日経が報じた「秋谷会長続投へ」の感想 |
で、今回も、ちょっとこのイケダモン大先生ネタについて触れておきますが、春先、具体的には3月の終わりから4月のアタマにかけてですが、「近く正木正明の会長就任か」という情報が流れて、いろいろマスコミも騒いだようです。
まあ、今度の「会長人事」はもちろん、マルハムの代表人事も含めて、「人事案件」はすべてイケダモン大先生の「専権事項」ですので、私くんだりが嘴を挟むレベルではないのですが(笑)、「秋谷続投」にせよ、「正木新会長」にせよ、もう少し時間を置いて、6月の終わりか7月のアタマくらいに、朝日とか、読売あたりの政治部系の記者(なぜなら、記事は政治面の扱いになるので)にリークして、それからそういうムードに持っていくのかなあと思っていましたが、意外と早かったですね。
もっとも、これは私のあてずっぽうな憶測でしかないですが、選挙も含めて、秋谷サンの手堅さは「余人を持って変え難し」というところと、それとひとつは「大分の乱」の影響もあるのでしょうか。ここで秋谷サンを変えてしまうと、そうした「秋谷会長退陣要求に屈した」ということで、墓地不正モンダイの追及なども含めて、もろもろの点で勢いづかせてしまうことにもなりかねません。そういうことも含めた、イケダモン大先生の総合的な判断ということだと思います。その意味では、じつに、ぬあんとも「無難な結末」という気がします。
というのは、「会長交代」をするには、今回はいろいろとタイミング的にはいい時期かなと、私は思っていたので、「正木新会長」であれば、かなり対外的にもイメージは変わるのは事実だと思います。そういう「新会長誕生か」という記事が最近、頻繁に出ていましたので。
とはいっても、秋谷サンは秋谷サンでまだ完全に引かすのはもったいないんで、ここは実権を持った「最高顧問」でも「名誉副会長」でも名称は何でもいいですけど(笑)、そういうカンジで、当面は実質的な「二頭体制」で行くのかな、とも思っていたのですが、日経の記事を見て、「イケダモン大先生、動くのが早いな」というのが正直なところです。
ただまあ、7月18日までまだ1ヶ月もありますし、まだ、表向きの正式な決定が総務会(会長選出委員会)でなされたというわけでもないので、ひょっとしたら、まだ、「二転三転」もあるかもしれませんので、もう少し注視した方がいいかもしれませんね。もっとも私はどっちが会長でも、全然、いいですけど(#だが、「二転三転」となると、今日の日経の記事は「誤報」ということになって、特ダネ賞は取り消しってことになってしもうな。で、結局、7月7日発売のフライデーが「大分の乱」の続報を書いたんで、その前日に「秋谷6選」を正式に決めてしもうたな。これで、書いた日経の記者は、「誤報」にならんかったんで、ひとまずヤレヤレやな)
#それはそうと、「世紀の悪法・狂暴罪」なんやけど、ここまでワシが狂ったように書いて「強行採決」を止めたっちゅうのに、民主、社会、共産(まあ、共産党は衆院は法務委に足場がないんやったけな)はなぜに「廃案」の手続きに持っていけんのや。「与党の圧倒的多数」の前に、口先だけでノー天気に「ハンターイ」ってほざいとるだけで、審議を止めて、悪法案を葬り去ることなど、できるわけないやないか。なぜに、「スキャンダル」のネタを自分で引っぱってきて、それで徹底的に攻めようとしないのか。たった1議席のムネムネの方がよっぽど、迫力も実行力も破壊力がある。
とにかく、その「与党の圧倒的多数の前に、私たちは何もなすすべがない」という愚痴、そして、その「負け犬根性」から叩き直せや。政権中枢のスキャンダルを自らの手で暴こうとしない、特に共産、社民なんかはこの際、ホンマ、潰してもええと思うとるワ。辻元清美みたいな、「口先だけのハンターイ」しか言うことのできん連中は、みんなパージしろ(笑)
#まあ、これはワシの管轄外やけど、知り合いのディーラーと話していたら、小泉は日銀の福井ソーサイの首を飛ばすぐらいの力はあって、与謝野はその後任を引っぱってくるぐらいの力はあるんやそうだな。日銀は今月中にもゼロ金利政策解除をやろうとしてたけど、それもこれでオジャンとなって、次のタイミングは9月やそうな。
ただ、福井があのザマなんで、マーケットや投資家(そして国民)の信用をなくしたことで、既に「レイム・ダック」状態ってことやそうな。要するに、ただでさえ揺らいでいる「日銀の独立性」がまた損なわれてしまうっていうのがモンダイであって、これは政府の介入を受ける前に、日銀の責任で福井の首を切らなアカンってことやな。政府にキンタマ握られているようじゃ、まともな金融政策などできるわけないで。
#あと、クリステルんところが今日(6月15日)のOAで、金正日の二男・金正哲のドイツ滞在時の映像をスッパ抜いておったけど、あれはなかなか凄いネタやな。韓国メディアを出し抜いたというところに、意味がある。「北」のああいうトップシークレットのネタを掴んでくるというのは、なかなかの取材力で、久しぶりにテレビらしいスクープだったな。
#それと、「麻原死刑モンダイ」やけど、あの控訴趣意書を出す出さないの弁護団の対応のまずさもさることながら、麻原彰晃に面会した精神科医の野田正彰は「拘禁症状が出ているが、拘禁状態を解いて、半年ほどの治療をすれば回復する」っていうようなことを言っておるんやろ。だったら、何で、弁護団は麻原の「勾留停止」を裁判所に請求せんかったのかと思うがな。
もちろん、腐れ検察は反対意見を述べるに決まっておるが、でも、例の桑田兼吉保釈請求に絡む「2億円問題」では、02年秋に保釈請求を出している段階で、既に桑田の「勾留停止」は認められており、その時点では拘置所の塀の外に出て、日大板橋病院に入院しておったんやな(勾留停止は保釈と違って、「行動の自由」はない。だから、桑田サイドは「保釈」を執拗に求めておったんやけどな)。
まあ、麻原の「病気治療のための勾留停止」も、フツーなら認められることはないんやけど、最高裁の判事に今、ぬあんと、古田佑紀が入っておるんや(笑)。だったら、キツネ目のオッサンがまたチラチラと脅したら一発やんけ。
ワシはカメイモンと同様、「死刑廃止論者」であるけれども、現行法上に死刑制度がある以上、麻原があの一連の事件には、まず、関与していないということは考えられんゆえ、最終的に死刑判決が確定してしまうことは、致し方ないと思う。
しかし、そこに至るまでのプロセスにおいて、「審理を尽くす」という手続きは、民主主義にとって、必要不可欠だと思う。やはり、何とかして、麻原に「事件の真実」を語らせる最大限の努力はやるべきではないのかな。「死刑制度」の重さは、たぶん、そこにあると思う。
#さっき、ニュース23を見とったら、「7月末にも、サマワの陸自を撤収へ」って報じとったけど、もう、アメリカへの義理は十分に果たしたで。ここは「無傷」でキレイに引いて、また、「再登板」に向けて、遊ぼうや(笑)
#今日(6月16日)、最高裁で、注射器回し打ちによるB型肝炎訴訟の判決があったんやけど、一審・原告敗訴、二審・原告勝訴(一部勝訴)ときて、上告審で弁論が開かれたってことは、フツーなら、二審判決の見直しで「原告敗訴」となるところが、「原告全面勝訴」やったな。もちろん、結果が全てやから、これは画期的というか、アタリマエの司法判断なんやけど、これもクリステルんところが、この火曜日やったかな、特集でやっとんたんやな。あれは見る人間が見ればわかるが、本当によく取材していた内容だった。
で、名前を失念してしもうたんやけど、取材しとったディレクターはたぶん、あの薬害C型肝炎を手がけていたのとも同一人物で、確か、例の「障害者自立阻害法案」の取材もやっておった人やな(ワシの記憶に間違いがなければ)。ああいう人材をちゃんと抱えておるから、テレビも侮れんということを痛感する。 まあ、それと「合わせ一本」ってことで、「古田佑紀カード」も今後、いろいろ使い道があるってことやな、連中が「事実無根」と大ウソをつき続ける限りは(笑)
#自民党ソーサイ選は、アベが一人、張り切って「チ○ポ総立ち状態」で(笑)、福田以下、「その他大勢」は全然、覇気がないな(ただ、何となくやけど、麻生太郎が国怪の終盤ぐらいから、少しずつではあるが、存在感を感じるな)。で、辞める小泉が一番ノリがいいっていうのは、どういうことかと思うな。ワシなんかにしてみれば、加藤紘一あたりは何で手を上げんかと思うわな。まさに、「加藤政局の第二幕」や。ここで全エネルギーを投入して「ガチンコ対決」を見せて盛り上げんと、小沢民主党にガンガンやられてしもうで。
#あと、今の「テポドン騒動」やけど、これは何の根拠もない、ワシの勝手な推測(=動物的カン)にすぎんけど、これはひょっとしてクリステルんとこが、「二男・金正哲」がドイツで遊び歩いているのをスッパ抜いたことへの、「偉大なる将軍様」の激怒かもしれんな(笑)。<でも、最近、ワシのカン、冴えておるし。
ってことは、アレは「事実」で、ホンマもんのスクープだってことやなあ。あのテの話は、相当、中枢に食い込んでいいネタ元を持っておらんと、取れんからな。何せ、自分のチョー可愛いドラ息子がドイツでロックコンサートを楽しんどるところをバッチシ隠し撮りしとったんやから、「独裁者」は怒るって(笑)。間違いなく、「犯人探し」は始まっておるで。しかし、「出所」はどこやろうな。いずれにしても、「世界初」の名を冠しただけあって、なかなかスゴイネタではあった。
というのは、「北」の当局者は公式には一切、この件については、何もコメントを発しておらんし、意地の悪い言い方をすれば、「ガセ」を掴まされたり、「ヤラセ」だった可能性もある。しかし、これで「ウラ」が取れたってことや。まあ、金正日も、今、このタイミングで日本に着弾するよう、テポドンを打ち込むほどバカじゃないんで、ここは冷静に対処することやな。
#その「陸自サマワ撤収」という小泉の政治的判断だが、これは国怪を閉じたことによる、「精神的なゆとり」という要因も大きいと思うで。よくも悪くも、国怪開会中ってのは、「常在戦場」やから、なかなかこのテの重大な意志決定は、大変だわな。結局、アメリカも内心では大反対で、その見返り(意趣返し)が「牛肉輸入再開」か。やっとることは、ヤクザと変わらんで(笑)
ただ、このタイミングで引かずに、後に「丸投げ」してしまっとったら、少なくともアベでは「撤収」の決断はできなかったと、自信を持ってワシは言える。
この前、クリステルが「イラクの治安情勢はどうなってるんですか」って聞いておったけど、そんなもん、「泥沼化の一途」に決まっとるやないか(笑)。サマワが「比較的治安がいい」なんて言っておるが、そんなもんが続く保障はどこにもないし、そもそもここまで「無傷」だったのは、ただ単に「運がよかった」としか思えん。サマワの地元紙が撤収を報じたってことは、連中も英語は読めなくとも、アラビア文字ぐらいは読めるだろうから、メッセージは伝わっておるということやな。これが最大の「テロ対策」だと思う。
これで、もし、「死者」が出ておったら、一人二人はもとより、「数十人単位」だったとしたら、その時点で、「ケンポーロンギ」なんて、完全にブッ飛んでおるワ。 まあ、ブッシュ政権が続く間は、その「面子」もあるんで、アメリカがイラクから兵を引くっていうのは、まず、ありえんだろう。引いたら引いたで、イラクの情勢はまた別の形でメチャクチャになるだろうし、「進むも地獄、退くも地獄」とは、まさにこのことや。ホンマ、冗談やないで。
もちろん、スジ論からいえば、「空自も含め、即時全面撤退」 やが、そもそも、米軍が自衛隊と一緒に前線で戦闘できるよう、「憲法を変えろ」ってフッかけてきとるうえに(ってことは、日本はそもそも「主権国家」ではないってことやな)、「米軍基地をグアムに移転する代わりに3兆円出せ」なんてことを平気で抜かす国と、マトモに交渉できる余地があるのかっていう、そもそものギモンが、ワシなんかにはあるな。ホンマ、「ゴーマン」を絵に描いとるワ。その意味じゃ、「北」も「米」も、「野蛮さ」のレベルにおいては、どっちもどっちや(笑)。外務省ももう少し、中国派やロシア派が発言力を持って、そうした常任理事国の懐にサクッと入り込んで、うまく立ち回ってこそ、「外交」とちゃうんかな。
そのアメリカ内部における「赤VS青」の対立も含め、今年秋の中間選挙、さらには再来年の大統領選で、どういう票の出方になるかはわからんけど、少なくとも、あのザルカウィ殺害で、治安が回復するなんてことは100%ありえん。むしろ、泥沼化がひどくなる。それだけは間違いない。ゲリラ戦とはそういうもんや。それも含めて、まさしく、「首の皮一枚」やったな。ってことは、まだ、ツキがあるってことや(笑)
#イケダモン大先生も、「マルハム代表人事」でいろいろとお考えになっておられるようで、まあ、私くだんりがモノを申す資格はないけど、敢えて「イカンザキ続投」っていうのも選択肢の一つやと思うな。来年の参院選、そして、次の総選挙で、もし、民主に政権が移行した場合、「自公路線」の責任を今の「神崎・冬柴」に全部、おっかぶせた方が話が早い、という見方もできるし。要は、「雑巾はボロボロになるまで使ってこそ、味が出る」ってことや(笑)。もしくは、「浜四津のオバチャン」で、とりあえずワンポイントで、入閣もさせつつ、繋ぐというテもある。
自民党ソーサイ選もどうなるか、蓋を開けてみんとわからんし、補選が確か10月22日か、その結果を見てからでもいいんじゃないかって思っておったんで、あんまり焦る必要もないんじゃないの、っていうのが、ワシの考えやけど。もっとも誰が代表になったところで、実質的な「党首」は、1964年の結党以来、一貫して変わっておらんから、ほとんど意味はないけどな(笑)
#今日(6月24日)の朝刊見とったら、読売と日経には「次期検事総長に但木敬一」と出とったな(ってことは、他社は特オチか)。まだ、「総長の65歳定年」まで、あと、1年ある松尾邦弘のオッサンがそのまま居座ると思っとったんで、少し意外な気もするが、あの加納駿亮の例を見てもわかる通り、高検の検事長以上は「天皇の認証人事」やから、通常は3週間前に内閣の承認を取ってから内示を出し、認証式の直前に最終的に正式な閣議決定をするんやけど、だから、本来であれば、新聞発表はもっと早いハズや。但木の「検事長の63歳定年」がこの6月末に迎えるなんてことは、100万年も前からわかりきっておったことやからな。どうせ、松尾が辞める辞めんでグズグズしておって、それで、いろいろともめとったんやろうな(笑)。
しかし、「三井環口封じ逮捕」においては、じつは、但木の方が松尾より全然、悪質で、02年4月20日の法務省三田分室「かつら」での例の「御前会議」では、原田明夫の「逮捕しろ命令」に、唯一、大賛成の意を表しておったのが、当時、法務省事務次官だったこの腰巾着の但木やからな。いずれにしても、これで三井のオッサンを見事にハメた「悪党」全員が、「最低検」の総長や。見ろ、これが、「検察の正義」やで。骨の髄まで腐りきっとるとは、このことや。
それと同類項の「腐れ司法担当記者」の連中も、こうしたことは一行も報じず、また、どうせ、「ひと欄」あたりで、一斉に「新しく総長に就任した但木さん、秋霜烈日の心意気ここに」っていった類の、オベンチャラ記事が出るで(笑)。相変わらず、バカ丸出しや。
#で、今日(6月26日)になって、「モノ言う株主」こと、村上世彰が5億円の保証金を積んで保釈され、ぬあんと、あの腐れ検察が「準抗告」すらしなかったってことだが、こんなもん、被疑者が容疑事実を全面的に認めておったうえ(まあ、それ以前にこれは村上が全部、罪をおっかぶるっていう「司法取引」やが)、どうみても「逃亡」や「証拠隠滅の恐れ」などあるわけないんやから、そもそも「在宅」でできる事件や。それを腐れ検察が逮捕状を執行した瞬間、「容疑者」の呼称を付けて、マスコミが腐れ検察と一体となって、あたかも「極悪非道の世紀の犯罪人」として、「市中引き回しの刑」に処しておるんやから、ワシなどは「いったい、何?」って思うな。
まあ、ワシは株も金利も為替もいっさいキョーミがないんで、そっち方面には全然、疎いうえ、そういう「濡れ手に粟」的な手法で浮利を掠め取る連中なんかは、「チョーうさん臭い」と見る立場なんやけど、ワシの大学時代の後輩で、当時、毎晩のように日吉の下宿(=チョッチュネ荘)で麻雀をやっておった、旧東京銀行出身の超一流のプロのディーラーに話を聞くと、「今度の逮捕は絶対におかしい」って言うんやな。
っていうのは、そもそも資本主義の社会では、上場している会社の株は基本的に自由に売買できるし、もちろん、その売り買いのやり方を巡っては法網スレスレの「ダークゾーン」は常に存在するんやけど、要は村上と同じことは、「仕手筋はみんなやってる」って言うんや。「だったら、検察は仕手筋をみんな逮捕しないと、絶対におかしい」って。
で、そうした「違法取引」を規制するために、まずSECがあって、SEC的には「村上案件に関しては、ちょっと際どいのは事実なんで、じゃあ、イエローカードを出そうかどうか」 って迷っていた段階で、いきなり検察がシャシャリ出てきて、パクってしもうたって言うんや。
例えば、脱税でも、まず、マルサが調査して、追徴課税を要求して、それに応じない悪質なものについては刑事告発して、地検に身柄を取ってもらって、塀の中に放り込むのがスジだろうが。同じ経済行為である証券取引法違反の摘発も、「段階に則った手続き」ってもんがあるはずではないのか。
だから、わかりやすく例えるなら、「ワールドカップのサッカーの試合で、審判がイエローカードやレッドカードを出す前に、FIFAの役員がゾロゾロと乗り込んできて試合の没収を宣告し、一方的に『負け』を言い渡したようなもんだ」ってことで、「こんなことが平気で行われるようじゃ、日本に投資しようとするマインドはなくなってしまう」とまで彼は言っておるんやな。本来であれば、日経あたりがそういう論陣を張ってもいいのに、腐れ検察に媚を売っとる有様や。
んで、前、三井環のオッサンと酒を飲んでおったとき、オッサンが神戸地検姫路支部時代に、地元の信用金庫に絡む経済事件を内偵しておって、ちゃんと立件できるメドが立ったんで、チャート図を持って、「上」の了解を求めたところ、当時の検事正から「アカン」って却下されたそうや。それで、三井のオッサンはしみじみと言っておったワ。「生きた金融機関を挙げるのはシンドイで。だって、それで会社を潰してしもうたら、いろんな影響が出てくるからな」
それを考えると、今度の村上ファンドといい、その前のホリエモン逮捕といい、いかに「異常」かがわかるってもんや。まあ、ワシに言わせれば、腐れ検察の「いい子ちゃんブリっ子」のフリや。どうせ、両方とも「松尾邦弘案件」やろ。そうやって、とりあえず一番やりやすい、庶民受けするところで「正義の味方」を演じ続けておかんと、いつ何時、マスコミが「チョーカツ」に手を突っ込んでくるか、わからんからな(笑)。「目くらまし」もいいとこや。
#どうでもいい話やが、但木の「新総長就任」は、ホンマ確定した話やんか? というのは、朝日や産経、共同といったところが全然、後追いせんし、毎日も24日未明の電子版には出ておったけど、「紙」の方にはなぜか、記事が出ておらんのや(ひょっとして、ワシの目が悪いんかいな、と思ってよく見たら、24日の夕刊に出てたな)。
そもそも、あと1年もある任期を残して、今、松尾が総長を敢えて辞める理由がわからんし(とりあえず、三井環のオッサンの件は置いといて)、あと、読売の予測記事だと、事務次官の樋渡がなぜか、「広島高検検事長」に大左遷になっとるんやな。これも、「凶暴罪」の責任問題は別にして、事務次官の「次」のポストは、これまでほぼ例外なく、「東京高検検事長」か「最高検次長検事」なんや。これはひょっとしたら、内部でいろんな足の引っぱり合いが起こっとるのかもしれんな(笑)。
で、ワシのそもそものギモンやが、松尾のオッサンは本当に「辞める」と言ったんかいな。これは場合によっては、ひょっとしたら、読売、日経、そして、毎日が「先走り」による、「誤報」になる可能性もなきしもあらずなのかもしれんの。しかし、ホンマ、ようわからん。通常であれば、こんなもんは各紙一斉に出るハズやがな。
まあ、総長が松尾だろうと、但木だろうと、今の腐れぶりが変わることはありえん。で、但木はホンマ、「現場」を知らんし、そもそも、原田明夫の「腰巾着」でしかないんで、余計、タチが悪いかもしれんな。まだ、松尾の方が、よくも悪くも、「現場感覚」がある。
#辻元、スマンけど、大阪の拘置所長んとこ行って、「死刑執行を止めて下さい」って陳情したところで、「権力」は痛くも痒くもあらへんワ。自信を持って、「パフォーマンス以上の効果はゼロ」と断言できる。まったく、権力をナメとるとしか思えん。ホンマ、腹が立つな。そんなことしかできへんから、社民党はいつまで経っても政権は取れんし、票も伸びんのや。ホンマ、アタマ悪いで。そんなヒマがあったら、法務委員会に乗り込んで行って、「チョーカツ」を徹底的に突いてこい。それで、ようやく1人、2人の死刑囚の死刑執行が止められるかどうかや。
#で、その「但木新総長」の件、さっき三井環のオッサンと電話で喋ったら、「そんなもん、松尾から但木に禅譲するっていう密約があったに決まっとるやんか」って一喝されてしもうたワ(笑)。そうやな、但木が総長になれんかったことを根に持って、後でいろいろとチクられても困るしな。ホンマ、関係者一同、「口封じ大出世」のオンパレードや。
しかし、いずれにしても、但木は総長の椅子に居座ったところで、最高2年か。短期政権というか、繋ぎもいいとこやな。
#今日(7月3日)発売のアエラに魚住昭がインタビューでいろいろと喋っておったが、それを読んでふと、気がついたんやが、一連のホリエモン、村上ファンド問題で、日経が、ぬあんで、あんなにも腐れ検察にへっぴり腰だったかが、やっとわかったで。要は「インサイダー社員」を抱えておったからやないか(笑)。それでキンタマを握られておったってわけや。脅す方も脅す方やし、脅される方も脅される方で、双方、バカ丸出しやな。
そこで、ぬあんで、本来なら7月中にも期日が入るハズやったホリエモンの初公判が先送りになったんかと、ふと、思ったんやけど、容疑事実を全面的に認めている、ライブドアの残りの起訴された連中と、さらに、村上世彰の有罪判決を確定させてから、ホリエモンの審理に入ろうっていう、腐れ検察の姑息な戦術やな。
っていうのは、これは三井環のオッサンの事件とクリソツで、「贈」の渡真利忠光と一緒に「併合起訴」したのち、分離公判にし、先に渡真利に「有罪」の判決を裁判所に出させておいて、それから否認する被告の公判に取りかかる方法や。三井環のオッサンも自分で言っておったけど、「ワシもかつて、証拠に自信のない事件のとき、この手を使った」ってな(笑)。
まあ、村上は「司法取引」ってことで、逮捕前にあんな会見して、捜査段階でも認めてしまったけど、一転して公判で「否認」に転じたら、ホンマ、オモロイで。アレはワシの知り合いのディーラーも言っておったけど、「無罪」が出ても全然、おかしくない事件やからな。ただ、そうすると、捜査段階での供述との整合性をどう説明するかやな。「ノリサダのオッサンに、うまいこと丸め込まれてしまって、あの時はあんなふうに認めてしまいましたけど、やっぱ自らの信念に従って、争うことにしました」かな。ただ、村上にそこまで骨があるかいな。