三井環(元大阪高検公安部長)氏への「裏金公表阻止を狙った口封じ逮捕劇=冤罪事件」を徹底的に弾劾する |
#で、今朝(=11・6)の毎日に、「05・5・31」付のヨミの朝刊が、「中国潜水艦、火災か」「南シナ海、海南島向け曳航」「日米が監視」の見出しで報じた記事に関する情報について、ぼーエイ庁が、未だに「防衛ヒミツ」の指定解除をしておらんかったっていうハナシを、「字」にしておったなあ。
ちなみに、コイツは、そのヨミの記者にネタを流したとして、当時、市ヶ谷の情報ホンブは電波ブの第5課(中国に関する2次情報の処理と分析を担当)の課チョーだった、「北住秀樹」っていう1等空佐が、自衛隊法イハンで書類送検され、「08・10・2」にキソ猶予ショブンになったのを受けて、ぬあんと、「クビ=懲戒免職」にされておったんだよな。
しかし、前もココで書いたんだが、このヨミの記事を見ても、何が、いったい、「防衛ヒミツ」にあたるか、さっぱし、わからんのだよな。ジコを起こしたのは、中国海グン所属の「明」級のディーゼル式攻撃型潜水艦で、「300番台」の艦番号が付いておったってんだよな。でも、こんな潜水艦の型番号を出したところで、わが国のぼーエイっていうか、アホ(=安保)に危害を及ぼすなんて、到底、ありえんからなあ。
#「上」の続きで、もし、何が、連中を騒ぎ立てさせる原因になったかというとだな、記事中に「日米両国のぼーエイ筋が確認した」ってあるように、要は、亜米利加サマがキャッチした情報なんだよな。ま、上空からのスパイ衛星も使っておるだろうし、あと、市ヶ谷の情報ホンブの電波ブってところは、そもそも、あのNSA(=国家アホ局)の下請けだからなあ。
だから、亜米利加サマにしてみるとだな、情報の中身いかんに関わらず、たかがショクミン地の分際で、新聞ネタになるハナシが出たってことが、面白くねえんだろうなあ。
そもそも、ヨミに記事が出たのが、05年5月、市ヶ谷のチョーさ課が、ヒギシャ不詳のまま、陸自の警務タイに刑事コクハツしたのが、その5ヵ月後で、さらに、警務タイが本格ソーサに乗り出したのは、それからまた1年半後の07年1月で、書類送検が08年3月だから、全くもって、意味不明っていうか、ワケがワカんねえんだよな。じつは、何かの別の不祥事があってだな、その巻き添えを食ったっていうか、オマケで刺されたっていうカンジだよなあ(笑)
それで、今回、ぼーエイ庁が、こうやってシンブン報道で公になっても、防衛ヒミツの指定解除をしておらんってのは、ワシに言わせりゃ、「亜米利加サマへのおべっか」以外の何物でもねえよなあ。亜米利加サマを憚りマクってだな、また、勝手に動き回ったら、どんなお仕置きをされるかわかったもんぢゃねえって、ビビりマクっておるんだろうなあ。
#さらに、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」の関係で、今朝(=11・6)の朝日に、「国はヒミツと言い張った」「自衛隊施設の情報公開巡り、闘った那覇市」っていう記事が出ておったなあ。
コイツもまた、市ヶ谷なんだが、自衛隊の那覇基地の対潜水艦作戦センターの「庁舎の資料」を、「そんなもん、バカなシミンに出したら、絶対にアカン!」って、那覇市に恫喝ソショウを起こして、圧力をかけたってんだよなあ。
いや、だってさ、まだ、100歩譲って、核関連シセツならまだしも、ただの自衛隊の庁舎の資料を出さんってのは、「いったい、何様のつもりだよ」だわなあ、ひょっとして、米海グンの潜水艦ってのは、今も「核」を積んで、ニッポンに寄航しとるんぢゃねえかって、勘ぐりたくなるんだよな。っていうか、ワシ、核塔載潜水艦の寄航は、今でもあると思う。そうでなけりゃ、こんなもんまで、わざわざ、隠す必要なんて、ねえからなあ(笑)
あと、この記事と抱き合わせで、小池政行っていうノンキャリアの元外交官が顔出しで喋っておったんだが、外務ショウでは、ヒミツ指定の起案ブンショを書いて、要は、実質的にそのハンダンをしておるのは、「入省10━15年の担当職員」って言っておったな。ポジション的には、課チョー補佐クラスだと思うが、その「特定ヒミツ」とやらは、タテマエ上は「行政キカンの長」が指定するってんだが、実態としては、すべてヤクニンが決めるんだな。
#で、ワシ、最近、刊行されたばっかりの鈴木晟『臨時軍事費特別会計━━帝国日本を破滅させた魔性の制度』(講談社)っていう本を読み始めたとこなんだが、なかなか、オモロイで。
ま、ワシは、知ってはおったんだが、おそらく、一般的には、この「臨時軍事費トクベツ会計」なるものを知っておるのは、ほとんどおらんだろう。コイツは、1937(昭和12)年の盧溝橋ジケンの勃発を機にセッチされた「戦費調達専門」のトクベツ会計なんだが、例によって、デタラメの極致で、このトクベツ会計ってのは、ぬあんと、「戦争の終結までが、1会計年度!」で、その間、陸海軍ショウは、ギカイに対して、決算報告の義務がねえってんだよなあ。だから、ホンマ、事実上、すべてが「キミツ費」そのものなんだよな。
でもって、この臨時軍事費トクベツ会計ってのは、財源のほとんどを「公債」、つまり、借金で賄っておったってんだな。もちろん、「情報公開」なんていう発想はゼロなんだが、こうした「カネの動き」から、戦争を見ていく視点は、ものスンゴク大事だと思う。ワシに言わせれば、コイツは過去のハナシなどではない。現在でも、あのぼーエイ予算なんかは、実質的には、「臨軍トクベツ会計化」しとるようなもんだ。
つまり、「情報公開」というものを葬り去り、例の「特定ヒミツ」とやらで、黒塗り化に躍起になっておる、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」だよなあ。根っこでは、全部、1本の線で繋がっておるからな。心あるブンヤ、すなわち、「報道人=ジャーナリスト」は、今こそ、異議申し立ての声を上げなければならない。
#んで、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」に絡んでだが、例えば、反戦イラク帰還兵の会、アーロン・グランツ『冬の兵士 イラク・アフガン帰還米兵が語る戦場の真実』(岩波書店)という本がある。
コイツは、イラクやアフガンに派兵され、戻ってきた米兵たちが「戦場で体験したこと」を、ありのままに喋った内容をまとめたものだが、ホンマ、「戦場の真実」ってのは、スンゴイからな。その「交戦規則」なるものが、戦場では、絶えず緩み続けた結果、特にイラクでは、米グン兵士による無辜の市民に対する殺傷が、いかに多く行われてきたかを、切々と訴えておる。
いいか、連中はぬあんとしてでも、隠したい「特定ヒミツ」とは、暴力と退廃で溢れマクっておる、戦場、すなわち、「戦争の真実」だ。アホ(=安保)などという、うわべだけのコトバに、ゆめゆめ騙されてはならない。だから、イラクに派兵されておった自衛隊員が、現地で、どういうことをヤラされておったのかなんかも、全部、「特定ヒミツ」で黒塗りしようっていう魂胆だ。
それで言えば、ブンヤってのは、まさに「ペンを握ったヤクザ」なんだから、「だったら、その特定ヒミツ保全ホウアンとやらで、身柄を取れ! 『真実の追及』のためには、ナンボでもムショに入ってやる、このアホンダラが!」っていう気概とカクゴが必要だ。
#で、今朝(=11・8)の朝日に出ておったんだが、昨日から、「衆」でシンギ入りした「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」だが、答弁に立ったアベが言うには、要は「北のわがままおやぢんところの拉致」だわなあ。ぬあんと、コイツも、その「特定ヒミツ」とやらに含まれるってんだなあ(**)
ま、ジム方の内ちょーが用意した原稿を棒読みしとるんだろうが、「外国のコーサク機関が、ニッポン人に対して行う活動」「外国のために非合法な活動に資金等の援助を行う活動」は、その「特定ヒミツ」になるってんだな。そんなこと言ったら、公安ジケンや外事ジケンが、モロ、含まれるわな。こんなもん、社会ブの公安担当は、デカんとこに夜回りに行っても、「そいつは、特定ヒミツやから、喋れんワ!」っていうハナシだぞ。
いや、待てよ、だったら、ワシの『<さるぐつわ>の祖国 北朝鮮拉致被害者たちはなぜ日本で「何もしゃべれない」のか?』(第三書館、ハードカバー・478頁、1800円+税)も、モロ、「特定ヒミツの塊」ってことで、オール黒塗りかよ(呆)
コイツはさ、「言論の自由」とか、「報道の自由」っていう以前に、ワシらブンヤから、メシの種を取り上げるってことだわなあ。消費税増税で飽き足らず、出版妨害までヤラかそうとしとるんだなあ。トンデモねえっていうか、こんなもん、許されるかってんだ、アホンダラが! いやあ、コイツは、ワシも官邸前デモに参加せんとだわなあ。
#「上」の続きで、今朝(=11・8)の朝日の社会面に、戦前、軍機保護法イハンでヤラれた「レーン・宮沢ジケン」を取り上げておったな。コイツは、1941(昭和16)年、北大の学生だった宮沢弘幸サンっていう人が、特高に軍機保護法イハンでタイホされたんだが、容疑事実は、ぬあんと、根室の海グン飛行場といった、シンブンに出ておったり、普通の旅行で見聞きした、「公知の事実」を、英語教師だったレーン夫妻に喋ったていうだけだぞ。
ところが、もっと、トンデモねえのは、当時の大審院(今の隼町)は「海グンが公表しない限り、ヒミツ!」っていう見解を出しておったってんだなあ。いやあ、コイツは、取材記者は「公式発表以外、書くのはまかりならん!」ってことだよなあ。要は、「独自取材はすんな」ってことだわな。
さらにマンガなのは、当時の司法ショウ(今の赤レンガ)は、国怪答弁では、「危険な運用はいたしおらぬツモリ」と、ヌケヌケと喋っておるんだよなあ。まさに、「特定ヒミツは、ゼッタイに、未来永劫までヒミツ!」ってことで、ホウ律の適用範囲も、要は「すべて」っていうことだわなあ。罪刑法定シュギに照らし合わせてみても、まるっきり、ホウ律の体をなしてねえんだよなあ。
うわっ、このヒミツ保全ホウ違反でキソしても、その「特定ヒミツ」は、キソ状はもとより、ハンケツ文でも出てこんのかあ。こんなもん、何でも、「オマエ、特定ヒミツを漏らしやがったな!」で刑事ソツイできるのかあ。まさに、「キチガイに刃物」だよなあ(笑)
#さらに続きだが、例えば、鳥越俊太郎のオッサンは、ザ・スクープSPのOAは、「原発と原爆」を取り上げた「8・11」が最後なんだが、この「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」については、東京シンブンの特報面の特集でチョロっと喋ってから、全然だよなあ。いやあ、コイツは、このタイミングでこそ、OAで仕掛けて、ジャンジャンと報道せんとだよなあ。
だって、そんなムズカシク考えることなんかのうて、第1部で、その戦前の軍機保護法イハンの「レーン・宮沢ジケン」を取り上げて、第2部は西山太吉を引っ張り出して、顔出しで喋らせれば、すぐ、番組はデキるからなあ。西山太吉も、まだ、喋っておらんことはあるだろうし。
鳥越のオッサンは、確か、65年入社だから、西山ジケンんときは、既に社におって、リアルタイムで知っとるんだからなあ。このヒミツ保全ホウアンについては、ベテランのブンヤっていうか、「報道人=ジャーナリスト」が、もっとハラ括って、異議を唱えんと、だ。ホンマ、「戦前の亡霊」が出てくるっていうハナシなんだから、こうしたキナ臭いネタの扱いってのは、「取材経験の蓄積」がモノを言う世界だ。がんから完全復帰したんだから、ココは、本業に邁進せんとだよなあ。
#で、今回は久しぶりに、「ベタ記事、恐るべし!」っていうネタなんだが、今朝(=11・9)の毎日と、あと産経だなあ。NY発の共同電で、元は、NYタイムズのスッパ抜きなんだが、CIAが亜米利加の通信大手AT&Tから、通話記録っていえば、要は、メタ・データだわなあ。コイツを、ぬあんと、カネで買うておったってんだよなあ。
今回、CIAが報酬としてAT&Tに支払っておったカネは、「年間1000萬ドル(約9億8000萬円)以上」ってんだよなあ。しかし、コイツは積算根拠なんだろうなあ。1件あたりいくらなのか、それとも、定額制の使い放題みたいに、「回数無制限!」なんかいなあ(笑)
#「上」の続きだが、いずれにしても、CIAは、サイバン所の令状は取っておらんくて、まさに、AT&Tは、ビジネスで、メタ・データを売りマクっておるんだよなあ。いやあ、すべてカネでカタがつくっていうんか、ま、資本シュギっていってしまえば、それまでなんだが、スンゴイよなあ。しかし、本来、もっと共同原稿を使うハズの東京、神奈川の両シンブンは出ておらんくて、載っけた毎日、産経も、扱いはベタだから、見落としとる読者もイッパイおるだろうしなあ。
もし、ニッポンに置き換えれば、NTTが、顧客の通話記録を、公安ケーサツetcにカネで売っておるっていうハナシだよなあ。さすがに、そこまでのモラル・ハザードってのは、ニッポンではねえと思うんだが、でも、令状ナシでも、「どうぞ、どうぞ、ケーサツ様だったら、見てもチョーOK!」ってのは、メタ・データはもちろんのこと、コンテンツでも、たぶん、ヤリマクっておるで(笑)
#さらに続きだが、今朝(=11・9)の産経のオピニオン面に、高畑昭男ってのが、「通信傍受の効用を冷静にハンダンせよ!」って書いておるんだが、この高畑のおやぢってのは、今の肩書は白鷗大教授ってんだが、元は毎日でウィーン駐在とかでおったんだよな。それから、産経に引き抜かれて、確か、DCあたりの海外駐在をヤラされておったんだよな。そういう意味では、あの古森義久と経歴的にクリソツだわなあ。
ま、この高畑のおやぢの言ってるのは、「プライバシー侵害なんていう、うるせえことなんか、全然、気せんでエエから、ちょー報キカンは、盗聴をジャンジャンとヤリマクれ!」って、NSA(=国家アホ局)以下のケツを叩きマクっておるんだよなあ。
ふーむ、経歴を見ると、この高畑のおやぢは、73年ICU卒で、毎日シンブン入社ってことは、「73年組」ってことかよ。で、千葉シキョク、学芸ブを経て、外信ブかあ。うわっ、ジケン取材の経験が、ほぼゼロかあ。世の中のウラを全然、知らんから、こんなノー天気なことを、ウジャウジャと書き飛ばせるんだよなあ。よもや、自分のケータイが、盗聴のターゲットになりうるかもしれんなんて、夢にも思ってねえよなあ。
それと、このテの経歴のシンブン社の人間ってのは、あー、産経に移ってからは、ロンセツ畑が長かったのかよ。官房キミツ費から、講演料とか、クルマ代、あと、勉強会と称して、内閣カンボーの連中と飲み倒したりとか、ヤリマクってそうだよなあ。そうでねえと、なかなかココまでは、書けんで(笑)
#んで、今日(=11・9)、ワシんとこの近所に貼ってあった共産トウのポスターに、「来年4月からの消費税増税の中止を」ってことで、目ん玉の入ったがま口財布が、「まだ、あきらめません!」って気勢を上げておったなあ。ってことは、まだ、消費税率8%引き上げを止める方法が、何かあるってことかよ?
極端なハナシ、来年の通常国怪で、今年度末までに「税率引き上げ凍結ホウアン」が通れば、もちろん、ご破算にはデキるんだが、状況的にはそれは不可能に近いよなあ。例えば、アベが「やっぱり、8%に上げるのを、やーめた!」と言っちゃえば、5%据え置きになるってことかよ? 須らくそうなんだが、簡単にギブアップしてしもうたら、アカンってことだわなあ。しかし、今度の代々木のポスターは、「へえー」だったなあ。
#で、今朝(=11・10)の毎日に、その「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」で、「ヒミツの範囲、民主案より拡大」ってことで、従来の「①防衛②外交③公共の安全及び秩序の維持」から、③が2分割されて、「③特定有害活動の防止④テロリズムの防止」の4項目に増えたんだが、その③の「特定有害活動」なあ。ワシ、今回、初めて目にしてビックリしたんだが、「特定有害活動(スパイ活動など)」と、カッコ内の表記が加わって、いつの間にか、この特定有害活動ってのが、「スパイ活動」にスリカエられておるんだよな。
だって、この適用4項目ってのは、ホウアンのケツんところの別表で、初めて出てくるんだが、しかし、ココでは、その特定有害活動については、いかなる説明も、一切ねえんだよな。だから、ワシ、この「特定有害活動」って、いったい、何のことだろうと思っておったんだが、突然、今朝の毎日シンブンを見たら、「スパイ活動や!」っていうふうになっておってだな、ワシ、「ひょえー」って、目ん玉が飛び出そうになったで(**)
だったらさ、ホウアンには、バカな下々のコクミンでも、ちゃんと、わかるようにさ、「ちょー報活動」って書かんとだよなあ。毎日も毎日で、「特定有害活動=スパイ活動など」っていう、内ちょーの宣伝を垂れ流すんでのうてさ、ニッポン語をどう理解したら、こんな解釈っていうか、最早、デッチ上げのレベルだよなあ。まかり通るのかってのを、問い詰めんと、だわなあ。ホンマ、こんな「罪刑法定シュギ」の存在しとらんホウアンが、ホウ律として、通用しうるのかよ? だって、あのハシストにすら、ハンタイされとるんだもんなあ(笑)
#「上」の続きだが、今朝(=11・10)のヨミに、その「ゼッタイに当たらんMDこと、ミサイルぼーエイ」だが、コレまでの迎撃体制は、海上配備のイージス丸からのSM-3と、地上配備のPAC-3による2本立てだったんだが、そこに、今後、地上配備用のSM-3に、現行の射程距離20km未満のPAC-3より、少しは射程距離が伸びとるんだな。その同様に地上配備のTHAADの2つを追加し、計4本立てのイチモツで、ニッポンの上空を通過して、亜米利加に向かう大陸間弾道ミサイルを撃ち落とすってんだが、でもさ、コイツは、その「特定ヒミツ」とやらと、違うんかよ?
だってさ、そのヒミツ保全ホウアンのケツにある別表で、「①防衛」については、まさに、「装備の性能や運用に関すること」って、ちゃんと書いてあるからなあ。しかし、このホウアンは、「報道目的」においては、その罰則を適用しないってことなのかよ。でも、このネタを漏らした市ヶ谷の人間の扱いは、どうなるんだろうなあ。北朝鮮はもとより、中国だって、ニッポンには大使館があって、各紙の記事を目を皿にして読んでおるからなあ。
しかし、この「世紀の悪法=ヒミツ保全ホウアン」って、ワケがワカんねえのは、こうやって、ホウアンに明示してある特定ヒミツに該当しとる内容が、ダダ漏れOKっていう一方でさ、いきなり、「特定有害活動」ってのが、何の前触れもなく、「スパイ活動」ってことにスリカエられてさ、ったく、デタラメ放題の極致だよなあ。
#さらに続きで、今朝(=11・10)の東京シンブンに、市ヶ谷の情報ホゼン隊って言って、前はチョーさ隊を言っておったんだが、ま、戦前の憲兵隊みてえなもんで、要は「スパイ狩り」をするところだよなあ。
で、そこが、イラク戦争に反対しておった市民団体を監視しておったとして、報告ショに名前を出されておった人らが、市ヶ谷を相手取って国賠訴訟を起こしておって、1審では計30萬円の支払いを命じておって、今、原告と被告の双方が控訴して、2審に入っておるんだな。
それで、東京シンブンの編集イインをしておる半田滋のオッサンが、「2010・12・8」に札幌市であった集会に出席して、いろいろと喋ったってんだが、ちゃんと情報ホゼン隊もメンツを潜入させて、その内容を週報にまとめて、内部向けに配っておったってんだなあ。
#「上」の続きで、その市ヶ谷の情報ホゼン隊発行の『週報』に出ておる、半田滋のオッサンの発言ってのは、10年12月ってのは、当時、民主トウのセー権だよなあ。「北沢ぼーエイ大臣は、3ダイヤ重工、川崎重工のような大企業だけではなく、その下に何千社もの零細企業がぶら下がっているので、その企業を救うためにも、武器輸出3原則が必要であると述べている」「自衛隊は専守ぼーエイの基盤的防衛力を謳っているが、民主トウは動的抑止力へ移行させようとしている」かあ。
内容的には、当時の事情を、正確に解説しておった思うんだが、半田はオッサンは、記事ん中で「報告は事実を歪めている」「週報は明らかに不正確!」って反論しておるのかあ。そのへんは「言った、言わん」の水掛け論になりそうだが、でも、情報ホゼン隊が、こんな「イラク戦争反対」を訴えておる市民団体を監視するなんてのは、だって、それが「本来の任務」だからなあ(笑)。そんな「(情報ホゼン隊が)守るのは、コクミンでのうて、自衛隊!」ってのは、何を今更のハナシだからな。
もっと言えばさ、ブンヤが、あの情報ホゼン隊のマークを受けんかったら、そんなもん、「安牌」と見なされておるってことだからなあ。でもさ、情報ホゼン隊ってのは、要は「忍者ブタイ」なんだから、盗聴と同じで、こうした汚れ仕事ってのは、「隠れて、コソコソやってこそ、ナンボ」なんだからな。オモテに出された時点で、もう、オシマイだよなあ。アレっ、ひょっとして、この「週報」の中身も、「特定ヒミツ」かよ?
#で、この「11・10」の毎日の朝刊に、仏蘭西の盗聴キカンである対外チアン総局(DGSE)の局チョーをしておったアラン・ジュイエってのが、顔出しでインタビューに応じておって、そのNSA(=国家アホ局)による盗聴だが、「行為自体は、驚くに値しないが、規模は予想を大幅に上回った」って喋っておるんだな。
要するに、通信事業者が、NSA専用の裏口の「覗き穴」をこしらえておるんで、「そこ」から、丸ごとデータを抜き取っておるってことなんだが、そこが、「米インターネット関連企業の協力の強さも、想定を超えていた」っていうところに、つながっておるんだろうなあ。
だから、仏蘭西の場合は、ピンポイントで、要は、ターゲットごとに通信履歴といったメタ・データや、通話内容といったコンテンツを盗み見しとるってことなんだろうな。結局、キモにあるのは、デジタル技術の進化ってことなんだと思うで。
ま、コイツが、アナログの時代だったら、まとめてごっそりデータを抜き取るなんてことは、無理だったワケで、今のように、デジタルでいじくり回して、「コンピュータのプログラム」が、機械を動かしているという状況であるからこそ、こんなことがいとも簡単にデキてしもうんだよなあ。
こういうご時世であるからこそ、手前味噌で恐縮だが、拙著『デジタル・ヘル━━サイバー化監視社会の闇』(第三書館、ハードカバー・542頁、2000円+税)の購読を勧めたい。刊行は04年4月だが、ココでワシが訴えたことは、色褪せるどころか、より重要性を増して、現在に至っておると自負するものだ。