硬派ニュース版・ひとりツイッター!(続き) |
#で、サン毎の最新号(6・6発売)の連載コラムの拡大版に、共同通信社会ブのジケン記者だった青木理が、「究極の悪法」こと、凶暴罪創設ホウアン(組織ハンザイ処罰ホウいじくり回し)に絡んで、例はサッチョウの警備キョクの筆頭課である「警備企画課」が所管する、デタラメの極みのボー略組織の存在について、アレコレと書いておったな。
アレは、何と言ったんかいなあ。かつては、「サクラ」とも、「チヨダ」とも称しておって、それから、「ゼロ」になって、最近は「IS」になっておるんかよ。「イスラム県」の略称でもあるんだが、「Iインテリジェンス・サポート」の略称とも、それを使い倒しておるカンブのイニシャルとも言われておるらしくて、そういった胡散臭さも含めて、「いかにも」なんだが、疚しいところが有りマクリンスキーなんで、そうやってオモテに出されると、看板の名前を変えるんだよな。
要は、「身体ケンサ」でもあるんだが、「革命」を標榜するサヨクの代々木のニッポン共産党や、中核、革マルはもとより、「ターゲット」にすれば、誰彼でも、パンツの中身っていうか、ケツの穴ん中まで調べ上げるところだよな。サイバン所の御札もなしに行う「非合法盗聴」をヤリ倒すなんてのは、朝飯前で、尾行に住居侵入と、まさに「目的のためなら、手段を選らばず」の連中だわな。だから、今回、文科ショウの前ジム次官だった前川喜平が、歌舞伎町の出会い系バーに入り浸っておる事実を掴んだってのも、この「ISの仕業」ではないかと、青木は見立てておるんだが、そんなものはアタリマエだ。まさに、「それ」こそが連中の仕事であってだな、それを取ってしもうたら、連中のヤル仕事など、この世に存在せんワ。
だから、盗聴ホウの適用拡大に続いて、今回、こうやって凶暴罪を引っ張り出してきとるってのは、そうした「非合法盗聴」なんてのは、既にヤリ倒しておるんだが、それでもまだ、一応、憲法には「通信のヒミツの保障」が明記されておるんで、そこは「盗人にも五分の魂」っていうんか、やっぱり、疚しさがあるんだよな。それをなくすっていうんか、連中も白昼堂々とヤリマクることで、要するに「恫喝効果」だわなあ。「バカなコクミン、特に一般人は、それですぐに黙って、我々におとなしく従う。だから、やりたい放題、チョーOK」と、完全にナメきっておるんだよな(笑)
#ほいで、今日(=6・8)発売の新潮が、加計学園ジケンの続報ってことで、文科ショウの前ジム次官の前川喜平を、同日の木曜発売のライバル誌・文春が抱え込んだことへの、ま、腹いせだろうなあ。わざわざ、ラスプーチンを顔出しで喋らせることで、朝日シンブン記者に例のブツを渡したのは、「この前川に間違いない」ってことで、「国家コーム員法の守秘義務イハンでのタイホに怯える」ってことで、記事を作っておったな。
その「大学への文科ショウからの天下り」で、前川の詰め腹を切らせたことで、こうやって、アベ官邸は返り血を浴びておるんで、既に「ヤブヘビ状態」なんだが、だったら、そこまでヤリたいんであれば、この際、アベなり、菅が、この前川と朝日シンブン記者を同法イハンの戒名で刑事告発すればエエと違うんかよ。朝日シンブンの記者に関しては、刑法60条の共ハン規定にある「唆し」だわなあ。だったら、ヤルべきだ。むしろ、ヤラない方がおかしい。
こんなもん、仮に万が一、前川が「ブツを渡したのは、私だ」とカミングアウトしたとしても、受け取ったブンヤが「知らぬ存ぜぬ」を貫き通せば、それでオシマイや。ブンヤにとっては「イロハのイ」であるととともに、究極の生命線でもあるんだが、官憲にタイホされ、いかなる拷問を受けようとも、「それ」だけは絶対に口を割ってはならない。「情報源の秘匿」ってのはすべてだ。連中に、スマホを勝手に覗き見されようと、尾行をされようとも、それだけは絶対にしてはならない。そんなに「口封じ」のために、塀の中に放り込みたいんであれば、「いつでも来い。喜んで行く」と堂々と構えておればいい。たかが23日間、塀の中で過ごすくらい、いったい、何だと言うのだ。「いいか、ブンヤをナメると、どういうことになるか、思い知れ」と斬り返せってんだ!
#「上」の続きで、今回の加計学園ジケンのケース・スタディってことで、敢えて、「西山ジケン」を蒸し返すが、あのキモは「下」の方でも書いたんだが、元毎日シンブン外信部長の大森実が喝破しておったように、「私の退社劇と一緒にしないでもらえるか。なぜなら、私は記事を書いてクビになったが、西山君は記事を書いていないではないか」に尽きる。
だから、オキナワ返還交渉当時、毎日シンブン政治ブ記者だった西山太吉は、外務ショウのシンギ官だった安川壮の手伝いをしておった非常勤職員の蓮見喜久子から、「情を通じて」キミツ公電をゲットしたものの、その存在を「字」にはせんで、社会党衆院ギインの横路孝弘に横流しして、国怪シツモンさせることで、「佐藤栄作退陣」への引き金を引くことで、西山が超ズブズブだった自民党は宏池会のトップ・大平正芳をアシストするのが、目的だったんだよな。だから、佐藤栄作はアタマに血が昇って、「西山の身柄を取れ」と命じたんだよな。
じつは、蓮見喜久子は、1審・有罪ハンケツが出た直後に、当時の新潮に手記を寄せておるんだが、コイツがなかなか読ませる。まさに、「文学」だ。西山太吉は、外務ショウの安川壮の部屋に、夕方になると、毎日のように入り浸って、一緒にウイスキーを飲んでおって、それで蓮見とは顔見知りで、「運命の私鉄スト」とあるんだが、西山がこの蓮見を誘って口説いた日に、ちょうど、地下鉄のストがあって、「足止め」をくらっておって、西山が執拗にメシに誘い、「それ」もあって、一緒に社の契約タクシーで新宿に行ってしまったってんだな。
んで、コマ劇場裏にあった『車』という小料理屋で、西山は蓮見をガンガンと飲ませて、猛烈に「君が好きだ」と口説き倒して、そのまま連れ込み旅館に行って、ヤッたってんだな。蓮見はその日、生理で、「困ります」と抵抗したんだが、西山は強引にチンポを挿入したってんだよな。蓮見曰く、「男女の間で、たった1回の過ちほど、怖いものはない」と。それ以降、蓮見は西山の言うがままに、夕方になると、電話をしてきて、低く、くぐもった声で「頼む」と。だから、蓮見は何が何だか、ワケがわからず、文書を持ち出して、西山んところに持っていいって、渡したブツが「オキナワ関連の蜜約キミツ公電」だなんて、全然、わからんかったってんだな。
それで、実際、桜田門の2課にタイホされた西山は、取り調べで、ネタ元が蓮見だったってことを、ゲロってんだよな。でも、「それ」はブンヤとして、絶対に許されないことだ。一方、ジケンに巻き込まれた蓮見は、ダンナとの離婚を余儀なくされ、家庭崩壊に追い込まれておるんだよな。大森実は「自らの手で、そのキミツ公電の存在を記事化もしないで、何が、コクミンの知る権利だ」と弾劾しておったんだが、まさにその通りだ。
#続きだが、今、竹橋で、この西山ジケンを「同時代」として体験しておるのは、会ちょーの朝比奈豊(71年入社)ぐらいのもんだろう。その朝比奈ですら、入社2年目だから、「ジケンの機微」など、当時は、直接、知る由もなかっただろう。ワシが毎日シンブンに入ったのは30年近く前だが、その頃は、支局チョウより上の年代だと、その西山ジケンはもちろん、それより7年前の1965年に起こった「ライシャワーによる圧力ジケン=大森実の退社劇」の頃を知っておるのが、いくらでもおって、いろいろと聞かされたものだ。
西山ジケンは、社会党衆院ギインの横路孝弘の国怪シツモンを機に、桜田門の2課は、蓮見喜久子、それで、西山太吉を相次いでタイホしたんだが、タイホの時点では、その「情を通じ」のブブンは隠しておって、コイツは東京チケンがキソした段階で、初めてオモテに出され、それでブッ飛んでしもうたんだよな。このとき、受けた毎日シンブンの衝撃は、ものスンゴクて、先輩記者らは「モロ、部数減につながって、アレは、本当にたまらんかった」と音を上げておったな。オイルショックの影響もあったとはいえ、77年に「新旧分離」、要するに、事実上、カイシャは潰れてしもうたんだが、西山ジケンが致命傷になった。こんなもん、「公知の事実」だから、こういうのは、朝比奈んところに、ハナシを聞きに行けば、全部、喋るで(笑)
それで、既に退社しておった大森実は、「西山タイホ」の報に、いきり立っておった旧知の毎日シンブンの人間から、「国家ケンリョクによる、コクミンの知る権利を妨害する言論弾圧です。ぜひ、協力して下さい」と懇願されたんだが、全部、断っておったってんだよな。それは、「自分は記事を書いてクビになったんだが、西山は、キミツ公電を紙面にぶつけることで、蜜約の存在を記事にしていない。何が、コクミンの知る権利だ」ってのはもとより、大森実も「ジケン取材ができん記者は、人間としてカウントされない」っていう、大阪本社が本籍の、振り出しが大毎社会ブだから、タイホ直後の時点で、この「情を通じ」のハナシを、即、ゲットしておったんだな。
だから、ネタ元のケーサツの人間に「お前ら、そうやって身柄を取る以上は、中途半端では済まさんぞ」と突き上げたら、「それは、もう、当然ですよ」ってことで、西山が蓮見を連れ込んでおった道玄坂のモーテルの名前と場所を教えてくれたってんだな。大森はブンヤだから、すぐ、ウラを取る。実際、そのモーテルに行って、確認したら、従業員から「ふたりは、頻繁に使っていた」という証言が取れたんで、「コイツは、アカン」と覚悟を決めたってんだな。ところが、毎日シンブンは「言論の自由」を掲げて、徹底抗戦すると聞いたんで、「何、アホなこと言っておるんや。毎日は完全にアウトや。社が潰れるような目に遭う」と言ったってんだが、ま、その通りになってしもうたよなあ。
#で、月刊文春の最新号(6・10発売)に、森功が「加計学園が食い込んだ下村夫妻」ってことで、第2次アベ自公セー権で、最初に文科ダイジンをやっておって、現在は幹事チョウ代行の下村博文と、その嫁ハンの今日子が、アベの刎頚の友である加計孝太郎が理事ちょーを務める同学園と、超ズブズブのようなんだな。待てよ、この下村って、自民トウは「文教族ギインのドン」だわなあ。ってことは、今回、例の国家センリャク特区を使い倒して、獣医学ブ新設を強姦同然で通すにあたってだな、この下村が、まさに「アベの手足」ってことで、文科ショウへの強姦大作戦の先導役だったってことは、ねえのかよ?
あれっ、そう言えば、この下村博文って、今、「自民トウの都連会ちょー」ってことは、今度のトギセンの司令塔ってことぢゃないか! トギセンってのは、確かに、一地方自治体のギカイ選ではあるんだが、他とは「別格」っていうんか、準国政扱いと言うより、「ニッポンの首都」であることとも合わせて、重要度という点では、最早、イケダモン大先生を創立者とする公明トウ(=創価ガッカイ)と同様、コクミン的にも「国政センキョ並み」の扱いだよなあ。
そうそう、自公は「究極の悪法」こと、「凶暴罪創設ホウアン」を、コイツもまた、「参」でも、強姦サイケツを目論んどるってんだから、この際、「小幅」どころか、トギセン跨いで、「大幅延長」で、森友学園ジケンとも抱き合わせで、ジャンジャン徹底追及で、いいぢゃないか!
んー、「図式」としてはだな、「アッキー&下村今日子」の嫁ハン同士がチョー臭いよな。アッキーが森友学園の籠池夫婦と長女を、加計学園の御影インターナショナルこども園(神戸市)と、ほいで、英数学館小学校(広島県福山市)にも連れて行っておるように、今回も、アッキーがウラで差配しておったと違うんかよ。であれば、「アッキー(&アベ)が加計学園に食い込ませた下村夫妻」ってことで、アベ、どうや?(笑)
#「上」の続きっていうんか、今朝(=6・11)の毎日が、森友学園ジケンで、ケンサツ当局が前理事チョウの籠池泰典のおやぢを、大阪府と国交ショウからの補助金不正受給について、サギと補助金適正化法イハンで「月内にも強制ソーサへ」と、風を吹かすよう、煽る記事を書いておったんだが、こんなもん、誰が見ても、ジケンの本丸は、鑑定評価額9億円超の国有地のタダ同然払い下げに関わる「背任ジケン」だわな。
ぬあんて言うんかいなあ。このテの貰い下げネタに食らいつく、ま、乞食さながらの、ケンサツ担当の「批判精神のなさ」ってのは、相変わらずなんだが、しかし、マトモな読者の感覚としては、システム交換&PCの買い替えまでして証拠隠滅を図っておる、大蔵ショウに対して、「ぬあんで、さっさと、ガサ入れせんのか!」と叱咤するのが、ブンヤとしての「スジ」だわな。NHKの岩田明子や産経の阿比留瑠比みたいに、政治ブがアベべったりってのは、まだわかるんだが、社会ブがこのザマだからな(呆、怒)<ワシと88年入社同期で、今、大毎社会部チョウの亀井正明君、そう思わんか?
#『フォーラム21』最新号(17年6月号、毎月10日発行)の特集「民主主義の危機━━改憲・共謀罪に加担する創価・公明」で、ワシも「改憲に共謀罪法案とわが国の民主主義を破壊する『公明党=創価学会』の大罪」のタイトルで書いているので、関心のある人は、ぜひ、読まれたい。
同じ特集で在仏ジャーナリストの広岡裕児サンが「”テロの温床”への視座を欠くテロ等準備罪論議」のタイトルで書いており、それと、同誌で連載中の「ヨーロッパ・カルト事情」とも合わせて、特に、昨今のイスラム系の「ジハード型テロ」ってのは、その本質は「宗教の仮面を被った全体主義結社」である「カルト犯罪」そのものなんだよな。広岡サンはフランスが長いんで、そこらも全部知ったうえで、記事を書いておるんだが、そうしたテロ対策を「カルト対策」として見る視点だわな。フランスは「カルト対策の延長線上」に、その「テロ対策」があるんで、実効を上げるには、そういうところから、地道に積み重ねていくしかない。
テロ対策というか、まさに「カルト対策」でもあるんだが、とにかく、情報を集めることだ。まずは、公開情報に始まり、さらに、直接、関係者に接触して、もっとディープな情報を取ることだ。だから、ブンヤの取材と全く同じだ。広岡サンの連載を読んでて、そういったジハード型のテロリストを養成するにあたって、まず、「勧誘」があって、それから、必ず、「洗脳」を施すんで、それで言うと、まさに「カルト宗教の勧誘」と瓜二つなんだな。
それで言うと、麻原彰晃以下、オウム真理教の連中が、最終的にテロへと突き進み、クーデターを遂行したってのも、「カルト」をちゃんと研究してりゃ、あの思考回路に行動様式ってのは、ピッタシ・カンカンなんだよな。そこから、今回の「テロ等準備罪」なるものが、いかに役に立たないどころか、害悪でさえあるというのは、何度指摘しても、指摘し過ぎることはない。
#「上」の続きっていうか、「究極の悪法」こと、凶暴罪創設ホウアン(組織ハンザイ処罰ホウいじくり回し)だが、この「6・5」の東京シンブン朝刊が詳しかったんだが、その国連の組織ハンザイ防止(TOC)条約の批准には「凶暴罪が必要不可欠」っていう、赤レンガの屁理屈というより、真っ赤な嘘だが、そもそも、そのTOC条約締結の条件とは、「①重大なハンザイにおける合意罪」か、「②組織的ハンザイ集団への参加罪」の、いずれかを立法化することなんだよな。だから、①に相当するものとして、凶暴罪なんかをこしらえんでも、②の「組織的ハンザイ集団への参加罪」を新たにこしらえることで、条件はクリアできるんだよな。「TOC条約締結のためには、②の参加罪でもOK」なんて、垢レンガはオクビにも出さんからな。
さらに言うと、①について、「狭義の共謀罪」については、サツジン予備罪をはじめとして、既に存在しておるんで、新たな立法化は要らんのだよな。また、②についても、ニッポンは「ヤクザ取り締まり」に特化しておる「暴対法」を既に持っておるからな。もっと言うと、このTOC条約ってのは、「対テロ」でのうて、あくまで、「マフィアやヤクザといった地下ハンザイ集団」による、国境をまたぐ「カネ絡みのジケン」だからな。テロ対策とは本来、一切関係ない。だから、嘘の底に、また、嘘を掘り込んでいって、このデタラメの極みってのは、スンゴイだわな。
それで、TOC条約の立法ガイドを書いたニコス・パッサスという、米ボストンはノースイースタン大の犯罪学・刑事司法学科教授が顔出しで喋っておってだな、「TOC条約はプライバシー権の侵害につながる捜査手法の導入までは求めていない。新たな法案導入のための正当化のために使われてはならない」ってことで、当然のハナシだよな。何度も言うが、凶暴罪は要らないから、廃案にするのみだ。
#で、コイツはポストの最新号(=6・12発売)に出ておったんだが、加計学園ジケンで、例の「官邸の最高レベル」の文科ショウの文書だが、朝日が「6・17」の朝刊の14版(最終版)から突っ込んでおった件で、コイツはそもそも、NHKが前日晩11時のニュースで打っておったってんだな。それで、ブッたまげて、朝日が突っ込んだんで、「朝刊の最終版から」ってことになったようなんだな。ワシは13版地域なんで、「ぬあんで、コレだけのネタを早版から突っ込まんかったんかいなあ」とギモンに思っておったんだが、やっと、氷解した。
ただ、NHKのニュースでは、肝心なところをわざと「黒塗り」にしておって、「加計学園」も「官邸の最高レベル」も出てこず、とにかく、「獣医学ブの新設において、文科ショウは、ギモンを抱いております」っていうふうに、意味不明のハナシにされておったってんだな。ポストの記事では、「黒塗り」を指示しておったってのは、「報道局チョウ」だってんだが、でも、「ボツ」にはデキんかったんだな。
ワシがブンヤの道に足を踏み入れたのは、昭和末期の1988年だったんだが、初任地の支局チョウに、こう言われたのが、今でも忘れられない。「いいか、古川クン、大森実みたいに、記事を書いて会社をクビになった記者はおっても、記事を書かんでクビになった記者は、ひとりもおらんからな。それをよく覚えておきや」ってなあ。「あー、シンブン社って、そういうとこなのか」って思ったワ(笑)
#「上」の続きっていうんか、その大森実が、生前、亡くなる2年前の齢86のときだが、毎日夕刊「特集ワイド」の「おちおち死んではいられない」(08・6・13)で、顔出しで喋っておってだな、ハナシを聞いたのは、88年入社同期で、ワシと一緒に大毎社会ブに上がり、今、外信部チョウで、『大森実伝 アメリカと闘った男』(毎日新聞出版)を著した小倉孝保でのうて、別の人間なんだが、移住先の米カリフォルニア州南部のリゾート地、ラグナビーチにある自宅を訪ねたところ、「僕は死ぬまで新聞記者だから」としたうえで、アベ退陣劇の「ウラ」を、こう喋っておったな。
当時は、07年7月の参院センキョで、自民トウはボロ負けして、海自艦船のインド洋ハケンが不透明になっておったんがだが、アベが退陣表明する直前の同年9月に、ブッシュ倅と会うた際、大森実曰く、こうだったってんだ。「『給油を止めたらどうなるか分かってるのか』と、オーストラリア(の首脳会談)でブッシュに怒鳴られて、ノイローゼみたいになった。それで政権を投げ出した」
それで、記者の「ニッポンの政治が、独立を取り戻す道は、どこにあるのか」との問いに、さらに、大森曰く、「それは新聞がもっとしっかりしなきゃ。毎日新聞が中心になって、俺がベトナム戦争でやったように」と。全く、その通りなんだよな。
ところが、この大森実も、じつは、毎日退社後、フリーランスになって、「信濃町」、つまり、「公明トウ=創価ガッカイ」の批判に転じることは、一切なかった。それは、ワシが信濃町の最中枢の事情を知る情報源から、直接、聞いたんだが、要は、イケダモン大先生の「大森を助けてやれ」の一言で、オシマイだったんだよな(笑)
#さらに続きだが、大森実は、1966年の毎日シンブンの退社直後から、当時、『潮』の辣腕編集者だった池田克也(後に衆院ギインに出され、リクルートのジケンで連座)が、「大森専属」となって、さながら、現在の「三浦瑠麗」を彷彿とさせるように、いろんなレポートを書かせて、原稿料を払っておったんだが、圧巻は、大森実のその「毎日退社劇」をしたためた『石に書く』だわなあ。わずか1週間で400字詰め400枚の作品を仕上たんだが、毎日シンブン関連会社の東日印刷の社長が、イケダモン大先生を訪れて、出版中止を依頼したっていうウワサが大森の耳に入っておったってんだよな。
じつは、この出版は、当時、副会長だった秋谷栄之助が、サシで大森実と会い、「池田(大作)に言われてきました。原稿の執筆をよろしくお願いします」と、アタマを下げてきたんで、それで動き出したハナシだったんだよな。んで、大森は、既に聖教シンブンを印刷しておった東日印刷のルートで「刊行潰し」のハナシを耳にしておったんで、池田克也を呼び出し、「正式に契約書を書いてくれないか」と切り出したところ、「秋谷があのように手をついても、ダメですか」と言ったってんだよな。それに対する、大森の斬り返しが、「失礼ながら、秋谷君は、池田大作じゃないからね。明朝6時に契約書を持ってきてくれたまえ」と命じたってんだな。
ところが、やっぱ、スゴかったのは、イケダモン大先生で、契約書は書かなかったものの、この毎日シンブンからの「言論出版妨害」の圧力を敢然と跳ね返して、この大森実の『石に書く』を潮出版社から出したんだよな。コイツは当時、ベストセラーになったんだが、一番売れたのが、竹橋社屋の本屋だったってんだな。ちなみに、タイトルの含意は「紙に書けないことを、石に書いた」と。コレがあったんで、大森実は、その後も、創価ガッカイ批判を一切しなかった。やっぱ、叩き上げはスゴイよなあ。半端ではない(笑)
#ほいで、「森友&加計学園ジケン」と合わせ一本の「凶暴罪政局」だが、ぬあんか、妙な動きになっておるな。まず、前日(=6・13)の晩に、アベが身内のギインらと一緒にメシを食ってて、漏らしたところでは、「『参』に下駄を預けた」か。ま、アベは両ジケンのモロ、当事者だから、この情勢では、そうだろうなあ。
おそらく、コイツを受けてのことだろうが、ヨミの今日の14:50upの電子版では、昼に自民・ 松山政司、民進・榛葉賀津也の「参」の両コクタイ委員チョウの会談で、自民側が「参」の法務イイン会でのサイケツを省略し、いきなり、「参」の本会議でサイケツをする「中間報告方式」を提案したってんだな。しかし、チョット、コイツは異様の極みだわな。
確かに、コイツは揉め倒しておる重要ホウアンを通すための、「チョー奥の手のウルトラC」なんだが、でも、コレを使うってのは、「衆参間でねじれ」がある場合だ。具体的には、野党が多数を占める「参」で、イイン長のポストを取っておると、与党の思惑通り、シンギが進まんから、そういう場合は、「イイン会サイケツ」を端折ってだな、いきなり、本会議に上程して、サイケツに持ち込むんだよな。「強姦サイケツ」であることには違いはないんだが、少し、手が込んでおる。ワシの記憶では、99年の土石流国怪で、確か、「参」の当時の地方行政イイン会だったかいなあ、「コクミン総背番号制」の導入こと、住基ネット創設ホウアンがそうだったよな。
ま、「廃案」っていうと、角が立つんで、「サイケツ先送り」でエエんで、まだまだ、全然、脈はある。だったら、この際、全ダイジンの不信任決議案と問責決議案を、「衆」と「参」でそれぞれ、1本ずつ出していくかよ。おっ、今夕の16:00upの文春砲の電子版速報に、「公明ギイン、ガッカイ婦人ブ熟女とキス写真」かあ。トギセンの告示も近いんだから、こういうのは、一番困るんだよな(笑)
ちなみに、「参」の法務イイン会での審議時間は「17時間50分」で、「衆」(=30時間25分)の約7掛けの「20時間」にも達しておらんかったのか。ヨミは社説で「だからこそ、会期延長も辞さず、丁寧に説明して、コクミンに理解を求めろ」と主張しておったんだが、それとの整合性は、どうオトシマエをつけるんだろうなあ。「手続きの正当性」ってのは、大事っていうより、すべてだ。