三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#「下」からのゲンバ報告の続きだが、それで、ワシは薩摩興業(千葉県白井市清戸272番地)に乗り込んで行ったで。場所的には、千葉ニュータウン北環状線こと、県道189号の建設予定地とピッタシ並行して走る、バス路線の市道沿いにあり、「薩摩興業㈱ 型枠工事・土木工事 047-492-3311㈹」と書かれた看板が出ておるので、すぐにわかる。
別に、入り口に門扉があるわけでなく、敷地内へは自由に出入りできるんで、そのままトコトコと入って行った。地面はアスファルトで舗装されており、一見して、まさに「資材置き場」だ。鉄パイプや石材といった資材が、かなり整然と積んであり、何か、ドッシリとした本社の社屋建物があるんかと思ったら、ぬあんと、コンテナに毛が生えたような、平屋建てのプレハブが1棟、あるだけだ。ワシが行ったのは、この「2・17」の夕方、日の暮れる頃だったが、敷地内には、乗用車が7台、トラックが1台停めてあった。
んで、プレハブん中に電気が点いておったんで、ドアをコンコンとノックして開けたら、見たカンジ、齢50前後の、作業着姿の、人のよさそうなオジサンが1人だけおり、出てきたので、ワシは単刀直入に「隣りのURの道路工事の件で取材に来たのですが…」と切り出すと、「わからないなあ」と。「私はここに来て5年ぐらいだが、ここはもう25年ぐらいになるのかな。詳しいことはわからない」ということだってので、だから、それで引き上げた。
ほいで、ワシもブンヤなんで、大毎は虎の穴ばりの徹底的な聞き込みを、ゲンバ周辺でかけた。そしたら、次のようなハナシが出てきたんで、紹介しておく。
<詳しいことは、白井市役所の道路課の担当者に尋ねたらいいですよ。たぶん、「また、その話か…」という顔をされるでしょう。
「爺さん」という人がいて、その人が木の型枠とか、いろんなものを(あの薩摩興業の裏手に広がる山のところに)埋めたと聞いている。その爺さんは、何年もかけて、大量のゴミを捨てたとのこと。とにかく、埋めた量が半端ではない。当時は、そこを囲ってたらしく、中の方は見えなかったとのことだ。その爺さんは既に亡くなっていて、爺さんの骨もそこに埋まっているっていうウワサも聞いた。その薩摩興業とかいう会社ですか、その爺さんと何らかの関係があるのではないですか。
この5年ぐらいですか、道路(=県道189号)の工事が動き出しましたが、その山の方でゴミが埋まっているということで、なかなか進まなかった。新聞報道で、そのゴミの撤去に「30億円かかった」と言われてましたが、本当にそんなにかかるもんですかねえ。>
だから、ココで出てくる「爺さん」ってのが、20年前の産経シンブンの千葉県版の記事出てきた、「現地に産廃を埋めて、84年に印西署にタイホされた人物」なんだと思う。ネット情報では「91年に死んでいる」となっておるんだが、この爺さんの線を洗っていくと、間違いなく、薩摩興業と繋がってくるハズだ。
#「上」の続きだが、その薩摩興業のある場所の地権者だが、近所だったんで、聞き込みをかけたんだが、辺りが暗くなってしもうて、その自宅がわからんかったんだが、取材で戻ってきてから、NTTの104で問い合わせたら、そこの住所地で当該人物の届出があったんで、電話を放り込んでみた。登記簿では、平成22年ってのは、2010年だな、本人が亡くなくなり、女性の名前なんで、奥さんが相続しとるんだと思う(104では、元の男性の名で登録してあった)。
で、電話を入れたら、女性の声で、名前もそうだと確認できたんだが、「近所の県道工事のことで、薩摩興業との関わりついて」と水を向けたら、「ここに嫁にきて50年になるが、何のことかさっぱりわかりません」と言われて、切られてしもうた。そんな自分が持っておる土地のことについて、「知らん」なんて、あり得るかよ。
それはともかく、ゲンバを見て思ったんだが、アソコに県道を敷設するのであれば、当然、薩摩興業は立ち退きの対象になって、買収をかけなければならない。しかし、それでも、「2億2000萬円」という金額は、法外っていうか、全くもって、デタラメの極みだ。あの辺りは辺鄙な山なんで、その資材置き場を移動させようと思えば、代替地は、ナンボでもある。そんなもんは、URなり、千葉県がいくらでも用意できるし、その土地代と、資材を移動させる費用なんて、タカが知れておる。
だから、どういう積算根拠で、この「2億2000萬円」という数字が出てきたのか、だ。甘利明以下、関係者を国怪に引っ張り出してきてだな、参考人召致ってより、コイツは証人喚問だわなあ。徹底的に追及せんと、だ。だって、元は、ワシらの血と汗と涙がギッシリと詰まった税金から出ておるんだからな、この糞アホンダラが!
むしろ、今回の口利きジケンの本丸ってのは、「最後に残ったブブンの県道敷設工事を、おっ始めること」にあったんだと、ワシは思う。だから、鹿島&青木建設のJVが落札した、30億円余りの本体工事なあ。それとニコイチで、例の「地中に埋めた産廃物撤去」の費用に、ぬあんと、それとほぼ同額の30億円をかけたことで、コイツにピャーッと食いつく格好で、薩摩興業が甘利ジム所と一体となって、嘴を挟んできたってんだから、まさしく、「ココ」に膿が埋まっておるんで、ビシバシと摘出せんと、だ。まさに、甘利ジム所は「マッチ・ポンプ」そのものや(笑)
#ま、どうでもエエようなハナシなんだが、時々、思いついたときに、個人的な趣味で、テレ朝の夕方ニュースのキャスターをしておる、「竹内由恵」っていうおねえちゃんのフェイスブックに投稿することがあるんだが、カイシャ側の検閲が存在しててだな、「えっ、こんな内容が削除の対象なの?」と、正直ビックリしておる(**)
今回、投稿したのは、全然、大した内容ではなくて、同じ局のザ・スクープSPのキャスターをやっておる鳥越俊太郎のオッサンと以前、会うて喋ったとき、コレは本当に印象に残ってて、「テレビでもやろうと思えば、できる。やろうとしないだけだ」ということを言っておったっていう内容だ。それを踏まえて、ワシは「もっと頑張って欲しい」とケツを叩いたツモリだったんだ。もうすぐ12年になるが、「ちょーかつ」、すなわち、赤レンガ&ケンサツ組織のURAGANEである「調査活動費」の実態を、鳥越のオッサンが、当時、大阪高検公安部長だった三井環のオッサンと会うて、録画撮りをしようとしておった、まさにその日(=02・4・22)に「口封じタイホ」されたこととも合わせて、言及したんだが、「それ」が見事なまでに、ピャーッと削除されておるんだよな。
それで、ワシ、思ったんだが、例の総務ダイジン・高市早苗の「電波取り消し発言」が、今、物議を醸しておるんだが、むしろ、「それ以前のハナシ」として、現在のTV局の自主規制っていうか、萎縮、インポ状態だわなあ。コイツは想像しておる以上にスンゴイんだな。ぬあんて言うんかいなあ。所謂、誹謗、中傷といったヘイト・スピーチ的な内容を削除するのなら、まだわかるんだが、一個人としてのまっとうな意見すら、こういうふうに抹殺するってのは、如何なものかと、正直思う。
#で、今朝(=2・22)の東京シンブンと、んで、神奈川シンブンの方は、解説付きの記事全文が載っておって、たぶん、共同電だと思うんだが、市ヶ谷における、例の「文官統制廃止」のカラミで、いよいよ、制服組が「自衛隊の作戦計画の策定権限も、はよ、全面的にこっちに寄こせ」とブイブイと台頭してきておってだな、今や「平成の2・26ジケン」を引き起こしかねん状況を「字」にしておったな。
ただ、コイツは超オタク的な内容なんで、ココは「池上彰」と化して、子どもにでもわかるように説明するってのは、なかなか骨が折れるんだよな。契機は、去年6月にぼーエイ庁設置法の第12条がいじくり回されてだな、それまでの内局(=背広組)は、制服組であるところの陸、海、空、統幕の4グンに対して、「防衛ちょー長官の補佐」の一環として、「4グンへの指示、承認、一般的監督」ってことが明記されており、「制服組に対する内局の優位性」、つまり、「内局は4グンより上」ってことだったんだんだな。
ところが、いじくり回し後は、「内局は、4グンと相まって、長官を補佐する」となり、内局と4グンは対等な立場となってしまい、「vs長官」ってことで言うと、まさに、内局と4グンとの関係は「クルマの両輪」になっちゃったんだよな。ワシ、ビックリしちゃったのは、記事にコメントしたぼーエイ庁の官房ちょーが「(背広組と制服組が対等な立場でダイジンを補佐する)クルマの両輪として」って喋っちゃってるんだよなあ。「内局たる背広組は、制服組の暴走を食い止める砦である」っていう意識っていうか、気概はゼロなんだよな。
#「上」の続きで、そうだよ、そうだよ、今年は、あの「2・26ジケン」から、まる80年ぢゃないか! そういうタイミングでもあるんで、こういうのはきっちりと喋っておかんとアカンわな。
そもそも、「文民統制の根幹にある、『文官統制』とは何ぞや?」なんだが、一言で言うと、戦前の軍ブの暴走で、あの愚行の極みであるバンザイ突撃をしてしまった反省から、「制服を着た兵士を、役人である文官がコントロールする」ってことで、具体的には、自衛隊発足に伴ってできた「防衛庁」っていう組織だったんだよな。もっとわかりやすく言うなら、こうした防衛庁勤務の役人である文官が「壁」となってだな、軍人が政治家に直接、接触して嘴を挟み、政治にクビを突っ込もうってのを「防ぐ」のが、本来の目的なんだ。それで言えば、本来は、内局ってのは、「vs4グン」ってことでは、「クッション」であるのはもとより、「ブレーキ」の役割でなければならないんだよな。
ところが、この「自公」がセー権に就いて以降だわなあ。この「文官(=文民)統制の骨抜き」が、参事官制度の廃止をはじめとして、スンゴイんだよな。皆、アンポならぬ、アホ関連ホウアンや、憲法9条とか、ったく、目に見えやすいブブンでばっか、「ワーワー」と騒いでおるんだが、でも、この「文官統制廃止」のハナシってのは、とても大きいと思う。「統治機構の基本設計」っていうか、「システム」のモンダイだからな。こういうのは、ボディー・ブローのように、後でジワジワと効いてくる。
ちなみに、ぼーエイ庁の省昇格も、第1次自公で実現しておるんだが、以前、ま、55年体制時代だわなあ。ぼーエイ庁にしろ、自衛隊にしても、要は「日陰の存在」だったわな。「テメエら軍ブが、デタラメやりやがったせいで、どれだけシモジモが苦しい思いをしたか」っていうコクミンからの目線を、連中もそれなりに忸怩たるものとして感じておったわなあ。しかし、今、そのアホ関連ホウアンと相まって、「それ」がなくなってきとるわな。
例えば、空自のトップだった田母神が「大東亜戦争は、侵略戦争ではない」っていう論文がアパ主催のコンテストで大賞を取って、結局、世間をお騒がせしたってことでクビにされたんだが、アレは当時、「ぬあんで、現役のまま、あんなこと言ってしまったんだ。辞めて、予備役になって、ぼーエイ産業に天下ってから言えば、何のモンダイもなかったんだ」と市ヶ谷界隈では言われておったんだが、今後は、制服を着たまま、現役で「それ」を公言したところで、「いいぞ、いいぞ、よくやった!」ってことになりかねんよなあ(笑)
#さらに続きで、今回の「文官統制の廃止」ってのは、その防衛庁設置ホウのいじくり回しに伴い、去年の「10・1」付で、あのぼーエイ装備庁の新設に潜り込ませるカタチで、こっそりと「内局における運用企画局の廃止」ってことで動いておるんだよな。しかし、このへんの動きはオタクでないと、全くわからわなあ。
ただ、今回の記事を見て気づいたんだが、確かに内局の運用企画局は廃止されたものの、筆頭局である防衛政策局ん中に、「運用政策課」と「訓練課」として組み込んではおってだな、一応、仕事は継続はしておるんだよな。その意味では、背広組が完全に制服組に屈服したってことではのうて、まだ、しばらく、双方の政局は続きそうな気配ではあるわな。
もっとも、この文官統制の廃止ってのは、じつは、第1次自公の時代から動きはあったんだが、09年のセー権交代で動きは止まっておったんだな。具体的には、防衛ダイジンの北沢俊美が就任カイケンで「文官統制は維持する」と明言したことに加え、民主党セー権とは言うものの、前半は「民国社連立」だったっていうのも大きいだろう。だから、12年12月に自公にセー権が戻って、また、ゾロゾロと復活してきたんだな。
それで、今、この文官統制の廃止がジャンジャンと進んでおるのは、そもそも、アベ自身が「制服組、チョー大好き!」てのが、まず一つ。あと、現ダイジンの中谷元ってのは、今の統合幕僚ちょーの河野克俊の「ぼーエイ大ラグビー部の後輩」だってんだよな。ま、「それ」もあるんで、余計、例のアンポならぬ、アホ関連ホウアンも動きやすい状況ではあったよな(笑)
#もう少し続けると、この自公にセー権が移ってから、ぼーエイ庁の省昇格とも合わせて、「市ヶ谷の肥大」ってのは、著しいものがあるよな。っていうか、そもそも、防衛ジム次官ってのは、時々、大蔵ショウもおったが、基本的にはサッチョウ、つまり、「内務ショウの天下り」で押さえておったんだよな。
だから、内務ショウ出身の後藤田が市ヶ谷に対しても、発言力があったっていうか、「重し」としてズシリと効いておったのは、「それ」があったからなんだと思う。でも、省昇格と前後して、防衛ジム次官は「内局の生え抜き」が占めておるよな。コレも「時代は変わった」って思うワ。
ただ、「内務ショウの嫡流であるサッチョウによって、市ヶ谷をコントロールする」ってのは、まさに「毒をもって毒を制す」以外の何物でもないんだが、じつは、その淵源は「2・26ジケン」にあるってんだな。官邸の警備はケーサツの役割であるのに、易々と陸グンの青年将校に突破されてしもうたんで、それでメンツ丸潰れになった内務ショウは「並々ならぬ敵意、怨念を感じておった」からだと、かつて「市ヶ谷の天皇」と言われた守屋武昌が手記(『「普天間」交渉秘録』)で書いておったなあ(笑)
#で、三井環のオッサンからワシんところに電話があって、「URの件で刑事告発をしようと思っておるんだが、古川、もし、一色武を知っておれば、紹介して欲しいんだが」とあり、ワシは一色を直接は知らんから、それは無理だったんだが、でも、なぜ、一色に会いたいかってのは、「告発状を書くにあたって、事実の詳細を詰めたいから」ってんだな。
ま、今回のジケンについて、まだ、どこからも刑事告発は出ておらんようなんだが、三井環のオッサンも文春に1発目の記事が出た直後から、それは考えておったんだそうだ。ただ、1つは、こういうのは他にも、刑事告発をするオタクっぽい人がおって、オッサンが言うには、関西は神戸の方で大学教授をやっておる人ってのが、ヤルんではないかと見ておったんだが、全然、動きがないんで、「しょうがない、ワシがやるか」ということなんだな。
それで、オッサンは、今回のURの件をジケンとして立てるにあたって、「戒名」、すなわち、適用罪名を特別法のあっせん利得処罰法違反罪ではなく、刑法のあっせん収賄罪を考えておってだな、それは、じつはワシの考えておったことと、ピタリ合うておるんだよな。
というのは、あっせん利得処罰法ってのは、現・五輪担当ダイジンの遠藤利明が、自民トウの教育再生実行本部ちょー時代に、人材派遣大手のインタラックの創業者の新山靖雄から、オモテに出ておるだけで955萬円を貰うた見返りに、ALT(外国語指導助手)のハケン拡大のため、文科ショウに口利きをしたケースのように、「適正なこと」をさせた場合も処罰に含めておるんだが、刑法の「あっせん収賄罪」ってのは、処罰の対象を「不正なことをさせた場合(or適正なことをさせなかった場合)」に限定しとるため、あっせん利得処罰法と比べて、立件のハードルが高いんだよな。しかし、「それ」ゆえに、あっせん収賄罪は最高刑が「懲役5年」と、あっせん利得処罰法の同3年より、高く設定しとるってワケなんだよな。
#「上」の続きで、三井環のオッサンが、薩摩興業の総務担当だった一色武と会うて確認したかったってのは、13年に甘利ジム所がシャシャリ出てきたことで、UR側から薩摩興業に2億2000萬円が支払われたよな。んで、その際、「当初の交渉価格は、いくらだったのか?」ってことだってんだ。つまり、「甘利ジム所側の口利きによって、支払額が上積みされたのであれば、それこそが、『不正なことをさせた』ことの最大の証拠になる」ってんだな。
それで、三井環のオッサンは、社会ブ記者を通じて、一色に接触を試みておったようなんだが、まだ面会は実現しておらんってんだな。ただ、「2・10」発売の文春の記事の3発目で、一色が「最初は1億8000萬円で、それから、2000萬円ずつ、2回にわたって上積みされた結果、最終的に2億2000萬円になった」と喋っておったことを伝えると、「ああ、そうか」ってことで、「それだったら、敢えて本人に会わんでも、もう、告発状は書けるでしょう」とワシは言ったんだ。ワシに言わせれば、三井環のオッサンの書く告発状ってのは、まさに「特捜検事の書く起訴状そのもの」なんだよな。たぶん、本当は、オッサン本人が現役の特捜検事として、捜査したいんだと思う。
三井環のオッサンと話し合うたことには、「ぬあんで、こんなもん、第三者からの刑事告発が出んことには、特捜は動かんのか」ってことで、マトモな特捜検事であれば、あの文春の記事が出た時点で、即、関係先にガサに入るからな。
ってことで、今回の「サンズイとしてのあっせん収賄罪」ってことで、ジケンを立てたとき、「贈賄側」は一色武も含め薩摩興業で、「収賄側」は甘利明以下、ヒショ軍団ら甘利ジム所の面々だ。ワイロの金額は、甘利含めて渡した計数百萬円、1000萬円近くかよ、それがひとまとめだな。「URから2億2000萬円をブン取るべく動いておった際に、一色から受け取っておったカネ」だ。だから、近く、三井環のオッサンが、特捜検察に刑事告発するってことや。
あー、そういえば、甘利のヒショ軍団は、フィリピンパブとかの飲み食いもタカリ倒しておったよな。だから、あの守屋武昌のぼーエイ汚職ジケンで、山田洋行からの「ゴルフ接待」もワイロと捉えておったように、カネだけでのうて、当然、「それ」もワイロに算入せんとだわなあ(笑)
#さらに続きっていうか、今朝(=2・25)の朝日が、再び、薩摩興業の総務担当だった一色武に取材しておって、まさに、三井環のオッサンが本人に会うて聞き出したかったことを、「字」にしとるやないか!
もう1度、ハナシを整理するとだな、12年12月の総センキョで自公にセー権が戻り、甘利明がアベノミクス推進(+TPP)担当ダイジンに就けられ、その「アベ内閣のチョー重要ダイジン」っていう、ま、コイツは、もう一種の職務ム権限と言ってエエよなあ。ちょうど、ロッキードのジケンで田中角栄が「総理ダイジンとしての職務権限ウンヌン」が、コーハンでの最大争点の1つではあったんだが、総理ダイジンの職務権限が、ある意味、「オールマイティー」であるように、アベ内閣のチョー重要ダイジンであった甘利は、確かに、建設ショウ傘下のURは管轄外ではあるんだが、甘利の政治的影響力をもってすれば、んもう、「職務権限の範疇」みてえなもんだよな。
で、13年の「5・9」に、一色が初めて甘利ジム所と接蝕し、翌6月に甘利ジム所がUR本社に出向くと、早くも「1億8000萬円」の提示があり、一色、つまり、薩摩興業側が「まだ上積みできるだろうが」と甘利ジム所を通じてケツを叩いたら、2000萬円ずつ2回にわたって増額補正され、「計2億2000萬円」となったんだよな。
ま、この2億2000萬円の「立ち退き補償費」が妥当かどうかは、ワシは既に踏み込んだんだが、ゲンバに行ってみればすぐわかることで、そもそも正気の沙汰ではない。それはともかく、今回の朝日の記事のポイントは、甘利が第1次自公セー権の麻生ナイカクで「行革担当ダイジン」として、UR以下の独立行政ホウジンのリストラを担当しておったっていうくだりだな。
そうした過去の実績があるんで、甘利のヒショ軍団は「ウチの親分は、URの廃止を提言しておる」って、盛んに一色に漏らしておったってんだよな。だから、ゼロ査定から、突如、1億8000萬円の提示があり、さらに上積みされて2億2000萬円になったってのは、「いいか、出すもん出さんと、URなんかいつでも潰してヤルぞ」っていう恫喝があったからなんだな。ったく、ヤクザのカツアゲと、どこが違うんだよ(笑)
#もっと続くっていうか、その朝日シンブンの問い合わせに、甘利ジム所は「ウチの親分がURの廃止を提言しておったことはない」とシラを切っておったそうなんだが、でも、そういえば、あの清原も文春が最初に「シャブ使用」を字にしておったとき、「事実無根や」として、2億5000萬円を求める恫喝ソショウを起こす構えを見せておったわなあ。要するに、「真実はひとつ」しか存在しない。だから、ウソをついておるのは一色武なのか、それとも甘利ジム所なのか。ただそれだけのハナシだ。
元特捜検事の三井環のオッサンも「一色がヤクザ筋だろうと何だろうと、そんなのはどうでもいい。彼が喋っていることが真実かどうか、それだけだ」と言っておったんだが、全くその通りだ。一色にしてみれば、あっせん収賄ジケンの「贈賄側」で身柄を取られたところで、ま、ほぼ100%の確率でシッコー猶予付きの判決だろうから、怖いもんはねえよなあ。
ホンマ、こんなもん、「ドロボーを野放し」にしておるようなもんだよなあ。コレだけ明々白々な犯罪事実がオモテ沙汰になりながらも、捜査に動き出そうとせんってのは、骨の随まで腐りきっておるよな。「不正義は許さない、巨悪は眠らせない」ってのが、特捜検事の原点であり、志ではないのか。どうせ、アベ自公セー権に対する「おべっか」から、今後、いかにしてお茶を濁すかってことで、サイコー検と赤レンガあたりで、また、ワーワーとヤッておりそうだよなあ(笑)
#で、今日(=2・26)発売の、週金は最終頁の編集後記の後の一番最後に、「訂正&お詫び」ってことで、先週号で「下着ドロ疑惑の遠藤利明(五輪担当ダイジン)の新たな口利きギワク」は、「下着ドロ疑惑や遠藤利明(五輪担当ダイジン)の新たな口利きギワク」に直しますって、ベタで小さく出ておったな。「の→や」っていう、平仮名のたった1文字なんだが、でもコレで、意味はまるで違ってくるもんなあ。いやあ、ニッポン語ってのは、ホンマ、奥が深いワ。遠藤のおやぢは、そんな人材派遣大手「インタラック」の創業者・新山靖雄から、小遣いをたんまりと貰うた見返りに、「小学校の英語教育強化」と称して、ALTのハケン拡大を促すのもエエんだが、でも、その前にまず、こうした「国語教育」をしっかりとせんと、だわなあ(笑)
んで、その編集後記だが、週金の連載をまとめた辺見庸の『1★9★3★7』の増補版が、版元を替えて河出書房新社から出る件について、まるまるその説明だったな。結局、あの赤旗のドタキャン劇がきっかけで、感情的にこじれてしもうたようなんだな。それでカチンと来た辺見が、一方的っていうか、かなり強引に河出書房新社に”増刷”を持ち込んだってカンジだな。
単行本化にあたって、金曜日側の最初の提示は「初版・3000~5000部」だったんだが、辺見庸は「もっと多く」と要求したため、「歴史的作品」ってことで、「8000部」に上積みしたんだが、それでもNGってことで、「1万部」になったってんだな。金曜日としては、まず、「3000~5000部」で様子を見て、「完売した段階で増刷にかかりましょう」ってことだったってんだが、辺見は「もっと多く」と要求したってことは、想像するに、「印税の増額要求」、つまり、「カネ」だったんだろう。ただ、赤旗の取材ドタキャンの原因の1つに、今になって思うと、辺見が「デモを終えて掃除をヤルとは、生温い」とシールズを批判したってのも、あったのではないかって気がするで。