三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#でだな、その菱本家のカシラ(=高山清司)のタイホ劇に絡んで、恐喝ジケンのヒガイシャ様であられる、「京都の同和リケンのドン・上田藤兵衛」に、小判鮫のようにくっついて、そのオコボレに与っておる、同じく、「京都の部落解放同盟のドン・村井信夫」に関して、ワシんところに、今日(2・15)、メールでオモロイ情報の提供があったんで、以下、その内容をUPしておく。ま、京都に限ったハナシぢゃないだろうが、このテの、肥溜から腐臭を発するがごとくの、チョー汚いハナシは、ナンボでも出てくるんだろうなあ。あの茨城ケン議センキョに立候補しておった「戸井田和之」のジム所に、菱系ヤクザがクルマで突っ込んだ、例の「政治テロ」も、このテのハナシが、ウラにあるんぢゃないかと思うんだがなあ。
<上田藤兵衛の最近の活躍に、鳴りを潜めている同和のもう一人の実力者、村井建設・村井信夫のネタを一つ。産廃業者の「都市クリエイト」が京都市の指名業者になった経緯ですが、都市クリエイトは、当時、京都市に営業所がなく、その段取りをつけたのが、村井でした。村井を「親父」と師事し、先代からの関係を築く産廃業者の「伏見クリエイト」が、村井の意を受け、伏見クリエイトの社長である平山の親族の民家に、都市クリエイトの看板が、都市クリエイトの社員が居るわけでもなく、看板だけの事務所ができたのです。
そこからは、村井の腕の見せ所で、役所は営業所の実態を調査せず、京都市の道路清掃の委託を都市クリエイトに発注したのです。その業務も伏見クリエイトの社員が、都市クリエイトの社員になりすまし、仕事をしておりました。役所も実態を把握しておったようですが、見て見ぬフリをしていたと聞きました。平成14年に今の営業所に新築移転を、都市クリエイトはしているのですが、それまでは、伏見クリエイトが実質、都市クリエイトの業務をしていたのです。伏見クリエイトの見返りは、都市クリエイトの社長であり、JRAの馬主である「前田晋二」から、「京都競馬場の場内清掃」ではないかといわれたとのことです。
この一連の流れが、村井の旧知の右翼・練心塾代表の大野の知るところとなり、村井はコトが大きくなる前に、都市クリエイトの前田に話を持ちかけたところ、前田は「右翼には右翼」と、四国の右翼団体に解決を頼んだのですが、右翼同士の間であり、ケチる都市クリエイトを攻めたようです。しかし、都市クリエイトも、村井も悪運強いのか、交渉の最中に、大野が病死してしまったのです。これ幸いと関係者に箝口令を引き、闇にしてしまったとのことです。それから、村井、前田は仲良く、紳士の社交場の馬主席で、競馬を楽しむ姿をよく見かけるそうです。>
#で、「上のハナシ」で、ウラ取りの一環というワケではないんだが、ネットで「都市クリエイト」、「伏見クリエイト」で検索すると、ちゃんと出てくる。いずれも、関西に実在する産廃業者で、都市クリエイトの方は、本社が「大阪府高槻市紺屋町3番1-326号」で、代表取締役社チョーも、ちゃんと、「前田晋二」という名前で出ておる。京都、神戸、奈良に支店があって、かなり手広く展開しておるな。「伏見クリエイト」の方も、「京都市伏見区久我西出町4番地の38」に所在地があって、創業者が「平山明善」とあるなあ。ココに出てくる「四国の右翼」って、どこだろうなあ。「カネ儲けの上手い竹下登センセイを、ぬあんとしても、ソーリ大臣に!」って褒めゴロシの街宣活動をやった、あの高松の「日本皇民党」ってことは、ねえのかなあ。
#今朝(2・16)の東京シンブンの特報麺で、ワシに言わせりゃ、「やっとこさ、初めて、取り上げたか」ってところだが、日弁連もちゃんとハンタイはしてるんだな、あの「世紀の悪法」こと、「凶暴罪」の一部分を、ピャーッて分割して持ってきた、「ウィルス作成罪=コンピュータ管理法」のデタラメぶりを取り上げておったが、また、こんなもんが、新年度当初予算アンが仕上がった頃を見計らって、今通常国怪に上程されるのかよ。本来であれば、去年(10年)の夏に、あの「イカタコウィルス」の作成者を、器物損壊容疑でパクった勢いで、赤レンガの思考停止連中が、本来であれば、秋の臨時国怪でピャーッと成立させようと目論んでおったんだが、あの「大坪弘道」以下、村木ジケンに関わる「FD改竄ジケン」で、それどころでのうなったんで、藻屑の泡と消えておったんだが、ほとぼりが冷めてきてると思って、また、ウヨウヨと蠢いておるんだな。
そこで、まず、結論から先に言うと、この「ウィルス作成罪」は不要。なぜなら、現行法の「器物ソンカイ」や「偽計ギョーム妨害」、もしくは、「著作権法イハン」で、十分に対応でき、それで、立ケンはチョーOKだからだ。
ぢゃあ、なぜ、あの「ちょーかつ」に染まりきって、腐りマクりんスキーの赤レンガの思考停止官僚が、この「ウィルス作成罪」などという、いわば、「屋上に屋を架す」ような悪法をゲットしたいかというとだな、このホウアンの本質にあるものは、あの治安イジ法と同じ、「人間の自由なる発想」を、根底から縛るものだからだ。コンピュータの「ウィルス」って聞くだけで、何も知らん人間は「チョー怖い!」ってビビッてしもうて、そこで「思考停止」してしもうて、「そんな汚い黴菌は、徹底的に取り締まれ!」と言いたくなるんだろうが、まず、「ウィルス」ってのは、一言でいえば、「コンピュータのプログラム」だからな。「コンピュータ、ソフトなけりゃ、ただの箱」と言うように、ITデジタルの本質にあるものとは、ハードウェアであるPCであり、スマートフォンであり、ケータイを動かす「ソフトウェアとしてのプログラム」だからな。コンピュータの「プログラマー」ってのは、そうした「プログラムを書く人」のことだからな。
#で、「上」の「ウィルス作成罪」の続きだが、このホウアンの致命的な欠陥は、「そうしたプログラムを書く行為そのものを、罰する」としている点だ。どういうことかというと、そうやって、プログラマーが書いたプログラムが、どういう動作を与えるのかなんてのは、それを製品化するなりして、実際に使ってみなけりゃ、分からんからな。
んで、「ウィルス」ってのは、そうやって、作成されたプログラムのうち、機械の動作に「害を与えるもの」を言うんだ。だから、「ウィルス作成罪」ってのは、事前に、そうやって、プログラマーが作成する「プログラム」について、「コイツはPC動作に害を与えるかどうか、”お上”が、いちいちチェックするからな」っていうことなんだな。つまり、言い換えれば、「プログラム作成過程における、事前検閲」に他ならない。こんなもんは、「検閲をしてはならない」としたニッポン国憲法にもイハンしとるんだ。たかが、あんなイカタコウィルスごときで、赤レンガは、バカだから大騒ぎして、「ココは、ウィルス作成罪が必要でーす!」ってオルグすりゃ、司法担当キシャなんてのは、もっとバカだから(笑)、「おう、そうだ。コイツはウィルス作成罪で、あのイカタコウィルスを作る悪いヤツを、徹底的に取り締まりマクれ!」って、煽り記事をピャーッて書くんだよなあ。
いいか、こんなもんは、現行法の器物ソンカイや偽計ギョーム妨害で十分、対応できるんだ。そうやって、「ウィルスを送りつけて、害を与えた」という「実行行為」をもって、処罰するのなら、全然、分かるが、この「ウィルス作成罪」なんてのは、その「プログラム作成段階における、事前検閲」だからな。だから、「コンピュータ管理法」だって、日弁連からも叩かれるんだ。ただ、コイツは「治安リッポー」だから、突然、水面下からピャーッと上程されて、おそらく、「W自公」(=民+自公)で通しかねんから、今後も徹底的に、あの腐れケンサツを脅し上げる必要がある。ホンマ、連中は「民主主義」ってのを、ナメてんだよな。
だからさ、赤レンガの脳味噌ド腐れ連中は、チュニジア、エジプトで「フェイスブック」を駆使した「大革命」が起こった意味を、全く理解できてねえんだよなあ。エジプト革命の動きを、一切、報道せん北のわがままおやぢんところと、一体、どこが違うんだ? これからはさ、法務ショウのことを、「北朝鮮」って呼ぶことにしようよ!
#でだな、「上」の絡みで、ワシも2004年に第三書館から『デジタル・ヘル━━サイバー化監視社会の闇』(542頁、2000円+税)っていう本をオール書き下ろしで上梓しとるから、一応、「ITジャーナリスト」を名乗る資格ぐらいはあると思うんで、その立場から、少し、言わせてもらう。ワシも、この本を書くにあたって、相当、取材も重ね、文献もかき集めて、「コンピュータ技術の本質とは、何か?」ということについて、クロード・シャノン、ノーバート・ウィナー、ほいで、ジョージ・ブールにまで遡って、論考させてもらった。要するに、ありとあらゆる情報、つまり、文字であれ、映像、音声、色彩と、そうしたものは、須らく、「0と1」で表現される、「デジタル」で表現できることに尽きる。
で、ワシは本書の中で、「サイバー情報ファシズム」という造語で解説を加えたんだが、ありとあらゆる情報をデジタル化し、コンピュータ処理に施すことで、もの凄い量の情報を蓄積し、ピャーッと処理することができるんだよな。折しも、今、「消費税増税」に絡めて、「コクミン総背番号制」の導入が取り沙汰されておるが、コイツはどういうことかいうとだな、コレは、コンピュータ導入の黎明期である昭和40年代の初めから、ずうーっと言われてきたんだ。各ヤクショが持ってるコクミンの個人情報をだな、一つのネットワークで結んでしもうて、例えば、ケーサツ、税務、年金、住民票、パスポート、国保といった、ありとあらゆるヤクショが持っているコクミンの個人情報を繋げる「システム」を作ってだな、バカ役人連中が、そうしたコクミンのケツの穴まで、コクミン一人一人につけて「背番号」をピャーッと入力すりゃ、イッパツで、連中が使う専用PCの画面に表示されるシステムを作りましょうってことなんだ。「総背番号」の「総」ってのは、そうやって、各ヤクショが持ってるデータ・バンクを、「総て」繋いでしまうという意味での、「総」なんだ。分かるか?
#「上」の続きだが、ところが、この「コクミン総背番号制」ってのは、既に2度にわたって破綻しておるんだ。最初は、昭和40年代前半。このときは、労組がかなり力を持ってて、広範な反対運動を起こして、この「コクミン総背番号制」導入を撤回させてるんだな。2度目の破綻は、あの「住基ネット」や(笑)。あの「住基カード」なんて、今や、誰も知らんだろ? 各自治体の住民票のネットワークを、ピャーッと全国規模で繋げたはいいが、それで終わってしもうた。
で、コイツは自治ショウ主導だったんだが、まあ、実に中途半端っていうか、ろくに使えんまま、終わったよなあ。大失敗もエエところだが、誰もセキニンは取っておらんよなあ。ま、今回は「消費税増税」にかこつけて、「増税分は、社会保障に使いまーす!」ってことで、大蔵ショウと厚生ショウが結託しようとしとるんだと思う。だから、また、新しいコンピュータソフトを作ってだな、ITベンダーのNECか富士通か、東芝か日立か、どこか知らんが、エエ金づるにしようと、虎視眈々と狙っておるわけや。
#で、「世紀の悪法」こと、「凶暴罪」の一部を切り離した「ウィルス作成罪=コンピュータ管理法」だが、「ウィルス」ってのは、「コンピュータのプログラム」のうちで、「害を与えるもの」を、具体的に指す。勿論、中には、そういうオタッキーなプログラマーで、そういうのを意図的に、いたずら半分に書くのもおるかもしれんだろう。でも、そうしたコンピュータのプログラムには、ほぼ、避けられないモンダイとして、「バグ」、つまり、「穴」といって、どんなに製品化の段階でチェックしても、「分からないバグ」ってのは、必ず存在するってんだ。
あのアメリカでモンダイになった、プリウスの「誤作動」も、結局、ウヤムヤにされてしもうたが、ワシは「コンピュータのプログラムにおける、バグ」の可能性は、極めて高いと思う。しかし、そうした「バグ」なんてのは、フツーの人々の目には「見えん」からなあ。逆に言えば、こんなふうに「誤作動を与えるプログラム」は、まさに、「ウィルス」だからな。で、こうした「バグ」のややこしいところは、コンピュータのウィルスも、「本物のそれ」と同様、「潜伏期間」っていうのがあって、モノによっては、相当の時間、例えば、稼動させてから、何年とか経過して、初めて発現するものだってあるんだ。
ワシは思うんだが、そのバカ丸出しの赤レンガの思考停止官僚は、まず、「ウィルス」なるものを、どう定義し、その「ウィルス作成」ってのを、どこの段階で捉えて、立ケンしようってんだ? 例えば、トヨタのプリウスの誤作動が、本当に「プログラム上の致命的欠陥」だった場合、こんなもんは、まさに「ウィルス作成罪」で、ピャーッと立ケンしちゃってもエエよなあ。「世界のトヨタ」もだな、「自由な発想で、システム開発ができる環境づくり」という面から、赤レンガの連中に、もうちょっと本気で噛み付いてもいい。そうしたコンピュータのプログラマーらが、自由にモノを考え、洗練されたプログラムを書ける環境があってこそ、最終的に「ヒット商品」が生まれてくることには、ならんのかよ?
#寺澤有、昨日(=2・16)の『インシデンツ』で取り上げておった、長崎県警佐世保署外事課の警部補だった「入江憲彦」っていう人、01年に、カラ出張の文書作成を拒否したことがきっかけで、留置管理や島流しのお仕置きを受け、最後は、06年に、島の派出所で、島民に拳銃を突きつけて自白を迫ったとして、特別公務員暴行凌虐&銃刀法イハン(目的外使用)でタイホ、クビにされて、その後、有罪が確定しておったんだが、そのソーサが「デッチ上げ」だとして、国賠ソショウを起こしておったんだが、門前払いされたってことだな。 コイツは、チョー臭いっていうか、「冤罪」ってことは、ねえのかよ? まさに「長崎県警の仙波敏郎」そのものぢゃないか!
ワシも、このテのURAGANEモンダイについては、精通しておるツモリだったが、こんな人物がおるってのは、初めて知ったあ。この「入江憲彦」なんていう名前は、誰も知らんからなあ。間違っても、大シンブンにTVは取り上げんのだから、ぬあんで、もっと本腰を入れて、取り上げんのや? コイツは臭い。ハメられておる可能性は、十分にあると思う。ましてや、「イスラム・公安テロ情報満載」の「外事課」におったってんだから、「公安ケーサツのウラ」について、URAGANEモンダイともリンクし、いろいろと「知っとる」に決まっとるからなあ。キシャ倶楽部の一般開放もエエが、もっと穿っていったら、オモロそうなのは、「こっち」だよなあ。だって、ケーサツの「URAGANE」の保守本流なんて、「刑事」なんかでのうて、「公安」だからな。寺澤の野郎も、知っとるくせに、こんなオモロイのを、コレまでピャーッと放置しておったんだな。こんなもん、ワシに言わせりゃ、「不作為の罪」だよなあ。
#そういえば、昨日(2・18)、サラ金大手「武富士」の創業者・武井保雄が、倅(=長男)の俊樹に対して、生前贈与した海外ホウジンの株について、ニッポンの酷税当局が課税した「贈与税約1330億円の取り消し」を求めたサイバンで、隼町が結局、倅の言い分をまるまる認めるハンケツを出したんだな。1審と2審でハンダンが引っクリ返って、隼町でまた、元に戻ったカタチだが、400億円の還付加算金、要は、「延滞利息」だが、それと合わせて、「計2000億円近く戻せ!」っていうことだが、結論から言って、こんなもんは、「泥棒に追い銭」だよなあ。
コイツは、2000年の租税特別ソチ法改正で、現在では課税できるということだが、当時は、「海外居住者が、国外財産の贈与を受けたときは、非課税」っていうことで、その課税対象であった97年から00年の間、倅の俊樹は、「1年の3分の2は、香港におった」っていうことで、「海外居住者」とみなされたということだが、おそらく、この武富士の「海外ホウジン」ってのは、香港に置いてあったっていうことだろうが、そもそも、武富士がこの「海外ホウジン」を設立したこと自体が、「カイシャ資産の海外移転による、ニッポン酷税当局からの、課税逃れ」だったんぢゃないのかよ? で、その武富士の海外ホウジンってのは、どの程度、「実態」があったんだ? 仮にあったとしても、海外の「投機マネー」に流し込んでおったっていうことぐらいぢゃないのかよ。まさか、香港でも、ちゃんと、「サラ金事業」を展開しておったのか?
あと、親父(=保雄)と倅(=俊樹)とのカンケイだよなあ。たぶん、倅は親父の「言いなり」で、「納税回避スキームの一環として、倅や、チョット、香港でのんびりして来い!」ってことぢゃ、なかったのかよ? そのへんは、電話を盗聴されて、武富士とヤリ合った山岡俊介あたりが、よう知っとると違うのかいなあ。あと、武富士が「会社ホウジン」って言っても、どうせ、武井親子が私物化しとったんだろ。確かに、法律改正前で、カタチの上では、あくまでも「合法」なのかもしれんが、全然、釈然とせんっていうか、「おかしい」よなあ。で、その400億円の延滞利息は、消費税増税で穴埋めするんかよ?
#そういえば、今朝(2・19)の毎日シンブンが、「情報デモクラシー」の連載を始めて、一発目は、ウィキリークス創設者のジュリアン・アサンジの生い立ちに触れておったなあ。アサンジは、生まれて間もない70年代初めからの10年間は、オーストラリア北部にある「マグネティック島」っていうところに3度住んで、一応、「育った場所」とはいえるんだな。それで、今、アサンジの銅像を建立するかどうかでギロン噴出っていうことだが、もともと、大英帝国の流刑地だったオーストラリア自体が、辺境で、その「マグネティック島」っていうのは、そのオーストラリアの中でも「ド辺境」になるんだな。
で、アサンジは、13歳でPCを始めて、もともと、自分でプログラムも書く「天才ハッカー」だったのか。今でこそ、「ハッカー」という呼称は、「コンピュータのシステムに侵入して、データを盗み出すような悪さをする人間」っていうふうに、ネガティブな意味合いになってしもうておるが、本来は、60年代後半、まだ、コンピュータ開発の黎明期に、そのメッカだった亜米利加の西海岸において、「洗練されたプログラムを書く人間」に対する敬称だったんだよな。インターネットっていうのは、もともと、ペンタゴンのDARPAで、そうやって「寄らば大樹」からはみ出した一匹狼的の開発者が、その自由な発想でいろんなITツールを生み出していったんだわな。「アップル」なんてのは、その典型だ。「ウィキリークス」や「フェイスブック」も、その延長線上で語られると思う。今度の竹橋の連載が、どのぐらい続くかは知らんが、「情報デモクラシー」っていうんであれば、あの足利ジケンでピャーッと馬脚を現した、あの草創期の「DNA鑑定」のデタラメぶりだよなあ。コイツは避けて通れんネタだわなあ。
#この「2・16付」で東京チサイであったという、出版停止の仮処分が出ていた第三書館刊行の『流出「公安テロ情報」全データ イスラム教徒=「テロリスト」なのか?』の初版本について、版元側の異議申立てに対する却下のケッテイについて、ある程度、「想定の範囲内」ではあったが、相変わらず、「酷い司法の実態」だと思う。
確かに、今回の本については、ケーサツから監視対象となった人物の、かなり細かいプライバシーが含まれており、これが「出版」というカタチで本にされることで、「公になる」ということで、心理的なダメージを受けるというのは、よく分かる。一般に「名誉キソン」と「プライバシーの侵害」ってのは、混同されるムキもあるんだが、名誉キソンってのは「事実無根の内容によって、名誉が傷つけられ、社会的な地位が低下するなどの被害を蒙った」というのに対し、プライバシー侵害ってのは、「それが真実であるがゆえに、公にしたくなかったことを表沙汰にされて、傷ついた」と、チョット(というか、かなり)違うんだな。
「ジャーナリズム」や「報道」に限ったハナシではなくて、「書く」という行為そのものを言ってしまうと、それは「プライバシー侵害と紙一重」というより、「そこに侵食していくこと」なんだと思う。ま、イケダモン大先生みたいな「大公人」であられる方というのは、「言論、出版、報道、表現の自由」との関わりにおいて、公にされるプライバシーなど、ほぼゼロに近いんだが、確かに、今回のケースは、監視対象となったのが、「皆、無名のよい子のシミン」ってことで、イケダモン大先生と同列には論じられないブブンはあると思う。
ただ、今回、本になった元のデータというのは、既にネット上に拡散し、誰も閲覧可能であることに加えて、こうやって、ケーサツの余りにものレベルの低さゆえに、「世間をお騒がせしてしまっている」ことで、既に「公のモンダイ」というところに、ヴァージョンアップしてしまってるんだよな。
#「上」の続きで、確かに、サイバン所の審尋などで版元側が反論しておるんだが、「テロ情報データ流出」の本家本元は、「ケーサツ」なのに、ケーサツに対する国賠ソショウの提起など(刑事では、コクソしておるが)、こういう「違法ソーサ」をヤリまくって、それで「ソーサ費」をウラに回して、カンブがポケットに突っ込んでおるんだかなあ。国内のイスラム教徒ってのは、要は、その「ダシ」にされておるんだけなんだから(笑)、そういう「腐敗したケンリョク」の恥部に向かって、攻撃のメスを加えることで、「真の意味での人権回復」ということに繋がると思うんで、せっかく、今度の本の刊行で、ケーサツが「流出元は、ワタシんところ」ってちゃんと認めたんだから、むしろ、そこんところのとオトシマエを、きっちりと、つけて欲しいなあ。あの桜田門の元公安部チョーの「青木五郎」なんかは、「被告」にピャーッと入れてエエんと違うんかいなあ。
あと、今度の「出版停止の仮ショブン」を、ピャーッと認めておるサイバン所については、そもそも、「何を今更」だからなあ。あの三井環のオッサンの口封じタイホ劇を出すまでもなく、刑事、民事を問わず、「デタラメなハンケツ&ケッテイ」なんて、巷に腐るほど転がってるからなあ。つい最近も、あの武富士創業者の倅に対する生前贈与の課税ショブンの取り消しを命じるハンケツを、隼町が書いておるんだから、この国の「司法」なんてのに、マトモに相手するのが、バカバカしくなるからなあ。あんな糞サイバン所が何を抜かしたところで、知ったことぢゃねえってんだ。
#ただ、この今度の第三書館による「流出公安テロ情報」の単行本化と、それに伴った「販売停止の仮ショブン」っていう、ま、「世間をお騒がせする」っていう展開になっておらんかったら、未だにケーサツ当局は「知らぬ、存ぜぬ」と、蛙のツラにションベンとばかりに、無視を決め込んでおったんだからなあ。それを考えると、ぬあとも、妙なことではあるわなあ。でも、ケーサツ当局は、「流出源の人物」について、相当ブブン、「絞り込んでおる」のは間違いない。たぶん、「特定しとる」と思う。しかし、ホンマ、誰が、何のために、こんなもん、ネット上にピャーッと、バラ撒いたんだろうなあ。
あと、コイツは、今度の件を離れて、一般的、普遍的なモンダイとしてあると思うが、ネットといった「電子媒体」と、従来の「紙媒体」との違いっていうか、それでも「紙で刊行する」ということの意味を、改めてワシなりに突きつけるテーマだ。
確かに、最近、「電子書籍」が花盛りで、いろんな試みが行われているが、「でも、それって、サスティナビリティ、すなわち、持続可能性って、あるんですか?」って問いかけたとき、コンピュータのOSやソフトが、どうせ、今後もジャンジャンと変更されていくんだろうが、そうなった暁でも、「ちゃんと残っていて、読み返すことって、できるんですか?」ということを思う。「紙」というのは、じつに「アナログ」であること極まりないが、しかし、「電子媒体」よりも、遥かに生命力がある。「電子媒体」ではなく、敢えて、「紙に書き記し」て、そして、「本にする」ということの意味を考える。そういうことから、「歴史を刻み込む」ということの本質的な意味を、考えざるを得ない。