三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、今朝(=6・3)の神奈川シンブンに共同電のベタ記事で、あと、昨夕の東京シンブンにも載っておるが、元はNYタイムズが、この「6・1」付で「字」にしとるんだが、NSA(=国家アホ局)が、SNSってのは、要はフェイスブックだろうなあ。そこから(もっとも、「そこ」だけではないが)、顔写真をジャンジャンとゲットしマクって、それをもとに顔認証のデータベースをこしらえておったってんだが、ま、「さもありなん」だわな。
「顔写真を大量傍受」とあるように、フェイスブックとかで、誰もが見れる、オモテで載っておる顔写真だけでのうて、電子メールでやり取りされるコンテンツも覗き見してだな、ピャーッとかき集めておるっていうことだわな。っていうか、そもそも、フェイスブックやツイッターは、顔写真をupすると、その画像情報が、勝手にNSAのサーバに自動送信されるしくみになっておると、違うんかよ?
ホンマ、コイツは掃除機っていうか、とにかく、何でもかんでもかき集めることに、意味があるんだろうなあ。そうやってかき集めた個人情報を、どうフィルタリングするとか、データマッチングするかは、後で考えればエエんだからな。
要するに、こうやって何でもかんでもかき集めることで、バカなコクミンに対する威嚇、恫喝だわな。「いいか、国家ケンリョク様ってのは、そうやってオマエらのケツの穴ん中まで、全部、お見通しなんだから、お上に逆らうなんて、愚の骨頂だぞ」ってなあ(笑)
#それで、児童ポルノ処罰ホウのいじくり回しで、「単純所持」について、今日(=6・4)、衆でシンギ入りして、今国怪中で成立の見通しと、各紙が電子版で打っておるんだが、しずかチャンの入浴シーンといったマンガやアニメは除外されたってんだが、「児童=18歳未満」っていう、適用年齢とも合わせて、コイツは要らん。
もちろん、いろんな意味で、「子どもを保護する」ということは必要だし、大事だ。しかし、それが、「性=セックス」という領域に入ってくる場合、国家ケンリョクが介入してくることには、歯止めをかける必要がある。民法では、オンナは齢16で結婚できるんだし、そことの整合性からしても、おかしい。
一つには、この児ポが成立するのは、「99年体制=自公」の出現とパラレルなんだが、一貫して、イケダモン大先生んところの信濃町は公明トウが、この規制強化を口やかましく言ってきたことは、もっと注視していい。
今は、この児ポっていう法律で、齢18未満のセックスを規制しておるんだが、それまでは、各都道府県単位での青少年保護条例の扱いだったんだよな。それ以前、つまり、90年代半ばの時点では、東京と長野だけは、その「淫行処罰規定」がなかったんだが、そこで斬り返していくリクツが、「性の自己決定権」だったんだよな。でも、今は誰も言わんなったよなあ。当時、ブルセラを追いかけ回しておった宮台真司とかが、よく言っておったものだ。ま、それとよく似た「自己セキニン」っていう言葉は、妙に溢れておるんだが、いずれにしても、時代は変わった。
#「上」の続きっていうワケではないが、その「時代は変わった」っていう点で言うとだな、栃木県今市市の女児殺害ジケンで、被疑者の齢32の男が、サツジン容疑でタイホされたんだが、2ちゃんねるといった匿名掲示板へのカキコミはもとより、フェイスブックといった「顔出し」で喋る場において、平然と「はよ、死刑にしろ」「厳罰当然」「もう、動機とか、詳しく調べる必要などない」といったことを吐いておるのが、ウヨウヨとおるんだよな。
昨今、その「右傾化」ということと相まって、あの在特会によるヘイトスピーチが世間をお騒がせしておるんだが、しかし、「そうした現象を生み出す土壌」ってのは、こんなふうに既に出来上がっておるんだよな。一言で言うと、「寛容さの欠如」ということだが、それはまさに「罪も憎むが、それ以上に人を憎み倒す」ということに他ならない。
前にも書いたと思うが、ワシが大学を出て、シンブン社に入ってサツ回りを始めた四半世紀前は、こういったコロシで被疑者がタイホされて、地方版受けの記事を書くと、「ハンニン逮捕で、周囲もホッとひと息」だった。今は全然違う。まず、とにかく、「ヒガイシャに対する謝罪の言葉はないのか!」だからな。時代は変わった。
#で、その「時代は変わった」というものの根源にあるものを見ていくとき、大きなものは「厳罰化の流れ」だわな。そこに至る要因の一つとして、90年代半ばのオウムによる地下鉄サリンのジケンや、酒鬼薔薇によるコロシもあったと思う。しかし、決定打は「自公=99年体制」の始まりだ。っていうか、コイツがすべてと言っていいだろう。
ワシは何度も言っておるんだが、自民トウ単独では、ココまでのデタラメはやり切れなかった。「参の過半数割れ」という政局を逆手に、セー権与党に入り込んでいった、「宗教の仮面をかぶった全体シュギ結社」、すなわち、「カルト」そのものである「公明トウ=創価ガッカイ」の存在抜きには、あり得なかった。
そこで、今、マンガそのものなのは、例の集団的自衛ケン行使容認の解釈改憲モンダイで、イケダモン大先生んところが、あたかも、「平和憲法を守る最後の砦」のごとく扱おうとしておることだ。特に、左派系のメディア(例えば、週金)だわな。「バカも休み休みにしろ」ってんだよな。
あー、そうそう、それでまた思い出したんだが、『ポスト』は、いったい、いつになったら、佐野眞一による大型連載企画「化城の人」の第2部が始まるんだよ。そうやって、ダンマリを決め込んでおるっていうのは、「恫喝に屈した」というのと、同義だからな、このアホンダラが!
#で、この「6・6」付の朝日朝刊が、1面のアタマでスッパ抜いておった、厚労ショウ絡みの官製談合ジケンについて、桜田門に刑事告発し、受理する方針っていう「行政や捜査機関の問題点を追及するために、元検事らが作った都内の市民団体」というのは、三井環のオッサンの主宰する「市民連帯の会」なんだな。
被疑事実は、今年2月17日、厚労ショウ管轄の独立行政ホウジンのJEED(高齢障碍・求職者雇用支援機構)の職員に対し、同ショウの能力開発課のキャリアら2人が、翌18日に公示予定だった同ショウ発注の短期集中訓練事業の委託予定額や事業内容を教えておったっていうことか。要は、コレによって、公正な競争入札を妨害したというものだが、構図としては、サンズイに発展する余地があるんかいなあ。
たぶん、コイツはおそらく、三井環のオッサンんところにタレコミがあったんだと思う。情報提供者ってのは、自分の持ち込んだネタが、どう扱われるかというのを、きっちりと見ておるからな。その意味では、ちゃんと、扱ってくれるっていうか、オモテに出して、ジケン化してくれるどうかを、凝視しとるからなあ。
三井環のオッサンも、もうすぐ古希を迎えるんだが、キモチは現役の特捜検事の頃と、全然、変わってねえんだよな。自分が現役でおったら、オッサン自身が、関係先にガサ入れしマクって、身柄も取って、自分で取り調べて、調書も巻いて、起訴しておるよなあ。立場的に、三井環のオッサンは現役ではないから、今は刑事告発しかデキんのだが、本当は、自分の手でジケンを一丁挙げたくてしょうがないんだよな(笑)
#で、川上道大のオッサンが社主を務める讃岐の硬派新聞『四国タイムズ』の最新号(14年6月号、毎月5日発行)に、例の検事総ちょーである「小津博司のおやぢ」による、前・現の2代にわたる香川県チジのサンズイのタイホ状を握り潰した件で、ぬあんと、この「5・29」に、桜田門の警視総監宛てに、この小津のおやぢを刑法第193条の公務員の職権濫用罪で、刑事告発状を送付したってんだなあ。
告発事実は、その香川県多度津町に本拠を置く宗教ホウジン「宇宙真理学会」が、前同県チジの真鍋武紀、現同県チジの浜田恵造に対し、09年に3000萬円、10年に4億円、11年に3000萬円を提供した収賄罪について、昨年12月17日に東京チサイから、ほいで、今年4月28日にも同様のタイホ状が発布されたにもかかわらず、現役の検事総ちょーである小津のおやぢは、「ケーサツの捜査費を使っての捜査には協力できない」というワケのわからない理由をもって、タイホ状の執行を検察庁として履行させなかったものである。
ただ、川上道大のオッサンの記事では、この前・現の2代香川県チジの身柄を取るべく、タイホ状を取った「捜査機関」が、具体的にどこであるかは、出ておらんのだよな。ただ、記事を素直を読めば、御札を出したサイバン所が東京チサイであるってことは、コイツは「桜田門の2課」だわなあ。でも、地元の香川県庁の職員18人に対する取り調べも終了し、要は「外堀は埋めた状態」で、あとは、この前・現チジ2人の身柄を取るだけだったっていうことから、おそらく、桜田門と香川県警の合同ソーサ本部ということになるだろう。
#「上」の続きだが、今年の「1・17」に、川上道大のオッサンが、三井環のオッサンとほぼ10年ぶりに東京で会うたんだが、そのときの話題っていうか、ある意味、「川上→三井」への相談事だわなあ。じつは、この小津博司によるタイホ状握り潰しの件だったってんだよな。
それから、三井環のオッサンに聞いたんだが、「検察が、そんな田舎の県知事ごときのサンズイの事件を握り潰すなんて、ありえん。ましてや、総長がそんなんに嘴を挟むか」って言っておって、確かに、スジから言えば、その通りなんだよな。っていうか、ワシの感覚からすれば、ハナシは逆であってだな、このテの「地方王国のトップ」というのは、ことごとく地元ケーサツとは癒着しマクっておるゆえ、警察ケンリョクによる捜査のメスが入らんのだよな。
「だから、その役割を担うのが、(県当局とはしがらみや、癒着のない)特捜検事や」ってことで、もう四半世紀も前だが、ワシが毎日シンブンの高知支局に新人で赴任し、サツ回りしておったとき、高知地検の次席検事でおったのが、三井環のオッサンだったんだな。
それで、「サンズイのネタはないのか。もし、そのネタを持ってきて、立件できた場合は、ガサ入れから、逮捕状請求、被疑者の任意同行の瞬間も含めて、全部、古川んところの特ダネにしてやる。その代わり、捜査対象は、県であれば、三役以上、市町村であれば、首長以上や」と、よう言われたもんだ。それで言うと、「時代は変わった」とでもいうのか、理解に苦しむことが、最近、いろいろと起こっておるよなあ(笑)
#で、『フォーラム21』最新号(14年6月号、毎月10日発行)の特集「創価学会広報室が集団的自衛権でコメント」で、ワシも「下駄の雪として平和憲法破壊に追随する『公明党=創価学会』の欺瞞」のタイトルで一文を書いているので、関心のある方は、ぜひ、一読されたい。
それで、同じ特集記事で、溝口敦も「創価・公明は『平和の砦』に非ず」のタイトルで書いておって、「公明党を平和の最後の砦と見ることは誤りであると同時に、戦後民主主義に立つ側の目を覆う後退を語っている」と喝破しておるのだが、まったくその通りだ。昨年秋に、例の「世紀の悪法」こと、ヒミツ保全ホウアンが出てきたときも、溝口敦は、連中にそのブレーキ役を期待することは、「殺人狂に助けを求めるに等しい」と斬っておったのだが、それこそが嘘偽りのない真実だ。「報道=ジャーナリズム」を称しておるのであれば、もう少し、今度の自公による、集団的自衛ケンのいじくり回しの大茶番劇を、正面からブッタ斬らんと、だろう。
今回の例の「広報室コメント」が、いかに胡散臭いっていうか、欺瞞ですらあるのは、同誌発行人である乙骨正生サンの同じ特集記事の「聖教新聞が報じない広報室コメント━━内部資料が示す無責任なご都合主義体質」に集約されていると思う。だって、今、世間を騒がせておるこのモンダイで、自分んとこの広報担当が、ちゃんと見解を出しておるにもかかわらず、その内容はおろか、「コメントを出したという事実」すら、機関紙が報じないってのは、奇っ怪っていうか、異常極まりねえからなあ。ある意味、マンガですらあるのだが、コイツはキモだと思う。
#で、今朝(=6・12)の東京シンブンに、この「6・16」から巴里でおっ始まる「武器国際展示会」に、ニッポンからも3ダイヤ重工以下13社が参加し、アベ自公セー権によって、その「武器輸出禁止3原則」を外した今、ジャンジャンと商戦を繰り広げるってんだが、コレがまさに「自公=全体主義セー権」の本質だよな。
それで言うと、今、大騒ぎのフリを見せておる、例の「集団的自衛ケンのいじくり回し」を巡る解釈改憲の閣議ケッテイのハナシが、いかに「コップの中のさざ波」っていうか、「大茶番劇」であるかが、わかるというものだろう。イケダモン大先生んところの公明トウを「平和憲法を守る最後の砦」と捉える姿勢ってのは、とどのつまり、「戦後民主主義の、目を覆うばかりの退行」でしかない、ということだ。
だってさ、丸ハムの連中は、公海上での自衛隊による米艦護衛も、「個別的自衛ケンの行使でしかなく、憲法をいじくり回す必要すらない」って抜かしておるんだからな。「それではアカン」ってことで、アベ自民トウは「集団的自衛ケン」のハナシを引っ張り出してきておるんだからな。
もちろん、ワシは今度の閣議ケッテイには反対だが、しかし、リクツとして、このケースで、集団的自衛ケンを持ち出すのは、スジが通っておる。だから、この国の左寄りっていうか、護憲勢力ってのは、「イケダモン大先生んところは、我々の味方のハズ」っていう、強烈な錯誤状態に陥っておるようなんだよなあ(呆)
#それと、報ステ日曜版のアンカーをやっておる長野智子の、今日(=6・12)のツイッターで知ったんだが、彼女は今、電子シンブン『ハフィントン・ポスト』の編集主幹をやっとるのかよ。それで紹介しておったんだが、この「6・11」にupされた森達也の同紙への投稿記事で、森自身が北朝鮮に行って、よど号の連中に会うてきた様子を報告しとるんだよな。
ま、それはエエんだが、よど号メンバーによる、欧州でのニッポン人拉致ギワクで(それらでタイホ状も出ておるんだが)、「その拉致ギワクについて、彼らは無関係だと思う」「その拉致容疑は、政治的フィクションの可能性がある」と感想を述べておるんだよな。「意見表明の自由」はあるんだから、何を言ってもOKといってしまえばそれまでだが、「事実とは何か」「真実を追求するとは、どういうことか」という視点から見た場合、重大なギモンがある。
森達也は知っとるのか、知らんのか、こうした「よど号メンバーによる拉致」を表沙汰にしたのは、柴田泰弘と結婚させられた「八尾恵の証言」に拠っている。それは、02年に文藝春秋から出した手記『謝罪します』に、詳細に書いておるんだが、「拉致ギワクについて、よど号メンバーは無関係だと思う」ということは、「八尾恵は嘘八百を並べ立てている」ということになる。その整合性について、どう森達也は考えておるのか、問い質してみたい。
#で、今朝(=6・13)の朝日に「盗聴、対象拡大へ」、産経には「盗聴ソーサ、対象ハンザイの拡大確実」と出ておったんだが、その法制審にブラ下がっておる、あのFD改竄ジケンを機に設置された「新時代の刑事司法制度特別ブカイ」で、赤レンガが出した「試案」なるものに、「強い反対意見はなかった」(朝日)、「これまで拡大に反対していた弁護士会側の委員が、振り込めサギと組織的窃盗ハンザイに限る形で対象拡大を容認した」ってことから、今後の盗聴ホウの適用拡大を"既成事実”であるかのごとく、報じておるよな。
それで、「ソーサ機関による濫用防止の歯止め」ってことで、コレまでは通信事業者の「立会い」を条件にしておったんだが、それも撤廃して、ケーサツetcの施設から、「直」で盗聴できるようにしようってんだよな。
朝日は、識者談話で、「盗聴ホウの適用拡大は、最低でも『可視化範囲拡大』とのバーターだったはず。可視化に進展がないのに、ソーサ権限だけを拡大するのは、本末転倒だ」と入れておるんだが、全くその通り。
ホンマ、こんなもん、「焼け太り」もエエところで、「根源的な自由」を保障するための大元にある「通信のヒミツ」が、こうやすやすと突き崩されておるってのが、今まさに、「自公=全体主義セー権」であることの証左だ。それゆえ、コイツにラディカルな批判、弾劾を加えようとせん、「報道人=ジャーナリスト」と称しておる連中は、万死に値する。
#「上」の続きだが、ワシ、それで、「盗聴ホウの運用の詳細」について尋ねようと、サッチョウに電話を放り込んだが、所管は「刑事キョクの刑事企画課」とわかっておったんで、そこに繋いでもらおうと思ったら、広報に回されたんで、その旨、シツモンしたんだ。そしたら、「そういうのは、各都道府県(警察ホンブ)でやっていることなので、そっちで聞いてくれ」って言われたで(笑)
ま、いちおう、ワシの名前は名乗ったんだが、キシャ倶楽部に所属しておらん、どこの馬の骨かわからんような人間には、この程度の対応だわなあ。要は、あの寺澤有並みに、ナメ切って、バカにしマクっておるんだ(怒)
#さらに続きで、盗聴ホウってのは、条文をよく見ると、ワケのわかんねえことがイッパイあってだな、例えば、第14条には、「他のハンザイの実行を内容とする通信の傍受」ってのがあるんだな。現行では「薬物、銃器、組織的サツジン、集団密航」の4つの戒名に、適用を絞ってはおるものの、ところが、この第14条では、その4つ以外の、「1年以上の懲役、もしくは禁固」に相当するハンザイについても、ちゃんと、「盗聴できまーす!」って書いてあるんだよな。だから、ほとんどのハンザイだわなあ。
ただ、その4つ以外のハンザイだと、サイバン所に証拠として提出できないだけで、それゆえ、「この4つ以外の他のハンザイ」については、国怪への報告義務はないから、全くオモテには出てこん。だから、水面下で行われておる「盗聴ソーサの実態」ってのは、まさに「ヤミ」なんだよな。
本来であれば、「元祖・警察ストーカー」こと、寺澤有が、ギチギチとド腐れケーサツを締め上げなアカンのだが、今や、取材能力が磨耗して、これ見よがしの「ヒミツ保全ホウアンはケシカラン訴訟」を振り回すのが、関の山なんだわな。あの寺澤に成り代わって、ワシが違法盗聴しマクリンスキーのド腐れケーサツ(&自衛隊)を、ブッ壊してやる!
#で、今朝(=6・15)の朝日に、例の集団的自衛ケンのいじくり回しモンダイで、じつは独逸でも90年代に、同様の「解釈改憲」ってことで、軍隊をNATO域外にハケンできるようにしたってんだな。それで、アフガンのISAF(国際治安支援ブタイ)に独逸は軍を送り込んだってんだが、コイツも、いちおう、「平和貢献のための後方支援」ってのが、お題目だったんだそうだ。
ところが、02年から今年6月初旬までの独逸軍兵士の死者は55人に上り、うち35人は自爆テロや戦闘によって犠牲になっておるってんだな。記事の中でも「戦闘地域と後方支援のゲンバが分けられるという考えが、幻想」とあったんだが、そもそも、戦局ってのは生き物だからな。状況は刻一刻と変わってゆくんだから、「昨日は後方支援のゲンバであっても、今日は前線になる」ってのは、ゴマンとある。とりわけ、ゲリラ戦に関しては、そうした「仕分け」をすること自体、無意味だからな。
今度の自公による茶番劇が、「平和憲法の骨抜き」であるのなら、それはどういうことかいうと、自衛隊も含めて、グン隊ってのは、そもそも「暴力ソーチ」なんだから、それに「いかに、歯止めをかけるか」というのが、立憲主義だ。「憲法はケンリョクを縛るものだ」という本懐は、まさに、そこにある。
#んで、その「世紀の悪法」こと、ヒミツ保全ホウアンに関して、去年の「12・4」に、琉球朝日報道が夕方のニュースでOAしておったんだが、その下敷きとなっておる戦前の「軍機保護ホウ」との絡みで、オキナワでの集団自決において、「ニッポン軍の誘導、命令」があったっていうのは、ま、自明の理なんだよな。
ところが、じつは、そうやって、オキナワの住民を集団自決に追いやった最大の理由ってのは、「生きて虜囚の辱めを受けず」といったキレイゴトではのうてだな、ニッポン軍は、飛行場の建設をはじめとして、住民を総動員したことで、そうした、連中的には「軍のキミツ」だわな。「それ」が、敵の捕虜となって、喋られるのを恐れて、コロシにかかったってんだよな。
例えば、座間味島では、234人の集団自決者を出し、オキナワの中でも最大の惨劇が起こったところなんだが、ココの戦隊ちょーだった少佐の梅沢裕のジジイが、「ワシは軍命など出しておらん」とシラを切り倒して、『沖縄ノート』を書いた大江健三郎と版元の岩波に対して、恫喝ソショウを起こしておったのは、記憶に新しいわな。
ところが、この座間味島に配属されておったのが、じつは、ヒロシマの江田島で猛訓練を受けておった「陸グン極秘の特攻艇ブタイ」だったっていうことは、おそらく、ほとんど世に知られておらんわな。ちなみに、ワシは、今回、初めて知った。
#「上」の続きだが、この陸グンの特攻艇ブタイは、俗に「暁部隊」とも言われておったんだが、座間味島の住民は、この暁部隊がどんな任務を帯びておったのか、当然、全部、知っておったわけだ。ましてや、当時、部隊は将校以下全員、座間味地区の民家に泊まり込んで、そこの住民とは、諸々、喋り倒しておるわけだから、そうしたことも含め、いろんなことを島の住民は知っておったワケだわな。
だから、ニッポン軍の連中は「米軍がやってきても、ゼッタイに投降するな」と住民に日頃から厳命しておったんだが、だから、「そうやって、投降して捕虜になって、いろんなことを喋られるぐらいだったら、みんなでまとまって、自決して死んでもらおう」ってワケや。
しかし、考えてもみろよ。仮に住民が米軍に投降し、捕虜となって喋ったところで出てくる、そうした「軍事キミツ」など、所詮、たかが知れておるわな。そういう意味で、軍隊っていう「暴力ソーチ」に、そもそも「人命尊重」のカケラなど、微塵もないっていうはもちろんだが、それは戦前では「軍機=軍事キミツ」だったが、今はそれを「特定ヒミツ」に名前を変えて、このド腐れ自公全体主義セー権が、デタラメをヤリマクろうとする方便にしとることに、我々主権者たるコクミンは、目を向けなければならない。
#在阪のフリーのブンヤの尾塚野形のオッサンが、ムショとコーチ所の食事の「民間委託」について、追いかけ回しておるようで、来年(=15年)春の大阪コーチ所を皮切りに、再来年(=16年)春には加古川、岩国、高知のムショでも始まり、ゆくゆくは全国展開するのだそうだ。
塀の中のメシ代は、1人1日(=3食)535円で、収容者総数は67000人なんで、1日ざっと20万食で約3485万円、年間で約131億円にもなる。だから、「塵も積もれば山となる」だわな。で、シャバの食堂だと、値段に占める食材費の割合は、だいたい、35%ということからすると(ちなみに、塀の中の厨房の光熱、水道代は国負担で、タダ)、金額だけで見たら、ムショやコーチ所の食事ってのは、それなりの中身ということになる。
それで、この「6・11」に、赤レンガの大臣官房会計課で、その民間委託業者を選ぶ競争入札があったそうで、尾塚野のオッサンが「どこの業者が落札したんや?」と電話を放り込んで尋ねたら、「個人情報なのでお答えできませーん」と言われ、「このバカモノめが!」とキレてしまったんだそうだ(笑)。ワタミが触手を伸ばしておるというウワサもあって、蓋を開けると、さて、どうなっておるのか。