硬派ニュース版・ひとりツイッター!(続き) |
#で、加計学園ジケンだが、今回、顔出しで内部告発した文科ショウの前ジム次官の前川喜平だが、天下りモンダイで詰め腹を切らされたのは、今年の1月だよな。ただ、タイミング的には、最終的に、その国家センリャク特区に、唯一、手を上げておった同学園にケッテイしたのと、同時並行なんだよな。
ワシも、今回の辞任劇については、「?」と思っておってだな、悪いけど、あのテの天下りなんで、どこの省庁だってヤッておることで、「許認可権限&行政指導」が、その力の根源である以上、「天下り」なんてのは、「それ」とニコイチっていうか、コインの裏表の関係だわな。要するに、こんなもんは、次官が前川だろうと、誰だろうと、「霞が関のシステム」として、びっちりと構築されておってだな、だから、ぬあんで、「こんなことで、ましてや、トップの次官が、詰め腹を切らされるのか」、恥ずかしながら、全く分からんかった。
それで、その「大学への天下り」のネタのリークも、あんなもん、普通、オイソレと出てくる話ではない。出所は「官邸スジ(=菅義偉)」と言われておるんだが、だから、前川が追い落とされたのは、要は、コイツのせいだったんだな。前川がなかなか、アベ官邸の言うことを聞かんで、「障害物」になっておるんで、しょうがねえから、引っこ抜いて、除去しただけのハナシだったんだな(笑)
#「上」の続きだが、加計学園ジケンで、顔出しで会見した文科ショウの前ジム次官の前川喜平だが、悪いけど、喋ったのは、まだ、ほんのサワリで、核心ブブンは、まだまだこれからだわな。例えば、元文科キャリアの「木曽功」ってのが、16年4月から同学園リジ兼千葉科学大学ちょーに就いておってだな、この木曽は、後輩である前川に、「はよ、獣医学ブをセッチしろ」と恫喝しとったってんだよな。
で、言わずと知れた、加計学園理事ちょーは、アベの刎頚の友である「加計孝太郎」なんだから、「不思議ですよね。なぜ、ダイジンが代わることで、こんなに進むのか。世間で言われているように、ソーリの大親友であれば認められ、そうでなければ認められないのであれば、行政の公平性という観点からおかしい」(by前地方創生担当ダイジン・石破茂)ってことだよな。前川が、会見で喋っておらんことなんて、まだまだタンマリとあるんだから、こんなもん、国怪に呼んで、証人喚問するなんて、アタリマエだよな。
何や、信濃町丸ハムファイターズ主将の山口那津男は、前川の会見当日の晩(=5・25)のBSフジの番組で、「そもそも、辞めた方が、こういうことを言うのは、いかがなものか」と苦言を呈したってんだが、そもそも、現職の身分で、ココまで喋れるかってんだよな。「辞めたからこそ、初めて、顔出しで喋れた」んだからな。
それと、森友学園の籠池一族を、加計学園が運営する御影インターナショナルこども園(神戸市)に紹介したのは、同こども園名誉園ちょーでもあったアッキーだよな。んで、今、こうしたアッキード疑獄に対して、「知らぬ、存ぜぬ」を決め込んでおる本人に対し、特に、女性週刊誌は超キビシイからな。例えば、『女性セブン』は「カエルの面にションベン」とまでコキ下ろしておったんだが、でも、世間の風当たりは、こうだぞ。余計なお世話だろうが、信濃町の婦人ブから「コレでは、とても、トギセンが戦えません」って、文句が出てこんのかよ?
#続きっていうんか、今度の森友学園&加計学園の両ジケンでは、「忖度」っていうコトバがブレイクして、おそらく、今年の流行語大賞に、最低限、ノミネートはされると思うんだが、だからこそ、この「忖度」の意味を、もう少し厳密に検討してもエエわな。
確か、ハシストがテレ朝の夜のレギュラー番組で、「忖度」の例として、自分が府チジんときに、視察か何かに行ったんかいなあ。とにかく、ゲンバでドブさらいっていうか、草刈りっていうんか、「何で、ココまで?」というくらいに整備したっていうんか、キレイにしておったみたいで、ま、こういうのは典型的な「忖度」だろうなあ。
それで、霞が関も含めて、行政キカンが「上の意向」を察知して、「忖度」で動くってのは、所詮、「行政指導」のレベルだ。要するに「グレーゾーン」ってヤツで、まさに、当局の裁量ケンで、白にでも黒にもできるブブンだからな。ところが、今度の森友学園ジケンにおける「鑑定額9億円超の国有地のタダ同然の払い下げ」や、加計学園ジケンにおける「半世紀ぶりの獣医学ブ新設」ってのは、そうした「行政指導の次元」を遥かに超えておるからな。
だから、本来、通らない案件を、強姦同然に通すには、役人レベルで勝手に動ける「忖度」でのうて、「上からの指示」なしには、動かん。「そこ」はきちんと踏まえてうえで、今度のジケンを見ないと、だ。とりわけ、「黒を白にする」には、「上」、つまり、「政治家からの指示」がないことには、役人は動かん。もっと言えば、コレだけの指示が出せるのは、「相当上のレベル」であってだな、敢えて名指しするが、こんなもん、アベと菅の2人だけや。
あー、それで言うとだな、「アベと菅の間」には、「忖度」はあると思う。菅にしてみりゃ、アベの考えておることは全部、わかりきっておるから、その範囲内で動くワ。だから、「菅がアベの意向を忖度して、動く」ってのはある。菅だって、バカぢゃねえから、それぐらいの力はあるし、逆にそれもないようだったら、4年以上もセー権を持たせられるかってんだよな。だから、試験で「『忖度』という語を使って、文章を作りなさい」って問題が出たら、「菅は、アベの自動忖度機である」という答案を書けば、100点満点が貰える(笑)
#それで、ヨミが先駆けて書いておった、文科ショウの前ジム次官の前川喜平が「歌舞伎町の出会い系バーに入り浸っておった」っていうハナシだが、ワシに言わせれば、「それ」がいったい、何のモンダイがあるというのか。ブンヤ的に大事なことは、前川が加計学園ジケンに関して喋ったことが、「真実か、どうか」だ。もっと言えば、仮に、「そこ」で前川がオンナをゲットして、ホテルに連れ込んで、セックスしておったところで、「加計学園ジケンのウラ取り」においては、何のモンダイはない。逆に言えば、こうした人格攻撃が出てくる時点で、アベ官邸は「将棋で言えば、詰んでる」わな。
まず第一に、こういうハナシが、アベ官邸筋からリークされるってことは、ある段階で、この前川に対する「監視」が始まっておったってことだわな。尾行なのか、スマホ履歴のチョーさなのか、おそらく、公安ケーサツを使ってだろうが、徹底的に調べ上げておるってことだわな。まさに、「JCIA」が動きマクっておるってことだが、コイツは、どういうきっかけで、始まるんだろうなあ。官房ちょー官の菅が、「官邸のアイヒマン」こと、内ちょーのトップであるナイカク情報カンの「北村滋のおやぢ」を呼び出してだな、「前川を、チョット、頼むワ」でオシマイだわな。ってことは、「前地方創生担当ダイジン・石破茂」についても、同様に徹底的に「丸裸」にされておるってことだわな。
あと、「極まってる」ってことで言うと、前WiLL編集チョウで、現・月刊Hanada編集チョウの花田紀凱が、「あんなところに入り浸ってて、ヤッとるに決まってるだろうが、ザマーミロ」と喋っておることだな。今の若い世代にしてみると、「この花田って、誰?」の世界だろうが、ワシらぐらいの五十路以上であれば、まさしく、文春砲の「エース編集長」だったんだ。だから、今の「新谷学」そのものや。その後、この花田は、月刊マルコポーロの編集長時代に「ナチス、ユダヤ人虐殺のガス室はなかった」でミソをつけてしまい、文春を事実上、クビになって、その後、迷走を極めて、とうとう、こんなところまで来ちゃったよな。それを考えると、人間の「引き際」ってのは大事だし、難しいんだな。ホンマ、「ココまで堕ちるのか」だよな(涙)
#んで、究極の悪法こと、凶暴罪創設ホウアンだが、今日(=5・26)、「参」の自民と民進のコクタイ委員ちょーが会談して、「5・29」の審議入りで一致したってんだな。コイツは「あり得ない」っていうか、考えられない。森友学園&加計学園の両ジケンで、コレだけ世間をお騒がせしておるっていうのに、そもそも、野党が「審議拒否」しないってのが、信じられない。それと、他の野党の共産、自由、社民の3党は、何も文句を言わんのか?
だって、「衆」での有り様を見てればわかるが、「審議に応じる」ってのは、「ホウアン成立に全面協力する」ってのと同義だからな。審議入りしたら、ストップウォッチをピャーッと押して、「ハイ、30時間が経過したんで、サイケツです。野党の皆さん、ガス抜きは、十分できましたか? サル芝居ですから、激しく反対するフリだけは、よろしくお願いします。ホウアンが通れば、こっちのものなんですから」の世界だからなあ。
なかなか、可視化できてはおらんが、コイツは、既に「大政翼賛怪」がデキ上がっておるよな。ココ最近の国政センキョでは、「アベ暴走政治にストップ!」を言っておる共産党に、ワシは投票しておるんだが、その共産党ですら、このザマで、本気ではない。しかし、酷いのは、自公だけではないんだな。やっぱ、ウラでカネが動いておるんかいなあ。そうでないと、説明がつかんよな。普通は、最低限、「前川の証人喚問を実現させない限り、審議には応じない」と突きつけるよな。しかし、「それ」すらしないってのは、腐ってるっていうか、終わってるよな(呆)
#で、アベの刎頚の友である「加計孝太郎」が理事ちょーを務める加計学園における、「公私混同の極みの獣医学ブ新設ジケン」だが、今朝(=5・27)の毎日に、文科ショウの前ジム次官の前川喜平が、昨年秋、首相ホサ官の「和泉洋人」から呼び出され、「開学(=獣医学ブ新設)の手続きを急ぐように」と指示されておったっていうハナシが、「字」になっておったな。「想定の範囲内」っていうか、「いかにも」な展開だよなあ。
そもそも、文科ショウは03年3月に「獣医学ブの新設は認めない」との告示を出しておったんで、本来であでば、「獣医学ブの新設」なんてのは、あり得んのだよな。それがあったんで、和泉は前川に対して、「その告示のいじくり回し」を迫ったってんだが、前川はウントモスントモで「(文科)ダイジンが判断されること」と、全然、動く気配がなかったってんだな。やっぱ、前川がジム次官を追い落とされたってのは、「コレ」しかねえよな。
所詮、こんな「首相ホサ官」なんてのは、「ガキの使い」でしかねえから、前川んところに行くように指示したのは、アベ本人か、アベの「自動忖度機」の菅の、どっちかだよな。でも、この「首相ホサ官」ってのは、総理ダイジンであるアベに「直」で付いとるんだろうなあ。となると、「アベの指示」かあ。
だから、去年7月の参院センキョが終わって、ナイカク改造があって、この国家センリャク特区が持ち場の地方創生担当ダイジンが、「石破のおやぢ」でなくなったってのは、大きいよなあ。アベは幹事チョウから、このポストに石破茂を持ってきておったんだが、ま、「党内下野」ってことで、野に放ってしもうと、うるさく何を言い出すかわからんから、とにかく、「カクナイに閉じ込めて、口封じする」ってのが最大の目的だったんだよな。だから、こんなややこしい案件なんて、当然、任すワケにはいかんわな。ダイジンの椅子と机のあるナイカク府の窓際に座ってて、あとは、閣議に出てきて、書類に花押をサインしてくれるだけで、それで十分だったんだよな(笑)
#続きだが、同じく今朝(=5・27)の神奈川シンブンに、コイツは、共同電だと思うんだが(ただ、国内原稿はクレジットが入っておらんため、時事の可能性もある)、「開学(=獣医学ブ新設)時期、公表前伝達か、加計学園へ/特区応募有利に」とあって、コイツも「いかにも」「さもありなん」だよなあ。
だから、国家センリャク特区を使い倒した「獣医学ブ新設」ってのは、ナイカク府が去年の「11・18」に、このことに関するパブコメを実施した際に「平成30(2018)年4月」と公表したのが、「正式発表」なんだよな。ところが、「加計学園関係者のハナシ」によればだな、「それ」は、ぬあんと、その約2ヵ月前の「去年の9月」の時点で、「18年4月開学」の方針が同学園に伝えられておったってんだよな。ところが、京産大はそのパブコメの時点で、初めて知ったんで、そんな短期間では教員確保がデキんから、そういうこともあって、京産大は申請ができんかったってんだな。もっとも、加計学園の方も、突如、そんな指令が「上から降ってきた」んで、大変ではあったんだが、何とか、やり繰りしてメドが立ったんで、今年1月に応募し、同学園だけだったんで、ま、「八百長」で、ココに決まったってことなんだよな。
だから、もう最初から、特区を使い倒した「獣医学ブ新設」は加計学園に決まっておったから、パブコメがupされる19日も前の去年の「10・31」に、同学園はさっそく、今治市にキャンパス予定地の「ボーリング調査」の実施を申請しておってだな、翌11月からおっ始めておるんで、手際はいいんだ。それゆえ、この調査に際して、今治市が作成した文書には、バッチリと「ナイカク府の考える平成30年4月開学のスケジュール感に対応するために必要」との書き込みあってだな、ホンマ、「出来レースの極み」なんだよな(笑)
#さらに続くが、今回の加計学園ジケンの、ワシの見立ては、こうや。ま、連中のヤッとることだから、そんな緻密な計画に基づいて動いておるのではない。そこは、ケダモノゆえの本能っていうか、動物的カンっていうんかいなあ。去年の参院センキョが終わって、「8・3」にナイカク改造をやって、国家センリャク特区を担当しておる地方創生担当ダイジンの石破のおやぢが、その任を外されたよな。すべては、「そこ」から始まっておると思う。
で、時期的には、そのナイカク改造が終わって、去年のお盆か、その後ぐらいだろう。アベが刎頚の友である加計学園理事ちょーの加計孝太郎とゴルフでもして、一緒にメシを食いながら、「あーでもない、こうでもない」と四方山話に花を咲かせたんだろうなあ。そうした中で、加計は前々から、その「獣医学ブ新設」を虎視眈々と狙っておったところ、たまたま、石破茂を地方創生担当ダイジンから外した直後だったんで、何かのヒラメキか、誰かが知恵をつけたのか、とにかく、「コイツは、特区を使うて、強姦的突破がデキる」と思いついたんだな。
だから、アベと加計のふたりが意気投合して、「コレでやる」と決めれば、あとは、その通りに行くだけだわなあ。文科ショウとか、うるせえかもしれんが、そんなもん、「トップダウン」で強姦すりゃ、イッパツだからな。最終的な辻褄合わせっていうんか、ボロが出ないような「リクツ作り」は、ナイカク府に任せておけばエエんだからな。それで、「成功報酬」なんだよな。そこは、友達同士だからなあ。でも、タダってことはないと思う。とはいえ、相当の割引料金でOKのような気がする。別にアベも困ってるワケではないし。であれば、どうだろう、謝礼額は「50萬~100萬円」ってとこで、アベ、どうだよ?(笑)
#さすがに、ワシも世の中の「一般人」並みに、週末の土日ぐらいはゆっくりと骨安めしてだな、オンナのケツでも追いかけ回してえと思っておるのに、さすがに、また、「被害妄想」に凝り固まって、バカなことを書いておるのがおるんで、敢えて言わせてもらう。
それは、ワシが「サヨクの運動屋ジャーナリスト」と揶揄しておる田中龍作なんだが、この「5・27」の14:48upのテラ銭ブログで、あの「西山ジケン」をわざわざ引っ張り出してきてだな、「”前次官タイホ”の悪夢 歴史は繰り返されるのか」と打っておって、逆に言うとだな、この記事は「前川喜平タイホ」を煽っておるとさえ、言えるわな。結局、田中は「西山ジケンのウラ」を、何もわかっておらん、要は「バカ」だから、勝手にビビリマクって、ションベンをチビリ倒しておるんだよな。
まず、本筋から喋るが、無論、当時の総理ダイジンである佐藤栄作が指示して、外務ショウのキミツ公電を流したジム職員の蓮見喜久子と、「それ」を「情を通じ」てゲットした毎日シンブン政治部の西山太吉を、国家公務員法イハンの戒名で、桜田門の2課にタイホさせたことは「不当の極み」であるというのは、言うまでもない。しかし、ワシは佐藤栄作を擁護するツモリなど毛頭ないが、「そこ」に至った機微を見るとき、佐藤がアタマに血が上り、キレてしまったことについては、わかるし、同情すらする。
西山太吉がタイホされた原因は、1972年の「3・27」の「衆」の予算イイン会で、蓮見喜久子に持ってこさせたキミツ電文を、そのまま、社会党衆院ギインだった横路孝弘に横流しし、「それ」をもとに爆弾シツモンをしたからなんだよな。要するに、ワシは何が言いたいのかというと、西山は「キミツ公電2通」という、コレだけの大特ダネのブツをゲットしておきながら、その「オキナワ返還に絡む蜜約が存在した事実」を、自らの紙面で全く「字」にしていなかったんだよな。コレは元同紙外信部長の大森実も自伝『エンピツ一本』(講談社)の中でハッキリ書いておるんだが、「今度の西山の話と私の件と一緒にしないでくれ。なぜなら、私はちゃんと記事を書いて会社をクビになったんだが、彼は書いていないではないか」と。キモは、まさにココだ。
#「上」の続きだが、ワシもブンヤだから、徹底的にウラを取る。オキナワの返還協定がまとまるのは、72年の「6・17」なんだが、西山太吉は、その翌日付朝刊の政治面(3頁)の署名入り解説記事で、「米、基地と収入とで実をとる/請求処理にギワク/あいまいな”本土並み”」との見出しで、「交渉の内幕」ってことで、「蜜約めいたものの存在」は仄めかしておるんだが、ヤクザが脅しでよくヤルように、チラっと見せただけで、「蜜約の存在」をストレートに記事化してはおらんのだ。
このオキナワ返還にあたって、最大のモンダイは「核の扱い」だったんだが、そもそも、西山がモンダイにしておるのは、その本筋からは外れマクっておる「枝葉末節の極み」であることを踏まえたうえで、このとき、西山が蓮見喜久子から「情を通じて」ゲットした外務ショウのキミツ公電のキモとは、「本来、亜米利加が負担すべき費用も、ニッポン側が忖度して、全部、肩代わりしておった」っていうハナシなんだよな。金額的にも、軍用地補償に関わる、たったの「400萬ドル」がオモテに出たおかげで、外務ショウのジム次官だった吉野文六だって、「アレで本筋から目を逸らさせることがデキたんで、よかった」と喜んでおったんだよな。
だから、大森実も「もし、西山と毎日新聞が、あんな『密約の存在』を仄めかしたに過ぎない記事でお茶を濁すのではなく、ストレートに『密約の存在』を特ダネで打っておったら、全然、違った展開になっていた。読者の支持だって湧き起こってた」と言及しておったんだが、全くその通りだ。
それで、大森実は、西山と蓮見がニコイチでタイホされたことを受け、古巣の毎日シンブンの人間から、「コレは第2の大森ジケンです。協力して下さい」と懇願されたんだが、しかし、大森はにべもなく、こう言って断ったってんだよな。「西山君は記事を書いていなかったではないか。彼がなぜ、記事を書かなかったのか。書いても掲載しなかったのか。そこをよく調べてから、闘うんだね」
#さらに、続きだが、毎日シンブンの政治ブだった西山太吉だが、大森実によれば、西山が行きつけの銀座のバーがあったんだが、「そこ」の勘定の支払いが、田中角栄の広報担当ヒショだった早坂茂三だったってのは序の口。西山は当時の自民党大平派の「宏池会」に食い込んでおったっていうんか、ある意味、「ミイラ取りがミイラ」になっておったような状況だったんだな。その頃、西山は宏池会の番頭だった田中六助の名義の小切手を毎月、50萬円も落としておって、ケーサツも「それ」を掴んでおったってんだな。
だから、そこは、もし、西山が政治ブでのうて、社会ブの記者だったら、また、違っておったんだろうが、ま、所詮、そこらへんは、政治ブだわなあ。あの「ナベツネ」とまでは言わんが、「それ」に近いものがあるよな。せっかく、「蜜約のキミツ公電」をゲットしたにも関わらず、そのことを「字」にせんまま、野党ギインに流したことの意味だわな。
大森実によれば、「大平正芳と親戚スジになる西山が、あのキミツ公電を『佐藤ゴロシ』の凶器に使ったと言えないのでもないか。それがショックだった」ってことなんだな。事実、社会党の横路孝弘が国怪シツモンした翌日の紙面(朝日)では、「三木&大平派、セーサク調整へ動き出す」「ソーサイ選、多数派コーサクで思惑」とあってだな、「佐藤退陣」に向けて、ケツを叩くために、西山は、このキミツ公電を使ったってんだよな。それで言うと、全然、スジが通っておらん。そういう状況は、今回の加計学園ジケンとは全く違っており、どうせ、田中龍作はバカだから、こういうことを知らんで、ワーワーと喚いておるんだろう。
で、ハナシを戻すと、「口封じタイホ」なんてのは、三井環のオッサンの例を出すまでもなく、「顔出し」で会見する前にヤッてこそ、意味があるんであって、「顔伏せのまま、中途半端でおる」ってのが、一番危ない。だから、逆に言えば、「顔出し」できちんと喋ることこそが、「安心・安全の極み」なんであって、重ねて言うが、田中龍作は、そういうことが、何もわかってねえんだろうなあ。そういうことも含めて、「取材力がない」ってことなんだが、でも、あのアベのケツ持ちをヤッておる、元TBS政治ブの山口敬之なんかに比べたら、「まだ、全然マシ」ってことで、容認せんとってことなんかいなあ(笑)
#んで、最近、紙のバクダン6月号増刊『人権と暴力の深層 カウンター内大学院生リンチ事件真相究明、偽善者との闘い』(鹿砦社)が刊行されて、ざーっと目を通したんだが、そのしばき隊による、大学院生M君に対するシバキ半殺しジケンの矮小化っていうか、揉み消しコーサクなんだが、ホンマ、トンデモねえの極みなんだな。
特に、今回は初めてオモテに出てくるハナシとして(とはいっても、関係者の間では、どうせ、「公知の事実」だったんだろうが)、小説家で法政大教授の「中沢けい(齢56)」が、被害者のM君が被害届をケーサツに出さんようにするために、相当ディープかつ、ストレートに関わっておったようで、その中沢けいを直撃取材して、そのやりとりと全部、写真入りで書いておるんだが、スンゴイなあ。ま、本人は「サイバンは終わるまで、何も喋れない、ノーコメント」ってことで、のらりくらりだったんだが、ウィキぺディアの記述によれば、この中沢ってのは、あの有田芳生と超ズブズブなんだってな。
本では、有田に対しても、「揉み消しの関与」について直撃取材しておるんだが、まさに「知らぬ存ぜぬ」で、あと、要は、しばき隊の周りにおるいろんな人間、例えば、東京シンブン特報ブの佐藤圭とかにも直撃しておるんだが、とにかく、皆、「知らぬ存ぜぬ」で逃げマクっておるんだな。アレはゲンバにおった3人が書類送検されたんだが、主犯格の「李信恵」だけが、なぜか、不キソ(残りの2人は罰金刑)で、誰が見ても、「おかしい」んだ。
だから、去年4月の実話がジケンの顛末を「字」にしたところ、ぬあんと、西岡健介クンが恫喝の電話を編集ブに放り込んだことで、「李は加害者として関わっていない」とのお詫び記事を出させておるんだよな。前もココで指摘したんだが、去年の今頃、あの「希代の悪法」こと、「司法制度カイカク」の包み紙に潜り込ませた盗聴ホウ適用拡大ホウアンを通すにあたって、赤レンガは、「参」の法務イイン会の民進理事の「有田タイサク」として、「ヘイトスピーチ規制ホウアン」を抱き合わせで出してきたんだよな。ワシの見立てでは、そのさらに奥に、このリンチ半殺しジケンの刑事ショブンが埋め込まれておると睨んでおるんだ。ハッキリ言って、前もココで書いたんだが、「有田による、赤レンガへの口利きの可能性」を疑っておる。