナベツネの盟友で、汐留TVのドンこと「氏家斉一郎」が、都内の病院で、多臓器不全のため死去か。享年84なあ。ナベツネと同い年なんだな。体調を崩して、入院をしておったっていうことかいなあ。しかし、コイツは、ヨミG本体のナベツネにも直撃するなあ。ナベツネの右腕が、ピャーッと、もがれてしもうたもんなあ。諸々、マスコミ怪でも、メルトダウン(=炉心溶融)が起こりつつあるなあ。むしろ、ワシ的には、「ナベツネ後」において、どの程度、「軌道修正」がありうるのか、その「可能性」に注目しておるなあ。チュニジア、エジプトの「ドクサイ体制崩壊による、民衆革命」が、ヨミにも波及することを、ワシは祈っておる(笑)
#で、今日(=3・28)、枝野は、東電から、「糞ションベンの腐臭の、違う濃度」の「ガセネタ」を掴まされたってことで、怒りマクって、官邸に呼びつけ、叱り飛ばしたのかあ。
っていうか、コレは、ホンマ、偶然なんだが、全く別件で、シンブン記事のコピーを見ておったら、「02・8・30」の朝日と毎日の夕刊の、それぞれ1麺に、「東電、原発損傷隠し」のハナシが出ておるんだよなあ。見出しは、朝日が「原発損傷隠し 東電社員、改竄指示か 保安院・最近1年間でもギワク」、毎日が「原発異常隠し 東電社員が直接関与 稼動停止延長を回避か」って出とるなあ。双方、社会麺で「軟派展開」しとるんで、かなり、当時は、大ジケンだったんだな。
んで、両方の記事を突き合わせるとだな、原発ってのは、定期的に稼動を止めて、ケンサをヤッておって、それは、東電と、炉の製造者である亜米利加のGE(ゼネラル・エレクトリック)の関連ガイシャの、「GEII」ってところが担当しておるんだな。
で、通産ショウの保安院が、福島第1&第2、柏崎の各原発のケンサのデータについて、東電が出してきたものと、GEIIが保管しておった、元の「生データ」のとを突き合わせたら、80年代後半から90年代にかけて、ひび割れや磨耗などのデータに「格差」があったってんだなあ。要するに、東電が「下駄を履かせて」、データを保安院に出しておったんだな(笑)
#「上」の続きだが、要するに、原発の定期ケンサで、損傷とかが見つかって、補修や部品交換が必要になると、また、それだけ稼動を止めなければならなくなって、「発電コスト」に影響するってんだな。だから、下駄を履かせたデータを保安院に出しておったってんだな。んー、だとすると、東電がケンサの数字を誤魔化すなんてのは、今に始まったことぢゃねえからなあ。だったら、枝野、そんなにカリカリしたら、アカンよなあ。「あー、また、始まったか」ぐらいに、鷹揚に構えんとだよあ。
しかし、東電も内部留保(=溜め込んだカネ)が、4兆円もあるんだから、そんなに慌てる必要もねえのになあ。もっと、ゆっくりとケンサして、修理や部品交換もちゃんとやって、手入れをしっかりとしておれば、耐用年数だって伸びるだろうしなあ。それに、糞ションベンが外にピャーッと漏れ出すのを防ぐ、「最後の砦」である厚さ3・8センチの鋼鉄製の「釜」(=格納容器)だって、ひょっとして、メルトダウンから持ち応えることが、デキたんかもしれんのだな。太平洋側の火力発電所も、夏場を乗り切るためには、ココは焦らず、じっくりとケンサして、傷を完治させる方が、大事だと思う。しょうがない、しばらくは、辛抱が必要だなあ。
#で、震災直後に発行した『アエラ』(3月28日号)の表紙に、「放射能が来る!」の見出しで、「防護マスク」の「絵」を出しておったことに、文句が殺到したことはエエとして、連載陣の1人の「野田秀樹」ってのが、その尻馬に乗って、「出稿を止める!」と言ってきたのかあ。確かに、「絵」が多少、センセーショナルかなあっていう気はしないでもないが、フクシマ第1原発が出所である「糞ションベンの腐臭」が、首都圏にもヤッてきたってのは、「事実」だからなあ。あんまり「過剰介入」しすぎるとと、ワシは、「言論、出版、報道、表現の自由」に抵触すると思う。ワシは、あの程度は、全然、許容範囲だなあ。むしろ、なぜ、大津波のゲンバの「遺体写真」を、どこも掲載せんのか、そっちの「自粛報道」をギモンに思う。
何ていうんかいなあ、「遺体写真」といっても、それが、もし、「報道写真」であるなら、撮影者のニュース感覚とか、思想や人間性が、如実に反映してくる。例えば、ロバート・キャパの「崩れ落ちる兵士」は、そうだろう。ベトナム戦争で、米軍に抗議して焼身自殺した僧侶とか。遺体写真といっても、単なる覗き見の興味本位なのか、それとも、そこに「ニュース的価値」を見出して撮影したものかは、「見れば、分かる」。だから、「とにかく、遺体写真は、NG!」と、思考停止する方が、よっぽど、ワシは怖い。
もう一つ、例えばでいうと、今回、津波で余りにも死者の数が多くて、火葬では追いつかなくて、例外的に「土葬」も認めるということだが、「土葬する瞬間」っていうのは、ワシは「ニュース」だと思う。「死」というものを、過剰にタブー視することで、むしろ、余計、見えなくなるもの、目を瞑ってしまうものが、あるのではないだろうか。
#ほいで、長野県の松本市長をしておる「菅谷昭」という人が、かつて、チェルノブイリで医療支援をしておったそうで、この「3・22」の記者カイケンで、示唆に富むことを喋っておるんで、そのポイントを参考までに、以下、ピャーッと拡散しておく。
・最悪の事態を想定して、先手先手を打つことが大事。
・今度の福島第1原発について、チェルノブイリと同列には論じられないけれども、待避は、できれば30キロにした方がいいのではないか。(放射性物質・ヨウ素131の対策としては)、無機のヨード剤を投与した方がいい。それは、50キロまでは対応した方がいい。特に、乳幼児と妊婦は重要。
・放射性物質による外部被爆を防ぐためには、マスクを着用し、肌を露出しないこと。口、鼻、皮膚からの吸収を防ぐこと。
・チェルノブイリで、甲状腺がんが増えたのは、「5年後」から。特に、子供の発症率が100倍になった。
・肌や口、鼻から入る「外部被爆」もさることながら、汚染された土壌から採れる野菜や牛乳などから、いわゆる「食物連鎖」によって、口から入る「内部被爆」は、もっと重要。マスコミは、そのことをちゃんと書いていない。特に、セシウムは消化管から吸収されることは、分かっている。子供や妊婦、授乳期の母親は、そういった濃度の濃い、汚染された食物を、できる限り、取らないようにするべきだ。
#で、「上」のカラミで言うとだな、「チェルノブイリの先例」に倣うのであれば、ニッポンでも福島第1原発の「20━30キロ圏」において、数年後、乳幼児の「甲状腺ガン」の発症が、突如、急増するっていうのは、十分に想定できるんだな。だとすると、ジケン担当のワシとしては、それをもって、「ギョーム上過失致死傷」はもとより、さらに一歩踏み込んで、「未必の故意」による「サツジン(未遂)罪」の適用も視野に入れてエエんだな。そうそう、「最高刑・死刑」のサツジン罪については、時効も撤廃されたことだしな。
ただ、もし、そういう事態になった場合、東電もちゃんと、腐れケンサツの「ヤメ検」を抱え込んでおるからな。連中も、「稼ぎ時や!」ってことで、「揉み消しor矮小化」へ向けて、東電からカネをふんだくる算段に出るなあ(笑)。しかし、そいつは、ワシにとっても、格好のメシの種や。あんな森功くんだりに、渡してたまるかよ。三井環のオッサンともども、「腐れケンサツ」は、ワシの獲物なんで、他には渡さんからな!
#でだな、もう少し、「池上彰」状態になって、子どもにでも分かるように解説するとだな、糞ションベンの棒を厚さ16センチの鋼鉄製の便器(=圧力容器)の中で燃やし、そこに水をジャーッと流し込むと、沸騰するから、その下水と一緒に出てくる蒸気で、タービンを回し、電気を作るわけだよな。
で、今回、高濃度の糞ションベン塗れの水が漏れておったてことで、騒ぎになっておるのは、「2号機」だが、震災&津波による電源故障で、その便器を流す水が止まってしもうて、「空焚き状態」になってしもうて、もう、便器そのものは壊れておるから、そこの汚水が外に漏れておるんだよな。しかし、その便器を覆っていて、「原子炉で、もし、最悪の事態が起きた場合でも、炉から出てきた放射性物質(=糞ションベン)を閉じ込める重要な働きがあります」(東電HP)とある、厚さ3・8センチの鋼鉄製の釜(=格納容器)が、具体的に、どこの部分かは分からんが、損傷しておるから、その汚水が外部にピャーッと漏れて、それが、作業員の長靴にも入ったってことなんだな。
#「上」の続きで、水を沸かす燃料である糞ションベンの棒は、「使用中」は、その便器の中で燃やし、「使用後」は、近くのプールで冷やすんだが、とにかく、こうやって糞ションベンの棒を「冷やす」ために、水を循環させておるんだが、配管を含め、どこかに「穴」が開いておるから、汚水が漏れるわけだよな。まず、電源が回復して、人間の「アタマ」にあたる中央制御室は、再起動したんかいなあ。ただ、ナンボ、脳は動いて、カラダに指示を与えても、手足がケガをして出血が止まらんのであれば、そこに、いくら、水を回したところで、外にジャージャーと、漏れてくるわけだよなあ。
そこで、常識的なカンを働かせるとすれば、その「損傷部位」の回復が、ちゃんとデキるのか、だろうなあ。配管に穴が開いておる程度だったら、防水テープでも貼り付ければ、しのげるだろうが、「便器」はもとより、それを覆う「釜」にも穴が開いておるようだと、溶接して修復せなアカンのだろうなあ。そのへんの「修理のメド」だよなあ。そのあたりの「見通し」は、どうなのかっていうことを、枝野は、あの原発担当副社チョーの武藤のおやぢを呼びつけてだな、吐かせんとだよなあ。それでいうと、例えば、公式見解では、同じ「レベル5」になっておるスリーマイルでは、どうだったんだよ?
#んで、また、さらに、「上」の続きだが、ワシは、2号機の、最悪の事態を防ぐ、最後の砦としての「鋼鉄製の釜(=格納容器)」が、損傷しておった場合(たぶん、相当、壊れておると思うんだが)、このごに及んでも、東電の「上」の方は、「自分らの保身第一」で、隠蔽っていうか、過少申告しておる可能性は、十分ある。「国が潰れるか、東電が潰れるか」という局面においては、こんなもん、誰が見ても、「東電を潰す」しかねんだから(笑)、ま、コイツは最悪の、最終的な選択肢だと思うが、チェルノブイリのように、「軍」を投入しての、本格的な消火作業も考えておかなければ、だと思う。
チェルノブイリの場合は、大量のホウ素(再臨界阻止)、鉛(冷却用)、白雲石、さらに土砂を放り込んで鎮圧・鎮火させたんだよな。本当に、2号機をはじめとして、「便器」にしろ、「プール」にしても、糞ションベンの棒を冷やすための「水による安定冷却」の自動制御が、ちゃんと、再起動できるのか。その見極めだと思う。
東電側が「それは、私たちの責任で、ちゃんとやります。任せて下さい!」というのでやれば、「ぢゃあ、よろしく頼むぞ!」だが、自らが「制御不能状態」になって、どうしようもない状況に陥ってしまったのであれば、最終の「政治ケツダン」であるが、菅が北沢に指示して、「自衛隊による直接介入」も、やむをえないと思う。勿論、そうならないことを願ってるし、ゲンバは必死でヤッておるんだろうから、まずは、そのへん、諸々、「正確な情報」を上げさせんとだろう。
#うーむ、今日(=3・29)の産経msnが、14:29でupしておった、野菜の出稼停止措置の通告を受けた翌朝(=3・24)に、福島県中部の農業を営む男性(64歳)が、前途に絶望して自殺しておったってのは、心が痛む。18歳から、農業一筋に46年間、同業者も羨むほど、評判がよかったってんだなあ。予想しておったが、「しかし、もう、出てしもうたのか」っていうのが、正直なキモチだなあ。
勿論、「所得補償」のハナシも、出てくるが、でも、「カネを払えば、済むハナシか?」ってあるよなあ。だって、「働く」ってのは、「メシの種」を得る手段であるのは確かだが、それ以上に、「人間の尊厳」ということに繋がっておると思う。「あそこの農家のおいしい野菜、食べるのが、楽しみだ」っていう、そういう消費者の声があって、「生きる気力」も出てくるわけだからさ。
今度のフクシマ第1原発のジコによって、「信を失った」というのは、まさに、「ここ」だと思う。そりゃ、当然だ。「これまで命を賭けてきた、46年間の農業人生を、返せ!」って言うわなあ。ところが、東電は、社チョーが雲隠れして、逃げ回っておるんだから、こんなもん、どうしようも「使いモン」なんねえよなあ。ワシは、同じひとりの人間として、一粒の涙を禁じえない。
#ほいで、今度のフクシマ第1原発のジコでだな、そもそも、「燃料棒損傷」ってのは、もっと、具体的には、どういうことなんだ? どこも、まだ、ちゃんと、説明しておらんよなあ。だから、ワシが、また、「池上彰」になって、ピャーッと解説する!
まず、その糞ションベンの粒の入った「燃料棒」(直径約1センチ、長さ約4メートル)だが、一般には、「燃料被覆管」と呼ばれておるんだが、コレは「ジルカロイ」っていう、「ジルコニウム合金」でデキとるんだな。ちなみに、「ジルコニウム」とは、原子番号40で、「Zr」と表記される。
で、この糞ションベンの粒の入った「筒」の材質である、このジルコニウムの最大の特徴は、「中性子の吸収が少ない」ってことなんだな。それは、どういうことかいうと、「核分裂を持続させるために、都合がいい」ってんだな。だから、他の材質だと、もっと、中性子を吸収するんで、熱エネルギーを出す大元になっておる、「核分裂」が衰えてしもうんだな。だから、この「ジルコニウム」が選ばれたわけだ。
#「上」の続きだが、この糞ションベンの粒が、イッパイ詰まっておる、「燃料棒の筒」の材質である、「ジルカロイ(=ジルコニウム合金)」の融点は、「1900℃」なんだが、そもそも、コイツは強い金属ではないため、「1000℃」を超えたら、アカンのだそうだ。だから、この糞ションベンの入った棒を水に浸けて、温度が上昇しないようにするんだが、このジルカロイってのは、高温状態になると、ぬあんと、水蒸気と反応して、「水素」を発生させるってんだな。ほいで、糞ションベンの入った「筒」である、このジルカロイの温度が、1000℃を超えると、ものスゴイ勢いで水蒸気と反応するようになり、んで、1500℃に達すると、コイツは、ボロボロに壊れるんだそうだ。
ってことは、おそらく、「水素バクハツ」の原因は、この糞ションベンの入った筒(=ジルカロイ)の「過熱」だと思う。だから、特に、「2号機」なんかは、このジルカロイの筒は、ボロボロに壊れて、中に詰まっておった糞ションベンの粒は、ピャーッと、「便器」(=圧力容器)の中に飛び散ってしもうておるんだな。しかし、その便器も壊れ、さらにその外側を覆っている「釜」(=格納容器)も、損傷しておるってことだから、「さあ、大変!」ってことなんだな(笑)
#んー、今朝(=3・30)、今度は、講談社トップの野間佐和子が、心不全で死去かあ。しかし、67歳ってのは、まだ、若いな。倅が跡目を継ぐことが、決まったばっかだったのになあ。ただ、出版社ってのは、「大手」は、同じ「マスメディア」っていうことで、シンブンやTVと、一括りにされるようなところがあるが、版元ってのは、経営が独特っていうか、どこか、クセがあるんで、ワシは、一概に「世襲はケシカラン!」っていう意見ではないなあ。幻冬舎みたいに、ワケのワケんねえハゲタカに株を買い占められても困るしなあ。
その意味では、電力ガイシャも、「世襲」はともかくとして、「株」に関しては、似たような意見を持つ。ワシは、「エネルギー」に関しては、チョー国家主義っていうか、ナショナリストだからなあ。昭和30年代に、「エネルギー革命」というペテンを押し付けられて、無理矢理閉山させられた、北海道や九州の炭鉱を、今こそ、再起動させるべきだ。霞が関の地下の金塊同様、掘れば、出てくる(笑)