三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、今朝(=7・6)の毎日に、「陸自、PKOで正当ぼーエイの名目で、武器使用の拡大解釈を大検討中」って出ておったんだが、コイツもある意味、「制服組の暴走」っていうカテゴリーで捉えられるだろうな。
一応、記事では「PKOにおいて、不測の事態に直面した場合にどうするか云々」というふうに、「PKO」っていう、「国連」の錦の御旗をわざと大きく掲げることで、キモの部分を糊塗しとるんだよな。朝鮮戦争において、米韓軍を半ば強引に「国連軍」と呼称したように、自衛隊のホンネっていうか、そもそも、自衛隊ってのは、蜜約によって、米グン様の統一指揮ケンの下に置かれておるんだから、「米グンの手足として、今後、いかに全世界の紛争地で自衛隊を使い倒すか」ってのが、ミソだからな。
だって、戦地のゲンバにおってだな、敵とおぼしき相手に向かって発砲するかのハンダンを、いちいち、市ヶ谷にまでお伺いを立ててだな、指示なんて仰いでおられるかってんだよな。今回の記事では、こうしたゲンバでの攻撃するか否かのハンダン基準を、従来の「部隊行動基準」でのうて、最早、「ROE(=Rules Of Engagement、交戦規則)」って公言しておる制服組もおるんだな。既に今度のアンポならぬアホ関連ホウアンでは、コレまでの「後方支援」から、「現に戦闘行為が行われている以外のゲンバ」に対象を全面拡大しマクっておるゆえ、ゲンバ側にしてみても、そんな生温い基準ぢゃ困るよな。
だからさ、要は、コイツも「解釈改憲」と同じリクツでさ、制服組にしてみればだな、「ブンミン統制」みてえにうるせえのは不要なんで、「ゲンバの独断解釈=暴走」でブイブイと突っ込んじゃえってところだわなあ。しかし、参院センキョの最中に、こんな記事が出てくるとは、市ヶ谷も完全にバカの極みのコクミンを舐めきっておるってことだわな。ま、今朝の各紙の世論チョーさでも、軒並み「自公過半数維持はまず固く、自民単独過半数orカイケン4党で3分の2も」って出ておるんだから、「もう、センキョも終わったも同然で、コレなら何でも通しや」ってことで、緩みマクリンスキーの極みだよなあ(笑)
#「上」の続きで、自民は、今回の参院センキョの比例で、「自衛隊枠」ってことで、うとたかし(元空自)の再選を目指し、出しておるんだが、当然、この「交戦規定の大緩和!」については、センキョ戦で連呼し倒しておるよな? あー、HPを見ると、連日、遊説先は全国各地の陸自駐屯地をはじめとする、基地を回って、隊員票固めに余念がねえなあ。
だったらさ、「制服組ちょー大好き」のアベも、当然、この「陸自の交戦規定の大緩和」については、センキョ公約としてブイブイと叫びマクらんと、だわなあ。だって、「立ポー府のちょー」であることを自認しとるアベは、この秋口から憲法チョーさ会を本格稼動させるってんだろ。であれば、なおのこと、ダンマリを決め込んでおらんで、「争点」として前面に出さんとだわな。
ところが、アベは、三重県は伊勢市にある、神主を養成する皇学館大に行って、そこの学食で学生と一緒にメシを食って、投票を呼びかけておったってんだが、「ちゃんと、憲法をいじくって、米グンと一体となって、海外の紛争地で自衛隊を使い倒す」ってPRしとるよな?
じつは、ぬあんで、アベがこんなとこに行っておったかって言うと、岡田の地元の三重選挙区で出馬しとる、民進現職の芝博一ってのは元神主で、この皇学館大卒ってんだな。ま、三重県は伊勢神宮があることもあって、「神社票」がそれなりにあるってんだが、だから、こうやって「岡田追い落とし」のため、アベ自ら乗り込んで行ったワケだわな(笑)
#さらに続きっていうか、矢部宏治『日本はなぜ、「戦争ができる国」になったのか』(集英社インターナショナル)は、なかなかオモロかった。要は、「隷米の戦争ホウアン」である、アンポならぬアホ関連ホウアンのキモとして存在する「集団的自衛ケンの行使容認」について、ルーツは「米グンの自衛隊に対する、統一指揮ケンの蜜約」にあることを、ていねいに説明したもので、一読の価値はある。
んで、この本の冒頭で触れておる「横田空域」だわなあ。いやあ、コイツはホンマ、「占領統治の継続」以外の何物でもなく、「ニッポンは亜米利加のショクミン地」の象徴だよな。この横田空域とは、米グンの横田基地の上空を中心に大々的に1都8県(東京、栃木、群馬、埼玉、神奈川、新潟、山梨、長野、静岡)に広がっておる、横田の米空グンの管制下にある空域のことで、高さ約7000mから約2400mの、東から西に高い6段階の階段状になっておる。
一応、許可を取れば、この横田空域はニッポンの航空機も通過OKなんだが、毎日、1便ごとにいちいち許可なんて取っておられんから、実際には、この羽田発着の航空機は、この横田空域を避けて通行しておるのが実態だ(大阪便のみ、横田空域通過可だが、しかし、空域の上の方を飛ぶという条件なので、急上昇が義務付けられておる)。まさに、「空の上の壁」ゆえ、羽田発着の航空機は、海側へと大きく旋回するカタチで飛行しておるんだが、コイツは「横田空域を避けるため」なんだな。もし、コイツが廃止になれば、羽田・大阪間も30分強でのフライトがOKっていうし、もちろん、燃料代も安くなる。08年に試算したところでは、この横田空域が廃止されれば、燃料代だけで年間約60億円の削減になるってんだよな。それゆえ、この「横田空域の廃止」によって得られる経済効果ってのは、絶大なものがある。
とりわけ、都心部には、六本木の米グン基地の赤坂プレスセンター内にヘリポートがあるんで、亜米利加のグン人の偉い連中なんかは、例えば、横田、厚木、座間、横須賀とかからは、ヘリで一気に飛んで移動するんで、渋滞は関係ナシってことだわな。ったく、連中の治外法ケンを完全に保障しておるワケだわな。だから、そんな「戦争ホウ廃止」なんか言っても、あまりにも空理空論に過ぎるんで、もっとわかりやすく、センキョ戦では「横田空域の全面返還」を言えってんだよな。要は、地位協定で保障しとるんで、だから、地位協定の廃止だわな。ま、コイツは、代々木の共産党ですら、言わんからな、アホンダラが(怒)!
#で、今夕(=7・6)、小池百合子がカイケンし、都チジ選への出馬を正式表明したことで、いよいよ、「参」との時間差ダブル選の火蓋が切って落とされたなあ。しかし、「(自民の)トレンは改革が必要」「(当選の暁には)冒頭に都ギカイを解散する」かあ。やっぱ、見世物はこうでないと、だわなあ。
もともと、小池本人にその気があったっていうのは、言うまでもないが、ただ、この「6・28」に「出馬意欲」を表明したカイケンの際、「自民党のしかるべき人に、ハナシをつけてある」って明言しておったよな。この「しかるべき人」ってのは、いったい、誰なんだよ?
自民トウの都連といっても、国怪ギインなんてのは、所詮、「アベのロボット」でしかねえから、大したことはねえが、都議であり、市区町村議である、まさに人間の下半身たる「足腰」だわなあ。自前で後援会をこしらえ、票田を持っておるんだから、そう易々と平河町の言いなりにはならんわな。そういうのが、コレまで都知事センキョでは、「平河町と都連との間のねじれ」として、続いてきとるワケだからな。
コイツはワシの見立てだが、小池の言う「しかるべき人」ってのは、たぶん、都連の人間ではないが、しかし、それなりに「相当、上の方の人間」だ思う。でも、この数日間の情勢の変化で、そのしかるべき人ってのは、腰が引けたっていうか、逃げたんぢゃねえかいなあ。つまり、小池は「ハシゴを外された」っていうことだと思うが、ま、そうした展開を推測しておる。
そこで、この夏祭りをより盛り上げるには、ズバリ、「蓮舫出馬」だろうなあ。蓮舫は「参」の東京選挙区(改選数6)でほぼ当確だから、4日後の「7・14」告示の都知事センキョに立候補を届け出た時点で、自動的に失職するんだが、その場合は、「次点」が繰り上げ当選になるんだよな。だから、「第7位」が誰になるか、だな。もし、次点が元法務ダイジンで民進の小川敏夫だった場合、蓮舫は出るべきだろう。
確かに、あの「希代の悪法」こと、盗聴ホウの実質全面解禁ホウアンの法務イイン会でのサイケツ劇で、小川はサイケツ自体には賛成したものの、「審議打ち切り」については挙手せず、反対の意思を表明し、心情的には「反対」だったってことだから、あの裏切り者の極みの有田芳生に比べたら、まだ、全然マシだからな。諸々、今後のことを考えた場合、小川の命は拾ってやる必要があると思う。
#で、今日(=7・7)の14:46upの時事電のセンキョ記事で、「見えぬ候補、冷める有権者/国政不信をもたらす合区」ってことで、例の「1票の格差是正」ってのを、水戸黄門サマの葵の印籠のごとく振りかざし、今回から導入された、過疎で人口減少しとるド田舎の2つの県の選挙区を合体させた「合区モンダイ」について報告しておる。コイツはワシはホウアンが動いておった時点から一貫して反対しておったんだが、ま、予想通りだ。
今回、合区になったのは、「徳島&高知」と「鳥取&島根」の2つなんだが、記事にもあるが、センキョ区の面積がものスンゴク広いわけだから、候補者が両県の全市町村を回るということ自体が、おそらく、無理だろう。ましてや、隣県同士とはいえ、これまでの歴史的な繋がりはもとより、日々の生活のうえで、「県」ってのは行政手続き上においても、ひとつのまとまりになっておるし、さらに、「県民性」っていうカルチャーが根づいておるワケだからな。そういうものを一切、無視して、とにかく「1票の格差是正」とかいう数字を振り回すだけで、言語道断に中央による、強姦そのものの押しつけに、ワシもハラワタが煮えクリ返る。
ただ、この時事の記事を読んで、「うわっ」だったのは、この「合区解消のモンダイ」を、憲法いじくり回しと抱き合わせで進めようっていう動きがあることで、コイツこそ、トンデモねえの極みだわなあ。「沈黙とは、暗黙の合意のことである」と、誰かが言っておったが、目の前にある不条理や悪に対して、ダンマリ、見て見ぬフリを決め込んでおったら、それは「悪に加担した」に等しい。だから、ワシは最後のひとりになって、アタマにチャカを突きつけられ、もしくは、後ろ手に縛られて絞首刑台の前に立たされても、言うべきこと、言わなければならない本当のことを、言い続ける。
#そうそう、芥川賞作家の丸山健二がツイッターで、「棄権することもひとつの政治参加。ゴミ屑になり果てた連中の集まりの中から、国民の代表を選ぶわけにはゆかない」と喋っておるんだが、確かに一理ある。しかし、そうやって、今度の参院センキョで棄権してしまうと、ド腐れの極みである与党・自公が、ブッちぎりの大勝利を収めてしもうんだよな。
ま、こういう時期だからこそ、己の思考を深く深く掘り下げていって、考え抜くという作業が必要なのだろう。「バカを極めた候補者から選んでも、意味はないゆえ、棄権も立派な政治参加」という物言いというのは、リクツとしては、完璧に完成し倒しておるゆえ、コイツを切り崩すってのは、なかなか容易ではない。ただ、ワシらが、この「センキョ」という手段を否定してしもうたら、残された政治を変える方法ってのは、「武装蜂起」しかねえんだよな。ま、武装蜂起っていう物言いも、所詮、キレイゴトに過ぎず、要は、クーデターであり、テロだ。
ワシはテロリズムという思想が、この世に存在すること自体は否定しないが、しかし、首肯はしない。無論、そうした「武装蜂起=クーデター、テロ」の代替としてのセンキョが、オールマイティーであるなどとは、夢にも思っておらん。しかし、人間の性(さが)、すなわち、本質として、それは「ウソをつき、裏切る動物である」ってことを見据えたうえで、それでも、「政治参加としてのセンキョ」というものを、有権者は行使しなければ、と思う。
それで言うなら、「投票先がない」という場合でも、ワシは「棄権」でのうて、敢えて投票所に足を運んで、「白票」を投じる。ワシは幸い、神奈川ケンミンなんで、今回は辛うじて投票先があるんだが、例えば、石川選挙区だと、与党系の自公候補と、カルト教団・親鸞会出身の野党統一候補による事実上の一騎打ちとなっておってだな、悪いけど、選択肢が存在せんよな。だから、ワシが石川ケンミンだったら、今回は「白票」を投じるだろう。
#「上」の続きだが、「棄権」でなく、敢えて投票所に足を運び、「白票を投じる」ことも、ちゃんとした政治参加だと思う。白票は無効票ゆえ、実質的には棄権と変わらないのかもしれないが、しかし、投票所に足を運び、鉛筆で書くべき候補者の名前がなく、無念の思いで白票のまま投票箱に入れるという「行為」を完遂することが、大事だ。それは、棄権とは全く次元が違う。
この白票っていうか、無効票ってことで言うと、14年3月にあった、「ハシストひとり相撲」の大阪市長センキョだ。このときは、ハシスト以外の候補者は、泡沫3人で、史上最低の投票率23.59%だったんだが、注目されたのは、白票をメインとする無効票が67,506票と全体の13.53%に達し、泡沫3人の合計を上回っておったんだよな。思うに、コイツはその後の「大阪都構想の是非を問う住民投票否決→ハシスト政界引退」に繋がっておる。
「ペンは剣よりも強し」ってことで言うなら、センキョとは「武器を持たん戦争」だ。ま、芥川賞作家ってのは、他には辺見庸に目取真俊、あー、石原のおぢいちゃんもそうだったが、所詮、彼らが扱う小説ってのは「フィクション=虚構」、すなわち、「ウソ八百」だわなあ。だから、「アレは作り話だから」ってことで、ナンボでも逃げれるから、チョー気楽の極みだよな。それで言うと、小説なんてのは、「ガス抜き」以上にはなり得んよなあ。せいぜいが、握りっ屁だ。
そういえば、この「6・12」の東京シンブン朝刊の特報面に、「戦時中、文学青年の非業」ってことで、あの悪名高き横浜ジケンの前座っていうか、予行演習用に摘発された「浪漫ジケン」ってのを、「字」にしておったよな。この『浪漫』ってのは、わずか4号で廃刊になった文芸誌なんだが、1944年11月、ココの関係者が、神奈川ケンケイの特高にチアン維持ホウ違反で20数人がタイホされ、うち、1人が獄死しとったってんだよな。オモテ向きは「共産シュギの弾圧」ってことになっておるんだが、ところが、この『浪漫』に掲載されておった小説や詩は、そうではのうて、むしろ、体制を賛美しておってったんだな。
そういうこともあって、戦後、当事者は口をつぐんできたんで、ジケンの全容はいまだに未解明なんだが、どうも、神奈川ケンケイが桜田門に対抗すべく、「検挙件数を稼ぐため」にヤッたってんだよな。連中の行動様式にありがちな、ま、「いかにもなハナシ」なんだが、こういう御用系の文芸雑誌すら、連中の点数稼ぎのためには、エエ生贄にされるってワケだよなあ(笑)
#『フォーラム21』最新号(16年7月号、毎月10日発行)の特集「舛添問題&参院選=創価学会の責任と罪過」で、ワシも「『参院』と『都知事』の時間差ダブル選で蠢く『公明党=創価学会』を斬る」のタイトルで書いているので、関心のある人は、ぜひ、読まれたい。
で、期日前投票を済ませたきたが、結局、選挙区は共産候補、比例も共産党に入れた。ワシは、一昔前で言うところの典型的な「浮動票」、つまり、「無党派層=支持政党ナシ」で、コレまでも投票先は、民主、共産、維新、社民etcとコロコロ変わってきた。選挙区と比例で、投票先の政党が違うこともしばしばだ。
今回は、民進が「参」の法務イイン会で徹底抗戦し、「希代の悪法」こと、盗聴ホウ実質全面解禁ホウアンを「審議未了→廃案」に持っていっておれば、ま、最低でも、選挙区か比例のいずれかで、民進には入れておったと思う。共産も決して全面支持ではないが、既成政党の中では、とりあえず、言っとることは一番マシなんで、棄権はもとより、白票を投じるぐらいだったら、「とりあえず、今回は共産党」といったところだ。
#「上」の続きっていうか、今日(=7・9)、ひと昔前で言うところの不在者投票、今の物言いだと、期日前投票を済ませてきたんだが、投票所を出ると、雨ん中、NHKの腕章をつけた大学生とおぼしきアルバイト君がおって、出口チョーさだったんで、渡された回答用紙にマルをつけて返したんだが、その最後のシツモン項目ってのが、正確な文言は忘れてしもうたんだが、要は「消費税増税をせんと、今後、社会保障費が削られることになりそうなんだが、それにアナタは不安を感じるか、どうか?」ってことだったんだな。
ちなみに、ワシは「全く不安を感じない」ってのにマルをつけたんだが、ぬあんて言うんか、コイツは一種の世論誘導っていうんか、セー権与党というより、大蔵ショウの意を酌んだ恫喝に近いわな。このチョーさ結果を使い倒して、開票特番でアレコレとヤルんだろうが、こんなシツモン設定をすりゃ、ま、大半は「不安に感じる」の方にマルをつけるわな。
そもそも、「消費税増税」に拠らない財源なんて、ナンボでもある。ホウジン税を上げ、所得税の累進課税を再強化すれば済むことだ。「1億総中流」と言われておった74~84年は、課税所得8000萬円超の最上流層に対しては、税率が75%だったことに象徴されるように、こうした税制が「富の公正再分配」の機能を果たしておった。「それ」をブッ壊すべく、消費税導入とパラレルで、ホウジン税を下げ、所得税の累進課税を緩めていったワケだからな。
それで言うと、ワシは何度も指摘しておるんだが、昨今の「富の一極集中による、格差の拡大&下流層の芋ズル式増大」なんてのは、「起こるべくして、起こっている」ものだ。その根源にあるのは、こうした「税制のコペルニクス的転換」だってのは、一目瞭然だが、奇妙奇天烈なことに、誰もこのことを指摘しようとせんわな。ったく、アンデルセンの童話『裸の王様』ぢゃないが、王様はスッ裸で、チンポもケツもモロ出しなのに、「本当に素晴らしい衣装をお召しになっておられます」と周りはゴマをするだけで、「王様は裸だ」っていう明々白々な真実を、誰も指摘しようとせんのとクリソツや、この糞アホンダラが!
#ほいで、コイツは、今日(=7・9)upされておって、出所不明なんだが(たぶん、朝日の電子版?)、「若者にお金を回すには? 年寄りに手厚いカラクリ、10代の戦い方」っていうタイトルで、朝日シンブンの文化くらし報道ブっていう、舌を噛みそうなネーミングの部署の記者が、前は千葉大におったんだが、今は京大の教授に転職しとる、社会保障制度に詳しい広井良典とアレコレ喋っておるなあ。
ま、社会保障の予算の配分を見ると、確かに「年寄りに手厚く、若者にはシブチン」ってのは、その通りだろう。それで、13年度の年金給付総額が54兆円であるのに対し、14年度の全国の国立大の授業料収入の総額が、「たったの3300億円」だってんだな。コレを受けて、「高所得の年金受給者の予算を削って、国立大の授業料に回せば、授業料がタダになる」と提案しとるんだよな。
でもさ、こんな「たった3300億円」の予算なんて、ぼーエイ費を削って持ってくりゃ、イッパツぢゃないか。あのゼッタイに当たらんMD(=ミサイルぼーエイ)に、「空飛ぶ棺桶」ことオスプレイをはじめとして、3300億円を捻出するなんて、チョロイの極みだわなあ。しかし、代々木の共産党ですら、「国公立大の授業料無償化」をブチ上げられんって、ホンマに革命政党かよ。共産もそうだし、元三宅坂の社民も「給付型奨学金の創設」しか言えんなんて、悪いけど、終わってるよなあ。ったく、若者は国家ケンリョク様の食いもんにされマクっておるよなあ(TT)
#で、参院センキョだが、今晩(=7・10)の20時ジャストupのNHK電子版の速報だと、「自公改選過半数の計61ギセキ以上、確実な情勢」か。だいぶ、抑え目だが、18時現在の投票率が32.49%で、前回13年より0.15ポイント下回っておったってんだな。ちなみに、前回の最終投票率は52・61%だったんだが、今回は何とか、50%は超えたっぽいが、前回並みっていうカンジだな。であれば、NHKの読みはほぼ正しいだろう。もっと控え目に言って、「非改選分も合わせて、自公過半数」の線は維持しておるんだろうから、与党の勝ちだ。
詳細な分析は、最終確定票が出てからにするが、現時点では、「自公の過半数維持」はわかったんで、モンダイは「非改選と合わせて、自民トウの単独過半数なるか」だな。それは、今後、自公間の力関係に影響を及ぼすんで、とりあえず、「そこ」から見ていかんと、だろう。
何よりもまずは、投票率だが、おそらく、最終確定が前回並みの52%前後ってことでハナシを進めるが、アベ自公の見事なまでの「争点隠し、争点ぼかし」が奏功して、それで盛り上がりが欠けたってのは、確かにある。
しかし、最大のモンダイっていうか、ガンは野党第一党の民進党だ。通常、マトモな野党第一党であれば、来るべきセー権交代を視野に、「自公過半数割れに追い込み、まず、『参』でねじれ出現!」だわな。代表の岡田が「それ」を言えず、「カイケン勢力に3分の2を取らせない」なんていう、ワケのワカんねえ、低過ぎの極みの勝敗ラインを出しておる段階で、既に負けておる。有権者だって、バカぢゃない。そんなんで心が動くかってんだ、このアホンダラが! 自公過半数割れに追い込むには、投票率が60%は必要だった。
#「上」の続きで、今晩(=7・10)の23時前に、共同と時事がそれぞれ最終確定の投票率の推計値をupしておるんだが、共同が54.06%、時事が53.5%で、前回13年の52.61%をほんの少し上回っておるが、しかし、横ばいに毛が生えたぐらいのもんだな。ちなみに、14年12月の総センキョんときは、投票率52.66%だったが、アベ自公セー権の勝因は、引き続き、この「チョー低投票率」に尽きるよな。
順次、開票は進み、自公の「改選過半数」の計61はほぼ確実で、あと、お維に共産がギセキ増の見込みに対し、民進は改選現有ギセキ(=43)を下回る見通しってことだから、とにかく、民進は負けだ。岡田はセキニンを取って、代表の辞任表明をせんことにはハナシにならん。一言で言えば、民進が「セー権批判票の受け皿」になり得ていない。それに尽きる。
なかなか可視化されてはおらんが、今回の「真の争点」は、じつは「消費税」だったと思う。何よりまず、アベが公示前に「10%の先送り」を表明したことで、センキョ戦の最大争点になることを外したわな。だから、今にして思えば、そこで、半分くらいは勝負が固まっておったよなあ。それで言うと、14年12月の総センキョんときと、図式はクリソツだ。
それで、ワシが期日前投票を終えた直後、出口チョーさを担当しておった、NHKの腕章をつけた大学生とおぼしきアルバイト君と雑談した際、「アンケートに答えてヤルんだから、オマエんところの生データを出せとは言わんが、でも、結果を見ながら、君もいろいろと感じることがあるだろう。それを喋ってくれないか」と言ったんだ。ワシはブンヤだから、当然、こうやって取材をかける。すると、彼はポツリポツリと、「民進が草刈り場になっている」「(民主がセー権与党時代に、公約破りして)消費税を導入したことに、有権者はまだわだかまりを感じていると思う」と喋り出してだな、「なるほどな」と同感だった。
んで、日付が変わって、「7・11」のam0:49upの朝日の電子版号外で、「自民、57ギセキに届かず、27年ぶりの単独過半数ならず」と打っておるな。ってことは、信濃町の公明トウ(=創価ガッカイ)が、ぬあんとか、キャスティング・ボートを死守したってことかあ。しかし、思い起こせば、自民トウの「参」の過半数割れは、89年の消費税導入(+リクルート汚職ジケン)の惨敗を機に始まり、「3%→5%」にした橋龍が98年に大惨敗して、さらに大きく割り込んだんだが、しかし、四半世紀以上経っても、単独過半数を回復デキんってのは、ある意味スンゴイわな。ま、「5%→8%&10%」のババを掴まされたのが、民自公とはいえ、民主党セー権時代なんだから、消費税ってのは、ホンマ、鬼門の極みだわなあ(笑)