三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、ムネムネ娘の鈴木たかこ(衆院ギイン)が、この「2・26」に所属しておった民主党に離党届を出したってんだが、ちょうど、その前々日の「2・24」の13時半から、パパのムネムネが官邸でアベと会うとるんだよな。しかし、あまりにもわかりやす過ぎる展開なんだが、ま、コイツは間違いなく、アベが官房キミツ費から手土産を渡しておるよな。アレは毎月1億円強の予算があるんだが、やっぱ、今回は最低、1本(=1000萬円)はムネムネに出しておるよなあ。
しかし、たかこはホンマ、「超」が付くほどのファザコンで、父ちゃんのムネムネには絶対服従なんだな。ムネムネもカネに困っておるんかいなあ。野党暮らしが長いと、なかなか美味しい利権バナシにありつけんからな。あの甘利明にしろ、遠藤利明にしても、「口利き」でアブク銭をゲットできるのも、そもそも「セー権与党におる」ってのが、すべてだからな。
そうそう、アベも13年秋に、「世紀の悪法」ことヒミツ保全ホウアンを通すにあたって、「自公の風除け」代わりに、みんなの党の代表だった「渡辺ミッチーの倅」をピャーッと一本釣りしたんだが、総理ダイジンになっても、こんなふうにコクタイに手を染めるってのは、チョット、珍しいよな。ナンボ、コイズミの下で官房ちょー官をヤッておったにしてもだな、現・ちょー官の菅だっておるんだし、このテのセンキョ案件は、本来であれば、幹事ちょーの谷垣の仕事だからな。そのために、平河町にもセーサク活動費(ソシキ活動費)といって、「党のキミツ費」があるんだからな。
んで、新党大地の党ホンブっていうか、実質的にはムネムネの個人ジム所みてえなもんだが、永田町のパレロワイヤルの隣の「十全ビル」にあるんだよな。この十全ビルにせよ、パレロワイヤルにしても、ココにジム所を構えるのは、大物国怪ギインはもとより、あと、ワケのわかんねえ、「フィクサー」とも称される、永田町界隈をワサワサと蠢いておるブローカー連中だわなあ。
そういえば、鳩が総理ダイジンんとき、この十全ビルの2部屋を借りておって、家賃が月120萬円(60萬円×2)ってことで、「で、そのカネはどこから出てるんだ?」ってワーワー言われておったんだが、部屋によって広さは違うとはいえ、娘のたかこが離党して無所属ってことになると、「政党助成金」が入らなくなるんで、諸々、大変だわな。アベもそのあたり、今後のこともあるんで、ちゃんとフォローしてヤラんとだよな。その場合、小遣いは、官邸と党と、いったい、どっちから出すんだろう。とにかく、アベは「小銭の使い方」が上手いよなあ(笑)
#「上」の続きっていうか、民維合流が正式に決まったことを受け、維新の党の代表の松野頼三の倅は「広く門戸を開け、参加を呼びかける」ってんだが、小沢イチローんところの生活の党は、どうするんだろうなあ。生活の党ってのは、正式名称が「生活の党と山本タロウとなかまたち」なんだが、14年末に政党助成金を貰うため、やっとこさ山本タロウを引っ張ってきて、5人分の国怪議員をかき集めたんだよな。
小沢イチローの師匠である田中角栄は「数は力、政治は力なり!」と、常々言っておったんだが、こんな小銭程度の生活の党のアタマ数で、いったい、何がデキるってんだよ。今、スーパーに5円玉1枚持っていったところで、消費税の支払いにもならんからな。
小沢が民主党を飛び出したのは、消費税増税政局の12年7月だったんだが、「セー権を取った暁には、向こう4年、消費税は上げない」っていうセンキョ公約を反古にして、野田が民自公っていう「ダブル自公」で、消費税増税ホウアンを強姦同然に通そうとしたことに反対票を投じた行動は、スジが通っておった。しかし、その後の「離党」ってのは戦術的には大失敗だったよな。だって、その直後の9月には、代表センキョがあったんだから、「そこ」で斬り返しに出るという選択肢だって残されていた。今だから言うが、アソコは辛抱のしどころだった。
ワシは、熊本で松野頼三が後見人となり、そして、小沢イチローが非自民連立セー権の首班として担ぎ出し、で、現在はコイズミと一緒に「脱原発」の旗振り役となっておる細川護煕が、当初、言っておったような「穏健な多党制」であるべきだと思っておる。しかし、「衆」における、現行の「小センキョ区中心」の制度では、バラけておったらアカンっていうんか、ある程度まとまらんことには、しょうがない。「比例中心」か「完全中センキョ区制」でないと、穏健な多党制ってのは、難しい。
洋の東西を問わず、長期セー権ってのは、必ず澱んで腐敗してくるんで、民主シュギのありようの根幹として、「セー権交代」ってのは必要だ。09年の民主党へのセー権交代劇を見て、「それで変わり得たもの、でも、変わらなかったもの」ってのが、だいぶ見えてきたよな。であれば、ワシは、このタイミングで、民維に生活の党も合流すべきだと思う。
#んで、今日(=2・29)発売のアエラの「現代の肖像」が、プロの将棋指しを取り上げておったんだが、ぬあんと、記事を書いたのが、大毎社会ブでワシより年次が1つ下の、89年入社の「大平誠」だったな。アレは執筆者の略歴も載るんだが、間違いなく大平だった。あのサーべらすの件で、石をもて追わるるごとく、毎日シンブンからの退社を余儀なくされ、それから文春で取材記者をやっておったんだが、「アエラ編集ブ」っていう肩書が入っておったんで、最近なんだろうなあ、アエラに移籍したんだな。
しかし、あの東京・南青山のサーべらす絡みの地上げで、ヤクザ筋が関与しておったっていうハナシを、大平はスッパ抜いたんだが、それで恫喝ソショウを起こされ、アレは最終的には取り下げで決着しておったんかいなあ。サイバン途中での後始末に大平も借り出され、取材関係者の録音テープが、たぶん、ネタ元を山本集が大平に紹介しておったんだろうが、現・社ちょーの朝比奈豊と同期の71年入社で、ワシらが20年以上も前に大毎社会ブにおったときのデスクだった岡本嗣郎サンが、ノンフィクション『男前』(南風社)で取り上げた元ヤクザの日本画家である、その「山本集」を通じて、取材の録音テープの内容がネット上に拡散したことをもって、「ケシカラン」と諭旨免職になったんだよな。ワシは今でも、こんなことが退職、つまり、「クビ」に値するとは、到底思えんのだ。ったく、バカも休み休みにしろってんだよな。
でも、それが07年のことだから、時間の流れるのは早い。じつは、そのときの主筆が、この朝比奈で、んで、東京本社の編集局ちょーが、大毎社会ブ出身で、今、専務兼主筆の伊藤芳明だからな。この6月には、朝比奈も4期8年になるんで、そろそろ、代表ケンを持った会ちょーに就いて、ひょっとして、後釜をこの伊藤に据えるんかいなあ。しかし、もし、伊藤が社ちょーになるとすれば、あの「キンタ」こと、木戸湊(63年入社)が果たし得なかった、悲願の「大毎社会ブ出身の社ちょー」が実現するってことになるのか。
この「朝比奈豊&伊藤芳明」のコンビは、大平のクビを差し出したことで、「サーべらす様とは、コレで一件落着」とばかり、その後の出世街道を爆走しとるんだよなあ。東京社会ブ出身の朝比奈は、政治ブ&経済ブの硬派連合を抑えるために、ホンマ、「大毎マフィア」の連中を、上手いこと使い倒しておるよな。だから、ヨミのナベツネが、自らのケンリョク基盤を維持するにあたって、総務や広報といった汚れ仕事に、社会ブ出身(特にジケン担当)を就けておるのと、クリソツだよなあ(笑)
で、ハナシを戻すと、アエラの先週号に「渡辺豪」っていう、所属は同編集ブになっておった署名記事があって、オキナワは、辺野古の埋め立て工事に反対する創価ガッカイ員が、署名活動に動き出して云々カンヌンってことだったんだが(それと、もう1本別の記事があった)、この渡辺豪ってのは、沖縄タイムスで「アメとムチの構図」の連載をし、昨年の3月末で同社を退職しとる「渡辺豪クン」と、ひょっとして、同一人物なのかよ? もし、そうであれば、彼は92年毎日シンブン入社で、初任地が大津支局なんで、「本籍・大毎」なんだが(それから、98年に沖縄タイムスに転職)、そのとき、先輩として大平が大津におって、大平が取材のイロハを渡辺クンに教え込んでおるんだよな。
それはともかく、大平は、どうしてアエラに移籍したんかいなあ。ジケンの特ダネを打つんであれば、文春だっただろう。時間の経過の中で、河岸を変えたくなったんだろうか。それとも、アエラは、これから本気でジケン報道に力を入れるツモリなのか。とにかく、アエラはここんところ、「お受験がどうした」とか、「婚活がどうの」「オトコの育休ウンヌン」といった生温いハナシばっかだったからな。ま、アエラは署名が入るんで、記事を見てれば、その「答え」はイッパツでわかる。
#ほうー、今日(=3・3)のヨミだと、13:36upの電子版に載っておるんだが、97年11月にチャカ1丁と実弾を所持しておったとして、銃刀法イハンの現行犯で小樽港でタイホされ、懲役2年の実刑判決を食らい、既に服役を終えた露西亜人の船員が請求しておった再審について、札幌地裁は「違法なオトリ捜査だった」と認定し、再審開始の決定かあ。地元の道新(=北海道シンブン)のupの時刻は、ヨミより18分遅かったな。
あー、再審開始決定の理由として、北海道警のソーサ協力者だったパキスタン人から、「拳銃と中古車の交換」を持ちかけられ、「それ」に乗った「犯意を誘発させるオトリ捜査」、すなわち、「ヤラセ捜査」だったからだと認定しておるんだな。そのパキスタン人を「S(=ソーサ協力者)」として、いわば飼っておった元道警警部は「02年にシャブ所持でタイホされた云々」と記事にあるんだが、コレぞまさに「史上最悪の警部」とまで断罪された、あの「稲葉圭昭」ぢゃないか! そうそう、このパキスタン人は「マリック」とか言っておったな。稲葉が税関職員にも、ちゃんと鼻薬をかかせておったんで、ブツの持ち込みは、フリーパス状態だったんだよな。
この「拳銃のヤラセ押収」ってのは、じつは、その稲葉ジケンの根幹ブブンで、コイツはワシが『日本の裏金(下) 検察・警察編』(第三書館、434頁、1600円+税)ん中で全部書いたんだが、このチャカのデタラメ押収の件数を根拠に、道警がサッチョウに「ソーサ費」っていう名のURAGANEを請求しておったんだからな。で、ミソは「そこから先」で、このソーサ費は「逆流」っていうか、ヤクザの上納金と同様、「サッチョウに上納されておった」ことや。だから、この稲葉のおかげで、道警はもとより、サッチョウがどれだけオイシイ思いがデキたか、だわな。
しかし、コイツは今、サッチョウ内部では、東日本大震災並みの大激震に見舞われておるなあ。ただ、再審を担当するケンサツ(+赤レンガ)も、全く同様の「ちょーかつ」っていうURAGANEを抱え込んでおる、要は「同じ穴のムジナ」なんで、名張毒ぶどう酒ジケンや袴田ジケンのように、どうせ、異議申し立てを乱発して、再審開始を徹底的に潰しにかかってきそうだよなあ(笑)
#で、ワシは、元ウワシンのエース記者・西岡研介クンのツイッターに貼り付けてある、アレはリツイートってのかよ、それで初めて知ったんだが、清原のシャブ所持タイホに関連して、溝口敦が日刊ゲンダイで、北新地の元ホステスで、今は職業作家、つまり、売文業かあ、「生島マリカ」のことを取り上げて言及したことに、その生島本人が自らのブログで、この「3・2」に「名誉毀損で損害賠償請求ソショウを起こした」と明かしておるんだな。
そもそも、生島は北新地のホステス時代、西武の所属だった清原とは、オトコとオンナの付き合いをしており、その後、関西のヤクザ幹部の愛人かよ、嫁ハンになっておって、そうした経歴から、「清原は、この生島をはじめとして、入手しようと思えば、シャブなど、いつでも入手できた」ってのと、最近、上梓した自伝『不死身の花』(新潮社)が、「ゴーストライターを使っておるのでは」っていう2点が、「事実無根」として、サイバン沙汰に持ち込んだってんだよな。んで、代理人として付いておるのが、あの弘中惇イチロウだってんだな。ただ、本人のブログでは、「請求額」が出ておらんから、ナンボ、カネを要求しておるのかわからんってのと、あと、記事の削除も請求しとるのかあ。
結論から先に言えば、コイツは「言論、出版、報道、表現の自由」を叩き潰す、恫喝ソショウ以外の何物でもない。そもそも、この生島マリカってのは、今や「物書き」、つまり、表現者として、イケダモン大先生並みの「公人」だからな。それも、「清原シャブ所持タイホ」っていう刑事ジケン、つまり、「公共の利害に関わる事実」について言及しておるんだから、基本的には、刑法の名誉キソン罪においては、「適用除外」なんだわな。
そうなると、モンダイは、書かれた内容が「真実か、どうか」ってことなんだが、今や、生島マリカってのは、自分のブログを開設しておるワケで、こうした溝口の記事に対して、ナンボでも否定、反論ができる立場にあるワケだ。ましてや、ブンヤってのは「ペンを握ったヤクザ」なんだから、溝口に対する反駁があるのであれば、その自らの手によって筆誅を加えることが、ナンボでもできるハズだし、「ペンを握った女ヤクザ」であれば、それこそが本来の生き様ではないのか。「名誉がキソンされたんで、慰謝料が欲しい」ってんだが、そんなにカネが欲しいのかよ。
しかし、それ以上にワシが理解に苦しむのは、自らのツイッターで、この生島に「サイバン沙汰を起こせ」とけしかけておった西岡クンだ。確かに、すぎやまこういちに、ケント・ギルバートが音頭を取っておる、「放送ホウの遵守を求める視聴者の会」とかいう、極右の得体の知れん団体があって、「アンポ関連ホウアンに反対意見を表明しておった、ニュース23の岸井成格はケシカラン、辞めろ」と喚いておるんだが、「そこ」の賛同人に、溝口も名を連ねておるのは、「いかがなものか」っていうより、「全くもって、おかしい」とワシも思う。でも、「それは、それ」で、今回の生島マリカの恫喝ソショウってのは、相当、胡散臭いな。
ま、今回のソショウ提起にあたって、ひょっとしたら、ウラで糸を引いておるヤクザ筋がおるのかもしれん。もっとも、それは「ゲスの勘ぐりの極み」かもしれんが、ただ、去年8月以降の「菱本家分裂ジケン」の報道を巡る、この溝口敦の立ち位置だわなあ。溝口が書いた内容を見れば、一目瞭然だが、誰の目にも「神戸山口組に対する肩入れ」ってのが、わかる。「それ」があるからこそ、この「6vs神戸」、つまり、「6代目菱総本家vs神戸菱本家」の抗争において、神戸がイケイケで押しているという状況の、大きな原動力にはなっておったと思う。
それで言うと、今回の生島の恫喝ソショウ提起は、こうした状況に冷や水を浴びせるっていうのか、「6」の側から見れば、「溝口、ザマーミロ」ってのは、間違いなくある。ましてや、弘中惇イチロウなんてのは「弁護士業界のクレクレ蛸ら!」なんだから、弁護士費用を出してくれる御客さんであれば、揉み手摺り手だわなあ。あの弘中は、間違っても、カネのねえビンボー人の冤罪ジケンなんて手がけんからな。
しかし、それ以上にどうしようもねえのは、西岡研介クンだわな。生島と顔なじみで、同情するのはわかるにしてもだな、もっと別のエールのかけ方があるのではないのか。「溝口に恫喝ソショウを起こせ」とケツを叩くことが、ホンマ、ブンヤのやることか? 「震災5周年」で、東北で美味いもんに舌鼓を打つのもエエんだが、貴様は本気で、糞ケンリョク連中のはらわたを抉り出す、気概と覚悟と志があるのか? 「それ」をワシは言いたい。タイマンを張ってくるんなら、ワシはいつでも受けて立つ。特ダネを打つブンヤとして、91年に姫路で彼とは初めて出会って以降、今でも絶対に負けない自信がある。
#それで、この3月末の民維合流に合わせて、「代表センキョの前倒しをやれ」っていう意見が出ておるってんだが、ワシは大賛成だ。参院センキョっていう「祭り」を盛り上げるためには、その前哨戦として、「それ」をやるってのは意味がある。「4・24」の「衆」の補欠センキョを挟んで、これぞまさに「ホップ→ステップ→ジャンプ」の3段跳びだろう。
こうしたガラガラポンっていうか、国政センキョ前の「クビの挿げ替え」ってのは、非常にインパクトがある。ちょうど、01年に「ワタシが自民トウをブッ壊す!」と叫んで登場したコイズミが、大旋風を巻き起こし、同年夏の「参」のセンキョでの圧勝の最大要因だったわなあ。何事も勢いをつけるってのは、大事っていうより、「すべて」だ。
だいたいが、「自公をブッ壊して、セー権を奪回する」っていう気概と覚悟のあるのが、本当に民維におるのか? どいつもコイツも顔を見れば、「保身の塊」だろうが。「右」とか、「左」とかいう前に、とにかく、勢いであり、オーラだわなあ。細野は総理ダイジンになりたいっていう欲はないのか? 蓮舫は野田(聖子)より先に「ニッポン近代史上、初のオンナ総理ダイジン」になりたいっていう野心すらないのか? こんなインポ連中の集まりだから、いつまで経っても、政党支持率が上がらんのや、このアホンダラが!
#んで、露西亜人の船員が「オトリ捜査」、つまり、「拳銃のヤラセ押収だった」として無罪を主張し、再審開始の決定を札幌地裁が認めたハナシの続きだが、コイツは、まさに「稲葉ジケン」の一環だ。札幌地裁は決定文の中で「今回のオトリ捜査は、犯罪を誘発させるもので、無罪を言い渡すべき」とかなり踏み込んでおるんだが、言わせてもらうが、そんな「オトリ捜査」なんて生易しいもんぢゃねえからな。
いいか、こういうことだ。北海道警ホンブの銃器対策課のエースだった稲葉圭昭は、ヤクザ筋の連中はもとより、露西亜のマフィアとかとも結託して、一緒になって「チャカの密輸」に関与しておったんだ。だから、道警カンブが「稲葉、スマンが、今、拳銃摘発月間で、他県警と競争なんで、サッチョウ様に喜んでもらうためにも、頼むワ。クビなしでも構わん」ってことで、「ハイ、わかりました」と、稲葉がストックとして持っておったチャカを、ピャーッと駅のコインロッカーに放り込んで、オシマイだ。
それで、道警は「匿名の情報提供があり、コインロッカーから拳銃を押収しました」とキシャ倶楽部に発表して、シャンシャンだからな。「クビなし拳銃」ってのは、「クビから下がない」っていうんか、「ヒギシャのクビが上がらん」ってことで、とりあえず、こんなふうに身柄抜きで、「チャカだけ押収した(フリを)する」ことや。このチャカの摘発件数をもって、道警は「ソーサ費」をサッチョウに請求するんだが、「それ」は実在せんS(=ソーサ協力者)の名前を領収書に書いて、予算を空シッコーし、URAGANE化するんだ。んで、そのURAGANEの一部が、まさにヤクザの上納金のように、サッチョウに上納する「システム」ができあがったおったんだ(笑)
#「上」の続きで、この稲葉ジケンがハジけた後の03年11月から、2年近くにわたって、地元の道新(北海道シンブン)が、道警のURAGANE、つまり、「ソーサ費」のモンダイを徹底追及するんだが、そのとき、報道本部のジケン担当デスクだった高田昌幸サンが、その顛末を『真実 新聞が警察に跪いた日』(角川文庫)で書いているんで、興味のある方は、ぜひ読まれたい。
この本の中身は、一言で言えば、こうした道新のURAGANE追及報道に対する、ド腐れ道警の復讐劇が、いかにスンゴかったかだ。当時、道警の総務部ちょーだった「佐々木友善のおやぢ」ってのがおるんだが、道新の書いた記事ん中で、自らに言動にかかわる、URAGANEの本筋とは全く無関係な、まさに「重箱の隅」をつつき出して、恫喝ソショウ、恫喝コクソの連発だったんだ。それで言うと、生島マリカによる、今度の日刊ゲンダイ&溝口敦に対する「それ」と、非常にクリソツなんだよな。
しかし、「敵は本能寺にあり」ということで言えば、「真の敵」は道警ではなかったのだ。それは、まさに、身内である道新ナイブの人間で、特に当時、社ちょーだった「菊池育夫のおやぢ」に、「経営企画室次ちょー→報道本部ちょー」でおった「早坂実のおやぢ」の2人だ。「道警の噛ませ犬」である佐々木友善のおやぢの恫喝に、易々と屈してだな、「早く、(あの高田らを懲らしめるために)サイバン沙汰にして下さいよ」とウラ交渉を延々とヤッておったってんだよな。ワシは、この『真実』を読んで、心の底から怒りがこみ上げてきて、同じ志を持つブンヤとして、一粒の涙を禁じ得なかった。
逆に言えば、この「ソーサ費」のモンダイが、警察ソシキにおける「最大のタブー」であったかがわかる。おそらく、高田昌幸サンはそういう意識はなかったんだろうが、うっかり、「虎の尾」をピャーッと踏んづけてしもたよな。コイツを見てると、ホンマ、ヤクザと同じだ。ケーサツを「国営ヤクザ」と言うが、ったく、その通りだ。アレだけ恫喝ソショウに恫喝コクソを連発したら、コレに続いて、さらに「ケーサツのURAGANEを追及する」っていうシンブンが、どこも出てこんし、実際にそうぢゃないか。
本来であれば、こういう時こそ、キシャ倶楽部のしがらみに囚われておらん、フリーランスの立場にある「元祖・警察ハンター」の寺澤有がシャシャリ出てきてだな、あの「佐々木友善のおやぢ」のクビを取りに行ってしかるべきなんだが、まったく知らんフリだよな。今や、フリーライターをかき集めて、ヒミツ保全ホウアンの違憲ソショウでワーワーと騒いでおるんだが、そんなヒマがあったら、この「佐々木の糞おやぢの腐りきった膿」を徹底的に抉り出せってんだよな。
どうせ、この佐々木の糞おやぢは、道警総務部ちょーをはじめとする所属長を歴任しとるんだから、ソーサ費をはじめとするURAGANEが原資の手当を、イッパイ貰うておるんだからな。それと、佐々木の糞おやぢのサイバン費用だが、道警のURAGANEから出ておったと思う。だから、改めて「敵は本能寺にあり」ってことで言えば、真の敵は、この佐々木の糞おやぢなんかでのうて、寺澤有や、このアホンダラが!
#ま、コイツはどうでもエエようなレベルのヒマダネなんだが、去年(15年)の3月時点で、共同通信の編集局次長兼社会部チョウのポストに就いておる「出口修」なんだが、元々は大毎出身なんだよな。この出口ってのは、84年入社で、ワシが入社した88年4月の時点で、当時は、バブルの時代で、大勢採用したゆえ、すぐに新人全員を支局に出すことができず、ワシはまず、配属になった大毎の社会ブで、最初の4ヵ月間、雑巾がけをさせられたため、千里ニュータウン内の会社の寮に住まわされておったんだが、そこの吹田駐在に、この出口は既におった。チョロチョロとネズミのように、すばしっこく動くってカンジで、いずれにしても、あの年次では、間違いなく「エース」だったよな。出口が共同に転職したのは、93年か。大毎社会ブ的には、出口が抜けたってのは、強烈に痛かったよな。しかし、共同ってのは、こんな外様でも、ラインの部長になれるんだから、朝日とは違うんだな。
あと、88年入社組で、93年4月にワシと一緒に大毎社会ブに上がって、エース争いを繰り広げておった「小倉孝保」は、去年の7月から外信部チョウなんだよな。それを思うと、時間の経つのは早い。入社から、もう30年近いんだな。しかし、五十路になったワシは今でも、新人のサツ回りと何ら変わらず、この前も、千葉県は白井市の薩摩興業と、県道189号・千葉ニュータウン北環状線の建設工事ゲンバに乗り込んで、徹底的に聞き込み取材をしてきた。立身出世とは全く無縁の人生だが、しかし、「無冠の帝王」たるブンヤとして、ワシは何の悔いもない。というより、「それ」を誇りに思っておる。
で、テレ朝の夕方ニュースのキャスターをやっておる「竹内由恵」っていうおねえちゃんのフェイスブックだが、最近、ブロックされたようで、ワシのフェイスブックから投稿不可になってしもうたなあ。時々、「報道=ジャーナリズム」に関して、アレコレと書き込んでおったんだが、管理者も、いちいち削除するのが面倒になったんだろう。本人への誹謗、中傷の書き込みをしたのならまだしも、ある意味、コイツもスンゴイよなあ(笑)