三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#それでだな、西岡研介クンが、『週アサ』(11・26号)で書いておった、例の「2億円の件」(=桑田兼吉保釈コーサク」だが、ココで出てくる、「亀谷直人」が、ハナシを持っていったっていう、「中村浩(仮名)」 と、その中村とは、関東の私大の同級生で、コー検の検事チョーまでなった、「X」っていうヤメ検弁護士だよなあ。そもそも、この「X」ってのは、「誰」だよ? このハナシは、ワシは、初めて聞くものだ。亀谷からの獄中書簡には、この仮名にしておる「中村浩」、ほいで、「X」も実名が出ておるんだよな。中村はともかく、「X」の名前は知りてえし、ワシは「実名報道」すべきだと思うなあ。もちろん、Xは否認すると思うが。
ハナシを整理するとだな、ワシの取材では、『日本の裏金』(第三書館)にも書いておるが、その「三井環のオッサンの口封じタイホの件」をネタに、「桑田兼吉の保釈コーサク」が動き始めたんだが、そのきっかけになったのは、西岡クンの記事中の「T」こと、「渡真利忠光」が、取り調べ検事だった「大坪弘道」のデッチ上げたストーリーに乗ったからこそ、オッサンの「口封じタイホ」が可能になったわけだからな。渡真利が、オッサンと一緒にタイホされ、キソされた後、保釈になったんで、そうやって「シャバ」に渡真利が出ておった間に(渡真利の1審ハンケツは、02・9・24で、腐れケンサツとのウラ取引通り、控訴せんかったため、即、収監)、それをネタに、腐れケンサツに脅しをかけることで、桑田兼吉保釈コーサクの「1stステージ」は動き出すんだな。
#「上」の続きだが、で、西岡クンだな、まず、この「桑田兼吉の保釈」ってのが、当時の「5代目菱本家」にとって、なぜ、ぬあんとしてでも、勝ち取らなければならない「至上命題」だったのか、「そこ」を書いてやらんと、読者は、イマイチ、分かりづらいからなあ。『大衆』『アサ芸』『実話』の連載ぢゃねんだから、イッパンの読者も分かるように、そこはもう少し丁寧な説明が必要だろう(笑)。当時、桑田は、日大板橋病院に、「病気治療のため、勾留停止状態」で、入院中だったんだが、この「勾留停止」と、そこから先、1歩踏み込んだ、「保釈」ってのと、どう違うのかも、実話週刊誌ぢゃないんだから、説明が必要だろうなあ。当時、5代目の菱本家において、最大主流派閥であった「3代目山健組」において、なぜ、桑田兼吉の「保釈」が必要だったのか。それは、「2億円の出所」とも、モロ、繋がっておるからなあ。
当時、菱本家の5代目だった「渡辺芳則」が、「自分の跡目」を、「井上邦雄」に継がせたかった、と。そのためには、空席だった「本家のカシラ」に井上邦雄を持ってこないとだが、「その前段階」として、「山健の4代目」を、桑田から井上に継がせないとアカンからなあ。そういった、「ややこしい人事のハナシ」ってのは、拘置所での面会では無理だし、病気治療での入院のための「勾留停止」でも、「面会者は家族に限る」とか、「居住先は病院のみ」、さらには、「常にケーサツの監視が付く」といった、諸々の制限が付くからなあ。そんな状況下で、じっくりと、「人事のハナシ」なんて、デキるわけねえからなあ。そこの「ツボ」をピャーッと指摘しておかんことには、なぜ、アソコまで「山健本体」、すなわち、「菱本家の5代目」だよなあ、渡辺芳則が、「桑田兼吉の保釈を取れ!」と厳命しておったのかが、「見えて」こんからなあ。そこをちゃんと指摘してヤルことで、弘道会が主体となった、「クーデター=5代目追放劇」の真相が、見えてこんからなあ。だって、「2億円」を用意したのは、「菱本家の5代目」だからなあ。
#えっ、日付は替わって、今日(11・18)のam0:03upの産経msnが速くて詳しいが、「菱本家のカシラ」こと、「高山清司」に京都府警の暴対が、2000萬円のみかじめ料カツアゲのキョーカツ容疑で、タイホ状を取ったのかよ。コレは、菱本家だけでのうて、ヤクザ筋全体、それに連なっておるオモテの世界も、大激震ぢゃないか! ただ、容疑を見ると、直参に引き上げた、近江は大津の淡海一家総長の高山誠賢のキョーカツの「共ハン」っていうカンジだな。ジケンの立て方としては、チョット、無理があるカンジがする。タイホ状取ったのは、大阪府警でも、兵庫県警でものうて、京都かよ。愛知ぢゃねえんだよなあ。
この高山誠賢ってのは、偶然、姓はカシラと同じだが、会津小鉄の高山登久太郎の倅なんだよな。詳しいことは知らんが、高山登久太郎の引退の理由は、「借金」で、倅の誠賢は、その「追い込みから守ってやる」っていうか、「担保」っていうか、ま、人質みたいなカンジで、弘道会が身柄を預かっておったっていうカタチだったんだよな。カシラが、直接、高山誠賢に、このみかじめ料請求を、「指示」しておったんならともかく、わざわざ、一直参の親分に、総本家のカシラが、そんなこまごまとした指示なんて出しておるんかよ。どうも、立ちションベンで、引っかけたっぽいよなあ。
ただ、「タイホ→キソ」となった場合、「サイバン闘争」を抱え込むことになるんで、来年(11年)3月上旬の6代目(=司忍)の出所と合わせて、諸々、「人事」に影を落とす可能性はある。ただ、「政治的なタイホ」であることは間違いない。第1報を見る限りだが、相当、無理スジなカンジがするな。高山誠賢も、そのタイホされたアンケンってのは、否認して、コーハンでも争っておるってんだろ? そのキョーカツで高山誠賢と一緒にタイホされた1人が、「カツ上げたカネを、カシラんところに上納する」って言ってるのかよ。しかし、それだけで、「カシラからの指示」っていうのは、相当、無理がありそうだよなあ。あの「無罪ハンター」こと、「弘中惇イチロー」を弁護団に引っ張り込んで、争ったら、オモロイと思うなあ。今回のジケンのポイントは、「共謀の有無」の、それ1点だけだからなあ。
#ほいで、「上」の「菱本家のカシラ、タイホ」と合わせて、KANSAIの方から情報が入ったんだが、今回のタイホにあたっては、フロント、つまり、「企業舎弟」の裏切りがあるんだそうだ。っていうことは、カシラは、結果的に、そういった「身内」から、足元をすくわれたっていうカタチだな。だとすると、「隙」があったということか。カシラは、この「11・25」に、兄貴分の6代目(=司忍)の舎弟格で、病死した、浅野組(岡山県笠岡市)の串田組長から代替わりする跡目相続(=盃直し)に出る予定だったそうだが、コレでキャンセルになってしもうたな。
ただ、今回、身柄を取ったのが、桜田門でも、大阪でも、兵庫でものうて、「京都」だからなあ。現在、「6代目不在」で、実質的には、高山清司が「菱本家のトップ」だからなあ。京都フケイが手を上げたってのは、会津小鉄の高山登久太郎の倅の、誠賢のアンケンってこともあって、「地元の縁」ってことなんかいなあ。あんな京都フケイみたいな田舎ケーサツに、ニッポンのヤクザ組織のトップを、ちゃんと捌けるんかいなあ。桜田門はともかくとして、大阪、兵庫は何しとるんだろうなあ。メンツ丸潰れぢゃないか! だって、キソされたら、サイバン所は京都だからなあ。新幹線で、新神戸から京都まで通うか、名古屋に里帰りする際に、京都で「途中下車」するってことになるんいかなあ。本来だったら、「弘道会の地元」の愛知ケンケイだよなあ。愛知は何してんだろうなあ。どうせ、「鼻薬」が効いてるから、手の足も出せんのだろうなあ。
それで、西岡研介クンの『週アサ』の記事に出ておった「中村浩(仮名)」ってのは、芦屋に豪邸を構えておるんだそうだ。この「中村浩」っていう仮名には、ビミョーに「ヒント」が隠されておるんだそうで、遊んでるんだな(笑)。あと、「現金2億円」だが、新神戸から新幹線で東京駅まで運んだ際、「亀谷直人」以外にも、「ワタナベ」とかいうヤクザも同行しておったってんだが、コイツも、数年前に白骨化して見つかっておるんだそうだ。病死なんかでのうて、コロサれた疑いが濃厚なんだが、まさに、「死人に口ナシ」ってことで、山健サイドにしてみれば、「保釈が勝ち取れなかった」、つまり、「2億円をドブに捨てた」ってことで、こんなもんは、「メンツ」に関わるからな。だから、何が何でも、闇に葬り去りたいアンケンだったってことだろうなあ。
#えっ、今日(11・18)の夕方の情勢だと、その「国怪答弁は、2つだけあれば、チョーOK」の法務ダイジン・柳田稔の脱線発言で、自民が「参」で出す予定の問責決議アンに、イケダモン大先生んところの信濃町丸ハムファイターズに加えて、三宅坂、代々木、ほいで、渡辺ミッチー倅んところも、「賛成の意」を示して、「可決」の見通しかあ。確かに、不規則発言っていうか、口が滑ったんだろうが、でも、アレは「国怪答弁」でのうて、どこかのパーティーの挨拶だろ? 決して、褒められたものではないが、しかし、「問責カード」で、クビを取りにいくほどのセキニンが問われるネタではねえからなあ。まあ、尖閣モンダイで、ナイカク支持率が下がってきておるから、こんなんでも、足元をすくいに行けるんだよなあ。
それを言うなら、「問責カード」を出すべきターゲットは、この一連の「尖閣映像流出騒動」の発端になった、「中国漁船船チョーのタイホ、GOサイン!」を出した、前国交ダイジンの「前原」だよなあ。だって、その前日は、例の「障がい者自立阻害法延命ホウアン」を、衆のイイン怪で、W自公(=民主+自公)でピャーッと可決したばっかだからな。永田町も、緊張感ゼロの、チンタラした猿芝居のオンパレードだよなあ。
えっ、あと、同じく今日の聖教シンブンの1麺に、この「11・14」に撮ったっていう、イケダモン大先生の直近の写真が出ておったのかあ。一応、「創立80周年の節目」ってことだな。まだ、見てないが、どんなカンジなんだろうなあ。この前のコートジボワールからの叙勲のとき(=10・17付)は、「精気ゼロ」だったからなあ。ただ、大勢の会員の前に出てきて、例の軽妙な笑いを取るスピーチは、できてねえんだろうなあ。しかし、少なくとも、まだ、「寝たきり」っていう状態ではないんだな。
#今朝(11・18)のサンケイが、チラッと書いておったんが、「障害者自立阻害法」の抜本的な改正を巡って、その「障害者」っていう呼称だが、最近、シンブンとかを見ると、「障がい者」とかいう表記があって、「害→がい」っていうふうに、「ひらがな化」されておるんで、「いったい、何なんだろう?」ってギモンに思っておったんだが、戦前は、「障碍者」というふうに、「がい」の音の文字を、「害」でのうて、「碍」って表記しておったってんだよな。それを、戦後、「碍→害」と、「障害者」と書くようになって、そういう「障がい者」の団体は、「障害」でのうて、「障碍」の方を使うてくれと、お願いしておったのに、ナイカク府の検討会議では、「それは、アカン」と却下することにしたってんだよな。ワシも恥ずかしながら、こんなこと、全然、知らなんだ。初めて知ったあ。
確かに、手元にある国語辞典や、あと、ココを書く際にも、時々、参照しておる朝日シンブンの赤本(=用字用語集)を見ると、ちゃんと、「障碍」っていう表記はあるんだが、この「碍」ってのが、「常用漢字」でないんで、結局、「障害(者)」っていうふうに使うてきてるんだよな。ワシなんかは、本当に恥ずかしながら、全く無意識に使うてきたんだが、「障害」っていうコトバってのは、実に冷たいっていうのか、モロ、「余計者」「やっかい者」みたいな意味合いを持ってるんだよな。自分自身は、コレまで、そんなツモリは全然なかったのだけれども、不覚にも、今、初めて気づいたんだが、「健常者」と呼ばれる「多数派」による差別意識が、たぶん、どこかにあるよなあ。
「害」の対義語は、おそらく、「益」だと思う。「害虫」に対して、「益虫」っていうふうに使うからなあ。よく、キャベツの葉を食べるアブラムシは「害虫」、そのアブラムシを食べるてんとう虫は「益虫」っていうふうに言われているが、それは、「ニンゲン」という視点から見ただけのハナシであって、虫自体は、「生きるために、メシを食っておる」だけで、ニンゲン様の都合で勝手に、「害虫」や「益虫」のレッテルを貼ってるだけだからなあ。それと同じ視線を、この「障害者」というコトバにも、感じる。
漢和辞典で、「碍」っていうのを引くと、「石」へんと、「得」の右側のつくりは、「がい」という音で、もともとは「仕える」という意味なのだという。そこから派生して、この「碍」は、1.遮る、妨げる、害する━のほかに、2.支える、支え━の意味もあるのだそうだ。だから、「碍子」のように、電流を妨げ、絶縁する役割を与えながらも、電線を「支えている」、陶磁器製の器具を表すコトバにも使っておるんだよな。
確かに、「障がい者」という存在は、「資本シュギ」、すなわち、「カネ儲けだけを追求する立場」からすれば、それは、「害を与える存在」でしかないのかもしれない。しかし、同じ「尊い命」として、何か、「支えてくれるもの」として、「障碍者」は存在しているのでは、ないだろうか。40の半ばになるのに、こんなことすら、知らなかった己の不明、無知を深く詫びるとともに、ワシは、今後、この「障碍者」というコトバを使う。「コトバ狩り」ではないが、そんなコトバを言い換えるだけで、モンダイの解決にはならんだろう。しかし、そういう物言いで、不快に思い、傷付いている人がいるのであれば、「ぢゃあ、そういう呼称は、止めようよ」ということになるだろう。かなり前だが、「トルコ風呂」を「ソープランド」と言い換えたように。
そもそも、この「碍」なんてのは、画数の多い、ややこしい漢字なんかでないのだから、「常用漢字」に入れるよう、菅や仙石は、ぬあんで、文部ショウに指示せんのだ? だって、コイツらは、元々、「出発点」が、「左」だろ。「左翼」ってのは、多数派に虐げられたり、食い物にされておる「マイノリティ」の立場に立って、それにカラダを張って、擁護するっていうのが、「レゾン・デートル」ぢゃなかったのか? いいか、官邸という、「セー権中枢」に居座っておりながら、そういう「障碍者自立阻害法延命化ホウアン」を、ピャーッと、国怪で「W自公(=民主+自公)」で通そうとしておることに、自分らの「出自」と照らし合わせてだな、少しは、「恥」というものを知れ、「人間としての恥」を!
#それで、黒木昭雄の「練炭ジサツ」の件、そのジサツの理由は、ワシは、本人ではないんで、最終的な本当のところは、分からんが、ただ、黒木が「こだわっておった」っていう、2人の「佐藤梢」が登場する、「岩手の同姓同名少女のコロシ」だが、そもそも、黒木が、このジケンにクビを突っ込んだのは、赤坂サカスTVの、みのもんたが司会する「未解決ジケンを追え!」のロケだったってんだよな。ただ、非常にややこしいのは、この2人の「佐藤梢」が、同じ高校の同級生で、かつ、友人で、そのサツジン容疑で指名手配になった「小原勝幸」っていうオトコが、コロサれてない方の佐藤梢と付き会うておったってんだが、ただ、この小原ってのは、コロサれた方の佐藤梢とも顔見知りで(そもそも、最初の出会いは、この2人の佐藤梢がプリクラを撮っておるところを、小原とその後輩がナンパし、付き合い出した)、コロサれる方の佐藤梢が、その直前に、この小原から、「恋愛のことで相談したいって、呼び出された」ってんだよな。それから、この「ふたりの足取り」が、忽然と消え、佐藤梢の方は遺体で発見、小原の方は、現在に至るまで、所在不明なんだよな。
そういう状況を考えると、ワシは、小原が、このジケンとは、全く無関係とは、少し、考えにくい。もちろん、小原の家族が主張しておるように、「自分んところの倅は、犯人ではなく、他に真犯人はおって、コイツは『誤認手配』である」というのも、可能性としては、考えられるだろう。であれば、なぜ、小原本人は「身の潔白を主張」して、ケーサツに出頭しないのか、と思う。ケーサツは、「小原が、崖から飛び降りたのはウソで、アレは偽装ジサツだ」として、小原をコロシの容疑で指名手配し、あまつさえ、懸賞金をかけておるんだが、ワシの見立てでは、もう、直後に既にジサツしてしもうておるってことは、ねえのかなあと思う。
それを考えると、ワシ、思うのは、今回のジケンに対する、黒木の取材のスタンスなんだ。どういうことかというと、まず初めに「ケーサツは、ケシカラン、腐敗しマクっておる!」っていう思い込みっていうか、前提があって、そこから、「すべて」が始まってるんだよな。で、そのスタンスを、ありとあらゆる個別的なジケンにまで、適用しておるってんかいなあ。しかし、それは、「おかしい」と思う。特に、このテのコロシっていう「1課ジケン」っていうのは、「あらゆる可能性」を考えて、それで、いろいろ潰していく「消去法」を取らないとなのだが、あまりにも「小原の家族」の主張の方にのめり込み過ぎて、もっと、いろいろと出ている「事実関係」を精査し、地道にウラを取っていくっていう姿勢がねえんだよあ。
ワシは、小原の家族の弁護人(=清水勉)が、家族側の主張を補強するカタチで、記者カイケンなどで訴えていくのは、当然だと思う。クライアントの利益に繋がるように行動するのは、それが「商売」だから。しかし、「ジャーナリストの使命」とは、「真実の追求」だ。今回の件で言えば、「真犯人は、いったい誰なのか?」ということを、もっと、冷静に見ていく姿勢ではないのだろうか。それで見ていくと、足利ジケンや袴田ジケン、飯塚ジケンといったように、「トリプルA級」の大冤罪ジケンとは、チョット、違うような気がするんだ。ワシの手元には、詳細な情報がないんで、この小原を「真犯人」だと断定することはできんが、ただ、ジケンに何らか関係してそうな、「疑わしい人物の1人」であることは、言えると思う。少なくとも、ケーサツのソーサとしては、「重要参考人」として、徹底的に周辺を洗うと思う。だから、この黒木ののめり込み方っていうのが、「ヘン」なんだ。
もう、「黒木の練炭ジサツ」については、さすがに、コレで打ち止めにさせてもらうが、まず、この岩手のコロシを追いかけたことで、黒木のタマが狙われるような、「ややこしい背景」は、このジケンにはない。というのは、ウラでヤクザの利権に手を突っ込むようなアンケンではないからだ。だから、黒木の多額の借金が、この「岩手のジケン」によるものとは、到底、思えないし、むしろ、彼のそうした「取材スタンス」を含めて、諸々、「行き詰っておった」んだと思う。
亡くなったばかりの人に、とても厳しい物言いになってしまって、本当に申し訳ないが、同じ商売の「看板」を掲げる者として、今回のジサツは、至極、迷惑だった。この商売をやっておって、「人命尊重」っていうのは、最も大事にせなアカンものなのに、それを、いろんな要因があったにせよ、実に安直に自らの手で断ってしまったことに、正直、憤りすら感じる。残された家族のことを考えると、余計、そう思う。だからといって、彼がコレまでやってきたことの功績まで、すべて否定するものではないので、評価すべきはきちんと評価し、そういうこととも合わせ、故人の冥福を祈って、合掌。
#ほいで、その法務ダイジン・柳田稔のクビを飛ばす、飛ばさんでバカ騒ぎしておる件だが、ま、「参」で問責決議アンが上程されりゃ、「ねじれ」とるんだから、こんなもんは、ピャーッと可決されるだろう。ただ、似たようなアンケンと比較してみると、98年秋の金融国怪の際、ぼーエイ庁のチョー官だった「額賀のおやぢ」が、同様に、「参」で問責決議アンが可決され、クビがフッ飛んだことがあったんだが、しかし、このときは、東京チケンが、市ヶ谷でのうて、当時はまだ、六本木だったかな、NEC関連の子会社の過大請求に対して、「返金額の圧縮」を巡って、ぼーエイ庁のチョー達実施本ブの「ハイニン&サンズイ(事後収賄)」のジケンで、当時の副本部チョーだった「上野憲一」らが、身柄取られておって、額賀のおやぢは、そのセキニンを問われての「問責決議アン可決→辞職」だったんだよな。それに比べたら、柳田発言なんて、どうってことねえよなあ。
そんなこと言ったら、あの「死刑執行マシーン」と化しておった鳩山弟をはじめ、指揮ケン発動して、小沢のジケンのソーサのGOサインを出した森英介とか、いったい、どうなるんだよ? あと、もっとひでえ、もっと、何もわからんダイジンっていったら、例えば、あの看護婦出身の「南野知恵子」のオバハンなんて、どうなるんだよ? 南野のオバハンなんて、たぶん、刑法&刑事訴訟法なんて、ほとんど知らんかったと思うで(笑)。赤レンガにしてみれば、ウジャウジャと法務ギョーセーに口出しするダイジンなんかより、何も考えんで、ピャーッと目くら判で、死刑執行命令書にサインしマクってくれる方がエエに決まってるんだからな。一番困るのが、「秦野章」とか、「後藤田正晴」みたいに、「ケンリョクの執行」の何たるかを知りマクっておるニンゲンだからなあ。本来だったら、「ぬあんだ、テメエら、予算を人質に立て篭もっておるのか!」って怒鳴りつけんとなんだが、「尖閣映像流出モンダイ」で右往左往しておる、あのインポ菅を見てると、どうしようもねえからなあ。
#どこのギョーカイも、「狭い」というが、あの大坪弘道がタイホ、キソされた「FD改竄ジケン」をスッパ抜いたのは、朝日・大阪社会ブの「板橋洋佳」っていうブンヤなんだが、彼は、「下野シンブンからの転職」って聞いて、「アレ、ひょっとして?」と思って、名刺の束を引っクリ返してみたら、やっぱり、一度、会うて、ちゃんと名刺交換してるんだ。数年前、05年か06年だったと思うが、正確な日付は、調べりゃ、すぐ分かるんだが、宇都宮で、「ケーサツのURAGANEシンポ」があって、元北海道警の「原田宏二」のオッサンが来るってことで、ワシも、わざわざ、札幌まで行ってられんから、首都圏エリアでそういう催しがあるのをチェックして、網を張って待っておったんだ。
そうそう、それで、その原田のオッサンが来るっていうんで、確か、土曜日だったと思う、シンポは午後からだったんで、お昼前に宇都宮に着いて、ギョーザ食って、シンポの会場に行って、誰かの紹介だったと思うが、地元紙の若いサツ回りの記者が来てるってことで、名刺交換したんだ。連絡先の電話番号を見ると、「県警キシャ倶楽部直通」で書いてあるんで、県警ホンブを担当しておったんだと思う。名前のところには、「洋佳(ひろよし)」と振り仮名もついている。そしたら、彼は、「私、古川さんのこと、知ってます」って言うんだ。「ぬあんで?」と思ったら、ワシの『「新聞記者」卒業 オレがブンヤを二度辞めたワケ』(第三書館)を読んでるってんだよなあ。ワシの記憶では、まだ、若いサツ回りの記者っていうカンジで、当時、入社してまだ数年以内だったのだと思う。とにかく、「若い」という印象がある。だから、その後、彼は、朝日シンブンにとらばーゆしておったってことだよなあ。その下野シンブン時代は、知的障碍者の不当タイホのジケンをスッパ抜いておったってんだよな。
この「FD改竄ジケン」の特ダネは、シンブン協会賞を取ったんだが、ワシ、このネタは、朝日の東京社会ブの遊軍あたりが書いたとばっかり思っておったんだ。そもそも、あの郵便不正ジケンってのは、朝日の東京社会ブが抜いておったってんだよな。ところが、実際に書いたのは、「足元」の大阪社会ブで、それも、司法グループの「チケン担当」の、この板橋洋佳クンだったってんだから、「えーっ!」だよなあ。シンブン協会報にも書いてあったが、その上村勉の弁護人から、FDを預かったのはエエんだが、「チケン担当のアナタに、記事が書けるのか?」って言われたってんだからなあ。そりゃ、「その通り」だと思う。それも含めて、ワシ的には「二重のオドロキ」だった。
コイツはどういうことかというと、要は、道新の道警URAGANE追及と、同じ構図なんだ。アレも、道警本ブのサツ回りキシャが取材して、記事化しておったんだが、今回も、社会ブの「チケン担当」だからなあ。そりゃ、大林宏だの伊藤鉄男らにしてみたらだな、「飼い犬に手を噛まれた」って思ってるよなあ(笑)。こうした若い優秀なブンヤの活躍は、非常に喜ばしいことで、ワシも、今度のシンブン協会賞の受賞を心から祝いたい。オメデトウ!